JP2795373B2 - 通信装置とその回線接続方法 - Google Patents

通信装置とその回線接続方法

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JP2795373B2 JP63332660A JP33266088A JP2795373B2 JP 2795373 B2 JP2795373 B2 JP 2795373B2 JP 63332660 A JP63332660 A JP 63332660A JP 33266088 A JP33266088 A JP 33266088A JP 2795373 B2 JP2795373 B2 JP 2795373B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 I.実施例と第1図との対応関係 II.実施例の構成 (i)全体の構成 (ii)DBUの構成 III.実施例の動作 (i)発信モードのDBUの動作 (ii)着信モードのDBUの動作 IV.実施例のまとめ V.発明の変形態様 発明の効果 〔概 要〕 データ通信システムの通信装置とその回線接続方法に
関し、 第2の回線の誤接続の際に第1の回線が切断されるこ
とを防ぐことを目的とし、 第1の回線並びにバックアップ回線として使用される
第2の回線に接続され、第1の回線或いは第2の回線を
介して対向する通信装置との間の通信を行う通信装置に
おいて、前記通信装置を前記第1の回線或いは第2の回
線の何れか一方に接続するスイッチと、前記第2の回線
を介して前記対向する通信装置に対し、所定の第1のト
ーン信号を送出する送信手段と、前記第2の回線を介し
て、前記第1のトーン信号送出に対応して前記対向する
通信装置から供給される、前記第1のトーン信号とは異
なるトーン周波数による第2のトーン信号を受信する受
信手段と、前記受信手段により前記第2のトーン信号が
受信された場合、前記スイッチを操作して前記通信装置
を前記第1の回線から切り離して前記第2の回線に接続
する制御手段とを備えて構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、専用回線に障害が発生したときに非常用の
ダイヤル回線を用いて回線のバックアップを行なうデー
タ通信システムの通信装置とその回線接続方法に関する
ものである。
例えば、専用回線で接続された金融機関などのホスト
コンピュータ側のモデムと、データ端末装置(DTE)側
のモデムとは、ダイヤルバックアップ装置(DBU)を備
えている。このDBUは、専用回線に障害が発生した場合
に非常用のダイヤル回線を接続し、回線のバックアップ
を行なう。
〔従来の技術〕
第4図に、従来のバックアップ回線接続方式の構成を
示す。
通常の場合は、ホスト側のモデム410sの変復調部411s
およびDTE側のモデム410rの変復調部411rとによって変
復調されたデータは、専用回線を介してホストコンピュ
ータ401とDTE402との間で授受される。
例えば、モデム410sの回線監視部413sは、専用回線の
障害を検出するとDBU412sに非常用のダイヤル回線によ
るバックアップを指示する。この指示に基づいて、DBU4
12sに接続された非常用のダイヤル回線の送信側回線(D
BU412sの送信側回線)と、DBU412rに接続された非常用
のダイヤル回線の受信側回線(DBU412rの受信側回線)
とが接続される。この回線を介して、DBU412sは、変復
調部411sの変調方式,伝送速度などの制御情報を例えば
所定の音声信号(トーン)として送信する。DBU412r
は、このトーンに基づいて制御情報を確認し、一致した
場合は同じトーンを送信して、ダイヤル回線の接続の起
動に対して応答する。また、この場合は、DBU412sの送
信側回線とDBU412rの受信側回線との接続が保持され、
バックアップ回線の下り回線として確保される。
同様にして、DBU412sの受信側回線とDBU412rの送信側
回線とが接続されて、制御情報の確認が行なわれ、バッ
クアップ回線の上り回線として確保される。
このように、両ダイヤル回線が確保された場合に専用
回線を切断してダイヤル回線に切り換えられ、このバッ
クアップ回線を介してホストコンピュータ401とDTE402
との間の通信が続行される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来方式にあっては、DBU412sが
ダイヤル回線の接続を起動する際に送信するトーンと、
DBU412rが応答する際に送信するトーンとが同一であ
