JP2000337009A - 吊り戸の下部案内装置 - Google Patents

吊り戸の下部案内装置

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JP2000337009A
JP2000337009A JP11144779A JP14477999A JP2000337009A JP 2000337009 A JP2000337009 A JP 2000337009A JP 11144779 A JP11144779 A JP 11144779A JP 14477999 A JP14477999 A JP 14477999A JP 2000337009 A JP2000337009 A JP 2000337009A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折れ戸や引き戸などの戸で、上部ガイドレー
ルに吊り下げられた吊り戸の下部を円滑に案内すること
のできる案内装置を提供すること。 【解決手段】 床面側に配設されたガイドレール7と、
吊り戸(折れ戸1)側に取り付けられたガイドローラー
ユニット6Aとから成り、前記ガイドレール7は、戸下
側の床面48との間に適当間隔を隔てて配設されたもの
で、下側開放のガイド溝52を有し、前記ガイドローラ
ーユニット6Aは、吊り戸(折れ戸1)の下端近傍背面
に取り付けられたもので、前記ガイドレール7と戸下側
床面48との間の空隙を通って当該ガイドレール7の下
側に入り込むローラー支持板28と、当該ローラー支持
板28の上側に軸支され且つ前記ガイドレール7のガイ
ドレール溝52に遊嵌する垂直軸ガイドローラー31
a,31bとを備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折れ戸や引き戸な
どの戸で、上部ガイドレールに吊り下げられた吊り戸の
下部案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の吊り戸の下部案内装置
は、床面に刻設されか溝に溝形ガイドレールを埋設固定
し、このガイドレールの上向きに開放するガイドレール
溝に吊り戸側のガイドローラーユニットの垂直軸ローラ
ーを遊嵌させて成るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の吊
り戸の下部案内装置では、床面側のガイドレールのガイ
ド溝が上向きに開放しているので、このガイド溝内に塵
埃や異物が入り込み易く、ガイドローラーの円滑な滑
動、延いては吊り戸の円滑な横動ができなくなる恐れが
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る吊り戸の下部案内装置を提供す
ることを目的とするものであって、その手段を後述する
実施形態の参照符号を付して示すと、床面側に配設され
たガイドレール7と、吊り戸(折れ戸1)側に取り付け
られたガイドローラーユニット6Aとから成り、前記ガ
イドレール7は、戸下側の床面48との間に適当間隔を
隔てて配設されたもので、下側開放のガイド溝52を有
し、前記ガイドローラーユニット6Aは、吊り戸(折れ
戸1)の下端近傍背面に取り付けられたもので、前記ガ
イドレール7と戸下側床面48との間の空隙を通って当
該ガイドレール7の下側に入り込むローラー支持板28
と、当該ローラー支持板28の上側に軸支され且つ前記
ガイドレール7のガイドレール溝52に遊嵌する垂直軸
ガイドローラー31a,31bとを備えた構成となって
いる。
【0005】なお、前記ガイドレール7は、戸下側床面
48より一段高い収納空間床面49の出隅部50に嵌合
する断面L形の取付板部51を備えたものとすることが
できる。
【0006】また、前記ガイドローラーユニット6Aの
ガイドローラー31a,31bを軸支するローラー支持
板28を、当該ローラー支持板28とこの上側に軸支さ
