JP2000324086A - 無線装置故障診断方法 - Google Patents

無線装置故障診断方法

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JP2000324086A
JP2000324086A JP11131621A JP13162199A JP2000324086A JP 2000324086 A JP2000324086 A JP 2000324086A JP 11131621 A JP11131621 A JP 11131621A JP 13162199 A JP13162199 A JP 13162199A JP 2000324086 A JP2000324086 A JP 2000324086A
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JP
Japan
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signal
transmission
unipolar
test signal
buffer
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JP11131621A
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Yoichi Ueda
陽市 上田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、特に測定器を使用せずに故障箇所
が特定できる様な無線装置故障診断方法の提供を図るこ
とを目的とする。 【解決手段】 ホットスタンバイ方式の無線装置内に、
送信側から受信側へ、受信側から送信側へと信号を折り
返すことができる信号折り返し経路と、信号発生器とを
設け、信号発生器からの試験信号を上記信号折り返し経
路を介して伝送し、伝送された試験信号の品質から伝送
状態を監視する無線装置故障診断方法において、2系列
の信号の一致検出機能を有する同期切替器を設け、該同
期切替器に、該試験信号及び折り返し線路を通った試験
信号を入力して、折り返し信号の誤りを検出し、その伝
送状態を監視できる様にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットスタンバイ
型無線装置において、故障箇所の切りわけを行う際に使
用する無線装置故障診断方法に関するものである。
【0002】無線装置の保守作業に対して簡易化の要求
があるが、簡易保守を行う為に特定の測定器を使用しな
いで故障箇所の切りわけを行う必要がある。
【0003】
【従来の技術】図9は従来例のホットスタンバイ型無線
装置の構成図、図10は従来のル−プバック機能説明図
の一例である。
【0004】なお、図中の11は伝送装置(MUX)、12
12はハイブリッド(HYB)、131,132 はバイポ−ラ・
ユニポ−ラ変換部分(B-U)、141,142 は送信信号処
理部分(T DPU)、151,152 は変調部分(MOD) 、16
1,162 は送信部分(TX)、171 は高周波切替部分(RF
SW) 、181 はアイソレ−タ(ISO) 、191 は帯域通過
型フイルタ(BPF) 、20はサ−キュレ−タ(CIR) 、21
はバイポ−ラ信号切替部分(B SW)、221,222 はユニ
ポ−ラ・バイポ−ラ変換部分(U-B) 、231,232 はユ
ニポ−ラ信号切替部分(U SW)、241,242 は受信信号
処理部分(R DPU) 、251,252 は復調部分(DEM) 、2
1,262 は受信部分(RX)、272 はハイブリッド(HY
B) 、282 はアイソレ−タ(ISO) 、292 は帯域通過
型フィルタ(BPF) である。
【0005】また、31は対向局監視制御信号送信部、
32は対向局監視制御信号受信部、33は警報処理部、
34は切替制御部である。
【0006】以下、図9、図10の動作を説明する。
【0007】先ず、図9は従来のホットスタンバイ型無
線装置の一例を示しているが、この装置は図に示す様に
送信部、受信部、監視制御部で構成されている。
【0008】また、第1システムと第2システムの送信
部と受信部は、ホットスタンバイ動作を行っている為、
第1システムが運用中であれば、第2システムの送信部
は動作状態で待機し、運用中の第1システムの送信部に
故障が発生したことを検出した時、直ちに、待機中の第
2システムの送信部に切り替わる構成になっている。
【0009】ここで、送信部と受信部の動作を説明する
が、2系列の送信部と受信部は同じ動作を行う為、第1
システムの送信部、受信部について行う。
【0010】先ず、送信部では、伝送装置11で多重化
されたバイポ−ラ信号は、ハイブリッド1212で2分配
された後、一方のバイポ−ラ信号がバイポ−ラ・ユニポ
−ラ変換部分131 でユニポ−ラ信号に変換されて、送
信信号処理部分141 に送られる。
【0011】送信信号処理部分141 は、入力したユニ
ポ−ラ信号の速度を上げて空きスペ−スを作り、このス
ペ−スに、例えば、フレ−ムビット、監視用ビットなど
を挿入してフレ−ム構成の信号に変換して変調部分15
1 に送出する。
【0012】変調部分151 は入力したフレ−ム構成の
ユニポ−ラ信号を用いて、内蔵のキャリアを変調して変
調波を生成するが、この変調波は送信部分161 で所定
の周波数と電力に変換された後、送信信号として高周波
切替部分171 に送られる。
【0013】高周波切替部分171 は第1システム側を
選択しているので、送信信号は高周波切替部分171
アイソレ−タ181 、帯域通過型フィルタ191 、サ−
キュレ−タ20を通り、アンテナから対向局に送出され
る。
【0014】なお、オン状態で待機している送信部分1
2 からの送信信号は図示しない疑似負荷で消費されて
いる。
【0015】一方、アンテナで受信された対向局からの
受信信号は、サ−キュレ−タ20、帯域通過型フィルタ
292 、アイソレ−タ282 を通り、ハイブリッド27
2 で2分配されて受信部分261 ,262 に入力する。
【0016】受信部分261,262 は、それぞれ入力し
た受信信号を所定のレベルまで増幅した後、対応する復
調部分251,252 に出力する。そこで、これらの復調
部分は受信信号を復調し、復調出力を受信信号処理部分
241,242 に送出する。
【0017】受信信号処理部分241 は、入力した復調
出力に挿入されている監視制御信号については対向局監
視制御信号受信部32に送出し、多重化されたユニポ−
ラ信号については2系列の信号に変換してユニポ−ラ信
号切替部分231,232 に送出する。
【0018】受信信号処理部分242 も、同じく監視制
御信号は対向局監視制御信号受信部32に、多重化され
たユニポ−ラ信号は2系列の信号にしてユニポ−ラ信号
切替分231,232 に、それぞれ送出する。
【0019】これにより、ユニポ−ラ信号切替部分23
1,232 は、入力した第1、第2システムの信号のう
ち、いずれか一方の信号に切り替えることができる。
【0020】つまり、ユニポ−ラ信号切替部分231,2
2 は、第1,第2システムの受信部分261,262
受信信号処理部分241,242 までのうち、どこかに故
障が発生した場合、故障が発生しない方の信号に切り替
えることができる様になっている。
【0021】さて、ユニポ−ラ信号切替部分231,23
2 で取り出したユニポ−ラ信号は、それぞれ、対応する
ユニポ−ラ・バイポ−ラ変換部分221,222 でバイポ
−ラ信号に変換された後、バイポ−ラ信号切替部分21
に加えられる。
【0022】バイポ−ラ信号切替部分21は、ユニポ−
ラ信号切替部分231 とユニポ−ラ・バイポ−ラ変換部
分221 、または、ユニポ−ラ信号切替部分232 とユ
ニポ−ラ・バイポ−ラ変換部分222 のどちらかに故障
が発生した場合、故障の発生しない方のユニポ−ラ信号
切替部分とユニポ−ラ・バイポ−ラ変換部分に切り替え
て、故障のない方からのバイポ−ラ信号を伝送装置11
に送出する様になっている。
【0023】なお、対向局監視制御信号送信部31と対
向局監視制御信号受信部32は、相手局の状態を監視
し、または相手局装置に対して制御を行う機能を持って
いる。
【0024】この為、監視制御信号の送受信が対向局と
の間で行われるが、これらの信号は上記の空きスペ−ス
に挿入される。
【0025】また、警報処理部33は自局の警報処理、
切替制御部34は自局の切替制御をそれぞれ行う。
【0026】次に、図10は従来の故障切りわけ時に使
用している折り返し機能、即ち、ル−プバック(LB)機能
を示している。 (1)ディジタルル−プバック(DIG LB)機能 この機能は非運用側の送信信号処理部分142 の出力信
号を、受信信号処理部分242 の入力側に折り返すもの
である。
【0027】即ち、ディジタルル−プバック(DIG LB)で
信号が折り返る様な構成にした後、測定器100の送信
部分(BER T) から送出したバイポ−ラ信号を、バイポ−
ラ・ユニポ−ラ変換部分132 →送信信号処理部分14
2 →ディジタルル−プバック(DIG LB)→受信信号処理部
分242 →ユニポ−ラ信号切替部分23 2 →ユニポ−ラ
・バイポ−ラ変換部分222 →測定器100の受信部分
(BER R)に折り返す。
【0028】そして、測定器100の受信側で折り返さ
れたバイポ−ラ信号の品質を測定する。
【0029】これにより、折り返し部分の故障の有無が
判定できる。 (2)PCMル−プバック(PCM LB) 機能 この機能は、対向局装置のユニポ−ラ・バイポ−ラ変換
部分223 の出力信号を、バイポ−ラ・ユニポ−ラ変換
部分133 の入力側に折り返すものである。
【0030】即ち、測定器101の送信部分(BER T) か
ら送出したバイポ−ラ信号は、 バイポ−ラ・ユニポーラ変換部分131 →送信信号処理
部分141 →変調部分151 →送信部分161 →高周波
切替部分171 →アイソレ−タ181 →帯域通過型フィ
ルタ191 →サ−キュレ−タ20→対向局へ 対向局のサ−キュレ−タ30→受信側の帯域通過型フィ
ルタ293 →アイソレ−タ283 →ハイブリッド273
→受信部分263 →復調部分253 →受信信号処理部分
243 →ユニポ−ラ信号切替部分233 →ユニポ−ラ・
バイポ−ラ変換部分223 →PCM LB→対向局送信
部へ 対向局送信部のバイポ−ラ・ユニポ−ラ変換部分133
→送信信号処理部分143 →変調部分153 →送信部分
163 →高周波切替部分173 →アイソレ−タ183
帯域通過型フィルタ193 、サ−キュレ−タ30→自局
受信部へ 自局受信部のサ−キュレ−タ20→帯域通過型フィルタ
292 →アイソレ−タ282 →ハイブリッド272 →受
信部分261 →復調部分251 →受信信号処理部分24
1 →ユニポ−ラ信号切替部分231 →ユニポ−ラ・バイ
ポ−ラ変換部分221 を介して測定器101の受信側(B
ER R) に折り返し信号が入力する。
【0031】これにより、受信した信号の品質が測定で
きる。
【0032】この方法は、無線装置の全ての伝送路の故
障の有無を確認できるが、伝送信号の停止を伴う。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、各部の故
障状態を確認する為には測定器を必要とすると云う課題
がある。
【0034】つまり、運用中の装置に故障が発生した場
合は、緊急に故障箇所を特定してそれの対応をしなけれ
ばならないが、この様な時に測定器の準備、持ち出しと
いった作業を行わなければならず、この様な作業が煩わ
しいものとなる。
【0035】また、測定器の信号を測定箇所に接続する
時、必ず運用状態の装置に対して、例えば、測定用ケ−
ブルを接続するという操作が必要になる。
【0036】この時、接続箇所を間違えるといったヒュ
−マンエラ−を引き起こす可能性がある。
【0037】本発明は、特に測定器を使用せずに故障箇
所を特定できる無線装置故障診断方法の提供を図ること
を目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】図1は第1,第2の本発
明の原理説明図で、(1)は試験信号発生器と試験信号
検出器を用いた信号品質の監視方法説明図、(2)は第
1の本発明の原理説明図、(3)は第2の本発明の原理
説明図をそれぞれ示してある。
【0039】ここで、第1の本発明は、ホットスタンバ
イ方式の無線装置内に、送信側から受信側へ、受信側か
ら送信側へと信号を折り返すことができる信号折り返し
経路と、信号発生器を設け、信号発生器からの試験信号
を上記信号折り返し経路を介して伝送し、伝送された試
験信号の品質から伝送状態を監視する無線装置故障診断
方法において、2系列の信号の一致検出機能を有する同
期切替器を設け、該同期切替器に、該試験信号及び折り
返し線路を通った試験信号を入力して、折り返し信号の
誤りを検出し、その伝送状態を監視する様にした。
【0040】第2の本発明は、上記試験信号の代わり
に、他システムの伝送信号を用いる。
【0041】そして、上記同期切替器に、該他システム
の伝送信号と、折り返し経路を通った他システムの伝送
信号を入力して、折り返し信号の誤りを検出し、その伝
送状態を監視する様にした。
【0042】次に、上記の課題を解決する為、図1−
(1)では、無線装置内に、信号発生器(PG)57と信号
検出器(PD)58とを設け、信号発生器が起点となり、信
号検出器が終点となる様に、非運用システムに信号を折
り返す経路を構成する。
【0043】そして、信号発生器(PG)57から送出した
試験信号を、セレクタ(SEL1)→ハイブリッド(H1)→セ
レクタ(SEL2)→ハイブリッド(H2)で構成した経路を経由
して信号検出器(PD)58で受信する。
【0044】つまり、装置内部で信号を折り返し、その
起点と終点に信号発生器(PG)57と信号検出器(PD)58
を設けることで、測定器を用いずに折り返し部分の動作
確認を行うことができる。
【0045】なお、信号折り返しの動作、試験信号の送
出動作は、監視制御部からの制御で実行する様にして、
保守者が運用状態の装置に対して、直接、操作しない様
にしている。
【0046】次に、第1の本発明は図1−(2)に示す
様に、図1−(1)の構成要素である信号検出器(PD)の
代わりに、同期切替器(SSW) 56の信号比較機能を利用
して信号の品質を監視する様にした。
【0047】図1−(2)において、信号発生器(PG)5
7から送出する信号を、経路1と経路2の2つの経路を
経由して同期切替器(SSW) 56に入力させる。
【0048】なお、経路2には、経路1の遅延時間と同
等の伝搬遅延時間を持つ信号遅延回路φを設けている。
【0049】同期切替器(SSW) 56は、両方のデ−タの
情報が同じ内容か否かを判定する回路を持っているの
で、情報が同一内容であれば切り替え、内容不一致であ
れば不一致パルスを出力する。
【0050】また、情報の比較をする際、経路2の信号
遅延回路φを経路1の遅延時間と同等になる様にし、試
験信号を経路1と経路2を経由して同期切替器(SSW) 5
6に入力すれば、2つの信号が同一かどうかを確認でき
る。
【0051】この動作で、信号検出器(PD)を用いること
なく、図1−(1)と同じ機能を実現することができ
る。
【0052】第2の本発明は図1−(3)に示す様に、
第1の本発明の構成要素である同期切替器(SSW) 56の
信号比較機能を利用し、且つ、信号発生器(PG)の代わり
に他システムからの信号を利用する様にしたものであ
る。
【0053】即ち、図1−(3)に示す様に、他システ
ムからの受信信号を経路1と経路2の2つの経路を経由
して同期切替器(SSW) 56に入力させ、経路2には経路
1と同等の伝送遅延時間を持つ信号遅延回路φを設ける
様にしたものである。
【0054】つまり、第1の本発明では試験信号を生成
し、生成した試験信号を使用したが、この試験信号はラ
ンダム性があるものであればよい。
【0055】第2の本発明が試験信号として利用する他
システムからの信号は、対向局装置から送られてくる信
号である。
【0056】無線装置が運用中でランダム性のある信号
が伝送されてくる場合は、この信号を試験信号の代わり
に使用することができる。
【0057】この様な方法を用いることにより、信号発
生器(PG)57と信号検出器(PD)58を用いることなく、
図1−(1)と同じ機能を実現することができる。
【0058】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施例の要部構成
図の一例、図3は図2中のバイポ−ラ信号折り返し部(B
P LB) の説明図で、(a)は要部構成図、(b)は動作
説明図である。 図4は図2中のユニポ−ラ信号折り返
し部(UP LB) ・ディジタル信号折り返し部(DIG LB)・中
間周波信号折り返し部(IF LB) ・高周波信号折り返し部
(RF LB) を含む要部構成図、図5は図4の折り返し動作
説明図、図6は信号発生器と信号検出器を用いた無線装
置故障診断方法の説明図、図7は第1の本発明の実施例
の要部構成図、図8は第2の本発明の実施例の要部構成
図である。
【0059】ここで、511,512 はバイポ−ラ信号折
り返し部、521,522 はユニポ−ラ信号折り返し部、
531,532 はディジタル信号折り返し部、541,54
2 は中間周波信号折り返し部、551,552 は高周波信
号折り返し部である。
【0060】先ず、ホットスタンバイ型無線装置の故障
診断作業が、 直接、運用中の装置を操作することなく、 測定器を使用せず、確実、簡易に実施できる構成に
する為、 図2に示す様に、バイポーラ信号折り返し部511,51
2 、ユニポ−ラ信号折り返し部521,522 、デジタル
信号折り返し部531,532 中間周波信号折り返し部5
1,542 、高周波信号折り返し部551,552 をそれ
ぞれ設ける。
【0061】これにより、これらの折り返し部で信号の
折り返し動作が可能となり、且つ、試験信号または他シ
ステムの伝送信号を用いて伝送状態が監視できる様な構
成になった。
【0062】なお、図2中の511 〜551 及び512
〜552 の折り返し部を除いた部分は、図9に示す従来
技術と同じ構成になっている。
【0063】以下、各信号折り返し部の構成などについ
て詳細説明をする。 (1)バイポ−ラ信号折り返し部(BP LB) 511,512
(図2、図3参照)先ず、図2中のバイポ−ラ信号折り
返し部(BP LB) 511,522 は、図3に示す様な構成に
なっている。
【0064】即ち、図3(a)中の一点鎖線で囲った部
分は、バイポ−ラ信号折り返し部(BP LB) の要部構成図
であり、図3(b)は、さまざまな制御動作に対する1
号,2 号システムの各切替器RL1〜RL6の状態を示した
動作説明図である。
【0065】次に、制御動作について説明する。
【0066】の場合:1号システム、2号システム
共、送信側切替器RL1, RL2, RL4,RL5はオン状態(
上方) にあるので、1号システムは運用状態に、2号シ
ステムの送信系はホットスタイバイ状態となっている。
【0067】一方、切替器RL3は点線状態( 下方) にあ
るので、1号システムの受信系は運用状態にある。しか
し、切替器RL6は点線状態( 上方) にあり、2号システ
ムの受信系は非運用状態にある。
【0068】以下、制御動作がの場合は、1号システ
ムの送信系はホットスタンバイの状態で、2号システム
の送信系は運用状態にある。一方、受信系は2号システ
ムのみが運用状態にあり、の場合と逆の状態にある。
の場合は、1号システムの送信系、受信系は運用状態
にあるが、2号システムの送信系、受信系は非運用状態
にある。の場合は、の場合と逆になり、1号システ
ムの送信系、受信系が非運用状態にあり、2号システム
の送信系、受信系は非運用状態にある。
【0069】なお、切替器RL1〜RL6は、図9に示した
監視制御部からの制御命令の状態に対応して、図3
(b)に示す様な動作状態を取る。 (2)ユニポ−ラ信号折り返し部(UP LB) 521,522
・ディジタル信号折り返し部(DIG LB)531,532 ・中
間周波信号折り返し部(IF LB) 541,542 ・高周波信
号折り返し部(RF LB) 551,552 (図2、図4、図5
参照)上記の折り返し部は、非運用システムの場合に監
視制御部からの制御命令で折り返し動作を行い、運用シ
ステムの場合には折り返し動作は行わない。
【0070】また、1つの折り返し部が折り返し動作を
行っている時、他の折り返し部は折り返し動作は行わな
い。
【0071】なお、(2)項で示した各折り返し部の相
互位置関係は図2に示してある。
【0072】以下、図4を用いて、各折り返し部の折り
返し動作を説明する。 ユニポ−ラ信号折り返し部(UP LB) 521 図9中の監視制御部から、Lレベルの信号がユニポ−ラ
信号折り返し部521内のセレクタ(SEL)1に印加する
と、セレクタ1は点線の状態になる。
【0073】これにより、送信側の信号が下側バッファ
IC→セレクタ1→受信側のユニポ−ラ切替部分231
折り返される。 ディジタル信号折り返し部(DIG LB)531 上記監視制御部から、Lレベルの信号がディジタル信号
折り返し部内のセレクタ(SEL)2に印加すると、セレク
タ2は点線の状態になる。
【0074】これにより、送信信号処理部分141 の出
力信号の一部が、下側バッファIC→セレクタ(SEL)2→
受信信号処理部分241 に折り返される。 中間周波信号折り返し部(IF LB) 541 上記監視制御部から制御命令が切替器RL7に印加する
と、切替器RL7は接点を点線の様に上方に切り替える。
【0075】これにより、変調部分151 からの変調出
力の一部が送信側から受信側に折り返えされる。 高周波信号折り返し部(RF LB) 551 上記監視制御部からの制御命令がRF SW 2に印加する
と、RF SW 2は接点を点線の様に切り替え、受信側の局
部発振周波数は送信周波数と同一になる。
【0076】そして、送信側からの折り返し信号は、送
信部分161 の高周波モニタ(RF MON)部分からの信号を
用い、減衰器ATT で受信可能なレベルまで減衰させて受
信部分(RX)261 に加えられる。
【0077】これにより、送信側の高周波信号が受信側
に折り返される。
【0078】即ち、上記の様に、送信側の各部の信号が
上記の折り返し部を介して、順次、図2中の受信側に設
けてある、信号発生・検出部のうち、信号検出器(PD)5
8に折り返される。
【0079】次に、図6は信号発生器(PG)57と信号検
出器(PD)58を用いて信号の品質を監視する方法を示し
たものである。
【0080】図6に示す様に信号発生器(PG)57をセル
フスクランブラ回路で構成し、ここから出力されるPNパ
タ−ンを試験信号とする。
【0081】図6において、セレクタSEL-1 は、図示し
ない監視制御部からLレベルの信号が印加するとa入力
を選択し、Hレベルの信号が印加するとb入力を選択す
る構成になっている。
【0082】そこで、監視制御部からのLレベルの信号
が印加すれば、セルフスクランブルされた試験信号が、
セレクタ(SEL)1→ユニポ−ラ・バイポ−ラ(U-B) 変換部
分221 →バイポ−ラ信号折り返し部(BP LB) 511
バイポ−ラ・ユニポ−ラ(B-U) 変換部分131 →ユニポ
−ラ信号折り返し部(UP LB) 521 →ユニポ−ラ信号切
替部分(U SW)23 1 →バッファIC1を介してセルフデス
クランブラ回路で構成された信号検出器(PD)58に入力
する。
【0083】これにより、信号検出器(PD)58は入力信
号にエラ−が発生したか否かを検出し、エラ−が発生し
た場合にはエラ−パルスを図示しない監視制御部に送出
する。 図7に示す方法は、信号検出器PDのかわりに同
期切替器(SSW)56の信号比較機能を利用するものであ
る。
【0084】図6と同じく信号発生器(PG)57をセルフ
スクランブラ回路で構成し、これから出力される試験信
号は、バッファIC1,バッファIC2 で2分配され、バ
ッファIC1 を通った試験信号は、シフトレジスタ1ま
たはシフトレジスタ2のうちのいずれか一方のレジスタ
→セレクタ(SEL) 2→ユニポ−ラ信号切替部分(U SW)2
1 内の同期切替器(SSW) 56に伝送される。
【0085】一方、バッファIC2 を通った試験信号
は、セレクタ(SEL)1→ユニポ−ラ・バイポ−ラ(U-B) 変
換部分221 →バイポ−ラ信号折り返し部(BP LB) 51
1 →バイポ−ラ・ユニポ−ラ(B-U) 変換部分131 →ユ
ニポ−ラ信号折り返し部(UP LB) 521 →ユニポ−ラ信
号切替部分(U SW)23内の同期切替器(SSW) 56に伝送
される。
【0086】そこで、同期切替器は、2つの経路の信号
間に違いがある場合にはエラ−パルスを図示しない監視
制御部に送出する。
【0087】なお、折り返し試験を行う場合、図示しな
い監視制御部からの制御命令により、セレクタ(SEL)1
は入力b側を選択し、セレクタ(SEL)2は入力b側また
は入力側cを選択する。
【0088】また、シフトレジスタ1,2は、2つの経
路の遅延時間差を補正する為に使用する。
【0089】一般に、遅延時間は、ユニポ−ラ信号折り
返し部(UP LB) 521 <ディジタル信号折り返し部(DIG
LB)531 ≒IF信号折り返し部(IF LB)541 ≒RF
信号折り返し部(RF LB)55 1 であるので、ユニポ−ラ
信号折り返し用の遅延回路と、その他の折り返し用の遅
延回路を用意する。
【0090】また、折り返し部分に対応して、遅延量を
変える為にセレクタ(SEL) 2の選択を変更できる様にす
る。
【0091】図8に示す方法は、上記の同期切替器の信
号比較機能を利用すると共に、信号発生器の代わりに他
システムからの受信信号を試験信号として利用する様に
したものである。
【0092】図8に示す様に、他システムからの受信信
号は、バッファIC1〜バッファIC3の3個のバッフ
ァICで3つに分配される。そして、第1の受信信号
は、バッファIC1→セレクタ(SEL) 2を介して、第2
の受信信号は、バッファIC2→シフトレジスタ1また
は2→セレクタ(SEL) 2を介して、第3の受信信号は、
バッファIC3→セレクタ(SEL) 1→ユニポ−ラ・バイ
ポ−ラ(U-B) 変換部分222 →バイポ−ラ信号折り返し
部分(BP LB) 511 →バイポ−ラ・ユニポ−ラ(B-U) 変
換部分131 →ユニポ−ラ信号折り返し部(UP LB) 52
1 を介して、それぞれ、ユニポ−ラ信号切替部分(U SW)
231 内の同期切替器(SSW)56に伝送される。
【0093】折り返し試験を行う場合は、図示しない監
視制御部からの制御命令によりセレクタ(SEL) 1は入力
b側を選択、セレクタ(SEL) 2はbまたは入力c側を選
択とする。
【0094】そして、2つの経路の信号間に違いがある
場合は、エラ−パルスを監視制御部に送出する。
【0095】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、ホ
ットスタンバイ型無線装置において、無線装置の故障箇
所の故障診断作業が、測定器を使用せずに実施出来、直
接、運用中の装置を操作する必要がない為、確実に、簡
易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、第2の本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の要部構成図の一例である。
【図3】図2中のバイポ−ラ信号折り返し部(BP LB)の
説明図である。
【図4】図2中のユニポ−ラ信号折り返し部・ディジタ
ル信号折り返し部・中間周波信号折り返し部・高周波信
号折り返し部を含む要部構成図である。
【図5】図4の折り返し動作説明図である。
【図6】信号発生器と信号検出器を用いた無線装置故障
診断方法の説明図である。
【図7】第1の本発明の実施例の要部構成図である。
【図8】第2の本発明の実施例の要部構成図である。
【図9】従来例のホットスタンバイ型無線装置の構成図
である。
【図10】従来のル−プバック機能説明図の一例であ
る。
【符号の説明】
11 伝送装置 1212,272 ,273 ,274 ハイブリッド(HYB) 131 ,132 ,133 ,134 バイポ−ラ・ユニポ
−ラ変換部分(B-U) 141 ,142 ,143 ,144 送信信号処理部分(T
DPU) 151 ,152 ,153 ,154 変調部分(MOD) 161 ,162 ,163 ,164 送信部分(TX) 171 ,173 高周波切替部分(RF
SW) 181 ,183 ,282 ,283 アイソレ−タ(ISO) 191 ,193 ,292 ,293 帯域通過型フィルタ
(BPF) 20,30 サ−キュレ−タ 21 バイポ−ラ信号切替部分(B SW) 221 ,222 ,223 ,224 ユニポ−ラ・バイポ
−ラ変換部分(U-B) 231 ,232 ,233 ,234 ユニポ−ラ信号切替
部分(U SW) 241 ,242 ,243 ,244 受信信号処理部分(R
DPU) 251 ,252 ,253 ,254 復調部分(DEM) 261 ,262 ,263 ,264 受信部分(RX) 31 対向局監視制御信号送信部 32 対向局監視制御信号受信部 33 警報処理部 34 切替制御部 511 ,512 バイポ−ラ信号折り返し部(BP LB) 521 ,522 ユニポ−ラ信号折り返し部(UP LB) 531 ,532 ディジタル信号折り返し部(DIG LB) 541 ,542 中間周波信号折り返し部(IF LB) 551 ,552 高周波信号折り返し部(RF LB) 56 同期切替器(SSW) 57 信号発生器(PG) 58 信号検出器(PD) 100,101 測定器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホットスタンバイ方式の無線装置内に、
    送信側から受信側へ、受信側から送信側へと信号を折り
    返すことができる信号折り返し経路と、信号発生器とを
    設け、 信号発生器からの試験信号を上記信号折り返し経路を介
    して伝送し、伝送された試験信号の品質から伝送状態を
    監視する無線装置故障診断方法において、 2系列の信号の一致検出機能を有する同期切替器を設
    け、 該同期切替器に、該試験信号及び折り返し線路を通った
    試験信号を入力して、折り返し信号の誤りを検出し、そ
    の伝送状態を監視する様にしたことを特徴とする無線装
    置故障診断方法。
  2. 【請求項2】 上記試験信号の代わりに、他システムの
    伝送信号を用い、 上記同期切替器に、該他システムの伝送信号と、折り返
    し経路を通った他システムの伝送信号を入力して、折り
    返し信号の誤りを検出し、その伝送状態を監視する様に
    したことを特徴とする無線装置故障診断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013085085A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Maspro Denkoh Corp 無線通信装置

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