JP2925483B2 - 2線式伝送器の通信装置 - Google Patents

2線式伝送器の通信装置

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JP2925483B2
JP2925483B2 JP2772696A JP2772696A JP2925483B2 JP 2925483 B2 JP2925483 B2 JP 2925483B2 JP 2772696 A JP2772696 A JP 2772696A JP 2772696 A JP2772696 A JP 2772696A JP 2925483 B2 JP2925483 B2 JP 2925483B2
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等 斎藤
孝男 梶谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機能をもった
2線式伝送器と通信をする通信装置に関するものであ
る。更に詳しくは、上位コンピュータ等からの通信と、
ハンドヘルドターミナルからの通信を調停するための改
良を施した2線式伝送器の通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】2線式伝送器は、プロセス変数等の物理
量を例えば4〜20mAの電流信号に変換して伝送線に
伝える。2線式伝送器の伝送線に変調通信信号を重畳す
ることによって、2線式伝送器とデジタル通信をする方
式が実用化されている。この通信方式では、2線式伝送
器が出力する電気信号とデジタル通信信号が伝送路で伝
送される。この伝送方式をハイブリッド伝送とする。
【0003】図4にハイブリッド伝送システムの概略構
成を示す。図4で、1は2線式伝送器、2はホストコン
ピュータ(上位コンピュータとする)、3は伝送線、4
は携帯操作器(ハンドヘルドターミナルとする)であ
る。ハイブリッド伝送システムでは、上位コンピュータ
2は伝送線3を介して2線式伝送器1と通信する。
【0004】上位コンピュータ2が置かれた運転室と2
線式伝送器1が置かれたプラントとの距離は、例えば数
百メートルのように長い。このため、プラントのある現
場で2線式伝送器1のパラメータを設定・調整したいと
き等には、ハンドヘルドターミナル4を使って通信でき
ることが望ましい。しかし、従来におけるハイブリッド
伝送システムでは、上位コンピュータ2とハンドヘルド
ターミナル3の2つを使用して通信するための配慮がプ
ロトコル上でなされていないものがあった。このため、
上位コンピュータ2が2線式伝送器1と通信している最
中にハンドヘルドターミナル3から通信をすると、2つ
の通信が衝突してしまう。従って、2つの相手を使った
通信は禁止していた。もし、2つの相手を使った通信を
しようとすると、2つの相手を使用して通信するための
配慮がなされたプロトコルに変えなければならない。し
かし、プロトコルを変えることはシステム全体を変える
ことになり、多大なコストがかかる。従って、既存のプ
ロトコルをそのまま用いて2つの相手を使った通信がで
きることが望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した問題
点を解決するためになされたものであり、伝送線にハン
ドヘルドターミナルが接続されたことを検出し、この検
出が行われたときには上位コンピュータと2線式伝送器
との通信を中断させ、ハンドヘルドターミナルと2線式
伝送器との通信を優先させることによって、上位コンピ
ュータとハンドヘルドターミナルの2つの相手との通信
を許容していない既存のプロトコルを用いても、上位コ
ンピュータとハンドヘルドターミナルの2つを使用して
2線式伝送器と通信できる2線式伝送器の通信装置を実
現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は次のとおりの構
成になった2線式伝送器の通信装置である。 (1)センサで測定した物理量を電気信号に変換しこの
電気信号を2本の伝送線を介して負荷側に伝送する2線
式伝送器に対してデジタル通信を行い、このデジタル通
信は前記伝送線に変調通信信号を重畳することによって
行う2線式伝送器の通信装置において、上位コンピュー
タからのデジタル通信信号を経由する通信インタフェイ
スと、前記デジタル通信信号を伝送線に重畳する変調回
路と、伝送線に接続され、伝送線を介して2線式伝送器
とデジタル通信をするハンドヘルドターミナルと、前記
デジタル通信信号と前記電気信号以外の他の信号が伝送
線上にあるかどうかを監視する通信監視手段と、この通
信監視手段が伝送線上に前記他の信号があることを検出
したときは、第1の設定時間の間だけ上位コンピュータ
と2線式伝送器との間の通信を中断する通信中断手段
と、前記第1の設定時間の間に前記ハンドヘルドターミ
ナルからの通信信号が伝送線上に送出されているかどう
かを確認する信号確認手段と、この信号確認手段がハン
ドヘルドターミナルからの通信信号が伝送線に送出され
