JP2000340380A - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置

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JP2000340380A
JP2000340380A JP14672599A JP14672599A JP2000340380A JP 2000340380 A JP2000340380 A JP 2000340380A JP 14672599 A JP14672599 A JP 14672599A JP 14672599 A JP14672599 A JP 14672599A JP 2000340380 A JP2000340380 A JP 2000340380A
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JP
Japan
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discharge lamp
electrodeless discharge
frequency power
power supply
overshoot
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JP14672599A
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Shinji Makimura
紳司 牧村
Hiroshi Kido
大志 城戸
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無電極放電灯の始動後に構成素子に加わるス
トレスを低減する。 【解決手段】 オーバーシュートの発生を検出するため
に、比較器IC2 、抵抗R20〜R23、コンデンサC30
ダイオードD12を設ける。そして、比較器IC 2 の出力
端子からの電圧レベルがオーバーシュートの発生を示す
ローレベルであれば、交互にハイ/ローに切り替わる
(間欠動作用)信号をダイオードD11を介してトランジ
スタQ31のゲートに出力するタイマ回路10を設ける。
これにより、オーバーシュートが発生すると、増幅部
2,5の動作が間欠動作となって、コイル8の両端電圧
がオン/オフを繰り返す間欠発振となり、出力が低減す
る。この結果、高周波電源A、マッチング回路4および
コイル8などの構成素子に加わるストレス低減が可能に
なり、素子の寿命が短くなるのを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無電極放電灯を点
灯させる無電極放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無電極放電灯に高周波電力を供給
して発光させる無電極放電灯点灯装置が種々提案されて
いる。
【0003】図14は無電極放電灯の概略構成例を示す
ブロック図、図15は図14に示す無電極放電灯の従来
の具体構成例を示す回路図で(特開平7−326483
号公報参照)、これらの図に示す無電極放電灯点灯装置
は、直流電源Eと、直流電源Eからの電力供給を受け高
周波電力を出力する高周波電源Aと、高周波電源Aの出
力端間に接続される高周波電力供給用のコイル8と、こ
のコイル8の近接に配置されガラスバルブ内に不活性ガ
スおよび金属蒸気などの放電ガスを封入して成る無電極
放電灯7とを備えて構成されている。
【0004】図16は無電極放電灯7にコイル8が近接
配置される様子を示す図で、この図に示す例では、コイ
ル8は無電極放電灯7に近接して配置され、無電極放電
灯7は凹入部71を有し、凹入部71に排気管72が接
続され、排気管72内にはアマルガム73が保持されて
おり、無電極放電灯7の最冷点部となっており、無電極
放電灯7はケース70に固定され、無電極放電灯7が点
灯したとき、リング状のプラズマ放電PDが形成され
る。
【0005】図15に戻って、高周波電源Aは、直流電
源Eの両端に接続される発振回路1と、直流電源Eの両
端に接続され発振回路1の信号を受けて増幅された高周
波電力を出力する増幅部2,5と、無電極放電灯7と増
幅部2,5との間に設けられるマッチング回路4とから
構成されている。
【0006】発振回路1は、コンデンサC7 ,C8 ,C
14,C16、抵抗R4 〜R7 およびトランジスタQ2 のほ
か、水晶振動子Xを用いた回路であり、コイルL6 、コ
ンデンサC15により低Qの同調回路を構成し、無調整の
発振器としている。
【0007】増幅部2は、プリアンプとして発振回路1
の発振出力を増幅するもので、増幅部5は、メインアン
プとして増幅部2の出力をさらに高周波電力増幅するも
のである。ここで、増幅部2は、トランジスタQ4 によ
りC級増幅を行う。抵抗R3およびコンデンサC6 が具
備され、コイルL5 ,コンデンサC17により発振周波数
に同調するようにしている。抵抗R8 〜R10は減衰器を
構成し、抵抗R11は、コイルL5 のトランジスタQを下
