JP2000319556A - 樹脂成形体用塗料、該塗料を用いた塗膜を有する樹脂成形体および塗装方法 - Google Patents

樹脂成形体用塗料、該塗料を用いた塗膜を有する樹脂成形体および塗装方法

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JP2000319556A
JP2000319556A JP13223499A JP13223499A JP2000319556A JP 2000319556 A JP2000319556 A JP 2000319556A JP 13223499 A JP13223499 A JP 13223499A JP 13223499 A JP13223499 A JP 13223499A JP 2000319556 A JP2000319556 A JP 2000319556A
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paint
coating
resin molded
coating film
fine particles
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English (en)
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Masayoshi Matsui
政義 松井
Katsuo Suzuki
勝雄 鈴木
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Zeon Corp
Cleanup Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
Cleanup Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂成形体の表面の耐摩耗性や耐衝撃性など
の機械的特性を向上させることができる樹脂成形体用塗
料、該塗料を用いた塗膜を有する樹脂成形体および塗装
方法を提供すること。 【解決手段】 樹脂成形体の表面を塗装するために用い
られる樹脂成形体用塗料であって、粒径が5〜100μ
mの微粒子を、固形分に対して1〜20重量%%含有し
てある。塗料として、粒径が5〜100μmの微粒子
を、固形分に対して1〜20重量%含有してある塗料を
用い、塗膜の厚みが、5〜500μmとなるように、樹
脂成形体の表面を塗装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形体用塗
料、該塗料を用いた塗膜を有する樹脂成形体および塗装
方法に係り、さらに詳しくは、樹脂成形体表面の耐摩耗
性および耐衝撃性を向上させることができる樹脂成形体
用塗料、該塗料を用いた塗膜を有する樹脂成形体および
塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形体の表面は、金属などと比較し
て、錆びるおそれがないことから、防錆ための塗装は不
要であるが、樹脂成形体の表面に着色や模様を施したい
場合や、表面を改質したり、耐久性を改良したい場合な
どに、塗料を用いた塗装を施すことがある。従来の塗料
は、樹脂、セルロース、油脂などの塗膜形成主要素と、
分散剤、硬化剤、可塑剤などの塗膜形成副要素と、これ
らを溶解する溶剤とから成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の塗料
を用いた樹脂成形体の塗装では、樹脂成形体の表面に着
色や模様を施すことはできても、耐摩耗性に劣り、塗膜
が剥がれやすいと言う課題があった。特に、ノルボルネ
ン系モノマーの反応射出成形品などのように、非極性の
樹脂成形体の塗装では、該成形体表面が、難接着性であ
るために、塗膜が剥がれやすく、耐摩耗性に劣るといっ
た問題があった。
【0004】なお、塗膜表面の風合いを向上させるため
に、あるいは滑りを防止するために、塗膜内にビーズな
どの粒子を添加させることがあるが、樹脂成形体の表面
の耐摩耗性や耐衝撃性などの機械的特性を向上させるも
のではなかった。
【0005】本発明の目的は、こうした従来技術の問題
点を解決し、樹脂成形体の表面の耐摩耗性や耐衝撃性な
どの機械的特性を向上させることができる樹脂成形体用
塗料、該塗料を用いた塗膜を有する樹脂成形体および塗
装方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る樹脂成形体用塗料は、樹脂成形体の表
面を塗装するために用いられる樹脂成形体用塗料であっ
て、粒径が5〜100μm、好ましくは12〜60μm
