JP3334181B2 - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置

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JP3334181B2 JP25638792A JP25638792A JP3334181B2 JP 3334181 B2 JP3334181 B2 JP 3334181B2 JP 25638792 A JP25638792 A JP 25638792A JP 25638792 A JP25638792 A JP 25638792A JP 3334181 B2 JP3334181 B2 JP 3334181B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無電極放電灯に高周波
電磁界を印加して発光させる無電極放電灯点灯装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無電極放電灯に高周波電磁界を印
加して発光させるこの種の無電極放電灯点灯装置は、図
2にブロック図を示すように、直流電源Eと、この直流
電源Eからの電力供給を受け高周波電力を出力する高周
波電力供給手段Aと、この高周波電力供給手段Aの出力
端間に接続される高周波電力供給用コイル8と、この高
周波電力供給用コイル8の近接に配置されガラスバルブ
内に不活性ガス、金属蒸気などの放電ガスを封入した無
電極放電灯7とを備えて構成されている。
【0003】ここで、高周波電力供給手段Aは、直流電
源Eの両端に接続される発振回路1と、直流電源Eの両
端に接続され発振回路1の信号を受けて増幅された高周
波電力を出力する増幅部2,5と、無電極放電灯7と増
幅部2,5との間に設けられるマッチング回路4とから
構成されている。
【0004】図3に示す具体回路例を用いて説明する。
まず、発振回路1は、水晶振動子Xを用いた回路であ
り、コイルL6、コンデンサC15により低Qの同調回
路を構成し、無調整の発振器としている。
【0005】増幅部2,5は、発振回路1の発振出力を
増幅するプリアンプ2と、プリアンプ2の出力をさらに
高周波電力増幅するメインアンプ5とから構成されてい
る。ここで、プリアンプ2は、トランジスタQ4により
C級増幅を行っている。コイルL5、コンデンサC17
により発振周波数に同調するようにしている。抵抗R8
乃至抵抗R10は減衰器を構成し、抵抗R11は、コイ
ルL5のQを下げるために入れている。そして、メイン
アンプ5は、パワーMOSFET(以下、トランジスタ
と称す)Q5による増幅器となっている。コイルL7
は、トランジスタQ5の入力キャパシタンスを打ち消す
ために入れてあり、抵抗R12はトランジスタQ5の入
力インピーダンスをプリアンプ2の出力と整合させるた
めに入れてある。
【0006】フィルター回路3は、コイルL3、コンデ
ンサC4等から構成され、高周波が電源に帰還すること
を防いでいる。
【0007】マッチング回路4は、コンデンサC18乃
至コンデンサC20等から構成され、メインアンプ5の
出力と後段の無電極放電灯7及び高周波電力供給用コイ
ル8との間に設けられ、両方のインピーダンスのマッチ
ングを取り、反射をなくして無電極放電灯7に効率よく
高周波電力を伝達するようにインピーダンス整合を行っ
ているものである。
【0008】無電極放電灯7は、ガラスバルブ内に不活
性ガス、金属蒸気などの放電ガスを封入したものであ
り、この外周には近接して数ターンの空心コイルである
高周波電力供給用コイル8が巻回され、高周波電力を無
電極放電灯7内の放電ガスに供給している。
【0009】調光回路6は、トランジスタQ3(MOS
FET等)と、ゲートに接続された放電抵抗R14から
なり、トランジスタQ3のドレインは、プリアンプ2の
トランジスタQ4のベースに、ソースはグランドに接続
されている。そして、トランジスタQ3のゲートには外
部より調光制御信号が入力されるようになっている。
【0010】過電流保護回路9は、トランジスタQ31
(MOSFET等)と、ゲートに接続された放電抵抗R
18と、抵抗R1と、比較器IC1と、直流電源Eの両
端に接続される抵抗R15と抵抗R16との直列回路