げるために入れている。
【0008】増幅部5は、トランジスタ(具体的にはパ
ワーMOSFET)Q5 による増幅器となっている。コ
ンデンサC5 ,C18およびコイルL4 が具備されている
ほか、コイルL7 は、トランジスタQ5 の入力容量を打
ち消すために入れてあり、抵抗R12はトランジスタQ5
の入力インピーダンスを増幅部2の出力と整合させるた
めに入れてある。
【0009】フィルター回路3は、コイルL3 およびコ
ンデンサC4 などから構成され、高周波が直流電源Eに
帰還することを防いでおり、マッチング回路4は、コン
デンサC19,C20,Cver により構成され、増幅部5の
出力と後段の無電極放電灯7およびコイル8との間に設
けられ、両方のインピーダンスのマッチングを取って反
射をなくし、無電極放電灯7に効率よく高周波電力を伝
達するものである。
【0010】無電極放電灯7は、ガラスバルブ内に不活
性ガス、金属蒸気などの放電ガスを封入したものであ
り、この外周には近接して数ターンの空心コイルである
高周波電力供給用のコイル8が巻回され、高周波電力を
無電極放電灯7内の放電ガスに供給している。
【0011】調光回路6は、トランジスタ(MOSFE
Tなど)Q3 と、ゲートに接続された放電抵抗R14から
なり、トランジスタQ3 のドレインは、増幅部2のトラ
ンジスタQ4 のベースに、ソースはグランドに接続され
ている。そして、トランジスタQ3 のゲートには外部よ
り調光制御信号が入力されるようになっている。
【0012】過電流保護回路9は、トランジスタ(MO
SFETなど)Q31と、ゲートに接続された放電抵抗R
18と、抵抗R1 と、比較器IC1 と、直流電源Eの両端
に接続される抵抗R15,R16の直列回路と、抵抗R1
両端に接続される抵抗R17とコンデンサC21との直列回
路とを備え、抵抗R15,R16の接続点と比較器IC1
−端子とが接続され、抵抗R17とコンデンサC21との接
続点と比較器IC1 の+端子とが接続されている。そし
て、過電流が流れると過電流保護回路9の作用により無
電極放電灯7は消灯する。
【0013】以下、動作状態を簡単に説明する。今、直
流電源Eからの直流電圧を受けると発振回路1が発振を
開始し、増幅部2に発振回路1の信号が伝達されて増幅
され、増幅部5に増幅された信号が伝達されてさらに増
幅される。増幅部5にて増幅された高周波電圧は、無電
極放電灯7の球状の外周に沿って近接配置されたコイル
8に印加される。そして、コイル8に数MHzから数1
00MHzの高周波電流を流すことにより、コイル8に
高周波電力を発生させ、無電極放電灯7に高周波電力を
供給し、無電極放電灯7内に高周波プラズマ電流を発生
させて紫外線もしくは可視光を発生するようになってい
る。
【0014】次に、調光制御信号が調光回路6に入力さ
れた場合を説明する。
【0015】Lレベルの調光制御信号が入力された場
合、先に説明した場合と同様となり、トランジスタQ3
のドレイン・ソース間はオープン状態となり、トランジ
スタQ 4 のベースには発振回路1からの出力が正常に加
わり、無電極放電灯7は点灯する。
【0016】Hレベルの調光制御信号が入力された場
合、トランジスタQ3 のゲートに十分高い電圧(例えば
NEC製の2SK654では6V以上)が印加される
と、トランジスタQ3 のドレイン・ソース間はオン状態
となり、その結果、トランジスタQ4 のベース・エミッ
タ間が短絡されベース電圧は0となり、増幅部2での増
幅が行われず、無電極放電灯7は消灯する。ここで、抵
抗R8 〜R11は、負荷変動の影響を小さくするために設
けられている。
【0017】このように、調光制御信号のH,Lレベル
の信号の比率を適当に設定し、無電極放電灯7を目にチ
ラツキ感を与えない程度の高繰り返し周期で点滅させる
時分割制御により、任意の調光特性が得られる。また、
このような時分割制御では、発振回路1の発振が停止し
ないため、無電極放電灯7の立ち上がり時間は、調光制
御信号、トランジスタQ3 〜Q5 の立ち上がりにより決
まるため比較的高速になる。点灯中は、発振回路1、ト
ランジスタQ3 および抵抗R14により消費される電力の
み必要なため、不要電力もあまり大きくならない。点灯
時10Wの入力の回路で、1W程度である。そして、点
滅周期を100Hz程度以上にすれば、いわゆるデュー
ティ調光も可能である。
【0018】過電流が抵抗R1 に流れた場合を説明す
る。何らかの原因、例えば、無電極放電灯7の異常によ
るインピーダンスの変化、無電極放電灯7の未装着、無
電極放電灯7の破損または高周波電源Aの異常などによ
り過電流が抵抗R1 に流れると、R1 の両端に過電圧が
発生する。そして、抵抗R16の両端電圧(所定値に設定
されている基準電圧)Vaより、コンデンサC21の両端
電圧Vbの方が上昇すると、トランジスタQ31がオン状
態となり、トランジスタQ4 のベース・エミッタ間が短
終されベース電圧は零となり、増幅部2での増幅が行わ
れず、無電極放電灯7は消灯する。
【0019】そうすると、抵抗R1 に過電流が流れなく
