JP2000328689A - 断熱材と断熱構造 - Google Patents
断熱材と断熱構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 取り扱いの容易な断熱材と、壁体間の接合部
で気密防湿性能に優れた断熱構造を提供する。 【解決手段】 面形状の断熱材本体3の一面側に防湿フ
ィルム21を接合した断熱材1であって、防湿フィルム
21が断熱材本体3より外側に延設され耳部23を形成
し、耳部23の表面に粘着材層23aを有している。
で気密防湿性能に優れた断熱構造を提供する。 【解決手段】 面形状の断熱材本体3の一面側に防湿フ
ィルム21を接合した断熱材1であって、防湿フィルム
21が断熱材本体3より外側に延設され耳部23を形成
し、耳部23の表面に粘着材層23aを有している。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、壁体の空洞部に取
り付けられる断熱材と、その断熱構造に関する。
り付けられる断熱材と、その断熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4−306340号公報に
記載の耳付き断熱材が知られている。上記公報記載の耳
付き断熱材は、その一面側に薄肉厚の断熱材により形成
された耳部が突設されたものであって、この耳部により
断熱必要部分の周縁部が覆われて断熱材面が形成され、
気密性が向上し、高断熱性の壁体が得られる(従来技術
1)。また、特開平5−214774号公報記載のもの
は、外壁裏面側に通気層空間を形成し、外壁側を透湿防
水フィルムで覆った断熱材を壁体内に取り付け、その後
予め防湿フィルムの貼設された石膏ボード等の内壁面材
を上記断熱材に密着させて取り付け、これによって、防
湿フィルムを貼り付ける手間を省いたものが知られてい
る(従来技術2)。
記載の耳付き断熱材が知られている。上記公報記載の耳
付き断熱材は、その一面側に薄肉厚の断熱材により形成
された耳部が突設されたものであって、この耳部により
断熱必要部分の周縁部が覆われて断熱材面が形成され、
気密性が向上し、高断熱性の壁体が得られる(従来技術
1)。また、特開平5−214774号公報記載のもの
は、外壁裏面側に通気層空間を形成し、外壁側を透湿防
水フィルムで覆った断熱材を壁体内に取り付け、その後
予め防湿フィルムの貼設された石膏ボード等の内壁面材
を上記断熱材に密着させて取り付け、これによって、防
湿フィルムを貼り付ける手間を省いたものが知られてい
る(従来技術2)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術1において、断熱材を壁体内に取付ける際、耳部
を縦枠材に釘を打ち込むことにより固定されるが、断熱
材の位置決め等固定するまで手間がかかる。また従来技
術2において、防湿フィルムを貼り付ける手間を省くこ
とができるが、透湿防水フィルムを取り付けるのに手間
がかかり施工性が悪いという問題と、従来技術2に記載
の内壁面材の場合は、さらに、内壁面材間の接合部で気
密防湿性能が確保できないという問題がある。
来技術1において、断熱材を壁体内に取付ける際、耳部
を縦枠材に釘を打ち込むことにより固定されるが、断熱
材の位置決め等固定するまで手間がかかる。また従来技
術2において、防湿フィルムを貼り付ける手間を省くこ
とができるが、透湿防水フィルムを取り付けるのに手間
がかかり施工性が悪いという問題と、従来技術2に記載
の内壁面材の場合は、さらに、内壁面材間の接合部で気
密防湿性能が確保できないという問題がある。
【0004】本発明は、上記の諸問題を解決するために
なされたものであって、本発明の目的は、取り扱いの容
易な断熱材と、壁体間の接合部で気密防湿性能に優れた
断熱構造を提供することである。
なされたものであって、本発明の目的は、取り扱いの容
易な断熱材と、壁体間の接合部で気密防湿性能に優れた
断熱構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
面形状の断熱材本体の一面側に防湿フィルムを接合した
