JP3190459B2 - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置

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JP3190459B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無電極放電ランプに
高周波電力を供給して無電極放電ランプを発光させる無
電極放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の無電極放電灯点灯装置の一
例の回路図を示す。図3において、高周波発振器1は、
水晶振動子Xを用いた発振回路であり、コイルL1 とコ
ンデンサC3 とにより低Qの同調回路を構成し、無調整
の発振回路としている。この高周波発振器1には、上記
各素子の他に、トランジスタQ1 ,抵抗R1 ,R2 ,R
3 ,R4 ,コンデンサC1 ,C2 ,C4 ,C5 が構成素
子として含まれる。なお、水晶振動子Xによる発振周波
数は、数MHzないし数百MHzの範囲の周波数、例えば工
業周波数バンドである13.56MHzに設定される。
【0003】高周波発振器1の出力を増幅するプリアン
プ2は、トランジスタQ2 によりC級増幅を行ってお
り、コイルL2 とコンデンサC7 とにより発振周波数に
同調するように構成している。抵抗R5 ,R6 ,R7
らなる回路は減衰器を構成しており、抵抗R8 はコイル
2 のQを下げるために挿入されている。プリアンプ2
には、上記各素子の他に、抵抗R9 ,コンデンサC6
構成素子として含まれる。なお、抵抗R8 は省くことも
できる。
【0004】フィルタ回路3は、チョークコイルL5
コンデンサC12から構成され、高周波が交流電源12に
帰還することを防いでいる。プリアンプ2の出力をさら
に高周波電力増幅するメインアンプ5は、パワーMOS
・FET(以下、トランジスタと称する)Q3 による増
幅器となっている。コイルL4 は、トランジスタQ3
入力キャパシタンスを打ち消すために挿入してあり、抵
抗R10はトランジスタQ3 の入力インピーダンスをプリ
アンプ2の出力と整合させるために接続してある。メイ
ンアンプ5には、上記各素子の他に、コイルL3 ,コン
デンサC8 が構成素子として含まれる。なお、コイルL
4 ,抵抗R10は省くこともできる。
【0005】整合回路4は、コンデンサC9 ,C10,C
11で構成され、メインアンプ5の出力と後段の無電極放
電ランプ7および誘導コイル8とのインピーダンス整合
をとっている。無電極放電ランプ7は、ガラスバルブ内
に希ガスと水銀蒸気等を封入したものであり、この無電
極放電ランプ7の外周には、数ターンの空心コイルから
なる誘導コイル8が近接して配置されており、この誘導
コイル8により整合回路4から入力された高周波電力を
無電極放電ランプ7内の発光ガスに供給している。
【0006】チョッパ平滑回路6は、交流電源12の電
源電圧をフィルタ回路13を介して全波整流器14で整
流した整流電圧をスイッチングすることにより、平滑コ
ンデンサC13の両端間に低周波リップル成分の含まれな
い安定な直流電圧を得る。またこれと同時に、スイッチ
ング素子Q4 によるスイッチング動作により平滑コンデ
ンサC13へ間欠的に充電電流を流すことにより、入力電
流を高調波成分の少ないほぼ正弦波電流とするものであ
る(この技術は、従来からよく知られているもので、詳
細な説明は省く)。チョッパ平滑回路6には、上記各素
子の他に、チョッパコイルL6 ,抵抗R11,R12,ダイ
オードD1 が構成素子として含まれる。また、このチョ
ッパ平滑回路6の動作周波数は、数kHzないし数百kHz
に設定されている。
【0007】チョッパ制御回路10は、パルス幅変調制
御によってチョッパ平滑回路6の平滑コンデンサC13
両端間の電圧を安定化するものであり、スイッチングレ
ギュレータ用集積回路(μPC494;日本電気株式会
社製)Ic1 ,出力用のトランジスタQ5 ,駆動トラン
スT1 ,抵抗R14,R15,R16,R17,R18,R19,R
