JPH038785Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH038785Y2
JPH038785Y2 JP1983171990U JP17199083U JPH038785Y2 JP H038785 Y2 JPH038785 Y2 JP H038785Y2 JP 1983171990 U JP1983171990 U JP 1983171990U JP 17199083 U JP17199083 U JP 17199083U JP H038785 Y2 JPH038785 Y2 JP H038785Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
door
base
leaf spring
engagement protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983171990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6080275U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17199083U priority Critical patent/JPS6080275U/ja
Publication of JPS6080275U publication Critical patent/JPS6080275U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH038785Y2 publication Critical patent/JPH038785Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hinges (AREA)
  • Hinge Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、家具の扉の取付けに用いるヒンジに
関するものである。
(従来の技術) 従来、ヒンジにおいて、その開閉を円滑にする
ためいわゆるキヤツチ機構、すなち、扉を閉じた
状態にロツクするとともに、開いたた扉を閉じる
際には、一定角度まで閉じるとばねの付勢力によ
り扉を自動的に閉じる機構を備えたものがある。
また、特開昭55−26302号公報に記載されてい
るように、保持アームの延長部にヒンジ軸を介し
て可動体を軸支した外側リンクを回動自在に軸支
するとともに、上記保持アームと上記可動体とを
内側リンクにて回動自在に軸支し、上記ヒンジ軸
に板ばねの中間部を支持し、この板ばねの一方の
アームを上記保持アームに支持させるとともに、
板ばねの他方のアームを上記内側リンクの突起に
係合させる構造が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のヒンジ、特にいわゆるパンタグラフ式の
ヒンジにおいては、上記キヤツチ機構は単にばね
だけでなく、ローラおよびこれらばねやローラを
装着するための軸などを上記ヒンジと別体に要
し、部品点数が多く構造が複雑であつて、組立に
手間がかかり、ヒンジ自体のコスト高の要因とな
つている。
また、上記特開昭55−26302号公報に記載の構
造では、ヒンジ軸に支持した板ばねの両方のアー
ムは、それぞれ保持アームと内側リンクに対して
常時圧着する状態で係止する必要があるので、そ
の板ばねの組付けに面倒な手数を要し、また、内
側リンクの突起は常時板ばねの他方のアームによ
つて支持されているので、その抵抗によつて扉は
ひとりでにそのつどの位置から動くことがないた
め、扉の開閉がスムーズに行なわれ難いという問
題がある。
そこで、本考案は、このような点に鑑みなされ
たもので、部品点数が少なく構造が簡単でしかも
扉の開閉を付勢する板ばねの組付けが容易で、扉
の開閉をスムーズに行なうことができるヒンジを
提供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案のヒンジは、家具の本体2に取付けられ
る基体1と、上記家具の扉12に取付けられる可
動体11と、上記基体1に基端部が回動自在に連
結されるとともに先端部が上記可動体11の一側
部に回動自在に軸支された第1のアーム31と、
基端部が上記基体1の一端部に軸44にて回動自
在に軸支されるとともに中間部が上記第1のアー
ム31の中間部に軸45にて回動自在に軸支され
た中間アーム41と、基端部が上記中間アーム4
1の先端部に軸54にて回動自在に軸支されると
ともに先端部が上記可動体11の他側部に回動自
在に軸支された第2のアーム51とを備えたヒン
ジにおいて、上記第1のアーム31の中間部に上
記中間アーム41の中間部に向かつて突出する係
合突起35を形成し、上記中間アーム41の基端
部を軸支した前記軸44と先端部を軸支した前記
軸54との間に板ばね61を張設支架し、この板
ばね61の中間部に上記係合突起が係脱する彎曲
凹部62及び係合突部63を形成したものであ
る。