ていることを確認したときは、前記第1の設定時間より
も長い第2の設定時間の間だけ上位コンピュータと2線
式伝送器との間の通信を中断し、ハンドヘルドターミナ
ルと2線式伝送器の通信が終了するのを待つ待機手段
と、を具備したことを特徴とする2線式伝送器の通信装
置。 (2)センサで測定した物理量を電気信号に変換しこの
電気信号を2本の伝送線を介して負荷側に伝送する2線
式伝送器に対してデジタル通信を行い、このデジタル通
信は前記伝送線に変調通信信号を重畳することによって
行う2線式伝送器の通信装置において、2線式伝送器を
診断するデジタル通信信号を送出する診断手段と、前記
デジタル通信信号を伝送線に重畳する変調回路と、伝送
線に接続され、伝送線を介して2線式伝送器とデジタル
通信をするハンドヘルドターミナルと、前記デジタル通
信信号と前記電気信号以外の他の信号が伝送線上にある
かどうかを監視する通信監視手段と、この通信監視手段
が伝送線上に前記他の信号があることを検出したとき
は、第1の設定時間の間だけ前記診断手段と2線式伝送
器との間の通信を中断する通信中断手段と、前記第1の
設定時間の間に前記ハンドヘルドターミナルからの通信
信号が伝送線上に送出されているかどうかを確認する信
号確認手段と、この信号確認手段がハンドヘルドターミ
ナルからの通信信号が伝送線に送出されていることを確
認したときは、前記第1の設定時間よりも長い第2の設
定時間の間だけ診断手段と2線式伝送器との間の通信を
中断し、ハンドヘルドターミナルと2線式伝送器の通信
が終了するのを待つ待機手段と、を具備したことを特徴
とする2線式伝送器の通信装置。
【0007】
【作用】第1の発明では、通信監視手段は、上位コンピ
ュータのデジタル通信信号と2線式伝送器の電気信号以
外の他の信号が伝送線上にあるかどうかを監視する。他
の信号があることを検出したときは、通信中断手段は、
第1の設定時間の間だけ上位コンピュータと2線式伝送
器との間の通信を中断する。信号確認手段は、第1の設
定時間の間にハンドヘルドターミナルからの通信信号が
伝送線上に送出されているかどうかを確認する。送出さ
れていることを確認したときは、第2の設定時間の間だ
け上位コンピュータと2線式伝送器との間の通信を中断
し、ハンドヘルドターミナルと2線式伝送器の通信が終
了するのを待つ。第2の発明では、上位コンピュータの
代わりに診断手段が2線式伝送器を診断するデジタル通
信信号を送出する。他は第1の発明と同じである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を説明
する。図1は本発明の一実施例を示した構成図である。
図1で図4と同一のものは同一符号を付ける。図1のA
の部分が本発明にかかる通信装置で、この通信装置は上
位コンピュータからのデジタル通信信号を中継して2線
式伝送器に伝える。図1で、5は2本の伝送線3を介し
て2線式伝送器1に電力を供給する電源、6は2線式伝
送器1が出力する例えば4〜20mAの電流信号を電圧
信号に変換する受信抵抗、7は受信抵抗6で変換した電
圧信号を絶縁伝送するアイソレータ回路である。絶縁伝
送された電圧はアナログ出力として取り出され、アナロ
グ出力はアナログ・デジタル変換された後、上位システ
ム(図示せず)に送られる。
【0009】8は変調回路で、デジタル通信信号を伝送
線3に重畳し2線式伝送器1に伝える。変調回路8は、
例えば図2(a)に示す調歩同期式の通信信号に対して
±2mAの範囲で変調を行い、図2(b)に示す変調信
号を生成する。この変調信号が伝送線3で伝えられる。
調歩同期式の通信信号は上位コンピュータ2と2線式伝
送器1の間の通信で使われる。9は復調回路で、変調回
路8の変調信号をもとの調歩同期式の通信信号に戻す。
変調回路8の出力がそのまま復調回路9に入っており、
復調回路9は上位コンピュータ2からの送信信号を自身
の受信信号として確認することができる。
【0010】10は通信監視手段で、復調回路9の出力
が常時与えられていて、通信異常がないかどうかを監視
している。復調回路9の入力端は受信抵抗6の一端に接
続されている。通信監視手段10は受信抵抗6の電圧を
復調回路9を介して監視している。伝送線3にハンドヘ
ルドターミナル4が接続されていないときは、受信抵抗
6の電圧は調歩同期式の通信信号に応じた電圧になる。
伝送線3にハンドヘルドターミナル4が接続されたとき
は、調歩同期式の通信信号が乱され、フレーミングエラ
ー等が発生する。このことから、通信異常が発生したと
検出する。すなわち、通信監視手段10は、上位コンピ
ュータ2のデジタル通信信号と2線式伝送器1の出力
(電気信号)以外の他の信号が伝送線3上にあるかどう
かを監視する。フレーミングエラー等の検出は、例えば
調歩同期式通信の制御ICであるUARTで実現する。
また、通信監視手段10は、変調回路8の入力信号と復
調回路9の出力信号が一致しているかどうかをチェック
している。
【0011】11は定常通信手段で、上位コンピュータ
2からの通信がないときに2線式伝送器1の情報を集め