20,R21,R22,R23,R24,C15,C16,C17,C18
から構成されている。そして、抵抗R24を介してチョッ
パ平滑回路6の出力電圧を検出し、この電圧に基づいて
スイッチングレギュレータ用集積回路Ic1 がトランジ
スタQ5 のオンオフ制御し、それが駆動トランスT1
介してスイッチング素子Q4 に伝達される。
【0008】チョッパ制御回路10に電源を供給する電
源回路9は、抵抗R13,ダイオードD2 ,平滑コンデン
サC14で構成されている。図4に上記図3の無電極放電
灯点灯装置の各部の波形図を示す。図4において、
(a)はチョッパ平滑回路6の出力電流(または、高周
波発振器1,プリアンプ2,メインアンプ5へ流れる入
力電流)であり、(b)は誘導コイル8の両端に加わる
電圧である。
【0009】図4を参照しながら、図3の無電極放電灯
点灯装置の動作を説明する。まず、時刻t1 において、
交流電源12が投入されると、誘導コイル8の両端に高
い電圧が印加される。このとき、高周波発振器1,プリ
アンプ2,フィルタ回路3,メインアンプ5および整合
回路4からなる高周波電源回路21の入力電流として、
図4(a)に示すような大きい電流が流れる。
【0010】時刻t2 において、無電極放電ランプ7が
点灯すると、誘導コイル8の両端電圧および高周波電源
回路21の入力電流ともに減少する。時刻t1 から時刻
2 までの期間Tは、誘導コイル8に電圧が印加されて
無電極放電ランプ7が点灯するまでの時間であり、この
ときの高周波電源回路21への入力電流は最も大きくな
る(図4(a)のI0 )。なお、これは、図4(a)の
0 が最も大きくなるように、整合回路4が調整されて
いるからである。
【0011】無電極放電ランプ7が点灯すると、高周波
電源回路21への入力電流は、図4(a)のI1 のよう
に減少する。ここで、無電極放電ランプ7が点灯しない
場合(無電極放電ランプ7が無負荷の場合)、高周波電
源回路21への入力電流は、略I0 となる。すなわち、
無電極放電ランプ7が始動する直前においては、点灯時
に比べて数倍の電流が流れる。これは、無電極放電ラン
プ7が点灯するときに比べて、整合回路4のインピーダ
ンスの整合状態がずれるためと思われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図3のような構成の場
合、交流電源12の投入時に、無電極放電ランプ7が点
灯するまでの間、高周波発振器1,プリアンプ2,メイ
ンアンプ5への入力電流が大きくなるため、チョッパ平
滑回路6とこれらの回路とを組み合わせた場合において
は、チョッパ平滑回路6の平滑コンデンサC13の電圧が
所定の電圧まで上昇するのに時間を要し、したがって交
流電源12の投入後無電極放電ランプ7が点灯するまで
に時間を要するという問題があった。
【0013】また、無電極放電ランプ7の始動時の過電
流のために、コンデンサC13の電圧が低下し、もしくは
上昇が遅れるが、コンデンサC13の電圧を一定にする
(安定化する)ため、制御回路10によってコンデンサ
13の電圧を上昇させるように、スイッチング素子Q4
が動作、つまりスイッチング素子Q4 のオンデューティ
が大きくなる。
【0014】このスイッチング素子Q4 による安定化制
御は、無電極放電ランプ7の点灯時のスイッチング素子
4 の制御が最適になるように設定している場合、スイ
ッチング素子Q4 のオンデューティを大きくするのには
限界がある。つまり、始動時の過電流によるコンデンサ
13の電圧降下をスイッチング素子Q4 のオンデューテ
ィを大きくすることによりコンデンサC13の電圧を所定
値に上昇させることが困難場合があった。
【0015】また、始動時に過電流が流れることより、
チョッパ平滑回路を構成するスイッチング素子Q4 等の
素子に対するストレスが大きくなるという問題もあっ
た。図4に電極を有する通常の放電ランプを高周波点灯
させる放電灯点灯装置の回路図を示す。この放電灯点灯
装置は、交流電源31にフィルタ回路32および全波整
流器33を介してチョッパ平滑回路34を接続し、チョ
ッパ平滑回路34の出力電圧をインバータ式点灯回路3
5に供給して電極を有する蛍光ランプ36を高周波点灯