の微粒子を、固形分に対して1〜20重量%、好ましく
は3〜15重量%、より好ましくは5〜10重量%含有
してあることを特徴とする。
【0007】本発明に係る樹脂成形体は、粒径が5〜1
00μm、好ましくは12〜60μmの微粒子を、固形
分に対して1〜20重量%、好ましくは3〜15重量
%、より好ましくは5〜10重量%含有してある、厚さ
5〜500μm、好ましくは30〜50μmの塗膜を有
することを特徴とする。
【0008】本発明に係る塗装方法は、樹脂成形体の表
面を塗装する方法であって、塗料として、粒径が5〜1
00μm、好ましくは12〜60μmの微粒子を、固形
分に対して1〜20重量%、好ましくは3〜15重量
%、より好ましくは5〜10重量%含有してある塗料を
用い、塗膜の厚みが、5〜500μm、好ましくは30
〜50μmとなるように、樹脂成形体の表面を塗装する
ことを特徴とする。
【0009】本発明において、塗料または塗膜に含まれ
る微粒子の径が小さすぎると、樹脂成形体の表面の耐摩
耗性あるいは耐衝撃性の向上の効果が少なく、径が大き
すぎると、塗膜から微粒子が脱落し易くなるので好まし
くない。なお、本発明において、微粒子の径とは、平均
粒径のことである。また、微粒子の形状は、アスペクト
比が1.5以下の範囲で、球形に近いほど望ましい。
【0010】塗膜の厚みをtとし、微粒子の径をdとし
た場合に、本発明では、t≧dの場合に、樹脂成形体の
表面の耐摩耗性あるいは耐衝撃性などの機械的強度の向
上の効果が良好に発揮され、t<dの場合には、塗膜の
表面から微粒子の一部が突出することから、滑り止めの
効果もある。本発明では、樹脂成形体の表面の耐摩耗性
あるいは耐衝撃性などの機械的強度の向上の観点から
は、これらの比d/tは、好ましくは0.2〜3、さら
に好ましくは0.3〜1.5である。
【0011】本発明では、塗膜の厚みを30〜50μm
とした場合には、微粒子の粒径を小さめの粒子(12〜
40μm程度)にすることで、樹脂成形体の表面の機械
的強度の向上の効果が大きく、微粒子の粒径を大きめ
(40〜60μm程度)にすることで、滑り止めの効果
が大きくなる。なお、本発明では、小さめの微粒子と大
きめの微粒子とを併用しても良い。
【0012】本発明において、微粒子としては、特定の
大きさの微粒子であれば特に限定されず、無機物粒子で
も有機物粒子でも良いが、ポリマー粒子であることが好
ましい。無機物粒子としては、ガラスビーズ、シリカ、
カーボンブラックなどを例示することができ、ポリマー
粒子としては、ポリエチレン、ポリスチレン、フェノー
ル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂
などを例示することができる。これらの内、アクリル樹
脂製の微粒子が特に好ましい。微粒子の製造方法は、特
に限定されず、懸濁重合などが例示される。
【0013】アクリル樹脂は、アクリル酸およびその誘
導体を重合させたものであればよい。アクリル樹脂とし
ては、たとえば、アクリル酸、アクリル酸エステル、ア
クリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸、メタ
クリル酸エステルなどの重合体や共重合体が挙げられ
る。
【0014】アクリル樹脂微粒子の形状は、球状に近い
ほど好ましいが、真球状であることがより好ましい。ア
クリル樹脂は顔料などで着色してあってもよいが、透明
のビーズを用いたり、塗料の色に合わせてビーズの色を
選択することとしてもよい。
【0015】本発明において、塗料または塗膜に含まれ
る粒子の含有量が少なすぎると、樹脂成形体の表面の耐
摩耗性あるいは耐衝撃性の向上の効果が少なく、量が多
すぎると、塗膜としての機能を有さないことになるので
好ましくない。
【0016】本発明において、塗料の種類は、特に限定
されないが、塗料が塗布される樹脂成形体の材質などに
応じて決定されることが好ましい。塗料としては、油性
ペイント、エナメルペイントなどの油性塗料;セラック
ニス、白ラックニスなどの酒精塗料;エポキシ系塗料、
フェノール系塗料、ウレタン系塗料などの合成樹脂塗
料;エマルジョン・ラテックス塗料などの水性塗料;ニ
トロセルロースラッカーなどのセルロース誘導体塗料;
防錆塗料、耐熱塗料、導電性塗料などの特殊塗料が例示
される。本発明において、樹脂成形体がノルボルネン系
モノマーの反応射出成形体である場合には、ウレタン系
の合成樹脂塗料であることが好ましい。ウレタン系の合
成樹脂塗料は、ノルボルネン系モノマーの反応射出成形
体に対して接着性に優れ、塗膜強度も高いからである。
【0017】本発明において、塗膜が付される樹脂成形