る。このため、例えば、DBU412sの送信側回線がDBU412s
の受信側回線に誤接続されると、DBU412sが送信したト
ーンをDBU412rからの応答を表すトーンと誤認してしま
うという問題点があった。
このような誤認が起こった場合は、DBU412sは、変復
調部411s,412rを接続する上り回線と下り回線に対応す
る両ダイヤル回線が確保されていないにもかかわらず、
第1の回線が切断されてしまう。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたもの
であり、ダイヤル回線の誤接続の際に専用回線が切断さ
れることを防ぐようにした通信装置とその回線接続方法
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明のバックアップ回線接続方式の原理
ブロック図である。
図において、2つの通信装置111は、第1の回線を介
して通信を行なう。
2つのスイッチ131は、2つの通信装置111のそれぞれ
に対応し、第1の回線と第2の回線との何れか一方に接
続する。
第1回線切換制御部120は、第2の回線を介して所定
の第1信号を送信する第1送信手段121,第2の回線を介
して供給される所定の第2信号を受信する第1受信手段
122,第1受信手段122による受信結果に基づいて2つの
スイッチ131の何れか一方の接続動作を制御する第1制
御手段123を有し、2つの通信装置111の何れか一方に対
応している。
第2回線切換制御部140は、第2の回線を介して第2
信号を送信する第2送信手段141,第2の回線を介して供
給される第1信号を受信する第2受信手段142,第2受信
手段142による受信結果に基づいて2つのスイッチ131の
他方の接続動作と第2送信手段141の送信動作とを制御
する第2制御手段143を有し、2つの通信装置に他方に
対応している。
請求項3記載の発明は、第1の回線並びに第2の回線
に選択的に接続される、第1の通信装置及び第2の通信
装置における回線接続方法であって、第1の回線を介し
て第1の通信装置から第2の通信装置に対して第1の信
号を送信し、第2の通信装置は第1の信号の受信に基づ
いて第1の回線を介して第1の通信装置に対して第2の
信号を送信し、第1の通信装置は第2の信号の受信結果
に基づいて第1の回線或いは第2の回線のいずれか一方
に接続されると共に、第2の通信装置は第1の信号の受
信結果に基づいて第1の回線或いは第2の回線のいずれ
か一方に接続することで構成される。
請求項1に係る発明は、第1の回線並びにバックアッ
プ回線として使用される第2の回線に接続され、第1の
回線或いは第2の回線を介して対向する通信装置との間
の通信を行う通信装置において、前記通信装置を前記第
1の回線或いは第2の回線の何れか一方に接続するスイ
ッチと、前記第2の回線を介して前記対向する通信装置
に対し、所定の第1のトーン信号を送出する送信手段
と、前記第2の回線を介して、前記第1のトーン信号送
出に対応して前記対向する通信装置から供給される、前
記第1のトーン信号とは異なるトーン周波数による第2
のトーン信号を受信する受信手段と、前記受信手段によ
り前記第2のトーン信号が受信された場合、前記スイッ
チを操作して前記通信装置を前記第1の回線から切り離
して前記第2の回線に接続寸る制御手段とを備えて構成
する。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の前記制
御手段は更に、前記第1のトーン信号が受信された場
合、前記第2の回線を介して前記第2のトーン信号を送
出した後、前記通信装置を前記第1の回線から切り離し
て前記第2の回線に接続して構成する。
請求項3に係る発明は、前記第1のトーン信号並びに
第2のトーン信号は互いにトーン周波数が異なるととも
に、前記トーン信号に含まれる制御情報は同一であるこ
とを特徴とする。
請求項4に係る発明は、第1の回線並びに上りと下り
の1組の第2の回線からなる第2の回線に選択的に接続
される通信装置における回線接続方法であって、前記第
1の回線から前記第2の回線へ前記通信装置に接続され
る回線を切換える場合に、前記通信装置から前記第2の
回線の一方を介して対向する通信装置を発呼し、接続さ
れた前記対向する通信装置に対して前記第2の回線の一
方を介して第1のトーン信号を送出し、前記第2の回線
の一方を介して前記第1のトーン信号に対応する第2の
トーン信号を前記対向する通信装置より受信した場合、
続けて前記第2の回線の他方を介して前記対向する通信
