JP2819181B2 - 微生物によるシチジンの製造方法 - Google Patents
微生物によるシチジンの製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬品等の合成原料として有用なシチジン
の発酵法による製造方法に関する。
の発酵法による製造方法に関する。
微生物を培養してシチジンを得る方法としては、バチ
ルス・ズブチルス或いはプロテウス・レトゲリーの変異
株を用いる方法(特公昭36−21499号公報);ブレビバ
クテリウム属のプリン、ピリジン及びヒスチジンに対し
てアナログ耐性の変異株を用いる方法(特公昭57−1887
1号公報);ミクロバクテリウム属のプリンに対してア
ナログ耐性の変異株を用いる方法(特公昭57−18872号
公報);バチルス属のピリミジンに対してアナログ耐性
の変異株を用いる方法(特開昭61−135597号公報)等が
知られている。
ルス・ズブチルス或いはプロテウス・レトゲリーの変異
株を用いる方法(特公昭36−21499号公報);ブレビバ
クテリウム属のプリン、ピリジン及びヒスチジンに対し
てアナログ耐性の変異株を用いる方法(特公昭57−1887
1号公報);ミクロバクテリウム属のプリンに対してア
ナログ耐性の変異株を用いる方法(特公昭57−18872号
公報);バチルス属のピリミジンに対してアナログ耐性
の変異株を用いる方法(特開昭61−135597号公報)等が
知られている。
本発明は、医薬品等の合成原料として有用なシチジン
を微生物により多量生産できる方法を提供することにあ
る。
を微生物により多量生産できる方法を提供することにあ
る。
本発明者らは、微生物によるシチジンの生産量に増大
させるべく種々検討した結果、バチルス属細菌に6−ジ
アゾ−5−オキソ−ノルロイシン(以後、DONと略す)
に対する耐性を付与する事により、シチジンの生産量が
飛躍的に増加することを見い出し、該知見に基づき本発
明を完成した。
させるべく種々検討した結果、バチルス属細菌に6−ジ
アゾ−5−オキソ−ノルロイシン(以後、DONと略す)
に対する耐性を付与する事により、シチジンの生産量が
飛躍的に増加することを見い出し、該知見に基づき本発
明を完成した。
即ち、本発明は、バチルス属に属し、DONに耐性を有
する微生物を培養して培養中にシチジンを生成させ、該
培養物からシチジンを採取することを特徴とするシチジ
ンの製造法、及びDONに耐性を有するバチルス・ナット
ウを提供する。
する微生物を培養して培養中にシチジンを生成させ、該
培養物からシチジンを採取することを特徴とするシチジ
ンの製造法、及びDONに耐性を有するバチルス・ナット
ウを提供する。
本発明において使用する薬剤DONとしては、6−ジア
ゾ−5−オキソ−D−ノルロイシン、6−ジアゾ−5−
オキソ−L−ノルロイシン、6−ジアゾ−D,L−ノルロ
イシン等が挙げられるが、これらの少なくとも一つに耐
性を有すればよい。また、耐性株の分離には親株の生育
を阻害する濃度、通常は1〜1000mg/ml程度で使用され
る。
ゾ−5−オキソ−D−ノルロイシン、6−ジアゾ−5−
オキソ−L−ノルロイシン、6−ジアゾ−D,L−ノルロ
イシン等が挙げられるが、これらの少なくとも一つに耐
性を有すればよい。また、耐性株の分離には親株の生育
を阻害する濃度、通常は1〜1000mg/ml程度で使用され
る。
本発明において使用する微生物としては、バチルス属
に属し、DONに耐性を有し、シチジン生産能を有する微
生物であればいずれも用いられ、一般にはバチルス属に
属する菌株を親株とし、これにN−メチル−N′−ニト
ロソグアニジン等の変異薬剤による処理、あるいは紫外
線照射等を施してDON耐性を有する変異株を選択、分離
する。あるいは、DON含有培地に馴致培養することによ
っても分離される。
に属し、DONに耐性を有し、シチジン生産能を有する微
生物であればいずれも用いられ、一般にはバチルス属に
属する菌株を親株とし、これにN−メチル−N′−ニト
ロソグアニジン等の変異薬剤による処理、あるいは紫外
