JP2000333690A - ガンマ−ポリグルタミン酸の製造方法 - Google Patents

ガンマ−ポリグルタミン酸の製造方法

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JP2000333690A
JP2000333690A JP11149049A JP14904999A JP2000333690A JP 2000333690 A JP2000333690 A JP 2000333690A JP 11149049 A JP11149049 A JP 11149049A JP 14904999 A JP14904999 A JP 14904999A JP 2000333690 A JP2000333690 A JP 2000333690A
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polyglutamic acid
gamma
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culture
acid
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Yasutaka Tawara
康孝 田原
Yoshihiro Ogawa
善弘 小川
Nobuyuki Yamatsugu
信幸 山次
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Kikkoman Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微生物の培養物から、ガンマ−ポリグルタミ
ン酸を効率よく製造し、その生産収率を増大させる方法
を提供する。 【解決手段】 バチルス属に属し、ガンマ−ポリグルタ
ミン酸生産能を有し、かつグルタミン酸合成酵素活性が
欠損若しくは減少した微生物を培地で培養し、その培養
物からガンマ−ポリグルタミン酸を採取する、ガンマ−
ポリグルタミン酸の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガンマ−ポリグル
タミン酸の製造方法、さらに詳しくはグルタミン酸合成
酵素が欠損しているか若しくは減少した微生物を用い
て、ガンマ−ポリグルタミン酸を効率よく製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ガンマ−ポリグルタミン酸は、納豆の糸
引きの主体物質として知られており、食品、化粧品、医
療品などの多くの分野で、種々の用途があるものと期待
されている。そして、ガンマ−ポリグルタミン酸は、主
にガンマ−ポリグルタミン酸生産能を有する微生物、例
えば、バチルス属の菌株を培養してその培養物から製造
されている(月刊組織培養、16巻、No.10、36
9〜372頁、1990年など参照)。しかし現在のと
ころ、いずれの菌株群においてもガンマ−ポリグルタミ
ン酸の合成経路は不明であり、ガンマ−ポリグルタミン
酸合成酵素の存在は示唆されているものの、その実態は
明らかにされてはいない。
【0003】また、これらのガンマ−ポリグルタミン酸
生産能を有する微生物は、培地にグルタミン酸を添加す
ることにより顕著にガンマ−ポリグルタミン酸合成量が
増加する菌株群とグルタミン酸以外の窒素源(塩化アン
モニウム、尿素、クエン酸)からガンマ−ポリグルタミ
ン酸を合成する菌株群に大別することができる。このよ
うなことから、ガンマ−ポリグルタミン酸の合成と窒素
代謝との間には密接な関係があると考えられている。
【0004】この窒素代謝、特に、グルタミン酸および
アンモニアの代謝に関与する主要な酵素としては、
(1)グルタミン酸合成酵素;グルタミン、α‐ケトグ
ルタル酸及びNADPHから、2グルタミン酸とNAD
Pを生成する反応を触媒する酵素、(2)グルタミン合
成酵素;NH3、グルタミン酸、Me2+及びATPか
ら、グルタミン、Me2+、ADP及びPiを生成する反