断熱材であって、防湿フィルムが断熱材本体より外側に
延設され耳部を形成し、耳部の表面に粘着材層を有して
いることを特徴とする。
面形状の断熱材本体の一面側に防湿フィルムを接合した
断熱材であって、防湿フィルムが断熱材本体より外側に
延設され耳部を形成し、耳部の表面に粘着材層を有して
いることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
断熱材の防湿フィルムが、外壁面材と内壁面材とからな
る壁体の空洞部の内壁面材側に配置され、断熱材が内壁
面材に密着させてなる断熱構造であって、前記断熱材の
耳部の粘着材層が壁縦枠材に接合され、さらにその上か
ら隣接する壁体に取り付けられた断熱材の耳部の粘着材
層と重ね合わせてなることを特徴とする。
断熱材の防湿フィルムが、外壁面材と内壁面材とからな
る壁体の空洞部の内壁面材側に配置され、断熱材が内壁
面材に密着させてなる断熱構造であって、前記断熱材の
耳部の粘着材層が壁縦枠材に接合され、さらにその上か
ら隣接する壁体に取り付けられた断熱材の耳部の粘着材
層と重ね合わせてなることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、面形状の断熱材本
体を袋の内部に密封して収納する断熱材であって、袋の
少なくとも一面側が防湿フィルムで形成され、袋が断熱
材本体より外側に延設され耳部を形成し、耳部の表面に
粘着材層を有していることを特徴とする。
体を袋の内部に密封して収納する断熱材であって、袋の
少なくとも一面側が防湿フィルムで形成され、袋が断熱
材本体より外側に延設され耳部を形成し、耳部の表面に
粘着材層を有していることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
断熱材の防湿フィルムが、外壁面材と内壁面材とからな
る壁体の空洞部の内壁面材側に配置され、断熱材が内壁
面材に密着させてなる断熱構造であって、前記断熱材の
耳部の粘着材層が壁縦枠材に接合され、さらにその上か
ら隣接する壁体に取り付けられた断熱材の耳部の粘着材
層と重ね合わせてなることを特徴とする。
断熱材の防湿フィルムが、外壁面材と内壁面材とからな
る壁体の空洞部の内壁面材側に配置され、断熱材が内壁
面材に密着させてなる断熱構造であって、前記断熱材の
耳部の粘着材層が壁縦枠材に接合され、さらにその上か
ら隣接する壁体に取り付けられた断熱材の耳部の粘着材
層と重ね合わせてなることを特徴とする。
【0009】上記本発明において、防湿フィルムとして
は、ポリエチレン等の防湿性を備えたフィルムである。
は、ポリエチレン等の防湿性を備えたフィルムである。
【0010】上記本発明において、断熱材としては、例
えば、ロックウール、ガラスウール等が挙げられる。
えば、ロックウール、ガラスウール等が挙げられる。
【0011】
【作用】請求項1記載の断熱材は、防湿フィルムが断熱
材本体より外側に延設されて耳部を形成し、耳部の表面
に粘着材層を有しているので、壁体の縦枠材に位置決め
と同時に接合でき、施工性がよい。
材本体より外側に延設されて耳部を形成し、耳部の表面
に粘着材層を有しているので、壁体の縦枠材に位置決め
と同時に接合でき、施工性がよい。
【0012】請求項2記載の断熱構造は、断熱材の耳部
の粘着材層が壁縦枠材に接合され、さらにその上から隣
接する壁体に取り付けられた断熱材の耳部の粘着材層と
重ね合わせてなるので、壁体間の接合部の気密防湿性能
が優れている。
の粘着材層が壁縦枠材に接合され、さらにその上から隣
接する壁体に取り付けられた断熱材の耳部の粘着材層と
重ね合わせてなるので、壁体間の接合部の気密防湿性能
が優れている。
【0013】請求項3記載の断熱材は、袋の少なくとも
一面側が防湿フィルムで形成されているので、断熱材を
取り付けると同時に内壁面材側に防湿層を形成できる。
さらに、袋が断熱材本体より外側に延設され耳部を形成
し、耳部の表面に粘着材層を有しているので、壁体の縦
枠材に位置決めと同時に接合でき、施工性がよい。
一面側が防湿フィルムで形成されているので、断熱材を
取り付けると同時に内壁面材側に防湿層を形成できる。