線照射等を施してDON耐性を有する変異株を選択、分離
する。あるいは、DON含有培地に馴致培養することによ
っても分離される。
他方、自然界に広く存在している野生株の中には人為
的な処理を経なくても、ある程度DONに耐性を有するも
のがある可能性を否定することはできず、かかる歯株を
スクリーニングすることにより新たに見いだした場合か
かる歯株が本発明の範囲に包含されることは言うまでも
ない。
的な処理を経なくても、ある程度DONに耐性を有するも
のがある可能性を否定することはできず、かかる歯株を
スクリーニングすることにより新たに見いだした場合か
かる歯株が本発明の範囲に包含されることは言うまでも
ない。
本発明において使用される微生物の具体例としては、
バチルス・ナットウC−55株を親株として、DON耐性株
として誘導されたバチルス・ナットウD−18株が挙げら
れる。
バチルス・ナットウC−55株を親株として、DON耐性株
として誘導されたバチルス・ナットウD−18株が挙げら
れる。
親株として用いるバチルス・ナットウC−55株は、土
壌からシチジン生産菌として分離されたバチルス・ナッ
トウC−1株(微工研菌寄第11055号)に人工変異処理
を行ない、シチジン要求株であるエシエリヒア・コリJF
618〔CGSC 5566株:米国イエール大学、E.COli genetic
Stock cehter)の生育を促す株としてスクリーニング
され、バチルス・ナットウC−1株よりシチジン生産量
の上昇している株である。
壌からシチジン生産菌として分離されたバチルス・ナッ
トウC−1株(微工研菌寄第11055号)に人工変異処理
を行ない、シチジン要求株であるエシエリヒア・コリJF
618〔CGSC 5566株:米国イエール大学、E.COli genetic
Stock cehter)の生育を促す株としてスクリーニング
され、バチルス・ナットウC−1株よりシチジン生産量
の上昇している株である。
上記バチルス・ナットウC−1株の菌類学的性状は、
下記の通りである。
下記の通りである。
(a)形態学的形状 1)細菌の形および大きさ:短桿菌、0.7〜1.0×2〜
8μ 2)多形生:単一まれに二連 3)運動性:なし 4)胞子:卵型の内生胞子を栄養細胞の中央付近に生
じる 5)グラム染色:陽性 6)抗酸生:陰性 (b)生育状況 1)肉汁寒天培養:灰白色で周辺が裂開状の扁平なコ
ロニーを作る 2)肉汁液体培養:表面に皮膜を作るが、他は透明 (c)生理的性質 1)硝酸塩の還元:有り 2)クエン酸の利用:有り 3)プロピオン酸の利用:なし 4)VPテスト:陽性 5)デンプンの加水分解:有り 6)カゼインの加水分解:有り 7)オキシダーゼ:微弱 8)カタラーゼ:有り 9)インドールの生成:なし 10)酸素に対する態度:好気性 11)ビチオン要求性:有り 12)1.5%グルタミン酸を含む培地で粘性物質の生
成:有り 13)シチジンの培地への排出:有り なお、このバチルス・ナットウD−18は、平成2年3
月6日付で、通商産業省工業技術院微生物工業技術研究
所に、微工研菌寄第11348号(FERM P−11348)の寄託番
号で寄託してある。
8μ 2)多形生:単一まれに二連 3)運動性:なし 4)胞子:卵型の内生胞子を栄養細胞の中央付近に生
じる 5)グラム染色:陽性 6)抗酸生:陰性 (b)生育状況 1)肉汁寒天培養:灰白色で周辺が裂開状の扁平なコ
ロニーを作る 2)肉汁液体培養:表面に皮膜を作るが、他は透明 (c)生理的性質 1)硝酸塩の還元:有り 2)クエン酸の利用:有り 3)プロピオン酸の利用:なし 4)VPテスト:陽性 5)デンプンの加水分解:有り 6)カゼインの加水分解:有り 7)オキシダーゼ:微弱 8)カタラーゼ:有り 9)インドールの生成:なし 10)酸素に対する態度:好気性 11)ビチオン要求性:有り 12)1.5%グルタミン酸を含む培地で粘性物質の生
成:有り 13)シチジンの培地への排出:有り なお、このバチルス・ナットウD−18は、平成2年3
月6日付で、通商産業省工業技術院微生物工業技術研究