応を触媒する酵素(ただし、Me2+は金属イオンを表わ
し、通常Mg2+またはMn2+が用いられる)、(3)グ
ルタミン酸脱水素酵素;グルタミン酸、H2O、NAD
(P)+から、NH3、α-ケトグルタル酸、NAD
(P)H及びH+ を生成する反応を触媒する酵素)、
(4)他のアミノ酸由来アミノ基のα‐ケトグルタル酸
への転移反応を触媒する酵素、(5)他のアミノ酸の分
解反応を触媒する酵素などを挙げることができる。細菌
の窒素代謝においては、上記グルタミン酸合成酵素とグ
ルタミン合成酵素が重要な酵素であり、共役してアンモ
ニアを同化している。しかし現在のところ、いずれの菌
株においてもガンマ−ポリグルタミン酸の合成経路、調
節機構は解明されておらず、その実態は明らかにされて
はいない。
【0005】本発明者らは、ガンマ−ポリグルタミン酸
の発酵生産量を増大させるための方法として、ガンマ−
ポリグルタミン酸生産能を有し、低アンモニア生産性の
変異株を培養して培養物中にガンマ−ポリグルタミン酸
を生産させる方法(特開平8−154616号公報参
照)、及び醤油麹もしくはその抽出物、醤油醸造物また
はそれらの混合物を含有する培地で、ガンマ−ポリグル
タミン酸生産能を有する微生物を培養してガンマ−ポリ
グルタミン酸を生産する方法(特開平8−242880
号参照)を提案した。しかしながら、これらの方法は、
ガンマ−ポリグルタミン酸の生産量は増大するものの、
培養する過程でアンモニアの発生に起因するpHの上昇
によってガンマ−ポリグルタミン酸の生産が抑制される
ことがわかり(Ogawa,Y.,Yamaguch
i,F.,Yuasa,K. andTahara,
Y.:Biosci.Biotech.Bioche
m.,61巻,1684−1687頁,1997年)必
ずしも満足すべき方法ではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が目的とすると
ころは、前記した従来技術が有する欠点がなく、微生物
の培養物からガンマ−ポリグルタミン酸を従来よりも効
率よく生産し、その生産収率を増大させるのに有効な方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究した結果、バチルス属に属
し、ガンマ−ポリグルタミン酸生産能を有する微生物に
おいて、そのガンマ−ポリグルタミン酸の生産量が窒素
代謝酵素活性、特にグルタミン酸合成酵素活性に深く関
係すること、そしてグルタミン酸合成酵素活性が欠損若
しくは減少した変異株を作成し、これを培地で培養し、
ガンマ−ポリグルタミン酸の生産量を比較したところ、
ガンマ−ポリグルタミン酸生産量が親株に比較して約
1.5倍に増大すること、またグルタミン酸合成酵素活
性が欠損若しくは減少した変異株をグルタミン酸又はそ
の金属塩を含む培地で培養するとガンマ−ポリグルタミ
ン酸の生産収量が格段に増大することなどを見出し、こ
れらの知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、バチルス属に属し、
ガンマ−ポリグルタミン酸生産能を有し、かつグルタミ
ン酸合成酵素活性が欠損若しくは減少した微生物を培地
で培養し、その培養物からガンマ−ポリグルタミン酸を
採取することを特徴とする、ガンマ−ポリグルタミン酸
の製造方法であり、前記方法において、グルタミン酸合
成酵素活性が0.2U/mg蛋白質以下である微生物を
用いる、ガンマ−ポリグルタミン酸の製造方法であり、
前記方法において、培地がグルタミン酸又はその金属塩
を含有させた培地である、ガンマ−ポリグルタミン酸の
製造方法であり、また前記方法における微生物が、バチ
ルス・スブチリス UT−1(工業技術院生命工学工業
技術研究所寄託FERM P−17400)である、ガ
ンマ−ポリグルタミン酸の製造方法である。以下、本発
明を詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においては、グルタミン酸
