JP2003045689A - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置

Info

Publication number
JP2003045689A
JP2003045689A JP2001225493A JP2001225493A JP2003045689A JP 2003045689 A JP2003045689 A JP 2003045689A JP 2001225493 A JP2001225493 A JP 2001225493A JP 2001225493 A JP2001225493 A JP 2001225493A JP 2003045689 A JP2003045689 A JP 2003045689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
power supply
electrodeless discharge
induction coil
high frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001225493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kumagai
祐二 熊谷
Shohei Yamamoto
正平 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001225493A priority Critical patent/JP2003045689A/ja
Publication of JP2003045689A publication Critical patent/JP2003045689A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子にかかるストレスを抑制しつつ、無電極
放電灯をより確実に始動する。 【解決手段】 無電極放電灯1と、これに近接配置され
た誘導コイル2と、直流電力を高周波電力に変換して誘
導コイル2に高周波電流を供給するための高周波電源3
と、この高周波電源3と誘導コイル2との間に介設され
これら両者のインピーダンス整合をとるための整合回路
部5とを備えた。そして、昇圧チョッパの直流電源4A
と、誘導コイル2の両端に発生する電圧を検出する検出
部8とを設け、始動時、高周波電源3の動作後に検出部
8による検出結果に応じて、誘導コイル2の両端に発生
させる電圧の値を直流電源4A経由で制御する制御部7
を設けた。例えば、検出部8による検出結果に応じて、
所定時間の経過後、直流電源4Aを制御して、誘導コイ
ル2の両端に所定の上限以下の電圧を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波電源から誘
導コイルに高周波電流を供給して、その誘導コイルに近
接する無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15にこの種の従来の無電極放電灯点
灯装置の構成図を示し、図16(a)および(b)にそ
れぞれ図15における無電極放電灯の点灯時および不点
灯時に誘導コイルの両端に発生する電圧の様子を示す。
【0003】図15において、無電極放電灯点灯装置に
は、放電ガスが封入されたガラスバルブによりなるいわ
ゆる無電極放電灯1が設けられ、この無電極放電灯1に
誘導コイル2が近接配置されている。
【0004】そして、誘導コイル2に高周波電流を流す
高周波電源3が設けられ、この高周波電源3には、商用
電源ACからの交流電力を直流電力に変換する直流電源
4によって直流電力が供給される構成になっている。こ
こで、高周波電源3は、スイッチング素子SW3(図7
ではFET)を含み、このスイッチング素子SW3を例
えば図略の発振器の出力によりスイッチング動作させ
て、直流電源4からの直流電力を高周波電力に変換し、
その高周波電力を誘導コイル2に供給するように構成さ
れる。これにより、高周波電源3から誘導コイル2に数
百kHzから数百MHzの高周波電流が供給される。
【0005】高周波電源3と誘導コイル2との間には、
これら両者のインピーダンス整合をとるために、コンデ
ンサC10およびコンデンサC11(容量性インピーダ
ンスを有する定数可変素子)を含む整合回路部5が介設
されている。他方、直流電源4と高周波電源3との間に
は、負荷の異常状態を検出するために、例えば抵抗によ
りなる検出部6が直流電源4の負極性出力端子側に設け
られ、その検出部6の出力が制御部7PAに取り込まれる
ようになっている。
【0006】この制御部7PAには、検出部6の出力(電
圧)および基準電源Eからの所定の基準電圧をそれぞれ
非反転入力端子および反転入力端子に入力してそれらの
比較を行い、その比較結果に応じて負荷の異常状態また
は負荷の正常状態を示す比較結果を出力するコンパレー
タ70が設けられている。コンパレータ70の出力には
スイッチング素子SW7(図7ではFET)の制御端子
が接続され、スイッチング素子SW7の一端(ドレイ
ン)とスイッチング素子SW3の制御端子との間にはダ
イオードD7が介設されている。これらの素子を含む制
御部7PAは、検出部6の検出結果からコンパレータ70
を通じて負荷の異常状態を示す結果(Highレベルの
出力)が得られたとき、スイッチング素子SW7を通じ
て(オンにして)、ダイオードD7を介してスイッチン
グ素子SW3の制御端子を例えばアースに落して、スイ
ッチング素子SW3の発振を停止する制御を実行する。
あるいは、その一定時間後に再度始動を試みるためにス
イッチング素子SW3を発振させることにより間欠発振
の制御を実行する場合もある。
【0007】上記構成の無電極放電灯点灯装置では、高
周波電源3によって直流電源4からの直流電力が高周波
電力に変換されると、誘導コイル2に高周波電流が流
れ、その高周波電磁界によって無電極放電灯1内に高周
波プラズマ電流が発生し、その結果、無電極放電灯1が
紫外線または可視光を発して点灯する。
【0008】ここで、無電極放電灯点灯装置では、負荷
の異常状態として、無電極放電灯1が破損や寿命によっ