所に、微工研菌寄第11348号(FERM P−11348)の寄託番
号で寄託してある。
以上のように分離されたシチジン生産菌の培養には通
常の微生物の培養と同様な方法が用いられる。即ち、培
地としては、炭素源、窒素源、菌の生育に必要な各種の
無機塩類、アミノ酸類、ビタミン類等が適宜選択の上、
それぞれ単独もしくは混合して用いられる。培地中にpH
の変動が観察される場合、硫酸、炭酸カルシウム、水酸
化ナトリウム、アンモニア水等を適宜添加する。また、
培地中にウラシル、ウリジン、UMP等の化合物を多量に
入れ、これをシチジンにサルベージ合成させる方法も有
効である。培養温度は、20℃〜48℃の範囲において、使
用する微生物の成育、シチジンの蓄積量、副産物の抑制
を考慮に入れ、適宜選択できる。培養時間としては、シ
チジンの蓄積量、副産物の生成量によって異なるが、通
常1日〜7日である。
常の微生物の培養と同様な方法が用いられる。即ち、培
地としては、炭素源、窒素源、菌の生育に必要な各種の
無機塩類、アミノ酸類、ビタミン類等が適宜選択の上、
それぞれ単独もしくは混合して用いられる。培地中にpH
の変動が観察される場合、硫酸、炭酸カルシウム、水酸
化ナトリウム、アンモニア水等を適宜添加する。また、
培地中にウラシル、ウリジン、UMP等の化合物を多量に
入れ、これをシチジンにサルベージ合成させる方法も有
効である。培養温度は、20℃〜48℃の範囲において、使
用する微生物の成育、シチジンの蓄積量、副産物の抑制
を考慮に入れ、適宜選択できる。培養時間としては、シ
チジンの蓄積量、副産物の生成量によって異なるが、通
常1日〜7日である。
培養物からシチジンを分離最終する方法は、沈澱法、
イオン交換樹脂による処理、或いは溶媒による抽出等の
公知の方法を用いることができる〔特開昭61−135597号
公報参照〕。
イオン交換樹脂による処理、或いは溶媒による抽出等の
公知の方法を用いることができる〔特開昭61−135597号
公報参照〕。
実施例 以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。
実施例1 〔工程1〕 DON耐性株の取得 バチルス・ナットウC−55株をニトロソグアニジン処
理(100mg/、15分間)した後、下記寒天培地に菌数1
×105個を塗布し、5日間、37℃にて培養した。
理(100mg/、15分間)した後、下記寒天培地に菌数1
×105個を塗布し、5日間、37℃にて培養した。
培地組成(pH7.2): グルコース 1.0 % 硫酸アンモニウム 0.2 % クエン酸ナトリウム・2H2O 0.1 % KH2PO4 1.4 % MgSO4・7H2OH 0.02% カザミノ酸 0.05% ビチオン 100μg/ DON(D体) 10mg/ 寒天 1.8 % 上記培養で出現した25個のコロニーをDON耐性株とし
て分離した。
て分離した。
〔工程2〕 DON耐性株のシチジン生産量の測定 上記の方法で取得したDON耐性各をSEED液体培地〔グ
リコース2%、NaCl0.25%、ポリペプトン(和光純薬)
1%、イースト・エキスD3(和光純薬)1%、ビチオン
100ng/ml、pH7.3〕で、37℃18時間培養後、シチジン生
産培地〔グルコース10%、CaCO31%、イーストエキスD3
(和光純薬)0.5%、KH2PO40.8%、(NH4)2SO40.4%、
(NH2)2CO0.4%、ビオチン100ng/ml(pH7.2)〕50mlに
2%接種し、500ml容フラスコ中,39℃5日間培養した。
その結果、親株であるC−55が2.1mg/mlのシチジンの生
産量であったのに対し、D−1株は2.8mg/ml、D−2株
は2.5mg/ml、D−18株は3.4mg/ml、D−20株は3.3mg/m
l、D−24株は3.3mg/ml、D−25株は3.2mg/ml、と多数
のシチジン生産量の顕著に増大した数が得られた。この
うちD−18株を代表株として工業技術院微生物工業技術
研究所へ寄託した。
リコース2%、NaCl0.25%、ポリペプトン(和光純薬)
