JP2000326138A - 剪断装置におけるワーク位置決め装置 - Google Patents

剪断装置におけるワーク位置決め装置

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JP2000326138A
JP2000326138A JP11133225A JP13322599A JP2000326138A JP 2000326138 A JP2000326138 A JP 2000326138A JP 11133225 A JP11133225 A JP 11133225A JP 13322599 A JP13322599 A JP 13322599A JP 2000326138 A JP2000326138 A JP 2000326138A
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work
slider
clamp
gauge body
gauge
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Wataru Sato
亘 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突当て部材及びゲージ本体の回転位置ずれに
よるワークの加工位置決めを高精度なものとなす。 【解決手段】 剪断装置におけるワーク位置決め装置に
おいて、ワークテーブル1に形成されたスライド溝3に
沿って該ワークテーブル1上を移動自在且つ位置決め自
在とされたスライダー5と、このスライダー5に設けら
れた支持シャフト31に軸受け33を介して回転自在に
設けられ、該ワークテーブル1上にセットされるワーク
の位置決め角度を設定する目盛りが形成された円盤状の
ゲージ本体11と、このゲージ本体11に取り付けられ
る突当て部材7と、該ゲージ本体11の環状部47を内
周側と外周側より挟み込んで当該ゲージ本体11の回転
をロックする第1のクランプ45及びくさび状の第2の
クランプ49を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコーナーシ
ャー等の如き剪断装置におけるワーク位置決め装置に関
し、詳細にはワークを突当て部材に突き当てた衝撃でゲ
ージ角度がずれないようにする剪断装置におけるワーク
位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、矩形状をなす板材(ワーク)の
側縁部にV字状の切り欠きを形成したり、または板材の
各部を四角形状又は三角形状に切り欠くようにした剪断
装置が知られている。通常、この種の剪断装置には、ワ
ークをワークテーブル上の所定位置に位置決めするため
の位置決め装置が設けられている。
【0003】かかる位置決め装置としては、例えば特公
平4−25085号公報に開示されたものが知られてい
る。この位置決め装置は、図6及び図7に示すように、
ワークテーブル101に形成された逆T字状のスライド
溝103に遊嵌して摺動自在とされる移動体105を備
えている。上記移動体105には、ワークの位置決め角
度を設定する目盛りが設けられたゲージ本体107が、
回動かつ固定自在に取り付けられている。
【0004】すなわち、図7に示すように、移動体10
5に取り付けたガイド部109に軸受け111を介して
上記ゲージ本体107を回動自在とし、このゲージ本体
107をワークテーブル101の上面101aに押圧固
定するロックレバー113の軸部115を、上記ガイド
部109を貫通して上記移動体105に螺合してある。
【0005】これにより、例えばロックレバー113を
緩める方向に回転することにより、ゲージ本体107は
移動体105に対して回動可能となり、該移動体105
はスライド溝103に沿って移動可能となる。逆に、ロ
ックレバー113を締め付ける方向に回転すると、ワー
クテーブル101にゲージ本体107及び移動体105
が一体的に固定される。
【0006】そして、上記ゲージ本体107には、ワー
クテーブル101上に設けられたワークを突き当てて該
ワークの位置決めを行う突当て部材117が、締付けボ
ルト119によって取り付け固定されている。この突当
て部材117は、上記ゲージ本体107を回転させるこ
とによって、該ゲージ本体107と共に回転するように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ワーク
位置決め装置を所定位置に位置決めするには、上記ロッ