さらに、袋が断熱材本体より外側に延設され耳部を形成
し、耳部の表面に粘着材層を有しているので、壁体の縦
枠材に位置決めと同時に接合でき、施工性がよい。
【0014】請求項4記載の断熱構造は、防湿フィルム
が、外壁面材と内壁面材とからなる壁体の空洞部の内壁
面材側に配置され、断熱材が内壁面材に密着させてなる
断熱構造であるので、気密防湿性能が優れている。ま
た、前記断熱材の耳部の粘着材層が壁縦枠材に接合さ
れ、さらにその上から隣接する壁体に取り付けられた断
熱材の耳部の粘着材層と重ね合わせてなるので、壁体間
の接合部の気密防湿性能が優れている。
が、外壁面材と内壁面材とからなる壁体の空洞部の内壁
面材側に配置され、断熱材が内壁面材に密着させてなる
断熱構造であるので、気密防湿性能が優れている。ま
た、前記断熱材の耳部の粘着材層が壁縦枠材に接合さ
れ、さらにその上から隣接する壁体に取り付けられた断
熱材の耳部の粘着材層と重ね合わせてなるので、壁体間
の接合部の気密防湿性能が優れている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施例1)図1は、本発明に係る一実施例(実施例
1)であって、(イ)図は断熱材の斜視図、(ロ)図は
(イ)図A−A線断面図、(ハ)図は壁体の断熱構造を
示す断面図である。図1において、1は断熱材であっ
て、この断熱材1は、ガラスウール等でなる断熱材本体
3とポリエチレン等の防湿素材でなる防湿フィルム21
とを接合して形成され、防湿フィルム21が断熱材本体
3より外側に延設されて耳部23を形成し、耳部23の
表面に粘着材層23aを有している。
して説明する。 (実施例1)図1は、本発明に係る一実施例(実施例
1)であって、(イ)図は断熱材の斜視図、(ロ)図は
(イ)図A−A線断面図、(ハ)図は壁体の断熱構造を
示す断面図である。図1において、1は断熱材であっ
て、この断熱材1は、ガラスウール等でなる断熱材本体
3とポリエチレン等の防湿素材でなる防湿フィルム21
とを接合して形成され、防湿フィルム21が断熱材本体
3より外側に延設されて耳部23を形成し、耳部23の
表面に粘着材層23aを有している。
【0016】上記構成になされた断熱材1の壁体の断熱
構造は、図1(ハ)図に示すように、断熱材1の防湿フ
ィルム21が、外壁面材5と内壁面材6とからなる壁体
4の空洞部の内壁面材6側に配置されている。そして、
防湿フィルム21の耳部23の表面に形成された粘着材
層23aが壁縦枠材7に接合され、さらに、その上に隣
接する壁体4に取り付けられた断熱材1の防湿フィルム
21の耳部23の表面に形成された粘着材層23aと重
ね合わせ、内壁面材6が室内側の最外層として取り付け
られてなる断熱構造である。
構造は、図1(ハ)図に示すように、断熱材1の防湿フ
ィルム21が、外壁面材5と内壁面材6とからなる壁体
4の空洞部の内壁面材6側に配置されている。そして、
防湿フィルム21の耳部23の表面に形成された粘着材
層23aが壁縦枠材7に接合され、さらに、その上に隣
接する壁体4に取り付けられた断熱材1の防湿フィルム
21の耳部23の表面に形成された粘着材層23aと重
ね合わせ、内壁面材6が室内側の最外層として取り付け
られてなる断熱構造である。
【0017】(実施例の作用)本実施例によると、断熱
材1の周縁部に防湿フィルム21を延設して形成された
耳部23の表面に形成された粘着材層23aが、隣接す
る壁体4に取り付けられた断熱材1の防湿フィルム21
の耳部23の表面に形成された粘着材層23aと重ね合
わせて取り付けられているので、壁体4間の接合部で気
密防湿性能が確保できる。
材1の周縁部に防湿フィルム21を延設して形成された
耳部23の表面に形成された粘着材層23aが、隣接す
る壁体4に取り付けられた断熱材1の防湿フィルム21
の耳部23の表面に形成された粘着材層23aと重ね合
わせて取り付けられているので、壁体4間の接合部で気
密防湿性能が確保できる。
【0018】(実施例2)図2は、本発明に係る他の実
施例(実施例2)であって、(イ)図は断熱材の斜視
図、(ロ)図は(イ)図B−B線断面図、(ハ)図は壁
