JPH1064169A - デイスク装置及びデイスクの回転速度制御方法 - Google Patents

デイスク装置及びデイスクの回転速度制御方法

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JPH1064169A
JPH1064169A JP23357996A JP23357996A JPH1064169A JP H1064169 A JPH1064169 A JP H1064169A JP 23357996 A JP23357996 A JP 23357996A JP 23357996 A JP23357996 A JP 23357996A JP H1064169 A JPH1064169 A JP H1064169A
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JP
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rotation speed
disk
track position
head
track
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Application number
JP23357996A
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English (en)
Inventor
Shinichi Haseno
慎一 長谷野
Kenji Kobayashi
建治 小林
Akane Yamada
茜 山田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH1064169A publication Critical patent/JPH1064169A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラツクジヤンプ命令によつて指定されたトラ
ツク位置でのフオーカスサーボ及びトラツキングサーボ
の引込み動作が完了してから、デイスクからのデータの
読出しを開始するまでの時間を短縮することができなか
つた。 【解決手段】指定されたトラツク位置に基づいて、当該
トラツク位置での目標回転速度を演算し、ヘツドをトラ
ツク位置まで移動させると共にデイスクの回転速度を目
標回転速度に合わせ込む動作を開始するようにする。こ
れにより、ヘツドが指定されたトラツク位置まで移動し
終わる前からデイスクの回転速度を目標回転速度に合わ
せ込む動作が開始されるので、ヘツドを指定されたトラ
ツク位置まで移動させている間にデイスクの回転速度を
ほぼ目標回転速度に合わせ込むことができる。かくして
トラツクジヤンプ動作を終了してからデータの読出しを
開始するまでの時間を大幅に短縮し得るデイスク装置及
びデイスクの回転速度制御方法を実現するとこができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1及び図2) (1)本発明の基本原理(図1) (2)実施例(図2) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はデイスク装置及びデ
イスクの回転速度制御方法に関し、特にトラツクが螺旋
状に形成されているデイスクに線速度一定でデイジタル
データを記録し及び又はデイスクより線速度一定でデイ
ジタルデータを再生するデイスク装置及びデイスクの回
転速度制御方法に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のデイスク装置として、光
学ヘツドとトラツクとの相対速度を一定に保持する方法
いわゆる線速度一定(Constant Linear Velocity)でス
ピンドルモータを制御するようになされた光デイスク装
置がある。この光デイスク装置では、トラツク半径に反
比例した回転速度になるようにスピンドルモータを制御
し、記録再生するトラツクの線速がデイスク上のどこで
も一定になるようになされている。
【0004】実際上、この種の光デイスク装置において
は、デイスクより再生したデイジタルデータから線速度
情報を抽出して当該線速度情報と一定の線速度に対応す
る基準周波数信号との位相を比較し、比較結果に基づい
てスピンドルモータを制御することにより、線速度が一
定になるようにデイスクを回転させてデイスクからデー
タを再生するようになされている。
【0005】またこの種の光デイスク装置では、このよ
うなデイスクに記録されているデータをランダムアクセ
スする際、すなわちトラツクジヤンプ命令を受けた場合
には、光学ヘツドを指定されたトラツク位置(以下、こ
れを目標トラツク位置と呼ぶ)に移動させると共に、デ
イスクの回転数を目標トラツク位置に合わせた回転数に
