JP2000320441A - 船外機の電装品取付構造 - Google Patents

船外機の電装品取付構造

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JP2000320441A JP11131925A JP13192599A JP2000320441A JP 2000320441 A JP2000320441 A JP 2000320441A JP 11131925 A JP11131925 A JP 11131925A JP 13192599 A JP13192599 A JP 13192599A JP 2000320441 A JP2000320441 A JP 2000320441A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクト化を図った船外機の電装品取付構造
を提供するにある。 【解決手段】点火プラグ35が取り付けられたシリンダ
ヘッド14およびシリンダブロック15等から構成され
るエンジン3の一方の側面に吸気系部品23を配置し、
他方の側面に排気系部品22を配置すると共に、排気系
部品22がエンジン3の側方に突出して突出部34を形
成した船外機1において、突出部34を挟んでシリンダ
ヘッド14側の側面に形成されるスペースの突出部34
と点火プラグ35との間に電装系部品21を配置したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機の電装品取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、船外機に搭載されるエンジンは
その一方の側面に吸気系部品を配置し、他方の側面に排
気系部品を配置するエンジンレイアウトを採っている。
排気系部品にはエンジンの側方に突出する排気マニフォ
ールドまたは排気通路を塞ぐ排気カバーがあり、この突
出部がエンジンの最大横幅となっている。
【0003】また、この突出部はエンジン側面のほぼ中
央を上下方向に向かって延びており、例えば突出部より
前方のエンジン側面スペースには制御系電装品を内装し
た電装品ボックスが配置されている。また、イグニッシ
ョンコイルやレクティファイヤおよびレギュレータから
なる電装品を同スペースに配置したものや、突出部その
ものにこれらの電装品を配置したものもある(例えば特
開平7−77140号公報、特開平8−100671号
公報、特開平10−47221号公報および特開平10
−157693号公報等参照)。
【0004】ところで、船外機に搭載される4サイクル
エンジンは2サイクルエンジンに比べてエンジン温度が
高いため、電装品をエンジンの熱害から守るため、例え
ば電装品をフライホイールの下部に設置してフライホイ
ールが発生させる風で冷却したり(例えば特開平8−1
00645号公報参照)、電装品を排気通路に設けられ
た連脚通路の蓋部材、すなわち上記突出部に取り付けた
例(例えば特開平8−100671号公報参照)があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排気系
部品の突出部に電装品を配置するとエンジンの横幅がさ
らに広がり、エンジンを覆うカバーが大型化して船外機
のコンパクト化および軽量化に不利である。
【0006】一方、突出部より前方のエンジン側面スペ
ースにイグニッションコイルを配置した場合、突出部よ
り後方のエンジン側面スペースに配置される点火プラグ
とイグニッションコイルとを繋ぐハイテンションコード
が突出部を跨ぐことになり、ハイテンションコードが長
くなってノイズを発生し易くなる。
【0007】また、突出部とハイテンションコードとの
接触を防ぐために両者間にクリアランスを設ける必要が
あり、エンジンの横幅が広がってしまう。
【0008】さらに、イグニッションコイルを、制御系
電装品を内装した電装品ボックスに接近して配置させる
場合、制御系電装品の耐ノイズ性を高めなければなら
ず、コストアップに繋がる。
【0009】一方、フライホイールで電装品を冷却する
場合、フライホイールの大型化が必至であると共に、電
装品の配置場所が限定されてしまうので、レイアウト性
が悪い。
【0010】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、コンパクト化を図った船外機の電装品取付構造
を提供することを目的とする。
【0011】本発明の他の目的はノイズの低減を図った
船外機の電装品取付構造を提供するにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は電装品の冷却性
能の向上を図った船外機の電装品取付構造を提供するに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機の電