なり、抵抗R16の両端電圧VaよりもコンデンサC21
両端電圧Vbの方が低下し、トランジスタQ31がオフ状
態となり、トランジスタQ4 のベース・エミッタ間が開
放されベース電圧が発生し、増幅部2での増幅が行わ
れ、無電極放電灯7は点灯する。
【0020】このように、何らかの異常が発生した場合
には、その異常が解除されるまで無電極放電灯7を点滅
制御して、直流電源Eからの入力電流の平均値を制限し
て高周波電源Aを保護している。
【0021】なお、特開平9−283289号公報に
は、無電極放電灯と、これに巻回される励起コイルと、
無電極放電灯に高周波電力を供給する高周波電源と、無
電極放電灯と電源側との間のインピーダンスマッチング
をとる整合回路と、無電極放電灯の放電不安定状態を検
出する放電不安定検出手段と、放電不安定状態が検出さ
れると高周波電源の出力電力を低減させる高周波電源制
御手段とを具備する無電極放電灯点灯装置が開示されて
いる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
15に示す無電極放電灯点灯装置では、図14に示すス
イッチ27のオンによる直流電源Eの投入後、無電極放
電灯7が始動して熱的に安定するまでの過程に着目する
と、無電極放電灯7の温度変化に起因して、コイル8の
両端から無電極放電灯7側を見たインピーダンスが変動
し、これにより、高周波電源Aの出力電力Pが大きく変
動する場合がある。すなわち、出力電力Pは、通常、図
17に示す曲線P1のような平坦な特性になるが、場合
によっては曲線P2のように、数分〜数十分程度の間、
安定時の曲線P1で示される出力電力Pを大きく越えて
しまういわゆるオーバーンュートが発生する場合がある
のである。このようにオーバーンュートが発生すると、
高周波電源A、マッチング回路4およびコイル8などの
構成素子にストレスが加わり、それらの寿命が短くなる
という問題が生じる。
【0023】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、無電極放電灯の始動後に構成素子に加わるスト
レスを低減しうる無電極放電灯点灯装置を提供すること
を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明の無電極放電灯点灯装置は、無電
極放電灯と、前記無電極放電灯に近接配置された高周波
電力供給用のコイルと、前記コイルに高周波電力を供給
する高周波電源と、前記コイルと前記高周波電源との間
に接続され、これら両者のインピーダンス整合をとるマ
ッチング回路と、前記無電極放電灯の始動後、そのイン
ピーダンスが安定状態に達するまでの過程で、前記高周
波電源の出力に発生する安定点灯時よりも大きなオーバ
ーシュートの抑制を行う抑制手段とを備えるのである。
【0025】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
電極放電灯点灯装置において、前記抑制手段は、前記高
周波電源の出力インピーダンスと前記マッチング回路の
入力からみたインピーダンスとをアンバランスにするこ
とにより前記抑制を行うものである。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の無電極放電灯点灯装置において、前記抑制手段
は、前記無電極放電灯の最冷点部を加熱することにより
前記オーバーシュートの発生時間を短縮して前記抑制を
行うものである。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項3記載の無
電極放電灯点灯装置において、前記抑制手段は、前記無
電極放電灯の点灯時におけるプラズマ放電から得た熱に
より前記最冷点部を加熱するものである。
【0028】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記オ
ーバーシュートを検出する検出手段を備え、前記抑制手
段は、前記検出手段によって前記オーバーシュートが検
出されると所定時間前記抑制を行うものである。
【0029】請求項6記載の発明の無電極放電灯点灯装
置は、無電極放電灯と、前記無電極放電灯に近接配置さ
れた高周波電力供給用のコイルと、前記コイルに高周波
電力を供給する高周波電源と、前記コイルと前記高周波
電源との間に接続され、これら両者のインピーダンス整
合をとるマッチング回路と、前記無電極放電灯の始動
後、そのインピーダンスが安定状態に達するまでの過程
で、前記高周波電源の出力に安定点灯時よりも大きなオ
ーバーシュートが発生したか否かの検出を行う検出手段
と、前記検出手段により前記オーバーシュートの発生が
検出されると、そのオーバーシュートの抑制を前記高周
波電源の出力制御により行う抑制手段とを備えるもので
ある。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る無電極放電灯点灯装置の回路図で、この図を用いて以
下に第1実施の形態の説明を行う。
【0031】図1に示す無電極放電灯点灯装置は、発振