設定する必要がある。
【0006】すなわち従来の光デイスク装置において
は、トラツクジヤンプ命令を受けると、まずフオーカス
サーボとトラツキングサーボとをオフした後、光学ヘツ
ド全体をトラツクを横切る方向に目標トラツク位置の近
傍まで移動させる。続いてフオーカスサーボをオンさせ
て目標トラツクを待つてトラツキングサーボをオンして
このトラツキング信号から回転速度情報(デイスクに記
録されている)を読み出し、この回転速度情報に基づい
てスピンドルサーボを制御し、スピンドルモータの回転
速度が目標回転速度に整定すると、データを再生し得る
ようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述のような
トラツクジヤンプ動作においては、フオーカスサーボと
トラツキングサーボの引込み動作が完了してデイスクか
ら目標トラツク位置での回転速度情報を読み出させる状
態になつた後、すなわちデイスクに記録されている回転
速度情報に基づいてスピンドルサーボの引込み動作を行
つているため、目標トラツク位置でのフオーカスサーボ
及びトラツキングサーボの引込み動作が完了してから、
デイスクからのデータの読出しを開始するまでの時間が
長くならざるおえなかつた。
【0008】また従来の光デイスク装置では、スピンド
ルサーボのループ特性は光学ヘツドの位置、すなわちデ
イスクの回転速度にかかわらず一定であるため、特にデ
イスクの内周側においてゲインが不足する傾向がある。
このためトラツクジヤンプ命令がデイスクの外周側から
内周側へのトラツクジヤンプ命令の場合、スピンドルモ
ータの回転速度を目標トラツク位置での回転速度に引き
込むまでの整定時間が一段と長大化する問題があつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、トラツクジヤンプ動作を終了してからデータの読出
しを開始するまでの時間を大幅に短縮し得るデイスク装
置及びデイスクの回転速度制御方法を提案しようとする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、トラツクジヤンプ命令によつて指
定されたトラツク位置に基づいて、当該トラツク位置で
の目標とする目標回転速度を演算し、ヘツドをトラツク
位置まで移動させる共にデイスクの回転速度を目標回転
速度に合わせ込む動作を開始するようにした。本発明に
よれば、ヘツドが指定されたトラツク位置まで移動し終
わる前からデイスクの回転速度を目標回転速度に合わせ
込む動作が開始されるので、ヘツドを指定されたトラツ
ク位置まで移動させている間にデイスクの回転速度はほ
ぼ目標回転速度に合わせ込まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0012】(1)本発明の基本原理 図1において、1は全体として光デイスク装置を示し、
本発明の基本原理を示すものである。すなわちコントロ
ーラ2はトラツクジヤンプ指令信号S1 を受けると、指
定された目標トラツク位置を演算する。コントローラ2
はこの目標トラツク位置に応じた回転速度を演算して、
この演算結果に応じた目標回転速度信号S2 を基準周波
数設定回路3に送出すると共に、目標トラツク位置に応
じたゲインを演算して当該演算結果に応じたゲイン制御
信号S3 をゲイン制御部4に送出する。またコントロー
ラ2はトラツクジヤンプ命令信号S1 を受けると、ヘツ
ド位置検出回路5から送出される光学ヘツド6の位置情
報(以下、これをヘツド位置情報と呼ぶ)S4 に基づい
て、光学ヘツド6の現在の位置から目標トラツク位置ま
での光学ヘツド6の移動距離を演算する。
【0013】回転周波数設定回路3は、スピンドルモー
タ7の回転周波数を目標回転速度信号S2 に基づいて設
定し、この設定した回転周波数に応じた目標回転速度信
号S5 をコンパレータ8の非反転入力端子(+)に送出
する。一方、コンパレータ8の反転入力端子(−)に
は、スピンドルモータ7に設けられた周波数発生器の出
力に応じた現在回転速度信号S6 が入力される。
【0014】コンパレータ8は目標回転速度信号S5
現在回転速度信号S6 との差分を演算し、当該差分に応
じた差分信号S7 をコントローラ2に送出する。コント
ローラ2は差分信号S7 に基づいて目標トラツク位置で
の回転速度に応じた回転周波数を算出し、当該回転周波
数に応じたスピンドルサーボ信号S8 を可変減衰器4、
加算回路9及び増幅回路10を介してスピンドルサーボ
信号S9 としてスピンドルモータ駆動回路11に送出す
る。ここで可変減衰器4はコントローラ2から送出され
るゲイン制御信号S3 に応じたゲインに設定されてお
り、スピンドルサーボのループゲインを目標トラツク位
置に応じて変更し得るようになされている。スピンドル