と、抵抗R1の両端に接続される抵抗R17とコンデン
サC21との直列回路とを備え、抵抗R15と抵抗R1
6との接続点と前記比較器IC1の−端子とが接続さ
れ、抵抗R17とコンデンサC21との接続点と前記比
較器IC1の+端子とが接続されている。そして、過電
流が流れると過電流保護回路9の作用により無電極放電
灯7は消灯する。
【0011】以下、動作状態を簡単に説明する。今、直
流電源Eからの直流電圧を受けると発振回路1が発振を
開始し、プリアンプ2に発振回路1の信号が伝達されて
増幅され、メインアンプ5に増幅された信号が伝達され
てさらに増幅される。このメインアンプ5にて増幅され
た高周波電圧は、この無電極放電灯7の球状の外周に沿
って近接配置された高周波電力供給用コイル8に印加さ
れる。そして、高周波電力供給用コイル8に数MHzか
ら数100MHzの高周波電流を流すことにより、高周
波電力供給用コイル8に高周波電磁界を発生させ、無電
極放電灯7に高周波電力を供給し、無電極放電灯7内に
高周波プラズマ電流を発生させて紫外線もしくは可視光
を発生するようになっている。
【0012】次に、調光制御信号が調光回路6に入力さ
れた場合を説明する。 (Lレベルの調光制御信号が入力された場合) この状態は、先に説明した場合と同様となり、トランジ
スタQ3のドレイン・ソース間はオープン状態となり、
トランジスタQ4のベ−スには発振回路1からの出力が
正常に加わり、無電極放電灯7は点灯する。 (Hレベルの調光制御信号が入力された場合) トランジスタQ3のゲートに十分高い電圧(例えばNE
C製の2SK654では6V以上)が印加されると、ト
ランジスタQ3のドレイン−ソース間はオン状態とな
り、その結果、トランジスタQ4のベース−エミッタ間
が短絡されベース電圧は0となり、プリアンプ2での増
幅が行われず、無電極放電灯7は消灯する。ここで、抵
抗R8乃至抵抗R11は、負荷変動の影響を小さくする
ために設けられている。
【0013】このように、調光制御信号のHレベル、L
レベルの信号の比率を適当に設定し、無電極放電灯7を
目にチラツキ感を与えない程度の高繰り返し周期で点滅
させる時分割制御により、任意の調光特性が得られる。
また、このような時分割制御では、発振回路1の発振が
停止しないため、無電極放電灯7の立ち上がり時間は、
調光制御信号、トランジスタQ3,Q4,Q5に立ち上
がりにより決まるため比較的高速になる。点灯中は、発
振回路1及びトランジスタQ3、抵抗R14により消費
される電力のみ必要なため、不要電力もあまり大きくな
らない。点灯時10Wの入力の回路で、1W程度であ
る。そして、点滅周期を100Hz程度以上にすれば、
いわゆるデューティ調光も可能である。
【0014】過電流が抵抗R1に流れた場合を説明す
る。何らかの原因、例えば、無電極放電灯7の異常によ
るインピーダンスの変化、無電極放電灯7の未装着、無
電極放電灯7の破損又は高周波電力供給手段Aの異常等
により過電流が抵抗R1に流れると、抵抗R1の両端に
過電圧が発生する。そして、抵抗R16の両端電圧(所
定値に設定されている基準電圧)Vaより、コンデンサ
C21の両端電圧Vbの方が上昇すると、トランジスタ
Q31がオン状態となり、トランジスタQ4のベース−
エミッタ間が短絡されベース電圧は0となり、プリアン
プ2での増幅が行われず、無電極放電灯7は消灯する。
【0015】プリアンプ2での増幅が行われず、無電極
放電灯7が消灯すると、抵抗R1には過電流が流れなく
なる。そうすると、抵抗R16の両端電圧Vaより、コ
ンデンサC21の両端電圧Vbの方が低下し、トランジ
スタQ31がオフ状態となり、トランジスタQ4のベー
ス−エミッタ間が開放されベース電圧が発生し、プリア
ンプ2での増幅が行われ、無電極放電灯7は点灯する。
【0016】このように、何らかの異常が発生した場合
には、その異常が解除されるまで無電極放電灯7を点滅
制御して、直流電源Eからの入力電流の平均値を制限し
て高周波電力供給手段Aを保護している。
【0017】このような、調光回路6及び過電流保護回
路9を含む従来例では、無電極放電灯7が無負荷状態に
なった場合には高周波電力供給手段Aの回路要素を過電
流や過電圧から十分に保護できないという問題があっ