1%、イースト・エキスD3(和光純薬)1%、ビチオン
100ng/ml、pH7.3〕で、37℃18時間培養後、シチジン生
産培地〔グルコース10%、CaCO31%、イーストエキスD3
(和光純薬)0.5%、KH2PO40.8%、(NH4)2SO40.4%、
(NH2)2CO0.4%、ビオチン100ng/ml(pH7.2)〕50mlに
2%接種し、500ml容フラスコ中,39℃5日間培養した。
その結果、親株であるC−55が2.1mg/mlのシチジンの生
産量であったのに対し、D−1株は2.8mg/ml、D−2株
は2.5mg/ml、D−18株は3.4mg/ml、D−20株は3.3mg/m
l、D−24株は3.3mg/ml、D−25株は3.2mg/ml、と多数
のシチジン生産量の顕著に増大した数が得られた。この
うちD−18株を代表株として工業技術院微生物工業技術
研究所へ寄託した。
実施例2 実施例1で得られたバチルス・ナットウD−18株をSE
ED液体培地で、37℃18時間培養後、シチジンサルベージ
生産培地〔グリコース5%、シラウル4mg/ml、(NH2)2
CO0.8%、MnSO4(無水)0.01%、FeSO4・7H2O0.001%、
MgSO4・7H2O0.05%、K2HPO40.2%、イースト・エキスD3
(和光純薬)0.3%、CaCO32.0%、pH8〕50mlに2%接種
し、24時間ごとに4%のグルコースを追加しながら、50
0ml容フラスコ中39℃5日間培養した。その結果、D−1
8株は9.6mg/mlのシチジンを培地中に蓄積したのに対
し、その親株のC−55株の培地中の蓄積は4.7mg/mlであ
った。
ED液体培地で、37℃18時間培養後、シチジンサルベージ
生産培地〔グリコース5%、シラウル4mg/ml、(NH2)2
CO0.8%、MnSO4(無水)0.01%、FeSO4・7H2O0.001%、
MgSO4・7H2O0.05%、K2HPO40.2%、イースト・エキスD3
(和光純薬)0.3%、CaCO32.0%、pH8〕50mlに2%接種
し、24時間ごとに4%のグルコースを追加しながら、50
0ml容フラスコ中39℃5日間培養した。その結果、D−1
8株は9.6mg/mlのシチジンを培地中に蓄積したのに対
し、その親株のC−55株の培地中の蓄積は4.7mg/mlであ
った。
参考例 D−18のCTPシニセターゼ活性 バチルス・ナットウD−18株を実施例1と同様の方法
で培養し、この培養液5mlより集菌し、2mlのホモジネー
トバッファー〔トリス−塩酸20mM(pH8.0)EDTA1mM、AT
P1mM、メルカプトエタノール20mM〕に懸濁後、水中超音
波処理を施し、菌体ホモジネートを得る。これを等量の
2×反応バッファー〔トリス−塩酸50mM(pH8.0)MgCl2
25mM、UPT10mM、ATP8mM、GTP1mM、グルタミン20mM、EDT
A1mM〕と混合し、37℃5分間加熱後、3分間煮沸して反
応を停止させる。この反応液をHPLC分析〔ワットマンSA
X−10−25カラム、0.4Mリン酸−2.5%アセトニトリルバ
ーファー(pH3.3)、流速毎分1.5ml、波長291nmで検
出〕し、生成したCTPを定量し、1分間に1μモルのCTP
を生成する活性を1Unitと定義する。
で培養し、この培養液5mlより集菌し、2mlのホモジネー
トバッファー〔トリス−塩酸20mM(pH8.0)EDTA1mM、AT
P1mM、メルカプトエタノール20mM〕に懸濁後、水中超音
波処理を施し、菌体ホモジネートを得る。これを等量の
2×反応バッファー〔トリス−塩酸50mM(pH8.0)MgCl2
25mM、UPT10mM、ATP8mM、GTP1mM、グルタミン20mM、EDT
A1mM〕と混合し、37℃5分間加熱後、3分間煮沸して反
応を停止させる。この反応液をHPLC分析〔ワットマンSA
X−10−25カラム、0.4Mリン酸−2.5%アセトニトリルバ
ーファー(pH3.3)、流速毎分1.5ml、波長291nmで検
出〕し、生成したCTPを定量し、1分間に1μモルのCTP
