JP2003068487A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

Info

Publication number
JP2003068487A
JP2003068487A JP2001258654A JP2001258654A JP2003068487A JP 2003068487 A JP2003068487 A JP 2003068487A JP 2001258654 A JP2001258654 A JP 2001258654A JP 2001258654 A JP2001258654 A JP 2001258654A JP 2003068487 A JP2003068487 A JP 2003068487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
output
lighting
voltage
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001258654A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Ichioka
一岡  建
Kenji Matsuda
賢治 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001258654A priority Critical patent/JP2003068487A/ja
Publication of JP2003068487A publication Critical patent/JP2003068487A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性の異なる複数種類のうちのいずれかの種
類の放電灯が接続された場合、その種類の放電灯に適合
した高周波出力を供給して放電灯を適切に点灯させる。 【解決手段】 特性の異なる複数種類のうちのいずれか
の種類の放電灯1と、電源回路部2と、この電源回路部
2の直流出力を動作周波数に応じたスイッチング動作に
より高周波出力に変換し、その高周波出力を放電灯1に
供給してこれを点灯させる点灯回路部3と、放電灯1の
点灯を検出する放電灯点灯検出部4と、制御回路部5と
を備えた。制御回路部5は、放電灯1の始動に際してそ
の両端電圧を連続的に上昇変化させ、放電灯点灯検出部
4によって放電灯1の点灯が検出されるまでに要した時
間をタイマ51で計測し、計測された時間から放電灯1
の種類を判別し、判別した種類の放電灯に点灯回路部3
の高周波出力が適合するように、その動作周波数を調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用電源の交流出
力から直流出力を得て高周波出力に変換し、その高周波
出力を放電灯に供給してこれを点灯させる放電灯点灯装
置に関連し、特に特性の異なる複数種類のうちのいずれ
かの種類の放電灯をその種類に適合した高周波出力で点
灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電灯点灯装置は、放電灯のフィラメン
トの予熱を十分に行った後、放電灯の両端に始動に必要
な高電圧を印加して放電灯の始動をし、適切な高周波出
力を供給することにより放電灯の点灯を維持する。
【0003】放電灯点灯装置には一般的にインバータが
使用されるが、この場合、放電灯点灯装置は、上述の予
熱および始動などの各モードで、インバータに対する入
力電圧および発振周波数をそのモードに合った条件で調
整することにより、放電灯に適した予熱電流の供給およ
び始動電圧の印加などを行う。
【0004】なお、特開平6−89787号公報には、
放電ランプの少なくとも定格および数に対応して、内部
のインバータ回路の出力を変化させるスイッチを変化さ
せる作動部を設け、複数の種類に対応することができる
放電灯点灯装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一種類の放
電灯を負荷の対象とするのではなく、特性の異なる複数
種類のうちのいずれかの種類の放電灯を負荷の対象とす
る場合、放電灯の種類に適した条件でその放電灯を点灯
させるためには、その種類の放電灯に適合した予熱電流
および始動電圧などに設定するように、放電灯点灯装置
の動作条件を切り替える必要がある。このため、従来で
は、放電灯の種類毎に、点灯回路(例えばインバータ)
や制御回路の部品定数を変更することにより、その種類
の放電灯の特性を満足する条件を個別に設計していた。
【0006】放電灯の点灯のみを考慮する場合は、複数
種類の放電灯のうち、始動に必要な放電灯の両端電圧が
最も高い種類の放電灯に合わせて、点灯条件を設定する
ことにより、それら複数種類の放電灯で共用可能な放電
灯点灯装置を設計することができる。しかし、これで
は、予熱条件が各種類の放電灯で異なるために、放電灯
の寿命などへの影響が大きくなり、最適な条件設定が困
難となる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、特性の異なる複数種類のうちのいずれかの種類
の放電灯が接続された場合、その種類の放電灯に適合し
た高周波出力を供給して放電灯を適切に点灯させること
ができる放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明は、特性の異なる複数種類のうち
のいずれかの種類の放電灯と、交流電源からの交流出力
を整流および平滑して直流出力を得る直流電源と、この
直流電源の直流出力を動作周波数に応じたスイッチング
動作により高周波出力に変換し、その高周波出力を前記
放電灯に供給してこれを点灯させるインバータとにより
構成される放電灯点灯装置であって、前記放電灯の始動
に際してその放電灯の両端電圧を連続的に上昇変化させ
る電圧上昇変化手段と、前記放電灯の点灯を検出する点
灯検出手段と、この点灯検出手段によって前記放電灯の
点灯が検出されるまでに要した時間を計測する計時手段
と、この計時手段によって計測された時間から前記放電
灯の種類を判別する判別手段と、この判別手段によって
判別された種類の放電灯に前記インバータの高周波出力
が適合するように、その動作周波数を調整する周波数制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の放
電灯点灯装置において、前記計時手段は、電源投入時点
から前記点灯検出手段によって前記放電灯の点灯が検出
されるまでに要した時間を計測することを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の放
電灯点灯装置において、前記計時手段は、前記電圧上昇
変化手段が前記放電灯の両端電圧を連続的に上昇変化さ
せる開始時点から前記点灯検出手段によって前記放電灯
の点灯が検出されるまでに要した時間を計測することを
特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の放電灯点灯装置において、前記直流電
源は、直流出力のレベルを変更する機能を有し、前記放
電灯の始動に際して、または前記点灯検出手段によって
