JP2000337386A - セラミックス製転動体用素材とその製造方法及びこれを用いた転動体 - Google Patents

セラミックス製転動体用素材とその製造方法及びこれを用いた転動体

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JP2000337386A
JP2000337386A JP11150972A JP15097299A JP2000337386A JP 2000337386 A JP2000337386 A JP 2000337386A JP 11150972 A JP11150972 A JP 11150972A JP 15097299 A JP15097299 A JP 15097299A JP 2000337386 A JP2000337386 A JP 2000337386A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セラミックス製のベアリングボール等の転動体
は、長時間使用すると外表面に沿ってリング状の摩耗が
発生する。 【解決手段】球状部1aの表面に帯状部1bを有するセ
ラミックス製転動体用素材であって、帯状部1bは幅が
0.1mm以上、かつ球状部1aの直径の1/2以下で
あり、上記帯状部側面から球状部までの高さを0.05
mm以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールベアリング
等に用いるセラミックス製転動体用の素材とその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールベアリング材料としては、
鉄やステンレスのような耐摩耗性良好な金属材料が使用
されてきた。加工のし易さと価格の安さから大きなもの
は船舶や車両用のベアリングから、最近では、フロッピ
ーデイスクドライブのベアリング用と多岐に亘って使用
されている。しかしながら、これらの材料は大きな応力
がかかる部位や腐食性雰囲気や高温下では、耐久性の問
題で使用することができなかった。
【0003】そこで、近年、このような厳しい環境下で
使用できるベアリング材料として、セラミックスが使用
されるようになった。中でも、耐熱性に優れ、高強度で
耐摩耗性が良好な窒化珪素セラミックスが特に注目さ
れ、ベアリングの転動体であるボールやローラー等に使
用されている。
【0004】前述のように、セラミックス製ボールベア
リングとしての要求特性は、高強度かつ耐摩耗性良好な
ことであるが、そのためには、結晶粒径が小さく緻密質
なセラミックスとする必要がある。しかし、セラミック
スを普通に焼成しただけでは内部に気泡が残ってしま
い、期待通りの性能が得られなかった。
【0005】緻密なセラミックスの製法として、従来は
ホットプレスが使用されていた。まず、セラミックスを
図5に示すような円柱状体5にプレス成形し、それをカ
ーボン等の型の中に挿入し、上下方向に加圧しながら焼
成することにより緻密質なセラミックスを得てこれを球
状に加工してボールベアリングとしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホットプレス
のような一軸加圧により成形焼成した円柱形状体もしく
は立方体形状体から加工したベアリングボールは、長時
間使用すると図4に示すようにベアリングボール4の外
表面に沿ってリング状の摩耗21が発生することが分か
った。そのため、特に静寂性が必要な部品、たとえばH
DD(ハードディスクドライブ)用ベアリング等では前
記リング状の摩耗21による騒音や振動が問題になると
いう第一の課題があった。
【0007】これは、ホットプレスのような一軸加圧に
より成形加圧した円柱形状体もしくは立方体形状体から
加工したベアリングボール4は、プレス面に対し直角方
向中央面が圧力中立面となり顆粒の潰れが悪くなるため
である。圧縮破壊試験、硬度評価等による材質の異方性
は見られないが、摩耗に対し圧力中立面は弱くなるの
で、この付近にリング状の摩耗21が発生するものと考
えられる。
【0008】また、ボールベアリングを得るために、例
えば図5に示すような円柱状体5にプレス成形し、その
後ホットプレスにより成形焼成された後、バレル等の手
段により球形に近い形状まで角を潰し球形状に加工する
ため、加工代が多く研磨加工に手間がかかるという第二
の課題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、第
一の課題の解決手段として、球状部表面に帯状部を有す
るセラミックス転動体用素材であって、帯状部は幅が
0.1mm以上、かつ球状部の直径の1/2以下であ
り、上記帯状部側面から球状部表面までの高さを0.0
5mm以上としたことを特徴とする。
【0010】また、上記セラミックス製転動体用素材の