装置を発呼し、接続された前記対向する通信装置に対し
て前記第2の回線の他方を介して第1のトーン信号を送
出し、前記第2の回線の他方を介して、前記第1のトー
ン信号に対応する第2のトーン信号を前記対応する通信
装置より受信した場合には、前記通信装置は前記第1の
回線を前記通信装置から切り離すとともに、前記第2の
回線のいずれか一方を介して前記第1のトーン信号を送
出した後、該第2の回線のいずれかを介して第2のトー
ン信号を受信しなかった場合には、前記通信装置は該第
2の回線の一方を切り離すことで構成する。
〔作 用〕
2つの通信装置111を接続している専用回線に障害が
発生すると、一方の通信装置111に対応している第1回
線切換制御部120により、専用回線から第2の回線への
切換動作が起動される。このとき、第1送信手段121に
より第1信号が第2の回線を介して送信され、この第1
信号が第2受信手段142によって受信される。この受信
結果に基づいて、第2制御手段143は第2送信手段141に
よる送信動作を制御し、これにより、第2の回線を介し
て第2信号が応答として送信される。
この第2信号が第1受信手段122によって受信され、
この受信結果に基づいて、第1制御手段123により対応
するスイッチ131の接続動作が制御され、対応する通信
装置111と第2の回線とが接続される。
以上の作用について、簡単化して説明すると、第2の
回線に切換えるとき、その一つ目の回線(例えば下り方
向)を接続してから第1のトーン信号を送信して第2の
トーン信号の受信有無を判別し、その後二つ目の回線
(例えば上り方向)を接続してから第1のトーン信号を
改めてその回線を通し送信し、その回線から受信する第
2のトーン信号の受信有無を判別することである。
本発明にあっては、第1回線切換制御部120が第2の
回線への切換動作を行なう際に送信した第1信号に対し
て、第2回線切換制御部140は第2信号を送信すること
により応答する。従って、第1送信手段121が送信した
第1信号を第2回線切換制御部140からの応答と誤認す
ることはないので、誤接続の際に専用回線が切断される
ことはない。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に
説明する。
第2図は、本発明の一実施例における通信装置とその
回線接続方法の構成を示す。
I.実施例と第1図との対応関係 ここで、本発明の実施例と第1図との対応関係を示し
ておく。
通信装置111は、変復調部201s,201r,回線監視部202s,
202rに相当する。
第1回線切換制御部120は、ダイヤルバックアップ装
置(DBU)230sに相当する。
第1送信手段121は、トーン発生部232s,送信回路271
s,281sに相当する。
第1受信手段122は、受信回路272s,282sに相当する。
第1制御手段123は、モード設定部233s,マイクロプロ
セッサ(MPU)234sに相当する。
スイッチ131は、スイッチ237s,237rに相当する。
第2回線切換制御部140は、DBU230rに相当する。
第2送信手段141は、トーン発生部232r,送信回路271
r,281rに相当する。
第2受信手段142は、受信回路272r,282rに相当する。
第2制御手段143は、モード設定部233r,MPU234rに相
当する。
以上のような対応関係があるものとして、以下本発明
の実施例について説明する。
II.実施例の構成 (i)全体の構成 第2図において、実施例の通信装置とその回線接続方
法を用いたデータ通信システムは、例えばホストコンピ
ュータ(図示せず)側で専用回線241を介して授受され
るデータの変復調を行なう変復調部201sと、例えばデー
タ端末装置(DTE)側で専用回線241を介して授受される
データの変復調を行なう変復調部201rと、変復調部201s
に対応して専用回線241の障害の発生を検出する回線監
視部202sと、変復調部201rに対応して専用回線241の障
害の発生を検出する回線監視部202rと、ホストコンピュ
ータ側のダイヤルバックアップ装置(DBU)230sとDTE側
のDBU230rと、専用回線241と非常用のダイヤル回線251
との何れか一方と変復調部201sとを接続するスイッチ23
7sと、専用回線241と非常用のダイヤル回線252との何れ
か一方と変復調部201rとを接続するスイッチ237rとで構
成されている。
専用回線241は、変復調部201sの送信側と変復調部201
rの受信側とを接続している下り回線と、変復調部201r
の送信側と変復調部201sの受信側とを接続している上り