合成酵素活性が殆ど欠損しているか、若しくはグルタミ
ン酸合成酵素活性が例えば0.2U/mg蛋白質以下程
度に減少した微生物を用いることにより、目的を達成す
ることができる。先ず、前記した性質を有する微生物を
得るために用いる親株としては、バチルス属に属し、ガ
ンマ−ポリグルタミン酸生産能を有する微生物であれば
いかなるものでもよく、例えばバチルス・ズブチリス
(Bacillus subtilis)、バチルス・
リケニホルミス(Bacillus lichenif
ormis)、バチルス・アンスラシス(Bacill
us anthracis)、バチルス・メガテリウム
(Bacillus megaterium)などが挙
げられる。さらに具体的には、例えばバチルス・ズブチ
リスMR141(FERM P−14692)、バチル
ス・ズブチリスS−2(IFO14898、FERM
BP−2528)、バチルス・ズブチリス IFO14
187、バチルス・ズブチリスTTCC162(微工研
寄託第11052号)、バチルス・ズブチリス K−2
(微工研寄託第9768号)、バチルス・ズブチリスF
−2−01(FERM P−9082)など、あるいは
通常納豆製造に使用されている宮城野菌、高橋菌、旭川
菌、松村菌、成瀬菌などの市販のものなどを挙げること
ができる。
【0010】これらの微生物を親株として、グルタミン
酸合成酵素活性が欠損若しくは減少した微生物とするに
は、通常に行われる変異処理方法が採用される。その変
異処理方法としては、公知の方法、例えば遺伝子操作に
よる方法、細胞または胞子に変異源性のある薬剤を接触
させる方法、またX線、紫外線、放射線、光などを照射
する方法などを挙げることができる。前記の薬剤を接触
させる方法に用いられる薬剤としては、例えばN−メチ
ル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NT
G)、メチルエチル硫酸などを挙げることができる。こ
れらの薬剤を当該微生物の細胞または胞子に接触させる
際の前記薬剤濃度は、細胞108〜109個/mlの細胞
懸濁液においては、通常例えば10〜1000γ/ml
程度である。また接触の際の条件は、通常、温度0〜5
0℃、時間10〜1400分程度である。
【0011】変異処理された細胞または胞子は、通常の
公知の栄養培地、例えば肉汁、ペプトン、大豆粉、酵母
エキス、カザミノ酸、アミノ酸類またはそれらの混合物
などを含有する培地、または必要な栄養素類を含有する
無機合成培地などの液体培地で3〜24時間培養する。
その後、適当に希釈して前記培地組成の寒天平板培地に
塗抹する。また変異処理した細胞または胞子を前記の平
板培地に直接塗抹してもよい。そしてこれを培養後、平
板培地に出現するコロニーを一つ一つ肉汁などを含有す
る寒天斜面培地にとって培養する。その後それら培養菌
株についてそのグルタミン酸合成酵素活性を後述する実
施例2に記載の方法で測定し、グルタミン酸合成酵素活
性が0.2U/mg蛋白質以下の菌株を選択、分離した
ものを本発明に使用する微生物とする。このような分離
法は無差別スクリーニング法と云われる。
【0012】前記した無差別スクリーニング法の他、グ
ルタミン酸合成酵素のみを特異的に欠損させる方法とし
ては、遺伝子操作による遺伝子破壊法がある。この方法
によれば、複数の遺伝子に損傷を与えることなく、目的
の遺伝子のみを破壊することができ、目的遺伝子以外の
合成経路に変動を与えることがないことから、この方法
が特に好ましい。具体的には、グルタミン酸合成遺伝子
をクローニングし、その構造遺伝子の内部に異種遺伝
子、例えばクロラムフェニコール耐性遺伝子(マーカー
遺伝子)断片を挿入して、不活性型のグルタミン酸合成
酵素遺伝子を構築する。この遺伝子を、親株に形質転換
すると、親株の正常なグルタミン酸合成遺伝子との間で
遺伝子の組換えがおこり、不活性型のグルタミン酸合成
遺伝子が正常遺伝子の内部に挿入された変異株を得るこ
とができる。このようにして他の遺伝子には損傷を与え
ることなく、グルタミン酸合成酵素遺伝子のみが遺伝子