回路1、増幅部2,5、フィルター回路3、マッチング
回路4、無電極放電灯7およびコイル8を図15に示す
従来の無電極放電灯点灯装置と同様に備えているほか、
その従来の無電極放電灯点灯装置との相違点として、過
電流保護回路9aを備えている。
【0032】この過電流保護回路9aには、図15に示
す過電流保護回路9と同様に、トランジスタQ31、比較
器IC1 、抵抗R1 ,R15〜R17、放電抵抗R18および
コンデンサC21が具備されている。そして、これらの素
子に加えて、比較器IC1 の出力端子とトランジスタQ
31のゲート端子との間にはダイオードD10が介設されて
いる。また、比較器IC2 が設けられ、この+端子には
直流電源Eの電圧を抵抗R20,R21により分圧して得ら
れる電圧Vcが入力される一方、−端子には抵抗R1
両端電圧を抵抗R22およびコンデンサC30によりなる積
分回路を介して得られる電圧Vdが入力される。また、
比較器IC2 の+端子と出力端子との間には抵抗R23
よびダイオードD12が直列接続され、その比較器IC2
の出力端子は、直流電源Eの両端に接続されたタイマ回
路10の入力端子INに接続されている。タイマ回路1
0の出力端子OUTはダイオードD11を介してトランジ
スタQ31のゲート端子に接続されている。タイマ回路1
0は、入力端子INの電圧レベルがハイになると、出力
端子OUTの電圧レベルをローにする一方、入力端子I
Nの電圧レベルがローになると、出力端子OUTの電圧
レベルを交互にハイ/ローにする(交互にハイ/ローに
切り替わる間欠動作用の信号を出力する)ように構成さ
れる。
【0033】次に、図15に示す従来の無電極放電灯点
灯装置と相違し、第1実施形態の特徴となる過電流保護
回路9aに関連する動作の説明を行う。スイッチ27を
オンにして直流電源Eを投入した後、オーバーシュート
が発生しなかったとすると、抵抗R1 から抵抗R22およ
びコンデンサC30を介して得られる電圧Vdの波形は、
図2に示すように、図17の曲線P1と相関のある曲線
P11のような波形になる。
【0034】一方、直流電源Eを投入した後、オーバー
シュートが発生したとすると、電圧Vdは、スイッチ2
7のオン時点t10から図2に示す曲線P12のように
上昇する。ただし、図2において、曲線P12と一部
(上昇途中までの部分)重なる破線は、図17に示すオ
ーバーシュートが発生した場合の曲線P2に対応する波
形である。ここで、時点t10の直後では、電圧Vdよ
りも電圧Vcの方が高くなり、比較器IC2 の出力電圧
がハイレベルになる。これにより、タイマ回路10の出
力端子OUTの電圧レベルがロー(0V)になり、増幅
部2,5の動作が定常動作となって、コイル8の両端電
圧が定常発振となる。
【0035】この後、電圧Vdが、さらに上昇して、抵
抗R20,R21で決まるしきい電圧V OVとしての電圧Vc
より高くなると(時点t11)、比較器IC2 の出力電
圧がローレベルになる。これにより、電圧Vcが抵抗R
20,R21,R23で決まるしきい電圧VOV’に下がるとと
もに、タイマ回路10の出力端子OUTの電圧レベルが
交互にハイ/ローに切り替わる。そうすると、増幅部
2,5の動作が間欠動作となって、コイル8の両端電圧
が図3に示すようにオン/オフを繰り返す間欠発振とな
り、出力が低減することになる。この結果、抵抗R1
電流が間欠的に流れ、抵抗R1 の両端電圧の上昇が抑制
されるので、抵抗R22およびコンデンサC 30によりその
抑制された両端電圧を積分して得られる電圧Vdの波形
は、時点t11以降に示すように、緩やかに上昇して極
大になった後に緩やかに降下する波形となる。
【0036】この後、電圧Vdが、緩やかに降下して、
上記しきい電圧VOV’としての電圧Vcより低くなると
(時点t12)、比較器IC2 の出力電圧がハイレベル
になる。これにより、電圧Vcが抵抗R20,R21で決ま
るしきい電圧VOVに上昇するとともに、タイマ回路10
の出力端子OUTの電圧レベルがローになる。この結
果、再度定常発振に戻る。なお、図2の例において、電
圧VNLは無電極放電灯7外れなどの無負荷状態を検出す
るためのものであり、上記電圧VOV,VOV’の双方は電
圧VNLより低くなるように設定されている。
【0037】以上、第1実施形態では、間欠発振のオン
/オフのデューティを可変することにより、簡易的で広
範囲の電力制御が可能になり、高周波電源Aの出力電力
Pのオーバーンュー卜を従来よりも低減でき、高周波電
源A、マッチング回路4およびコイル8などの構成素子
に加わるストレス低減が可能になり、素子の寿命が短く
なるのを防止することができる。
【0038】また、オーバーシュートを検出し、少なく
ともオーバーシュートが発生している時だけ電力制御を
行うことにより、高周波電源Aの出力電力Pを短時間で
安定させることができ、回路素子へのストレスを確実に
抑えることができる。
【0039】なお、間欠発振のオン/オフデューティ
は、固定に限らず、可変でもよく、連続的に変化される
構成でもよい。
【0040】図4は本発明の第2実施形態に係る無電極
