JP2000331445A - ディスク装置のヘッド位置決め制御装置 - Google Patents

ディスク装置のヘッド位置決め制御装置

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JP2000331445A
JP2000331445A JP11137942A JP13794299A JP2000331445A JP 2000331445 A JP2000331445 A JP 2000331445A JP 11137942 A JP11137942 A JP 11137942A JP 13794299 A JP13794299 A JP 13794299A JP 2000331445 A JP2000331445 A JP 2000331445A
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head
actuator
moving
compensator
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Toshiaki Hattori
俊朗 服部
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NEC Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59627Aligning for runout, eccentricity or offset compensation

Landscapes

  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動型アクチュエータの静止摩擦の影響を軽
減可能なディスク装置のヘッド位置決め制御装置を提供
する。 【解決手段】 ヘッド1はディスク媒体2の記憶面から
サーボ信号を読込み、位置誤差信号発生器5は位置誤差
信号を発生する。この位置誤差信号は位相補償器6を通
り、アクチュエータ4の制御信号としてパワーアンプ8
に送られる。パワーアンプ8は駆動電流信号をアクチュ
エータ4に流し、アクチュエータ4によってヘッド1を
移動させる。摩擦補償器7はアクチュエータ4の制御信
号を監視し、閾値の範囲を越えた時点からサーボ信号を
カウントして1周分のカウントが終了すると、制御信号
のピーク値を出力する。スイッチ制御部10はアクチュ
エータ4の可動部が移動していないと判断すると、スイ
ッチ9を制御してさらにフィードフォワード信号をパワ
ーアンプ8に加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク装置のヘッ
ド位置決め制御装置に関し、特に摺動型アクチュエータ
を用いたディスク装置におけるヘッドの位置決め方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク装置においては、リード
ラグフィルタまたはPID(フィードバック)補償器等
の位相補償器を用いたヘッド位置決め制御系によってヘ
ッドをディスク媒体面上のトラックに追従させている。
【0003】特に、フロッピディスク装置ではディスク
媒体をスピンドルに固定することが必要なため、チャッ
キング誤差による1次回転同期ランナウトとフィルム媒
体の伸縮による2次回転同期ランナウトが特に問題とな
る。しかしながら、従来のフロッピディスク装置では高
精度な位置決めが要求されず、ステッピングモータを用
いた位置決めで十分である。
【0004】また、近年の大容量フロッピディスク装置
では数μmという従来より高精度な位置決めが要求され
るため、モータをVCM(Voice Coil Mo
tor)として、ディスク媒体面からヘッドの位置誤差
を取得する方式が用いられている。
【0005】しかしながら、位相補償器を用いた閉ルー
プ系で十分な制御帯域をとることによって、必要なヘッ
ド位置決め精度から決められるランナウトの低次スピン
ドル回転同期周波数に対する圧縮率を確保している。
【0006】一方、ハードディスク装置では回転同期ラ
ンナウト圧縮フィルタとして内部原理を応用し、閉ルー
プ内に正弦波モデルをいれて回転同期成分のゲインをあ
げることによって、ループ特性としての回転同期成分の
周波数の圧縮率特性を向上させる周波数整形フィルタを
用いる方法が提案されている。この方法については、
“Advanced Methods for Rep
eatable Runout Compensati
on”(IEEE TRANSACTIONSON M
AGNETICS,VOL.31,NO.2,MARC
H 1995)に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
ク装置におけるヘッドの位置決め方法では、大容量フロ