製造方法として、加圧面中央部に略球形の凹部を有しそ
の周囲に0.5mm以上の幅の平坦部を有する上下パン
チと、これらの上下パンチを収納するウスによって形成
される空間にセラミック原料を充填しプレス成形するこ
とによって、球状部の表面に帯状部を有するセラミック
ス成形体を形成し、焼成することを特徴とする。
【0011】このように、上下のパンチのプレス面に球
状部を形成し、最終製品形状に近いニアネット成形とす
ることによって、成形体の外周面の顆粒潰れが向上し、
周方向に発生する摩耗を抑制できる。また、このような
ニアネット成形により、加工する部分の容積を減らすこ
とが可能となるので、第二の課題についても改善でき
る。
【0012】また、上記プレス成形の際に、転動体用素
材の帯状部側面から球状部表面までの高さが0.05m
m以上でなければ、金型の製作、取扱が困難となる。こ
れ以上小さくすると、成型時の摩耗や、成形した生成形
体の脱型の際に破損したり、取扱時の不注意で金型が欠
けてしまう等の問題が発生し易くなる。
【0013】さらに本発明は、プレス成形後に、冷間等
方性加圧成形(CIP)を行った後、焼成し、さらに熱
間等方性加圧(HIP)処理することを特徴とする。
【0014】この方法では、等方的に加圧するため、外
周面全体が加圧面となり圧力中立面が表面に存在しない
ので、リング状の摩耗が発生しなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。
【0016】図1に示すように、本発明のセラミックス
製転動体用素材1は最終製品の球面に倣った球状部1a
の表面に帯状部1bを有する形状である。
【0017】帯状部1bは、幅hが0.1mm以上、か
つ球状部1の直径dの1/2以下であり、さらに帯状部
1bの側面から球状部1a表面までの高さjが0.05
mm以上としてある。
【0018】このような素材1を作製するには、図2に
示したような金型を用いてプレス成形を行う。上パンチ
2は、加圧面中央部が略球形の凹面2aとなっておりそ
の外周部に0.5mm以上の幅を持つ平坦部2bを有す
しており、下パンチ3も同じ形状となっている。
【0019】ダイス20と下パンチ3で形成される空間
に原料粉末を充填した後、上パンチ2と下パンチ3を
0.2〜0.6ton/cm2 の圧力で加圧することに
より、図1に示すように帯状部1bを有する成形体を得
る。その後、冷間等方加圧成形(CIP)を施したのち
焼成し、さらに熱間等方加圧処理(HIP)を施してセ
ラミック転動体用素材1とする。
【0020】この素材1にて、帯状部1bの幅hが0.
1mm以下ではプレス成形時に上パンチ2と下パンチ3
の干渉によりこれらの上下パンチ自身の破損が発生して
成形が困難となる。また、帯状部1bの幅hがd/2を
超えるとスラスト耐久試験において、外周にリング状の
摩耗が発生する。したがって、帯状部1bの幅hは0.
1mm以上、d/2以下である必要がある。
【0021】また、帯状部1bの側面から球状部1aま
での高さjが0.05mm未満では上パンチ2の平坦部
2bが細くなりすぎて、金型の製作、取扱が困難であ
り、プレス成形時の上下パンチの摩耗や、脱型する際に
成形体に破損が発生する。そのため、帯状部1bの側面
から球状部1aまでの高さjは0.05mm以上必要で
ある。
【0022】このようにして得られた素材1は、表面を
研磨して帯状部1bを除去し球状体とすることにより、
転動体とする。この時、本発明では予め最終的な転動体
の形状に近いニアネット成形で素材1を形成してあるた
め、焼成後に削除する部分の容積を低減でき、加工費用
を抑え安価なベアリングボールとすることが可能とな
る。
【0023】上記素材1を成すセラミックスとしては、
耐摩耗性の観点から窒化珪素、炭化珪素、ジルコニア等
が使用可能である。
【0024】このような素材1を窒化珪素質焼結体で製
造するには、主原料として平均粒径が0.2〜1.0μ
mのSi3 4 粉末90〜96重量%に対し、焼結助剤
としてY2 3 、Yb2 3 等の希土類酸化物を2〜5
重量%と、Al2 3 を2〜5重量%の範囲でそれぞれ
添加し、さらにバインダーと溶媒を添加して回転ミルに
て混合粉砕したあと、スプレードライヤで造粒する。得
られた顆粒をプレス成形機を用い図2に示す金型に充填
し、0.2〜0.6ton/cm2 の成形圧で加圧成形
する。その後、CIP(冷間等方性加圧成形)により
0.6〜1.0ton/cm2 で加圧した後、樹脂分を
加熱分解させ、1750℃〜1850℃程度の焼成温度
で焼成し、さらに1500℃〜1800℃程度の温度で
HIP(熱間等方性加圧焼成)する。
【0025】ところで、セラミックス製のベアリングボ
ールは、荷重3.92kN、1200rpm、400時
間のスラスト耐久試験にも耐え得るものでなければなら