た。
【0018】図4及び図5を用いて説明する。図4に
は、無電極放電灯7の連続点灯状態が示されている。同
図(a)は調光制御信号、同図(b)は無電極放電灯7
が点灯中の高周波電力供給用コイル8の両端電圧(一般
の点灯装置のランプ電圧に相当する)、同図(c)は無
電極放電灯7が点灯中の比較器IC1の+端子の入力電
圧Vb1、同図(d)は無電極放電灯7がないとき(無
負荷時)の高周波電力供給用コイル8の両端電圧、同図
(e)は無電極放電灯7がないときの比較器IC1の+
端子の入力電圧Vb2をそれぞれ示している。
【0019】このように、無電極放電灯7の連続点灯状
態の場合には、図4(a)に示すように常にLレベルの
調光制御信号が調光回路6に入力され、同図(b)に示
すように無電極放電灯7は連続点灯状態となる。このと
き、同図(c)に示すように比較器IC1の−端子に印
加される電圧Vaの方が+端子に印加される電圧Vb1
より高く(電圧Va>電圧Vb1)、比較器IC1の出
力はLレベルとなる。従って、過電流保護回路9のトラ
ンジスタQ31はオフ状態となり、プリアンプ2のトラ
ンジスタQ4は増幅動作を継続する。
【0020】そして、無電極放電灯7がないとき(無負
荷時)には、同図(d)に示すように高周波電力供給用
コイル8の両端電圧は上昇し、高周波電力供給手段Aの
回路要素に過電流や過電圧が印加される。このとき、同
図(e)に示すように比較器IC1の−端子に印加され
る電圧Vaの方が+端子に印加される電圧Vb2より低
く(電圧Va<電圧Vb2)、比較器IC1の出力はH
レベルとなる。従って、過電流保護回路9のトランジス
タQ31はオン状態となり、プリアンプ2のトランジス
タQ4の増幅動作を停止させ、高周波電力供給手段Aの
回路要素に印加される過電流や過電圧の発生を抑制して
いる。
【0021】図5には、無電極放電灯7の調光時の点灯
状態が示されている。同図(a)は調光制御信号、同図
(b)は無電極放電灯7が調光点灯中の高周波電力供給
用コイル8の両端電圧、同図(c)は無電極放電灯7が
調光点灯中の比較器IC1の+端子の入力電圧Vb3、
同図(d)は無電極放電灯7がないときの高周波電力供
給用コイル8の両端電圧、同図(e)は無電極放電灯7
がないときの比較器IC1の+端子の入力電圧Vb4を
それぞれ示している。
【0022】このように、無電極放電灯7の調光時の点
灯状態の場合には、図5(a)に示すようにH,Lレベ
ルの調光制御信号が調光回路6に入力され、同図(b)
に示すように無電極放電灯7は調光点灯状態となる。こ
のとき、同図(c)に示すように比較器IC1の−端子
に印加される電圧Vaの方が+端子に印加される電圧V
b3より高く(電圧Va>電圧Vb3)、比較器IC1
の出力はLレベルとなる。従って、過電流保護回路9の
トランジスタQ31はオフ状態となり、プリアンプ2の
トランジスタQ4は増幅動作を継続する。
【0023】このように十分に過電流保護回路9が機能
しているのに対して、時分割の調光制御と無電極放電灯
7がないとき(無負荷時)とが同時に発生した場合に問
題が発生した。
【0024】無電極放電灯7がないとき(無負荷時)に
は、同図(d)に示すように高周波電力供給用コイル8
の両端電圧は上昇し、高周波電力供給手段Aの回路要素
に過電流や過電圧が印加される。このとき、同図(e)
に示すように比較器IC1の−端子に印加される電圧V
aの方が+端子に印加される電圧Vb4より高く(電圧
Va>電圧Vb4)、比較器IC1の出力はLレベルと
なる。従って、高周波電力供給手段Aの回路要素に過電
流や過電圧が印加されているにもかかわらず、過電流保
護回路9のトランジスタQ31はオフ状態となり、プリ
アンプ2のトランジスタQ4は増幅動作を継続する。
【0025】このような問題を解決するために、無負荷
時を検出する検出手段と、その検出手段からの信号に応
じて高周波電力供給手段Aの出力を制限する手段とを、
別途構成すれば、形状の大型化やコストアップの要因と
なるという問題が生じる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、本発明
が解決しようとする問題点は、時分割の調光制御と無電
極放電灯がないとき(無負荷時)とが同時に発生した場