て点灯しない状態、いわゆる無負荷状態になる場合があ
る。この無負荷状態になると、高周波電源3からの高周
波電力が無電極放電灯1で消費されないために電力の反
射が起こり、これが高周波電源3を構成する素子にスト
レスを加えてダメージを与える場合がある。
【0009】これを防止するための保護機能として、少
なくともスイッチング素子SW3の発振を停止する上記
回路が設けられているのである。すなわち、検出部6が
高周波電源3への入力電流を電圧値で検出し、その値が
基準電圧の値を超えたとき、コンパレータ70がHig
hレベルの信号を出力する。これにより、スイッチング
素子SW7がオンになり、ダイオードD7を通じて高周
波電源3のスイッチング素子SW3の信号入力端子間が
短絡して、スイッチング素子SW3が発振を停止する。
つまり、スイッチング素子SW3の信号入力端子間が短
絡することにより、図略の発振器からの出力がスイッチ
ング素子SW3の制御端子に入力しなくなり、スイッチ
ング素子SW3がスイッチング動作を停止するのであ
る。
【0010】ただし、図16の例では、無負荷状態で一
定時間T1だけ発振した後に発振が停止するようになっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の無電極放電
灯点灯装置では、無負荷状態が続いて回路にストレスが
かかるのを防止するために、無負荷状態で一定時間だけ
発振した後に発振が停止する構成になっているが、この
ような構成では、無電極放電灯の周囲温度が低温である
場合、または暗所初始動時のように始動が困難となる場
合などで、無電極放電灯が点灯状態に至る前に発振が停
止してしまい、無電極放電灯に異常がなくても不点とな
ってしまう場合がある。
【0012】また、誘導コイルに始動に十分な電圧を発
生させようと設計した場合に、部品バラツキや電源電圧
の変動により誘導コイルの両端に最大電圧が発生したと
き、通常と同じ時間、発振時間を継続したとすると、回
路素子により過大なストレスがかかり、素子の劣化等の
原因となる。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、素子にかかるストレスを抑制しつつ、無電極放
電灯のより確実な始動が可能となる無電極放電灯点灯装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明は、無電極放電灯と、この無電極
放電灯に近接配置された誘導コイルと、直流電力を高周
波電力に変換して前記誘導コイルに高周波電流を供給す
るための高周波電源と、商用電源の交流電力から前記高
周波電源に供給する直流電力を得るための直流電源と、
無負荷時に前記高周波電源の出力(発振)を停止する制
御手段とにより構成される無電極放電灯点灯装置であっ
て、前記無電極放電灯の始動性の目安となる値の検出を
するための検出手段と、前記高周波電源の動作後に前記
検出手段による検出結果に応じて、前記誘導コイルの両
端に発生させる電圧の値および発生時間の少なくとも一
方を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
電極放電灯点灯装置において、前記検出手段は、前記誘
導コイルの両端に発生する電圧値の検出をするためのも
のであり、前記制御手段は、前記検出手段を通じて、始
動時に前記高周波電源が所定時間動作する間に前記誘導
コイルの両端に発生する電圧値の検出をし、この検出結
果に応じて、前記所定時間の経過後、前記直流電源およ
び高周波電源の少なくとも一方を制御して、前記誘導コ
イルの両端に所定の値の電圧を発生させることを特徴と
する。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の無
電極放電灯点灯装置において、前記所定時間の経過後と
は、その所定時間の経過直後またはその所定時間が経過
した後にある時間が経過した後のことであることを特徴
とする。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載の無
電極放電灯点灯装置において、前記検出手段は、前記誘
導コイルの両端に発生する電圧値の検出をするためのも
のであり、前記制御手段は、前記検出手段を通じて、始
動時に前記高周波電源が所定時間動作する間に前記誘導
コイルの両端に発生する電圧値の検出をし、この検出結
果に応じて、前記所定時間の経過後に前記誘導コイルの
両端に発生させる電圧の発生時間を決定し、前記所定時
間の経過後、前記誘導コイルの両端に電圧がその決定し
た発生時間だけ発生するように前記直流電源および高周
波電源の少なくとも一方を制御することを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載の無
電極放電灯点灯装置において、前記所定時間の経過後と
は、その所定時間の経過直後またはその所定時間が経過
した後にある時間が経過した後のことであることを特徴
とする。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1記載の無
電極放電灯点灯装置において、前記検出手段は、前記誘
導コイルの両端に発生する電圧値の検出をするためのも
のであり、前記制御手段は、前記高周波電源の始動直後
から、前記検出手段を通じて前記誘導コイルの両端に発
生する電圧値の検出をするとともにその検出結果を時間
積分し、その積分して得た値が所定値以上になった時点
で、前記直流電源および高周波電源の少なくとも一方の
出力を停止することを特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記
無電極放電灯の周囲温度の検出をするための温度検出手
段を備え、前記制御手段は、前記温度検出手段の検出結
果に応じて、前記誘導コイルの両端に発生する電圧の値
または発生時間を増減する制御を行うことを特徴とす
る。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1から7の
いずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記
検出手段として、回路に流れる電流を検出することを特