回線とで形成されている。
ダイヤル回線251は、DBU230sの送信側に接続されてい
る送信側回線と、受信側に接続されている受信側回線と
から形成されている。
変復調部201sは、スイッチ237sの端子Tに接続されて
おり、スイッチ237sの端子S2はダイヤル回線251に接続
されている。また、スイッチ237sの端子S1は専用回線24
1に接続されており、通常は実線で示したようにスイッ
チ237sの端子S1と端子Tとが接続されている。
また、同様にして、変復調部201rはスイッチ237rを介
して専用回線241とダイヤル回線252とに接続されてい
る。
ダイヤル回線252は、ダイヤル回線251と同様に構成さ
れており、DBU230rに接続されている。
ダイヤル回線251,252のそれぞれの送信側回線および
受信側回線は、それぞれ所定の電話番号に対応してお
り、交換機261により相互に交換接続される。
(ii)DBUの構成 第2図において、DBU230sは、変復調部201sの変調方
式,伝送速度などの制御情報を表す所定の音声信号(ト
ーン)を発生するトーン発生部232sと、この所定のトー
ンをダイヤル回線251の送信側回線を介して送信する送
信回路271sと、ダイヤル回線251の受信側回線を介して
上述したトーンを送信する送信回路281sと、ダイヤル回
線251の送信側回線からの信号を受信する受信回路272s
と、ダイヤル回線251の受信側回線からの信号を受信す
る受信回路282sと、回線監視部202sによる検出結果と受
信回路272s,282sによる受信結果とに基づいてトーン発
生部232sおよびスイッチ237sを制御して回線のバックア
ップを行なうMPU234sと、MPU234sの指示に基づいてモー
ド設定信号Msを生成してトーン発生部232sと受信回路27
2s,282sとに供給するモード設定部233sとで構成されて
いる。
モード設定部233sは、回線監視部202sにより障害が検
出されたときに、モード設定信号Msをとして“0"を出力
し、他の場合は“1"を出力するように構成されている。
また、トーン発生部232sは、例えば上述したモード設
定信号Msが“0"のときは、制御情報を表すトーンとして
第1トーンを発生し、“1"のときは別の第2トーンを発
生するように構成されている。
受信回路272s,282sは、例えばモード設定信号Ms“0"
のときは、上述した第2トーンを受信したときに“1"を
出力してMPU234に供給する。一方、モード設定信号Msが
“1"のときは、上述した第1トーンを受信したときに
“1"を出力してMPU234に供給するように構成されてい
る。
このモード設定信号Msの理論が“0"の場合は、DBU230
sは発信モードに設定されていると称する。一方、モー
ド設定信号Msの理論が“1"の場合は着信モードと称す
る。
DBU230rは、DBU230sと同様に、トーン発生部232rと、
モード設定部233rと、MPU234rと、送信回路271r,281r
と、受信回路272r,282rとで構成されている。
また、モード設定部233rは、モード設定部233sと同様
にして、回線監視部202rによる障害の検出結果に基づい
てモード設定信号Mrを生成する。
トーン発生部232rおよび受信回路272r,282rは、この
モード設定信号Mrに基づいて、上述したトーン発生部23
2sおよび受信回路272s,282sと同様に動作するように構
成されている。
III.実施例の動作 第3図は、実施例による通信装置とその回線接続方法
の動作を表す流れ図である。
以下、第2図,第3図を参照して実施例の動作を説明
する。
(i)発信モードのDBUの動作 第3図(a)は、発信モードに設定されたDBUの動作
を表す流れ図である。
例えば、回線監視部202sによって専用回線241におけ
る障害の発生が検出されると、回線監視部202sはDBU230
sに対して回線バックアップ動作を起動する。対向局側
のDBU230rからの着呼がないことを確認して、MPU234sは
DBU230rに対する発呼を指示する。このとき、上述した
ようにして、モード設定部233sによってモード設定信号
Msが生成され、DBU230sが発信モードに設定される(ス
テップ301)。
以下、DBU230sを発信モードに設定されたDBUとして動
作を説明する。
DBU230sは、まず、ダイヤル回線251の送信側回線を用
いてダイヤル回線252の受信側回線に対する発呼動作を
行なう。これにより、交換機261によってダイヤル回線2
51の送信側回線とダイヤル回線252の受信側回線とが接