モータ駆動回路11はスピンドルサーボ信号S9 に応じ
た駆動信号S10に基づいてスピンドルモータ7の回転速
度を制御する。
【0015】ここでこの光デイスク装置1においては、
例えばコンパクトデイスクでなる光デイスク12に記録
されている例えばオーデイオデータを再生する際、読み
出したオーデイオデータをメモリ(図示せず)に書き込
みながら所定のタイミグで一定量のオーデイオデータを
出力する。この際、メモリにおいてオーバーフロー及び
アンダーフローが発生しないように、メモリ内のデータ
量に応じたスピンドルサーボ信号S11が加算回路9に入
力され、これにより通常動作時におけるスピンドルモー
タ7の回転速度を制御するようになされている。
【0016】このようにスピンドルモータ7の目標回転
速度への引込み動作を開始している間に、コントローラ
2は目標トラツク位置までの光学ヘツド6の移動距離に
応じたヘツド位置制御信号S12をスレツドモータ駆動回
路13に送出する。スレツドモータ駆動回路13はヘツ
ド位置制御信号S12に応じた駆動信号S13によりスレツ
ドモータ14を制御し、これにより光学ヘツド6を駆動
して光学ヘツド6を目標トラツク位置まで移動させる。
ヘツド位置検出回路5は光学ヘツド6の位置を検出し、
光学ヘツド6の位置に応じたヘツド位置情報S4 をコン
トローラ2に送出する。
【0017】ここでヘツド位置検出回路5によつて光学
ヘツド6の位置を検出するようにしたことにより、高速
で光学ヘツド6を移動させた際に、フオーカスサーボが
正常に動作していたとしても、光学ヘツド6が一本のト
ラツクを横切る時間が短時間であるために光デイスク1
2からトラツク位置を表すセクタ情報を読み取ることが
できないということを未然に防止し得るようになされて
いる。
【0018】コントローラ2は、目標トラツク位置に応
じたスピンドルサーボの引込み動作の設定と、光学ヘツ
ド6の目標トラツク位置への移動が完了すると、フオー
カスサーボ及びトラツキングサーボ開始信号S14をフオ
ーカスサーボ及びトラツキングサーボ制御回路(以下、
これをF/T制御回路と呼ぶ)15に送出する。F/T
制御回路15はフオーカスサーボ及びトラツキングサー
ボ開始信号S14を受けると、光学ヘツド6から得られる
フオーカスエラー信号FE及びトラツキングエラー信号
TEに基づいて、フオーカスサーボ信号SFS及びトラツ
キングサーボ信号STSを生成して光学ヘツド6に送出
し、これにより光デイスク12に対してフオーカス及び
トラツキングをとるようになされている。
【0019】かくしてこの光デイスク装置1では、光学
ヘツド6を目標トラツク位置まで移動させてフオーカス
サーボ及びトラツキングサーボの引込み動作が完了した
時点においてスピンドルモータ7を目標トラツク位置に
応じた回転速度に合わせ込むことができるようになされ
ており、これによりフオーカスサーボ及びトラツキング
サーボの引込み動作が完了した時点で光デイスク12か
らデイジタルデータを読み出すことができるようになさ
れている。
【0020】ここで実際上、光デイスク12の偏心等に
よりトラツキングサーボの引込み動作が完了して時点に
おいては、スピンドルモータ7の回転速度は目標トラツ
ク位置に応じた回転速度とは若干差分があるため、光デ
イスク12から目標トラツク位置に応じた回転速度情報
を読み出し、この回転速度情報に基づいてスピンドルモ
ータ7を目標トラツク位置に応じた回転速度に合わせ込
み、これ以降は光デイスク12上に記録されている回転
速度情報に基づいてスピンドルサーボを制御するように
なされている。
【0021】従つて光デイスク装置1においては、トラ
ツクジヤンプ命令信号S1 が入力された際、目標トラツ
ク位置を演算し、この目標トラツク位置でスピンドルサ
ーボが最適となるようにスピンドルモータ7の回転速度
とスピンドルサーボのループゲインとを設定した後、光
学ヘツド6を目標トラツク位置まで移動させてフオーカ
スサーボ及びトラツキングサーボを動作させるようにす
れば、トラツクジヤンプ動作が完了してからデータの読
出しを開始するまでの時間を格段的に短縮することがで
きるデイスク装置及びデイスクの回転速度制御方法を得
ることができる。
【0022】(2)実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図2におい
て、20は全体として光デイスク装置を示し、マイクロ
プロセツサ21はトラツクジヤンプ命令信号S1をコン
トローラ2で受ける。コントローラ2はヘツド位置演算
回路2A、回転速度及びゲイン演算回路2B及びスピン
ドルサーボ処理回路2Cによつて構成されており、トラ
ツクジヤンプ命令信号S1 をヘツド位置演算回路2A及
びスピンドルモータ処理回路2Cで受ける。
【0023】ヘツド位置演算回路2Aはトラツクジヤン
プ命令信号S1 を受けると、目標トラツク位置を演算し