徴とする。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項1から7の
いずれかに記載の無電極放電灯点灯装置において、前記
検出手段として、前記商用電源の電圧を検出することを
特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明に
係る第1実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図、図
2は図1における無電極放電灯の不点灯時に誘導コイル
の両端に発生する電圧の様子を示す図である。
【0024】図1に示す無電極放電灯点灯装置は、無電
極放電灯1と、この無電極放電灯1に近接配置された誘
導コイル2と、直流電力を高周波電力に変換して誘導コ
イル2に高周波電流を供給するための高周波電源3と、
この高周波電源3と誘導コイル2との間に介設されこれ
ら両者のインピーダンス整合をとるための整合回路部5
とを図15に示した従来の無電極放電灯点灯装置と同様
に備えているほか、従来の無電極放電灯点灯装置との相
違点として、直流電源4Aと、検出部8と、制御部7と
を備えている。
【0025】直流電源4Aは、図外の商用電源の交流電
力から高周波電源3に供給する直流電力を得るためのも
のであり、第1実施形態では、商用電源からの交流電力
を直流電力に変換して高周波電源3に供給する昇圧チョ
ッパによりなる。
【0026】検出部8は、無電極放電灯1の始動性の目
安となる値の検出をするためのものであり、図1の例で
は、分圧回路の抵抗R81,R82を用いて、誘導コイ
ル2の両端に発生する電圧を検出する構成になってい
る。ここで、無電極放電灯1を点灯させるためには、図
2に示すように、始動に必要な電圧値V2min 以上の電
圧が誘導コイル2の両端に発生するように回路を設計し
なければならない。したがって、誘導コイル2の両端に
発生する電圧値は、無電極放電灯1の始動性の目安とな
るものであり、また後述の回路ストレスの目安にもな
る。
【0027】制御部7は、図15に示した制御部7PAと
同様に、コンパレータ70、スイッチング素子SW7お
よびダイオードD7を含み、検出部6などから負荷の異
常状態を示す結果が得られたとき、高周波電源3に間欠
発振をさせるほか、第1実施形態の特徴として、始動
時、高周波電源3の動作後に検出部8による検出結果に
応じて、誘導コイル2の両端に発生させる電圧の値を直
流電源4A経由で制御するものである。
【0028】図2の例では、制御部7は、検出部8を通
じて、始動時に高周波電源3が所定時間T11動作する
間に誘導コイル2の両端に発生する電圧値の検出をし、
この検出結果に応じて、所定時間T11が経過した後に
高周波電源3の出力をある時間T12だけ一旦停止した
後、直流電源4Aを制御して、誘導コイル2の両端に所
定の値の電圧を時間T1だけ発生させる構成になってい
る。
【0029】さらに詳述すると、上記検出部8による検
出結果が予め定められた電圧値V2max (>V2min )
より大きければ、誘導コイル2の両端に、電圧値V2mi
n から電圧値V2max の範囲内の電圧が発生するよう
に、直流電源4Aの出力を下げる制御が実行されるので
ある。ここで、電圧値V2max は、時間T1の間継続し
て発生しても素子に過大なストレスがかからない値に設
定される。換言すると、電圧値V2max 以下の電圧が誘
導コイル2の両端に時間T1の間継続して発生してもそ
れに耐える素子を使用するのである。これにより、図1
5に示した従来の無電極放電灯点灯装置では、図16
(b)に示すような電圧が誘導コイル2の両端に時間T
1の間継続して発生したとき、その電圧がV2max を超
えて素子に大きなストレスが加わる可能性があるのに対
し、第1実施形態によれば、誘導コイル2の両端に発生
する電圧が、所定時間T11において電圧値V2max を
超えたとしても、時間T1において電圧値V2min から
電圧値V2max の範囲内の電圧に低減されるので、素子
にかかるストレスを抑制することができる。
【0030】一方、上記検出部8による検出結果が電圧
値V2min より小さければ、誘導コイル2の両端に、電
圧値V2min から電圧値V2max の範囲内の電圧が発生
するように、直流電源4Aの出力を上げる制御が実行さ
れる。これにより、無電極放電灯1のより確実な始動が
可能となる。
【0031】以上、第1実施形態によれば、素子にかか
るストレスを抑制しつつ、無電極放電灯のより確実な始
動が可能となる。また、所定時間T11を、無電極放電
灯1が点灯に至らない程度の短い時間に設定すれば、始
動時に無電極放電灯1が一瞬点灯するという不快な現象
が起こらず、さらに好ましい。
【0032】なお、第1実施形態では、誘導コイル2の
両端に発生する電圧値を直接検出する構成になっている
が、高周波電源3に流れる電流を検出することにより、
誘導コイル2の両端に発生する電圧値を間接的に検出す
る構成でもよい。
【0033】また、第1実施形態では、誘導コイル2の
両端に発生させる電圧の値を、直流電源4A経由で制御
する構成になっているが、高周波電源3経由で制御(ス
イッチング素子SW3の入力信号の振幅制御)する構成
でもよい。
【0034】さらに、第1実施形態では、誘導コイル2
の両端に発生させる電圧の値を直流電源4A経由で制御
する構成になっているが、直流電源4Aおよび高周波電
源3経由で制御する構成でもよい。
【0035】(第2実施形態)図3は本発明に係る第2
実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図、図4は図3
における無電極放電灯の不点灯時に誘導コイルの両端に
発生する電圧の様子を示す図である。
【0036】図3に示す無電極放電灯点灯装置は、無電
極放電灯1と、この無電極放電灯1に近接配置された誘
導コイル2と、直流電力を高周波電力に変換して誘導コ
イル2に高周波電流を供給するための高周波電源3と、
この高周波電源3と誘導コイル2との間に介設されこれ
ら両者のインピーダンス整合をとるための整合回路部5
とを図15に示した従来の無電極放電灯点灯装置と同様
