JP3139409B2 - ホットスタンバイ送信監視方式 - Google Patents
ホットスタンバイ送信監視方式Info
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- JP3139409B2 JP3139409B2 JP09091965A JP9196597A JP3139409B2 JP 3139409 B2 JP3139409 B2 JP 3139409B2 JP 09091965 A JP09091965 A JP 09091965A JP 9196597 A JP9196597 A JP 9196597A JP 3139409 B2 JP3139409 B2 JP 3139409B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2つの送信機の一方
を現用とし、他方を予備とするホットスタンバイ無線装
置に関し、特に予備側送信機の伝送特性を監視し、あら
かじめ故障を検知するホットスタンバイ送信監視方式に
関する。
を現用とし、他方を予備とするホットスタンバイ無線装
置に関し、特に予備側送信機の伝送特性を監視し、あら
かじめ故障を検知するホットスタンバイ送信監視方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のホットスタンバイ送信監
視方式として、送信側の信号を受信側に折り返す方式が
提案されている。例えば、特開昭59−49029号公
報に記載の技術では、現用側または予備側の出力の一部
を予備側受信機に折り返し、この予備側受信機で送信機
の障害監視を行っている。しかしながら、この技術は送
信出力をそのまま受信機に折り返すため、送信機と受信
機の周波数が相違している無線システムの場合には適用
することができない。このため、送信側と受信側の周波
数を一致させる技術が提案されている。例えば、特開平
3−247022号公報に記載の技術を図3に示す。同
図では、送信側に現用送信装置101Aと予備送信装置
101Bを備え、受信側に現用受信装置102Aと予備
受信装置102Bを備えている。そして、結合手段10
3によって予備送信装置101Bの出力を予備受信装置
102Bに折り返し可能に構成される。また、予備送信
装置101Bの局部発振器104の信号を、切替手段1
06によって予備受信装置102Bの局部発振器105
に代えて入力させることが可能に構成されている。
視方式として、送信側の信号を受信側に折り返す方式が
提案されている。例えば、特開昭59−49029号公
報に記載の技術では、現用側または予備側の出力の一部
を予備側受信機に折り返し、この予備側受信機で送信機
の障害監視を行っている。しかしながら、この技術は送
信出力をそのまま受信機に折り返すため、送信機と受信
機の周波数が相違している無線システムの場合には適用
することができない。このため、送信側と受信側の周波
数を一致させる技術が提案されている。例えば、特開平
3−247022号公報に記載の技術を図3に示す。同
図では、送信側に現用送信装置101Aと予備送信装置
101Bを備え、受信側に現用受信装置102Aと予備
受信装置102Bを備えている。そして、結合手段10
3によって予備送信装置101Bの出力を予備受信装置
102Bに折り返し可能に構成される。また、予備送信
装置101Bの局部発振器104の信号を、切替手段1
06によって予備受信装置102Bの局部発振器105
に代えて入力させることが可能に構成されている。
【0003】この構成では、予備送信装置101Bでの
故障を検知するために、結合手段103の高周波スイッ
チ107を切り替えて予備送信装置101Bの出力を減
衰器108で減衰した上で予備受信装置102Bで入力
可能とし、同時に切替手段106により予備受信装置1
02Bに予備送信装置101Bの局部発振信号を入力さ
せる。これにより、予備受信装置102Bでは、内蔵し
た自己の局部発振器105による本来の局部発振周波数
が予備送信装置101Bの局部発振器104からの周波
数信号に切り替えられ、結果としてその受信周波数が予
備送信装置101Bの出力を受信可能な周波数に変更さ
れる。したがって、予備送信装置101Bからの出力を
予備受信装置102Bで受信し、かつ復調してベースバ
ンド信号を得り、このベースバンド信号で、例えばパリ
ティビットの誤りを検出することによって、予備送信装
置101Bの故障、例えば変調器MODの障害による無