て当該目標トラツク位置に応じた目標トラツク位置情報
15を回転速度及びゲイン演算回路2Bに送出する。ま
たヘツド位置演算回路2Aはスレツドモータ駆動回路1
3に駆動パルス信号を送出してスレツドモータ駆動回路
13を駆動し、スレツドモータ駆動回路13へ送出した
駆動パルス信号の数をカウントすることにより、現在の
光学ヘツド6の位置を検出し得るようになされている。
【0024】またヘツド位置演算回路2Aは、トラツク
ジヤンプ命令信号S1 を受けると、スレツドモータ駆動
回路13に送出した駆動パルス信号の数に基づいて現在
の光学ヘツド6の位置を演算して現在の光学ヘツド6の
位置から目標トラツク位置までの移動距離を算出し、当
該移動距離に応じたヘツド位置制御信号S12を駆動パル
スとしてスレツドモータ駆動回路13に送出するように
なされている。
【0025】回転速度及びゲイン演算回路2Bは目標ト
ラツク位置情報S15を受けると、目標トラツク位置に応
じたデイスク12の回転速度を演算し、当該回転速度に
応じた目標回転速度信号S2 をマイクロプロセツサ21
を構成する基準周波数設定回路3に送出する。また回転
速度及びゲイン演算回路2Bは目標トラツク位置情報S
15を受けると、スピンドルサーボのループゲインが目標
トラツク位置に応じたループ特性となるようなループゲ
インを算出し、当該ループゲインに応じたゲイン制御信
号S3 をマイクロプロセツサ21を構成するゲイン制御
部4に送出する。
【0026】マイロクプロセツサ21を構成する回転周
波数カウンタ回路22は、スピンドルモータ7の周波数
発生器から送出されるパルス信号SPUL をカウントして
現在のスピンドルモータ7の回転周波数を算出し、この
回転周波数に応じた現在回転周波数信号S6 をマイクロ
プロセツサ21を構成するコンパレータ7に送出する。
スピンドルサーボ処理回路2Cはコンパレータ8から受
けた差分信号S7 とトラツクジヤンプ命令信号S1 とに
基づいてスピンドルサーボ信号S8 を生成した後、位相
補償を行つてゲイン制御部4に送出する。またスピンド
ルサーボ処理回路2Cは所定のタイミングでF/T制御
回路15にフオーカス及びトラツキング開始信号S14
送出すると共に、通常動作時には加算回路9にスピンド
ルサーボ信号S11を送出する。
【0027】ゲイン制御部4は回転速度及びゲイン演算
回路2Bから送出されるゲイン制御信号S3 に基づいて
スピンドルサーボのループゲインを設定し得るようにな
されており、これにより目標トラツク位置に応じてスピ
ンドルサーボのループ特性を設定し得るようになされて
いる。ゲイン制御部4はスピンドルサーボ信号S8 をゲ
イン制御回路4A及びデイジタルアナログ(D/A)コ
ンバータ4Bを介して電圧信号として加算回路9に送出
する。スピンドルモータ駆動部23は加算回路9から送
出されるスピンドルサーボ信号S9 及び又はS11を増幅
して駆動信号S10としてスピンドルモータ7に送出し、
スピンドルモータ7の回転速度を制御する。
【0028】スレツドモータ駆動回路13はヘツド位置
演算回路2Aから送出される駆動パルスの数に応じてス
レツドモータ14を駆動する。このスレツドモータ14
には送りねじ機構24が設けられており、スレツドモー
タ14の駆動制御に基づいて図に矢印aで示す方向に移
動する。この送りねじ機構24にはスライド機構25が
設けられており、またスライド機構25には光学ヘツド
6が取り付けられている。従つて光学ヘツド6はヘツド
位置演算回路2Aから送出される駆動パルスの数に応じ
て移動するようになされている。ここで1パルス当たり
の送りねじ機構24の移動量、すなわちスライド機構2
5の移動量は固定である。
【0029】また光デイスク12の最内周トラツクより
内側の所定位置にはリセツトスイツチ26が設けられて
おり、光学ヘツド6が光デイスク12の最内周トラツク
位置に位置したときにスライド機構25がリセツトスイ
ツチ26に当接するようになされている。このときリセ
ツトスイツチ26はヘツド位置演算回路2Aにリセツト
信号S16を送出し、これによりヘツド位置演算回路2A
のカウンタをリセツトし光学ヘツド6の基準位置を設定
し得るようになされている。従つて新しいデイスク12
をセツトしたときにスライド機構25の位置を確定し得
るようになされている。
【0030】以上の構成において、この光デイスク装置
20では、マイクロプロセツサ21はトラツクジヤンプ
命令信号S1 を受けると、目標トラツク位置を演算する
と共に現在の光学ヘツド6の位置から目標トラツク位置
までの移動距離を演算した後、目標トラツク位置でスピ
ンドルサーボが最適となるようにスピンドルモータ7の
回転速度とスピンドルサーボのループゲインとを設定
し、周波数発生器からの出力に基づき目標トラツク位置
に応じたスピンドルサーボの引込み動作を開始する。