させるようになっている。
【0016】チョッパ平滑回路34は、スイッチング素
子Q11,チョークコイルL11,ダイオードD11,平滑コ
ンデンサC21,抵抗R41,R42で構成され、その動作は
図3のチョッパ平滑回路6と同様である。インバータ式
点灯回路35は、ハーフブリッジ構成で、トランジスタ
12,Q 13,ダイオードD12,D13,コイルL12,コン
デンサC22,C23,C24で構成されており、コンデンサ
22,コイルL12,コンデンサC23,C24の共振回路に
よって、蛍光ランプ36を高周波点灯させている。
【0017】スイッチング制御回路37は、インバータ
式点灯回路35の2個のトランジスタQ12,Q13をオン
オフ制御する。チョッパ制御回路38は、チョッパ平滑
回路34を制御してその出力電圧を安定化する機能を有
し、その構成は、図3のチョッパ制御回路10と同様で
ある。電源回路39はチョッパ制御回路38に動作電源
を供給するもので、図3の電源回路9と同様の構成であ
る。
【0018】上記の図5のような放電灯点灯装置では、
蛍光ランプ36が無負荷の場合、コンデンサC22,コイ
ルL12,コンデンサC23,C24の共振回路に流れる電流
は蛍光ランプ36が点灯するときに比べて大きくなる
が、平滑コンデンサC21よりインバータ式点灯回路35
に流れ込む電流は、蛍光ランプ36が無負荷の場合の方
が小さくなる。これは、平滑コンデンサC21より、イン
バータ式点灯回路35に流れ込む電流とインバータ式点
灯回路35の共振回路によって電源へ帰還する電流が相
殺されるためである。
【0019】図5のようなチョッパ平滑回路34に共振
回路を有するインバータ式点灯回路35を接続した場合
においは、図3の無電極放電灯点灯装置の場合のような
欠点はなく、始動時および蛍光ランプ36が無負荷時に
チョッパ平滑回路34から過電流が流れることはない。
つまり、過電流の問題は、無電極放電ランプを点灯する
場合に特有の問題である。
【0020】この発明の目的は、点灯までに要する時間
を短くすることができる無電極放電灯点灯装置を提供す
ることである。この発明の他の目的は、過電流によるチ
ョッパ式平滑回路のストレスを低減することができる無
電極放電灯点灯装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無電極放
電灯点灯装置は、ガラスバルブに放電ガスを封入した無
電極放電ランプに誘導コイルを近接して配置している。
また、交流電源を直流電源に変換するチョッパ平滑回路
を設け、このチョッパ平滑回路の出力電圧を安定化する
チョッパ制御回路を設けている。チョッパ平滑回路から
給電されて高周波電力を誘導コイルに供給する高周波電
源回路を設け、チョッパ平滑回路から高周波電源回路に
印加される直流電源電圧を検出し直流電源電圧が所定値
に達したときに高周波電源回路を作動させる電圧検出回
路を設けている。
【0022】請求項2記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1の無電極放電灯点灯装置において、チョッパ平
滑回路から高周波電源回路に供給される過電流を検出す
る過電流検出回路を設け、この過電流検出回路の過電流
検出出力に応答して高周波電源回路の作動を停止させる
ようにしている。請求項3記載の無電極放電灯点灯装置
は、請求項2記載の無電極放電灯点灯装置において、過
電流検出回路を交流電源投入後の一定時間のみ動作させ
るようにしている。
【0023】
【作用】請求項1記載の構成によれば、交流電源の投入
後、チョッパ平滑回路から高周波電源回路に印加される
直流電源電圧が所定値に達したときに高周波電源回路が
作動することになり、高周波電源回路から誘導コイルに
高周波電力の供給が開始される。したがって、チョッパ
平滑回路から高周波電源回路に印加される直流電源電圧
が速やかに所定値まで上昇する。
【0024】請求項2記載の構成によれば、交流電源の
投入時あるいは無電極放電ランプの異常時等において、
チョッパ平滑回路から高周波電源回路へ過電流が流れた
ときに、過電流検出回路が動作して高周波電源回路の動
作を停止させることになり、交流電源を投入して無電極