れたガイドローラー31a,31bとを前記ガイドレー
ル7の下側位置とガイドレール7の外側位置との間で床
面48に沿って出し入れし得る下降位置と、前記ガイド
ローラー31a,31bが前記ガイドレール7のガイド
溝52に遊嵌する上昇位置との間で昇降可能に構成する
とともに、少なくとも上昇位置で係止する係止手段29
を併設することができる。
【0007】さらに、前記ガイドローラーユニット6A
を、スプリング36によって下向きに付勢された昇降体
27と、この昇降体27に軸支され且つ前記ガイドレー
ル7の上側面に当接転動する水平軸ローラー30とを備
えたものとし、前記ローラー支持板28を前記昇降体2
7に取り付けることができる。
【0008】また、本発明装置は、折り畳み状態で横動
可能な折れ戸1の下部案内装置として利用可能なもの
で、この場合、前記ガイドローラーユニット6A,6B
が折れ戸1の下部の両端に配設されるが、各ガイドロー
ラーユニット6A,6Bの前記昇降体27に、折れ戸1
を折り畳んだとき、互いに嵌合して上下方向の相対移動
を阻止する嵌合部材45,46を取り付けることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1
は吊下げ式の折れ戸であって、2枚の戸本体2A,2B
を蝶番3により折り畳み展開可能に連結したものであ
る。この折れ戸1は、その横動方向両端の上部背面側に
取り付けられたガイドローラーユニット4A,4Bにお
いて上側吊下げ用ガイドレール5に係合し、横動方向両
端の下部背面側に取り付けられたガイドローラーユニッ
ト6A,6Bにおいて下側振れ止め用ガイドレール7に
係合するものであって、図1に実線で示すように、平板
状に展開することにより収納空間を閉じ、図1に仮想線
で示すように、正面側に突出するV字状に折り畳むこと
により、上下各ガイドレール5,7に沿って横動可能と
なり、収納空間を開放するものである。
【0010】上部のガイドローラーユニット4A,4B
は、図3〜図5に示すように、戸本体2A,2Bにねじ
止めされる取付板10と、当該取付板10の外側辺に垂
直軸11で揺動自在に枢着された揺動板12と、この揺
動板12の外側で上端近傍に軸支された一つの水平軸ロ
ーラー13と、この水平軸ローラー13の下側で前記揺
動板12に、長孔14とこれに係合するスライドガイド
15とで一定範囲内昇降自在に装着された昇降体16
と、この昇降体16の上端に軸支された左右一対の垂直
軸ローラー17a,17bと、昇降体16を上昇位置で
係止する係止手段18とから構成されている。係止手段
18は、昇降体16に一定範囲内水平方向に出退自在に
支持されたピン19と、このピン19を揺動板12側へ
突出させるスプリング20とから構成され、昇降体16
を所定位置まで上昇させたとき、前記ピン19がスプリ
ング20の付勢力で揺動板12側のピン孔21に嵌合し
て、昇降体16が上昇限位置に係止される。
【0011】上側吊下げ用ガイドレール5は、図3に示
すように、前側が開放し且つ水平軸ローラー13を支持
する支持面22aを有するコ字形の支持用ガイド溝22
と、この支持用ガイド溝22の下側に配置され且つ下側
が開放したコ字形の向き規制用ガイド溝23とから成る
もので、天井側に取り付けられる。
【0012】下部のガイドローラーユニット6A,6B
は、図6〜図11に示すように、戸本体2A,2Bにね
じ止めされる取付板24と、当該取付板24の外側辺に
垂直軸25で揺動自在に枢着された揺動板26と、昇降
体27と、ローラー支持板28と、係止手段29と、一
つの水平軸ローラー30と、左右一対の垂直軸ローラー
31a,31bとから構成されている。
【0013】昇降体27は、図10に示すように、揺動
板26に設けられた上下方向の長孔32とこれに係合す
るように昇降体27に取り付けられたスライドガイド3
3とにより、揺動板26に対して一定範囲内で昇降可能
に支持され、図8に示すように、当該昇降体27の揺動
