JP2000337028A - サッシ枠の気密材、開口部の気密構造およびその施工方法 - Google Patents

サッシ枠の気密材、開口部の気密構造およびその施工方法

Info

Publication number
JP2000337028A
JP2000337028A JP11155328A JP15532899A JP2000337028A JP 2000337028 A JP2000337028 A JP 2000337028A JP 11155328 A JP11155328 A JP 11155328A JP 15532899 A JP15532899 A JP 15532899A JP 2000337028 A JP2000337028 A JP 2000337028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
airtight
sash frame
attached
hermetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11155328A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Takahashi
浩一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
Original Assignee
HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Hoppo Jubunka Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK, Sekisui Chemical Co Ltd, Hoppo Jubunka Kenkyusho KK filed Critical HOPPO JUBUNKA KENKYUSHO KK
Priority to JP11155328A priority Critical patent/JP2000337028A/ja
Publication of JP2000337028A publication Critical patent/JP2000337028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密材の信頼性が高く、施工が簡単で、確実
に気密性を確保できるサッシの気密材、開口部の気密構
造、およびその施工方法を提供する。 【解決手段】 サッシ枠2と、このサッシ枠2の周囲に
設けられる開口部周縁部材11,13との間に取り付け
られ、サッシ枠2を開口部周縁部材11,13に取付け
時押圧されて気密性を発揮するサッシ枠2の気密材にお
いて、前記気密材は開口部周縁部材11の外側111に
取り付けられる第一の気密材31と開口部周縁部材13
の開口側側縁131に取り付けられる断面視V字状の第
二の気密材32とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシ枠と、この
サッシ枠の周囲に設けられる開口部周縁部材との間に取
り付けられるサッシ枠の気密材、この気密材が設けられ
た開口部の気密構造およびその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の開口部の気密構造としては、サッ
シ枠と、このサッシ枠が設けられる開口部周縁との間に
気密材が取り付けられたものであって、例えば、特開平
10−205222号公報に記載されているものが知ら
れている。前記公報記載の開口部の気密構造は、硬質部
と軟質部を一体にタイト材(以下、気密材という)を構
成し、窓枠側に硬質部を配した状態で窓枠側からビスを
気密材に貫通させて開口部周縁の固定部材にねじ込むこ
とにより、気密材が一緒にねじられることを防止し、気
密構造となすものであって、これによって窓枠と開口部
周縁とを確実にシールできる。
【0003】また、別の方法としては、サッシ枠と開口
部周縁とを気密テープにより気密構造となす方法があ
り、例えば、図4に示すように、外壁1の外壁面材11
側の表面111(屋外側)とサッシ枠2の取付け片21
との間を気密テープ30でシールし、外壁1の枠材13
側の面131(室内側)とサッシ枠2の取付け片22と
の間を同様に気密テープ30でシールすることによって
気密構造となすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の開口部気密構造において、気密材は開口部周縁
のやや中側の部位に用いられて2次防水の機能を果た
し、更にその外側を粘稠なシーリング材(湿式気密とい
う)によりシールして1次防水の機能を持たせているの
で、確実な気密性能が得られるものの、シーリング材を
現場施工しなければならない等手間がかかるという問題
がある。
【0005】また、上記気密テープでシールする方法
は、テープを貼付ける際にしわになりやすく、慎重な作