放電灯点灯装置の回路図で、この図を用いて以下に第2
実施形態の説明を行う。
【0041】図4に示す無電極放電灯点灯装置は、増幅
部2,5、フィルター回路3、マッチング回路4、無電
極放電灯7およびコイル8を第1実施形態と同様に備え
ているほか、第1実施形態との相違点として発振回路1
aおよび過電流保護回路9bを備えている。
【0042】発振回路1aは、水晶振動子Xに代えて、
水晶振動子X1 ,X2 およびスイッチS1 が使用されて
いる以外は第1実施形態と同様に構成されている。つま
り、水晶振動子X1 またはX2 がスイッチS1 によりト
ランジスタQ2 のべ−ス・コレクタ間に切替接続され、
発振回路1aの動作周波数が切り替えられる構成になっ
ている。
【0043】過電流保護回路9bは、トランジスタ
31、比較器IC1 ,IC2 、抵抗R1,R15〜R17
20〜R22、放電抵抗R18およびコンデンサC21,C30
を第1実施形態と同様に備えているほか、直流電源Eの
両端に接続されたタイマ回路11を備えている。タイマ
回路11は、入力端子INが比較器IC2 の出力端子に
接続され、入力端子INの電圧レベルに応じてスイッチ
1 の切替信号を出力する構成になっている。例えば、
入力端子INの電圧レベルがハイであれば、出力端子O
UTの電圧レベルをローにして、水晶振動子X1 をトラ
ンジスタQ2 のべ−ス・コレクタ間に切替接続して、発
振回路1aの動作周波数をf1に切り替える。一方、入
力端子INの電圧レベルがローであれば、所定期間、出
力端子OUTの電圧レベルをハイにして、水晶振動子X
2 をトランジスタQ2 のべ−ス・コレクタ間に切替接続
して、発振回路1aの動作周波数をf2(<f1)に切
り替える。ただし、上記所定期間は、オーバーシュート
が充分に抑制できるように設計の段階で決定される。
【0044】次に、第2実施形態の特徴となる動作説明
を行う。スイッチ27をオンにして直流電源Eを投入し
た後、オーバーシュートが発生したとすると、電圧Vd
は、スイッチ27のオン時点t20から図5に示す曲線
P12のように上昇する。ここで、時点t20の直後で
は、電圧Vdよりも電圧Vcの方が高くなり、比較器I
2 の出力電圧がハイレベルになる。これにより、タイ
マ回路11の出力端子OUTの電圧レベルがローにな
り、発振回路1aの動作周波数fがf1になる。この結
果、増幅部2,5の動作が定常動作となって、コイル8
の両端電圧が定常発振となる。
【0045】この後、電圧Vdが、さらに上昇して、抵
抗R20,R21で決まるしきい電圧V OVとしての電圧Vc
より高くなると(時点t21)、比較器IC2 の出力電
圧がローレベルになる。これにより、タイマ回路11の
出力端子OUTの電圧レベルが、所定期間(=t22−
t21)、ハイになり、発振回路1aの動作周波数f1
がf2に低減する。このため、コイル8から無電極放電
灯7に供給される電力が減少し、抵抗R1 の両端電圧の
上昇が抑制されるので、抵抗R22およびコンデンサC30
によりその抑制された両端電圧を積分して得られる電圧
Vdの波形は、時点t21以降に示すように、緩やかに
上昇して極大になった後に緩やかに降下する波形とな
る。
【0046】この後、所定期間が経過すると(時点t2
2)、出力端子OUTの電圧レベルがローに戻り、発振
回路1aの動作周波数がf1に戻る。この結果、増幅部
2,5の動作が定常動作となって、コイル8の両端電圧
が定常発振となる。
【0047】以上、第2実施形態では、第1実施形態の
ようなオーバーシュートの終了時を検出する回路が不要
になり回路を簡略化できる。
【0048】なお、第2実施形態では、動作周波数f
は、f1からf2そしてf1へと段階的に切り替えられ
る構成になっているが、これに限らず、時間の経過とと
もに連続的に変化(スイープ)される構成でもよい。
【0049】図6は本発明の第3実施形態に係る無電極
放電灯点灯装置の回路図で、この図を用いて以下に第3
実施形態の説明を行う。
【0050】図6に示す無電極放電灯点灯装置は、発振
回路1、増幅部2,5、フィルター回路3、マッチング
回路4、無電極放電灯7、コイル8および過電流保護回
路9を図15に示す従来の無電極放電灯点灯装置と同様
に備えているほか、従来の無電極放電灯点灯装置との相
違点としてタイマ回路12を備えている。ただし、第3
実施形態では、電圧E1,E2(E1<E2)に切替可
能な直流電源E’が使用される。
【0051】タイマ回路12は、直流電源E’の両端に
接続され、スイッチ27のオンと同時に動作して計時を
行うとともに直流電源E’の出力電圧をE1に切り替
え、所定時間の経過後に直流電源E’の出力電圧をE2
に切り替える。ただし、所定期間は、オーバーシュート
が充分に抑制できるように設計の段階で決定される。
【0052】次に、第3実施形態の特徴となる動作説明
を行う。スイッチ27をオンにして直流電源E’を投入
した後、オーバーシュートが発生したとする。このと
き、電圧Vbは、直流電源E’の電圧が定常の場合のE
2であると、図7に示す曲線P12’のように上昇する