破壊された、目的とするグルタミン酸合成酵素活性が欠
損した微生物とすることができる。しかし、本発明に用
いられる、グルタミン酸合成酵素活性が欠損若しくは減
少した微生物が、どのような作用機作でガンマ−ポリグ
ルタミン酸を多量に生成するかについてはいまのところ
明らかではない。
【0013】グルタミン酸合成酵素活性が欠損した新規
変異株を取得する方法の一例として、市販の納豆から分
離したバチルス・ズブチリス NR−1株を親株として
用い、前記した遺伝子操作による方法で取得したバチル
ス・ズブチリス UT−1の取得例を後述の実施例1に
示す。そのバチルス・ズブチリス UT−1の菌学的性
質は以下に示すとおりである。なお、菌学的性質を調べ
る実験は、「Bergey’s Manual of
Systematic Bacteriology V
ol.2」(1986年)に記載されている方法に従っ
て行った。
【0014】〔バチルス・スブチリス UT−1の菌学
的性質〕 (A)形態的性質 顕微鏡的観察(肉汁寒天培地(pH7)において、40
℃、20〜24時間培養して生育した細胞について) (1)細胞の形および大きさ:0.1〜0.5×1〜7
ミクロンの桿菌 (2)運動性の有無:運動性あり。 (3)胞子の有無:あり。 (4)グラム染色性:陽性。 (B)各培地(pH7)における生育状態 (1)肉汁寒天平板培養 40℃、20時間の静置培養で白色の円形コロニーを形
成する。色素の生産は認められない。 (2)肉汁寒天斜面培養 40℃、20時間で生育を示す。 (3)肉汁液体培養 40℃、20時間の静置培養で培地全体に生育(濁り)
が認められる。皮膜を形成する。 (4)肉汁ゼラチン穿刺培養 40℃、3日間の静置培養で、ゼラチンを液化する。 (C)生理的性質 主に、pH7に調製した培地を用いて試験した。 (1)硝酸塩の還元:還元する。 (2)VPテスト:陽性。 (3)インドールの生成:生成しない。 (4)デンプンの加水分解:加水分解する。 (5)クエン酸の利用:利用する。 (6)無機窒素源の利用:硝酸塩、アンモニウム塩共に
利用する。 (7)色素の生成:生成しない。 (8)カタラーゼ:陽性。 (9)生育の範囲:温度;25〜55℃、pH;5〜9 (10)酸素に対する態度:好気性。 (11)糖類からの酸及びガスの生成の有無:D−グル
コース、L−アラビノース、D−キシロース、D−マン
ニトールより酸の生成は認められるが、ガスの生成は認
められない。
【0015】〔親株と変異株の菌学的性質の比較〕親株
である、バチルス・ズブチリス NR−1の菌学的性質
を、前記したバチルス・スブチリス UT−1のときと
同様にして調べた結果、その形態的性質、各培地(pH
7)における生育状態、生理的性質は、バチルス・スブ
チリス UT−1と同じであった。また、上記以外の性
質、例えば7%食塩含有培地での生育状態(陽性)、ビ
オチン要求性(有り)などについても実験した結果、い
ずれも両者は一致した。
【0016】よって上記の性質から、このNR−1及び
UT−1はバチルス・ズブチリスに属すると判断され
る。また、このUT−1を前述した液体培地で培養した
ときの培養物中のグルタミン酸合成酵素活性は検出され
ないほど低いことが確認された。そしてガンマ−ポリグ
ルタミン酸生産量は、親株のNR−1に比べて約1.5
倍も高いことが確認された。そして、このようなグルタ
ミン酸合成酵素活性が欠損若しくは減少した、ガンマ−
ポリグルタミン酸生産量が増加するようなバチルス属に
属する変異株は現在まで全く知られていない。よって本
発明者らは、この変異株を新規変異株と認定し、バチル
ス・ズブチリス UT−1と命名して工業技術院生命工
学工業技術研究所にFERM P−17400として寄
託した。
【0017】次に、前記のごとくして得られた目的とす
る変異株を培地で培養する際の培地は、通常のガンマ−
ポリグルタミン酸の生産に使用されるものでよいが、そ
の培地にグルタミン酸又はその金属塩、例えばグルタミ
ン酸ナトリウム、グルタミン酸カリウムなどを含有させ