前記放電灯の点灯が検出された時点で、前記周波数制御
手段と協調して、当該直流電源の直流出力のレベルを変
更することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、特性の異なる複数
種類のうちのいずれかの種類の放電灯と、交流電源から
の交流出力を整流および平滑して直流出力を得る直流電
源と、この直流電源の直流出力を動作周波数に応じたス
イッチング動作により高周波出力に変換し、その高周波
出力を前記放電灯に供給してこれを点灯させるインバー
タとにより構成され、このインバータは前記複数種類の
放電灯に対して共通の共振条件で動作する共振回路を含
む放電灯点灯装置であって、前記放電灯の両端電圧を検
出する電圧検出手段と、この電圧検出手段によって検出
された前記放電灯の両端電圧から前記放電灯の種類を判
別する判別手段と、この判別手段によって判別された種
類の放電灯に前記インバータの高周波出力が適合するよ
うに、その動作周波数を調整する周波数制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、特性の異なる複数
種類のうちのいずれかの種類の放電灯と、交流電源から
の交流出力を整流および平滑して直流出力を得る直流電
源と、この直流電源の直流出力を動作周波数に応じたス
イッチング動作により高周波出力に変換し、その高周波
出力を前記放電灯に供給してこれを点灯させるインバー
タとにより構成され、このインバータは前記複数種類の
放電灯に対して共通の共振条件で動作する共振回路を含
む放電灯点灯装置であって、前記放電灯の両端電圧を検
出する電圧検出手段と、この電圧検出手段によって検出
された前記放電灯の両端電圧から前記放電灯の種類を判
別する判別手段とを備え、前記直流電源は、直流出力の
レベルを変更する機能を有し、前記判別手段によって判
別された種類の放電灯に前記インバータの高周波出力が
適合するように、当該直流電源の直流出力のレベルを変
更することを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項5記載の放
電灯点灯装置において、前記複数種類の放電灯の各々に
ついての点灯条件を記憶する記憶手段を備え、前記周波
数制御手段は、前記記憶手段に記憶された各種点灯条件
のうち、前記判別手段によって判別された種類の放電灯
に対応する点灯条件に従って、前記インバータの動作周
波数を調整することを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項6記載の放
電灯点灯装置において、前記複数種類の放電灯の各々に
ついての点灯条件を記憶する記憶手段を備え、前記直流
電源は、前記記憶手段に記憶された各種点灯条件のう
ち、前記判別手段によって判別された種類の放電灯に対
応する点灯条件に従って、当該直流電源の直流出力のレ
ベルを変更することを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項5から8の
いずれかに記載の放電灯点灯装置において、前記複数種
類の放電灯の各々に対する出力調整時、その放電灯の点
灯時の負荷電流が一定となるように制御されることを特
徴とする。
【0017】請求項10記載の発明は、放電灯と、交流
電源からの交流出力を整流および平滑して直流出力を得
るものであって昇降圧チョッパを含む直流電源と、この
直流電源の直流出力を高周波出力に変換して前記放電灯
に供給しこれを点灯させるインバータとにより構成され
る放電灯点灯装置であって、前記直流電源の直流出力を
連続的に制御する制御手段を備え、この制御手段は、前
記放電灯の予熱、始動、点灯および異常の各モードにお
いて、前記直流電源の直流出力を調整することのみによ
り前記インバータの高周波出力の調整を行うことを特徴
とする。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の放電灯点灯装置において、前記放電灯は特性の異なる
複数種類のうちのいずれかの種類の放電灯であり、前記
放電灯の両端電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧
検出手段によって検出された前記放電灯の両端電圧から
前記放電灯の種類を判別する判別手段とを備え、前記制
御手段は、前記放電灯の予熱、始動、点灯および異常の
各モードにおいて、前記判別手段によって判別された種
類の放電灯に前記インバータの高周波出力が適合するよ
うに、前記直流電源の直流出力を調整することのみによ
り前記インバータの高周波出力の調整を行うことを特徴
とする。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明に
係る第1実施形態の放電灯点灯装置のブロック図、図2
は第1実施形態の特徴となる動作原理の説明図である。
【0020】第1実施形態の放電灯点灯装置は、予め定
められ特性の異なる複数種類のうちのいずれかの種類の
放電灯を接続することができるものであって、図1に示
すように、そのいずれかの種類の放電灯1を備えている
ほか、電源回路部2と、点灯回路部3と、放電灯点灯検
出部4と、制御回路部5とを備えている。
【0021】電源回路部2は、交流電源ACからの交流
出力を整流および平滑して直流出力を得るものであり、
図1の例では、交流電源ACからの交流電圧を直流電圧
に全波整流する整流器DBと、この整流器DBにより全
波整流された直流電圧を平滑するコンデンサC2とによ
り構成されている。
【0022】点灯回路部3は、電源回路部2の直流出力
を動作周波数に応じたスイッチング動作により高周波出
力に変換し、その高周波出力を放電灯1に供給してこれ
を点灯させるインバータであり、図1の例では、電源回
路部2の出力に接続されるハーフブリッジ回路構成のス
イッチング素子(図ではFET)Q1,Q2と、コンデ
ンサC3と、このコンデンサC3および放電灯1をそれ
ぞれ両端に介して一方のスイッチング素子Q2の両端間
に接続される限流チョークL1と、放電灯1の非電源側
に並列に接続される共振コンデンサC1とにより構成さ
れている。この構成では、スイッチング素子Q1,Q2
が制御回路部5からの信号に従って交互にオン/オフす
ることにより、電源回路部2の直流出力を高周波出力に
変換することになる。
【0023】放電灯点灯検出部4は、放電灯1の両端電
圧を監視することにより、放電灯1の点灯を検出し、そ
の検出信号を制御回路部5に出力するものである。
【0024】制御回路部5は、放電灯点灯検出部4によ
って放電灯1の点灯が検出されるまでに要した時間を計
測するタイマ51を備え、本放電灯点灯装置全般の制御
を実行するものである。例えば、制御回路部5は、放電
灯1の始動に際し、点灯回路部3を通じて放電灯1の両
端電圧を連続的に上昇変化させ、タイマ51によって計
測された時間から放電灯1の種類を判別し、そしてその
判別された種類の放電灯に点灯回路部3の高周波出力が
適合するように、点灯回路部3のスイッチング素子Q
1,Q2の動作周波数を調整する。
【0025】ここで、限流チョークL1および共振コン
デンサC1により共振回路が構成されているので、スイ
ッチング素子Q1,Q2の動作周波数を連続的に変化さ
せる信号を出力するように制御回路部5を構成すること