板26に接する側に形成された左右一対の凹部34の下
端面と当該凹部34内に突出するように揺動板26から
突設された突起35との間に介装された左右一対のスプ
リング36により、下向きに付勢されている。
【0014】ローラー支持板28は、昇降体27の揺動
板26に接する側に形成された凹溝部37内で揺動板2
6との間に昇降可能に遊嵌する垂直板部38と、この垂
直板部38の下端から外向き(戸本体2A,2Bから遠
ざかる方向)に折曲連設された水平板部39と、垂直板
部38の上端から外向きに折曲連設された指掛け部40
とから成り、垂直板部38には、昇降体27側のスライ
ドガイド33が相対的に遊動する上下方向の長孔41を
備えている。
【0015】係止手段29は、昇降体27に揺動板26
に対し遠近方向水平移動のみ可能に内装され且つ平面形
状がスライドガイド33を跨ぐコ字形の係止部材42
と、この係止部材42の両内端がローラー支持板28の
垂直板部38に形成された被係止孔43に嵌合する内向
きに付勢するスプリング44と、前記係止部材42から
突設され且つ昇降体27の外側に突出する摘み45とか
ら構成され、ローラー支持板28を上昇位置まで上昇さ
せたとき、スプリング44の付勢力で係止部材42の両
内端がローラー支持板28の垂直板部38の被係止孔4
3に嵌合して、当該ローラー支持板28を上昇位置に係
止する。
【0016】水平軸ローラー30は、昇降体27の下端
より下側に突出するように、当該昇降体27の外側面に
軸支され、左右一対の垂直軸ローラー31a,31b
は、前記水平軸ローラー30の真下位置で当該水平軸ロ
ーラー30に対し左右対称位置に位置するように、ロー
ラー支持板28の水平板部39上に軸支されている。
【0017】なお、下部のガイドローラーユニット6
A,6Bには、図1に仮想線で示すように、折れ戸1を
V字状に折り畳んで両ガイドローラーユニット6A,6
Bを互いに接近させたとき、図11に仮想線で示すよう
に互いに嵌合して、両戸本体2A,2Bが上下方向にず
れるのを防止する嵌合部材46A,46Bが取り付けら
れている。即ち、両ガイドローラーユニット6A,6B
の揺動板26に取り付けられている昇降体27の左右両
側辺には、図7及び図9Bに示すように中広がりの係止
溝47が形成され、一方のガイドローラーユニット6A
の垂直支軸25から遠い側の係止溝47に、上下に突出
部を備えた雌形嵌合部材46Aが嵌合係止されるととも
に、他方のガイドローラーユニット6Bの垂直支軸25
から遠い側の係止溝47に、前記雌形嵌合部材46Aの
上下の突出部間に嵌入する雄形嵌合部材46Bが嵌合係
止されている。
【0018】なお、ローラー支持板28とその係止手段
29を備えた昇降体27は、左右対称形に構成され、ガ
イドローラーユニット6A,6Bの何れにも組み付ける
ことができるように構成されている。
【0019】下側振れ止め用ガイドレール7は、図8に
示すように、折れ戸1の真下に位置する戸下側床面48
に対し一段高い収納空間床面49の出隅部50に嵌合す
る断面L形の取付板部51を備えたもので、戸下側床面
48との間に適当間隔を隔てて配設され、当該取付板部
51の垂直板部51aの外側に下側開放のガイド溝52
を有する。
【0020】折れ戸1を上下のガイドレール5,7に係
合支持させる場合、折れ戸1の両端上側のガイドローラ
ーユニット4A,4Bにおける係止手段18のピン19
をスプリング20の付勢力に抗して外側に引っ張り、当
該ピン19を揺動板12側のピン孔21から離脱させた
状態で、図3に仮想線で示すように昇降体16を下降限
位置まで引き下げておくとともに、折れ戸1の両端下側
のガイドローラーユニット6A,6Bにおける係止手段
29の係止部材42を、摘み45を介してスプリング4
4の付勢力に抗して外側に引っ張り、当該係止部材42
の両内端をローラー支持板28の垂直板部38にある被
係止孔38から離脱させた状態で、図9Bの左半分及び