る定常通信を行う。定常通信手段11で集めた情報を使
って2線式伝送器1と通信をするときは、スイッチ13
をS3に接続する。12は上位コンピュータ2を通信装
置に接続する通信インタフェイス(通信I/Fとする)
である。上位コンピュータ2から送られたデジタル通信
信号は通信I/F12を経由する。通信I/F12は、
デジタル通信信号のレベル変換、ボーレート変換、通信
プロトコル変換等を行う。13はスイッチで、変調回路
8の入力端をOFF接点、通信I/F12、定常通信手
段11のいずれかに接続する。14は代理応答手段で、
通信装置がデシタル通信信号の中継を停止しているとき
に、上位コンピュータ2にエラーレスポンスを返す。1
5はスイッチで、通信I/F12を復調回路9、代理応
答手段14のいずれかに接続する。
【0012】16は通信制御全体を司る通信制御手段
で、通信監視手段10の出力をもとにして通信経路を切
り換える。通信制御手段16で、161は通信中断手段
で、通信監視手段10が伝送線3上にデジタル通信信号
と電気信号以外の他の信号があることを検出したとき
は、スイッチ13,15の接点をそれぞれS1,S5に切
り換えて、設定時間1の間だけ上位コンピュータ2と2
線式伝送器1との間の通信を中断する。162は設定時
間1をカウントするタイマである。163は信号確認手
段で、設定時間1の間にハンドヘルドターミナル4から
の通信信号が伝送線上に送出されているかどうかを確認
する。164は待機手段で、信号確認手段163がハン
ドヘルドターミナル4からの通信信号が伝送線上に送出
されていることを確認したときは、設定時間2の間だけ
上位コンピュータ2と2線式伝送器1との間の通信を中
断し、ハンドヘルドターミナル4と2線式伝送器の通信
が終了するのを待つ。165は設定時間2をカウントす
るタイマである。設定時間2は設定時間1よりも長い。
【0013】図1の通信装置の動作を説明する。図3は
図1の装置の各信号のタイムチャートである。このタイ
ムチャートを用いて動作説明する。
【0014】(1)通信異常が検出されていないとき 通信監視手段10が通信異常を検出していないときは、
通信制御手段16はスイッチ13,15をそれぞれ接点
2,S4に接続する。このときは、上位コンピュータ2
から送信された通信コマンドC1は通信装置で中継され
た後、伝送線3に送られてコマンドC′1となり、2線
式伝送器1に送られる。2線式伝送器1はコマンドC′
1に対するレスポンスR′1を伝送線3に送出する。レ
スポンスR′1は通信装置で中継され、レスポンスR1
として上位コンピュータ2へ返される。
【0015】(2)通信異常が検出されたとき 前述したのと同様にして上位コンピュータ2からの通信
コマンドC2は伝送線3上でコマンドC′2となって2
線式伝送器1に送られる。2線式伝送器1がレスポンス
R′2を発生している最中にTE1の時点でハンドヘル
ドターミナル4が接続され、ハンドヘルドターミナル4
が伝送線3上にコマンドCH1を送出する。このとき、
ハンドヘルドターミナル4のコマンドCH1によりレス
ポンスR′2は妨害され、同時に通信監視手段10は通
信異常が発生したことを検出する。コマンドCH1はレ
スポンスR′2に重畳されている。通信中断手段161
は、スイッチ13,15の接点をそれぞれS1,S5に切
り換え、タイマ162を起動し、時間TS1の間だけ上
位コンピュータ2と2線式伝送器1との間の通信を中断
する。時間TS1はタイマ162の設定時間1のことで
ある。時間TS1はハンドヘルドターミナル4が通信異
常のときに通信を再試行する時間よりも少し長い。ハン
ドヘルドターミナル4は第1回目のコマンドCH1に対
して正常なレスポンスが得られないため、再試行を行
う。第2回目のコマンドCH2に対しては妨害がないた
め、正常に2線式伝送器1に伝わり、2線式伝送器1か
らレスポンスRH2が返ってくる。同時に通信装置はコ
マンドCH2を受信するため、信号確認手段163はハ
ンドヘルドターミナル4が伝送線3に接続されたことを
確認する。待機手段164は、タイマ165を起動し、
時間TS2の間だけ上位コンピュータ2と2線式伝送器
1との間の通信を中断し、ハンドヘルドターミナル4と
2線式伝送器の通信が終了するのを待つ。時間TS2は
タイマ165の設定時間2のことである。時間TS2
は、操作者の操作間隔を考慮した時間で、例えば30秒
〜5分程度にする。TE3の時点でハンドヘルドターミ
ナル4がコマンドCH3を発生すると、タイマ165が
再起動される。新たに開始した時間TS2の間に、2線
式伝送器1はコマンドCH3に対するレスポンスRH3
を伝送線3上に送出する。時間TS1の間に上位コンピ
ュータ2が送信したコマンドC3は2線式伝送器1に送
られないため、代理応答手段14が2線式伝送器1に代
わってエラーレスポンスR3を上位コンピュータ2に返
す。上述した例では2線式伝送器1からのレスポンスに
ハンドヘルドターミナル4のコマンドがぶつかった場合
を説明したが、通信監視手段6が通信装置の伝送線3へ
の送信信号もチェックしているため、どの時点でハンド