により、放電灯1の始動に際して、上記共振回路の共振
特性曲線に沿って、放電灯1の両端電圧を連続的に上昇
変化させることができる。つまり、点灯回路部3の共振
ピークに点灯回路部3の発振周波数が近づく方向に、ス
イッチング素子Q1,Q2の動作周波数を連続的に変化
させれば、放電灯1の両端電圧を連続的に上昇変化させ
ることができるのである。
【0026】次に、図2を参照しながら第1実施形態の
特徴となる動作原理について説明する。ただし、説明の
便宜上、予め定められ特性の異なる複数種類の放電灯
は、2種類あるとし、始動電圧の低い特性のものを放電
灯1A、高い特性のものを放電灯1Bとする。
【0027】この場合、図2(b)に示すように、放電
灯の始動に際して、点灯回路部3の発振周波数を、点灯
回路部3の共振ピークに近づく方向に連続的に降下変化
させるべく、スイッチング素子Q1,Q2の動作周波数
を連続的に変化させると、図2(a)に示すように、放
電灯の両端電圧Vlaが連続的に上昇変化する。これによ
り、始動電圧の低い放電灯1Aの方が始動電圧の高い放
電灯1Bより早く点灯することになるから、接続されて
いる放電灯の点灯が検出されるまでに要した時間によ
り、その放電灯の種類を判別することができる。
【0028】図2の例では、発振周波数がf1str であ
り、両端電圧がVla1 である時点t1で、放電灯1Aが
点灯するから、放電灯の点灯が検出されるまでに要した
時間が時点t1近辺までの時間であれば、接続されてい
る放電灯は放電灯1Aであると判別することができる。
同様に、発振周波数がf2str であり、両端電圧がVla
2 である時点t2で、放電灯1Bが点灯するから、放電
灯の点灯が検出されるまでに要した時間が時点t2近辺
までの時間であれば、接続されている放電灯は放電灯1
Bであると判別することができる。要するに、時点t1
近辺、時点t2近辺を認識することができればよいの
で、例えば、電源投入時点、または放電灯の両端電圧を
連続的に上昇変化させる開始時点から、放電灯の点灯が
検出されるまでに要した時間を計測すれば、その時間に
より放電灯の種類を判別することができるのである。な
お、始動電圧の高い放電灯1Bが点灯すべき時点t2を
過ぎて、例えば、発振周波数がf3str であり、両端電
圧がVla3 である時点t3に達する場合には、放電灯は
異常であると判定される。
【0029】続いて、判別された放電灯が放電灯1Aで
ある場合には、放電灯1Aの例えば定格入力に点灯回路
部3の高周波出力が適合するように、点灯回路部3のス
イッチング素子Q1,Q2の動作周波数を、点灯回路部
3の発振周波数がf1FULLの周波数になる周波数に調整
する制御が実行される。一方、判別された放電灯が放電
灯1Bである場合には、放電灯1Bの例えば定格入力に
点灯回路部3の高周波出力が適合するように、点灯回路
部3のスイッチング素子Q1,Q2の動作周波数を、点
灯回路部3の発振周波数がf2FULLの周波数になる周波
数に調整する制御が実行される。なお、放電灯が異常で
あると判定された場合には、点灯回路部3の発振周波数
がf3の周波数に上昇するように、点灯回路部3のスイ
ッチング素子Q1,Q2の動作周波数を調整し、点灯回
路部3の高周波出力を絞る制御が実行される。
【0030】第1実施形態によれば、特性の異なる複数
種類のうちのいずれかの種類の放電灯が接続された場
合、その種類の放電灯に適合した高周波出力を供給して
放電灯を適切に点灯させることができる。また、連続的
に上昇変化する電圧によって始動電圧が印加されるの
で、いずれの種類の放電灯に対しても過大な始動電圧が
印加することがない。これにより、放電灯の寿命に好適
な始動および点灯制御が可能となる。さらに、放電灯の
異常を検出して、点灯回路部3の高周波出力を絞るの
で、放電灯点灯装置および放電灯の安全性を確保するこ
とができる。
【0031】また、接続されている放電灯がいずれの種
類の放電灯であるかを判別することができるので、予熱
電流や始動電圧などの放電灯の点灯に必要な条件を、接
続されている放電灯の特性に合わせて変更することが可
能になる。これにより、放電灯の特性に適合し、個別に
点灯回路部を用意することなく、特性の異なる複数種類
の放電灯に対して共通に使用可能な放電灯点灯装置を提
供することができる。また、回路構成が簡略化されるの
で、製造コストなどの低減効果がある。
【0032】なお、第1実施形態では、2種類の放電灯
を例に説明したが、これに限らず、3種類以上でも同様
の効果が得られることが容易に理解される。
【0033】(第2実施形態)図3は本発明に係る第2
実施形態の放電灯点灯装置のブロック図である。
【0034】第2実施形態の放電灯点灯装置は、図3に
示すように、放電灯1と、点灯回路部3と、放電灯点灯
検出部4とを第1実施形態と同様に備えているほか、第
1実施形態との相違点として、電源回路部2Aと、制御
回路部5Aとを備えている。
【0035】電源回路部2Aは、整流器DBおよびコン
デンサC2に加えて、直流出力のレベルを変更する機能
として、インダクタンス素子L2、スイッチング素子
(図ではFET)Q3およびダイオードD1により構成
される昇圧チョッパを備え、制御回路部5Aからの信号
に従って、例えば、放電灯1の始動に際して、または放
電灯点灯検出部4によって放電灯1の点灯が検出された
時点で、直流出力のレベルを変更する。
【0036】制御回路部5Aは、放電灯点灯検出部4に
よって放電灯1の点灯が検出されるまでに要した時間を
計測するタイマ51と、電源回路部2Aの出力およびタ
イマ51の計時結果などを監視しながら、スイッチング
素子Q3のスイッチング制御を行う出力制御部52とを
備え、本放電灯点灯装置全般の制御を実行するものであ
る。例えば、制御回路部5Aは、放電灯1の始動に際し
て、電源回路部2Aと点灯回路部3とを協調させるよう
にスイッチング素子Q1〜Q3を制御して、その放電灯
1の両端電圧を連続的に上昇変化させ、タイマ51によ
って計測された時間から放電灯1の種類を判別し、そし
てその判別された種類の放電灯に点灯回路部3の高周波
出力が適合するように、電源回路部2Aと点灯回路部3
とを協調させつつスイッチング素子Q1〜Q3の動作周
波数を調整する。
【0037】つまり、第2実施形態では、点灯回路部3
のスイッチング素子Q1,Q2の動作周波数の調整に加
えて、出力制御部52によって、電源回路部2Aのスイ
ッチング素子Q3の動作周波数の調整を同時に実行する
ことにより、始動電圧の調整および放電灯1の光出力の
調整を行うのである。
【0038】第2実施形態によれば、第1実施形態と同
様の効果が得られるほか、始動電圧の調整および光出力
の調整をよりきめ細かく実行することができる。
【0039】(第3実施形態)図4は本発明に係る第3
実施形態の放電灯点灯装置のブロック図、図5は第3実
施形態の特徴となる動作原理の説明図である。
【0040】第3実施形態の放電灯点灯装置は、図4に
示すように、放電灯1と、電源回路部2と、点灯回路部
3とを第1実施形態と同様に備えているほか、第1実施
形態との相違点として、放電灯両端電圧検出部4Aと、
制御回路部5Bとを備えている。なお、点灯回路部3
は、第1実施形態と同様に、複数種類の放電灯1に対し
て共通の共振条件で動作する共振回路を構成する限流チ
ョークL1および共振コンデンサC1を含んでいる。