図10に示すように、ローラー支持板28を、その指掛
け部40を利用して下降限位置まで押し下げておく。
【0021】次に折れ戸1の両端上側のガイドローラー
ユニット4A,4Bの各一つの水平軸ローラー13を上
部ガイドレール5の支持用ガイド溝22に嵌合させ、当
該水平軸ローラー13を支持用ガイド溝22の支持面2
2aに載置させる。そして、昇降体16を指先で押し上
げて上昇させ、向き規制用ガイド溝23の真下に位置す
る各二つの垂直軸ローラー17a,17bを当該向き規
制用ガイド溝23内に嵌合させる。昇降体16が上昇位
置に達したとき、係止手段18のピン19がスプリング
20の付勢力で揺動板12側のピン孔21に自動的に嵌
合して昇降体16が上昇位置に係止され、各二つの垂直
軸ローラー17a,17bが向き規制用ガイド溝23内
に嵌合した状態に保持される。
【0022】一方、折れ戸1の両端下側のガイドローラ
ーユニット6A,6Bは、その昇降体27がスプリング
36の付勢力で下降限位置まで下がった状態にあるの
で、この昇降体27をスプリング36の付勢力に抗して
持ち上げ、水平軸ローラー30を床面側のガイドレール
7の上面レベルよりも若干高くする。係る状態で折れ戸
1の両端下部をガイドレール7側へ揺動させて、各ガイ
ドローラーユニット6A,6Bの各一つの水平軸ローラ
ー30をガイドレール7上に乗り上げさせるとともに、
各左右一対の垂直軸ローラー31a,31bをガイドレ
ール7の下側に入り込ませる。そして、ローラー支持板
28の上端の指掛け部40を利用して当該ローラー支持
板28を引き上げ、各左右一対の垂直軸ローラー31
a,31bをガイドレール7のガイド溝52内に嵌合さ
せる。このとき、係止手段29における係止部材42の
両内端がローラー支持板28(垂直板部38)側の被係
止孔43に合致し、係止部材42がスプリング44の付
勢力で内側に運動して、当該係止部材42の両内端が被
係止孔43に嵌合し、垂直軸ローラー31a,31bが
ガイドレール7のガイド溝52内に嵌合した状態が保持
される。
【0023】以上のようにして上下のガイドレール5,
7にガイドローラーユニット4A,4B及び6A,6B
を係合させることにより、折れ戸1の両端上部が、ガイ
ドローラーユニット4A,4Bの各一つの水平軸ローラ
ー13を介して、上側吊下げ用ガイドレール5の支持面
22aに吊り下げられる。そして、ガイドローラーユニ
ット4A,4Bの各左右一対の垂直軸ローラー17a,
17bが上側吊下げ用ガイドレール5のガイド溝23に
嵌合するとともに、ガイドローラーユニット6A,6B
の各左右一対の垂直軸ローラー31a,31bが下側振
れ止め用ガイドレール7のガイド溝52に嵌合すること
により、折れ戸1の四隅の位置が上下各ガイドレール
5,7に対して決まり、垂直姿勢に保持される。
【0024】また、折れ戸1の各戸本体2A,2Bは、
上下のガイドローラーユニット4A,6A及び4B,6
Bの垂直支軸11,25を中心に前後に揺動可能である
とともに、上下のガイドレール5,7に沿って横動可能
である。この結果、図1に実線で示すように、折れ戸1
を平板状に展開させて収納空間を閉じたり、図1に仮想
線で示すように、折れ戸1を正面側に突出するV字状に
折り畳んで収納空間を開放することができる。また、収
納空間に対する作業位置などに応じて、折り畳み状態の
折れ戸1を上下のガイドレール5,7に沿って横動させ
ることができる。このとき、上側吊下げ用ガイドレール
5と下側振れ止め用ガイドレール7とが完全に平行でな
ければ、折れ戸1の下端と下側振れ止め用ガイドレール
7との上下方向間隔が変化することになるが、下部のガ
イドローラーユニット6A,6Bにおける昇降体27
は、スプリング36によって下向きに付勢されており且
つガイドレール7の上面に当接する水平軸ローラー30
を備えていて、この昇降体27に係止手段29を介して
ローラー支持板28が係止されているので、下側振れ止