変調や、送信部の伝送特性の劣化障害を挨出して監視す
ることが可能となる。
故障を検知するために、結合手段103の高周波スイッ
チ107を切り替えて予備送信装置101Bの出力を減
衰器108で減衰した上で予備受信装置102Bで入力
可能とし、同時に切替手段106により予備受信装置1
02Bに予備送信装置101Bの局部発振信号を入力さ
せる。これにより、予備受信装置102Bでは、内蔵し
た自己の局部発振器105による本来の局部発振周波数
が予備送信装置101Bの局部発振器104からの周波
数信号に切り替えられ、結果としてその受信周波数が予
備送信装置101Bの出力を受信可能な周波数に変更さ
れる。したがって、予備送信装置101Bからの出力を
予備受信装置102Bで受信し、かつ復調してベースバ
ンド信号を得り、このベースバンド信号で、例えばパリ
ティビットの誤りを検出することによって、予備送信装
置101Bの故障、例えば変調器MODの障害による無
変調や、送信部の伝送特性の劣化障害を挨出して監視す
ることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の監視方式で
は、送信側と受信側との周波数が異なる場合での適用が
可能となるが、切替手段106は予備受信装置102B
にのみ予備送信装置101Bの局部発振信号を切り替え
る構成であるため、予備受信装置102Bを現用として
切り替えたときには、現用受信装置102Aを用いての
監視を行うことはできなくなる。このため、現用受信装
置102Aが予備として切り替えられたときにも監視を
行うためには、切替手段106を現用受信装置101A
にも設ける必要があり、そのための構成が複雑なものと
なる。また、現用と予備の切り替え時には、結合手段1
03における切り替えと、切替手段106における切り
替えの2箇所での切り替えが必要であり、切り替え箇所
が多く、しかも各切り替えのタイミングがずれた場合に
は、信号の瞬断が生じることがあり、伝送特性や伝送効
率の低下が生じ易いという問題がある。
は、送信側と受信側との周波数が異なる場合での適用が
可能となるが、切替手段106は予備受信装置102B
にのみ予備送信装置101Bの局部発振信号を切り替え
る構成であるため、予備受信装置102Bを現用として
切り替えたときには、現用受信装置102Aを用いての
監視を行うことはできなくなる。このため、現用受信装
置102Aが予備として切り替えられたときにも監視を
行うためには、切替手段106を現用受信装置101A
にも設ける必要があり、そのための構成が複雑なものと
なる。また、現用と予備の切り替え時には、結合手段1
03における切り替えと、切替手段106における切り
替えの2箇所での切り替えが必要であり、切り替え箇所
が多く、しかも各切り替えのタイミングがずれた場合に
は、信号の瞬断が生じることがあり、伝送特性や伝送効
率の低下が生じ易いという問題がある。
【0005】本発明の目的は、現用と予備の切り替え構
成を簡略化するとともに、伝送特性の劣化を防止したホ
ットスタンバイ送信監視方式を提供することにある。
成を簡略化するとともに、伝送特性の劣化を防止したホ
ットスタンバイ送信監視方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のホットスタンバ
イ送信監視方式は、第1および第2の送信機と、第1お
よび第2の受信機と、前記第1および第2の送信機の出
力の一方をメインアンテナに接続し、他方を周波数シフ
タに接続する送信スイッチと、前記シフタの出力を分岐
するハイブリッドと、前記第1の受信機の入力を前記メ
インアンテナと前記ハイブリッドとで切り替える第1の
受信スイッチと、前記第2の受信機の入力をサブアンテ
ナと前記ハイブリッドとで切り替える第2の受信スイッ
チと、前記第1および第2の受信機の各受信レベルを検
出し、この検出結果により前記第1および第2の受信ス
イッチを同時に切り替え動作して前記受信機の一方をア
ンテナに他方を前記ハイブリッドに接続させる制御器と
を備える構成とする。
イ送信監視方式は、第1および第2の送信機と、第1お
よび第2の受信機と、前記第1および第2の送信機の出
力の一方をメインアンテナに接続し、他方を周波数シフ
タに接続する送信スイッチと、前記シフタの出力を分岐
するハイブリッドと、前記第1の受信機の入力を前記メ
インアンテナと前記ハイブリッドとで切り替える第1の
受信スイッチと、前記第2の受信機の入力をサブアンテ
ナと前記ハイブリッドとで切り替える第2の受信スイッ