【0031】マイロクプロセツサ21はこのスピンドル
サーボの引込み動作が実行されている間に、目標トラツ
ク位置に応じた数の駆動パルス信号をヘツド位置制御信
号S12としてスレツドモータ駆動回路13に送出して光
学ヘツド6を目標トラツク位置まで移動させた後、フオ
ーカスサーボ及びトラツキングサーボを動作させ、フオ
ーカスサーボ及びトラツキングサーボの引込み動作が完
了すると、光デイスク12から目標トラツク位置での目
標回転速度情報を読み出し、当該目標回転速度情報に基
づいてスピンドルモータ7を目標トラツク位置に応じた
回転速度に合わせ込む。
【0032】ここでこの光デイスク装置20の場合、光
学ヘツド6が目標トラツク位置まで移動し終わる前から
光デイスク12の回転速度、すなわちスピンドルモータ
7の回転速度を目標回転速度に合わせ込む動作が開始さ
れるので、光学ヘツド6を目標トラツク位置まで移動さ
せている間に光デイスク12の回転速度はほぼ目標回転
速度に合わせ込まれる。
【0033】従つてこの光デイスク装置20では、目標
トラツク位置でのフオーカスサーボ及びトラツキングサ
ーボの引込み動作が完了してから光デイスク12より目
標トラツク位置での目標回転速度情報を読み出し、当該
目標回転速度情報に基づいてスピンドルモータ7の回転
速度を目標回転速度に合わせ込むまでの時間を従来の光
デイスク装置に比して格段的に短縮することができる。
かくして目標トラツク位置でのフオーカスサーボ及びト
ラツキングサーボの動作が完了した後、従来に比して短
時間で光デイスク12からデイジルタデータを読み出す
ことができる。
【0034】またこの光デイスク装置20では、周波数
発生器を用いたスピンドルサーボのループゲインを目標
トラツク位置に応じて変化させるようにしたので、目標
トラツク位置にかかわらず最適なスピンドルサーボのル
ープ特性を得ることができる。従つて目標トラツク位置
でのフオーカスサーボ及びトラツキングサーボの引込み
動作が完了してから光デイスク12より目標トラツク位
置での目標回転速度情報を読み出し、当該目標回転速度
情報に基づいてスピンドルモータ7の回転速度を目標回
転速度に合わせ込むまでの時間をさらに一段と短縮する
ことができる。この場合、特にトラツクジヤンプ命令が
デイスク12の外周側から内周側へのトラツクジヤンプ
命令である場合には従来の光デイスク装置に比して格段
的にその効果が顕著になる。
【0035】以上の構成によれば、スピンドルモータ7
に周波数発生器を設けて周波数発生器の出力を用いてス
ピンドルサーボ系を構成し、トラツクジヤンプ命令信号
1が入力されると、目標トラツク位置を演算すると共
に現在の光学ヘツド6の位置から目標トラツク位置まで
の移動距離を演算した後、目標トラツク位置に基づいて
目標トラツク位置での目標回転速度及びループゲインを
演算し、この演算した目標回転速度及びループゲインを
スピンドルサーボに設定してスピンドルサーボの引込み
動作を開始させ、スピンドルサーボの引込み動作を行つ
ている間に光学ヘツド6を目標トラツク位置まで移動さ
せた後、フオーカスサーボ及びトラツキングサーボの引
込み動作を行い、フオーカスサーボ及びトラツキングサ
ーボの引込み動作が完了した時点で光デイスク12から
得られる目標トラツク位置における目標回転速度情報に
基づいて、スピンドルモータ7の回転速度を目標トラツ
ク位置における回転速度に合わせ込むことにより、目標
トラツク位置でのフオーカスサーボ及びトラツキングサ
ーボの動作が完了してから、光デイスク12からのデイ
ジルタデータの読出しを開始するまでの時間を短縮する
ことができる。かくしてトラツクジヤンプ動作を終了し
てからデータの読出しを開始するまでの時間を大幅に短
縮し得る光デイスク装置及びデイスクの回転速度制御方
法を実現することができる。
【0036】なお上述の実施例においては、スレツドモ
ータ14を用いてスライド機構25を駆動した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、ブラシモータを
用いてスライド機構25を駆動するようにしても上述の
実施例と同様の効果を得ることができる。この場合、ス
ライド機構25の位置を検出する位置検出手段として例
えばポテンシヨメータを用いるようにする。また上述の
実施例においては、スピンドルサーボ信号S11を加算回
路9に入力した場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、加算回路に代えてスイツチ回路を用いるように
してもよい。
【0037】さらに上述の実施例においては、スピンド
ルサーボの引込み動作を行つている間に光学ヘツド6を
目標トラツク位置まで移動させた場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、スピンドルサーボの引込み