め用ガイドレール7のガイド溝52に嵌合する左右一対
の垂直軸ローラー31a,31bと当該ガイドレール7
との上下方向位置関係が一定に保たれ、左右一対の垂直
軸ローラー31a,31bがガイド溝52から外れるよ
うな恐れはない。
【0025】また、折れ戸1を、その戸本体2A,2B
を互いに隣接させるように折り畳んだとき、互いに接近
する下部のガイドローラーユニット6A,6Bにおける
各嵌合部材45,46が、図11に仮想線で示すように
互いに嵌合する。これら各嵌合部材45,46は、ガイ
ドローラーユニット6A,6Bにおける昇降体27に取
り付けられているが、当該昇降体27は、前記のように
ガイドレール7に対し上下方向の位置関係が一定に保た
れているので、両嵌合部材45,46は確実に嵌合し合
って、戸本体2A,2Bが上下方向にずれを起こすの
を、換言すれば、折り畳まれた折れ戸1が開閉方向に傾
動するのを、確実に防止することができる。
【0026】上記実施形態では、本発明装置を吊下げ式
の折れ戸に適用しているが、本発明装置は、引き戸な
ど、他の吊り戸にも適用可能である。また、吊り戸の上
部案内装置は、上記実施形態のものに限定されない。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の吊り戸の下部案内
装置によれば、吊り戸の下部を案内する床面側のガイド
レールが下側開放のガイド溝を有するものであって、吊
り戸側のガイドローラーユニットの垂直軸ローラーが前
記ガイド溝に下側から嵌合するものであるから、上側開
放のガイドレールを使用する従来のこの種の下部案内装
置と比較して、床面側のガイドレールのガイド溝内に塵
埃や異物が入り込んで、垂直軸ローラーの円滑な滑動を
妨げるような恐れがない。従って、吊り戸下部を常に円
滑に滑動させることができる。
【0028】特に、請求項2に記載の構成によれば、従
来のように床面にガイドレール埋設用溝を加工する必要
もなく、床面側のガイドレールの敷設が簡単且つ安価に
行えるとともに、当該ガイドレールの位置精度も高める
ことができる。
【0029】また、請求項3に記載の構成によれば、下
部のガイドローラーユニットの全体を吊り戸側に取り付
けた状態で、上部を上側吊下げ用ガイドレールに吊り下
げた状態の吊り戸の下部のガイドローラーユニットを床
面側のガイドレールに係合させることができる。従っ
て、ガイドローラーユニットをガイドレールに係合する
部分と吊り戸側に取り付けられる部分とに分割し、ガイ
ドレール側部分を床面側のガイドレールに係合させた状
態で、当該ガイドレール側部分と吊り戸側部分とを結合
させるような必要がなくなり、吊り戸の組み付けが簡単
容易に行える。
【0030】さらに、請求項4に記載の構成によれば、
吊り戸を吊り下げる上部ガイドレールと吊り戸下部を案
内する床面側のガイドレールとが完全に平行でなくと
も、ガイドレールのガイド溝から垂直軸ローラーが不測
に外れるような不都合を生ぜしめないで済む。
【0031】また、請求項5に記載の構成によれば、折
り畳み状態で横動可能な、所謂フリー折れ戸において、
当該折れ戸を折り畳んだとき、折れ戸下部両端のガイド
ローラーユニットの嵌合部材が互いに嵌合して上下方向
の相対移動を阻止するので、折り畳み状態の折れ戸を横
動させるとき、折れ戸が横動方向に傾動することがなく
なり、円滑に折れ戸を横動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 吊下げ式折れ戸を説明する概略平面図であ
る。
【図2】 同折れ戸を説明する概略背面図である。
【図3】 同折れ戸の上部案内装置を示す縦断側面図で
ある。
【図4】 同上部案内装置のガイドローラーユニットを
示す一部切り欠き平面図である。
【図5】 同上部案内装置のガイドローラーユニットを
示す背面図である。
【図6】 前記折れ戸の下部案内装置を示す縦断側面図
である。