ッピディスク装置の場合、さらなる大容量化を目指す
と、トラックピッチの狭小化によってランナウトの低次
スピンドル回転同期周波数の圧縮率を確保することが難
しくなってきている。特に、摺動型のアクチュエータを
使った場合には、可動部とガイドロッドとの非線形な摩
擦による影響が顕著に見られるようになってきている。
【0008】また、ハードディスク装置において周波数
整形フィルタを用いる方法の場合には、一周分の位置誤
差情報を記憶させるメモリが必要となり、コストアップ
の要因となる。
【0009】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、低次スピンドル回転同期ランナウトを悪化させる
要因である摺動型アクチュエータの静止摩擦の影響を軽
減することができるディスク装置のヘッド位置決め制御
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスク装
置のヘッド位置決め制御装置は、ディスク媒体のデータ
トラック中心と前記ディスク媒体からデータを読取るヘ
ッドとの位置誤差を検出する位置誤差検出手段と、前記
ヘッドを移動させる移動手段と、前記位置誤差検出手段
の検出結果を基に前記ヘッドを目標位置に位置決めする
ための位相補償器と、前記位相補償器の出力から前記移
動手段が静止摩擦力の影響を受けていることを検出する
検出手段と、前記移動手段を駆動するためのフィードフ
ォワード信号を出力する摩擦補償器と、前記検出手段が
前記移動手段が前記静止摩擦力の影響を受けていること
を検出した時に前記摩擦補償器からのフィードフォワー
ド信号を前記移動手段に加える手段とを備えている。
【0011】すなわち、本発明のヘッド位置決め制御装
置は、アクチュエータの駆動信号を監視し、一定範囲に
収まらない時点で静止摩擦の影響を受けていると判断
し、その時のピーク値を可動部を移動させるのに必要な
力を発生させる制御信号として記憶し、次周回時にフィ
ードフォワード値として与えることによって、静止摩擦
で移動できない可動部を移動させている。
【0012】上記のように、本発明では簡単な装置を付
加することによって、低次スピンドル回転同期ランナウ
トを悪化させる要因である摺動型アクチュエータの静止
摩擦の影響を軽減することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るディスク装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、本発明の一実施例によるディスク装置はヘッド
1と、ディスク媒体2と、スピンドル3と、アクチュエ
ータ4と、位置誤差信号発生器5と、位相補償器6と、
摩擦補償器7と、パワーアンプ8と、スイッチ9と、ス
イッチ制御部10とから構成されている。
【0014】ヘッド1はディスク媒体2の記憶面に書か
れたサーボ信号を読込み、そのサーボ信号101を位置
誤差信号発生器5に出力する。位置誤差信号発生器5は
サーボ信号101が入力されると、位置誤差信号102
を発生して位相補償器6に出力する。
【0015】位相補償器6は位置誤差信号102が入力
されると、制御系の安定性を確保してアクチュエータ4
の制御信号103をスイッチ9を介してパワーアンプ8
に出力する。パワーアンプ8はスイッチ9を介して制御
信号103が入力されると、その制御信号103に対応
する駆動電流信号104をアクチュエータ4に流し、ア
クチュエータ4によってヘッド1を移動させる。
【0016】摩擦補償器7はアクチュエータ4の制御信
号103を監視し、前もって設定してある閾値の範囲を
越える時点を捕捉するとともに、ピーク時の制御信号1
03を記憶しておく。
【0017】また、摩擦補償器7は閾値の範囲を越えた
時点からサーボ信号をカウントし、1周分のカウントが
終了した時点において記憶した制御信号103のピーク
値をフィードフォワード信号105としてスイッチ9に
出力する。このフィードフォワード信号105がスイッ
チ9及びパワーアンプ8を介してアクチュエータ4に駆
動電流信号104として流れると、アクチュエータ4の
可動部12の移動が開始される。
【0018】スイッチ制御部10は前周回のピーク値が
フィードフォワード値として出力された後も位置誤差信
号発生器5からの位置誤差信号102を監視し、位置誤
差がさらに大きくなる、または同じ場合に可動部12が
移動していないと判断し、つまりアクチュエータ4が静
止摩擦力の影響を受けていると判断し、スイッチ9を制
御してさらにフィードフォワード信号105をパワーア
ンプ8に加え、逆に位置誤差が逆方向に急激に増える場
合、スイッチ9を制御して次周回にフィードフォワード
信号105を出力する時間を短くする。
【0019】図2は図1のディスク媒体2のサーボ領域
の一例を示す図である。図2において、ディスク媒体2