【0041】放電灯両端電圧検出部4Aは、放電灯1の
両端電圧を検出するものであり、放電灯1の両端電圧を
DC信号に変換して制御回路部5Bに出力する。
【0042】制御回路部5Bは、本放電灯点灯装置全般
の制御を実行するものであり、例えば、スイッチング素
子Q1,Q2の動作周波数を変化させることにより、点
灯回路部3の発振周波数を変化させ、これにより放電灯
1の光出力を連続的に変化させる。また、制御回路部5
Bは、予熱時には、点灯回路部3の発振周波数が所定の
予熱用の周波数になるように、スイッチング素子Q1,
Q2の動作周波数を調整し、始動時には、点灯回路部3
を通じて放電灯1の両端電圧を連続的に上昇変化させ、
点灯時には、放電灯両端電圧検出部4Aによって検出さ
れた点灯直後の放電灯1の両端電圧から放電灯1の種類
を判別し、その判別された種類の放電灯1に点灯回路部
3の高周波出力が適合するように、その動作周波数を調
整する。なお、制御回路部5Bについては、対象となる
複数種類の放電灯1の光出力を得ることができる発振周
波数が予め設定されている。
【0043】第3実施形態の特徴となる動作原理につい
て、図5を参照しながらさらに詳述すると、制御回路部
5Bは、予熱時、図5(b)に示すように、放電灯1の
種類に関係なく、点灯回路部3の発振周波数が所定の予
熱用の周波数f-ph になるように、スイッチング素子Q
1,Q2の動作周波数を調整して、図5(a)に示すよ
うに、放電灯1にそのフィラメント予熱用の電圧Vla-p
h をt11時点まで印加する制御を実行する。
【0044】続いて、予熱時間(電源投入時点からt1
1時点)が経過すると、図5(b)に示すように、点灯
回路部3の発振周波数を、点灯回路部3の共振ピークに
近づく方向に連続的に降下変化させるべく、スイッチン
グ素子Q1,Q2の動作周波数を連続的に変化させる制
御が実行される。これにより、図5(a)に示すよう
に、時点11から、放電灯の両端電圧が連続的に上昇変
化し、放電灯を確実に点灯させる始動時間が始まる。
【0045】この後、接続されている放電灯が点灯する
と(t12)、放電灯の両端電圧がその種類で決まるレ
ベルに降下する。図5(a)の例では、放電灯1Aの場
合、Vla11のレベルに降下し、放電灯1Bの場合、Vla
21のレベルに降下している。したがって、点灯直後の放
電灯の両端電圧を検出すれば、その放電灯の種類を判別
することができる。つまり、点灯直後の放電灯の両端電
圧のレベルが異なる複数種類の放電灯の種類を、点灯直
後の放電灯の両端電圧を検出することによって判別する
のであり、第3実施形態では、制御回路部5Bは、放電
灯両端電圧検出部4Aの検出結果から放電灯1の点灯を
検出すると、点灯回路部3の発振周波数が放電灯の点灯
時点の周波数f-strで一定となるようにスイッチング素
子Q1,Q2の動作周波数を調整した上で、放電灯両端
電圧検出部4Aを通じて放電灯1の両端電圧を検出し、
その検出した両端電圧から放電灯の種類を判別するよう
に構成される。
【0046】続いて、放電灯両端電圧検出部4Aから得
られる点灯直後の放電灯の両端電圧から、接続されてい
る放電灯の種類を判別し終えると(t13)、その判別
された種類の放電灯1に点灯回路部3の高周波出力が適
合するように、その動作周波数を調整する制御が実行さ
れる。図5の例では、放電灯1Aの場合、点灯回路部3
の発振周波数がf1の周波数になるようにスイッチング
素子Q1,Q2の動作周波数を調整して、放電灯1Aの
両端電圧をVla12のレベルの電圧に設定している。放電
灯1Bの場合、点灯回路部3の発振周波数がf2の周波
数になるようにスイッチング素子Q1,Q2の動作周波
数を調整して、放電灯1Bの両端電圧をVla22のレベル
の電圧に設定している。
【0047】第3実施形態によれば、特性の異なる複数
種類のうちのいずれかの種類の放電灯が接続された場
合、その種類の放電灯に適合した高周波出力を供給して
放電灯を適切に点灯させることができる。また、連続的
に上昇変化する電圧によって始動電圧が印加されるの
で、いずれの種類の放電灯に対しても過大な始動電圧が
印加することがない。これにより、放電灯の寿命に好適
な始動および点灯制御が可能となる。また、製造コスト
などの低減効果がある。
【0048】(第4実施形態)図6は本発明に係る第4
実施形態の放電灯点灯装置のブロック図、図7は第4実
施形態の特徴となる動作原理の説明図である。
【0049】第4実施形態の放電灯点灯装置は、図6に
示すように、放電灯1と、点灯回路部3と、放電灯両端
電圧検出部4Aとを第1実施形態と同様に備えているほ
か、第1実施形態との相違点として、第2実施形態と同
様の電源回路部2Aと、制御回路部5Cとを備えてい
る。
【0050】この制御回路部5Cは、電源回路部2Aの
出力および放電灯両端電圧検出部4Aの検出結果などを
監視しながら、スイッチング素子Q3のスイッチング制
御を行う出力制御部52Aを備え、本放電灯点灯装置全
般の制御を実行するものである。例えば、制御回路部5
Cは、点灯回路部3のスイッチング素子Q1,Q2のス
イッチング制御をして、点灯回路部3により電源回路部
2Aの直流出力を高周波出力に変換させる。また、制御
回路部5Cは、予熱時には、放電灯の両端に所定の予熱
用の電圧が印加するように、スイッチング素子Q3の動
作周波数を調整し、始動時には、電源回路部2Aを通じ
て放電灯1の両端電圧を連続的に上昇変化させ、点灯時
には、放電灯両端電圧検出部4Aによって検出された点
灯直後の放電灯1の両端電圧から放電灯1の種類を判別
し、その判別された種類の放電灯1に点灯回路部3の高
周波出力が適合するように、電源回路部2Aのスイッチ
ング素子Q3の動作周波数を調整する。
【0051】第4実施形態の特徴となる動作原理につい
て、図7を参照しながらさらに詳述すると、制御回路部
5Cは、予熱時、図7(a)に示すように、放電灯1の
種類に関係なく、放電灯の両端に所定の予熱用の電圧V
la-ph が印加するように、スイッチング素子Q3の動作
周波数を調整する制御を実行する。図7(b)の例で
は、電源回路部2Aの出力電圧が電圧Vla-ph に対応す
る電圧Vdc-ph になるように、スイッチング素子Q3の
動作周波数が調整されている。
【0052】続いて、予熱時間(電源投入時点からt2
1時点)が経過すると、図7に示すように、電源回路部
2Aの出力電圧のレベルが上昇変化して、放電灯の両端
に印加する電圧のレベルが上昇変化するように、電源回
路部2Aのスイッチング素子Q3の動作周波数を連続的
に変化させる制御が実行される。これにより、時点21
から、放電灯の両端電圧が連続的に上昇変化し、放電灯
を確実に点灯させる始動時間が始まる。
【0053】この後、接続されている放電灯が点灯する
と(t22)、放電灯の両端電圧がその種類で決まるレ
ベルに降下する。図7(a)の例でも、第3実施形態と
同様に、放電灯1Aの場合、Vla11のレベルに降下し、
放電灯1Bの場合、Vla21のレベルに降下しており、第
1実施形態と同様にして放電灯の種類が判別される。
【0054】続いて、放電灯両端電圧検出部4Aから得
られる点灯直後の放電灯の両端電圧から、接続されてい
る放電灯の種類を判別し終えると(t23)、その判別
された種類の放電灯1に点灯回路部3の高周波出力が適