チと、前記第1および第2の受信機の各受信レベルを検
出し、この検出結果により前記第1および第2の受信ス
イッチを同時に切り替え動作して前記受信機の一方をア
ンテナに他方を前記ハイブリッドに接続させる制御器と
を備える構成とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態のブロッ
ク構成図である。送信機1A,1Bは同一構成とされ、
図1の接続状態では、これらの送信機を便宜的に現用送
信機1Aおよび予備送信機1Bとする。これらの送信機
1A,1Bはその内部構成の詳細は省略するが、それぞ
れベースバンド処理器、変調器、周波数変換器、送信ア
ンプから構成され、送信信号入力端INに入力されるベ
ースバンド信号をハイブリット3で分岐し、それぞれ無
線信号として送信可能とされる。そして、各送信機1
A,1Bの無線信号の出力は、送信スイッチ4により一
方が選択されてサーキューレータ5に入力され、さらに
メインアンテナ6から送信される。また、前記送信スイ
ッチ4において、選択されない他方は、周波数シスタ7
に入力される。
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態のブロッ
ク構成図である。送信機1A,1Bは同一構成とされ、
図1の接続状態では、これらの送信機を便宜的に現用送
信機1Aおよび予備送信機1Bとする。これらの送信機
1A,1Bはその内部構成の詳細は省略するが、それぞ
れベースバンド処理器、変調器、周波数変換器、送信ア
ンプから構成され、送信信号入力端INに入力されるベ
ースバンド信号をハイブリット3で分岐し、それぞれ無
線信号として送信可能とされる。そして、各送信機1
A,1Bの無線信号の出力は、送信スイッチ4により一
方が選択されてサーキューレータ5に入力され、さらに
メインアンテナ6から送信される。また、前記送信スイ
ッチ4において、選択されない他方は、周波数シスタ7
に入力される。
【0008】一方、同様に同一構成の受信機2A,2B
を図1の接続状態において現用受信機2Aおよび予備受
信機2Bとすると、これらの受信機はその内部構成の詳
細は省略するが、受信アンプ、周波数変換器、復調器、
ベースバンド処理器を備えており、それぞれ受信スイッ
チ8,9を介して無線信号が入力可能に構成され、受信
した無線信号に基づいたベースバンド信号が受信信号出
力端OUTから出力されるように構成される。各受信機
2A,2Bから出力されるベースバンド信号は、スイッ
チ10で選択されて受信信号出力端に出力される。前記
受信スイッチ8は現用受信機1Aを前記サーキュレータ
5と、前記周波数シフタ7の出力側に接続されたハイブ
リッド11とを切り替えるように構成され、また、前記
受信スイッチ9は予備受信機2Bをサブアンテナ12と
前記ハイブリッド11とを切り替えるように構成され
る。これらの受信スイッチ8,9は、前記各受信機2
A,2Bの受信レベルを検出する制御器13によって同
期して切り替え動作される。
を図1の接続状態において現用受信機2Aおよび予備受
信機2Bとすると、これらの受信機はその内部構成の詳
細は省略するが、受信アンプ、周波数変換器、復調器、
ベースバンド処理器を備えており、それぞれ受信スイッ
チ8,9を介して無線信号が入力可能に構成され、受信
した無線信号に基づいたベースバンド信号が受信信号出
力端OUTから出力されるように構成される。各受信機
2A,2Bから出力されるベースバンド信号は、スイッ
チ10で選択されて受信信号出力端に出力される。前記
受信スイッチ8は現用受信機1Aを前記サーキュレータ
5と、前記周波数シフタ7の出力側に接続されたハイブ
リッド11とを切り替えるように構成され、また、前記
受信スイッチ9は予備受信機2Bをサブアンテナ12と
前記ハイブリッド11とを切り替えるように構成され
る。これらの受信スイッチ8,9は、前記各受信機2
A,2Bの受信レベルを検出する制御器13によって同
期して切り替え動作される。
【0009】図2は前記周波数シフタ7の一例を示す図
であり、現用送信機1Aまたは予備送信機1Bの送信信
号を現用受信機2Aおよび予備受信機2Bで受信できる
ようにその周波数を変換し、かつ出力レベルを適切な値
にして出力するものである。ここでは、入力した送信信
号を減衰する減衰器21と、この減衰された送信信号を
局部発振器22の局部発振信号と混合して受信周波数に
周波数変換するミキサ23と、この周波数変換された信
号に存在する局部発振信号やイメージ信号を除去するた
めのフィルタ24と再度信号を減衰するための減衰器2
5とで構成される。
であり、現用送信機1Aまたは予備送信機1Bの送信信
号を現用受信機2Aおよび予備受信機2Bで受信できる
ようにその周波数を変換し、かつ出力レベルを適切な値
にして出力するものである。ここでは、入力した送信信
号を減衰する減衰器21と、この減衰された送信信号を
局部発振器22の局部発振信号と混合して受信周波数に
周波数変換するミキサ23と、この周波数変換された信
号に存在する局部発振信号やイメージ信号を除去するた
めのフィルタ24と再度信号を減衰するための減衰器2
5とで構成される。
【0010】この構成によれば、送信側では現用送信機
1Aは送信スイッチ4によりサーキュレータ5に接続さ
れ、現用送信機1Aの送信出力はメインアンテナ6から
送信される。また、このとき送信スイッチ4は予備送信
機1Bを周波数シフタ7に接続する。このため、予備送
信機1Bの出力は周波数シフタ7において受信周波数に
周波数変換され、かつ所定のレベルにまで減衰された上
でハイブリッド11で分岐され受信スイッチ8,9に出
力される。そして、図1の状態では、現用受信機2Aは
受信スイッチ8によりサーキュレータ5に接続されてい
るため、メインアンテナ6で受信した信号を受信し、復
調してベースバンド信号を出力する。また、予備受信機
2Bは、受信スイッチ9により周波数シフタ7の出力に
接続されているため、予備送信機1Bの出力は予備受信
機2Bに入力され、予備受信機2Bにおいてベースバン
ド信号を復調し、このベースバンド信号からパリティビ
ットの誤りを検出することによって、予備送信機1Bの
故障、例えば変調器の障害による無変調や、送信部の伝
送特性の劣化障害を検出して監視することが可能とな
る。
1Aは送信スイッチ4によりサーキュレータ5に接続さ
れ、現用送信機1Aの送信出力はメインアンテナ6から
送信される。また、このとき送信スイッチ4は予備送信
機1Bを周波数シフタ7に接続する。このため、予備送
信機1Bの出力は周波数シフタ7において受信周波数に
周波数変換され、かつ所定のレベルにまで減衰された上
でハイブリッド11で分岐され受信スイッチ8,9に出
力される。そして、図1の状態では、現用受信機2Aは
受信スイッチ8によりサーキュレータ5に接続されてい
るため、メインアンテナ6で受信した信号を受信し、復
調してベースバンド信号を出力する。また、予備受信機
2Bは、受信スイッチ9により周波数シフタ7の出力に
接続されているため、予備送信機1Bの出力は予備受信
機2Bに入力され、予備受信機2Bにおいてベースバン
ド信号を復調し、このベースバンド信号からパリティビ
ットの誤りを検出することによって、予備送信機1Bの
故障、例えば変調器の障害による無変調や、送信部の伝
送特性の劣化障害を検出して監視することが可能とな
る。
【0011】ここで、前記した監視の結果により送信側
において、現用送信機1Aと予備送信機1Bを切り替え
るときには、送信スイッチ4を図1の破線で示すような
接続状態に切り替える。これにより、予備送信機1Bが
サーキュレータ5に接続され、メインアンテナ6から無
線信号を送信することが可能となる。これと同時に、今
度は現用送信機1Aの出力が周波数シフタ7において周
波数変換され、受信側に出力される。
において、現用送信機1Aと予備送信機1Bを切り替え
るときには、送信スイッチ4を図1の破線で示すような
接続状態に切り替える。これにより、予備送信機1Bが
サーキュレータ5に接続され、メインアンテナ6から無
線信号を送信することが可能となる。これと同時に、今
度は現用送信機1Aの出力が周波数シフタ7において周
波数変換され、受信側に出力される。
【0012】一方、受信側においては、制御器13によ
り各受信機2A,2Bの受信レベルを検出し、その検出
結果により現用受信機2Aと予備受信機2Bを切り替え
るときには、受信機スイッチ8,9を同時に切り替え
る。これにより、現用受信機2Aは受信スイッチ8によ
り周波数シフタ7の出力が入力され、これに基づいて現
用または予備送信機1A,1Bの監視が可能となる。ま
た、予備受信機2Bは受信スイッチ9によりサブアンテ
ナ12に接続され、現用としてサブアンテナ12からの
信号を受信することになる。
り各受信機2A,2Bの受信レベルを検出し、その検出
結果により現用受信機2Aと予備受信機2Bを切り替え
るときには、受信機スイッチ8,9を同時に切り替え
る。これにより、現用受信機2Aは受信スイッチ8によ
り周波数シフタ7の出力が入力され、これに基づいて現
用または予備送信機1A,1Bの監視が可能となる。ま
た、予備受信機2Bは受信スイッチ9によりサブアンテ
ナ12に接続され、現用としてサブアンテナ12からの
信号を受信することになる。
【0013】なお、制御器13においては故障監視を行
うタイミングを制御している。すなわち、予め決められ
た時間間隔で故障監視を行ない、あるいは前記したよう
に各受信機2A,2Bの受信レベルをモニタし、受信レ
ベルが低下して受信機での現用、予備の切替が発生する
可能性がある時には故障監視を行わないなどの制御を行
う。
うタイミングを制御している。すなわち、予め決められ
た時間間隔で故障監視を行ない、あるいは前記したよう
に各受信機2A,2Bの受信レベルをモニタし、受信レ
ベルが低下して受信機での現用、予備の切替が発生する
可能性がある時には故障監視を行わないなどの制御を行
う。
【0014】したがって、送信側の切り替え時に送信ス
イッチ4を切り替えて現用と予備の送信機を切り替えて
も、受信側では常に予備側となる送信機の出力を予備側
の受信機で監視することが可能となる。また、受信側の
切り替え時には、受信スイッチ8,9を切り替えること
で、常に予備側となる受信機で送信機の監視が可能とな
る。そして、これらの切り替えは、それぞれ独立した送
信スイッチ4と受信機スイッチ8,9で行うことが可能
であるため、これらのスイッチから構成される切り替え
手段の構成を簡略化することができ、しかも現用、予備
の切り替え時における送信側と受信側とのタイミングず
れが生じることもなく、伝送特性の劣化が生じることも
ない。
イッチ4を切り替えて現用と予備の送信機を切り替えて
も、受信側では常に予備側となる送信機の出力を予備側
の受信機で監視することが可能となる。また、受信側の
切り替え時には、受信スイッチ8,9を切り替えること
で、常に予備側となる受信機で送信機の監視が可能とな
る。そして、これらの切り替えは、それぞれ独立した送
信スイッチ4と受信機スイッチ8,9で行うことが可能
であるため、これらのスイッチから構成される切り替え
手段の構成を簡略化することができ、しかも現用、予備
の切り替え時における送信側と受信側とのタイミングず
れが生じることもなく、伝送特性の劣化が生じることも
ない。
【0015】なお、周波数シフタ7の構成は図2に示し
た構成に限られるものではない。また、サブアンテナを
設けることなく、1つのメインアンテナで予備受信機で
の受信を行う構成とすることも可能である。さらに、3
以上の送信機および受信機を備えるホットスタンバイ方
式においても、これらの送信機と受信機を送信スイッチ
と受信スイッチにより選択的に周波数シフタに接続可能
とすることで、本発明を同様に適用することが可能であ
る。
た構成に限られるものではない。また、サブアンテナを
設けることなく、1つのメインアンテナで予備受信機で
の受信を行う構成とすることも可能である。さらに、3
以上の送信機および受信機を備えるホットスタンバイ方
式においても、これらの送信機と受信機を送信スイッチ
と受信スイッチにより選択的に周波数シフタに接続可能
とすることで、本発明を同様に適用することが可能であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の送
信機を送信スイッチにより選択的にメインアンテナまた
は周波数シフタに切替接続可能とし、周波数シフタに接
続したときに送信機の出力周波数を受信周波数に変換
し、かつ複数の受信機を受信機スイッチにより選択的に
前記周波数シフタに接続して送信機の出力を受信可能と
することにより、いずれの送信機に対してもその監視を
行ってその故障を検出することが可能となる一方、監視
対象となる送信機を切り替えるための構成を簡略化する
ことができる。また、送信側または受信側の現用、予備
の切り替えに際しては送信スイッチまたは受信スイッチ
のいずれかを切り替えるのみでよく、その切り替えタイ
ミングにずれが生じるようなこともなく、伝送特性を劣
化させることもない。
信機を送信スイッチにより選択的にメインアンテナまた
は周波数シフタに切替接続可能とし、周波数シフタに接
続したときに送信機の出力周波数を受信周波数に変換
し、かつ複数の受信機を受信機スイッチにより選択的に
前記周波数シフタに接続して送信機の出力を受信可能と
することにより、いずれの送信機に対してもその監視を
行ってその故障を検出することが可能となる一方、監視