はデータ領域21と、サーボ領域22とからなり、サー
ボ領域22にはサーボ信号が書かれている。
【0020】図3は図1のアクチュエータ4を構成する
摺動型アクチュエータの一例を示す図である。図3にお
いて、アクチュエータ4はベース部11と、可動部12
と、センタロッド止め部13と、センタロッド14とか
ら構成されている。
【0021】これら図1〜図3を参照して本発明の一実
施例によるディスク装置の動作について説明する。
【0022】ディスク媒体2には、図2に示すように、
サーボ領域22にサーボ信号が書かれており、ヘッド1
でサーボ信号101を読出すことによって、ディスク媒
体2とヘッド1との相対位置を示す位置誤差信号102
が得られる。本実施例では位置誤差信号102として磁
気ディスク装置で一般的に用いられているバースト信号
によるセクタサーボ方式を示しているが、例えば光ディ
スク装置で一般に用いられているランドグルーブ方式に
おいても位置誤差信号を離散的に利用することによっ
て、磁気ディスク装置と同様に実施可能である。
【0023】ディスク媒体2をスピンドル3によって回
転させ、その上でヘッド1を浮上または接触させてサー
ボ信号101を読み、ヘッド1とディスク媒体2の記憶
面上のトラック中心との位置誤差を補償しながら移動さ
せることによってヘッド1の位置決め動作を行い、デー
タの読み書きを行う。
【0024】ディスク装置の位置決めモードには2つあ
り、ヘッド1を目標トラックに移動させるシークモード
と、ヘッド1をトラック中心に追従させるフォローモー
ドとがある。但し、ヘッド1をトラック中心に追従させ
るだけでなく、トラック中心にオフセットを重畳して追
従させる動作についても本発明に関しては差違がないた
め、以下フォローモードに含めて説明する。その時には
トラック中心をトラック中心にオフセットを重畳した位
置に読み直す必要がある。
【0025】アクチュエータ4としては、図3に示すよ
うに、磁石のベース部11とコイルの可動部12とによ
ってなる摺動型のアクチュエータを用いている。図3に
示した摺動型アクチュエータはセンタロッド14をガイ
ドとしてアクチュエータ4を移動させるが、2本のロッ
ドを使ってアクチュエータの横をガイドとして利用する
ものも考えられるし、他のガイド方法においても本発明
は利用可能である。
【0026】摺動型アクチュエータではガイド部でベー
ス部11と可動部12とが接触しながら摺動しているた
め、摩擦が生じる。この摩擦はロッド14に潤滑剤を塗
布することによって軽減されるが、特にトラック中心に
ヘッド1を追従させるフォロー動作中にはベース部11
と可動部12との相対速度がいったん0となる場合が生
じ、この時には摩擦が動摩擦力から静止摩擦力となる。
【0027】静止摩擦力は動摩擦力と比較して一般的に
可動部12を移動させるために大きな力を必要とする。
これがフォロー動作時のヘッド1の位置決め特性の悪化
の原因になっている。
【0028】可動部12が動かないのに対して追従すべ
きトラック中心は移動していくために位置誤差が大きく
なっていき、アクチュエータ4の駆動力がある一定以上
になった時に可動部12が移動する。この一定値が静止
摩擦力を抗して可動部12を移動させるために十分な力
となる。
【0029】そのため、静止摩擦力によって可動部12
が移動しなくなった時にこの力をフィードフォワード信
号105としてこの力を生じる信号をアクチュエータ4
に加えることによって可動部12を移動させることが可
能になる。
【0030】また、可動部12が移動しなくなったかど
うかの検出方法としてはアクチュエータ4の制御信号1
03、またはパワーアンプ8によって電流信号に変換さ
れた駆動電流信号104について閾値を持たせ、その範
囲を超えた時を検出し、ほぼ1周した後にフィードフォ
ワード信号105としてアクチュエータ4の制御信号1
04のピーク時の信号を出力する。
【0031】ここで、ほぼ1周としたのは閾値を越えた
時点では静止摩擦力によって静止させられている状態で
あり、その少し前に可動部12を移動するようにするこ
とが望ましいためである。しかしながら、実際にはちょ
うど1周した後か、1周後の数サンプル前にフィードフ
ォワード信号を与える。
【0032】この数サンプルという値は前もって与えて
おいた値又はピーク値に比例したサンプル数である。ま
た、ピーク時の信号としたのは、可動部12が静止摩擦
力によって静止している状態から移動を開始すると、ヘ
ッド1がトラック中心に近づき、アクチュエータ4の制
御信号103が小さくなるため、移動開始時がアクチュ
エータ4の制御信号103が最も大きくなるためであ
る。
【0033】フィードフォワード信号105を与える時
間は前もって与えられた1乃至数サンプル時間、または
1サンプル時間より短い時間でよい。さらに、1乃至数
サンプル時間に1サンプル時間より短い時間を足したも
