JP3029406U - 傘骨の構造 - Google Patents

傘骨の構造

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JP3029406U
JP3029406U JP1996002170U JP217096U JP3029406U JP 3029406 U JP3029406 U JP 3029406U JP 1996002170 U JP1996002170 U JP 1996002170U JP 217096 U JP217096 U JP 217096U JP 3029406 U JP3029406 U JP 3029406U
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binding portion
umbrella
bones
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JP1996002170U
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Inventor
永 發 徐
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祥昌塑膠企業有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傘の拡開骨4A…を窄めるとき、拡開骨4A
…の一端を縛った金属製の細い紐6の結束部6aにより
手などを損傷しないように、安全に操作でき、外観的に
も優れ、組立作業の効率も向上する傘骨の構造を提供す
ること。 【解決手段】 リング部材50の縦溝50A…の間に嵌
合溝52を設け、この嵌合溝52に金属製の細い紐6の
端部を捩じり合わせることにより生じた結束部6aを押
し込むようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、傘骨の構造、特に、傘の柄に設けられたリング部材と、このリング 部材と支持骨とを連結している拡開骨を結束する部分の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
傘は、雨や直射日光を避けるための道具として日常生活に欠かせないものであ るが、一般に、使用時には簡単に広げることができ、普段は占有空間を少なくす るために容易に折り畳むことができるものが好ましいことから、洋傘が多用され ている。
【0003】 この種、洋傘は、一般に図4に示すような構造を有している。つまり、傘面1 の中央が1本の柄2により支えられ、この柄2の頂端に、リング状に配列された 複数本の支持骨3A,3B,3C…の一端が回動可能に支持されている。これら 支持骨3A,3B,3C…は、その中間部位で拡開骨4A,4B,4C…の一端 と回動可能に連結されているが、この拡開骨4A,4B,4C…の他端は、柄2 に沿って摺動可能に設けられたリング部材5(図5参照)に回動可能に連結され ている。
【0004】 ここの連結構造は、次のようになっている。リング部材5の上端に複数の縦溝 5A,5B,5C…を形成し、この縦溝5A,5B,5C…の軸方向中間位置に 前記リング部材5の外周面に沿うように環状溝5lを形成しておく。そして、各 拡開骨4の端部に開設された通孔(図4の拡大図参照)に1本の金属製の細い紐 6を挿通した後、各拡開骨4の一端を各縦溝5A,5B,5C…に差し込み、環 状溝51の上から前記細い紐6を用いて拡開骨4A,4B,4C…の端部を締め 付け、該紐6の両端を互いに捩じり合わせることにより、各拡開骨4A,4B, 4C…を各縦溝5A,5B,5C…に締め付けつつ連結している。
【0005】 このようにして連結した後に、前記紐6の捩じり合わせた部分(以下結束部6 a)を上方に向って折り曲げ、リング部材5の側壁に密着させる。
【0006】 なお、このリング部材5を柄2に沿って移動すると、拡開骨4A,4B,4C …は、上に向って押され、傘を拡開することになるが、このとき、柄2の所定位 置に設けられた弾性的に突出する掛け金2A(図5参照)がリング部材5と係合 し、傘が開いた状態を保持する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このリング部材5は、傘の使用と組立生産時に下記の欠点がある。 1.前記結束部6aの端部は鋭く尖っていることもあるが、これが拡開骨4A …の外方に突出すると、傘を窄めたときに傘面に当たったりあるいは人が手を拡 開骨に入れて骨を調整する場合に負傷する虞れがある。 2.前記結束部6aが、拡開骨4A…の外方に突出すると、美観を損ね、傘の 高級感を損なう。 3.前記結束部6aの先端部分による負傷を防止するため、当該先端部分を柔 らかなチューブ状部材で覆うこともあるが、この結束部6aは、細いためにチュ ーブ状部を取付けにくく、組立作業能率の低下を来す。
【0008】 本考案は、上述した従来の技術に鑑みてなされたもので、拡開骨を窄めるとき に安全に行なうことができ、外観的にも優れ、組立作業の効率も向上する傘骨の 構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に記載の考案は、リング部材上端の縦溝の 間であって環状溝より軸方向に伸延する嵌合溝を形成し、折り曲げた金属製の結 束部を前記嵌合溝内に押し込み、リング部材の外方に突出しないようにしたこと を特徴とする。 このようにすれば、結束部をリング部材より突出しないように簡単に止めるこ とができ、また、傘面や人の手の損傷を防止できる。
【0010】 請求項2に記載の考案は、嵌合溝を外方より覆う蓋体を設け、結束部がリング 部材の外部に露出しないようにしたことを特徴とする。 このようにすれば、結束部が外部に露出しないので、外観的に好ましく、蓋体 の取付けも従来の柔らかなチューブ状部材よりも容易なため、組立作業能率が向 上する。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る傘骨の構造の実施の形態を示す要部分解斜視図、図2は図 1のリング部材に拡開骨を取付けた状態を示す要部斜視図、図3は蓋体を取付け た状態の断面図である。なお、以下の説明中、図4,5に示す部材と共通する部 材には同一符号を使用することがある。