ところ、第3実施形態では、始動時の直流電源E’の電
圧がE2よりも低いE1に設定されるので、曲線P32
のように曲線P12’よりも低いレベルで上昇する。こ
れにより、高周波電源A、マッチング回路4およびコイ
ル8などの構成素子に加わるストレス低減が可能にな
り、この結果、素子の寿命が短くなるのを防止すること
ができる。
【0053】この後、所定時間(=t31−t30)が
経過すると(時点t31)、タイマ回路12によって、
直流電源E’の出力電圧がE2に切り替えられる。これ
により、増幅部2,5の動作が定常動作となって、コイ
ル8の両端電圧が定常発振となる。
【0054】以上、第3実施形態では、第1および第2
実施形態よりも回路構成を簡略化することができる。
【0055】なお、第3実施形態では、直流電源の電圧
は、E1からE2へと段階的に切り替えられる構成にな
っているが、これに限らず、時間の経過とともに連続的
に昇圧される構成でもよい。
【0056】図8は本発明の第4実施形態に係る無電極
放電灯点灯装置の回路図で、この図を用いて以下に第4
実施形態の説明を行う。
【0057】図8に示す無電極放電灯点灯装置は、発振
回路1、増幅部2,5、フィルター回路3、無電極放電
灯7、コイル8および過電流保護回路9を図15に示す
従来の無電極放電灯点灯装置と同様に備えているほか、
従来の無電極放電灯点灯装置との相違点としてマッチン
グ回路4aおよびタイマ回路13を備えている。
【0058】マッチング回路4aは、コンデンサC20
よびコンデンサC31の一方がスイッチS2によりコイル
8の両端に切換接続される構成になっているほかはマッ
チング回路4と同様に構成されている。ここで、コンデ
ンサC31の値は、コイル8の両端に切換接続されている
とき、本無電極放電灯点灯装置の動作に支障がない程度
に、増幅部5の出力のインピーダンスとマッチング回路
4の入力側からコイル8および無電極放電灯7側をみた
インピーダンスとがずれて、高周波電源Aの出力電力P
のオーバーシュートが低減するように設定される。な
お、コンデンサC 20がコイル8の両端に切換接続されて
いるときは、従来と同様、増幅部5の出力のインピーダ
ンスとマッチング回路4の入力側からコイル8および無
電極放電灯7側をみたインピーダンスとがほぼ一致す
る。
【0059】タイマ回路13は、直流電源Eの両端に接
続され、スイッチ27のオンと同時に動作して計時を行
うとともに、スイッチS2を制御して、コンデンサC31
をコイル8の両端に接続し、所定時間の経過後にコンデ
ンサC20をコイル8の両端に切換接続する。ただし、所
定期間は、オーバーシュートが充分に抑制できるように
設計の段階で決定される。
【0060】次に、第4実施形態の特徴となる動作説明
を行う。スイッチ27をオンにして直流電源Eを投入し
た後、オーバーシュートが発生したとしても、コイル8
の両端にはコンデンサC31が接続されているので、高周
波電源Aの出力電力Pのオーバーシュートが低減する
(図7のP32参照)。これにより、高周波電源A、マ
ッチング回路4およびコイル8などの構成素子に加わる
ストレス低減が可能になり、この結果、素子の寿命が短
くなるのを防止することができる。
【0061】この後、所定時間が経過すると、タイマ回
路13およびスイッチS2により、コンデンサC20がコ
イル8の両端に切換接続される。これにより、増幅部
2,5の動作が定常動作となって、コイル8の両端電圧
が定常発振となる。
【0062】図9は本発明の第5実施形態に係る無電極
放電灯点灯装置に使用される無電極放電灯などを示す図
で、この図を用いて以下に第5実施形態の説明を行う。
【0063】本無電極放電灯点灯装置は、直流電源Eの
投入後に発生しうるオーバーシュートの発生時間を短縮
する手段を備える無電極放電灯7aが使用されるほかは
例えば図15に示す従来の無電極放電灯点灯装置と同様
に構成される。
【0064】無電極放電灯7aには、図16に示す無電
極放電灯7との相違点として、図9および図10に示す
ように、ガラス製の排気管72におけるアマルガム73
を保持している部分の外壁に黒色の塗料72aが塗布さ
れている。これにより、無電極放電灯7aの点灯時に発
生するプラズマ放電PDからの光が効率的に塗料72a
に吸収され、アマルガム73が加熱される。この結果、
無電極放電灯7aのインピーダンスの安定時間が短縮
し、図12に示すように、高周波電源Aにおける出力電
力Pのオーバーシュートが曲線P2から曲線P52のよ
うになる。すなわち、オーバーシュートの発生時間が短
縮されるのである。
【0065】また、無電極放電灯7aには、図9および
図11に示すように、ガラス製の凹入部71の側壁に半
反射膜71aが塗布されている。この半反射膜71a
は、プラズマ放電PD側から入射する光L1をほとんど
反射せず透過させる一方、凹入部71内からの光L2を
ほとんど反射する特性を有している。これにより、プラ
ズマ放電PDから入射した光L1は、凹入部71内に閉
じ込められるために塗料72aに効率的に吸収される。
【0066】上記塗料72aおよび半反射膜71aによ