装品取付構造は、上述した課題を解決するために、請求
項1に記載したように、点火プラグが取り付けられたシ
リンダヘッドおよびシリンダブロック等から構成される
エンジンの一方の側面に吸気系部品を配置し、他方の側
面に排気系部品を配置すると共に、上記排気系部品が上
記エンジンの側方に突出して突出部を形成した船外機に
おいて、上記突出部を挟んで上記シリンダヘッド側の側
面に形成されるスペースの上記突出部と上記点火プラグ
との間に電装系部品を配置したものである。
【0014】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記突出部を挟んで上記シリ
ンダヘッド側の側面に形成されるスペースの上記突出部
と上記点火プラグとの間に複数個のイグニッションコイ
ルを配置したものである。
【0015】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記複数個のイグニッショ
ンコイルを上下方向に配置すると共に、上記点火プラグ
のプラグキャップと上記イグニッションコイルとはハイ
テンションコードによって繋がれ、上記イグニッション
コイルと上記ハイテンションコードとの結合部および上
記プラグキャップと上記ハイテンションコードとの結合
部を後斜め下方に向けて配置したものである。
【0016】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記シリンダヘッドに
上記電装系部品取付用のボスを形成すると共に、上記ボ
スの上記電装系部品との接触面を広く確保したものであ
る。
【0017】そして、請求項5に記載したように、上記
ボス近傍に冷却水ジャケットを配置したものである。
【0018】そしてまた、請求項6に記載したように、
上記エンジンの周囲を上下二分割可能なエンジンカバー
で覆うと共に、上記電装系部品のうち、熱を多く発生す
る電装系部品を上記エンジンカバーの分割面より下方
に、且つ上記エンジンカバーとの隙間が小さくなるよう
に配置したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0020】図1は、この発明を適用した船外機の左側
面図である。図1に示すように、この船外機1はエンジ
ンホルダ2を備え、このエンジンホルダ2の上方にエン
ジン3が設置される。なお、このエンジン3はその内部
にクランクシャフト4を略垂直に配置したバーティカル
(縦)型のエンジンである。また、エンジンホルダ2の
下方にはオイルパン5が配置されると共に、例えばエン
ジンホルダ2にはブラケット6が取付けられ、このブラ
ケット6を介して船外機1が図示しない船体のトランサ
ムに装着される。
【0021】また、この船外機1のエンジン3、エンジ
ンホルダ2およびオイルパン5の周囲はエンジンカバー
7によって覆われる。エンジンカバー7は、エンジン3
下部、エンジンホルダ2およびオイルパン5の周囲を覆
うロアカバー7aと、エンジン3上部を覆うアッパーカ
バー7bとに上下に二分割されて構成される。
【0022】オイルパン5の下部にはシャフトハウジン
グ8が設置される。エンジンホルダ2、オイルパン5お
よびシャフトハウジング8内にはドライブシャフト9が
略垂直に配置され、その上端部がクランクシャフト4の
下端部に連結される。ドライブシャフト9はシャフトハ
ウジング8内を下方に向かって延び、シャフトハウジン
グ8の下部に設けられたギヤケース10内のベベルギヤ
11およびプロペラシャフト12を介してプロペラ13
を駆動するように構成される。
【0023】図2は、図1に示す船外機1のエンジン3
部分の拡大側面図であり、図3はこのエンジン3の平面
図である。図1、図2および図3に示すように、この船
外機1に搭載されるエンジン3は、例えばシリンダヘッ
ド14、シリンダブロック15およびクランクケース1
6等を組み合わせて構成された水冷4サイクル三気筒エ
ンジンである。
【0024】エンジン3の最前部、図1および図2にお
いては最も左側に配置されるクランクケース16の後方
(右側)にはシリンダブロック15が配置される。ま
た、シリンダブロック15の後方にはシリンダヘッド1
4が配置される。
【0025】エンジン3の左側面にはスタータモータ1
7や、制御系電装品(図示せず)を内装した電装品ボッ
クス18、気筒数(3ケ)のイグニッションコイル19
や、冷却フィン20aを備えたレクティファイヤおよび
レギュレータ20等の電装系部品21、さらに、排気系
部品22が配置される。また、エンジン3の右側面には
キャブレタ23aや吸気パイプ23b、サイレンサ23
c等の吸気系部品23が配置される。そして、電装系部
品21のうち、熱を多く発生するレクティファイヤおよ