合に、高周波電力供給手段の回路要素に過電流や過電圧
が印加される点にあり、本発明の目的とするところは、
過電流保護回路と無負荷時の保護回路とが小型、安価に
構成できる無電極放電灯点灯装置を提供することにあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】電源と、この電源からの
電力供給を受け高周波電力を出力する高周波電力供給手
段と、この高周波電力供給手段の出力端間に接続される
高周波電力供給用コイルと、この高周波電力供給用コイ
ルの近接に配置されて点灯するガラスバルブ内に不活性
ガス、金属蒸気などの放電ガスを封入した無電極放電灯
と、前記高周波電力供給手段の出力を調光制御信号に応
じて時分割に調光制御する調光回路と、前記電源から高
周波電力供給手段に過電流が供給され所定値を超えた
合に高周波電力供給手段の出力を制限する過電流保護回
路とを備えた無電極放電灯点灯装置にあって、前記過電
流保護回路に前記所定値を変化させる切替回路を備え、
時分割の調光制御を行っているときに、高繰り返し周期
の比率に応じ調光が深くなるにつれて前記所定値を減少
させる方向に変化させ、前記過電流保護回路により無負
荷時の過電流の発生を抑制するように構成されている。
【0028】
【作用】本発明は、過電流保護回路の所定値を変化させ
る切替回路を備え、時分割の調光制御を行っているとき
に、高繰り返し周期の比率に応じ調光が深くなるにつれ
て前記所定値を減少させる方向に変化させ、前記過電流
保護回路により無負荷時の過電流の発生を抑制するよう
に構成されているので、過電流保護回路により過電流の
保護と無負荷時の保護とが図れるとともに、回路部品点
数が少なくてよく、回路効率が高くなるという効果があ
る。
【0029】図1は、本発明の一実施例を示す回路構成
図である。先の図3に示す従来例と異なる構成は、電源
から高周波電力供給手段に過電流が供給され所定値を超
えた場合に高周波電力供給手段の出力を制限する過電流
保護回路を備えた無電極放電灯点灯装置にあって、前記
過電流保護回路に前記所定値を変化させる切替回路を備
え、時分割の調光制御を行っているときに、高繰り返し
周期の比率に応じ調光が深くなるにつれて前記所定値を
減少させる方向に変化させ、前記過電流保護回路により
無負荷時の過電流の発生を抑制する基準電圧切替回路1
0を備えた点である。なお、同一箇所には同一符号を付
して重複する説明を省略する。
【0030】ここで、基準電圧切替回路10は、比較器
IC2と、制御電源電圧Vccを分圧する抵抗R20と
抵抗R21との直列回路と、調光制御信号を分圧する抵
抗R23と抵抗R22との直列回路と、比較器IC2の
出力端子にベース端子が接続されるトランジスタQ32
とを備え、抵抗R20と抵抗R21との直列回路の接続
点と比較器IC2の−端子とが接続され、抵抗R23と
抵抗R22との直列回路の接続点と比較器IC2の+端
子とが接続されて構成されている。そして、先に説明し
た図3に示す抵抗R16(所定値に設定されている基準
電圧を発生する抵抗)を、抵抗R16と抵抗R19との
直列回路に構成し、一方の抵抗R19の両端にトランジ
スタQ32のコレクタ−エミッタ端子が接続されてい
る。
【0031】以下、動作状態を図5を用いながら簡単に
説明する。まず、無電極放電灯7の調光時の点灯状態の
場合には、図5(a)に示すようにH,Lレベルの調光
制御信号が調光回路6に入力され、同図(b)に示すよ
うに無電極放電灯7は調光点灯状態となる。このとき、
同図(c)に示すように比較器IC1の−端子に印加さ
れる電圧Vaは、調光制御信号のHレベルになる期間が
所定レベルを越えている(例えば、調光比が20%以
下)ので、電圧Va’に切り替えられる。切り替えられ
たても電圧Va’の方が+端子に印加される電圧Vb3
より高く(電圧Va>電圧Vb3)、比較器IC1の出
力はLレベルとなり、トランジスタQ4は増幅動作を継
続する。
【0032】ここで、電圧Va’に切り替わる動作を説
明する。調光制御信号のHレベルになる期間が長くなる
と比較器IC2の+端子電圧が上昇し、予め所定レベル
に設定されている抵抗R21の両端電圧よりも高くなる
と、比較器IC2の出力端子電圧はHレベルとなる。そ