続される(ステップ302)。
トーン発生部232sにモード設定信号として“0"が供給
されているので、MPU234sの指示に基づいて、トーン発
生部232sは第1トーンを発生する。送信回路271sはこの
第1トーンをダイヤル回線251の送信側回線を介して送
信する(ステップ303)。
モード設定信号として“0"が供給されているので、受
信回路272sは、ダイヤル回線251の送信側回線を介して
供給された音声信号を受信して、この音声信号が第2ト
ーンであるか否かを判別する(ステップ304,ステップ30
5)。
ステップ305の肯定判定の場合は、受信回路272sによ
る受信結果として“1"がMPU234sに供給される。この場
合は、MPU234sは、変復調部201rの制御情報と変復調部2
01sの制御情報とが一致したと判断する。この場合は、
ダイヤル回線251の送信側回線とダイヤル回線252の受信
側回線との接続が保持され、変復調部201sと変復調部20
1rとを接続するバックアップ回線の下り回線として確保
される。
次に、ステップ302と同様の発呼動作によりダイヤル
回線251の受信側回線とダイヤル回線252の送信側回線と
が接続される(ステップ306)。
ステップ303と同様にして、送信回路281sはダイヤル
回線251の受信側回線を介して第1トーンを送信する
(ステップ307)。
受信回路282sは、ダイヤル回線251の受信側回線を介
して供給された音声信号を受信して、この音声信号が第
2トーンであるか否かを判別する(ステップ308,ステッ
プ309)。
ステップ309の肯定判定の場合は、上述した下り回線
の接続と同様にして、ダイヤル回線251の受信側回線と
ダイヤル回線252の送信側回線との接続が保持され、バ
ックアップ回線の上り回線として確保される。
このようにして、下り回線と上り回線とが確保された
場合は、MPU234sはスイッチ237sを制御して、第2図に
点線で示したように、スイッチ237sの端子Tと端子S2
を接続し、変復調部201sとダイヤル回線251とを接続す
る。これにより、ホストコンピュータとDTEとの間の通
信は、このバックアップ回線を介して続行される(ステ
ップ310)。
一方、ステップ305あるいはステップ309の否定判定の
場合は、受信回路272sあるいは受信回路282sによる受信
結果として“0"がMPU234sに供給される。この場合は、
変復調部201sと専用回線241との接続は変化しない(ス
テップ311)。
例えばDBU230sがダイヤル回線251の送信側回線から誤
ってダイヤル回線251の受信側回線に対して発呼動作を
行なった場合は、ダイヤル回線251の送信側回線と受信
側回線とが誤接続してしまう。この場合は、送信回路27
1suがダイヤル回線の接続を起動する際に送信した第1
トーンが受信回路282sによって受信される。従って、受
信回路282sの受信結果は“0"となるので、変復調部201s
は専用回線241に接続されたままとなり、一方、ダイヤ
ル回線251の送信側回線と受信側回線との接続は切断さ
れる。
(ii)着信モードのDBUの動作 第3図(b)は、着信モードのDBU230の動作を表す流
れ図である。
DTE側の回線監視部202rによって専用回線241の障害が
検出されていない場合は、モード設定部233rによりモー
ド設定信号Mrとして“1"が出力されており、DBU230rは
着信モードに設定されている。
以下、DBU230rを着信モードに設定されたDBUとして動
作を説明する。
ダイヤル回線251の送信側回線からの発呼に応じて、
ダイヤル回線252の受信側回線に対する着呼動作が行な
われる。これにより、ダイヤル回線251の送信側回線と
ダイヤル回線252の受信側回線とが交換機261により接続
される(ステップ231)。
受信回路282rには、モード設定信号Mrとして“1"が供
給されているので、受信回路282rは、ダイヤル回線252
の受信側回線を介して供給された音声信号が第1トーン
であるか否かを判別する(ステップ322,ステップ32
3)。
ステップ323の肯定判定の場合は、上述した発信モー
ドのDBUの動作と同様にして、ダイヤル回線251の送信側
回線とダイヤル回線252の受信側回線との接続が保持さ
れ、バックアップ回線の下り回線として確保される。
トーン発生部232rにはモード設定信号Mrとして“1"が
供給されているので、トーン発生部232rは、MPU234rの
指示に基づいて第2トーンを発生し、送信回路281rは、
この第2トーンをダイヤル回線252の受信側回線を介し
て送信する(ステップ324)。