合するように、電源回路部2Aのスイッチング素子Q3
の動作周波数を調整する制御が実行される。図7の例で
は、放電灯1Aの場合、スイッチング素子Q3の動作周
波数を調整して、電源回路部2Aの出力電圧をVdc1 と
して、放電灯の両端電圧をVla12に設定し、放電灯1B
の場合、スイッチング素子Q3の動作周波数を調整し
て、電源回路部2Aの出力電圧をVdc2 として、放電灯
の両端電圧をVla22に設定している。
【0055】第4実施形態によれば、特性の異なる複数
種類のうちのいずれかの種類の放電灯が接続された場
合、その種類の放電灯に適合した高周波出力を供給して
放電灯を適切に点灯させることができる。また、連続的
に上昇変化する電圧によって始動電圧が印加されるの
で、いずれの種類の放電灯に対しても過大な始動電圧が
印加することがない。これにより、放電灯の寿命に好適
な始動および点灯制御が可能となる。また、製造コスト
などの低減効果がある。
【0056】(第5実施形態)図8は本発明に係る第5
実施形態の放電灯点灯装置のブロック図である。
【0057】第5実施形態の放電灯点灯装置は、図8に
示すように、放電灯1と、電源回路部2Aと、点灯回路
部3と、放電灯両端電圧検出部4Aとを第4実施形態と
同様に備えているほか、第4実施形態との相違点とし
て、記憶部6と、制御回路部5Dとを備えている。
【0058】記憶部6は、図8の例ではEEPROMで
あり、対象とする複数種類の放電灯1の各々についての
点灯条件(特性値)を記憶している。
【0059】制御回路部5Dは、放電灯両端電圧検出部
4Aを利用して判別した放電灯1の種類に対応する点灯
条件を記憶部6から読み出し、その読み出した点灯条件
に従って(特性値に応じて)、電源回路部2Aのスイッ
チング素子Q3の動作周波数を調整する以外は、第4実
施形態の制御回路部5Cと同様に構成される。
【0060】第5実施形態によれば、特性の異なる複数
種類のうちのいずれかの種類の放電灯が接続された場
合、その種類の放電灯に適合した高周波出力を供給して
放電灯を適切に点灯させることができる。また、連続的
に上昇変化する電圧によって始動電圧が印加されるの
で、いずれの種類の放電灯に対しても過大な始動電圧が
印加することがない。これにより、放電灯の寿命に好適
な始動および点灯制御が可能となる。また、製造コスト
などの低減効果がある。
【0061】なお、記憶部は、EEPROMに限らず、
メモリカードなどでもよい。また、記憶部に限らず、他
機器との通信手段などの外部インターフェイスによるも
のでもよい。さらに、第5実施形態の記憶部は、第3実
施形態の構成にも適用可能である。
【0062】(第6実施形態)本発明に係る第6実施形
態の放電灯点灯装置の構成は、制御回路部が、第4実施
形態のように放電灯の出力調整を行う代わりに、負荷電
流を一定にするよう制御する以外は、第4実施形態の放
電灯点灯装置の構成と同じである。
【0063】すなわち、第6実施形態の制御回路部で
は、対象とする放電灯に応じて、所定の負荷電流となる
発振周波数が予め設定されており、放電灯両端電圧検出
部4Aにより、始動後の放電灯の両端電圧を検出して放
電灯の種類を判別した後、その種類の放電灯に応じて所
定の負荷電流となるように、電源回路部2Aの出力電圧
を調整するのである。
【0064】第6実施形態によれば、第5実施形態と同
様に、特性の異なる複数種類の放電灯に応じた光出力を
それぞれ得ることができる。また、製造コストなどの低
減効果がある。
【0065】なお、電源回路部の出力電圧を調整するか
わりに、発振周波数を調整することにより負荷電流を所
定の値になるよう調整する構成でもよい。
【0066】(第7実施形態)図9は本発明に係る第7
実施形態の放電灯点灯装置のブロック図である。
【0067】第7実施形態の放電灯点灯装置は、図9に
示すように、放電灯1と、点灯回路部3とを上記各実施
形態と同様に備えているほか、上記各実施形態との相違
点として、電源回路部2Bと、制御回路部5Eとを備え
ている。なお、共振条件は、対象とする複数種類の放電
灯1の各々に応じて適した値に設定する。
【0068】電源回路部2Bは、整流器DBおよびコン
デンサC2に加えて、直流出力のレベルを変更する機能
として、インダクタンス素子L2’、スイッチング素子
(図ではFET)Q3’およびダイオードD1により構
成される昇降圧チョッパを備えている。
【0069】制御回路部5Eは、スイッチング素子Q
1,Q2,Q3’を駆動する信号を出力して本放電灯点
灯装置全般の制御を実行するものであり、例えば当該制
御回路部5Eに設けられた図示しない出力制御部により
連続的に出力電圧を昇降圧させる信号をスイッチング素
子Q3’に出力する。また、スイッチング素子Q1,Q
2を交互に駆動することにより、電源回路部2Bの出力
電圧を高周波電圧に変換させる。さらに、放電灯の予
熱、始動、点灯および放電灯の異常時の保護動作を行
う。第7実施形態では、上記昇降圧チョッパの出力電圧
のみを調整することにより、放電灯の予熱、始動、点灯
および異常時保護の各モードで、点灯回路部3の出力を
変化させる。
【0070】第7実施形態によれば、点灯回路部の発振
周波数が放電灯1の予熱、始動、点灯および異常時保護
モードの全てにおいて一定となるため、制御回路部には
点灯回路部の周波数制御が不要となり、放電灯点灯装置
の回路構成が簡略化される。
【0071】なお、第7実施形態の電源回路部2Bは、
上記各実施形態の電源回路部に代えて適用可能である。
【0072】(第8実施形態)図10は本発明に係る第
8実施形態の放電灯点灯装置のブロック図である。
【0073】第8実施形態の放電灯点灯装置は、図10
に示すように、放電灯1と、電源回路部2Bと、点灯回
路部3とを第7実施形態と同様に備えているほか、第7
実施形態との相違点として、第3実施形態と同様の放電
灯両端電圧検出部4Aと、制御回路部5Fとを備えてい
る。
【0074】制御回路部5Fは、スイッチング素子Q
1,Q2,Q3’を駆動する信号を出力して本放電灯点
灯装置全般の制御を実行するものである。ここで、対象
とする複数種類の放電灯1は2種類有り、点灯回路部3
の共振条件は放電灯1の種類が異なっても共通であると
すると、制御回路部5Fは、例えば第4実施形態と同様
に、放電灯両端電圧検出部4Aの検出結果から放電灯の
種類を判別し、その判別された種類の放電灯1に点灯回
路部3の高周波出力が適合するように、電源回路部2B
のスイッチング素子Q3の動作周波数のみを調整する。
そして、放電灯の予熱、始動、点灯および異常時保護の
各モードで、点灯回路部3の出力を変化させて、放電灯
1に対する出力を制御する。
【0075】第8実施形態によれば、制御回路部5Fが
点灯回路部3の周波数制御(周波数の変更制御)を実行
する必要がないから、放電灯点灯装置の回路構成が簡略
化される。
【0076】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明は、特性の異なる複数種類のうちのいずれ
かの種類の放電灯と、交流電源からの交流出力を整流お
よび平滑して直流出力を得る直流電源と、この直流電源
の直流出力を動作周波数に応じたスイッチング動作によ
り高周波出力に変換し、その高周波出力を前記放電灯に
供給してこれを点灯させるインバータとにより構成され