動作を開始する前又は開始すると同時に光学ヘツド6を
目標トラツク位置まで移動させるようにしても上述の実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0038】さらに上述の実施例においては、トラツク
が螺旋状に形成されているデイスクに一定の線速度でデ
イジタルデータを記録し及び又はデイスクより一定の線
速度でデイジタルデータを再生するデイスク装置として
光デイスク装置1及び20に本発明を適用した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、要はトラツクが
螺旋状に形成されているデイスクに一定の線速度でデイ
ジタルデータを記録し及び又はデイスクより一定の線速
度でデイジタルデータを再生するデイスク装置であれ
ば、デイスク装置として光磁気デイスク装置にも本発明
を適用し得る。
【0039】さらに上述の実施例においては、デイスク
を回転駆動する駆動手段としスピンドルモータ駆動部2
3及びスピンドルモータ7を用いた場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、デイスクを回転駆動する駆
動手段としてこの他種々の駆動手段を適用し得る。さら
に上述の実施例においては、駆動手段の回転速度を検出
する回転速度検出手段としてスピンドルモータ7に取り
付けられた周波数発生器を用いた場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、デイスクに記録されている
回転速度情報以外であれば、駆動手段の回転速度を検出
する回転速度検出手段としてこの他種々の回転速度検出
手段を適用し得る。
【0040】さらに上述の実施例においては、トラツク
ジヤンプ命令によつて指定されたトラツク位置に基づい
て、当該トラツク位置での目標とする目標回転速度を演
算する演算手段としてコントローラ2を用いた場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、トラツクジヤン
プ命令によつて指定されたトラツク位置に基づいて、当
該トラツク位置での目標とする目標回転速度を演算する
演算手段としてこの他種々の演算手段を適用し得る。
【0041】さらに上述の実施例においては、回転速度
検出手段の出力に基づき、演算手段の演算結果と一致す
るように駆動手段を制御する制御手段として、基準周波
数設定回路3、コンパレータ8、スピンドルサーボ処理
回路2C、利得制御部4、加算回路9、スピンドルモー
タ駆動部22及び回転周波数検出回路23を用いた場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、回転速度検
出手段の出力に基づき、演算手段の演算結果と一致する
ように駆動手段を制御する制御手段としてこの他種々の
制御手段を適用し得る。
【0042】さらに上述の実施例においては、ヘツドを
トラツク位置まで移動させる移動手段としてヘツド位置
検出部5、ヘツド位置演算回路2A、スレツドモータ駆
動回路13、スレツドモータ14、送りねじ機構24及
びスライド機構25を用いた場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、ヘツドをトラツク位置まで移動さ
せる移動手段としてこの他種々の移動手段を適用し得
る。
【0043】さらに上述の実施例においては、ヘツドの
位置を検出するヘツド位置検出手段としてヘツド位置検
出部5及びヘツド位置演算回路2Aを用いた場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、ヘツドの位置を検
出するヘツド位置検出手段としてこの他種々のヘツド位
置検出手段を適用し得る。
【0044】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、トラツク
ジヤンプ命令によつて指定されたトラツク位置に基づい
て、当該トラツク位置での目標とする目標回転速度を演
算し、ヘツドをトラツク位置まで移動させる共にデイス
クの回転速度を目標回転速度に合わせ込む動作を開始す
るようにしたことにより、ヘツドが指定されたトラツク
位置まで移動し終わる前からデイスクの回転速度を目標
回転速度に合わせ込む動作が開始されるので、ヘツドを
指定されたトラツク位置まで移動させている間にデイス
クの回転速度をほぼ目標回転速度に合わせ込むことがで
きる。かくしてトラツクジヤンプ動作を終了してからデ
ータの読出しを開始するまでの時間を大幅に短縮し得る
デイスク装置及びデイスクの回転速度制御方法を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理の説明に供するブロツク図で
ある。