り、出力電力Pが安定時(図12に示すフラットな出力
電力P)より高くなる時間、つまりオーバーシュートの
発生時間が短くなるため、高周波電源A、マッチング回
路4およびコイル8などの構成素子に加わるストレスが
小さくなる。
【0067】以上のように、無電極放電灯7aの点灯時
におけるプラズマ放電からの熱を利用して、無電極放電
灯7aの最冷点部を加熱すれば、ヒーターなどを用いず
に簡単な回路構成でオーバーシュートを抑制することが
可能になる。
【0068】なお、第5実施形態では、無電極放電灯7
a以外は図15に示す従来の無電極放電灯点灯装置と同
様に構成されるが、これに限らず、無電極放電灯7aを
第1〜第4実施形態に適用しても良いのは言うまでもな
い。適用すれば、オーバーシュートをさらに好適に抑制
することができ、出力電力Pの安定までの時間短縮が可
能になる。
【0069】また、塗料72aは黒色でなくとも光の吸
収効率が高ければよく、また塗料を塗布する以外に、チ
ューブをかぶせる構造などでもよい。
【0070】さらに、図13に示すように、オーバーシ
ュートを抑制する手段として、塗料72aおよび半反射
膜71aに代えて、凹入部71内に熱伝導率の高い物質
71bを充填するようにしてもよい。この場合も、プラ
ズマ放電PDからの熱をアマルガム73に効果的に伝搬
させることが可能になり、上記同様の効果を奏すること
が可能になる。
【0071】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、無電極放電灯と、前記無電極放
電灯に近接配置された高周波電力供給用のコイルと、前
記コイルに高周波電力を供給する高周波電源と、前記コ
イルと前記高周波電源との間に接続され、これら両者の
インピーダンス整合をとるマッチング回路と、前記無電
極放電灯の始動後、そのインピーダンスが安定状態に達
するまでの過程で、前記高周波電源の出力に発生する安
定点灯時よりも大きなオーバーシュートの抑制を行う抑
制手段とを備えるので、無電極放電灯の始動後における
オーバーシュートが抑制され、この結果、無電極放電灯
の始動後に構成素子に加わるストレス低減が可能にな
り、構成素子の寿命短縮防止が可能になる。
【0072】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の無電極放電灯点灯装置において、前記抑制手段は、
前記高周波電源の出力インピーダンスと前記マッチング
回路の入力からみたインピーダンスとをアンバランスに
することにより前記抑制を行うので、無電極放電灯の始
動後に構成素子に加わるストレス低減が可能になり、構
成素子の寿命短縮防止が可能になる。
【0073】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の無電極放電灯点灯装置において、前記抑制
手段は、前記無電極放電灯の最冷点部を加熱することに
より前記オーバーシュートの発生時間を短縮して前記抑
制を行うので、ヒータなどを必要としない簡単な構成で
オーバーシュートの発生時間を短縮可能になる。
【0074】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の無電極放電灯点灯装置において、前記抑制手段は、
前記無電極放電灯の点灯時におけるプラズマ放電から得
た熱により前記最冷点部を加熱するので、ヒータなどを
必要としない簡単な構成でオーバーシュートの発生時間
を短縮可能になる。
【0075】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、
前記オーバーシュートを検出する検出手段を備え、前記
抑制手段は、前記検出手段によって前記オーバーシュー
トが検出されると所定時間前記抑制を行うので、オーバ
ーシュートの終了時検出の回路を必要としない簡単な回
路構成になる。
【0076】請求項6記載の発明によれば、無電極放電
灯と、前記無電極放電灯に近接配置された高周波電力供
給用のコイルと、前記コイルに高周波電力を供給する高
周波電源と、前記コイルと前記高周波電源との間に接続
され、これら両者のインピーダンス整合をとるマッチン
グ回路と、前記無電極放電灯の始動後、そのインピーダ
ンスが安定状態に達するまでの過程で、前記高周波電源
の出力に安定点灯時よりも大きなオーバーシュートが発
生したか否かの検出を行う検出手段と、前記検出手段に
より前記オーバーシュートの発生が検出されると、その
オーバーシュートの抑制を前記高周波電源の出力制御に
より行う抑制手段とを備えるので、無電極放電灯の始動
後におけるオーバーシュートが抑制され、この結果、無
電極放電灯の始動後に構成素子に加わるストレス低減が
可能になり、構成素子の寿命短縮防止が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態に係る無電極放電
灯点灯装置の回路図である。
【図2】第1実施形態において始動時に発生しうるオー
バーシュートが抑制される様子を示す図である。
【図3】第1実施形態におけるオーバーシュート抑制の