(作用) 本考案のヒンジでは、家具の本体2にヒンジを
介して家具の扉12を開閉自在に連結した状態に
おいて、本体2に対して扉12が開閉。動される
ものであるが、この扉12が閉状態のときには、
第1のアーム31の係合突起35の先端部は板ば
ね61の彎曲凹部62から外れて係合突部63に
係合するとともに、この板ばね61の係合突部6
3と第1のアーム31の係合突起35との付勢係
合によつて扉12の閉状態がロツクされる。
また、扉12を徐々に開くと、中間アーム41
の回動につれて係合突起35の先端部が板ばね6
1の付勢力に抗して板ばね61の基端側の係合突
部63を乗り越て、係合突起35の先端部が彎曲
凹部62の内側に入り込み板ばね61による係合
突起35への付勢力は減少され扉21が円滑に開
回動され、らに扉12を開くと係合突起35は板
ばね61の彎曲凹部62から外れ、扉12はその
ままさらに大きく開回動される。
また開状態から再び扉12を閉じるときには、
係合突起35が再び係合突部63を乗り越えると
板ばね61によつて係合突起35の一側が急速に
付勢され、扉12を押さなくとも扉12自体が板
ばね61の付勢力によつて自動的に閉じられる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
図において1は家具本体2の側板に取付けられ
る前後方向に延在した基体で、この基体1は、基
板3とこの基板3の左右両側に形成された一対の
相対する側板4とにより断面略コ字形に形成され
ている。そして、上記基板3の基端部には取付用
の切欠き5が形成されているとともに、基板3の
先端部には取付用のねじ孔6が形成され、上記左
右一対の側板4は先端部が上記基板3の先端部よ
り先方に延出されている。
また11は上記家具本体2の扉12の内側に埋
設する可動体で、この可動体11は、凹所13を
形成したキヤツプ体14を有し、このキヤツプ体
14の両側開口縁部にはつば部15が形成されて
いる。そして、この可動体11のキヤツプ体14
が上記扉12の埋設凹部内に埋設されるととも
に、このつば部15が埋設凹部の開口縁部に係合
されて係止されるようになつている。
また21は基部アームで、この基部アーム21
は、基端が上記基体1の基端部寄りに回動自在に
軸支されている。
また31は前後方向に延在した第1のアーム
で、この第1のアーム31は、第1のアーム基板
32と、この第1のアーム基板32の左右両側に
形成された一対の相対する第1のアーム側板33
とにより形成され、この第1のアーム側板33は
基端部が上記第1のアーム基板32の基端部より
後方に延出して形成されているとともに、その先
端部が上記第1のアーム基板32の先端部より先
方に延出され、かつ、その先端部は略L字形に屈
曲して形成されている。そして、この第1のアー
ム側板33の先端部が上記第1のアーム基板32
の先端部より前方に延出されていることにより、
この第1のアーム基板32の先端部は第1のアー
ム31の略中間部に位置され、かつこの第1のア
ーム基板32はその基端部には切欠き34が形成
されているとともに、先端部には先方に突出する
係合突起35が形成されている。
また、上記第1のアーム側板33の基端部は上
記基部アーム31の先端部に回動自在に軸支され
ているとともに、この第1のアーム側板33の先
端部は上記可動体11のキヤツプ体14における
凹所13内の一側部に回動自在に軸支されてい
る。
また41は前後方向に延在した中間アームで、
この中間アーム41は、中間アーム基板42と、
この中間アーム基板42の両側に形成された一対
の中間アーム側板43とにより形成され、上記中
間アーム側板43は側面視略く字形に形成されて
おり、上記中間アーム基板42は上記中間アーム
側板43の先端部寄りに位置して形成されてい
る。そして、上記中間アーム側板43は、その基
端部が上記基体1の側板4の先端部に軸44にて
回動自在に軸支されているとともに、その中間部
が上記第1のアーム31の略中間部に軸45にて
回動自在に軸支され、上記第1のアーム31の中
間部の係合突起35は上記軸45と中間アーム基
板42との間から上記中間アーム41の中間部と
からなる一対の中間アーム側板43間に向かつて
突出している。
また51は前後方向に延在した第2のアーム
で、この第2のアーム51は、第2のアーム基板
52と、この第2のアーム基板52の両側に形成
された一対の第2のアーム側板53とにより形成
されており、第2のアーム側板53はその基端部
が上記中間アーム41の中間アーム側板43の先
端部に軸54にて回動自在に軸支されているとと
もに、先端部が上記可動体11のキヤツプ体14
の凹所13内に他側部に回動自在に軸支されてい
る。
さらに61は前後方向に延在した板ばねで、こ
の板ばね61は、その中間部に上記係合突起35
が係脱する弧状の彎曲凹部62が形成されている
とともに、この彎曲凹部62の開口縁の両側部に
は係合突部63が形成されている。そして、この
板ばね61は、その基端部が上記基体1の側板4
の先端部と上記中間アーム側板43の基端部とを
回動自在に軸支する軸44に巻装されているとと