【図2】実施例による光デイスク装置を示すブロツク図
である。
【符号の説明】 1、20……光デイスク装置、2……コントローラ、2
A……ヘツド位置演算回路、2B……回転速度及びゲイ
ン演算回路、2C……スピンドルサーボ処理回路、3…
…回転周波数設定回路、4……ゲイン制御部、5……ヘ
ツド位置検出部、6……光学ヘツド、7……スピンドル
モータ、8……コンパレータ、11……スピンドルモー
タ駆動回路、12……光デイスク、13……スレツドモ
ータ駆動回路、14……スレツドモータ、15……F/
T制御回路、21……マイクロプロセツサ、22……回
転周波数検出回路、24……送りねじ機構、25……ス
ライド機構、26……リセツトスイツチ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラツクが螺旋状に形成されているデイス
    クに一定の線速度でデイジタルデータを記録し及び又は
    上記デイスクより一定の線速度で上記デイジタルデータ
    を再生するデイスク装置において、 上記デイスクを回転駆動させる駆動手段と、 上記駆動手段の回転速度を検出する回転速度検出手段
    と、 トラツクジヤンプ命令によつて指定されたトラツク位置
    に基づいて、当該トラツク位置での目標とする目標回転
    速度を演算する演算手段と、 上記回転速度検出手段の出力に基づき、上記演算手段の
    演算結果と一致するように上記駆動手段を制御する制御
    手段と、 ヘツドを上記トラツク位置まで移動させる移動手段とを
    具えることを特徴とするデイスク装置。
  2. 【請求項2】上記回転速度検出手段を用いたスピンドル
    サーボ系のループゲインを、上記トラツクジヤンプ命令
    によつて指定された上記トラツク位置に応じて変化させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のデイスク装置。
  3. 【請求項3】上記ヘツドの位置を検出するヘツド位置検
    出手段を具え、上記演算手段は上記ヘツド位置検出手段
    の出力に基づいて、上記ヘツドの現在の位置から上記ト
    ラツク位置までの移動距離を演算することを特徴とする
    請求項1に記載のデイスク装置。
  4. 【請求項4】トラツクが螺旋状に形成されたデイスクに
    線速度一定に記録されたデイジタルデータを任意のトラ
    ツクから読み出す際に上記デイスクの回転速度が線速度
    一定となるように上記デイスクの回転速度を制御するデ
    イスクの回転速度制御方法において、 トラツクジヤンプ命令によつて指定されたトラツク位置
    に基づいて、当該トラツク位置での目標とする目標回転
    速度を演算する演算ステツプと、 ヘツドを上記トラツク位置まで移動させると共に、上記
    デイスクの回転速度を上記目標回転速度に合わせ込む動
    作を開始する回転速度制御ステツプとを具えることを特
    徴とするデイスクの回転速度制御方法。
  5. 【請求項5】上記回転速度制御ステツプは、 上記ヘツドを上記トラツク位置まで移動させている間
    に、上記デイスクの回転速度を上記目標回転速度に応じ
    た回転速度に粗調整する第1の回転速度制御ステツプ
    と、 上記ヘツドを上記トラツク位置まで移動させた後、フオ
    ーカスサーボ及びトラツキングサーボを動作させて当該
    フオーカスサーボ及びトラツキングサーボの動作が完了
    した時点で上記デイスクから上記トラツク位置に応じた
    目標回転速度情報を読み出し、当該目標回転速度情報に
    基づいて上記デイスクの回転速度を上記目標回転速度に
    合わせ込む第2の回転速度制御ステツプとを具えること
    を特徴とする請求項4に記載のデイスクの回転速度制御
    方法。
  6. 【請求項6】上記回転速度制御ステツプは、 スピンドルサーボ系のループゲインを、上記トラツクジ
    ヤンプ命令によつて指定された上記トラツク位置に応じ
    て変化させることを特徴とする請求項4に記載のデイス
    クの回転速度制御方法。
JP23357996A 1996-08-15 1996-08-15 デイスク装置及びデイスクの回転速度制御方法 Pending JPH1064169A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009283102A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Sony Computer Entertainment Inc 光ディスク装置、その制御方法、プログラム及び情報記憶媒体

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