ステップ321と同様の着呼動作により、ダイヤル回線2
51の受信側回線とダイヤル回線252の送信側回線とが接
続される(ステップ325)。
受信回路272rは、ステップ322と同様にして、ダイヤ
ル回線252の送信側回線を介して供給された音声信号が
第1トーンであるか否かを判別する(ステップ326,ステ
ップ327)。
ステップ327の肯定判定の場合は、上述した下り回線
の接続と同様にして、ダイヤル回線251の受信側回線と
ダイヤル回線252の送信側回線との接続が保持され、バ
ックアップ回線の上り回線として確保される。
ステップ324と同様にして、送信回路271rは第2トー
ンをダイヤル回線252の送信側回線を介して送信する
(ステップ328)。
このようにして、バックアップ回線の下り回線と上り
回線とが確保された場合は、MPU234rはスイッチ237rを
制御して、変復調部201rとダイヤル回線252とを接続す
る(ステップ329)。
一方、ステップ323あるいはステップ327における否定
判定の場合は、上述した発信モードのDBUの動作と同様
にして、ダイヤル回線251とダイヤル回線252とは切断さ
れる(ステップ330)。
IV.実施例のまとめ 上述したようにして、例えば発信モードに設定された
DBU230sが制御情報を表す第1トーンを送出する。一
方、着信モードに設定されたDBU230rは、この第1トー
ンを受信したときに、ダイヤル回線が正常に接続された
と判断し、ダイヤル回線251とダイヤル回線252との接続
を保持して、同じ制御情報を表す第2トーンを送信して
応答する。
このように、発信モードに設定されたDBUがダイヤル
回線の接続を起動する際に送信する第1トーンと、着信
モードに設定されたDBUが応答する際に送信する第2ト
ーンとが異なっている。従って、発信モードに設定され
たDBUが送信したトーンを対向局側のDBUからの応答と誤
認することを防ぐことが可能となる。
これにより、DBU230sの送信側に接続されたダイヤル
回線251の送信側回線とダイヤル回線251の受信側回線と
が誤接続された場合に、変復調部201sと専用回線241と
が切断されてダイヤル回線251に切り換えられることを
防ぐことができる。
また、回線監視部202s,回線監視部202rのそれぞれに
所定の時間が設定されたタイマを設け、DBU230s,DBU230
rに対する回線のバックアップの起動をタイマの設定時
間分だけ遅延するようにすることにより、専用回線241
の障害が回線監視部202s,回線監視部202rによって同時
に検出された場合において、DBU230s,DBU230rの両方が
発信モードに設定されることを防ぐことができる。
V.発明の変形態様 なお、上述した本発明の実施例にあっては、ホストコ
ンピュータ側のDBU230sが発信モードに設定された場合
を考えたが、これに限らず、何れか一方のDBUが第1ト
ーンを送信し、他方のDBUがこの第1トーンに対して別
な第2トーンを送信して応答するものであれば適用でき
る。
また、「I.実施例と第1図との対応関係」において、
本発明と実施例との対応関係を説明しておいたが、これ
に限られることはなく、本発明には各種の変形態様があ
ることは当業者であれば容易に推考できるであろう。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、第1回線切換制御
部から送信された第1信号に対して、第2回線切換制御
部が第2信号を送信して応答するので、第1回線切換制
御部自身が送信した信号を第2回線切換制御部からの応
答と誤認することを防ぐことができる。即ち、本発明に
よれば、2種類の回線のみで所要の回線が対向局に接続
されたか否かを直接確認できる。これにより第1回線切
換制御部の送信側と受信側とが誤接続された場合に、専
用回線が切断されることを防ぐことができるので、実用
的には極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の通信装置とその回線接続方法の原理ブ
ロック図、 第2図は本発明の一実施例による通信装置とその回線接
続方法を用いたデータ通信システムの構成図、 第3図は実施例の動作を表す流れ図、 第4図は従来のバックアップ回線接続方式の説明図であ