ると、ガンマ−ポリグルタミン酸が効率よく生産される
ので特に好ましい。そして、液体培養の場合の培地成分
の具体例としては、次のようなものを適宜組み合わせた
ものが用いられる。
【0018】まず、炭素源としては、ブドウ糖、果糖、
庶糖、マルトース、粗糖類、糖密類(例えば、甜菜糖
密、甘藷糖密)、各種澱粉類(例えば、タピオカ、サゴ
ヤシ、甘藷、馬鈴薯、トウモロコシ)またはその酸糖化
液類、酵素糖化液類など、あるいはそれらの2種以上を
適宜組み合わせたものが用いられる。また窒素源として
は、グルタミン酸、グルタミン酸ナトリウム、グルタミ
ン酸カリウム、醤油麹もしくはその抽出物、醤油又は醤
油のおりなどの醤油醸造物またはそれらの混合物、ペプ
トン、大豆粉、コーンスティープリカー、酵母エキス、
肉エキス、大豆そのものまたは脱脂大豆若しくはそれら
の粉体または粒体またはそれらの抽出液、尿素などの有
機窒素類、硫酸、硝酸、塩酸、炭酸などのアンモニウム
塩類、アンモニアガス、アンモニア水などの無機窒素類
など、あるいはそれらの2種以上を適宜組み合わせたも
のなどが用いられる。また上記の炭素源、窒素源に加え
て、微生物の生育に必要な各種無機塩類、例えばカルシ
ウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、マンガ
ン、鉄、銅、亜鉛などの硫酸塩類、塩酸塩類、リン酸塩
類、酢酸塩類、あるいはアミノ酸類、ビタミン類などが
用いられる。アミノ酸類としては、前記したグルタミン
酸のほかに、必要によりアスパラギン酸、アラニン、ロ
イシン、フェニルアラニン、ヒスチジンなど、またビタ
ミン類としてはビオチン、サイアミンなどを用いること
ができる。また固体培養の場合の培地素材としては、例
えば蒸煮した大豆、大麦、小麦、そば、トウモロコシま
たはそれらの混合物、及びそれらにグルタミン酸又はそ
の金属塩を添加したものが好適なものとして用いられ
る。
【0019】前記の培地で前記した微生物を培養するに
は、培地を通常の方法、例えば110〜140℃、8〜
15分で殺菌した後、培地に微生物を添加する。液体培
養する場合には、振とう培養、通気攪拌培養などの好気
的条件下で行なうことが望ましい。その際の培養温度
は、25〜50℃、好ましくは37〜42℃が適当であ
る。また培地のpHは、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、アンモニア、またはそれらの水溶液などによって
調整し、pH5〜9、好ましくはpH6〜8で培養する
のが望ましい。また、培養期間は、通常2〜4日間程度
でよい。また固体培養の場合においても前記液体培養の
場合と同様に、培養温度は25〜50℃、好ましくは3
7〜42℃、培養時のpHは5〜9、好ましくはpH6
〜8が採用される。このようにして培養すると、ガンマ
−ポリグルタミン酸は、主として菌体外に蓄積されて前
記した培養物中に含まれる。
【0020】この培養物からガンマ−ポリグルタミン酸
を分離、採取するには、公知の方法例えば、(1)固体
培養物から20%以下の食塩水により抽出分離法する方
法(特開平3−30648号公報)、(2)硫酸銅によ
る沈殿法(Throne.B.C., C.C.Gom
ez,N.E.Noues and R.D.Hous
evright:J.Bacteriol.,68巻、
307頁、1954年)、(3)アルコール沈殿法
(R.M.Vard,R.F.Anderson an
d F.K.Dean:Biotechnology
and Bioengineering,5巻、41
頁、1963年、あるいは沢純彦、村川武雄、村尾沢
夫、大亦正次郎:農化、47巻、159〜165頁、1
973年、あるいは藤井久雄:農化、37巻、407〜
412頁、1963年など)、(4)架橋化キトサン成
形物を吸着剤とするクロマトグラフィー法(特開平3−
244392号公報など)、(5)分子限外濾過膜を使
用する分子限外濾過法、(6)前記(1)〜(5)を適
宜組合せた方法などが採用できる。このようにして分