【図7】 同下部案内装置のガイドローラーユニットを
示す横断平面図である。
【図8】 同下部案内装置の別の位置での縦断側面図で
ある。
【図9】 A図は同下部案内装置のガイドローラーユニ
ットを示す背面図であり、B図は同ガイドローラーユニ
ットのローラー支持板が下降位置にある状態と上昇位置
にある状態とを示す縦断背面図である。
【図10】 同ガイドローラーユニットのローラー支持
板が下降位置にある状態での縦断側面図である。
【図11】 折れ戸が折り畳まれるときの当該折れ戸の
両端下部のガイドローラーユニットを示す背面図であ
る。
【符号の説明】
1 折れ戸(吊り戸) 2A,2B 戸本体 3 蝶番 4A,4B 上部のガイドローラーユニット 5 上側吊下げ用ガイドレール 6A,6B 下部のガイドローラーユニット 7 下側振れ止め用ガイドレール 10,24 取付板 11,25 垂直支軸 12,26 揺動板 13,30 水平軸ローラー 14,32 長孔 15,33 スライドガイド 16,27 昇降体 17a,17b,31a,31b 垂直軸ローラー 18,29 係止手段 22 支持用ガイド溝 23 向き規制用ガイド溝 28 ローラー支持板 36,44 スプリング 42 係止部材 43 被係止孔 45 摘み 46A,46B 嵌合部材 47 係止溝 48 戸下側床面 49 収納空間床面 50 出隅部 51 下側振れ止め用ガイドレールの取付板部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面側に配設されたガイドレールと、吊り
    戸側に取り付けられたガイドローラーユニットとから成
    り、前記ガイドレールは、戸下側の床面との間に適当間
    隔を隔てて配設されたもので、下側開放のガイド溝を有
    し、前記ガイドローラーユニットは、吊り戸の下端近傍
    背面に取り付けられたもので、前記ガイドレールと戸下
    側床面との間の空隙を通って当該ガイドレールの下側に
    入り込むローラー支持板と、当該ローラー支持板の上側
    に軸支され且つ前記ガイドレールのガイドレール溝に遊
    嵌する垂直軸ガイドローラーとを備えている、吊り戸の
    下部案内装置。
  2. 【請求項2】前記ガイドレールは、戸下側床面より一段
    高い収納空間床面の出隅部に嵌合する断面L形の取付板
    部を備えている、請求項1に記載の吊り戸の下部案内装
    置。
  3. 【請求項3】前記ガイドローラーユニットのガイドロー
    ラーを軸支するローラー支持板が、当該ローラー支持板
    とこの上側に軸支されたガイドローラーとを前記ガイド
    レール下側位置とガイドレール外側位置との間で床面に
    沿って出し入れし得る下降位置と、前記ガイドローラー
    が前記ガイドレールのガイド溝に遊嵌する上昇位置との
    間で昇降可能であって、少なくとも上昇位置で係止する
    係止手段が併設されている、請求項1または2に記載の
    吊り戸の下部案内装置。
  4. 【請求項4】前記ガイドローラーユニットが、スプリン
    グによって下向きに付勢された昇降体と、この昇降体に
    軸支され且つ前記ガイドレールの上側面に当接転動する
    水平軸ローラーとを備え、前記ローラー支持板が前記昇
    降体に取り付けられている、請求項1〜3の何れかに記
    載の吊り戸の下部案内装置。
  5. 【請求項5】折り畳み状態で横動可能な折れ戸の下部案
    内装置であって、前記ガイドローラーユニットが折れ戸
    下部の両端に配設され、各ガイドローラーユニットの前
    記昇降体に、折れ戸を折り畳んだとき、互いに嵌合して
    上下方向の相対移動を阻止する嵌合部材が取り付けられ
    ている、請求項4に記載の吊り戸の下部案内装置。
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