ヘルドターミナル4の送信が行われても検出できる。
【0016】なお、実施例では通信装置が上位コンピュ
ータとの通信を行う通信I/Fを有する場合を説明した
が、これに限らず通信装置が通信I/Fをもたず、通信
装置が2線式伝送器を診断するための通信信号を伝送線
に常時送信している構成であってもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、伝送線にハンドヘルド
ターミナルが接続されたことを検出し、この検出が行わ
れたときには上位コンピュータと2線式伝送器との通信
を中断させ、ハンドヘルドターミナルと2線式伝送器と
の通信を優先させている。これによって、上位コンピュ
ータとハンドヘルドターミナルの2つの相手と通信する
ための配慮がなされていないプロトコルを用いても、上
位コンピュータとハンドヘルドターミナルの2つを使用
して2線式伝送器と通信できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した構成図である。
【図2】図1の装置の信号波形図である。
【図3】図1の装置の各信号のタイムチャートである。
【図4】ハイブリッド伝送システムの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 2線式伝送器 2 上位コンピュータ 3 伝送線 4 ハンドヘルドターミナル 8 変調回路 9 復調回路 10 通信監視手段 12 通信I/F 13,15 スイッチ 16 通信制御手段 161 通信中断手段 162,165 タイマ 163 信号確認手段 164 待機手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08C 19/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサで測定した物理量を電気信号に変
    換しこの電気信号を2本の伝送線を介して負荷側に伝送
    する2線式伝送器に対してデジタル通信を行い、このデ
    ジタル通信は前記伝送線に変調通信信号を重畳すること
    によって行う2線式伝送器の通信装置において、 上位コンピュータからのデジタル通信信号を経由する通
    信インタフェイスと、 前記デジタル通信信号を伝送線に重畳する変調回路と、 伝送線に接続され、伝送線を介して2線式伝送器とデジ
    タル通信をするハンドヘルドターミナルと、 前記デジタル通信信号と前記電気信号以外の他の信号が
    伝送線上にあるかどうかを監視する通信監視手段と、 この通信監視手段が伝送線上に前記他の信号があること
    を検出したときは、第1の設定時間の間だけ上位コンピ
    ュータと2線式伝送器との間の通信を中断する通信中断
    手段と、 前記第1の設定時間の間に前記ハンドヘルドターミナル
    からの通信信号が伝送線上に送出されているかどうかを
    確認する信号確認手段と、 この信号確認手段がハンドヘルドターミナルからの通信
    信号が伝送線に送出されていることを確認したときは、
    前記第1の設定時間よりも長い第2の設定時間の間だけ
    上位コンピュータと2線式伝送器との間の通信を中断
    し、ハンドヘルドターミナルと2線式伝送器の通信が終
    了するのを待つ待機手段と、を具備したことを特徴とす
    る2線式伝送器の通信装置。
  2. 【請求項2】 センサで測定した物理量を電気信号に変
    換しこの電気信号を2本の伝送線を介して負荷側に伝送
    する2線式伝送器に対してデジタル通信を行い、このデ
    ジタル通信は前記伝送線に変調通信信号を重畳すること
    によって行う2線式伝送器の通信装置において、 2線式伝送器を診断するデジタル通信信号を送出する診
    断手段と、 前記デジタル通信信号を伝送線に重畳する変調回路と、 伝送線に接続され、伝送線を介して2線式伝送器とデジ
    タル通信をするハンドヘルドターミナルと、 前記デジタル通信信号と前記電気信号以外の他の信号が
    伝送線上にあるかどうかを監視する通信監視手段と、 この通信監視手段が伝送線上に前記他の信号があること
    を検出したときは、第1の設定時間の間だけ前記診断手
    段と2線式伝送器との間の通信を中断する通信中断手段
    と、 前記第1の設定時間の間に前記ハンドヘルドターミナル
    からの通信信号が伝送線上に送出されているかどうかを
    確認する信号確認手段と、 この信号確認手段がハンドヘルドターミナルからの通信
    信号が伝送線に送出されていることを確認したときは、
    前記第1の設定時間よりも長い第2の設定時間の間だけ
    診断手段と2線式伝送器との間の通信を中断し、ハンド
    ヘルドターミナルと2線式伝送器の通信が終了するのを
    待つ待機手段と、を具備したことを特徴とする2線式伝
    送器の通信装置。
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