して、トランジスタQ32をオン状態に移行させる。ト
ランジスタQ32がオン状態になると抵抗R19の両端
は短絡され、電圧Vaは低下し電圧Va’になる。
【0033】次に、無電極放電灯7がないとき(無負荷
時)には、図5(d)に示すように高周波電力供給用コ
イル8の両端電圧は上昇し、高周波電力供給手段Aの回
路要素に過電流や過電圧が印加される。このとき、同図
(e)に示すように比較器IC1の−端子に印加される
電圧Va’の方が+端子に印加される電圧Vb4より低
く(電圧Va’<電圧Vb4)、比較器IC1の出力は
Hレベルとなり、プリアンプ2のトランジスタQ4は増
幅動作を停止する。
【0034】従って、過電流保護回路9を兼用して過電
流の保護と無負荷時の保護とが図れるとともに、特別な
回路構成の付加がなく回路部品点数が少なくてよく、回
路効率を高くすることができる効果がある。
【0035】なお、実施例では、調光制御信号のHレベ
ルが所定のレベルに達すると、基準電圧Vaを切り替え
ているが、このように段階的することなく、調光制御信
号のHレベル長さ又は割合に応じて比例的に連続的に切
り替えてもよいことは言うまでもないことである。
【0036】さらに、調光回路6のトランジスタQ3と
過電流保護回路9のトランジスタQ31とを個々に構成
しているが、共用する構成にしてもよい。
【0037】
【発明の効果】電源と、この電源からの電力供給を受け
高周波電力を出力する高周波電力供給手段と、この高周
波電力供給手段の出力端間に接続される高周波電力供給
用コイルと、この高周波電力供給用コイルの近接に配置
されて点灯するガラスバルブ内に不活性ガス、金属蒸気
などの放電ガスを封入した無電極放電灯と、前記高周波
電力供給手段の出力を調光制御信号に応じて時分割に調
光制御する調光回路と、前記電源から高周波電力供給手
段に過電流が供給され所定値を超えた場合に高周波電力
供給手段の出力を制限する過電流保護回路とを備えた無
電極放電灯点灯装置にあって、前記過電流保護回路に
記所定値を変化させる切替回路を備え、時分割の調光制
御を行っているときに、高繰り返し周期の比率に応じ調
光が深くなるにつれて前記所定値を減少させる方向に変
化させ、前記過電流保護回路により無負荷時の過電流の
発生を抑制するので、過電流保護回路により過電流の保
護と無負荷時の保護とが図れるとともに、回路部品点数
が少なくてよく、回路効率が高くなるという顕著な効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図である。
【図2】本発明の従来例を示す回路構成図である。
【図3】本発明の従来例を示す回路構成図である。
【図4】本発明を説明するための各部の波形図である。
【図5】本発明を説明するための各部の波形図である。
【符号の説明】
A 高周波電力供給手段 E 電源 6 調光回路 7 無電極放電灯 8 高周波電力供給用コイル 9 過電流保護回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、この電源からの電力供給を受け
    高周波電力を出力する高周波電力供給手段と、この高周
    波電力供給手段の出力端間に接続される高周波電力供給
    用コイルと、この高周波電力供給用コイルの近接に配置
    されて点灯するガラスバルブ内に不活性ガス、金属蒸気
    などの放電ガスを封入した無電極放電灯と、前記高周波
    電力供給手段の出力を調光制御信号に応じて時分割に調
    光制御する調光回路と、前記電源から高周波電力供給手
    段に過電流が供給され所定値を超えた場合に高周波電力
    供給手段の出力を制限する過電流保護回路とを備えた無
    電極放電灯点灯装置にあって、前記過電流保護回路に
    記所定値を変化させる切替回路を備え、時分割の調光制
    御を行っているときに、高繰り返し周期の比率に応じ調
    光が深くなるにつれて前記所定値を減少させる方向に変
    化させ、前記過電流保護回路により無負荷時の過電流の
    発生を抑制することを特徴とする無電極放電灯点灯装
    置。
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