びレギュレータ20はエンジンカバー7の分割面7cよ
り下方に、且つロアカバー7aとの隙間が小さくなるよ
うに配置される。
【0026】ところで、この船外機1のエンジン3は水
冷式であって、図1に示すように、ギヤケース10に設
けられた取水口24から取り入れられた例えば海水を冷
却水としてエンジン3の冷却に用いる。冷却水は、ドラ
イブシャフト9によって駆動されるウォータポンプ25
で取水口24から取り入れられ、送水管26を経由して
オイルパン5内およびエンジンホルダ2内の冷却水通路
27に導かれ、この冷却水通路27を経てエンジン3内
に冷却水が導かれる。
【0027】図4はシリンダヘッド14およびシリンダ
ブロック15の左側面図であり、図5は図4のV矢視図
(シリンダヘッド14の正面図)である。さらに、図6
は図4のVI矢視図(シリンダブロック15の後面図)
であり、図7は図4および図5のVII−VII線に沿
う断面図である。そして、図8は図4のVIII−VI
II線に沿う断面図である。
【0028】図4〜図8に示すように、シリンダブロッ
ク15内にはシリンダヘッド14内に形成される排気ポ
ート28とエンジンホルダ2内に形成される排気排出路
(図示せず)とを繋ぐ排気通路29が形成される。この
排気通路29の周囲には前記エンジンホルダ2内の冷却
水通路27に繋がる排気通路29冷却用の冷却水ジャケ
ット30が形成され、シリンダブロック15の側面に向
かって開口したこの冷却水ジャケット30の開口部30
aは排気系部品22を構成する排気カバー31によって
塞がれる。
【0029】そして、排気通路29冷却用の冷却水ジャ
ケット30の下流にはシリンダブロック15内に形成さ
れたシリンダ15a冷却用の冷却水ジャケット32およ
びシリンダヘッド14内に形成される排気ポート28冷
却用の冷却水ジャケット33が設けられる。
【0030】図2、図3および図7に示すように、排気
通路29冷却用冷却水ジャケット30を塞ぐ排気カバー
31(排気系部品22)はエンジン3の側方に突出して
突出部34を形成し、この突出部34はエンジン3側面
のほぼ中央を上下方向に向かって延びる(図2参照)。
【0031】この突出部34を挟んでシリンダブロック
15側の側面に形成されるスペースには前記電装品ボッ
クス18が配置される。また、この突出部34を挟んで
シリンダヘッド14側の側面に形成されるスペースの突
出部34とシリンダヘッド14に結合された点火プラグ
35(図3参照)との間には前記イグニッションコイル
19、レクティファイヤおよびレギュレータ20からな
る電装系部品21が配置される。そして、点火プラグ3
5のプラグキャップ35aとイグニッションコイル19
とはハイテンションコード36によって繋がれる。
【0032】図9は、イグニッションコイル19、プラ
グキャップ35aおよびハイテンションコード36の拡
大側面図である。図2および図9に示すように、イグニ
ッションコイル19、プラグキャップ35aおよびハイ
テンションコード36は点火プラグ35の着脱スペース
を避けて配置される。具体的には、イグニッションコイ
ル19とハイテンションコード36との結合部36aお
よびプラグキャップ35aとハイテンションコード36
との結合部36bが後斜め下方に向けて配置される。
【0033】図4、図7および図8に示すように、シリ
ンダヘッド14の側面にはイグニッションコイル19、
レクティファイヤおよびレギュレータ20からなる電装
系部品21取付用のボス37,38が一体に形成され
る。また、これらのボス37,38は排気ポート28冷
却用の冷却水ジャケット33近傍に配置される。そし
て、例えばレクティファイヤおよびレギュレータ20取
付用のボス38はそのレクティファイヤおよびレギュレ
ータ20との接触面39が可能な限り広く確保される。
【0034】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0035】排気系部品22によって形成される突出部
34を挟んでシリンダヘッド14側の側面に形成される
スペース突出部34とシリンダヘッド14に結合された
点火プラグ35との間ににイグニッションコイル19、
レクティファイヤおよびレギュレータ20等の電装系部
品21を配置したことにより、従来使用されていなかっ
たデッドスペースを有効利用でき、また、エンジン3の
横幅が広がることもなく、船外機1のコンパクト化を図
ることができる。
【0036】さらに、イグニッションコイル19と点火
プラグ35とを同じスペースに配置したので、ハイテン
ションコード36が短くなって点火性能(通電エネルギ
の上昇)および外観が向上し、ノイズも低減されると共
に、ハイテンションコード36が突出部34を跨ぐこと
もないのでエンジン3の横幅が広がることはない。