る。 図において、 111は通信装置、 120は第1回線切換制御部、 121は第1送信手段、 122は第1受信手段、 123は第1制御手段、 131はスイッチ、 140は第2回線切換制御部、 141は第2送信手段、 142は第2受信手段、 143は第2制御手段、 201,411は変復調部、 202,413は回線監視部、 230,412はDBU、 232はトーン発生部、 233はモード設定部、 234はMPU、 237はスイッチ、 241は専用回線、 251,252はダイヤル回線、 271,281は送信回路、 272,282は受信回路、 401はホストコンピュータ、 402はDTE、 410はモデムである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−154720(JP,A) 特開 昭60−46650(JP,A) 特開 昭62−32746(JP,A) 特開 昭62−12237(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の回線並びにバックアップ回線として
    使用される第2の回線に接続され、第1の回線或いは第
    2の回線を介して対向する通信装置との間の通信を行う
    通信装置において、 前記通信装置を前記第1の回線或いは第2の回線の何れ
    か一方に接続するスイッチと、 前記第2の回線を介して前記対向する通信装置に対し、
    所定の第1のトーン信号を送出する送信手段と、 前記第2の回線を介して、前記第1のトーン信号送出に
    対応して前記対向する通信装置から供給される、前記第
    1のトーン信号とは異なるトーン周波数による第2のト
    ーン信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により前記第2のトーン信号が受信された
    場合、前記スイッチを操作して前記通信装置を前記第1
    の回線から切り離して前記第2の回線に接続する制御手
    段とを備えたこと を特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は更に、前記第1のトーン信
    号が受信された場合、前記第2の回線を介して前記第2
    のトーン信号を送出した後、前記通信装置を前記第1の
    回線から切り離して前記第2の回線に接続することを特
    徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】前記第1のトーン信号並びに第2のトーン
    信号は互いにトーン周波数が異なるとともに、前記トー
    ン信号に含まれる制御情報は同一であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】第1の回線並びに上りと下りの1組の第2
    の回線からなる第2の回線に選択的に接続される通信装
    置における回線接続方法であって、 前記第1の回線から前記第2の回線へ前記通信装置に接
    続される回線を切換える場合に、 前記通信装置から前記第2の回線の一方を介して対向す
    る通信装置を発呼し、接続された前記対向する通信装置
    に対して前記第2の回線の一方を介して第1のトーン信
    号を送出し、 前記第2の回線の一方を介して前記第1のトーン信号に
    対応する第2のトーン信号を前記対向する通信装置より
    受信した場合、続けて前記第2の回線の他方を介して前
    記対向する通信装置を発呼し、接続された前記対向する
    通信装置に対して前記第2の回線の他方を介して第1の
    トーン信号を送出し、 前記第2の回線の他方を介して、前記第1のトーン信号
    に対応する第2のトーン信号を前記対向する通信装置よ
    り受信した場合には、前記通信装置は前記第1の回線を
    前記通信装置から切り離すとともに、 前記第2の回線のいずれか一方を介して前記第1のトー
    ン信号を送出した後、該第2の回線のいずれかを介して
    第2のトーン信号を受信しなかった場合には、前記通信
    装置は該第2の回線の一方を切り離すこと を特徴とする回線接続方法。
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JPS60154720A (ja) * 1984-01-25 1985-08-14 Fujitsu Ltd 回線切替制御方式
JPS6212237A (ja) * 1985-07-09 1987-01-21 Nec Corp デ−タ伝送回線切替方式
JPS6232746A (ja) * 1985-08-05 1987-02-12 Canon Inc 通信装置

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