る放電灯点灯装置であって、前記放電灯の始動に際して
その放電灯の両端電圧を連続的に上昇変化させる電圧上
昇変化手段と、前記放電灯の点灯を検出する点灯検出手
段と、この点灯検出手段によって前記放電灯の点灯が検
出されるまでに要した時間を計測する計時手段と、この
計時手段によって計測された時間から前記放電灯の種類
を判別する判別手段と、この判別手段によって判別され
た種類の放電灯に前記インバータの高周波出力が適合す
るように、その動作周波数を調整する周波数制御手段と
を備えるので、特性の異なる複数種類のうちのいずれか
の種類の放電灯が接続された場合、その種類の放電灯に
適合した高周波出力を供給して放電灯を適切に点灯させ
ることができる。また、連続的に上昇変化する電圧によ
って始動電圧が印加されるので、いずれの種類の放電灯
に対しても過大な始動電圧が印加することがない。これ
により、放電灯の寿命に好適な始動および点灯制御が可
能となる。
【0077】請求項2記載の発明は、請求項1記載の放
電灯点灯装置において、前記計時手段は、電源投入時点
から前記点灯検出手段によって前記放電灯の点灯が検出
されるまでに要した時間を計測するのであり、この構成
でも第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0078】請求項3記載の発明は、請求項1記載の放
電灯点灯装置において、前記計時手段は、前記電圧上昇
変化手段が前記放電灯の両端電圧を連続的に上昇変化さ
せる開始時点から前記点灯検出手段によって前記放電灯
の点灯が検出されるまでに要した時間を計測するのであ
り、この構成でも第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0079】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の放電灯点灯装置において、前記直流電
源は、直流出力のレベルを変更する機能を有し、前記放
電灯の始動に際して、または前記点灯検出手段によって
前記放電灯の点灯が検出された時点で、前記周波数制御
手段と協調して、当該直流電源の直流出力のレベルを変
更するので、始動電圧の調整および光出力の調整をより
きめ細かく実行することができる。
【0080】請求項5記載の発明は、特性の異なる複数
種類のうちのいずれかの種類の放電灯と、交流電源から
の交流出力を整流および平滑して直流出力を得る直流電
源と、この直流電源の直流出力を動作周波数に応じたス
イッチング動作により高周波出力に変換し、その高周波
出力を前記放電灯に供給してこれを点灯させるインバー
タとにより構成され、このインバータは前記複数種類の
放電灯に対して共通の共振条件で動作する共振回路を含
む放電灯点灯装置であって、前記放電灯の両端電圧を検
出する電圧検出手段と、この電圧検出手段によって検出
された前記放電灯の両端電圧から前記放電灯の種類を判
別する判別手段と、この判別手段によって判別された種
類の放電灯に前記インバータの高周波出力が適合するよ
うに、その動作周波数を調整する周波数制御手段とを備
えるので、特性の異なる複数種類のうちのいずれかの種
類の放電灯が接続された場合、その種類の放電灯に適合
した高周波出力を供給して放電灯を適切に点灯させるこ
とができる。
【0081】請求項6記載の発明は、特性の異なる複数
種類のうちのいずれかの種類の放電灯と、交流電源から
の交流出力を整流および平滑して直流出力を得る直流電
源と、この直流電源の直流出力を動作周波数に応じたス
イッチング動作により高周波出力に変換し、その高周波
出力を前記放電灯に供給してこれを点灯させるインバー
タとにより構成され、このインバータは前記複数種類の
放電灯に対して共通の共振条件で動作する共振回路を含
む放電灯点灯装置であって、前記放電灯の両端電圧を検
出する電圧検出手段と、この電圧検出手段によって検出
された前記放電灯の両端電圧から前記放電灯の種類を判
別する判別手段とを備え、前記直流電源は、直流出力の
レベルを変更する機能を有し、前記判別手段によって判
別された種類の放電灯に前記インバータの高周波出力が
適合するように、当該直流電源の直流出力のレベルを変
更するので、特性の異なる複数種類のうちのいずれかの
種類の放電灯が接続された場合、その種類の放電灯に適
合した高周波出力を供給して放電灯を適切に点灯させる
ことができる。
【0082】請求項7記載の発明は、請求項5記載の放
電灯点灯装置において、前記複数種類の放電灯の各々に
ついての点灯条件を記憶する記憶手段を備え、前記周波
数制御手段は、前記記憶手段に記憶された各種点灯条件
のうち、前記判別手段によって判別された種類の放電灯
に対応する点灯条件に従って、前記インバータの動作周
波数を調整するのであり、この構成でも、特性の異なる
複数種類のうちのいずれかの種類の放電灯が接続された
場合、その種類の放電灯に適合した高周波出力を供給し
て放電灯を適切に点灯させることができる。
【0083】請求項8記載の発明は、請求項6記載の放
電灯点灯装置において、前記複数種類の放電灯の各々に
ついての点灯条件を記憶する記憶手段を備え、前記直流
電源は、前記記憶手段に記憶された各種点灯条件のう
ち、前記判別手段によって判別された種類の放電灯に対
応する点灯条件に従って、当該直流電源の直流出力のレ
ベルを変更するのであり、この構成でも、特性の異なる
複数種類のうちのいずれかの種類の放電灯が接続された
場合、その種類の放電灯に適合した高周波出力を供給し
て放電灯を適切に点灯させることができる。
【0084】請求項9記載の発明は、請求項5から8の
いずれかに記載の放電灯点灯装置において、前記複数種
類の放電灯の各々に対する出力調整時、その放電灯の点
灯時の負荷電流が一定となるように制御されるので、特
性の異なる複数種類の放電灯に応じた光出力をそれぞれ
得ることができる。また、製造コストなどの低減効果が
ある。
【0085】請求項10記載の発明は、放電灯と、交流
電源からの交流出力を整流および平滑して直流出力を得
るものであって昇降圧チョッパを含む直流電源と、この
直流電源の直流出力を高周波出力に変換して前記放電灯
に供給しこれを点灯させるインバータとにより構成され
る放電灯点灯装置であって、前記直流電源の直流出力を
連続的に制御する制御手段を備え、この制御手段は、前
記放電灯の予熱、始動、点灯および異常の各モードにお
いて、前記直流電源の直流出力を調整することのみによ
り前記インバータの高周波出力の調整を行うので、特性
の異なる複数種類のうちのいずれかの種類の放電灯が接
続された場合、その種類の放電灯に適合した高周波出力
を供給して放電灯を適切に点灯させることができる。
【0086】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の放電灯点灯装置において、前記放電灯は特性の異なる
複数種類のうちのいずれかの種類の放電灯であり、前記
放電灯の両端電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧
検出手段によって検出された前記放電灯の両端電圧から
前記放電灯の種類を判別する判別手段とを備え、前記制
御手段は、前記放電灯の予熱、始動、点灯および異常の
各モードにおいて、前記判別手段によって判別された種