放電ランプを点灯させる際、あるいは無電極放電ランプ
の異常時にチョッパ平滑回路に加えられるストレスが抑
えられる。
【0025】請求項3記載の構成によれば、交流電源投
入後の一定時間のみ過電流検出回路が動作し、チョッパ
平滑回路に過電流が流れたときに高周波電源回路の動作
を停止させることになり、交流電源を投入して無電極放
電ランプを点灯させる際のチョッパ平滑回路のストレス
が抑えられる。
【0026】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。 〔第1の実施例〕この発明の第1の実施例を図1に基づ
いて説明する。この無電極放電灯点灯装置は、図1に示
すように、交流電源12の電源電圧から全波整流器14
およびチョッパ平滑回路6によって安定化された直流平
滑電圧を得て、無電極放電ランプ7を点灯させるための
高周波電源回路21に供給する。高周波電源回路21
は、フィルタ回路3,高周波発振器1,プリアンプ2,
メイアンプ5,整合回路4等からなるのは図3の無電極
放電灯点灯装置と同様であり、チョッパ制御開回路10
および電源回路9を設けているのも、図3の無電極放電
灯点灯装置と同様である。
【0027】高周波電源回路21は、放電ガスを封入し
た無電極放電ランプ7に近接して誘導コイル8を配置
し、この誘導コイル8に高周波電源回路21の高周波出
力を供給し、誘導コイル8に誘導される高周波電磁界に
よって、無電極放電ランプ7内の放電ガスを放電させて
無電極放電ランプ7を点灯させるようになっている。以
上の無電極放電灯点灯装置の基本的な構成および動作は
従来例と同様である。
【0028】以下に従来例との相違点について説明す
る。この無電極放電灯点灯装置の特徴とするのは、交流
電源12の投入後チョッパ平滑回路6の直流平滑電圧が
所定値に達するまで高周波電源回路21の作動を停止さ
せておくこと、および無電極放電ランプ7の無負荷の検
出を、チョッパ平滑回路6の出力電流または高周波電源
回路21への入力電流の大きさを検出し、その電流値が
無電極放電ランプ7の始動時あるいは異常時の無負荷状
態に起因して過大となったときに高周波電源回路21の
作動を停止させることである。
【0029】第1の実施例の無電極放電灯点灯装置を示
す図1の回路図において、図3の従来例と同一構成要素
には同一符号を付している。図3の従来例と異なるの
は、過小電圧検出回路15および過電流検出回路11を
設けた点であり、その他の構成は図3と同様である。過
小電圧検出回路15は、チョッパ平滑回路6の出力電圧
を抵抗R32,R34,コンパレータC21で検出し分圧した
電圧と、ダイオードD5 ,抵抗R30,コンデンサC20
抵抗R31,R33で構成される基準電圧とをコンパレータ
IC3 で比較する構成となっており、これが特許請求の
範囲におけるチョッパ平滑回路6から高周波電源回路2
1に印加される直流電源電圧を検出し直流電源電圧が所
定値に達したときに高周波電源回路21を作動させる電
圧検出回路に相当する。
【0030】チョッパ平滑回路6の出力電圧と比例関係
にある抵抗R34の電圧が、基準電圧(設定電圧)となる
抵抗R33の電圧より小さいと、コンパレータIC3 の出
力端がハイレベルとなり、ダイオードD3 を介して過電
流検出回路11の出力段のトランジスタQ6 がオンとな
り、高周波電源回路21の動作が停止する。したがっ
て、このときチョッパ平滑回路6から高周波電源回路2
1へは過電流が流れず、チョッパ平滑回路6の平滑コン
デンサC13の電圧が速やかに上昇する。
【0031】チョッパ平滑回路6の出力電圧が上昇して
抵抗R34の電圧が基準電圧(設定電圧)となる抵抗R33
の電圧より大きくなると、コンパレータIC3 の出力端
がロウレベルとなり、過電流検出回路11の出力段のト
ランジスタQ6 がオフとなり、高周波電源回路21が作
動を開始する。このとき、平滑コンデンサC13は、十分
な電圧に上昇しているので、従来例のような欠点はなく
なる。
【0032】以上の動作をまとめると、交流電源12の
投入後、チョッパ平滑回路6から高周波電源回路21に
印加される直流電源電圧が所定値に達したときに高周波
電源回路21が作動し、高周波電源回路21から誘導コ