体の断熱構造を示す断面図である。図2において、1A
は断熱材であって、この断熱材1Aは、図2(ロ)図に
示すように、一面側がポリエチレン等の防湿素材でなる
防湿フィルム21Aで形成され、他面側が透湿防水フィ
ルム22で形成されて袋となし、この袋の中にガラスウ
ール等でなる断熱材本体3Aとから構成されている。上
記透湿防水フィルム22は、排湿のため微小通気孔を有
するポリエチレンフィルムで形成され、断熱体本体3A
内に湿気が浸入した場合に排湿を妨げない役割をはたし
ている。そして、上記断熱材1Aの袋は、図2(イ)、
(ロ)図に示すように、他面側の透湿防水フィルム22
が、一面側の防湿フィルム21Aとの接合部の周縁部よ
り外側に延設され耳部23Aを形成している。そして、
その耳部23Aの表面に粘着材層23Aaを有してい
る。
施例(実施例2)であって、(イ)図は断熱材の斜視
図、(ロ)図は(イ)図B−B線断面図、(ハ)図は壁
体の断熱構造を示す断面図である。図2において、1A
は断熱材であって、この断熱材1Aは、図2(ロ)図に
示すように、一面側がポリエチレン等の防湿素材でなる
防湿フィルム21Aで形成され、他面側が透湿防水フィ
ルム22で形成されて袋となし、この袋の中にガラスウ
ール等でなる断熱材本体3Aとから構成されている。上
記透湿防水フィルム22は、排湿のため微小通気孔を有
するポリエチレンフィルムで形成され、断熱体本体3A
内に湿気が浸入した場合に排湿を妨げない役割をはたし
ている。そして、上記断熱材1Aの袋は、図2(イ)、
(ロ)図に示すように、他面側の透湿防水フィルム22
が、一面側の防湿フィルム21Aとの接合部の周縁部よ
り外側に延設され耳部23Aを形成している。そして、
その耳部23Aの表面に粘着材層23Aaを有してい
る。
【0019】上記構成になされた断熱材1Aからなる壁
体4Aの断熱構造は、図2(ハ)図に示すように、断熱
材1Aの防湿フィルム21A側が、外壁面材5と内壁面
材6とからなる壁体4Aの空洞部の内壁面材6側に配置
されている。そして、透湿防水フィルム22の耳部23
Aの表面に形成された粘着材層23Aaが壁縦枠材7に
接合され、さらに、その上に隣接する壁体4Aに取り付
けられた断熱材1Aの透湿防水フィルム22の耳部23
Aの表面に形成された粘着材層23Aaと重ね合わせ、
内壁面材6が室内側の最外層として取り付けられてなる
断熱構造である。この際、外壁面材5の裏面と断熱材1
Aとの間に通気層空間8Aを形成していることが好まし
い。通気層空間8Aを形成するため、適宜のスペーサー
が用いられてもよい。
体4Aの断熱構造は、図2(ハ)図に示すように、断熱
材1Aの防湿フィルム21A側が、外壁面材5と内壁面
材6とからなる壁体4Aの空洞部の内壁面材6側に配置
されている。そして、透湿防水フィルム22の耳部23
Aの表面に形成された粘着材層23Aaが壁縦枠材7に
接合され、さらに、その上に隣接する壁体4Aに取り付
けられた断熱材1Aの透湿防水フィルム22の耳部23
Aの表面に形成された粘着材層23Aaと重ね合わせ、
内壁面材6が室内側の最外層として取り付けられてなる
断熱構造である。この際、外壁面材5の裏面と断熱材1
Aとの間に通気層空間8Aを形成していることが好まし
い。通気層空間8Aを形成するため、適宜のスペーサー
が用いられてもよい。
【0020】(実施例の作用)本実施例によると、断熱
材1Aが入った袋の周縁部に透湿防水フィルム22Aの
耳部23Aが形成され、その表面に形成された粘着材層
23Aaが隣接する壁体4Aに取り付けられた断熱材1
Aの透湿防水フィルム22の耳部23Aの表面に形成さ
れた粘着材層23Aaと重ね合わせて取り付けられてい
るので、壁体4A間の接合部で気密防湿性能が確保でき
る。また、袋の一面側が防湿フィルム21Aで、他面側
が透湿防水フィルム22Aで形成されているので、断熱
材1Aを取り付けると同時に内壁面材6側に防湿層と外
壁面材側5に透湿防水層とが形成され、さらに、袋の周
縁部の耳部23Aに粘着材層23Aaが設けられている
ので、断熱材1Aの壁体4Aへの組付けが容易となり、
確実な断熱構造が得られる。さらにまた、防湿フィルム