に備えているほか、従来の無電極放電灯点灯装置との相
違点として、直流電源4Bと、検出部8Aと、制御部7
Aとを備えている。
【0037】直流電源4Bは、図外の商用電源の交流電
力から高周波電源3に供給する直流電力を得るためのも
のであり、第2実施形態では、整流器41と平滑用のコ
ンデンサC4とにより構成されている。
【0038】検出部8Aは、無電極放電灯1の始動性の
目安となる値の検出をするためのものであり、図2の例
では、分圧回路の抵抗R81A,R82Aを用いて、直
流電源4Bの出力電圧を検出する構成になっている。こ
こで、直流電源4Bの出力電圧が何らかの原因で所定の
出力電圧に対して増減すると、誘導コイル2の両端に発
生する電圧も増減することになるので、第2実施形態で
は、直流電源4Bの出力電圧値を検出するのである。
【0039】制御部7Aは、図15に示した制御部7PA
と同様に、コンパレータ70、スイッチング素子SW7
およびダイオードD7を含み、検出部6などから負荷の
異常状態を示す結果が得られたとき、高周波電源3に間
欠発振をさせるほか、第2実施形態の特徴として、始動
時、高周波電源3の動作後に検出部8Aによる検出結果
に応じて、誘導コイル2の両端に発生させる電圧の値を
高周波電源3経由で制御するものである。
【0040】図4の例では、制御部7Aは、検出部8A
を通じて、始動時に高周波電源3が所定時間動作する間
に直流電源4Bの出力電圧値を検出し、その検出した結
果に応じて、所定時間が経過した後に高周波電源3の出
力をある時間だけ一旦停止した後、高周波電源3を制御
(例えばスイッチング素子SW3の入力信号の振幅制
御)して、誘導コイル2の両端に第1実施形態と同様の
所定の値の電圧を時間T1だけ発生させる構成になって
いる。
【0041】このような構成の無電極放電灯点灯装置に
よっても、素子にかかるストレスを抑制しつつ、無電極
放電灯のより確実な始動が可能となる。
【0042】(第3実施形態)図5は本発明に係る第3
実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図、図6は図5
における無電極放電灯の不点灯時に誘導コイルの両端に
発生する電圧の様子を示す図である。
【0043】図5に示す無電極放電灯点灯装置は、無電
極放電灯1と、誘導コイル2と、高周波電源3と、直流
電源4Aと、整合回路部5とを第1実施形態と同様に備
えているほか、第1実施形態との相違点として、検出部
8Bと、制御部7Bとを備えている。
【0044】検出部8Bは、無電極放電灯1の周囲温度
の値を検出するための温度検出素子により構成される。
低温時、無電極放電灯1が始動しにくくなるので、第3
実施形態では、無電極放電灯1の周囲温度が所定の基準
温度より低いか否かを検出するために検出部8Bを使用
する。
【0045】制御部7Bは、図15に示した制御部7PA
と同様に、コンパレータ70、スイッチング素子SW7
およびダイオードD7を含み、検出部6などから負荷の
異常状態を示す結果が得られたとき、高周波電源3に間
欠発振をさせるほか、第1実施形態と同様に、始動時、
高周波電源3の動作後に検出部8による検出結果に応じ
て、誘導コイル2の両端に発生させる電圧の値を直流電
源4A経由で制御するものである(図6参照)。
【0046】そして、制御部7Bは、第1実施形態と異
なる点として、検出部8Bから、無電極放電灯1の周囲
温度が所定の基準温度より低い検出結果が得られると、
無電極放電灯1の始動性を向上させるため、誘導コイル
2の両端に発生する電圧の値が通常よりも大きくなるよ
うに、直流電源4Aの出力を(例えばV2max ぎりぎり
まで)上げるのである。
【0047】以上、第3実施形態によれば、無電極放電
灯1の始動性をさらに向上させることができる。
【0048】(第4実施形態)図7は本発明に係る第4
実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図、図8は図7
における無電極放電灯の不点灯時に誘導コイルの両端に
発生する電圧の様子を示す図である。
【0049】図7に示す無電極放電灯点灯装置は、無電
極放電灯1と、誘導コイル2と、高周波電源3と、直流
電源4Aと、整合回路部5と、検出部8とを第1実施形
態と同様に備えているほか、第1実施形態との相違点と
して、制御部7Cを備えている。
【0050】この制御部7Cは、図15に示した制御部
7PAと同様に、コンパレータ70、スイッチング素子S
W7およびダイオードD7を含み、検出部6などから負
荷の異常状態を示す結果が得られたとき、高周波電源3
に間欠発振をさせるほか、第1実施形態と同様に、始動
時、高周波電源3の動作後に検出部8による検出結果に
応じて、誘導コイル2の両端に発生させる電圧の値を直
流電源4A経由で制御するものである。すなわち、図8
の例では、制御部7Cは、検出部8を通じて、始動時に
高周波電源3が所定時間T11動作する間に誘導コイル
2の両端に発生する電圧値の検出をし、この検出結果に
応じて、所定時間T11の経過後、直流電源4Aを制御
して、誘導コイル2の両端に所定の値の電圧を発生させ
る構成になっている。
【0051】そして、制御部7Cについての第1実施形
態との相違点は、図8から分かるように、上記所定時間
T11の経過直後に直流電源4Aを制御して、誘導コイ
ル2の両端に所定の値の電圧を発生させている点であ
る。なお、図8では、時間T1は所定時間T11を含む
時間になっている。
【0052】以上、第4実施形態によれば、図2に示し
た時間T12が無くなるので、電源投入から始動までの
時間を第1実施形態のそれよりも短縮することができ
る。なお、検出箇所や制御箇所は第1から第3実施形態
と同様に考えられる。
【0053】(第5実施形態)図9は本発明に係る第5
実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図、図10は図
9における無電極放電灯の不点灯時に誘導コイルの両端
に発生する電圧の様子を示す図である。
【0054】図9に示す無電極放電灯点灯装置は、無電
極放電灯1と、誘導コイル2と、高周波電源3と、直流
電源4Aと、整合回路部5と、検出部8とを第1実施形