イル8に高周波電力の供給が開始されることになり、し
たがってチョッパ平滑回路6から高周波電源回路21に
印加される直流電源電圧が速やかに所定値まで上昇する
ということになる。
【0033】つぎに、過電流検出回路11は、チョッパ
平滑回路6から高周波電源回路21へ流れる過電流を検
出するもので、チョッパ平滑回路6から高周波電源回路
21への通電路に挿入された電流検出用の抵抗R25
他、基準電圧作成用の抵抗R26,R27,電流検出用の抵
抗R28,R29,コンデンサC19,コンパレータIC2
ダイオードD4 ,抵抗R30,トランジスタQ6 からな
る。
【0034】この過電流検出回路11では、無電極放電
ランプ7が何らかの異常による無負荷のとき、また高周
波電源回路21の起動直後の無負荷の状態において、抵
抗R 25に流れる電流が過大となったときに、抵抗R25
電圧降下が大きくなる。この結果、抵抗R25の電圧降下
を検出する抵抗R29の電圧が基準電圧(所定電圧に設計
される)となる抵抗R27の電圧より大きくなるため、コ
ンパレータIC2 の出力は、ハイレベルとなり、トラン
ジスタQ6 がオンとなり、高周波電源回路21の動作が
停止する。なお、電流が少なくなれば、高周波電源回路
21の動作が始まる。
【0035】以上をまとめると、交流電源12の投入時
あるいは無電極放電ランプ7の異常時等において、チョ
ッパ平滑回路6から高周波電源回路21へ過電流が流れ
たときに、過電流検出回路11が動作して高周波電源回
路21の動作を停止させることになり、交流電源12を
投入して無電極放電ランプ7を点灯させる際、あるいは
無電極放電ランプ7の異常時にチョッパ平滑回路6に加
えられるストレスが抑えられるということになる。
【0036】なお、過小電圧検出回路11がなく過電流
検出回路15のみの場合にも、電源投入直後の過電流に
よって、高周波電源回路21の動作が停止するので、チ
ョッパ平滑回路6の平滑コンデンサC13の電圧を早く所
定の電圧に到達させることができ、過小電圧検出回路1
1の機能に相当する機能も併せもっていることになる。
したがって、無電極放電ランプ7を早く点灯させるとい
う目的からは、過電流検出回路15を交流電源12の投
入後の一定時間動作させるという構成によって、平滑コ
ンデンサC13の電圧を速やかに上昇させればよい。この
ようにすると、過電流検出回路15が継続的に動作する
ことによる電力ロスを少なくすることができる。
【0037】この実施例の無電極放電灯点灯装置によれ
ば、交流電源12の投入後チョッパ平滑回路6から高周
波電源回路21に印加される直流電源電圧が所定値に達
したときに高周波電源回路21を作動させて、高周波電
源回路21から誘導コイル8に高周波電力の供給を開始
するので、チョッパ平滑回路6から高周波電源回路21
に印加する直流電源電圧を速やかに所定値まで上昇させ
ることができ、無電極放電ランプ7を交流電源12の投
入後速やかに点灯させることができる。
【0038】また、過電流検出回路11によりチョッパ
平滑回路6に過電流が流れたときに高周波電源回路21
の動作を停止させるので、交流電源12を投入して無電
極放電ランプ7を点灯させる際、あるいは無電極放電ラ
ンプ7の異常時にチョッパ平滑回路6に加えられるスト
レスを抑えることができ、チョッパ平滑回路6の保護を
図ることができる。
【0039】〔第2の実施例〕この発明の第2の実施例
を図2に基づいて説明する。この無電極放電灯点灯装置
は、図2に示すように、過小電圧検出回路15の出力を
過電流検出回路11のトランジスタQ6 のゲートではな
く、コンパレータIC2 の非反転入力端子に加えるよう
にし、コンパレータIC2 の出力側のダイオードD4
省略したものでその他の構成は図1の無電極放電灯点灯
装置と同様である。
【0040】この実施例では、チョッパ平滑回路6の出
力電圧が所定の電圧より低いとき、つまりコンパレータ
IC3 の出力がハイレベルのときに、過電流の検出の有
無にかかわらずコンパレータIC2 の非反転入力端子を
強制的にハイレベルにしてコンパレータIC2 の出力を
ハイレベルとすることで、高周波電源回路21の動作を
停止させる構成としたものである。
