JPH05165527A - 位置決め制御方法および位置決め制御装置 - Google Patents

位置決め制御方法および位置決め制御装置

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Publication number
JPH05165527A
JPH05165527A JP33316391A JP33316391A JPH05165527A JP H05165527 A JPH05165527 A JP H05165527A JP 33316391 A JP33316391 A JP 33316391A JP 33316391 A JP33316391 A JP 33316391A JP H05165527 A JPH05165527 A JP H05165527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
value
gain
positioning control
integral
Prior art date
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Pending
Application number
JP33316391A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Yoshida
修一 吉田
Ryosuke Shimizu
亮輔 清水
Yukihiro Dojiro
行広 堂城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP33316391A priority Critical patent/JPH05165527A/ja
Publication of JPH05165527A publication Critical patent/JPH05165527A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 対象物を目標位置に対して位置決めするセト
リングモードにおいて、速応性の改善をはかるための位
置決め制御方法を提供することにある。 【構成】 シークモードにおいて、残余トラック数と移
動速度を計測し、それぞれがある値以下になったときに
セトリングモードに切り換える(ステッフ゜1)。セトリン
グモードでは、まず積分ゲインAをフォロイング時の値
A2よりも大きい値A1とおく(ステッフ゜2)。次に、マイ
コン14で制御演算を行う(ステッフ゜3)。制御演算は、
位置信号Xに積分ゲインAを掛けてレジスタRに入力す
るステップと、レジスタRの値を積分してレジスタSに
入力するステップと、位置信号XとレジスタSの値とを
加えてレジスタUに入力するステップからなる。次に位
置信号Xがある基準値以下になったことを判断し(ステッフ
゜4)、積分ゲインAをフォロイング時の値A2とおいて
(ステッフ゜5)、フォロイングモードに移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置および
光ディスク装置等の情報記憶装置における記録・再生ヘ
ッドの位置決め制御方法および位置決め制御装置に係わ
り、位置制御ループ内の積分補償器のゲインの調節方法
およびそれを用いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置の位置決め制御方法は、目
標トラックに向かって記録・再生ヘッドを高速に移動す
るシークモードと、それに引き続いて過渡的な位置決め
動作を行うセトリングモードと、目標トラックへの定常
的な追従動作を行うフォロイングモードに分けることが
できる。
【0003】シークモードからセトリングモードへの切
り換えおよびセトリングモードからフォロイングモード
への切り換えは、ヘッドと目標トラックとの残余距離も
しくはヘッドの記録ディスクに対する相対的な移動速度
の少なくともいずれかが予め定めてある基準値以下にな
った時点で行う。
【0004】従来のディスク装置の位置決め制御方法に
おける位置決め制御系は、そのループ特性を補償するた
めに、位置決め制御系のループゲインを調節する比例項
即ちP項と、ループの安定性を確保するための微分項即
ちD項と、定常偏差を低減するための積分項即ちI項と
から構成されるPID補償器を含む。PID補償器の実
施形態は、P項、I項、D項の各々を並列に設けるか、
P項とI項を並列に設けてその出力側にリードラグフィ
ルタなどの位相補償フィルタの形でD項を設けるなど様
々であるが、一般にPID制御方式として知られてい
る。また、この位置決め制御系の動作点即ちループゲイ
ンは、フォロイングモードでの定常的なループ安定性を
確保するように設定され、この補償器の構成および動作
点はセトリングモードでも変更なく用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の位置
決め制御系は、ループ特性補償のためのPID補償器お
よび動作点がセトリングモードおよびフォロイングモー
ドに共通して用いられていたため、位置決め制御ループ
の動作点が固定され、セトリングモードにおける応答性
能には限界がある。
【0006】また従来、D項のゲインをセトリングモー
ドにおいて一次的に可変して応答性能を向上させるとい
う試みもあるが(たとえば特開昭63−68913号公
報)、応答性の改善効果が少ない、構成が複雑になる、
制御対象によってはD項を必要とせずその構成をとる意
味がない場合があるなどの課題がある。
【0007】本発明はこのような課題を解消するために
なされたものであって、その目的とするところは、ディ
スク装置の位置決め制御系において、セトリングモード
の際に、位置制御ループ内の積分補償器のゲインを適応
的に可変することによって、速応性を改善させることを
可能とする位置決め制御方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は以下のような方法を用いるか、あるいは以下
のような構成を備えている。即ち、対象物を目標位置に
対して位置決めするセトリングモードと前記目標位置へ
追従させるフォロイングモードとを含み、前記セトリン
グモードにおける位置決め制御ループ内の積分補償手段
のゲインを前記フォロイングモードにおける値以上に設
定するステップ、前記位置決め制御ループの補償演算を
行なうステップ、前記対象物と前記目標位置との位置偏
差がある基準以下であることを判断するステップ、前記
積分補償手段のゲインをフォロイングモードにおける値
に設定するステップとを含むか、あるいは、対象物を目
標位置に対して移動させるアクチュエータと、アクチュ