ための間欠発振の信号波形図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る無電極放電灯点灯
装置の回路図である。
【図5】第2実施形態において始動時に発生しうるオー
バーシュートが抑制される様子を示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る無電極放電灯点灯
装置の回路図である。
【図7】第3実施形態において始動時に発生しうるオー
バーシュートが抑制される様子を示す図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る無電極放電灯点灯
装置の回路図である。
【図9】本発明の第5実施形態に係る無電極放電灯点灯
装置に使用される無電極放電灯などを示す図である。
【図10】図9に示す排気管におけるアマルガム保持部
分の拡大断面図である。
【図11】図9に示す凹入部の一部拡大断面図である。
【図12】第3実施形態において始動時に発生しうるオ
ーバーシュートの発生時間が短縮される様子を示す図で
ある。
【図13】直流電源の投入後に発生しうるオーバーシュ
ートの発生時間を短縮する別の手段を示す図である。
【図14】無電極放電灯の概略構成例を示すブロック図
である。
【図15】図14に示す無電極放電灯の従来の具体構成
例を示す回路図である。
【図16】従来の無電極放電灯にコイルが近接配置され
る様子を示す図である。
【図17】始動時に発生しうるオーバーシュートなどの
波形図である。
【符号の説明】
1,1a 発振回路 2 増幅部 3 フィルター回路 4,4a マッチング回路 5 増幅部 7,7a,7b 無電極放電灯 8 コイル 9,9a,9b 過電流保護回路 10,11,12,13 タイマ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無電極放電灯と、 前記無電極放電灯に近接配置された高周波電力供給用の
    コイルと、 前記コイルに高周波電力を供給する高周波電源と、 前記コイルと前記高周波電源との間に接続され、これら
    両者のインピーダンス整合をとるマッチング回路と、 前記無電極放電灯の始動後、そのインピーダンスが安定
    状態に達するまでの過程で、前記高周波電源の出力に発
    生する安定点灯時よりも大きなオーバーシュートの抑制
    を行う抑制手段とを備える無電極放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記抑制手段は、前記高周波電源の出力
    インピーダンスと前記マッチング回路の入力からみたイ
    ンピーダンスとをアンバランスにすることにより前記抑
    制を行う請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記抑制手段は、前記無電極放電灯の最
    冷点部を加熱することにより前記オーバーシュートの発
    生時間を短縮して前記抑制を行う請求項1または2記載
    の無電極放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記抑制手段は、前記無電極放電灯の点
    灯時におけるプラズマ放電から得た熱により前記最冷点
    部を加熱する請求項3記載の無電極放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記オーバーシュートを検出する検出手
    段を備え、前記抑制手段は、前記検出手段によって前記
    オーバーシュートが検出されると所定時間前記抑制を行
    う請求項1〜4のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装
    置。
  6. 【請求項6】 無電極放電灯と、 前記無電極放電灯に近接配置された高周波電力供給用の
    コイルと、 前記コイルに高周波電力を供給する高周波電源と、 前記コイルと前記高周波電源との間に接続され、これら
    両者のインピーダンス整合をとるマッチング回路と、 前記無電極放電灯の始動後、そのインピーダンスが安定
    状態に達するまでの過程で、前記高周波電源の出力に安
    定点灯時よりも大きなオーバーシュートが発生したか否
    かの検出を行う検出手段と、 前記検出手段により前記オーバーシュートの発生が検出
    されると、そのオーバーシュートの抑制を前記高周波電
    源の出力制御により行う抑制手段とを備える無電極放電
    灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005067002A1 (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Matsushita Electric Works, Ltd. 無電極蛍光ランプ及びその点灯装置

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