離、採取したものは、必要により公知の方法で濃縮、熱
風乾燥、凍結乾燥などの操作を施して、ガンマ−ポリグ
ルタミン酸の含有液、または粉末としてもよい。
【0021】本発明におけるガンマ−ポリグルタミン酸
の測定は、以下の方法で行った。すなわち、液体培養物
から菌体を遠心分離などの操作で除き、清澄化した試料
液を、6N塩酸で110℃、4時間の加水分解処理を行
い、ガンマ−ポリグルタミン酸の構成成分であるグルタ
ミン酸にまで分解し、塩酸分解処理前と処理後の各グル
タミン酸量をアミノ酸分析計で測定し、分解処理後のグ
ルタミン酸量から処理前のグルタミン酸量を減じて求め
た量をガンマ−ポリグルタミン酸量とした。
【0022】
【実施例】以下に参考例、実施例を示して本発明をさら
に詳細に説明すが、本発明はそれらの例によってなんら
限定されるものではない。 実施例1(納豆菌NR−1株のグルタミン酸合成酵素遺
伝子断片のクローニング) Bacillus subtilisのデータバンクの
グルタミン酸合成酵素遺伝子を参考にして下記のプライ
マーを合成した。 5’Forward CTTGGATGGAGAACT
GTACCTG 5’Reverse GGCGCTGAAATTAGG
TGCTG 上記プライマーを鋳型にして、PCR法を用いて約6k
bpのグルタミン酸合成酵素遺伝子断片を調製した。こ
の断片を制限酵素EcoT22I(宝酒造社製)で切断し、1
%アガロースゲルで電気泳動して約5kbの断片を回収
した。この5kbの断片をpUC19(宝酒造社製)の Pst
Iサイトへ挿入してプラスミド(以下、pGOという)
を作製した。pGO中の5kbの断片の塩基配列を部分
的に解析した結果、その断片がグルタミン酸合成酵素遺
伝子との相同性が認められ、得られた5kbの断片がグ
ルタミン酸合成遺伝子の一部であることを確認した(図
1参照)。
【0023】<グルタミン酸合成酵素遺伝子の破壊用プ
ラスミドの作製>先のプラスミドpGOを制限酵素 Nae
I(宝酒造社製)で切断した断片を、1%アガロースゲ
ル電気泳動によって回収し、DNA5’末端のリン酸基
を除去するためにアルカリフォスファターゼ処理をし
た。一方、マーカーとして制限酵素Acc II(宝酒造社
製)で切断したクロラムフェニコール耐性遺伝子(Cm
r)断片を先の プラスミドpGOの NaeIサイトに挿入
し、グルタミン酸合成酵素遺伝子の破壊用プラスミドp
GOCMを作製した(図2参照)。
【0024】<グルタミン酸合成酵素遺伝子の破壊株の
調製>納豆菌NR−1株を2XTY培地(1.6%ポリ
ペプトン、1%酵母エキス、0.5%NaCl、pH
7)20mlに植菌し、37℃、200rpmで1晩培
養した。この培養液200μlを20mlのSPI培地
(0.6%KH2PO4,1.4%K2HPO4、0.2%
硫酸アンモニウム、0.1%クエン酸ナトリウム、0.
02%硫酸マグネシウム、0.5%グルコース、0.0
2%カザミノ酸、0.1%酵母エキス、50mg/ml
トリプトファン、50mg/mlロイシン)に移植して
対数増殖後期まで培養した。さらにこの培養液10ml
を100mlのSPII培地(0.6%KH2PO4,1.
4%K2HPO4、0.2%硫酸アンモニウム、0.1%
クエン酸ナトリウム、0.02%硫酸マグネシウム、
0.5%グルコース、75mg/mlCaCl2、50
8mg/mlMgCl2)に移植して37℃、200r
pmで90分間振とう培養し、コンピテントセルを調製
した。調製したコンピテントセルの培養液10mlを2
0ml容三角フラスコに入れ、先に作成した遺伝子破壊
用プラスミドpGOCMを10μg添加し、37℃、1
20rpmで60分間培養した。培養液100μlを5
μg/mlのクロラムフェニコール(Cm)を含む2X
YTプレートに塗沫して、37℃で約15時間静地培養
して生育した形質転換株(UT−1)を得た。
【0025】実施例2(グルタミン酸合成酵素活性の測
定) グルタミン酸合成酵素活性の測定は、Sonenshe