【0012】 本実施の形態は、洋傘の傘骨に使用されるリング部材50の上端部分と外周面 には、複数個の縦溝50A,50B,50C…が等間隔に設けられ、当該リング 部材50の外周面には、前記縦溝50A,50B,50C…の軸方向中間位置を 通るように1つの環状溝56が形成されている。
【0013】 また、これら縦溝50A、50Bの間には、前記環状溝56より軸方向上方に 向かって伸延する1本の嵌合溝52が形成されている。
【0014】 このリング部材50の嵌合溝52が形成されている部分には、軸方向に突出さ れた凸部53が形成され、前記嵌合溝52を長尺に形成できるようにしており、 また、この凸部53の前記環状溝56に対する反対側には1つの係合穴54を開 設し、この凸部53と係合穴54とにより該嵌合溝52に外方から覆う蓋体55 を取付けることができるようにしている。つまり、蓋体55の上下両端に係合片 55A,55Bを設け、上部の係合片55Aは凸部53に、下部の係合片55B は係合穴54にそれぞれ係合するように構成し、傘の組立が完了した後に、蓋体 55を外方から取付けると、図3に示すように、前記嵌合溝52が蓋体55によ り覆われるようにしている。
【0015】 次に、傘の組立てについて説明する。 まず、各拡開骨4A,4B,4C…を窄め、その一端に開設された通孔に一本 の金属製の細い紐6を挿通した状態で、各拡開骨4A,4B,4C…それぞれを 各縦溝50A,50B,50C…の中に差し込む。
【0016】 そして、紐6の両端を互いに捩じり、拡開骨4A,4B,4C…を各縦溝50 A,50B,50C…の中に締め付けるようにして固定する。この紐6の両端を 互いに捩じることにより生じた結束部6aは、図3に示すように、嵌合溝52中 に押し込む。これにより結束部6aをリング部材50より外方に突出しないよう に簡単に止めることができ、傘面や人の手の損傷を防止できる。
【0017】 また、蓋体55の上端係合片55Aを凸部53に、下端係合片55Bを係合穴 54にそれぞれ係合し、当該蓋体55により嵌合溝52中の結束部6aを外部か ら覆う。このようにすれば、結束部6aがリング部材50の外部に露出しないの で、外観的に好ましく、蓋体5の取付けも従来の柔らかなチューブ状部材よりも 容易なため、組立作業能率が向上する。
【0018】 ただし、この結束部6aを嵌合溝52中に押し込む前に、結束部6aに蓋体5 5を当てて、この蓋体55を介して結束部6aを嵌合溝52中に押し込むように しても良い。このようにすれば、作業者等は、結束部6aの先端により手を損傷 する虞れが防止できる。
【0019】 以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたもの であって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記 実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更 や均等物をも含む趣旨である。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案は、傘のリング部材より突出する金属 製の細い紐からなる結束部を嵌合溝内に押し込むようにしたので、結束部をリン グ部材より突出しないように簡単に止めることができ、また、傘面や人の手の損 傷を防止できる。
【0021】 また、前記嵌合溝を外方より蓋体により覆うと、結束部がリング部材の外部に 露出せず、傘の組立て作業上あるいは使用上での安全を保ち、美観も良いものと することができる。しかも、蓋体の取付けも従来の柔らかなチューブ状部材より も容易なため、組立作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の形態を示す要部分解斜視図で
ある。
【図2】 図1のリング部材に拡開骨を取付けた状態を
示す要部斜視図である。
【図3】 同実施の形態の蓋体を取付けた状態の断面図
である。
【図4】 従来の洋傘の全体の構造図である。
【図5】 従来の洋傘のリング部材を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2…柄、 3A,3B,3C…
支持骨、4A,4B,4C…拡開骨、 6…紐、6
a…結束部、 50…リング状部材、
50A,50B,50C…縦溝、 52…嵌合溝、53
…凸部、 55…蓋体、56…環状
溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘の柄(2)に対し拡開縮小可能に設けら
    れた複数本の支持骨(3A,3B,3C)と、前記柄(2)に沿って
    摺動可能に設けられたリング状部材(50)と、前記各支持
    骨(3A,3B,3C)とリング状部材(50)を連結する拡開骨(4A,
    4B,4C)と、前記リング部材(50)の上端に形成され前記拡
    開骨(4A,4B,4C)の端部が嵌挿される複数個の縦溝(50A,5
    0B,50C)と、当該リング部材(50)の外周面に形成され前
    記縦溝(50A,50B,50C)の中間位置を通るように形成され
    た1本の環状溝(56)と、各拡開骨(4A,4B,4C)の窄めた一
    端を各別に各縦溝(50A,50B,50C)の中に差し込んだ状態
    で前記環状溝(56)上で縛る金属製の細い紐(6)とを有す
    る傘骨の構造において、 前記リング部材(50)の中の縦溝(50A,50B,50C)の間に前
    記環状溝(56)から軸方向に向かって伸延する嵌合溝(52)
    を設け、前記金属製の細い紐(6)の端部を捩じり合わせ
    ることにより生じた結束部(6a)を前記嵌合溝(52)内に押
    し込むようにしたことを特徴とする傘骨の構造。
  2. 【請求項2】 前記リング部材(50)は、前記環状溝(56)
    に対応する端部に形成した凸部(53)と、該凸部(53)から
    前記環状溝(56)まで軸方向に伸延する前記嵌合溝(52)と
    を有し、当該嵌合溝(52)内に押し込まれた前記結束部(6
    a)を外部から覆うように蓋体(55)を取付けたことを特徴
    とする請求項1に記載の傘骨の構造。
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