類の放電灯に前記インバータの高周波出力が適合するよ
うに、前記直流電源の直流出力を調整することのみによ
り前記インバータの高周波出力の調整を行うので、放電
灯点灯装置の回路構成が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の放電灯点灯装置の
ブロック図である。
【図2】第1実施形態の特徴となる動作原理の説明図で
ある。
【図3】本発明に係る第2実施形態の放電灯点灯装置の
ブロック図である。
【図4】本発明に係る第3実施形態の放電灯点灯装置の
ブロック図である。
【図5】第3実施形態の特徴となる動作原理の説明図で
ある。
【図6】本発明に係る第4実施形態の放電灯点灯装置の
ブロック図である。
【図7】第4実施形態の特徴となる動作原理の説明図で
ある。
【図8】本発明に係る第5実施形態の放電灯点灯装置の
ブロック図である。
【図9】本発明に係る第7実施形態の放電灯点灯装置の
ブロック図である。
【図10】本発明に係る第8実施形態の放電灯点灯装置
のブロック図である。
【符号の説明】
1 放電灯 2,2A,2B 電源回路部 3 点灯回路部 4,4A 放電灯点灯検出部 5,5A,5B,5C,5D,5E,5F 制御回路部 6 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA02 AB09 AC02 AC11 BA03 BC01 CA16 DA02 DB03 DB09 DC07 DC08 DD04 DE02 DE04 EA02 EB01 EB05 GA02 GB12 GC04 HA05 HA06 HA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特性の異なる複数種類のうちのいずれか
    の種類の放電灯と、交流電源からの交流出力を整流およ
    び平滑して直流出力を得る直流電源と、この直流電源の
    直流出力を動作周波数に応じたスイッチング動作により
    高周波出力に変換し、その高周波出力を前記放電灯に供
    給してこれを点灯させるインバータとにより構成される
    放電灯点灯装置であって、 前記放電灯の始動に際してその放電灯の両端電圧を連続
    的に上昇変化させる電圧上昇変化手段と、 前記放電灯の点灯を検出する点灯検出手段と、 この点灯検出手段によって前記放電灯の点灯が検出され
    るまでに要した時間を計測する計時手段と、 この計時手段によって計測された時間から前記放電灯の
    種類を判別する判別手段と、 この判別手段によって判別された種類の放電灯に前記イ
    ンバータの高周波出力が適合するように、その動作周波
    数を調整する周波数制御手段とを備えることを特徴とす
    る放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記計時手段は、電源投入時点から前記
    点灯検出手段によって前記放電灯の点灯が検出されるま
    でに要した時間を計測することを特徴とする請求項1記
    載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記計時手段は、前記電圧上昇変化手段
    が前記放電灯の両端電圧を連続的に上昇変化させる開始
    時点から前記点灯検出手段によって前記放電灯の点灯が
    検出されるまでに要した時間を計測することを特徴とす
    る請求項1記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記直流電源は、直流出力のレベルを変
    更する機能を有し、前記放電灯の始動に際して、または
    前記点灯検出手段によって前記放電灯の点灯が検出され
    た時点で、前記周波数制御手段と協調して、当該直流電
    源の直流出力のレベルを変更することを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 特性の異なる複数種類のうちのいずれか
    の種類の放電灯と、交流電源からの交流出力を整流およ
    び平滑して直流出力を得る直流電源と、この直流電源の
    直流出力を動作周波数に応じたスイッチング動作により
    高周波出力に変換し、その高周波出力を前記放電灯に供
    給してこれを点灯させるインバータとにより構成され、
    このインバータは前記複数種類の放電灯に対して共通の
    共振条件で動作する共振回路を含む放電灯点灯装置であ
    って、 前記放電灯の両端電圧を検出する電圧検出手段と、 この電圧検出手段によって検出された前記放電灯の両端
    電圧から前記放電灯の種類を判別する判別手段と、 この判別手段によって判別された種類の放電灯に前記イ
    ンバータの高周波出力が適合するように、その動作周波
    数を調整する周波数制御手段とを備えることを特徴とす
    る放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 特性の異なる複数種類のうちのいずれか
    の種類の放電灯と、交流電源からの交流出力を整流およ
    び平滑して直流出力を得る直流電源と、この直流電源の
    直流出力を動作周波数に応じたスイッチング動作により
    高周波出力に変換し、その高周波出力を前記放電灯に供
    給してこれを点灯させるインバータとにより構成され、
    このインバータは前記複数種類の放電灯に対して共通の
    共振条件で動作する共振回路を含む放電灯点灯装置であ
    って、 前記放電灯の両端電圧を検出する電圧検出手段と、 この電圧検出手段によって検出された前記放電灯の両端
    電圧から前記放電灯の種類を判別する判別手段とを備
    え、 前記直流電源は、直流出力のレベルを変更する機能を有
    し、前記判別手段によって判別された種類の放電灯に前
    記インバータの高周波出力が適合するように、当該直流
    電源の直流出力のレベルを変更することを特徴とする放
    電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記複数種類の放電灯の各々についての
    点灯条件を記憶する記憶手段を備え、前記周波数制御手
    段は、前記記憶手段に記憶された各種点灯条件のうち、
    前記判別手段によって判別された種類の放電灯に対応す
    る点灯条件に従って、前記インバータの動作周波数を調
    整することを特徴とする請求項5記載の放電灯点灯装
    置。
  8. 【請求項8】 前記複数種類の放電灯の各々についての
    点灯条件を記憶する記憶手段を備え、前記直流電源は、
    前記記憶手段に記憶された各種点灯条件のうち、前記判
    別手段によって判別された種類の放電灯に対応する点灯
    条件に従って、当該直流電源の直流出力のレベルを変更
    することを特徴とする請求項6記載の放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 前記複数種類の放電灯の各々に対する出
    力調整時、その放電灯の点灯時の負荷電流が一定となる
    ように制御されることを特徴とする請求項5から8のい
    ずれかに記載の放電灯点灯装置。