inらの方法(J.Bacteriology,17
1,4718−4727(1989)参照)に従い、以
下のようにして行った。先ず、LB培地(1%ポリペプ
トン、0.5%酵母エキス、1%NaCl、pH7)5
mlに実施例1で得られた形質転換株(UT−1)を植
菌して37℃で1晩培養したものを、30mlのLB培
地に対して0.3ml接種して、37℃で15時間培養
した。グルタミン酸合成酵素は主として菌体内に存在す
るので、この培養液を4℃で12,000rpm、10
分間の遠心分離して菌体を集めた。この菌体を10ml
の洗浄液(50mM Tris−塩酸緩衝液、1mM
EDTA、10mM 2−メルカプトエタノール、20
0mM KCl、pH7.9)で2回洗浄し、得られた
菌体を3mlの緩衝液(50mM Tris−塩酸緩衝
液、1mM EDTA、10mM 2−メルカプトエタ
ノール、pH7.9)に懸濁した。これを150W、5
分間の超音波処理して菌体を破砕した後、遠心分離(7
000rpm、10分、4℃)して上清を粗酵素液とし
て用いた。
【0026】反応液(500mM Tris−HCl
(pH8),35mM 2−オキソグルタル酸(pH
7)、0.1mMNADPH(pH7.4)、20mM
グルタミン(pH7)、5mM 2−メルカプトエタ
ノール)に、前記粗酵素液0.2mlを添加して、全量
を1mlとし、30℃で反応させた後、NADPHの酸
化を340nmの吸光度で測定した。上記反応液よりグ
ルタミンを除いた反応系を用い、きょう雑する可能性の
あるNADPHオキシダーゼ活性に由来するNADPH
の増加量を減じて、グルタミン酸合成酵素活性とした。
また、グルタミン酸合成酵素活性は、1分間に1nmo
lのNADPHを酸化する酵素量を1ユニットとした。
比活性はタンパク質1mgあたりのユニットとした。な
お、タンパク質の定量は、堀尾らの方法(蛋白質・酵素
の基礎実験法 改訂第2判、江南堂、1994年)で測
定した。すなわちA液(2%Na2CO3を含む0.1N
NaOH溶液)とB液(0.5%CuSO4を含む1
%クエン酸ナトリウム水溶液)を50:1で混合してC
液を作成した。タンパク質濃度が50〜300μg/m
lになるように希釈したサンプル0.3mlとC液3m
lとを混合し、室温で20分間静置した。それに、2倍
に希釈したフェノール試薬(和光純薬社製)を0.3m
l加えて30分間静置したのち、750nmの吸光度を
測定した。検量線は、0〜400μg/mlの牛血清ア
ルブミン(和光純薬社製)を用いた。
【0027】親株(NR−1株)とグルタミン酸合成酵
素活性が欠損した変異株(UT−1)とのグルタミン酸
要求性及びグルタミン酸合成酵素活性の比較を表1に示
す。なお、グルタミン酸要求性については、1%硫酸ア
ンモニウム、0.1%Na2HPO4、0.1%KH2
4、0.05%MgSO4、0.02%CaCl2
0.005%FeCl3、0.002%MnCl2、0.
5μg/mlビオチン、に1.5%の寒天を含むプレー
トに生育する菌株をグルタミン酸非要求性(−)とし、
上記培地に生育せず、かつ、上記培地に2%グルタミン
酸を添加した培地に生育する菌株をグルタミン酸要求性
(+)とした。
【0028】
【表1】 表1 親株と変異株とのグルタミン酸要求性、グルタミン酸合成酵素活性 株名 L-Glu要求性 グルタミン酸合成酵素活性 (U/mgタンパク質) 親株(NR−1) − 1.62 変異株(UT−1) + 0
【0029】表2に示すとおり、本発明による変異株
(UT−1)は、グルタミン酸要求性を有し、グルタミ
ン酸合成酵素活性が欠損していることがわかる。
【0030】実施例3(ガンマ−ポリグルタミン酸の製
造及びその測定) 実施例1で得たグルタミン酸合成酵素活性の欠損株UT
−1と親株であるNR−1株を、30mlのガンマ−ポ
リグルタミン酸生産培地(2%グルタミン酸、1%硫酸
アンモニウム、0.1%Na2HPO4、0.1%KH2
PO4、0.05%MgSO4、0.02%CaCl2
0.005%FeCl3、0.002%MnCl2、0.