クレバー113を回転させて上記軸部115の先端に螺
合した移動部材105を上下動させることによって、該
移動部材105と上記ゲージ本体107とでワークテー
ブル101を挟み込んで上記ゲージ本体107を固定す
るようにしている。
【0008】しかし、上記ワーク位置決め装置の位置決
めは、いわばワークテーブル101とゲージ本体107
との摩擦力で固定しているにすぎないため、上記突当て
部材117にワークを突き当てている内に、該突当て部
材117の位置決め角度がずれてくる。特に、ワークを
突当て部材117に強く突き当てると、その衝撃によっ
て該突当て部材117が回転してしまう。そのため、そ
の都度突当て部材117の突当て角度を直さなければな
らない。また、板厚の薄いワークを突き当てたときは、
上記突当て部材117の回転は微小だが、板厚が厚いワ
ークを突き当てたときは、一度でその位置決め角度がず
れてしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記諸
問題を解消するために、円盤状をなすゲージ本体の環状
部を、スライダーに固定した第1のクランパと該スライ
ダーに形成されたテーパ面に沿ってスライドしてゲージ
本体を押圧する第2のクランパとによって把持すること
で、該ゲージ本体を回転不可能にロックする。
【0010】このように、第1のクランパと第2のクラ
ンパによってゲージ本体の環状部を内周側と外周側から
クランプするため、ここで発生する摩擦力によって該ゲ
ージ本体が回転不可能にロックされる。特に、テーパ面
に沿って第2のクランパがスライドしてゲージ本体を押
圧するいわゆるくさび効果によって、第2のクランパの
締め付け力が小さくても、大きな把持力でゲージ本体を
ロックできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態は、例えばワークのコーナー部分を所定形状
に切り欠くコーナーシャー(剪断装置)に設けられるワ
ーク位置決め装置に、本発明を適用したものである。
【0012】<ワーク位置決め装置の構成>先ず、ワー
ク位置決め装置の構成について説明する。本実施形態の
ワーク位置決め装置は、図1ないし図3に示すように、
剪断装置のワークテーブル1に形成された断面逆T字状
をなすスライド溝3に沿って該ワークテーブル1上を移
動かつ固定自在とされ、所定角度で剪断するワークWを
加工位置に位置決め固定するものである。
【0013】上記ワーク位置決め装置は、上記スライド
溝3に沿ってワークテーブル1上を移動自在とされるス
ライダー5と、このスライダー5を所定位置に位置決め
する位置決め機構部と、上記ワークWを突き当てて該ワ
ークWの位置決めを行う突当て部材7と、この突当て部
材7を取付け上記ワークWの位置決め角度を設定する目
盛り9が形成されたゲージ本体11と、このゲージ本体
11の回転を停止させる回転ロック機構部とを有してい
る。
【0014】[スライダーの構成]スライダー5は、図
2及び図3に示すように、下端面近傍部にフランジ部1
3、13を有した長方体形状をなすブロックとして形成
されており、上記ワークテーブル1の上面に形成された
断面逆T字状をなすスライド溝3に摺動自在とされてい
る。かかるスライダー5は、フランジ部13、13の厚
みが溝部の空隙部よりも薄くされているため、上記スラ
イド溝3に対して上下方向に若干可動自在とされてい
る。
【0015】[位置決め機構部の構成]位置決め機構部
は、図1及び図2に示すように、上記スライダー5とは
別体として上記スライド溝3に移動かつ固定自在とされ
ており、該スライダー5を所定位置に位置決めするスト
ッパーとして機能する。かかる位置決め機構部は、上記
スライド溝3に移動自在とされる移動部材15と、この
移動部材15上に設けられる固定レバー取付ブロック1
7と、移動部材15を上下動させる固定レバー19とか
らなり、図7に示した従来のロック機構と略同じ構成と
されている。
【0016】上記移動部材15は、上記スライダー5と
同様、底面近傍部にフランジ部を有した断面逆T字状を
なすブロックとして形成されており、上記スライド溝3
の上下方向に若干遊嵌した状態で摺動係合するようにな
されている。この移動部材15には、図示しない軸受け
部が設けられており、その軸受け部に挿入ガイドされた
上記固定レバー19の軸部21が上記移動部材15に螺
合するようになっている。
【0017】そして、この位置決め機構部では、上記固
定レバー19を図1中矢印A方向に回転操作すると、上
記軸部21の先端に螺合した移動部材15が上下動し、
該移動部材15と上記固定レバー取付ブロック17とで
ワークテーブル1を挟み込んで上記スライダー5を固定
するロック状態と、該ワークテーブル1の挟み込みを解
放して該スライダー5を移動可能とするアンロック状態
となる。
【0018】そして、上記スライダー5と別体とされた
上記位置決め機構部は、上記スライダー5に対して連結
されている。すなわち、位置決め機構部は、上記移動部
材15に取り付けられたストリッパーボルトである連結
ボルト23を上記スライダー5にねじ込むと共に、この
連結ボルト23の外周囲に装着された弾性部材であるコ
イルバネ27を、該スライダー5と該移動部材15との
間に介在させることによって、上記スライダー5に対し
て若干の隙間を有して連結した構成とされている。
【0019】上記コイルバネ25は、相対向する上記ス
ライダー5と上記移動部材15のそれぞれの対向面に形
成されたバネ装着用穴27、29に装着され、上記突当
て部材7にワークWを突き当てたときに加わるスライダ
ー5への衝撃を吸収する役目をする。
【0020】[ゲージ本体の構成]上記ゲージ本体11
は、図1、図2及び図4に示すように、軸方向を垂直と
して上記スライダー5にねじ止めされた支持シャフト3
1に、軸受け33を介して回転自在に設けられている。
かかるゲージ本体11は、円盤状に形成されており、そ
の中心部に円環状のベアリングからなる軸受け33を圧
入している。さらに、その軸受け33の外周囲には、ウ
レタンや硬質ゴム等からなるリング形状をなす弾性体4
3が設けられている。そして、このゲージ本体11の外
周縁近傍部には、上記突当て部材7の傾き(ワークWの
位置決め角度)を読み取るための目盛り9が形成されて
いる。
【0021】また、上記ゲージ本体11には、後述の第
1のクランプをその内部に臨ませるための円弧状穴部3
5が形成されている。円弧状穴部35は、ゲージ本体1
1の上記スライダー5と対向する下面に、上記第1のク
ランプを接触することなく臨ませるに足る大きさの半円
弧状をなす止まり穴として形成されている。そして、こ
の円弧状穴部35が形成されることにより、第1のクラ
ンプ45と第2のクランプ49によって把持される環状
部47が形成される。かかる環状部47は、円弧状穴部
35が形成される領域とされている。
【0022】[突当て部材の構成]上記突当て部材7
は、図1ないし図3に示すように、長尺状の定規として
形成されており、上記ゲージ本体11の一部に取り付け
られ、該ゲージ本体11と共に回転するようになってい
る。かかる突当て部材7は、上記ゲージ本体11の下面
に切り欠かれた切欠き部37に嵌合して取り付けられる
と共に、この切欠き部37と相対向する上面にねじ止め
された保持ブロック39に支持されてなる突当て部材押
さえねじ41によって固定されている。そして、この突
当て部材7は、上記突当て部材押さえねじ41を回して
該突当て部材7の固定を緩めることによって、図1中矢
印B方向に移動自在となると共に上記ゲージ本体11に
対する固定状態が調整される。
【0023】[回転ロック機構部]回転ロック機構部
は、図1、図2及び図4に示すように、上記軸受け33
の外周囲に設けられた弾性体43と、スライダー5に固
定された第1のクランプ45と、この第1のクランプ4
5とによってゲージ本体11の環状部47を把持する第
2のクランプ49とからなる。
【0024】第1のクランプ45は、図1及び図4に示
すように、矩形状をなすブロックとして形成されてお
り、上記スライダー5に対してボルト51、51により
固定されている。かかる第1のクランプ45の把持部4
5aは、上記ゲージ本体11の環状部47の内周面47
aと面接触するように、該内周面47aの曲率とほぼ同
じ曲率を持った円弧形状とされている。このため、第1
のクランプ45は、上記環状部47に対して面接触して
上記第2のクランプ49とによって、該環状部47を確
実に保持する。
【0025】第2のクランプ49は、図1及び図4に示
すように、上端から下端に向かってゲージ本体11側に
傾斜する面としてスライダー5に形成されたテーパ面5
3に沿ってスライドして、上記ゲージ本体11を押圧す
るようになっている。かかる第2のクランプ49の把持
部49bは、先の第1のクランプ45と同様、上記環状
部47を確実に保持すべく、上記環状部47の外周面4
7bの曲率とほぼ同じ曲率を持った円弧形状とされてい
る。そして、この第2のクランプ49は、上記テーパ面
53と面接触する傾斜部49aを有した矩形状をなすブ
ロックとして形成され、締付ねじ55によりスライダー
5に対してスライド自在に取り付けられている。
【0026】すなわち、第2のクランプ49は、当該第
2のクランプ49に形成されたボルト孔57に上記締付
ねじ55が遊嵌状態で挿通されると共に、スライダー5
に止まり穴として形成されたバネ装着穴59に装着され
且つ締付ねじ55の外周囲に設けられた弾性部材である
コイルバネ61によって、該第2のクランプ49の下端
面が押されて常時上方に付勢された状態とされている。
このため、締付ねじ55を緩めると、第2のクランプ4
9がゲージ本体11から離れる方向にスライドし、逆に
締付ねじ55を締め付けると、第2のクランプ49がゲ
ージ本体11に接近する方向にスライドする。
【0027】なお、第2のクランプ49は、締付ねじ5
5の頭部によって抜け止めが図られているが、締付ねじ
55をスライダー5より取り外したときに該第2のクラ
ンプ49が飛び出さないように、当該第2のクランプ4
9の上面を覆って飛出し防止プレート63がボルト6
5、65によってスライダー5に取り付けられている。
飛出し防止プレート63には、上記締付ねじ55を回す
ための円形孔67が設けられている。
【0028】ところで、突当て部材7の突当て角度が調
整自在な状態においては、図4に示すように、第2のク
ランプ49がゲージ本体11を押圧していない状態にあ
り、該ゲージ本体11と第1のクランプ45との間に僅
かな隙間Hが存在する。これに対して、突当て部材7の
突当て角度が調整不可能な状態においては、図5に示す
ように、第2のクランプ49がゲージ本体11を押圧し
た状態にあり、当該ゲージ本体11と第1のクランプ4
5とが密着する。
【0029】<ワーク位置決め装置の動作説明>次に、
上記構成のワーク位置決め装置の動作について説明す
る。上記ワークテーブル1上の加工位置にワークWを所
望角度で位置決めするには、上記位置決め装置をスライ
ド溝3に沿って所定位置まで移動させる。そして、上記
した位置決め機構部によって上記本体部をワークテーブ
ル1上に位置決め固定する。
【0030】すなわち、上記固定レバー19を回して上
記移動部材15を上方に持ち上げ、ワークテーブル1を
該移動部材15と固定レバー取付ブロック17とによっ
て挟み込む。すると、上記連結ボルト23及びコイルバ
ネ25とによって上記位置決め機構部と連結されたスラ
イダー5が、上記ワークテーブル1に対して位置決め固
定される。
【0031】次に、ゲージ本体11に取り付けられた突
当て部材7の向きをワークWの位置決め角度に合わせ
る。すなわち、図4の突当て角度が調整自在な状態にお
いて、突当て部材7を指などで動かす。すると、突当て
部材7は、図1中二点鎖線で示すようにその向きを変
え、ゲージ本体11と共に支持シャフト31を中心とし
て回転する。そして、ゲージ本体11に設けられた目盛
りを読み取って、上記突当て部材7のワークWに対する
突当て角度を調整する。
【0032】上記突当て部材5のワークWに対する突当
て角度が決まったところで、その状態を上記回転ロック
機構部によってロックする。すなわち、図4のアンロッ
ク状態から締付ねじ55を締め付けることによって、第
2のクランプ49をコイルバネ61の付勢力に抗してテ
ーパ面53に沿ってスライドさせる。第2のクランプ4
9は、締付ねじ55に対して遊嵌状態にあるため、ボル
ト孔57と締付ねじ55との隙間分だけスライド可能と
なる。
【0033】そして、さらに締付ねじ55を締め上げる
と、ゲージ本体11は、第2のクランプ49に押されて
支持シャフト31の中心方向へ上記弾性体43の弾性変
形の範囲(ごく僅かな変形量の範囲)内で移動し、上記
ゲージ本体11の環状部47が第1のクランプ45に強
く押し付けられる。つまり、第1のクランプ45と第2
のクランプ49とによって、ゲージ本体11の環状部4
7が把持され、ここで発生する摩擦力によって上記ゲー
ジ本体11及び突当て部材7の回転がロックされる。
【0034】なお、上記ゲージ本体11の移動量はごく
僅かであるため、ワークWを位置決めする精度に何ら影
響しない。これは、ゲージ本体11のロック時だけなく
アンロック時も同様である。
【0035】特に、第2のクランプ49をテーパ面53
に沿ってスライドさせて第1のクランプ45と第2のク
ランプ49とで環状部47を把持するといった、いわゆ
るくさび効果によって小さな締め付け力でも大きな保持
力を発生させることができる。その結果、突当て部材7
にワークWを強く突き当て、または板厚の厚いワークW
を突き当てることにより大きな衝撃を突当て部材7に与
えても、当該突当て部材7及びゲージ本体11の回転を
確実にロックすることができる。
【0036】本実施形態では、ワークWを100回以上
突当て部材7に突き当てる動作を繰り返しても突当て角
度の変化は見られなっかた。
【0037】また、位置決め機構部をスライダー5とは
別体として設け、その別体とした移動部材15とスライ
ダー5との間にコイルバネ25を介在させた構成として
いるため、上記ワークWを突当て部材5に突き当てたと
きの衝撃が上記コイルバネ25によって吸収され、該ゲ
ージ本体11の回転位置ずれが回避される。
【0038】一方、ゲージ本体11のロック状態を解除
するには、上記締付ねじ55を緩めることにより行う。
締付ねじ55を緩めると、第2のクランプ49は、コイ
ルバネ61の付勢力によってゲージ本体11から離れる
方向に上記テーパ面53に沿ってスライドする。同時
に、ゲージ本体11に設けられた弾性体43の復元力に
よって、ゲージ本体11が第1のクランプ45から僅か
に離れる。その結果、図4に示すように、第1のクラン
プ45と環状部47の内周面47aとの間に僅かな隙間
Hができると共に、第2のクランプ49と環状部47と
の摩擦が減少して、上記ゲージ本体11の回動を円滑に
行うことができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】本発明の剪断装置におけるワーク位置決め
装置によれば、ゲージ本体の環状部を内周側と外周側と
から挟み込んで把持しているため、突当て部材にワーク
を強く突き当てたとしても、当該突当て部材及びゲージ
本体の回転を防止することができ、該ワークを所定角度
位置に位置決めすることができる。
【0041】また、本発明の剪断装置におけるワーク位
置決め装置によれば、ゲージ本体上にスライダーを位置
決め固定する固定用のレバーがないため、ゲージ本体に
形成された目盛りが見易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のワーク位置決め装置の平面図であ
る。
【図2】本実施形態のワーク位置決め装置の横断面図で
ある。
【図3】本実施形態のワーク位置決め装置を一部破断し
て示す正面図である。
【図4】ゲージ本体を回転不可能にロックする前のアン
ロック状態を拡大して示すワーク位置決め装置の横断面
図である。
【図5】ゲージ本体を回転可能にロックするロック状態
を拡大して示すワーク位置決め装置の横断面図である。
【図6】従来のワーク位置決め装置の平面図である。
【図7】従来のワーク位置決め装置のロック機構部を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 ワークテーブル 3 スライド溝 5 スライダー 7 突当て部材 9 目盛り 11 ゲージ本体 19 固定レバー 33 軸受け 43 弾性体 45 第1のクランプ 47 環状部 49 第2のクランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剪断装置のワークテーブルに形成された
    スライド溝に沿って該ワークテーブル上を移動自在且つ
    位置決め自在とされたスライダーと、 前記スライダーに設けられた支持軸に軸受けを介して回
    転自在に設けられ、前記ワークテーブル上にセットされ
    るワークの位置決め角度を設定する目盛りが形成された
    円盤状のゲージ本体と、 前記剪断装置によって剪断する前記ワークを突当てて該
    ワークの位置決めを行うべく前記ゲージ本体に取り付け
    られた突当て部材と、 前記ゲージ本体の下面に形成した環状部を内周側と外周
    側より挟み込んで該ゲージ本体の回転をロックする回転
    ロック機構部とを備えたことを特徴とする剪断装置にお
    けるワーク位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記回転ロック機構部は、前記軸受けの
    外周囲に設けられた弾性体と、前記ゲージ本体の前記ス
    ライダーと対向する面に形成された円弧状穴部に臨み且
    つ前記スライダーに固定された第1のクランプと、前記
    スライダーに形成されたテーパ面に沿ってスライドして
    前記ゲージ本体を押圧する第2のクランプとからなり、
    前記第1のクランプと前記第2のクランプによって前記
    ゲージ本体の前記環状部を把持する構成であることを特
    徴とする請求項1記載の剪断装置におけるワーク位置決
    め装置。
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