エータに駆動電流を付与する電流駆動手段と、前記対象
物と前記目標位置との位置偏差を検出する位置検出手段
と、積分補償手段と、積分ゲイン調節手段とを含んで構
成される。
【0009】
【作用】本発明は以上に記述したように、セトリングモ
ードにおいて位置決め制御系の構成を大きく変更するこ
となく容易な構成で、応答性を大幅に改善することを可
能にする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面をもって
具体的に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例の位置決め制御装
置のブロック図である。1はデータおよび位置サーボ信
号がデータエリア8およびサーボエリア9にそれぞれ記
録されるディスク、2はディスク1に対してデータおよ
び位置サーボ信号を読み書きするヘッド、3はヘッドを
ディスク1の所望の場所へ移動させるアクチュエータ、
4はアクチュエータ3に駆動電流を印可する電流ドライ
バ、5はヘッド2から得られた信号に基づいて位置信号
Xを検出する位置検出手段、7は位置制御ループ6を安
定化する位相補償フィルタ、10は位置制御ループ6の
低域のゲインを増加させるための積分器、11は積分ゲ
インを調整するためのゲイン調節器、12は位置信号X
と積分器10の出力信号とを加算する加算器、13はデ
ィジタル値をアナログ値に変換するとともに時間離散デ
ータをホールドする機能を有するD/A変換器、14は
積分、加算などの制御演算を行うマイコンである。
【0012】図2は、本発明の一実施例の位置決め制御
方法におけるセトリングモードの手順を示すフローチャ
ートである。シークモードにおいて、残余トラック数と
移動速度を計測し、それぞれがある値以下になったとき
にセトリングモードに切り換える(ステップ1)。
【0013】セトリングモードでは、まず積分ゲインA
をフォロイング時の値A2(例えば0.125)よりも
大きい値A1(例えば0.5)とおく(ステップ2)。
ただし、A1の値は、位置決め制御系の安定性を損なわ
ないように選定する。次に、マイコン14で制御演算を
行う(ステップ3)。制御演算は、位置信号Xに積分ゲ
インAを掛けてレジスタRに入力するステップと、レジ
スタRの値を積分してレジスタSに入力するステップ
と、位置信号XとレジスタSの値とを加えてレジスタU
に入力するステップからなる。
【0014】次に位置信号Xがある基準値X0以下にな
ったことを判断し(ステップ4)、積分ゲインAをフォ
ロイング時の値A2に置き換えて(ステップ5)、フォ
ロイングモードに移行する。フォロイングモードで積分
ゲインを下げるのは、定常的なループ安定性を充分に確
保するためである。
【0015】図3は、本発明の一実施例の位置決め制御
方法における位置決め制御系の開ループ周波数応答特性
図であり、31、32は積分ゲインAがA1の場合のゲ
イン特性と位相特性を示し、33、34は積分ゲインA
がA2の場合のゲイン特性と位相特性を示す。積分ゲイ
ンAがA2の場合は、A1の場合に比べて位相特性は悪く
なるがゲイン特性が全体に高くなる。
【0016】図4は、本発明の一実施例の位置決め制御
方法におけるアクチュエータの移動距離の時間応答波形
図を示す。同図(a)は移動開始から目標位置への移動
までを表している。同図(b)は同図(a)のセトリン
グ部を拡大したものである。41は積分ゲインAがA1
の場合であり、42は積分ゲインAがA2の場合であ
る。T1、T2はそれぞれ41、42の応答において、目
標位置との残余距離が規定値X0(例えば1μm)以下
になった時点を示しており、41よりも42のほうが早
く目標位置に到達しており、応答性が大幅に改善されて
いることがわかる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上に記述したような構成によ
り以下に示すような効果を得ることができる。
【0018】セトリングモードにおいて位置決め制御系
の構成を大きく変更することなく極めて容易な構成で応
答性が大幅に改善される。
【0019】なお上記実施例では、磁気ディスク装置を
例にとり説明したが、本発明は光ディスク装置等にも適
用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の位置決め制御装置のブロッ
ク図
【図2】本発明の一実施例の位置決め制御方法における
セトリングモードの手順を示すフローチャート
【図3】本発明の一実施例の位置決め制御方法における
位置決め制御系の開ループ周波数応答特性図
【図4】本発明の一実施例の位置決め制御方法における
アクチュエータの移動距離の時間応答波形図
【符号の説明】
1 ディスク 2 ヘッド 3 アクチュエータ 4 電流ドライバ 5 位置検出手段 6 位置制御ループ 7 位相補償フィルタ 8 データエリア 9 サーボエリア 10 積分器 11 ゲイン調節器 12 加算器 13 D/A変換器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を目標位置に対して位置決めする
    セトリングモードと前記目標位置へ追従させるフォロイ
    ングモードとを含み、前記セトリングモードにおける位
    置決め制御ループ内の積分補償手段のゲインを前記フォ
    ロイングモードにおける値以上に設定するステップ、前
    記位置決め制御ループの補償演算を行なうステップ、前
    記対象物と前記目標位置との位置偏差がある基準以下で
    あることを判断するステップ、前記積分補償手段のゲイ
    ンをフォロイングモードにおける値に設定するステップ
    とを含むことを特徴とする位置決め制御方法。
  2. 【請求項2】 補償演算は、位置偏差に積分補償手段の
    ゲインを乗算するステップ、積分演算を行なうステッ
    プ、位置偏差と積分出力とを加算するステップとを少な
    くとも含むことを特徴とする請求項1記載の位置決め制
    御方法。
  3. 【請求項3】 対象物を目標位置に対して移動させるア
    クチュエータと、アクチュエータに駆動電流を付与する
    電流駆動手段と、前記対象物と前記目標位置との位置偏
    差を検出する位置検出手段と、積分補償手段と、積分ゲ
    イン調節手段とを含むことを特徴とする位置決め制御装
    置。
JP33316391A 1991-12-17 1991-12-17 位置決め制御方法および位置決め制御装置 Pending JPH05165527A (ja)

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