5μg/mlビオチン、pH7.5)を含む200ml
容のひだ付き三角フラスコにそれぞれ植菌し、37℃で
170rpmで、72時間振とう培養した。培養液中の
ガンマ−ポリグルタミン酸量を前記した方法で測定した
結果、NR−1では10mg/mlの生産量であった
が、グルタミン酸合成酵素活性の破壊株では15mg/
mlの生産量を示し、NR−1株に比較して1.5倍の
ガンマ−ポリグルタミン酸生産量の増加が認められた。
【0031】実施例4(ガンマ−ポリグルタミン酸の製
造) 30l容のジャーファーメンターに、20lのガンマ−
ポリグルタミン酸生産培地〔6%(w/v)マルトー
ス、5%(w/v)グルタミン酸ナトリウム、7%生醤
油、0.25%(w/v)K2HPO4、0.05%(w
/v)MgSO4・7H2O、NaClの最終濃度が3%
(w/v)〕を添加し、121℃、15分間殺菌した。
実施例1で得たグルタミン酸合成酵素活性の欠損株UT
−1と親株であるNR−1株を上記と同一の培地100
mlを含む500ml容三角フラスコで1晩前培養した
後、その全量を先のジャーファーメンターに移植した。
撹拌回転数400rpm、通気量1vvm、温度40℃
の条件で72時間培養した。その培養液を遠心分離操作
して菌体を除いた上澄液について、ガンマ−ポリグルタ
ミン酸を測定した。その結果、NR−1では15.2m
g/mlの生産量であったのに対し、グルタミン酸合成
酵素活性の欠損株では23.5mg/mlの生産量を示
し、NR−1株に比較して約1.5倍のガンマ−ポリグ
ルタミン酸生産量の増加が認められた。したがって、本
発明の方法によれば、ガンマ−ポリグルタミン酸を効率
よく製造できることがわかる。
【0032】実施例5(ガンマ−ポリグルタミン酸溶液
の製造) 実施例4に記載したと同様に培養して得られた培養液1
リットルに、食塩100gを添加して粘度を減少させた
後、これを遠心分離して除菌し、その上澄液を0.45
μmの膜でろ過を行い不溶物を除去して清澄な液を得
た。この清澄液に、pH1.5程度となるまで硫酸を添
加し、10分間室温に放置してガンマ−ポリグルタミン
酸を沈殿させた。沈殿したガンマ−ポリグルタミン酸を
ガーゼで回収し、これを再度水にけん濁し、10N N
aOHを用いてpH8に調整してガンマ−ポリグルタミ
ン酸を溶解した。このようにして、粗精製された2.5
%のガンマ−ポリグルタミン酸塩の溶液1リットルを調
整した。
【0033】実施例6(ガンマ−ポリグルタミン酸の製
造) 実施例4に記載したと同様に培養して得られた培養液1
リットルに、食塩100gを添加して粘度を減少させた
後、これを遠心分離して除菌し、その上澄液を0.45
μmの膜でろ過を行い不溶物を除去して清澄な液を得
た。この清澄液に、4リットルのエタノールを加え、生
じた沈殿物をガーゼで回収した。この沈殿物を1リット
ルの蒸留水に溶解した。この溶解物を10リットルの水
に対して、5℃で、一晩透析して低分子物質を除去し
た。次いで、この透析液を常法により凍結乾燥し、ガン
マ−ポリグルタミン酸の白色粉末25gを得た。この白
色粉末の純度は、90%であった。
【0034】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ガンマ−ポリグ
ルタミン酸を、従来の方法に比べて格段に収率よく製造
することができる。そして、本発明の方法によって製造
されたガンマ−ポリグルタミン酸は、食品、化粧品、医
療品などの多くの分野で、種々の用途に用いることので
きるので、産業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における、PCRによって増幅した
グルタミン酸合成酵素の遺伝子断片を示す図。
【図2】 実施例1における、グルタミン酸合成酵素遺
伝子破壊用プラスミドpGOCMの作製方法を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C12N 1/20 C12R 1:125) Fターム(参考) 4B064 AE03 CA02 CA19 CC24 DA01 DA10 4B065 AA15X AA15Y AB01 AC14 AC20 CA17 CA41 CA44 CA50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バチルス属に属し、ガンマ−ポリグルタミ
    ン酸生産能を有し、かつグルタミン酸合成酵素活性が欠
    損若しくは減少した微生物を培地で培養し、その培養物
    からガンマ−ポリグルタミン酸を採取することを特徴と
    する、ガンマ−ポリグルタミン酸の製造方法。
  2. 【請求項2】グルタミン酸合成酵素活性が、0.2U/
    mg蛋白質以下である微生物を用いる、請求項1記載の
    ガンマ−ポリグルタミン酸の製造方法。
  3. 【請求項3】培地が、グルタミン酸又はその金属塩を含
    有させた培地である、請求項1記載のガンマ−ポリグル
    タミン酸の製造方法。
  4. 【請求項4】微生物が、バチルス・スブチリス UT−
    1(工業技術院生命工学工業技術研究所寄託FERM
    P−17400である、請求項1、2又は3に記載のガ
    ンマ−ポリグルタミン酸の製造方法。
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