ないことから、曲げ強度が80kg/mm2 以上で、か
つ破壊靭性値(K1c)が6MPam1/2 以上、好まし
くは曲げ強度100kg/mm2 以上で、かつ破壊靭性
値が6.5MPam1/2 を有する窒化珪素質焼結体とす
ることが好ましい。
【0026】即ち、焼結体曲げ強度が80kg/mm2
未満では荷重3.92kN、1200rpm、400時
間に耐えられず剥離するからである。また、破壊靭性
(K1c)が6MPam1/2 未満であると、十分な曲げ
強度を有していたとしても、摩耗が発生し、高速回転に
伴う応力によって摩耗が短期間で進展して破損してしま
うからである。その為、上記特性を有する窒化珪素質焼
結体でベアリングボールを形成すれば、剥離、摩耗の発
生しない高性能なベアリングボールを得ることができ
る。
【0027】ただし、このような特性を有する窒化珪素
質焼結体を得るには、平均結晶粒子径が0.1μm〜1
0μmで、かつアスペクト比3以上の窒化珪素粒子を6
0%以上含んだ窒化珪素質焼結体により形成することが
必要である。即ち、焼結体を構成する窒化珪素粒子の平
均結晶粒子径が10μmより大きくなると窒化珪素質焼
結体の破壊靭性(K1c)および曲げ強度が大幅に低下す
るとともに、金型からの脱型において脱粒が発生し易
く、その跡には大きな凹部が形成され、上記凹部の周囲
で更に剥離が進むからである。また、平均結晶粒子径を
0.1μm未満とすることは製造上難しい。さらに、平
均粒径0.1μm以下の窒化珪素原料は反応性が高く、
大気中ですぐに吸湿して酸化するので、吸湿防止のため
の取り扱いが難しく、また、成形時の生密度が向上し難
くなるので好ましくない。
【0028】また、上記平均粒子径、アスペクト比の測
定については、材料の破断面をSEM(走査型電子顕微
鏡)により3000倍に拡大して撮影したSEM写真を
画像解析装置(ルーゼックス)で解析することにより求
めた。また、焼結体の組成は、ICP発光分光分析によ
り求めた。
【0029】炭化珪素を使用する場合は、例えば、主原
料として平均粒径0.2〜1.0μmの炭化珪素粉末9
0〜96重量%と、焼結助剤としてB4 Cを2〜4重量
%、Al2 3 を2〜6重量%含有するものを使用する
ことが可能である。さらにバインダーと溶媒を添加して
回転ミルにて混合粉砕したあと、スプレードライヤで顆
粒状に造粒する。得られた顆粒を本発明に係る形状で設
計された金型2に充填したのちプレス成形機を用いて加
圧成形する。その後、CIPにより0.6〜1.0to
n/cm2 で加圧した後、樹脂分を加熱分解させ、18
50℃〜1950℃程度の焼成温度で焼成する。また、
必要に応じて1800℃〜1900℃でさらにHIPを
施しても構わない。
【0030】ジルコニアを使用する場合、主原料として
平均粒径0.5〜1.0μmのジルコニア94〜97モ
ル%と、Y2 3 、Yb2 3 のような希土類酸化物を
2.5〜6モル%混合して原料とする。さらに外部添加
でAl2 3 を0.5〜4重量%、SiO2 を0.1〜
1重量%添加しても構わない。混合、造粒および成形工
程は、前記窒化珪素の場合と同様である。得られた球状
体1を、CIPにより0.6〜1.0ton/cm2
加圧した後、樹脂分を加熱分解させ、更に1500℃〜
1650℃程度の焼成温度で焼成する。必要に応じて、
さらに1450℃〜1650℃で1000気圧の酸化雰
囲気中においてHIPしても構わない。
【0031】ジルコニアに関しては、上記組成の共沈原
料を使用しても構わない。共沈原料を使用する場合、焼
成温度は1400℃〜1600℃とすることが可能であ
る。より低い温度で焼成し、焼結体の結晶粒径を小さく
することにより、高強度のジルコニア磁器を得ることが
可能となる。
【0032】ジルコニア分散アルミナを使用する場合、
アルミナ原料としては、平均粒径1μm以下の微粒原料
を用いることが好ましい。焼結助剤としては、0.3〜
1重量%のMgO、0.05〜2重量%のSiO2 を添
加する。SiO2 については、必ずしも添加しなくて構
わない。また、ジルコニアは、平均粒径2μm以下の5
〜20体積%になるように添加する。これらの原料を混
合した後、前記窒化珪素ボールと同様の方法で加圧成形
・CIPし、1500〜1650℃で焼成する。必要に
応じて、さらに1450℃〜1600℃で1000気圧
の酸化雰囲気中でHIPしても構わない。
【0033】
【実施例】主原料として平均粒径が0.5μmのSi3
4 粉末90〜96重量%に対し、他の助剤としてY2
3 、Yb2 3 等の希土類酸化物を2〜5重量%と、
Al2 3 を2〜5重量%の範囲でそれぞれ添加し、さ
らにバインダーと溶媒を添加して回転ミルにて混合粉砕
したのち、スプレードライヤで造粒した。得られた造粒
粒をプレス成形機を用い、本発明に係る形状で設計され
た金型に充填加圧成形した。表1に示したように、帯状