もに、その先端部が上記中間アーム側板43の先
端部と上記第2のアーム側板53の基端部とを回
動自在に軸支する軸54に巻装されて両軸44,
54間に張設支架され、かつ、その中間部の彎曲
凹部62には上記係合突起35の先端部が係脱自
在に係合され、この板ばね61によつて上記係合
突起35を押圧するように付勢されている。
そうして、上記基体1、可動体11、基部アー
ム21、第1のアーム31、中間アーム41およ
び第2のアーム51により、いわゆるパンタグラ
フ式のリンク機構が構成され、これにより、基体
1に対してリンク機構を介して可動体11が開閉
回動自在に連繋されている。
つぎに、使用にあたつては家具本体2の側板の
内側に基体1をねじ72,73にて連結固定する
とともに、上記家具本体の扉12の内側に可動体
11を埋設してそのつば部15を連結固定する。
したがつて、家具の本体2にはヒンジを介して扉
12が開閉回動自在に連結され、そして、この扉
12は第2図に示す閉状態から第3図に示す開状
態を経て更に第4図に示すように扉12は大きく
開かれる。
そして、扉12が閉状態のときには、上記係合
突起35の先端部は、第2図に示すように板ばね
61の彎曲凹部62の内側から外れて板ばね61
の基端側の係合突部63を越えた部分に当接係合
するとともに、この板ばね61の係合突部63と
第1のアーム31の係合突起35との付勢係合に
よつてこのヒンジを介して扉12の閉状態がロツ
クされる。
ついで、扉12を徐々に開いていくと、中間ア
ーム41の回動につれて係合突起35の先端部が
板ばね61の付勢力に抗して板ばね61を押圧し
つつ板ばね61の板面上を摺動して板ばね61の
基端側の係合突部63を乗り越えて第3図に示す
ように、係合突起35の先端部が彎曲凹部62の
内側に入り込むので、板ばね61による係合突起
35への付勢力は減少されヒンジの回動により扉
12が円滑に開回動され、さらに扉12を開くと
係合突起35は板ばね61の彎曲凹部62から外
れ、第4図に示すように扉12はそのままさらに
大きく開回動される。
また開状態から再び扉12を閉じるときには、
係合突起35が再び板ばね61に当接して彎曲凹
部62の内側面上を摺動し、板ばね61の基端側
の係合突部63を乗り越えると板ばね61によつ
て係合突起35の一側が急速に付勢されるので、
扉12を押さなくともヒンジ自体ひいては扉12
自体が板ばね61の付勢力によつて自動的に閉じ
られる。
なお、上記実施例において、第1のアーム31
は、第1のアーム側板33の基端が基部アーム3
1の先端に回動自在に軸支されて、上記リンク機
構を形成しているが、上記基部アーム21を設け
ず、上記基体1の一対の側板4にそれぞれ長手方
向のガイド孔を穿設し、このガイド孔内に摺動自
在に挿通されるピンによつて上記第1のアーム側
板33の基端部を回動自在に軸支してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、基体1に第1のアーム31、
中間アーム41及び第2のアーム51を介して可
動体11を開閉回動自在に軸支したヒンジにおい
て、上記第1のアーム31の中間部に係合突起3
5を形成し、上記中間アーム41の両端部を軸支
した軸44,54間には上記係合突起35が係脱
する彎曲凹部62及び係合突部63を有する板ば
ね61を張設支架したので、可動体11を有する
扉12を閉じた状態では第1のアーム31の係合
突起35に板ばね61の係合突部36が係合して
扉12を確実にロツクすることができ、また扉1
2を開き係合突起35から係合突部63が外れて
この係合突起35に彎曲凹部62が臨むとともに
扉12をスムーズに開回動することができる。ま
た、可動体11は中間アーム41を介して大きく
回動できるように基体1に軸支するとともに、板
ばね61の中間部には可動体11を大きく開回動
した場合に第1のアーム31の係合突起35が係
合しない彎曲凹部62を形成したので、可動体1
1を大きく開回動した状態において板ばね61を
簡単かつ容易に組付けることができる。さらに、
第1のアーム31の中間部に係合突起35を形成
するとともに、この係合突起35に当接して押圧
する板ばね61を設けただけで、いわゆるキヤツ
チ機構が形成されるので、部品数が少なく、構造
が簡単で組立ても容易で安価に提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
ヒンジの平面図、第2図は同上閉状態を示す縦断
側面図、第3図は同上開閉途中を示す縦断側面
図、第4図は同上開状態示す縦断側面図である。 1……基体、2……家具の本体、11……可動
体、12……扉、31……第1のアーム、35…
…係合突起、41……中間アーム、44,45,
54……軸、51……第2のアーム、61……板
ばね、62……彎曲凹部、63……係合突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 家具の本体2に取付けられる基体1と、上記家
    具の扉12に取付けられる可動体11と、上記基
    体1に基端部が回動自在に連結されるとともに先