【0037】また、ハイテンションコード36の長さを
統一することも可能になり、部品種類およびコストの削
減を図ることができる。
【0038】ところで、点火プラグ35のプラグキャッ
プ35aとイグニッションコイル19とを繋ぐハイテン
ションコード36を例えば後方に向けて水平に配置した
場合、エンジンカバー7の後方を絞り込んでコンパクト
化させるデザインが不可能となる。また、ハイテンショ
ンコード36を例えば下方に向けて配置した場合、複数
個のイグニッションコイル19を配置することが困難に
なる。
【0039】そこで、上述したように、イグニッション
コイル19とハイテンションコード36との結合部36
aおよびプラグキャップ35aとハイテンションコード
36との結合部36bを後斜め下方に向けて配置したこ
とにより、点火プラグ35の着脱方向に部品が存在しな
くなって点火プラグ35およびプラグキャップ35aの
着脱性が向上すると共に、イグニッションコイル19や
プラグキャップ35a、ハイテンションコード36のい
ずれが被水してもこれらの結合部36a,36bに水滴
が達しにくくなる。
【0040】さらにまた、突出部34を挟んでシリンダ
ヘッド14側の側面に形成されるスペースに電装系部品
21を配置したことにより、突出部34を挟んで反対側
のシリンダブロック15側の側面に形成されるスペース
に他の電装系部品(図示せず)を配置可能になると共
に、制御系電装品を内装した電装品ボックス18をノイ
ズの発生源(イグニッションコイル19およびハイテン
ションコード36)から遠避けることができ、ノイズ対
応上有利になる。
【0041】また、制御系電装品を内装した電装品ボッ
クス18を熱の発生源(イグニッションコイル19、レ
クティファイヤおよびレギュレータ20)から遠避ける
ことができ、制御系電装品への熱伝導が防止できる。
【0042】そして、熱を多く発生する電装系部品21
であるレクティファイヤおよびレギュレータ20をエン
ジンカバー7の分割面7cより下方に、且つロアカバー
7aとの隙間が小さくなるように配置したことにより、
ユーザーによる接触が防止され、接触防止カバーや表示
ラベル等の部品が不要になる。
【0043】一方、電装系部品21取付用のボス37,
38の電装系部品21との接触面39を広く確保すると
共に、これらのボス37,38近傍に例えば排気ポート
28冷却用の冷却水ジャケットを設けて冷却水を導いた
ことにより、電装系部品21の発熱問題を解消できる。
【0044】すなわち、電装系部品21を冷却水によっ
て間接的に冷却できるため、空冷式に比べて冷却効率が
向上すると共に、冷却フィン20aなどを小型化でき、
電装系部品21が小型・軽量化できると共に、レイアウ
トの自由度も増す。また、電装系部品21の信頼性が向
上し、さらに、エンジンカバー7内の空気の温度上昇も
防止できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の電装品取付構造によれば、点火プラグが取り付けら
れたシリンダヘッドおよびシリンダブロック等から構成
されるエンジンの一方の側面に吸気系部品を配置し、他
方の側面に排気系部品を配置すると共に、上記排気系部
品が上記エンジンの側方に突出して突出部を形成した船
外機において、上記突出部を挟んで上記シリンダヘッド
側の側面に形成されるスペースの上記突出部と上記点火
プラグとの間に電装系部品を配置したため、デッドスペ
ースが有効に利用できると共に、船外機のコンパクト化
が可能になる。
【0046】また、上記突出部を挟んで上記シリンダヘ
ッド側の側面に形成されるスペースの上記突出部と上記
点火プラグとの間に複数個のイグニッションコイルを配
置したため、ノイズが低減すると共に、整備性も向上す
る。
【0047】さらに、上記複数個のイグニッションコイ
ルを上下方向に配置すると共に、上記点火プラグのプラ
グキャップと上記イグニッションコイルとはハイテンシ
ョンコードによって繋がれ、上記イグニッションコイル
と上記ハイテンションコードとの結合部および上記プラ
グキャップと上記ハイテンションコードとの結合部を後
斜め下方に向けて配置したため、点火プラグおよびプラ
グキャップの着脱性が向上すると共に、これらの結合部
に水滴が達しにくくなる。
【0048】さらにまた、上記シリンダヘッドに上記電
装系部品取付用のボスを形成すると共に、上記ボスの上
記電装系部品との接触面を広く確保したため、電装系部
品の発熱問題が解消される。
【0049】そして、上記ボス近傍に冷却水ジャケット
を配置したため、電装系部品の発熱問題が解消される。
【0050】そしてまた、上記エンジンの周囲を上下二
分割可能なエンジンカバーで覆うと共に、上記電装系部
品のうち、熱を多く発生する電装系部品を上記エンジン
カバーの分割面より下方に、且つ上記エンジンカバーと
の隙間が小さくなるように配置したため、部品点数の削
減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の電装品取付構造の一実施
形態を示す船外機の左側面図。
【図2】図1に示す船外機のエンジン部分の拡大側面
図。
【図3】図2に示すエンジンの平面図。
【図4】シリンダヘッドおよびシリンダブロックの左側
面図。
【図5】図4のV矢視図(シリンダヘッドの正面図)。
【図6】図4のVI矢視図(シリンダブロックの後面
図)。
【図7】図4および図5のVII−VII線に沿う断面
図。
【図8】図4のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】イグニッションコイル、プラグキャップおよび
ハイテンションコードの拡大側面図。
【符号の説明】
1 船外機 3 エンジン 7 エンジンカバー 7c エンジンカバーの分割面 14 シリンダヘッド 15 シリンダブロック 18 電装品ボックス 19 イグニッションコイル(電装系部品) 20 レクティファイヤおよびレギュレータ(電装系部
品) 21 電装系部品 22 排気系部品 23 吸気系部品 29 排気通路 30 排気通路冷却用の冷却水ジャケット 31 排気カバー(排気系部品) 33 排気ポート冷却用の冷却水ジャケット 33a 冷却水ジャケットの延設部 34 突出部 35 点火プラグ 35a プラグキャップ 36 ハイテンションコード 36a イグニッションコイルとハイテンションコード
との結合部 36b プラグキャップとハイテンションコードとの結
合部 37,38 電装系部品取付用のボス 39 ボスの電装系部品との接触面
フロントページの続き (72)発明者 峯野 和夫 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 川崎 直樹 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 Fターム(参考) 3G019 AA10 CA00 KB07 KC10 KD07 3G024 AA04 AA07 AA74 CA05 EA11 FA03 FA13 FA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火プラグが取り付けられたシリンダヘ
    ッドおよびシリンダブロック等から構成されるエンジン
    の一方の側面に吸気系部品を配置し、他方の側面に排気
    系部品を配置すると共に、上記排気系部品が上記エンジ
    ンの側方に突出して突出部を形成した船外機において、
    上記突出部34を挟んで上記シリンダヘッド14側の側
    面に形成されるスペースの上記突出部34と上記点火プ
    ラグ35との間に電装系部品21を配置したことを特徴
    とする船外機の電装品取付構造。
  2. 【請求項2】 上記突出部34を挟んで上記シリンダヘ
    ッド14側の側面に形成されるスペースの上記突出部3
    4と上記点火プラグ35との間に複数個のイグニッショ
    ンコイル19を配置した請求項1記載の船外機の電装品
    取付構造。
  3. 【請求項3】 上記複数個のイグニッションコイル19
    を上下方向に配置すると共に、上記点火プラグ35のプ
    ラグキャップ35aと上記イグニッションコイル19と
    はハイテンションコード36によって繋がれ、上記イグ
    ニッションコイル19と上記ハイテンションコード36
    との結合部36aおよび上記プラグキャップ35aと上
    記ハイテンションコード36との結合部36bを後斜め
    下方に向けて配置した請求項2記載の船外機の電装品取
    付構造。
  4. 【請求項4】 上記シリンダヘッド14に上記電装系部
    品21取付用のボス37,38を形成すると共に、上記
    ボス37,38の上記電装系部品21との接触面39を
    広く確保した請求項1、2または3記載の船外機の電装
    品取付構造。
  5. 【請求項5】 上記ボス37,38近傍に冷却水ジャケ
    ット33を配置した請求項4記載の船外機の電装品取付
    構造。
  6. 【請求項6】 上記エンジン3の周囲を上下二分割可能
    なエンジンカバー7で覆うと共に、上記電装系部品21
    のうち、熱を多く発生する電装系部品20を上記エンジ
    ンカバー7の分割面7cより下方に、且つ上記エンジン
    カバー7との隙間が小さくなるように配置した請求項
    1、2、3、4または5記載の船外機の電装品取付構
    造。
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