態と同様に備えているほか、第1実施形態との相違点と
して、制御部7Dを備えている。
【0055】この制御部7Dは、図15に示した制御部
7PAと同様に、コンパレータ70、スイッチング素子S
W7およびダイオードD7を含み、検出部6などから負
荷の異常状態を示す結果が得られたとき、高周波電源3
に間欠発振をさせるほか、第1実施形態との相違点とし
て、始動時、高周波電源3の動作後に検出部8による検
出結果に応じて、誘導コイル2の両端に発生させる電圧
の発生時間を制御するものである。
【0056】図10の例では、制御部7Dは、検出部8
を通じて、始動時に高周波電源3が所定時間T11動作
する間に誘導コイル2の両端に発生する電圧値の検出を
し、この検出結果に応じて、所定時間T11の経過後に
誘導コイル2の両端に発生させる電圧の発生時間T1’
を決定し、所定時間T11が経過した後に高周波電源3
の出力をある時間T12だけ一旦停止した後、誘導コイ
ル2の両端に電圧がその決定した発生時間T1’だけ発
生するように直流電源4Aを制御する構成になってい
る。
【0057】さらに詳述すると、例えば初期設定の時間
T1の基準が電圧値V2max に設定されている場合、検
出部8による検出結果が電圧値V2max より大きけれ
ば、その電圧の発生時間T1’を初期設定の時間T1よ
り短い時間に設定し、時間T12の経過後にその電圧が
発生時間T1’の間だけ発生するように直流電源4Aの
出力時間を発生時間T1’に短縮する制御が実行される
のである。このように発生時間T1’に短縮すれば、素
子にかかるストレスを抑制することができる。
【0058】一方、上記検出部8による検出結果が電圧
値V2min から電圧値V2max の範囲内であれば、発生
時間T1’は初期設定の時間T1に設定される。なお、
初期設定の時間T1の基準が電圧値V2min に設定され
ている場合には、検出部8による検出結果が電圧値V2
min から電圧値V2max の範囲内であれば、発生時間T
1’は初期設定の時間T1より短い時間に設定される。
【0059】また、検出部8による検出結果が電圧値V
2min より小さければ、第1実施形態と同様に、誘導コ
イル2の両端に、電圧値V2min から電圧値V2max の
範囲内の電圧が発生するように、直流電源4Aの出力を
上げ、そして発生時間T1’が初期設定の時間T1にな
るように制御が実行される。
【0060】以上、第5実施形態によれば、素子にかか
るストレスを抑制しつつ、無電極放電灯のより確実な始
動が可能となる。
【0061】なお、第5実施形態では、誘導コイル2の
両端に発生させる電圧の発生時間を直流電源4A経由で
制御する構成になっているが、高周波電源3経由で、あ
るいは直流電源4Aおよび高周波電源3経由で制御する
構成でもよい。例えば、高周波電源3経由で制御する場
合には、高周波電源3のスイッチング素子SW3の発振
を発生時間T1’の経過後に停止すればよい。
【0062】また、発生時間T1’は、検出部8による
検出結果と初期設定の時間T1の基準値との差に応じて
連続的に変化する時間に設定する構成でもよい。つま
り、検出部8による検出結果が、初期設定の時間T1の
基準値の電圧値V2max または電圧値V2min などより
も大きければ大きいほど、発生時間T1’をより短くす
る構成でもよい。逆に、検出部8による検出結果が初期
設定の時間T1の基準値よりも小さければ小さいほど、
発生時間T1’をより長くする構成でもよい。検出箇所
は第1から第3実施形態と同様に考えられる。
【0063】(第6実施形態)図11は本発明に係る第
6実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図、図12は
図11における無電極放電灯の不点灯時に誘導コイルの
両端に発生する電圧の様子を示す図である。
【0064】図11に示す無電極放電灯点灯装置は、無
電極放電灯1と、誘導コイル2と、高周波電源3と、直
流電源4Aと、整合回路部5と、検出部8とを第5実施
形態と同様に備えているほか、第5実施形態との相違点
として、制御部7Eを備えている。
【0065】この制御部7Eは、図15に示した制御部
7PAと同様に、コンパレータ70、スイッチング素子S
W7およびダイオードD7を含み、検出部6などから負
荷の異常状態を示す結果が得られたとき、高周波電源3
に間欠発振をさせるほか、第5実施形態と同様に、始動
時、高周波電源3の動作後に検出部8による検出結果に
応じて、誘導コイル2の両端に発生させる電圧の発生時
間を制御するものである。すなわち、図12の例では、
制御部7Eは、検出部8を通じて、始動時に高周波電源
3が所定時間動作する間に(図12の例では動作直
後)、誘導コイル2の両端に発生する電圧値の検出を
し、この検出結果に応じて、所定時間の経過後に誘導コ
イル2の両端に発生させる電圧の発生時間(図12では
T10から所定時間を引いた時間)を決定し、所定時間
の経過後、誘導コイル2の両端に電圧がその決定した発
生時間だけ発生するように直流電源4Aを制御する構成
になっている。
【0066】そして、制御部7Eについての第5実施形
態との相違点は、図12から分かるように、上記所定時
間の経過直後に直流電源4Aを制御して、誘導コイル2
の両端に、検出部8により検出された電圧を、そのまま
のレベルで、上記検出結果に応じて決定した発生時間だ
け発生させている点である。
【0067】以上、第6実施形態によれば、図10に示
した時間T12が無くなるので、電源投入から始動まで
の時間を第5実施形態のそれよりも短縮することができ
る。
【0068】(第7実施形態)図13は本発明に係る第
7実施形態の無電極放電灯点灯装置の構成図、図14は
第7実施形態の無電極放電灯点灯装置の不点灯時の動作
説明図である。
【0069】図13に示す無電極放電灯点灯装置は、無
電極放電灯1と、誘導コイル2と、高周波電源3と、直
流電源4Aと、整合回路部5と、検出部8とを第6実施
形態と同様に備えているほか、第6実施形態との相違点
として、制御部7Fを備えている。
【0070】この制御部7Fは、図15に示した制御部
7PAと同様に、コンパレータ70、スイッチング素子S
W7およびダイオードD7を含み、検出部6などから負