業が要求され時間がかかる。また、室内側はテープが額
縁からはみ出さないように見附寸法を気にしながら作業
しなければならないという問題がある。
【0006】本発明は、上記従来技術の諸問題を解決す
るためになされたものであって、本発明の目的は、気密
材の信頼性が高く、施工が簡単で、確実に気密性を確保
できるサッシ枠の気密材、開口部の気密構造、およびそ
の施工方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1記載の発
明は、サッシ枠と、このサッシ枠の周囲に設けられる開
口部周縁部材との間に取り付けられ、サッシ枠を開口部
周縁部材に取付け時押圧されて気密性を発揮するサッシ
枠の気密材において、開口部周縁部材の外側に取り付け
られる第一の気密材と開口部周縁部材の開口側側縁に取
り付けられる断面視V字状の第二の気密材とからなるこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の気
密材が取付け時押圧されて気密可能に設けられた開口部
の気密構造である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の第
一の気密材を予めサッシ枠に取付け、第二の気密材を予
め開口側側縁に取り付けてから、サッシ枠を開口部周縁
部材に取り付け、第一の気密材と第二の気密材を押圧す
ることを特徴とする開口部気密構造の施工方法である。
【0010】本発明において、サッシ枠とは、窓や扉等
を建物の開口部に取り付けるために設けられる枠体であ
って、開口部に固定されて取り付けられるものである。
また、開口部周縁部材とは、サッシ枠が取り付けられた
開口部の周縁に取り付けられる部材であって、外壁面材
を含めて、額縁、化粧枠、マグサ等である。
【0011】また、本発明において、第一の気密材とし
ては、例えば、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、
クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(BR)その他
の合成ゴム、或いは、軟質塩化ビニル樹脂(PVC)、
低密度ポリエチレン発泡体その他の合成樹脂発泡体等が
好適に用いられる。また、第二の気密材としては、断面
視V字状の形状保持性が必要であるので、例えば、軟質
塩化ビニル樹脂(PVC)、低密度ポリエチレン発泡体
その他の合成樹脂発泡体等が好適に用いられる。以上の
ような第一の気密材,第二の気密材を乾式気密材とい
い、形状が一定であり、取り扱いが容易である。
【0012】
【作用】請求項1〜3記載の発明において、サッシ枠の
気密材は、開口部周縁部材の外側に取り付けられる第一
の気密材と開口部周縁部材の開口側側縁に取り付けられ
る断面視V字状の第二の気密材とからなり、いずれの気
密材も乾式気密材で、取り扱い易く、安定した開口部の
気密構造が得られ、施工性に優れている。
【0013】即ち、第一の気密材はサッシ枠を開口部周
縁部材に固定するだけで気密性能を発揮する。又、テー
プじわ等を気にする必要がなく、作業時間を短縮でき、
安定した性能が確保できる。
【0014】そして、第二の気密材は、断面視V字状で
あるのでサッシ枠と開口部周縁部材の側縁とで挟み込ま
れるだけで気密性能を発揮する。又、テープじわ、見附
寸法等を気にする必要がなく、作業時間を短縮でき、安
定した性能が確保できる。また、第二の気密材が断面視
V字状であるので、サッシ枠と開口部周縁部材間の隙間
寸法が少々ばらついても十分に対応でき、施工が容易で
ある。
【0015】請求項3記載の発明においては、第一の気
密材をサッシ枠に、第二の気密材を開口部周縁部材に予
め取り付けてから、サッシ枠と開口部周縁部材を取り付
けるものであるから、施工現場のほこり等の影響を受け
にくい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を基に説明する。図1は、本発明の一実施例であって、
図1(イ)図は開口部にサッシ枠を取り付けようとして
いる横断面図、(ロ)図は開口部にサッシ枠を取り付け
た状態を示す横断面図、図2は第一の気密材の斜視図、
図3は第二の気密材の形状例であって、(イ)図は第二
の気密材の斜視図、(ロ)図は使用前断面図、(ハ)図
は使用後断面図である。
【0017】まず、本発明の一実施例を図1を参照して
説明する。図1において、1は外壁パネル、11は外壁
面材、12は内壁面材、13は開口部部材である化粧
枠、2はサッシ枠、21、22は取付け片、20は開口
部、31はEPDM製の第一の気密材、32は断面視V
字状で長尺のポリエチレン発泡体からなる第二の気密材
である。
【0018】上記第一の気密材31は、サッシ枠2の取
付け片21の溝211に沿って予め取り付けられてい
る。また上記第二の気密材32の一端は、化粧枠13の
表面131側に釘33で予め固定されている。そして図