部の幅hと球状部の直径dの比率が0.05/10〜7
/10の範囲となるもの、および円柱状、立方体状の成
形体を製作した。
【0034】但し、帯状部の幅hが0.1mm未満のも
の、および帯状部側面から球状部表面までの高さjが
0.05mm未満のものは金型が破損するので成形でき
なかった。
【0035】こうしてできた成形体を0.8ton/c
2 の油圧式CIP(冷間等方加圧装置)で加圧した
後、樹脂分を加熱分解させた。更に、脱脂後、1750
℃〜1850℃程度の焼成温度で焼成し、1500℃〜
1800℃程度の温度でHIPした。こうして準備した
焼結体を研削、バレル加工により球形に仕上げてベアリ
ングボールとした。
【0036】このベアリングボールを荷重3.92k
N、回転数1200rpm、潤滑剤としてスピンドルの
油浴を、相手材にSUJ2の平板を、ボールの保持器と
しては黄銅を用いて、400時間のスラスト耐久試験を
実施し、摩耗の発生状況を観察した。スラスト試験機の
概要を図4に示す。SUJ2製の平板31上にある黄銅
製の保持器32の穴部にベアリングボール34を3個置
き、その上にSUJ製内輪33を乗せ、更に39.2N
の荷重を掛け、1200rpmにて転がり寿命試験を実
施した。潤滑はスピンドル油による浴油である。
【0037】スラスト耐久試験の条件は、以下に示す通
りである。
【0038】 条件:荷重 3.92kN 回転数 1200rpm 時間 400時間 潤滑 油浴(スピンドル油) 相手材 SUJ2平板 保持器 黄銅 評価結果は、表1に示す通りである。その結果、帯状部
の幅hと球状部の直径dの比率が1/2を越えるもの
は、加圧方向に対して垂直な面にリング状の摩耗が発生
した。また、帯状部側面から球状部表面までの高さjが
0.05mm未満のNo.6と帯状部の幅hが0.1m
m未満であるNo.1、2は、成形圧を上げられないの
で成形できなかった。
【0039】これに対し、本発明実施例である帯状部の
幅hと球状部の直径dの比率が1/2未満、帯状部の幅
hが0.1mm以上で、かつ帯状部側面から球状部まで
の高さjが0.05mm以上であるNo.3〜5、7、
8は、摩耗の発生はなく、優れた結果を示した。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、球状部
の表面に帯状部を有するセラミックス製転動体用素材で
あって、プレス成形により成形され、帯状部は幅が0.
1mm以上、かつ球状部の直径の1/2以下であり、上
記帯状部側面から球状部表面までの高さが0.05mm
以上であるセラミックス製転動体用素材を用いること
で、耐摩耗性の優れたセラミックス製転動体を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックス製転動体用素材を示す側
面図である。
【図2】本発明のセラミック製転動体用素材を製造する
ためのプレス成形用金型を示す断面図である。
【図3】スラスト耐久試験機の概略図である。
【図4】従来のセラミックス製ベアリングボールにおけ
る摩耗の形態を示す斜視図である。
【図5】従来のセラミックス製転動体用素材を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1:素材 1a:球状部 1b:円柱部 2:上パンチ 2a:凹部 2b:平坦部 3:下パンチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球状部の表面に帯状部を有するセラミック
    ス製転動体用素材であって、上記帯状部は幅が0.1m
    m以上、かつ球状部の直径の1/2以下であり、上記帯
    状部側面から球状部表面までの高さが0.05mm以上
    であることを特徴とするセラミックス製転動体用素材。
  2. 【請求項2】加圧面中央部に略球形の凹部を有しその周
    囲に0.5mm以上の幅の平坦部を有する上下パンチ
    と、これらの上下パンチを収納するウスによって形成さ
    れる空間にセラミック原料を充填しプレス成形すること
    によって、球状部の表面に帯状部を有するセラミックス
    成形体を形成し、焼成する工程からなるセラミックス製
    転動体用素材の製造方法。
  3. 【請求項3】上記プレス成形後のセラミックス成形体に
    冷間等方性加圧成形を施した後で焼成し、さらに熱間等
    方性加圧処理することを特徴とする請求項2記載のセラ
    ミックス製転動体用素材の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のセラミックス製転動体用素
    材における帯状部を研磨除去してなる転動体。
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