JP3006907B2 - 発酵法によるl−アラニンの製造法 - Google Patents
発酵法によるl−アラニンの製造法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、L-アラニンの製造法に
関する。L-アラニンは、生体を構成するアミノ酸であ
り、栄養輸液、医薬用、食品添加物等に広い用途があ
る。
関する。L-アラニンは、生体を構成するアミノ酸であ
り、栄養輸液、医薬用、食品添加物等に広い用途があ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、L-アラニンの製造法として、
L−アスパラギン酸より酵素的に脱炭酸する方法(特公
昭46-7560)、フマル酸をL−アスパラギン酸に導き、
これを酵素的に脱炭酸する方法(特開平2-268691)など
が知られ、実用に供されている。さらに、これらの方法
以外に、D-アラニン要求性の大腸菌による乳酸とアンモ
ニア供与体からのL-アラニン製造法(特開昭62-3619
6)、コリネバクテリウム・チュメセンスによる糖質か
らの発酵生産法(特公昭36-14298)など多くの方法が知
られている。
L−アスパラギン酸より酵素的に脱炭酸する方法(特公
昭46-7560)、フマル酸をL−アスパラギン酸に導き、
これを酵素的に脱炭酸する方法(特開平2-268691)など
が知られ、実用に供されている。さらに、これらの方法
以外に、D-アラニン要求性の大腸菌による乳酸とアンモ
ニア供与体からのL-アラニン製造法(特開昭62-3619
6)、コリネバクテリウム・チュメセンスによる糖質か
らの発酵生産法(特公昭36-14298)など多くの方法が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の発酵法によるL-
アラニンの製造法は、収率が低い、生産速度が遅く培養
に長時間を要する、培養液中での蓄積量が低い等の欠点
を有し、工業的な製造法として成立しがたい。またD,L-
アラニンの高収率発酵生産の報告もある(特公昭57-79
7)が、生成するアラニンがD,L-体のラセミ混合物であ
り、L-アラニンを得るにはD,L-体の光学分割工程を要す
るため、経済的に有利な製造法とは言い難い。
アラニンの製造法は、収率が低い、生産速度が遅く培養
に長時間を要する、培養液中での蓄積量が低い等の欠点
を有し、工業的な製造法として成立しがたい。またD,L-
アラニンの高収率発酵生産の報告もある(特公昭57-79
7)が、生成するアラニンがD,L-体のラセミ混合物であ
り、L-アラニンを得るにはD,L-体の光学分割工程を要す
るため、経済的に有利な製造法とは言い難い。
【0004】本発明の目的は、近年需要の増大している
L-アラニンをより効率的に製造する方法を提供すること
である。
L-アラニンをより効率的に製造する方法を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ミクロ
バクテリウム属に属し、アラニンラセマーゼ活性が低
下、または欠失し、かつL-アラニン生産性を有する微生
物を栄養培地中に培養し、該培養物中にL-アラニンを生
成蓄積させ、該培養物からL-アラニンを採取することを
特徴とするL-アラニンの製造法を提供することができ
る。
バクテリウム属に属し、アラニンラセマーゼ活性が低
下、または欠失し、かつL-アラニン生産性を有する微生
物を栄養培地中に培養し、該培養物中にL-アラニンを生
成蓄積させ、該培養物からL-アラニンを採取することを
特徴とするL-アラニンの製造法を提供することができ
る。
【0006】本発明で用いられる微生物は、ミクロバク
テリウム属細菌に属し、、アラニンラセマーゼ活性が低
下、または欠失し、かつL-アラニン生産性を有する微生
物である。このような微生物は、ミクロバクテリウム属
細菌から変異により誘導することができるが、好適な親
株としては、ミクロバクテリウム・アンモニアフイルム
KY7929株(微工研菌寄2408号)があげられる。
テリウム属細菌に属し、、アラニンラセマーゼ活性が低
下、または欠失し、かつL-アラニン生産性を有する微生
物である。このような微生物は、ミクロバクテリウム属
細菌から変異により誘導することができるが、好適な親
株としては、ミクロバクテリウム・アンモニアフイルム
KY7929株(微工研菌寄2408号)があげられる。
【0007】本発明におけるアラニンラセマーゼ活性が
低下、または欠失した変異株は、親株を紫外線照射やN-
メチル-N'-ニトロ-N-ニトロソグアニジン(以下NTGと略
す)、亜硝酸などの化学処理など、通常用いられる変異
処理方法により処理した後、D-アラニンを含まない培地
で生育できない、もしくは親株に比べ生育が遅い菌株を
選択することで得ることができる。
低下、または欠失した変異株は、親株を紫外線照射やN-
メチル-N'-ニトロ-N-ニトロソグアニジン(以下NTGと略
す)、亜硝酸などの化学処理など、通常用いられる変異
処理方法により処理した後、D-アラニンを含まない培地
で生育できない、もしくは親株に比べ生育が遅い菌株を
選択することで得ることができる。
【0008】本発明の微生物によるL-アラニンの生産