  10. 【請求項10】 放電灯と、交流電源からの交流出力を
    整流および平滑して直流出力を得るものであって昇降圧
    チョッパを含む直流電源と、この直流電源の直流出力を
    高周波出力に変換して前記放電灯に供給しこれを点灯さ
    せるインバータとにより構成される放電灯点灯装置であ
    って、 前記直流電源の直流出力を連続的に制御する制御手段を
    備え、 この制御手段は、前記放電灯の予熱、始動、点灯および
    異常の各モードにおいて、前記直流電源の直流出力を調
    整することのみにより前記インバータの高周波出力の調
    整を行うことを特徴とする放電灯点灯装置。
  11. 【請求項11】 前記放電灯は特性の異なる複数種類の
    うちのいずれかの種類の放電灯であり、前記放電灯の両
    端電圧を検出する電圧検出手段と、 この電圧検出手段によって検出された前記放電灯の両端
    電圧から前記放電灯の種類を判別する判別手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記放電灯の予熱、始動、点灯および
    異常の各モードにおいて、前記判別手段によって判別さ
    れた種類の放電灯に前記インバータの高周波出力が適合
    するように、前記直流電源の直流出力を調整することの
    みにより前記インバータの高周波出力の調整を行うこと
    を特徴とする請求項10記載の放電灯点灯装置。
JP2001258654A 2001-08-28 2001-08-28 放電灯点灯装置 Withdrawn JP2003068487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001258654A JP2003068487A (ja) 2001-08-28 2001-08-28 放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001258654A JP2003068487A (ja) 2001-08-28 2001-08-28 放電灯点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003068487A true JP2003068487A (ja) 2003-03-07

Family

ID=19086134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001258654A Withdrawn JP2003068487A (ja) 2001-08-28 2001-08-28 放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003068487A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302829A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置および照明器具
JP2006313708A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Lecip Corp 放電灯点灯回路
EP2106200A3 (en) * 2008-03-27 2014-12-17 Panasonic Corporation Discharge lamp lighting device and illumination fixture

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302829A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置および照明器具
JP4572731B2 (ja) * 2005-04-25 2010-11-04 パナソニック電工株式会社 放電灯点灯装置および照明器具
JP2006313708A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Lecip Corp 放電灯点灯回路
EP2106200A3 (en) * 2008-03-27 2014-12-17 Panasonic Corporation Discharge lamp lighting device and illumination fixture

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6914395B2 (en) Electronic ballast for a high-pressure discharge lamp
US8648544B2 (en) Illumination lighting apparatus, illumination apparatus, and illumination system
JPH11501454A (ja) 広い入力電圧範囲および広い調光範囲を持つ調光可能な電子式蛍光ランプ安定器の制御および保護
KR100914433B1 (ko) 공진 점등 방전 램프용 밸러스트 장치
JP2010067564A (ja) 放電灯点灯装置、照明器具
US7990075B2 (en) High intensity discharge lamp lighting device and lighting fixture
US7365498B2 (en) Electrodeless discharge lamp lighting device and luminaire
JP2003068487A (ja) 放電灯点灯装置
JP4157181B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2007234540A (ja) 高圧放電灯点灯装置及び照明装置
JP3915178B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4441108B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2004087328A (ja) 放電灯点灯装置
JP5537105B2 (ja) 照明装置及び照明器具
JP4061078B2 (ja) 電源装置
JP3832053B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4283348B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4572731B2 (ja) 放電灯点灯装置および照明器具
JP3777718B2 (ja) 放電灯点灯装置
KR20230086829A (ko) 무전극 램프용 안정기를 이용한 인덕션 램프 점등시스템
US8866405B2 (en) Discharge-lamp lighting device
JP2000012269A (ja) 放電灯点灯装置
JPH118084A (ja) 放電灯点灯装置
JPH0521176A (ja) 放電灯点灯装置
JP2010073621A (ja) 電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081104