対象となる送信機を切り替えるための構成を簡略化する
ことができる。また、送信側または受信側の現用、予備
の切り替えに際しては送信スイッチまたは受信スイッチ
のいずれかを切り替えるのみでよく、その切り替えタイ
ミングにずれが生じるようなこともなく、伝送特性を劣
化させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のブロック構成図である。
【図2】図1の周波数シフタの構成を示すブロック回路
図である。
図である。
【図3】従来の改善された監視方式を説明するためのブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
1A,1B 送信機 2A,2B 受信機 4 送信スイッチ 5 サーキュレータ 6 メインアンテナ 7 周波数シフタ 8,9 受信スイッチ 12 サブアンテナ 13 制御器
Claims (2)
- 【請求項1】 現用または予備としての第1および第2
の送信機と、現用または予備としての第1および第2の
受信機と、前記第1および第2の送信機の出力の一方を
メインアンテナに接続し、他方を周波数シフタに接続す
る送信スイッチと、前記周波数シフタの出力を分岐する
ハイブリッドと、前記第1の受信機の入力を前記メイン
アンテナと前記ハイブリッドとで切り替える第1の受信
スイッチと、前記第2の受信機の入力を前記メインアン
テナまたはサブアンテナと前記ハイブリッドとで切り替
える第2の受信スイッチと、前記第1および第2の受信
機の各受信レベルを検出し、この検出結果により前記第
1および第2の受信スイッチを同時に切り替え動作して
前記受信機の一方をアンテナに他方を前記ハイブリッド
に接続させる制御器とを備えることを特徴とするホット
スタンバイ送信監視方式。 - 【請求項2】 前記周波数シフタは、送信機から出力さ
れる信号を減衰する減衰器と、局部発振器と、この局部
発振器からの局部発振信号と前記送信機からの出力信号
とを混合して受信機の受信周波数に変換する周波数混合
器とを備える請求項1記載のホットスタンバイ送信監視
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09091965A JP3139409B2 (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | ホットスタンバイ送信監視方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09091965A JP3139409B2 (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | ホットスタンバイ送信監視方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10285080A JPH10285080A (ja) | 1998-10-23 |
JP3139409B2 true JP3139409B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=14041271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09091965A Expired - Fee Related JP3139409B2 (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | ホットスタンバイ送信監視方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139409B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009038689A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Furuno Electric Co Ltd | 無線装置 |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP09091965A patent/JP3139409B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10285080A (ja) | 1998-10-23 |
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