【0041】この実施例の上記以外の構成および動作を
前記実施例と同様である。この実施例の効果は前記第1
の実施例と同様である。なお、上記第2の実施例では、
チョッパ平滑回路6の出力電圧が所定の電圧より低いと
きに、コンパレータIC2 の反転入力端子のレベルを強
制的に下げるようにしてコンパレータIC2 の出力をハ
イレベルに変化させて高周波電源回路21の動作を停止
させる構成でもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の無電極放電灯点灯装置に
よれば、交流電源の投入後チョッパ平滑回路から高周波
電源回路に印加される直流電源電圧が所定値に達したと
きに高周波電源回路を作動させて、高周波電源回路から
誘導コイルに高周波電力の供給を開始するので、チョッ
パ平滑回路から高周波電源回路に印加する直流電源電圧
を速やかに所定値まで上昇させることができ、無電極放
電ランプを交流電源投入後速やかに点灯させることがで
きる。
【0043】請求項2記載の無電極放電灯点灯装置によ
れば、過電流検出回路によりチョッパ平滑回路に過電流
が流れたときに高周波電源回路の動作を停止させるの
で、交流電源を投入して無電極放電ランプを点灯させる
際、あるいは無電極放電ランプの異常時にチョッパ平滑
回路に加えられるストレスを抑えることができ、チョッ
パ平滑回路の保護を図ることができる。
【0044】請求項3記載の無電極放電灯点灯装置によ
れば、過電流検出回路を交流電源投入後の一定時間のみ
動作させるので、無駄な電力消費を抑えることことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の無電極放電灯点灯装
置の構成を示す回路図である。
【図2】この発明の第1の実施例の無電極放電灯点灯装
置の構成を示す回路図である。
【図3】従来の無電極放電灯点灯装置の一例の構成を示
す回路図である。
【図4】従来の無電極放電灯点灯装置の一例の動作を示
す波形図である。
【図5】従来の放電灯点灯装置の一例の構成を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 高周波発振器 2 プリアンプ 3 フィルタ回路 4 整合回路 5 メインアンプ 6 チョッパ平滑回路 7 無電極放電ランプ 8 誘導コイル 9 電源回路 10 チョッパ制御回路 11 過電流検出回路 15 過小電圧検出回路(電圧検出回路) 21 高周波電源回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスバルブに放電ガスを封入した無電
    極放電ランプと、この無電極放電ランプに近接して配置
    した誘導コイルと、交流電源を直流電源に変換するチョ
    ッパ平滑回路と、このチョッパ平滑回路の出力電圧を安
    定化するチョッパ制御回路と、前記チョッパ平滑回路か
    ら給電されて高周波電力を前記誘導コイルに供給する高
    周波電源回路と、前記チョッパ平滑回路から前記高周波
    電源回路に印加される直流電源電圧を検出し前記直流電
    源電圧が所定値に達したときに前記高周波電源回路を作
    動させる電圧検出回路とを備えた無電極放電灯点灯装
    置。
  2. 【請求項2】 チョッパ平滑回路から前記高周波電源回
    路に供給される過電流を検出する過電流検出回路を設
    け、この過電流検出回路の過電流検出出力に応答して前
    記高周波電源回路の作動を停止させるようにした請求項
    1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 過電流検出回路を交流電源投入後の一定
    時間のみ動作させるようにした請求項2記載の無電極放
    電灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1045978C (zh) * 1993-12-02 1999-10-27 泛塑料株式会社 聚缩醛树脂制的汽车用材料

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