のでも良い。
【0034】また、アクチュエータ4の制御信号10
3、駆動電流信号104または位置誤差信号102を監
視しながら、まず1サンプル時間又は1サンプル時間よ
り短い時間フィードフォワード信号105を与え、位置
誤差がさらに大きくなる、または同じ場合には可動部1
2が移動していないと判断し、さらにフィードフォワー
ド信号105を加え、次周回にはより長くフィードフォ
ワード信号を与えたり、逆に位置誤差が逆方向に大きく
場合には次周回でフィードフォワードの出力時間を短く
したり、フィードフォワードの出力値を小さくしたりし
て自動調整を行う方法を用いることも考えられる。
【0035】可動部12が移動しなくなったかどうかの
検出として位置誤差信号102を監視し、位置誤差が閾
値を越えた場合としてもよく、その場合には位置誤差の
ピーク時点でのアクチュエータ4の制御信号103をフ
ィードフォワード値として用いてもよい。
【0036】ヘッド1を別トラックに移動させるシーク
モードに移行したら、静摩擦力の影響がなくなるため、
これらのフィードフォワード制御はいったん休止し、フ
ォローモードに移行してから再開する。この時、自動調
整が入っていれば、シーク前の値を用いてフィードフォ
ワード制御を行ってもよいが、いったん記憶したものを
消去して再び静止摩擦の検出から始めた方が望ましい。
【0037】図4は本発明の一実施例によるディスク装
置の立ち上げプロセスを示すフローチャートである。こ
れら図1〜図4を参照して本発明の一実施例によるディ
スク装置の実際の動作の一例について説明する。
【0038】まず、ディスク装置の立ち上げ手順につい
て述べる。立ち上げ手順の概要は、図4に示すフローチ
ャートの通りである。まず、スピンドル3の回転を開始
する(図4ステップS1)。
【0039】この回転速度が安定したこと検出し、ヘッ
ド1のロード動作、すなわち外部に退避させておいたヘ
ッド1をディスク媒体2の記憶面上に移動させる動作を
行う(図4ステップS2)。但し、装置の立ち上げの高
速化をはかるために、回転速度が一定速度以上になった
ことを検出したらヘッド1のロード動作を開始してもよ
い。
【0040】ヘッド1がロードした後、ディスク媒体2
の記憶面上に書かれたサーボ信号の読込み動作を始め
(図4ステップS3)、データのファイルフォーマット
情報等のようにデータアクセスに必要な情報が書込まれ
たトラックにヘッド1をシークさせ(図4ステップS
4)、そこでキャリブレーション動作を行う(図4ステ
ップS5,S6)。キャリブレーション動作としてはヘ
ッド1の出力調整や位置決め制御器のパラメータ調整が
ある。その後、目標データが書込まれたトラックにヘッ
ド1を移動し、ヘッド1を目標トラックに追従させるフ
ォローモードに切替わる。
【0041】図1がフォローモードの実施例を示してい
る。この実施例の基本構成としては、ヘッド1からディ
スク媒体2の記憶面に書かれたサーボ信号101を読込
み、位置誤差信号発生器5によって位置誤差信号102
を発生する。この位置誤差信号102を位相補償器6を
通すことで、制御系の安定性を確保してアクチュエータ
4の制御信号103をパワーアンプ8に送る。
【0042】パワーアンプ8では駆動電流信号104を
アクチュエータ4に流し、アクチュエータ4によってヘ
ッド1を移動させる。この時、摩擦補償器7はアクチュ
エータ4の制御信号103を監視し、前もって設定して
ある閾値の範囲を越える時点を捕捉するとともに、ピー
ク時の制御信号103を記憶しておく。
【0043】摩擦補償器7は閾値の範囲を越えた時点か
らサーボ信号をカウントし、1周分のカウントが終了し
た時点において記憶した制御信号103のピーク値を出
力することによって、可動部12の移動を開始する。閾
値の範囲を越えるものが数カ所で生じる場合にはサーボ
信号のカウント値とピーク値とをセットとして記憶する
ことによって対応可能である。
【0044】スイッチ制御部10は前周回のピーク値を
フィードフォワード値として出力した後も位置誤差信号
102を監視し、位置誤差がさらに大きくなる、または
同じ場合に可動部12が移動していないと判断し、スイ
ッチ9を制御してさらにフィードフォワード信号105
をパワーアンプ8に加え、逆に位置誤差が逆方向に急激
に増える場合、スイッチ9を制御して次周回にフィード
フォワード信号105を出力する時間を短くする。
【0045】また、摩擦補償器7はヘッド1を別のトラ
ックに移動させるシークモードに移行したら、いったん
全てをフィードフォワード信号105の記憶を消去して
目標トラックに到着後、フォローモードに移行してから
再び静止摩擦の検出から行い、上記のルーチンを行う。
【0046】このように、簡単な装置を付加することに
よって、低次スピンドル回転同期ランナウトを悪化させ
る要因である摺動型アクチュエータの静止摩擦の影響を