は、通常の細菌培養法で実施可能である。使用培地とし
ては、炭素源、窒素源、無機物、適量のD-アラニンまた
はD,L-アラニンその他使用菌株の必要とする微量の栄養
素を程よく含有するものならば合成培地または天然培地
いずれも使用可能である。炭素源としてはグルコース、
グリセロール、フラクトース、シュークロース、マルト
ース、マンノース、澱粉、澱粉加水分解物、糖蜜などの
炭水化物、ポリアルコール、ピルビン酸、フマール酸、
乳酸、などの各種有機酸が使用できる。さらに微生物の
資化性によって、炭化水素、アルコール類なども用いら
れる。
は、通常の細菌培養法で実施可能である。使用培地とし
ては、炭素源、窒素源、無機物、適量のD-アラニンまた
はD,L-アラニンその他使用菌株の必要とする微量の栄養
素を程よく含有するものならば合成培地または天然培地
いずれも使用可能である。炭素源としてはグルコース、
グリセロール、フラクトース、シュークロース、マルト
ース、マンノース、澱粉、澱粉加水分解物、糖蜜などの
炭水化物、ポリアルコール、ピルビン酸、フマール酸、
乳酸、などの各種有機酸が使用できる。さらに微生物の
資化性によって、炭化水素、アルコール類なども用いら
れる。
【0009】窒素源としてはアンモニアまたは塩化アン
モニウム、硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、酢酸
アンモニウムなどの各種無機及び有機アンモニウム塩類
あるいは尿素および他の窒素含有物質ならびにペプト
ン、NZ-アミン、肉エキス、酵母エキス、コーンスチー
プ・リカー、カゼイン加水分解物、フィシュミールまた
はその消化物などの種々のものが使用可能である。
モニウム、硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、酢酸
アンモニウムなどの各種無機及び有機アンモニウム塩類
あるいは尿素および他の窒素含有物質ならびにペプト
ン、NZ-アミン、肉エキス、酵母エキス、コーンスチー
プ・リカー、カゼイン加水分解物、フィシュミールまた
はその消化物などの種々のものが使用可能である。
【0010】さらに無機物としては、リン酸第一水素カ
リウム、リン酸第二水素カリウム、硫酸アンモニウム、
塩化アンモニウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウ
ム、硫酸第一鉄、硫酸マンガンおよび炭酸カルシウムな
どを使用する。培養は振とう培養または通気培養などの
好気的条件下に行う。培養温度は一般に20〜40℃が
好適である。培地のpHは中性付近に維持することが望ま
しい。培養期間は通常1〜5日間である。
リウム、リン酸第二水素カリウム、硫酸アンモニウム、
塩化アンモニウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウ
ム、硫酸第一鉄、硫酸マンガンおよび炭酸カルシウムな
どを使用する。培養は振とう培養または通気培養などの
好気的条件下に行う。培養温度は一般に20〜40℃が
好適である。培地のpHは中性付近に維持することが望ま
しい。培養期間は通常1〜5日間である。
【0011】培養液からL-アラニンを採取する方法は、
培養終了後、菌体を除去して濃縮晶析する方法、活性炭
処理あるいはイオン交換樹脂処理などの公知の方法によ
って行われる。以下に実施例をあげて本発明を具体的に
説明する。
培養終了後、菌体を除去して濃縮晶析する方法、活性炭
処理あるいはイオン交換樹脂処理などの公知の方法によ
って行われる。以下に実施例をあげて本発明を具体的に
説明する。
【0012】
【0013】実施例1 ミクロバクテリウム・アンモニアフイルムKY7929株を完
全培地(粉末ブイヨン20g、酵母エキス5gを水1リッ
トルに含み、pH7.2に調整した培地)で30℃、16時
間培養した菌体を集め、0.05Mトリス−マレイン酸緩衝
液(pH6.0)で洗浄後菌体の濃度が約109 細胞/mlにな
るように同緩衝液に懸濁し、これにNTGを終濃度が500mg
/lになるように加え、30℃、20分間保持して変異処
理を行った。この変異処理菌体を同緩衝液で洗浄後、そ
の菌体をD-アラニン0.05g/l含有する最少平板寒天培地
(第1表)に塗布した。
全培地(粉末ブイヨン20g、酵母エキス5gを水1リッ
トルに含み、pH7.2に調整した培地)で30℃、16時
間培養した菌体を集め、0.05Mトリス−マレイン酸緩衝
液(pH6.0)で洗浄後菌体の濃度が約109 細胞/mlにな
るように同緩衝液に懸濁し、これにNTGを終濃度が500mg
/lになるように加え、30℃、20分間保持して変異処
理を行った。この変異処理菌体を同緩衝液で洗浄後、そ
の菌体をD-アラニン0.05g/l含有する最少平板寒天培地
(第1表)に塗布した。
【0014】
【表1】
【0015】30℃で2〜4日間培養し、該平板培地に
生育するコロニーをD-アラニン0.05g/l含有最少平
板寒天培地とD-アラニンを含まない最少平板寒天培地に
各々塗布し、前者プレート上では親株同様に生育し、後
者プレートでは生育しない、もしくは生育の遅い株を釣
菌した。このような変異株の中からアラニンラセマーゼ