荷の異常状態を示す結果が得られたとき、高周波電源3
に間欠発振をさせるほか、第7実施形態の特徴として、
図14に示すように、高周波電源3の始動直後から、検
出部8を通じて誘導コイル2の両端に発生する電圧値の
検出をするとともにその検出結果を時間積分し、その積
分して得た値が所定値(図14(b)では「ストレス限
界」のライン)以上になった時点で、直流電源4Aの出
力を停止するものである。つまり、図14(a)に示す
ような電圧値V2max 以上の電圧が、初期設定の時間T
1の間継続して誘導コイル2の両端に発生したとする
と、素子にかかるストレスが大きくなり過ぎるので、そ
のストレスを低減すべく、回路素子へのストレスに相当
する積分値を利用して、初期設定の時間T1よりも短く
するのである。
【0071】一方、高周波電源3の始動直後を少なくと
も含む所定時間に検出部8を通じて検出された誘導コイ
ル2の両端電圧値が、初期設定の時間T1の基準値以下
であれば、初期設定の時間T1の経過時点で直流電源4
Aの出力が停止される。
【0072】以上、第7実施形態によれば、電源投入し
ても始動しない場合のストレスを限界値で略一定として
設定できるため、始動困難な無電極放電灯をより確実に
始動させることができる。なお、検出箇所は第1から第
3実施形態と同様に考えられる。
【0073】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明は、無電極放電灯と、この無電極放電灯に
近接配置された誘導コイルと、直流電力を高周波電力に
変換して前記誘導コイルに高周波電流を供給するための
高周波電源と、商用電源の交流電力から前記高周波電源
に供給する直流電力を得るための直流電源と、無負荷時
に前記高周波電源の出力を停止する制御手段とにより構
成される無電極放電灯点灯装置であって、前記無電極放
電灯の始動性の目安となる値の検出をするための検出手
段と、前記高周波電源の動作後に前記検出手段による検
出結果に応じて、前記誘導コイルの両端に発生させる電
圧の値および発生時間の少なくとも一方を制御する制御
手段とを備えるので、素子にかかるストレスを抑制しつ
つ、無電極放電灯のより確実な始動が可能となる。
【0074】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の無電極放電灯点灯装置において、前記検出手段は、
前記誘導コイルの両端に発生する電圧値の検出をするた
めのものであり、前記制御手段は、前記検出手段を通じ
て、始動時に前記高周波電源が所定時間動作する間に前
記誘導コイルの両端に発生する電圧値の検出をし、この
検出結果に応じて、前記所定時間の経過後、前記直流電
源および高周波電源の少なくとも一方を制御して、前記
誘導コイルの両端に所定の値の電圧を発生させるので、
素子にかかるストレスを抑制しつつ、無電極放電灯のよ
り確実な始動が可能となる。
【0075】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の無電極放電灯点灯装置において、前記所定時間の経
過後とは、その所定時間の経過直後またはその所定時間
が経過した後にある時間が経過した後のことであり、こ
の場合も、素子にかかるストレスを抑制しつつ、無電極
放電灯のより確実な始動が可能となり、所定時間の経過
直後である場合には、電源投入から始動までの時間を短
縮することができる。
【0076】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の無電極放電灯点灯装置において、前記検出手段は、
前記誘導コイルの両端に発生する電圧値の検出をするた
めのものであり、前記制御手段は、前記検出手段を通じ
て、始動時に前記高周波電源が所定時間動作する間に前
記誘導コイルの両端に発生する電圧値の検出をし、この
検出結果に応じて、前記所定時間の経過後に前記誘導コ
イルの両端に発生させる電圧の発生時間を決定し、前記
所定時間の経過後、前記誘導コイルの両端に電圧がその
決定した発生時間だけ発生するように前記直流電源およ
び高周波電源の少なくとも一方を制御するので、素子に
かかるストレスを抑制しつつ、無電極放電灯のより確実
な始動が可能となる。
【0077】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の無電極放電灯点灯装置において、前記所定時間の経
過後とは、その所定時間の経過直後またはその所定時間
が経過した後にある時間が経過した後のことであり、こ
の場合も、素子にかかるストレスを抑制しつつ、無電極
放電灯のより確実な始動が可能となり、所定時間の経過
直後である場合には、電源投入から始動までの時間を短
縮することができる。
【0078】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の無電極放電灯点灯装置において、前記検出手段は、
前記誘導コイルの両端に発生する電圧値の検出をするた
めのものであり、前記制御手段は、前記高周波電源の始
動直後から、前記検出手段を通じて前記誘導コイルの両
端に発生する電圧値の検出をするとともにその検出結果
を時間積分し、その積分して得た値が所定値以上になっ
た時点で、前記直流電源および高周波電源の少なくとも
一方の出力を停止するので、電源投入しても始動しない
場合のストレスを限界値で略一定として設定できるた
め、始動困難な無電極放電灯をより確実に始動させるこ
とができる。
【0079】請求項7記載の発明によれば、請求項1か
ら6のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置におい
て、前記無電極放電灯の周囲温度の検出をするための温
度検出手段を備え、前記制御手段は、前記温度検出手段
の検出結果に応じて、前記誘導コイルの両端に発生する
電圧の値または発生時間を増減する制御を行うので、素
子にかかるストレスを適応的に抑制することができる。
【0080】請求項8記載の発明によれば、請求項1か
ら7のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置におい