軽減することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスク媒体のデータトラック中心とディスク媒体からデ
ータを読取るヘッドとの位置誤差を検出し、その検出結
果を基にヘッドを目標位置に位置決めするための位相補
償器の出力からヘッドを移動させる移動手段が静止摩擦
力の影響を受けていることを検出した時に移動手段を駆
動するためのフィードフォワード信号を出力することに
よって、低次スピンドル回転同期ランナウトを悪化させ
る要因である摺動型アクチュエータの静止摩擦の影響を
軽減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるディスク装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1のディスク媒体のサーボ領域の一例を示す
図である。
【図3】図1のアクチュエータを構成する摺動型アクチ
ュエータの一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例によるディスク装置の立ち上
げプロセスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 ディスク媒体 3 スピンドル 4 アクチュエータ 5 位置誤差信号発生器 6 位相補償器 7 摩擦補償器 8 パワーアンプ 9 スイッチ 10 スイッチ制御部 11 ベース部 12 可動部 13 センタロッド止め部 14 センタロッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体のデータトラック中心と前
    記ディスク媒体からデータを読取るヘッドとの位置誤差
    を検出する位置誤差検出手段と、前記ヘッドを移動させ
    る移動手段と、前記位置誤差検出手段の検出結果を基に
    前記ヘッドを目標位置に位置決めするための位相補償器
    と、前記位相補償器の出力から前記移動手段が静止摩擦
    力の影響を受けていることを検出する検出手段と、前記
    移動手段を駆動するためのフィードフォワード信号を出
    力する摩擦補償器と、前記検出手段が前記移動手段が前
    記静止摩擦力の影響を受けていることを検出した時に前
    記摩擦補償器からのフィードフォワード信号を前記移動
    手段に加える手段とを有することを特徴とするディスク
    装置のヘッド位置決め制御装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、摺動型アクチュエータ
    からなることを特徴とする請求項1記載のディスク装置
    のヘッド位置決め制御装置。
  3. 【請求項3】 前記摩擦補償器は、前記移動手段が静止
    摩擦力の影響を受けていることを前記位相補償器から出
    力される前記移動手段の制御信号及び前記移動手段を駆
    動するための駆動電流信号の少なくとも一方を監視する
    ことで検出するよう構成したことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のディスク装置のヘッド位置決め制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記フィードフォワード信号は、前記ヘ
    ッドを前記移動手段が受けている静止摩擦力の影響に抗
    して移動するために十分な力を生じる信号からなること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のデ
    ィスク装置のヘッド位置決め制御装置。
  5. 【請求項5】 前記フィードフォワード信号は、前記制
    御信号及び前記駆動電流信号のピーク値からなることを
    特徴とする請求項3または請求項4記載のディスク装置
    のヘッド位置決め制御装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、前記位置誤差検出手段
    の検出結果を監視して前記移動手段が前記静止摩擦力の
    影響を受けていることを検出するよう構成したことを特
    徴とする請求項1から請求項5のいずれか記載のディス
    ク装置のヘッド位置決め制御装置。
  7. 【請求項7】 前記フィードフォワード信号を前記移動
    手段に加える手段は、前記検出手段の検出結果に応じて
    前記位相補償器の出力と前記摩擦補償器からのフィード
    フォワード信号とを切替えるスイッチからなることを特
    徴とする請求項1から請求項6のいずれか記載のディス
    ク装置のヘッド位置決め制御装置。
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