21A、断熱材本体3A、透湿防水フィルム22が一体
に成されているので、手間をかけずに通気層空間8Aが
形成される。
材1Aが入った袋の周縁部に透湿防水フィルム22Aの
耳部23Aが形成され、その表面に形成された粘着材層
23Aaが隣接する壁体4Aに取り付けられた断熱材1
Aの透湿防水フィルム22の耳部23Aの表面に形成さ
れた粘着材層23Aaと重ね合わせて取り付けられてい
るので、壁体4A間の接合部で気密防湿性能が確保でき
る。また、袋の一面側が防湿フィルム21Aで、他面側
が透湿防水フィルム22Aで形成されているので、断熱
材1Aを取り付けると同時に内壁面材6側に防湿層と外
壁面材側5に透湿防水層とが形成され、さらに、袋の周
縁部の耳部23Aに粘着材層23Aaが設けられている
ので、断熱材1Aの壁体4Aへの組付けが容易となり、
確実な断熱構造が得られる。さらにまた、防湿フィルム
21A、断熱材本体3A、透湿防水フィルム22が一体
に成されているので、手間をかけずに通気層空間8Aが
形成される。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の断熱材は、防湿フィルム
が断熱材本体より外側に延設されて耳部を形成し、耳部
の表面に粘着材層を有しているので、壁体の縦枠材に位
置決めと同時に接合でき、施工性がよい。
が断熱材本体より外側に延設されて耳部を形成し、耳部
の表面に粘着材層を有しているので、壁体の縦枠材に位
置決めと同時に接合でき、施工性がよい。
【0022】請求項2記載の断熱構造は、断熱材の耳部
の粘着材層が壁縦枠材に接合され、さらにその上から隣
接する壁体に取り付けられた断熱材の耳部の粘着材層と
重ね合わせてなるので、壁体間の接合部の気密防湿性能
が優れている。
の粘着材層が壁縦枠材に接合され、さらにその上から隣
接する壁体に取り付けられた断熱材の耳部の粘着材層と
重ね合わせてなるので、壁体間の接合部の気密防湿性能
が優れている。
【0023】請求項3記載の断熱材は、袋の少なくとも
一面側が防湿フィルムで形成されているので、断熱材を
取り付けると同時に内壁面材側に防湿層を形成できる。
さらに、袋が断熱材本体より外側に延設され耳部を形成
し、耳部の表面に粘着材層を有しているので、壁体の縦
枠材に位置決めと同時に接合でき、施工性がよい。
一面側が防湿フィルムで形成されているので、断熱材を
取り付けると同時に内壁面材側に防湿層を形成できる。
さらに、袋が断熱材本体より外側に延設され耳部を形成
し、耳部の表面に粘着材層を有しているので、壁体の縦
枠材に位置決めと同時に接合でき、施工性がよい。
【0024】請求項4記載の断熱構造は、防湿フィルム
が、外壁面材と内壁面材とからなる壁体の空洞部の内壁
面材側に配置され、断熱材が内壁面材に密着させてなる
断熱構造であるので、気密防湿性能が優れている。ま
た、前記断熱材の耳部の粘着材層が壁縦枠材に接合さ
れ、さらにその上から隣接する壁体に取り付けられた断
熱材の耳部の粘着材層と重ね合わせてなるので、壁体間
の接合部の気密防湿性能が優れている。
が、外壁面材と内壁面材とからなる壁体の空洞部の内壁
面材側に配置され、断熱材が内壁面材に密着させてなる
断熱構造であるので、気密防湿性能が優れている。ま
た、前記断熱材の耳部の粘着材層が壁縦枠材に接合さ
れ、さらにその上から隣接する壁体に取り付けられた断
熱材の耳部の粘着材層と重ね合わせてなるので、壁体間
の接合部の気密防湿性能が優れている。
【図1】本発明に係る一実施例であって、(イ)図は断
熱材の斜視図、(ロ)図は(イ)図A−A線断面図、
(ハ)図は壁体の断熱構造を示す断面図である。
熱材の斜視図、(ロ)図は(イ)図A−A線断面図、
(ハ)図は壁体の断熱構造を示す断面図である。
【図2】本発明に係る他の実施例であって、(イ)図は
断熱材の斜視図、(ロ)図は(イ)図B−B線断面図、
(ハ)図は壁体の断熱構造を示す断面図である。
断熱材の斜視図、(ロ)図は(イ)図B−B線断面図、
(ハ)図は壁体の断熱構造を示す断面図である。
1,1A 断熱材 21,21A 防湿フィルム 22 透湿防水フィルム 23,23A 耳部 23a,23Aa 粘着材層 3,3A 断熱材本体 4,4A 壁体 5 外壁面材 6 内壁面材
Claims (4)
- 【請求項1】 面形状の断熱材本体の一面側に防湿フィ
ルムを接合した断熱材であって、防湿フィルムが断熱材
本体より外側に延設され耳部を形成し、耳部の表面に粘
着材層を有していることを特徴とする断熱材。 - 【請求項2】 請求項1に記載の断熱材の防湿フィルム
が、外壁面材と内壁面材とからなる壁体の空洞部の内壁
面材側に配置され、断熱材が内壁面材に密着させてなる
断熱構造であって、前記断熱材の耳部の粘着材層が壁縦
枠材に接合され、さらにその上から隣接する壁体に取り
付けられた断熱材の耳部の粘着材層と重ね合わせてなる
ことを特徴とする断熱構造。 - 【請求項3】 面形状の断熱材本体を袋の内部に密封し
て収納する断熱材であって、袋の少なくとも一面側が防
湿フィルムで形成され、袋が断熱材本体より外側に延設
され耳部を形成し、耳部の表面に粘着材層を有している
ことを特徴とする断熱材。 - 【請求項4】 請求項3に記載の断熱材の防湿フィルム
が、外壁面材と内壁面材とからなる壁体の空洞部の内壁
面材側に配置され、断熱材が内壁面材に密着させてなる
断熱構造であって、前記断熱材の耳部の粘着材層が壁縦
枠材に接合され、さらにその上から隣接する壁体に取り
付けられた断熱材の耳部の粘着材層と重ね合わせてなる
ことを特徴とする断熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13594699A JP2000328689A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 断熱材と断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13594699A JP2000328689A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 断熱材と断熱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000328689A true JP2000328689A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15163549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13594699A Pending JP2000328689A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 断熱材と断熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000328689A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008507646A (ja) * | 2004-07-26 | 2008-03-13 | サン−ゴバン イゾベ | 風雨バリア被覆及び撥水性被覆を備えた断熱板 |
JP2013160396A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Daiken Corp | 蓄熱構造体及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP13594699A patent/JP2000328689A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008507646A (ja) * | 2004-07-26 | 2008-03-13 | サン−ゴバン イゾベ | 風雨バリア被覆及び撥水性被覆を備えた断熱板 |
KR101328538B1 (ko) * | 2004-07-26 | 2013-11-14 | 쌩-고벵 이조베르 | 기밀성 및 비 차단 코팅 및 방수 코팅을 구비한 단열 판넬 |
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