て、前記検出手段として、回路に流れる電流を検出する
のであり、この場合も、素子にかかるストレスを抑制し
つつ、無電極放電灯のより確実な始動が可能となる。
【0081】請求項9記載の発明によれば、請求項1か
ら7のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置におい
て、前記検出手段として、前記商用電源の電圧を検出す
るのであり、この場合も、素子にかかるストレスを抑制
しつつ、無電極放電灯のより確実な始動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の無電極放電灯点灯
装置の構成図である。
【図2】図1における無電極放電灯の不点灯時に誘導コ
イルの両端に発生する電圧の様子を示す図である。
【図3】本発明に係る第2実施形態の無電極放電灯点灯
装置の構成図である。
【図4】図3における無電極放電灯の不点灯時に誘導コ
イルの両端に発生する電圧の様子を示す図である。
【図5】本発明に係る第3実施形態の無電極放電灯点灯
装置の構成図である。
【図6】図5における無電極放電灯の不点灯時に誘導コ
イルの両端に発生する電圧の様子を示す図である。
【図7】本発明に係る第4実施形態の無電極放電灯点灯
装置の構成図である。
【図8】図7における無電極放電灯の不点灯時に誘導コ
イルの両端に発生する電圧の様子を示す図である。
【図9】本発明に係る第5実施形態の無電極放電灯点灯
装置の構成図である。
【図10】図9における無電極放電灯の不点灯時に誘導
コイルの両端に発生する電圧の様子を示す図である。
【図11】本発明に係る第6実施形態の無電極放電灯点
灯装置の構成図である。
【図12】図11における無電極放電灯の不点灯時に誘
導コイルの両端に発生する電圧の様子を示す図である。
【図13】本発明に係る第7実施形態の無電極放電灯点
灯装置の構成図である。
【図14】第7実施形態の無電極放電灯点灯装置の不点
灯時の動作説明図である。
【図15】従来の無電極放電灯点灯装置の構成図であ
る。
【図16】図15における無電極放電灯の点灯時および
不点灯時に誘導コイルの両端に発生する電圧の様子を示
す図である。
【符号の説明】 1 無電極放電灯 2 誘導コイル 3 高周波電源 4A,4B 直流電源 5 整合回路部 7,7A,7B,7C,7D,7E,7F 制御部 8,8B 検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA16 AC11 BA05 CB02 CB06 CB07 DA04 DD03 DE01 DE02 DE04 DE06 EA02 EA06 GA02 GB04 HA03 HA06 HA10 HB03 HB07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無電極放電灯と、この無電極放電灯に近
    接配置された誘導コイルと、直流電力を高周波電力に変
    換して前記誘導コイルに高周波電流を供給するための高
    周波電源と、商用電源の交流電力から前記高周波電源に
    供給する直流電力を得るための直流電源と、無負荷時に
    前記高周波電源の出力を停止する制御手段とにより構成
    される無電極放電灯点灯装置であって、 前記無電極放電灯の始動性の目安となる値の検出をする
    ための検出手段と、 前記高周波電源の動作後に前記検出手段による検出結果
    に応じて、前記誘導コイルの両端に発生させる電圧の値
    および発生時間の少なくとも一方を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記誘導コイルの両端
    に発生する電圧値の検出をするためのものであり、 前記制御手段は、前記検出手段を通じて、始動時に前記
    高周波電源が所定時間動作する間に前記誘導コイルの両
    端に発生する電圧値の検出をし、この検出結果に応じ
    て、前記所定時間の経過後、前記直流電源および高周波
    電源の少なくとも一方を制御して、前記誘導コイルの両
    端に所定の値の電圧を発生させることを特徴とする請求
    項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記所定時間の経過後とは、その所定時
    間の経過直後またはその所定時間が経過した後にある時
    間が経過した後のことであることを特徴とする請求項2
    記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記誘導コイルの両端
    に発生する電圧値の検出をするためのものであり、 前記制御手段は、前記検出手段を通じて、始動時に前記
    高周波電源が所定時間動作する間に前記誘導コイルの両
    端に発生する電圧値の検出をし、この検出結果に応じ
    て、前記所定時間の経過後に前記誘導コイルの両端に発
    生させる電圧の発生時間を決定し、前記所定時間の経過
    後、前記誘導コイルの両端に電圧がその決定した発生時
    間だけ発生するように前記直流電源および高周波電源の
    少なくとも一方を制御することを特徴とする請求項1記
    載の無電極放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記所定時間の経過後とは、その所定時
    間の経過直後またはその所定時間が経過した後にある時
    間が経過した後のことであることを特徴とする請求項4
    記載の無電極放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、前記誘導コイルの両端
    に発生する電圧値の検出をするためのものであり、 前記制御手段は、前記高周波電源の始動直後から、前記
    検出手段を通じて前記誘導コイルの両端に発生する電圧
    値の検出をするとともにその検出結果を時間積分し、そ
    の積分して得た値が所定値以上になった時点で、前記直
    流電源および高周波電源の少なくとも一方の出力を停止
    することを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯
    装置。
  7. 【請求項7】 前記無電極放電灯の周囲温度の検出をす
    るための温度検出手段を備え、 前記制御手段は、前記温度検出手段の検出結果に応じ
    て、前記誘導コイルの両端に発生する電圧の値または発
    生時間を増減する制御を行うことを特徴とする請求項1
    から6のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段として、回路に流れる電流
    を検出することを特徴とする請求項1から7のいずれか
    に記載の無電極放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段として、前記商用電源の電
    圧を検出することを特徴とする請求項1から7のいずれ
    かに記載の無電極放電灯点灯装置。
JP2001225493A 2001-07-26 2001-07-26 無電極放電灯点灯装置 Withdrawn JP2003045689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001225493A JP2003045689A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 無電極放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001225493A JP2003045689A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 無電極放電灯点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003045689A true JP2003045689A (ja) 2003-02-14

Family

ID=19058477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001225493A Withdrawn JP2003045689A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 無電極放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003045689A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158184A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 無電極放電ランプ装置、及びそれを用いた照明器具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158184A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 無電極放電ランプ装置、及びそれを用いた照明器具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6552498B1 (en) Method and circuit for controlling current in a high pressure discharge lamp
WO2003047319A1 (fr) Ballast électronique pour lampe à décharge à haute pression
JPH065376A (ja) 放電灯点灯装置
JP4569067B2 (ja) 高圧放電ランプ点灯装置及び照明装置
JP2003257688A (ja) 放電ランプ点灯装置及び照明器具
JP4206914B2 (ja) 無電極放電灯点灯装置および無電極放電灯装置
JP2003045689A (ja) 無電極放電灯点灯装置
JP4155249B2 (ja) 無電極放電灯点灯装置および照明装置
US9709881B2 (en) Discharge lamp lighting device, discharge lamp lighting method, and projector
US7355356B2 (en) Circuit arrangement and method for detecting a crest factor of a lamp current or a lamp operating voltage of an electric lamp
US6707262B2 (en) Discharge lamp operating circuit having a circuit for detecting the proximity to capacitive operation
JP3832053B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4441108B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3190459B2 (ja) 無電極放電灯点灯装置
JP4293743B2 (ja) 無電極放電灯点灯装置
JP4082003B2 (ja) 無電極放電灯点灯装置
JP2005135641A (ja) 無電極放電灯点灯装置
JP2002299089A (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2011065972A (ja) 放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具
JPH1187076A (ja) 無電極放電灯点灯装置
JP2003068487A (ja) 放電灯点灯装置
JP2004220877A (ja) 放電灯点灯装置
JP4206986B2 (ja) 無電極放電灯点灯装置及び無電極放電灯装置
JP4363310B2 (ja) マグネトロン駆動用電源
JP4899967B2 (ja) 放電灯点灯装置、照明器具及び照明システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007