活性低下、または欠失した株を選び、ミクロバクテリウ
ム・アンモニアフイルムDA1株と命名した。
生育するコロニーをD-アラニン0.05g/l含有最少平
板寒天培地とD-アラニンを含まない最少平板寒天培地に
各々塗布し、前者プレート上では親株同様に生育し、後
者プレートでは生育しない、もしくは生育の遅い株を釣
菌した。このような変異株の中からアラニンラセマーゼ
活性低下、または欠失した株を選び、ミクロバクテリウ
ム・アンモニアフイルムDA1株と命名した。
【0016】本菌株は、平成3年4月24日付で工業技
術院微生物工業技術研究所(微工研)微工研条寄第33
75号(FERM BP-3375)として寄託されている。第
2表に、親株KY7929株と変異株DA1株のアラニンラセマ
ーゼ活性を示した。アラニンラセマーゼの活性測定は、
Wijsman,H.J.W.の方法〔ジェネティカル・リサーチ(Ge
net.Res.,Camb.)20、269-277 (1972)〕に従って行っ
た。
術院微生物工業技術研究所(微工研)微工研条寄第33
75号(FERM BP-3375)として寄託されている。第
2表に、親株KY7929株と変異株DA1株のアラニンラセマ
ーゼ活性を示した。アラニンラセマーゼの活性測定は、
Wijsman,H.J.W.の方法〔ジェネティカル・リサーチ(Ge
net.Res.,Camb.)20、269-277 (1972)〕に従って行っ
た。
【0017】実施例2 実施例1で取得した変異株DA1 株及びKY7929株を10ml
の種培地(グルコース2%、ペプトン1%、酵母エキス
1%、NaCl0.5%、D-アラニン200mg/l、pH7.2)を含
む試験管に接種し、30℃で24時間振とう培養した。
この種培養液1mlを下記の発酵培地20mlを含む300ml
容三角フラスコに接種して、48時間30℃で振とう培
養した。培養後、培養濾液をペーパークロマトグラフィ
ーにかけ、ニンヒドリン発色後、比色定量して総アラニ
ン(D,L-Ala)量を測定した。D-アラニンは、市販のD-
アミノ酸オキシダーゼ(ベーリンガー・マンハイム山之
内(株)社製)を用いる方法およびダイセル化学工業
(株)社製クラウンパックカラムを用いる高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)で定量した。その結果を第2表
に示す。
の種培地(グルコース2%、ペプトン1%、酵母エキス
1%、NaCl0.5%、D-アラニン200mg/l、pH7.2)を含
む試験管に接種し、30℃で24時間振とう培養した。
この種培養液1mlを下記の発酵培地20mlを含む300ml
容三角フラスコに接種して、48時間30℃で振とう培
養した。培養後、培養濾液をペーパークロマトグラフィ
ーにかけ、ニンヒドリン発色後、比色定量して総アラニ
ン(D,L-Ala)量を測定した。D-アラニンは、市販のD-
アミノ酸オキシダーゼ(ベーリンガー・マンハイム山之
内(株)社製)を用いる方法およびダイセル化学工業
(株)社製クラウンパックカラムを用いる高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)で定量した。その結果を第2表
に示す。
【0018】発酵培地組成 グルコース 8% 硫酸アンモニウム 3% リン酸1カリウム 0.1% 硫酸マグネシウム 0.05% 硫酸マンガン 5 mg/l 硫酸亜鉛 10mg/l ビオチン 30μg/l D-アラニン 200mg/l pH 7.2
【0019】
【表2】
【0020】実施例3 DA1 株を10mlの種培地(グルコース2%、ペプトン1
%、酵母エキス1%、NaCl0.5%、D-アラニン200mg/
l、pH7.2)を含む試験管に接種し、30℃で24時間振
とう培養した。この種培養液5mlをグルコース4%、コ
ーンスチープリカー1%、ペプトン0.5%、硫酸アン
モニウム3%、燐酸1カリウム0.1%、硫酸マグネシ
ウム0.05%、硫酸マンガン5mg/l、硫酸亜鉛10mg/
l、ビオチン30μg/l、D-アラニン200mg/l、炭酸カル
シウム2%、pH7.2よりなる培地250mlを含む2l容三
角フラスコに接種し、30℃で24時間振とう培養し
た。この培養物の全量を、グルコース5%、硫酸アンモ
ニウム3%、燐酸1カリウム0.08%、硫酸マグネシ
ウム0.07%、硫酸マンガン7.2mg/l、硫酸鉄7.2m
g/l、硫酸亜鉛14.4mg/l、ビオチン36μg/l、D-ア
ラニン1g/l、pH7.2よりなる培地1.83lを入れ加熱
殺菌した5l容ジャーファーメンターに接種し、アンモ
ニアにてpH6.5に保ちつつ、30℃で通気攪はん下培
養を行った。残グルコースが0.1%以下になった時点
より、別途に殺菌したグルコース溶液を連続的に添加
し、投入グルコース量が14%になるまで培養した。培
養終了時の培養濾液中のL-アラニン、D-アラニン量は各
々75.6g/l、6.2g/l (L/D+L=92.4%)であり、投入グル
コースに対するL-アラニン収率は45.3%だった。
%、酵母エキス1%、NaCl0.5%、D-アラニン200mg/
l、pH7.2)を含む試験管に接種し、30℃で24時間振
とう培養した。この種培養液5mlをグルコース4%、コ
ーンスチープリカー1%、ペプトン0.5%、硫酸アン
モニウム3%、燐酸1カリウム0.1%、硫酸マグネシ
ウム0.05%、硫酸マンガン5mg/l、硫酸亜鉛10mg/
l、ビオチン30μg/l、D-アラニン200mg/l、炭酸カル
シウム2%、pH7.2よりなる培地250mlを含む2l容三
角フラスコに接種し、30℃で24時間振とう培養し
た。この培養物の全量を、グルコース5%、硫酸アンモ
ニウム3%、燐酸1カリウム0.08%、硫酸マグネシ
ウム0.07%、硫酸マンガン7.2mg/l、硫酸鉄7.2m
g/l、硫酸亜鉛14.4mg/l、ビオチン36μg/l、D-ア
ラニン1g/l、pH7.2よりなる培地1.83lを入れ加熱
殺菌した5l容ジャーファーメンターに接種し、アンモ
ニアにてpH6.5に保ちつつ、30℃で通気攪はん下培
養を行った。残グルコースが0.1%以下になった時点
より、別途に殺菌したグルコース溶液を連続的に添加
し、投入グルコース量が14%になるまで培養した。培
養終了時の培養濾液中のL-アラニン、D-アラニン量は各
々75.6g/l、6.2g/l (L/D+L=92.4%)であり、投入グル
コースに対するL-アラニン収率は45.3%だった。
【0021】実施例4 実施例3で得られた培養液1リットルから、遠心分離に
より菌体を除去し、得られた上澄液を脱色炭処理した。
この脱色炭処理液を、カチオン交換樹脂ダイヤイオンS
K−1B(H+型)を充填したカラムに通しL-アラニン
を吸着させ、水洗後2Nアンモニア水で溶出し、L-アラ
ニン分画を濃縮した。得られた濃縮液にエタノールを加
え、析出する結晶を採取した。この結晶をエタノールに
より再結晶することにより、L-アラニンの結晶55.7gを
得た。
より菌体を除去し、得られた上澄液を脱色炭処理した。
この脱色炭処理液を、カチオン交換樹脂ダイヤイオンS
K−1B(H+型)を充填したカラムに通しL-アラニン
を吸着させ、水洗後2Nアンモニア水で溶出し、L-アラ
ニン分画を濃縮した。得られた濃縮液にエタノールを加
え、析出する結晶を採取した。この結晶をエタノールに
より再結晶することにより、L-アラニンの結晶55.7gを
得た。
Claims (1)
- 【請求項1】 ミクロバクテリウム属に属し、アラニン
ラセマーゼ活性が低下、または欠失し、かつL-アラニン
生産性を有する微生物を栄養培地中に培養し、該培養物
中にL-アラニンを生成蓄積させ、該培養物からL-アラニ
ンを採取することを特徴とするL-アラニンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9852191A JP3006907B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 発酵法によるl−アラニンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9852191A JP3006907B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 発酵法によるl−アラニンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04330291A JPH04330291A (ja) | 1992-11-18 |
JP3006907B2 true JP3006907B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=14221965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9852191A Expired - Lifetime JP3006907B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 発酵法によるl−アラニンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006907B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5478733A (en) * | 1993-07-16 | 1995-12-26 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Process for producing L-alanine by fermentation with arthrobacter |
CN110982857A (zh) * | 2019-09-23 | 2020-04-10 | 安徽丰原生物化学股份有限公司 | 一种l-丙氨酸的发酵生产方法 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP9852191A patent/JP3006907B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04330291A (ja) | 1992-11-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991110 |