を生成する活性を1Unitと定義する。
その結果、バチルス・ナットウD−18株は培養開始8
時間後で、ホモジネートタンパク1mg当たり487×10-3Un
its、72時間後で432×10-3Unitsという値を示した。そ
れに対し、親株のバチルス・ナットウC−55は、培養開
始8時間後で15×10-3、Units、72時間後で7×10-3と
いう活性値であった。この事から、バチルス・ナットウ
D−18のシチジン生産量増加は、本酵素の飛躍的な活性
上昇に伴うものと推測される。
時間後で、ホモジネートタンパク1mg当たり487×10-3Un
its、72時間後で432×10-3Unitsという値を示した。そ
れに対し、親株のバチルス・ナットウC−55は、培養開
始8時間後で15×10-3、Units、72時間後で7×10-3と
いう活性値であった。この事から、バチルス・ナットウ
D−18のシチジン生産量増加は、本酵素の飛躍的な活性
上昇に伴うものと推測される。
本発明によると、バチルス属に属し、かつDONに耐性
を有し、シチジン生産能を有する微生物を培養すること
によって、シチジンの生産性が顕著に上昇する。また、
培養液中にラウシル系化合物を入れた場合、ピリミジン
サルベージ系路により、シチジン系化合物の蓄積量がさ
らに増加する。
を有し、シチジン生産能を有する微生物を培養すること
によって、シチジンの生産性が顕著に上昇する。また、
培養液中にラウシル系化合物を入れた場合、ピリミジン
サルベージ系路により、シチジン系化合物の蓄積量がさ
らに増加する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:07)
Claims (2)
- 【請求項1】バチルス属に属し、6−ジアゾ−5−オキ
ソ−ノルロイシンに耐性を有し、シチジン生産能を有す
る微生物を培養して培養物中にシチジンを生成蓄積さ
せ,該培養物からシチジンを採取することを特徴とする
シチジンの製造方法。 - 【請求項2】6−ジアゾ−5−オキソ−ノルロイシンに
耐性を有するバチルス・ナットウ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5820990A JP2819181B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 微生物によるシチジンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5820990A JP2819181B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 微生物によるシチジンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03262496A JPH03262496A (ja) | 1991-11-22 |
JP2819181B2 true JP2819181B2 (ja) | 1998-10-30 |
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ID=13077658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5820990A Expired - Fee Related JP2819181B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 微生物によるシチジンの製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2819181B2 (ja) |
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1990
- 1990-03-12 JP JP5820990A patent/JP2819181B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |