JPH05315996A - 無線装置の故障自己診断方式 - Google Patents

無線装置の故障自己診断方式

Info

Publication number
JPH05315996A
JPH05315996A JP4116270A JP11627092A JPH05315996A JP H05315996 A JPH05315996 A JP H05315996A JP 4116270 A JP4116270 A JP 4116270A JP 11627092 A JP11627092 A JP 11627092A JP H05315996 A JPH05315996 A JP H05315996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
input
receiving
transmitting
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4116270A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Hanaka
充紀 花香
Isamu Unno
勇 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4116270A priority Critical patent/JPH05315996A/ja
Publication of JPH05315996A publication Critical patent/JPH05315996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 それぞれホットスタンバイの予備回線を備え
た送信部と受信部とから成り、マイクロ波、ミリ波等の
超高周波数を扱う無線装置の故障自己診断方式に関し、
折り返し試験が容易にできるようにすることを目的とす
る。 【構成】 制御手段8によって送信側切替え手段4と受
信側切替え手段7とが制御されて、現用回線経路は、送
信部の現用回線2から送信アンテナ側への経路と、受信
アンテナ側から受信部の現用回線5への経路とが確保さ
れ、通常の通信が行われる一方、折り返し試験用の経路
として、送信部の予備回線3から折り返し手段1を経て
受信部の予備回線6への経路が形成される。この経路が
正常に動作しているか否かを、送信部の予備回線3に入
力され、受信部の予備回線6から出力される試験信号を
調べることにより判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線装置の故障自己診断
方式に関し、特にそれぞれホットスタンバイの予備回線
を備えた送信部と受信部とから成り、マイクロ波、ミリ
波等の超高周波数を扱う無線装置の故障自己診断方式に
関する。
【0002】近年、上記無線装置は回線数の増加、中継
距離の増加等で回線の品質確保、迅速な保守等が求めら
れている。そうした要請に応える1つの手段として、ホ
ットスタンバイの予備回線を備えるとともに、自局の装
置内で予備回線の送信部から予備回線の受信部へ、マイ
クロ波、ミリ波等の無線周波数信号を折り返す試験が行
われ、これにより、回線品質の確保や障害発生時の障害
部分の特定が行われている。
【0003】
【従来の技術】図9に、従来のマイクロ波、ミリ波用の
ホットスタンバイ無線装置の構成を示す。この無線装置
は特に多重化無線装置である。
【0004】まず送信側において、多重化装置(MU
X)81から出力された送信信号は順に、符号変換部
(B−U)82a、変調部(MOD)83a、送信部
(TX)84a、スイッチ85へ送られるとともに、符
号変換部(B−U)82b、変調部(MOD)83b、
送信部(TX)84b、スイッチ85へ送られる。符号
変換部(B−U)82a,82bは、バイポーラ信号を
ユニポーラ信号に変換する部分である。
【0005】スイッチ85が、符号変換部(B−U)8
2a、変調部(MOD)83a、送信部(TX)84a
の経路と、符号変換部(B−U)82b、変調部(MO
D)83b、送信部(TX)84bの経路とのいずれか
を選択し、図9の場合には、符号変換部(B−U)82
a、変調部(MOD)83a、送信部(TX)84aの
経路が選択されて現用回線となり、符号変換部(B−
U)82b、変調部(MOD)83b、送信部(TX)
84bの経路がホットスタンバイの予備回線となる。
【0006】スイッチ85の出力は帯域通過フィルタ8
6、サーキュレータ87を介して送受信共用アンテナ8
8から出力される。つぎに、送受信共用アンテナ88か
ら受信された受信信号は、サーキュレータ87,89、
帯域通過フィルタ90を介して分岐器(H)91に至
る。分岐器(H)91で2方向に別れ、一方は順に、受
信部(RX)92a、復調部(DEM)93a、符号変
換部(U−B)94a、スイッチ95へ送られ、他方は
順に、受信部(RX)92b、復調部(DEM)93
b、符号変換部(U−B)94b、スイッチ95へ送ら
れる。符号変換部(U−B)94a,94bは、ユニポ
ーラ信号をバイポーラ信号に変換する部分である。
【0007】スイッチ95が、受信部(RX)92a、
復調部(DEM)93a、符号変換部(U−B)94a
の経路と、受信部(RX)92b、復調部(DEM)9
3b、符号変換部(U−B)94bの経路とのいずれか
を選択し、図9の場合には、受信部(RX)92a、復
調部(DEM)93a、符号変換部(U−B)94aの
経路が選択されて現用回線となり、受信部(RX)92
b、復調部(DEM)93b、符号変換部(U−B)9
4bの経路がホットスタンバイの予備回線となる。
【0008】スイッチ95の出力は多重分離装置(DM
UX)96へ出力される。図10は、以上のような構成
のホットスタンバイ無線装置で行われる従来の折り返し
試験の方法を説明する図であり、(A)は折り返し試験
装置を付加されたホットスタンバイ無線装置を示し、
(B)は送受信周波数の分布を示す。折り返し試験と
は、自局の装置内で予備回線の送信部から予備回線の受
信部へ、マイクロ波、ミリ波等の無線周波数信号を折り
返し、これにより、回線品質の確保や障害発生時の障害
部分の特定を行うものである。図10(A)中、図9と
同じ構成部分には、同一の符号を付し、説明を省略す
る。
【0009】折り返し試験を行うには、予備回線の送信
部(TX)84bとスイッチ85との間、および分岐器
(H)91と受信部(RX)92bとの間を切断し(通
常、送受信盤出入力のコネクタを外す)、送信部(T
X)84bと受信部(RX)92bとの間に、折り返し
試験装置であるシフタ(Shifter)97を接続する。シフ
タ(Shifter)97は、入力信号の周波数変換を行うとと
もに、入力信号レベルの減衰を行う。
【0010】すなわち、図10(B)に示すように、一
般に、送受信回線間での干渉を防ぐために、無線周波数
帯域を2分割して、例えば送信側ではチャネルCH11
〜CH15を用い、受信側では、それぞれFsだけ離れ
たチャネルCH21〜CH25を用いることが行われて
いる。したがって、送信信号を直接、受信信号として折
り返すためには、例えば送信チャネルCH11の周波数
を受信チャネルCH21の周波数に変換する必要があ
る。また、送信出力は受信入力に比べ、かなり大きいの
で減衰させる必要がある。そうした要請に応えて、シフ
タ(Shifter)97は入力信号の周波数変換を行うととも
に、入力信号レベルの減衰を行う。
【0011】以上のようにシフタ(Shifter)97が接続
されると、現用回線は作動したまま、送信側予備回線か
ら受信側予備回線への試験信号の伝送が可能となり、こ
れにより、送信側予備回線および受信側予備回線が正常
に動作しているか否かの確認ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の折り返
し試験方法では、試験の度に、予備回線の送信部(T
X)84bとスイッチ85との間、および分岐器(H)
91と受信部(RX)92bとの間を切断しなければ成
らず、この切断は通常、コネクタを取り外すことで行わ
れるものの、その都度、その場所へ保守要員が出向き、
人手によって分離、接続が行われねばならないという問
題点があった。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、折り返し試験が容易にできる無線装置の故障
自己診断方式を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、上記目的を達成
するために提案された本発明の原理を説明する図であ
る。本発明の無線装置の故障自己診断方式は、それぞれ
予備回線を備えた送信部と受信部とから成り、以下の構
成要素を有する。
【0015】すなわち、入力された信号の周波数変換を
行い、かつ信号レベルの減衰を行う折り返し手段1と、
送信部の現用回線2と送信部の予備回線3とから入力さ
れた信号の一方を送信アンテナ側に、他方を折り返し手
段1に出力する送信側切替え手段4と、受信アンテナ側
と折り返し手段1とから入力された信号の一方を受信部
の現用回線5に、他方を受信部の予備回線6に出力する
受信側切替え手段7と、送信側切替え手段4および受信
側切替え手段7を制御して、送信部の現用回線2を送信
アンテナ側に接続し、受信アンテナ側を受信部の現用回
線5に接続し、かつ送信部の予備回線3を折り返し手段
1を経て受信部の予備回線6に接続するようにする制御
手段8とを有する。
【0016】
【作用】したがって、図1において、制御手段8によっ
て送信側切替え手段4と受信側切替え手段7とが制御さ
れて、現用回線経路は、送信部の現用回線2から送信ア
ンテナ側への経路と、受信アンテナ側から受信部の現用
回線5への経路とが確保され、通常の通信が行われる一
方、折り返し試験用の経路として、送信部の予備回線3
から折り返し手段1を経て受信部の予備回線6への経路
が形成される。この経路が正常に動作しているか否か
を、送信部の予備回線3に入力され、受信部の予備回線
6から出力される試験信号を調べることにより判別す
る。
【0017】送信側切替え手段4と受信側切替え手段7
とは、制御手段8によって駆動制御されるので、送信側
切替え手段4と受信側切替え手段7の作動のために現場
に保守要員が出向く必要はなく、さらに制御手段8を遠
隔操作で動作させることも可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の6つの実施例を図面に基づい
て説明する。図2は、本発明の第1実施例を示すブロッ
ク図である。この第1実施例は、故障自己診断方式を含
む、マイクロ波、ミリ波用のホットスタンバイ多重化無
線装置である。
【0019】まず送信側において、多重化装置(MU
X)11から出力された送信信号は順に、符号変換部
(B−U)12a、変調部(MOD)13a、送信部
(TX)14a、サーキュレータCIR2、スイッチS
W1へ送られるとともに、符号変換部(B−U)12
b、変調部(MOD)13b、送信部(TX)14b、
サーキュレータCIR1、スイッチSW1へ送られる。
符号変換部(B−U)12a,12bは、バイポーラ信
号をユニポーラ信号に変換する部分である。サーキュレ
ータCIR1,CIR2は、スイッチSW1の端子がク
ローズ側であれば、各送信部(TX)14b,14aか
らの信号をスイッチSW1へそれぞれ送り、オープン側
であれば、各送信部(TX)14b,14aからの信号
をスイッチSW1のオープン端子で折り返して後述のシ
フタ(Shifter)27へそれぞれ送る。
【0020】スイッチSW1が、符号変換部(B−U)
12a、変調部(MOD)13a、送信部(TX)14
a、サーキュレータCIR2の経路T2と、符号変換部
(B−U)12b、変調部(MOD)13b、送信部
(TX)14b、サーキュレータCIR1の経路T1と
のいずれかを選択し、図2に示すスイッチ位置の場合に
は、経路T2が選択されて現用回線となり、経路T1が
ホットスタンバイの予備回線となる。
【0021】スイッチSW1の出力は帯域通過フィルタ
16、サーキュレータ17を介して送受信共用アンテナ
18から出力される。つぎに、送受信共用アンテナ18
から受信された受信信号は、サーキュレータ17,1
9、帯域通過フィルタ20を介して分岐器(H)HYB
1に至る。分岐器(H)HYB1で2方向に別れ、一方
は順に、スイッチSW3、サーキュレータCIR4、受
信部(RX)22a、復調部(DEM)23a、符号変
換部(U−B)24a、スイッチSW4へ送られ、他方
は順に、スイッチSW2、サーキュレータCIR3、受
信部(RX)22b、復調部(DEM)23b、符号変
換部(U−B)24b、スイッチSW4へ送られる。符
号変換部(U−B)24a,24bはそれぞれ、ユニポ
ーラ信号をバイポーラ信号に変換する部分であり、か
つ、内部にビット・エラー・レイト測定回路を備えてい
る。ビット・エラー・レイト測定回路は、折り返し試験
の際に、被試験経路が正常に作動しているか否かを判別
する回路である。
【0022】スイッチSW4が、スイッチSW3、サー
キュレータCIR4、受信部(RX)22a、復調部
(DEM)23a、符号変換部(U−B)24aの経路
R2と、スイッチSW2、サーキュレータCIR3、受
信部(RX)22b、復調部(DEM)23b、符号変
換部(U−B)24bの経路R1とのいずれかを選択
し、図2に示すスイッチ位置の場合には、経路R2が選
択されて現用回線となり、経路R1がホットスタンバイ
の予備回線となる。
【0023】スイッチSW4の出力は多重分離装置(D
MUX)26へ出力される。折り返し試験装置であるシ
フタ(Shifter)27は、入力側をサーキュレータCIR
1,CIR2にそれぞれ接続し、出力側をサーキュレー
タCIR3,CIR3にそれぞれ接続する。シフタ(Sh
ifter)27は、入力信号の周波数変換を行うとともに、
入力信号レベルの減衰を行う。
【0024】図8はシフタの内部構成を示すブロック図
であり、特に(A)はシフタ(Shifter)27の内部構成
を示す。図8(A)中、経路T1側または経路T2側か
らの入力信号は、分岐器(H)61を経て減衰器(d
B)62で信号レベルを減衰されてミキサ(M)63に
送られる。ミキサ(M)63では、発振器64から送ら
れる周波数Fsの信号に基づいて周波数差Fsだけの周
波数変換が行われる。ミキサ(M)63の出力は減衰器
(dB)65を経てスイッチSW10に送られる。スイ
ッチSW10は、現用回線を経路R1にするか、経路R
2にするかに応じて操作される。スイッチSW10と経
路R1との間にはサーキュレータ67が設けられ、ま
た、スイッチSW10と経路R2との間にはサーキュレ
ータ68が設けられる。
【0025】図2に戻って、符号変換部(U−B)24
a,24bに内蔵の各ビット・エラー・レイト測定回路
からの折り返し試験結果信号は監視部28を介して集中
監視部29に出力される。集中監視部29には制御部3
0が接続され、制御部30にはスイッチSW1〜SW4
及びシフタ(Shifter)27のスイッチSW10(図8)
が接続される。集中監視部29は、監視部28や制御部
30から離れて設置され、それらと有線通信または無線
通信により接続される。
【0026】以上のように構成される第1実施例の動作
を、図2および図8(A)に基づいて次に説明する。制
御部30によって、スイッチSW1〜SW4及びSW1
0が、図2および図8(A)に示すスイッチ位置に設定
された場合、送信側は経路T2が、受信側は経路R2が
現用回線となる。このとき、送信側の予備回線となった
符号変換部(B−U)12b、変調部(MOD)13
b、送信部(TX)14bを経た送信信号は、サーキュ
レータCIR1を介してシフタ(Shifter)27へ入力す
る。なお、現用回線の送信部(TX)14aからの送信
信号は、サーキュレータCIR2からシフタ(Shifter)
27へは入力しない。
【0027】シフタ(Shifter)27ではレベル減衰が行
われるとともに、受信信号と同じ周波数への周波数変換
が行われ、経路R1、即ちサーキュレータCIR3へ出
力が行われる。サーキュレータCIR3では、シフタ
(Shifter)27からの信号が、スイッチSW2のオープ
ン端子で折り返されて、受信側予備回線の受信部(R
X)22b、復調部(DEM)23b、符号変換部(U
−B)24bに送られる。符号変換部(U−B)24b
では、内蔵のビット・エラー・レイト測定回路によっ
て、予備回線の経路T1および経路R1を経た信号を調
べ、その結果を監視部28を介して集中監視部29へ出
力する。
【0028】なお、送信側の経路T2を折り返し試験す
るには、制御部30により、スイッチSW1を図2に示
す位置と反対にすればよく、また、受信側の経路R2を
折り返し試験するには、制御部30により、スイッチS
W2を閉じ、スイッチSW3を開き、スイッチSW4を
図2に示す位置と反対にし、かつスイッチSW10を図
8(A)に示す位置と反対にすればよい。
【0029】図3は、本発明の第2実施例を示すブロッ
ク図である。図中、図2の第1実施例と同じ構成部分に
は図2と同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、
第2実施例も、図2の第1実施例と同様に、監視部、集
中監視部、および制御部を有するが、図示を省略する。
【0030】第2実施例では、図2の第1実施例の受信
側のサーキュレータCIR3およびサーキュレータCI
R4に代えて、方向性結合器(DC)DC1および方向
性結合器(DC)DC2を用いる。
【0031】この場合も、図2の第1実施例の動作と同
じになる。例えば、スイッチSW1〜SW4及びSW1
0が、図3および図8(A)に示すスイッチ位置に設定
されるとき、シフタ(Shifter)27からの信号が、方向
性結合器(DC)DC1から受信側予備回線の受信部
(RX)22b、復調部(DEM)23b、符号変換部
(U−B)24bに送られる。また、受信信号も、スイ
ッチSW3から方向性結合器(DC)DC2を経由して
受信側現用回線の受信部(RX)22a、復調部(DE
M)23a、符号変換部(U−B)24aに送られる。
【0032】図4は、本発明の第3実施例を示すブロッ
ク図である。図中、図2の第1実施例と同じ構成部分に
は図2と同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、
第3実施例も、図2の第1実施例と同様に、監視部、集
中監視部、および制御部を有するが、図示を省略する。
【0033】第3実施例では、図2の第1実施例の受信
側の分岐器(H)HYB1およびスイッチSW2,SW
3の代わりに、スイッチSW5を用いる。制御部は、ス
イッチSW1,SW4,SW5,SW10を制御する。
【0034】スイッチSW4,SW5が図4に示す位置
になっているとき、現用回線はサーキュレータCIR
4、受信部(RX)22a、復調部(DEM)23a、
符号変換部(U−B)24aになる。
【0035】この第3実施例では、シフタ(Shifter)2
7による折り返し試験の作動は、図2の第1実施例と全
く同じである。なお、受信側の経路R2を折り返し試験
するには、制御部により、スイッチSW10を図8
(A)に示す位置と反対にし、スイッチSW5を図4に
示す位置と反対にし、かつ、スイッチSW4を図4に示
す位置と反対にすればよい。
【0036】図5は、本発明の第4実施例を示すブロッ
ク図である。図中、図4の第3実施例と同じ構成部分に
は図4と同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、
第4実施例も、図4の第3実施例と同様に、監視部、集
中監視部、および制御部を有するが、図示を省略する。
【0037】第4実施例では、図4の第3実施例の受信
側のサーキュレータCIR3およびサーキュレータCI
R4に代えて、方向性結合器(DC)DC3および方向
性結合器(DC)DC4を用いる。
【0038】この場合も、スイッチSW1,SW4,S
W5、及びSW10が、図5および図8(A)に示すス
イッチ位置に設定されるとき、シフタ(Shifter)27か
らの信号が、方向性結合器(DC)DC3から受信側予
備回線の受信部(RX)22b、復調部(DEM)23
b、符号変換部(U−B)24bに送られる。また、受
信信号も、スイッチSW5から方向性結合器(DC)D
C4を経由して受信側現用回線の受信部(RX)22
a、復調部(DEM)23a、符号変換部(U−B)2
4aに送られる。
【0039】図6は、本発明の第5実施例を示すブロッ
ク図である。図中、図2の第1実施例と同じ構成部分に
は図2と同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、
第5実施例も、図2の第1実施例と同様に、監視部、集
中監視部、および制御部を有するが、図示を省略する。
【0040】第5実施例では、図2の第1実施例の送信
側のサーキュレータCIR1およびサーキュレータCI
R2を、スイッチSW6およびスイッチSW7にそれぞ
れ代え、また、図2の第1実施例の受信側のサーキュレ
ータCIR3およびサーキュレータCIR4を、スイッ
チSW8およびスイッチSW9にそれぞれ代えるととも
に、スイッチSW2およびスイッチSW3を廃止してい
る。制御部は、スイッチSW1,SW4,SW6〜SW
9およびSW10を制御する。
【0041】スイッチSW1,SW4,SW6〜SW9
が図6に示す位置になっており、かつ、SW10が図8
(A)に示す位置になっているとき、送信側の現用回線
は経路T2となり、受信側の現用回線は経路R2とな
る。また、送信側の予備回線の経路T1が、シフタ(Sh
ifter)27を経由して受信側の予備回線の経路R1に接
続される。
【0042】送信側の経路T2を折り返し試験するに
は、制御部により、スイッチSW1、スイッチSW6、
およびスイッチSW7をそれぞれ図6に示す位置と反対
にすればよく、また、受信側の経路R2を折り返し試験
するには、制御部により、スイッチSW8、スイッチS
W9、およびスイッチSW4をそれぞれ図6に示す位置
と反対にし、かつ、スイッチSW10を図8(A)に示
す位置と反対にすればよい。
【0043】図7は、本発明の第6実施例を示すブロッ
ク図である。図中、図2の第1実施例と同じ構成部分に
は図2と同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、
第6実施例も、図2の第1実施例と同様に、監視部、集
中監視部、および制御部を有するが、図示を省略する。
【0044】第6実施例では、図2の第1実施例のシフ
タ(Shifter)27に代え、シフタ(Shifter)70を用
い、かつ、受信側のサーキュレータCIR3およびサー
キュレータCIR4を、循環方向が逆のサーキュレータ
CIR5およびサーキュレータCIR6にそれぞれ代え
るとともに、スイッチSW2およびスイッチSW3を廃
止している。
【0045】図8(B)は、シフタ(Shifter)70の内
部構成を示すブロック図である。図中、図8(A)と同
じ構成部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
シフタ(Shifter)70では、減衰器(dB)65の出力
をサーキュレータ71を介してスイッチSW11に加え
ている。スイッチSW11は制御部によって制御され
る。
【0046】制御部は、スイッチSW1,SW4,SW
11を制御する。スイッチSW1,SW4が図7に示す
位置になっており、かつ、SW11が図8(B)に示す
位置になっているとき、送信側の現用回線は経路T2と
なり、受信側では、サーキュレータCIR6に入力した
受信信号が、シフタ(Shifter)70に行き、スイッチS
W11のオープン端子で折り返され、受信部(RX)2
2a、復調部(DEM)23a、符号変換部(U−B)
24aに送られる。
【0047】また、送信側の予備回線の経路T1が、シ
フタ(Shifter)70を経由して受信側の予備回線の経路
R1に接続される。送信側の経路T2を折り返し試験す
るには、制御部により、スイッチSW1を図7に示す位
置と反対にすればよく、また、受信側の経路R2を折り
返し試験するには、制御部により、スイッチSW4を図
7に示す位置と反対にし、かつ、スイッチSW11を図
8(B)に示す位置と反対にすればよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、制御手
段で制御される送信側切替え手段と受信側切替え手段と
を有するので、折り返し試験が容易にでき、しかもそれ
らを遠隔操作によって行うことができる。
【0049】すなわち、折り返し試験の都度、その場所
へ保守要員が出向き、人手によってコネクタの分離、接
続を行う必要がなくなり、したがって、回線の品質管理
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図3】第2実施例を示すブロック図である。
【図4】第3実施例を示すブロック図である。
【図5】第4実施例を示すブロック図である。
【図6】第5実施例を示すブロック図である。
【図7】第6実施例を示すブロック図である。
【図8】シフタの内部構成を示すブロック図である。
【図9】従来の無線装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】従来の折り返し試験方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 折り返し手段 2 送信部の現用回線 3 送信部の予備回線 4 送信側切替え手段 5 受信部の現用回線 6 受信部の予備回線 7 受信側切替え手段 8 制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ予備回線を備えた送信部と受信
    部とから成る無線装置の故障自己診断方式において、 入力された信号の周波数変換を行い、かつ信号レベルの
    減衰を行う折り返し手段(1)と、 送信部の現用回線(2)と送信部の予備回線(3)とか
    ら入力された信号の一方を送信アンテナ側に、他方を前
    記折り返し手段(1)に出力する送信側切替え手段
    (4)と、 受信アンテナ側と前記折り返し手段(1)とから入力さ
    れた信号の一方を受信部の現用回線(5)に、他方を受
    信部の予備回線(6)に出力する受信側切替え手段
    (7)と、 前記送信側切替え手段(4)および前記受信側切替え手
    段(7)を制御して、前記送信部の現用回線(2)を送
    信アンテナ側に接続し、受信アンテナ側を前記受信部の
    現用回線(5)に接続し、かつ前記送信部の予備回線
    (3)を前記折り返し手段(1)を経て前記受信部の予
    備回線(6)に接続するようにする制御手段(8)と、 を有することを特徴とする無線装置の故障自己診断方
    式。
  2. 【請求項2】 前記送信側切替え手段(4)は、前記送
    信部の現用回線(2)から入力され、前記折り返し手段
    (1)への方向を含む2方向に選択的に出力する第1の
    分岐手段と、前記送信部の予備回線(3)から入力さ
    れ、前記折り返し手段(1)への方向を含む2方向に選
    択的に出力する第2の分岐手段と、前記第1および第2
    の分岐手段から入力され、2つの入力の一方を送信アン
    テナ側に出力する第1の選択出力手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の無線装置の故障自己診断方
    式。
  3. 【請求項3】 前記折り返し手段(1)は、前記送信側
    切替え手段(4)からの入力を2方向のいずれかに出力
    する第2の選択出力手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の無線装置の故障自己診断方式。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(8)は、前記第2の選択
    出力手段を制御することを特徴とする請求項3記載の無
    線装置の故障自己診断方式。
  5. 【請求項5】 前記受信側切替え手段(7)は、受信ア
    ンテナ側からの入力を2方向に出力する第3の分岐手段
    と、前記第3の分岐手段からの一方の入力と前記折り返
    し手段(1)からの入力のいずれか一方を出力する第3
    の選択出力手段と、前記第3の分岐手段からの他方の入
    力と前記折り返し手段(1)からの入力のいずれか一方
    を出力する第4の選択出力手段とを有することを特徴と
    する請求項1記載の無線装置の故障自己診断方式。
  6. 【請求項6】 前記受信側切替え手段(7)は、受信ア
    ンテナ側からの入力を2つの出力端子に選択的に出力す
    る第5の選択出力手段と、前記第5の選択出力手段の一
    方の出力端子からの入力と前記折り返し手段(1)から
    の入力とが流入し、前記受信部の現用回線(5)に出力
    される第1の出力手段と、前記第5の選択出力手段の他
    方の出力端子からの入力と前記折り返し手段(1)から
    の入力とが流入し、前記受信部の予備回線(6)に出力
    される第2の出力手段とを有することを特徴とする請求
    項1記載の無線装置の故障自己診断方式。
JP4116270A 1992-05-08 1992-05-08 無線装置の故障自己診断方式 Pending JPH05315996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4116270A JPH05315996A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 無線装置の故障自己診断方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4116270A JPH05315996A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 無線装置の故障自己診断方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05315996A true JPH05315996A (ja) 1993-11-26

Family

ID=14682925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4116270A Pending JPH05315996A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 無線装置の故障自己診断方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05315996A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7397419B2 (en) 2006-01-25 2008-07-08 Fujitsu Ten Limited Radar apparatus and failure detection method thereof
JP2008160486A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Digital Electronics Corp ループバック回路部品、通信機能診断用接続器、通信装置および通信機能診断方法
JP2008167162A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Nec Corp 有線通信システム
JP2009038688A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Furuno Electric Co Ltd 無線装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7397419B2 (en) 2006-01-25 2008-07-08 Fujitsu Ten Limited Radar apparatus and failure detection method thereof
JP2008160486A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Digital Electronics Corp ループバック回路部品、通信機能診断用接続器、通信装置および通信機能診断方法
JP2008167162A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Nec Corp 有線通信システム
JP4661778B2 (ja) * 2006-12-28 2011-03-30 日本電気株式会社 有線通信システム
JP2009038688A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Furuno Electric Co Ltd 無線装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6996057B2 (en) Integrated RF loopback test apparatus for redundant data radio transceiver system
US6513163B1 (en) Embedded forward reference and control
JPS6243623B2 (ja)
JPH05315996A (ja) 無線装置の故障自己診断方式
WO2004091124A1 (en) Device and method for measuring receive sensitivity of communication system including receive-only path
JP2009272968A (ja) 無線システム
JP2926574B1 (ja) 高周波折り返し送受信回路と該回路を含む送受信無線装置
CN103516443A (zh) 一种对微波系统中室内单元工作状态的检测方法及装置
EP0531332B1 (en) Radio test loop for a radio transceiver
JPH02166842A (ja) ホットスタンバイ切替方式
RU2756509C1 (ru) Автоматизированный комплекс связи
JP3167544B2 (ja) 無線回線切替制御方式
JP4419144B2 (ja) 無線通信装置および方法
JP2000324086A (ja) 無線装置故障診断方法
KR100407935B1 (ko) 기지국 시스템의 불량 검출 장치 및 불량 검출 방법
JP2669356B2 (ja) Pds伝送システム
JPH1141184A (ja) 自己診断機能を備えた無線装置
JPS61171240A (ja) 自動車電話基地局の回線検査装置
JPH09130323A (ja) 試験機能を有する移動体通信システム
JPH0446445A (ja) 通話路導通試験方式
JPH11177467A (ja) 無線送受信装置の折り返し方法及び回路
JP3160162B2 (ja) 多重無線装置
JPH0661953A (ja) 無線装置の自局内折り返し方式
KR100287334B1 (ko) 무선호출 데이터 위성전송 시스템의 센터 피시시비 장치 및그 제어방법
JPH01288115A (ja) マイクロ波通信回線の予備切替システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010508