    端部が上記可動体11の一側部に回動自在に軸支
    された第1のアーム31と、基端部が上記基体1
    の一端部に軸44にて回動自在に軸支されるとと
    もに中間部が上記第1のアーム31の中間部に軸
    45にて回動自在に軸支された中間アーム41
    と、基端部が上記中間アーム41の先端部に軸5
    4にて回動自在に軸支されるとともに先端部が上
    記可動体11の他側部に回動自在に軸支された第
    2のアーム51とを備えたヒンジにおいて、 上記第1のアーム31の中間部に上記中間アー
    ム41の中間部に向かつて突出する係合突起35
    を形成し、 上記中間アーム41の基端部を軸支した前記軸
    44と先端部を軸支した前記軸54との間に板ば
    ね61を張設支架し、この板ばね61の中間部に
    上記係合突起35が係脱する彎曲凹部62及び係
    合突部63を形成したことを特徴すとるヒンジ。
JP17199083U 1983-11-07 1983-11-07 ヒンジ Granted JPS6080275U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17199083U JPS6080275U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 ヒンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17199083U JPS6080275U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 ヒンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6080275U JPS6080275U (ja) 1985-06-04
JPH038785Y2 true JPH038785Y2 (ja) 1991-03-05

Family

ID=30375029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17199083U Granted JPS6080275U (ja) 1983-11-07 1983-11-07 ヒンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6080275U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT16872U1 (de) * 2016-02-26 2020-11-15 Blum Gmbh Julius Stellarmantrieb

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626302A (en) * 1979-08-08 1981-03-13 Mitsubishi Electric Corp Illuminator for discharge lamp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626302A (en) * 1979-08-08 1981-03-13 Mitsubishi Electric Corp Illuminator for discharge lamp

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6080275U (ja) 1985-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0611345Y2 (ja) 開閉装置
JPH038785Y2 (ja)
JP2978129B2 (ja) 2軸型裏蝶番
JPH10131591A (ja) 車両開閉体のヒンジ機構
JP3338398B2 (ja) 自動ロック機構付きステー装置
JPH0355724Y2 (ja)
JPS5854533Y2 (ja) 扉用停止金具
JPH0351603B2 (ja)
JP2878684B1 (ja) ロック機能付きスライドレール装置
JP2520300B2 (ja) 左右両開扉装置
JP3168532B2 (ja) 引き戸開閉用ダンパー
JPH10110568A (ja) 隠し蝶番
JP2523100Y2 (ja) 車両用サン・ルーフのデフレクター保持装置
JPS6168982A (ja) 自動車のスライド式ドアのハンドル構造
JP3082910B2 (ja) 折戸用二軸蝶番
JP2540371Y2 (ja) 折り畳み扉の開閉装置
JPH0337358Y2 (ja)
JPH0122065Y2 (ja)
JPH0738949Y2 (ja) 鍵盤蓋開閉装置
JPH028066Y2 (ja)
JPH0326858Y2 (ja)
JPH031573Y2 (ja)
KR100265879B1 (ko) 도어용 경첩
JPH10121833A (ja) 収納ボックスリッドの開閉装置
JPH06158950A (ja) 観音開き扉の召合せ装置