1(ロ)に示すように、外壁パネル1の開口部部材であ
る化粧枠13とサッシ2とを嵌合させると、取付け片2
2に取り付けられた第一の気密材31は外壁面材の表面
111に押し付けられ気密となり、第二の気密材32は
サッシ枠2の取付け片22に挟まれて気密となる。
【0019】上記第二の気密材32は、使用前、図3
(ロ)に示すように、a=約10mmの厚み空間(厚み
+空間をいう)、c=約20mm、d=約2mm厚さの
断面V字状で長尺のポリエチレン発泡体であるが、使用
後、即ち、図1(ロ)に示すようにサッシ枠2の取付け
片22が化粧枠13と嵌合された後ではb=約6mmの
厚み空間に圧縮され、これにより気密性能を発揮する。
【0020】つぎに、上記構成になされた開口部の気密
構造となす施工方法について説明する。本実施例の建物
は、外壁面材11と、内壁面材12とにより外壁1が形
成されている。この外壁1の開口部20にサッシ枠2を
取り付けるものであるが、その際、サッシ枠2の取付け
片21に第一の気密材31を予め取り付けておく。その
取付方法は、図2の斜視図に示すように、第一の気密材
31の離型紙313を剥がして粘着材層312を露出さ
せ、この粘着材層312により粘着させて取着する。ま
た、第二の気密材32は、外壁1の化粧枠13の外壁面
材側131に第二の気密材32の断面視V字状の一端側
を予め釘33等で取り付けておく。
【0021】上記サッシ枠2の第一の気密材31が取り
付けられた取付け片21を外壁1の外壁面材11側11
1に、また取付け片22を化粧枠13の外壁面材側13
1に取り付けられた第二の気密材32に嵌合して、取り
付ける。そして、その際に第一の気密材31及び第二の
気密材32は圧着され気密となる。
【0022】(実施例の作用)上記の通り、本実施例に
おいて、サッシ枠の気密材は開口部周縁部材の外側に取
り付けられる第一の気密材と開口部周縁部材の開口側側
縁に取り付けられる断面視V字状の第二の気密材と2方
向より、それぞれの場所に適した材料、形状を有する乾
式の第一の気密材,第二の気密材が用いられていて、取
り扱い易く、安定した開口部の気密構造が得られ、また
施工性に優れ、作業時間も短縮できる。
【0023】即ち、第一の気密材はサッシ枠を開口部周
縁部材に固定するだけで気密性能を発揮する。又、テー
プじわ等を気にする必要がなく、作業時間を短縮でき、
安定した性能が確保できる。
【0024】そして、第二の気密材は、断面視V字状で
あるのでサッシ枠と開口部周縁部材の側縁とで挟み込ま
れるだけで気密性能を発揮する。又、テープじわ、見附
寸法等を気にする必要がなく、作業時間を短縮でき、安
定した性能が確保できる。また、第二の気密材が断面視
V字状であるので、サッシ枠と開口部周縁部材間の隙間
寸法が少々ばらついても十分に対応でき、施工が容易で
ある。
【0025】さらにまた、上記気密材は、第一の気密材
をサッシ枠に、第二の気密材を開口部周縁部材に予め取
り付けてから、サッシ枠と開口部周縁部材を取り付ける
ものであるから、施工現場のほこり等の影響を受けにく
い。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載のサッシ枠の気密材は、開
口部周縁部材の外側に取り付けられる第一の気密材と開
口部周縁部材の開口側側縁に取り付けられる断面視V字
状の第二の気密材とからなり、いずれの気密材も乾式気
密材で、取り扱い易く、安定した開口部の気密構造が得
られ、施工性に優れている。
【0027】請求項2記載の開口部の気密構造は、開口
部周縁部の外側及び開口部周縁部の側縁の2方向からそ
れぞれの場所に適した材料、形状を有する乾式の第一の
気密材,第二の気密材により、確実な気密構造が得られ
る。
【0028】請求項3記載の開口部気密構造の施工方法
は、気密材をサッシ枠もしくは開口部周縁部材に取り付
けてから、このサッシ枠と開口部周縁部材を取り付ける
ものであるから、ほこりの多い施工現場で気密材にほこ
りが付着し、気密材の剥がれや気密性の低下等を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、(イ)図は開口部
にサッシ枠を取り付けようとしている横断面図、(ロ)
図は開口部にサッシ枠を取り付けた状態を示す横断面図
である。
【図2】第一の気密材の斜視図である。
【図3】(イ)図は第二の気密材の斜視図、(ロ)図は
使用前断面図、(ハ)図は使用後断面図である。
【図4】従来の気密構造を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 外壁 11 外壁面材 12 内壁面材 2 サッシ枠 21,22 取付け片 31 第一の気密材 32 第二の気密材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシ枠と、このサッシ枠の周囲に設け
    られる開口部周縁部材との間に取り付けられ、サッシ枠
    を開口部周縁部材に取付け時押圧されて気密性を発揮す
    るサッシ枠の気密材において、開口部周縁部材の外側に
    取り付けられる第一の気密材と開口部周縁部材の開口側
    側縁に取り付けられる断面視V字状の第二の気密材とか
    らなることを特徴とするサッシ枠の気密材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の気密材が取付け時押圧さ
    れて気密可能に設けられた開口部の気密構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の第一の気密材を予めサッ
    シ枠に取付け、第二の気密材を予め開口側側縁に取り付
    けてから、サッシ枠を開口部周縁部材に取り付け、第一
    の気密材と第二の気密材を押圧することを特徴とする開
    口部気密構造の施工方法。
JP11155328A 1999-06-02 1999-06-02 サッシ枠の気密材、開口部の気密構造およびその施工方法 Pending JP2000337028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11155328A JP2000337028A (ja) 1999-06-02 1999-06-02 サッシ枠の気密材、開口部の気密構造およびその施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11155328A JP2000337028A (ja) 1999-06-02 1999-06-02 サッシ枠の気密材、開口部の気密構造およびその施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000337028A true JP2000337028A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15603497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11155328A Pending JP2000337028A (ja) 1999-06-02 1999-06-02 サッシ枠の気密材、開口部の気密構造およびその施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000337028A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182755A (ja) * 2007-02-22 2007-07-19 Misawa Homes Co Ltd リフォーム用サッシ枠の取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182755A (ja) * 2007-02-22 2007-07-19 Misawa Homes Co Ltd リフォーム用サッシ枠の取付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4133367A (en) Insulating window and door construction
JP2000337028A (ja) サッシ枠の気密材、開口部の気密構造およびその施工方法
JP2009144389A (ja) ドア
JP3655418B2 (ja) 乾式止水ガスケット
JPH0435507Y2 (ja)
JP3715756B2 (ja) サッシ取付部の防水構造
JP2594964Y2 (ja) パネル定着用の外側部材
JP6588670B2 (ja) 改装窓構造及び改装窓の施工方法
JPH109481A (ja) 空調機の点検用の扉装置
JPH02254019A (ja) 自動車ドアの防水構造
JP2001207734A (ja) 窓枠廻りの気密構造
JP2001193178A (ja) 目地材、建築パネルおよび目地防水工法
JP2000000914A (ja) シート状気密材
JP2006283387A (ja) バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式止水構造
JP2000291344A (ja) 建物の開口部構造
JP2004169359A (ja) 目地シール構造
JPH09268844A (ja) 窓枠部構造
JP2001354081A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH0111915Y2 (ja)
JP3548966B2 (ja) 工場生産住宅の屋内気密化構造
JPH07301054A (ja) 2重窓の内窓
JP2001193361A (ja) 目地防水工法および目地防水構造
JP2003269045A (ja) 外 壁
JP3213810B2 (ja) 方立と縦枠の連結構造
JPH084142A (ja) 建物の断熱パネル