体としては、特に限定されないが、熱硬化性樹脂の成形
体の場合に効果が大きい。熱硬化性樹脂としては、フェ
ノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ポリイミド樹脂、ノルボルネン系モノマー
の反応射出成形体などが例示されるが、中でもノルボル
ネン系モノマーの反応射出成形体の場合に特に効果が大
きい。
【0018】本発明に係る塗膜を有する樹脂成形体の用
途は、特に限定されないが、たとえば防水パンや浴室ユ
ニットなどとして好ましく用いられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施形態に基づ
き詳細に説明する。
【0020】本実施形態では、防水パンあるいは浴室ユ
ニットなどをノルボルネン系モノマーの反応射出成形に
より成形し、得られた成形体の表面に、本発明に係る塗
料を用いて塗装を施す。まず、ノルボルネン系モノマー
の反応射出成形体について説明する。
【0021】ノルボルネン系モノマー 本発明において、反応射出成形は、メタセシス触媒の存
在下に、ノルボルネン系モノマーを金型内で塊状重合す
るものであり、使用するモノマーは、ノルボルネン環を
有するものであればいずれでも良いが、耐熱性に優れた
成形体が得られることから、三環体以上の多環ノルボル
ネン系モノマーを用いることが好ましい。
【0022】ノルボルネン系モノマーの具体例として
は、ノルボルネン、ノルボルナジエン等の二環体;ジシ
クロペンタジエン(シクロペンタジエン二量体)、ジヒ
ドロジシクロペンタジエン等の三環体;テトラシクロド
デセン等の四環体;シクロペンタジエン三量体等の五環
体;シクロペンタジエン四量体等の七環体;これらのメ
チル、エチル、プロピル、ブチルなどのアルキル、ビニ
ル等のアルケニル、エチリデン等のアルキリデン、フェ
ニル、トリル、ナフチル等のアリール等の置換体;更に
これらのエステル基、エーテル基、シアノ基、ハロゲン
原子などの極性基を有する置換体などが例示される。こ
れらのモノマーは、1種以上を組み合わせて用いても良
い。入手が容易であり、反応性に優れ、得られる樹脂成
形体の耐熱性に優れる点から、三環体、四環体、あるい
は五環体のモノマーが好ましい。
【0023】また、生成する開環重合体は熱硬化型とす
ることが好ましく、そのためには、上記ノルボルネン系
モノマーの中でも、シクロペンタジエン三量体等の反応
性の二重結合を二個以上有する架橋性モノマーを少なく
とも含むものが用いられる。
【0024】なお、本発明の目的を損なわない範囲で、
ノルボルネン系モノマーと開環共重合し得るシクロブテ
ン、シクロペンテン、シクロペンタジエン、シクロオク
テン、シクロドデセン等の単環シクロオレフィン等を、
コモノマーとして用いても良い。
【0025】メタセシス触媒 ノルボルネン系モノマーを用いた反応射出成形において
使用することができるメタセシス触媒は、RIM法でノ
ルボルネン系モノマーを開環重合できるものであれば特
に限定されず、公知のもので良い。例えば、タングステ
ンまたはモリブデンなどのハロゲン化物、オキシハロゲ
ン化物、酸化物、アンモニウム塩などが使用される。本
発明では、好ましくは、トリドデシルアンモニウムモリ
ブデート、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデー
ト等のモリブデン酸有機アンモニウム塩等のモリブデン
系メタセシス触媒が用いられる。
【0026】メタセシス触媒の使用量は、反応液全体で
使用するモノマー1モルに対し、通常、0.01ミリモ
ル以上、好ましくは0.1ミリモル以上、50ミリモル
以下、好ましくは20ミリモル以下である。メタセシス
触媒は、通常、モノマーに溶解して用いるが、RIM法
による成形体の性質を本質的に損なわれない範囲であれ
ば、少量の溶剤に懸濁させ溶解させた上で、モノマーと
混合することにより、析出しにくくしたり、溶解性を高
めて用いても良い。
【0027】活性剤 活性剤(共触媒)としては、特開昭58−127728
号公報、特開平4−226124号公報、特開昭58−
129013号公報、特開平4−145247号公報に
開示してあるような公知の活性剤であれば、特に制限は
ないが、本発明においては、例えばエチルアルミニウム
ジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等のアルキ
ルアルミニウムハライド、アルコキシアルキルアルミニ
ウムハライドなどの有機アルミ化合物が好ましく用いら
れる。
【0028】活性剤の使用量は、特に限定されないが、
通常、反応液全体で使用するメタセシス触媒1モルに対
して、0.1モル以上、好ましくは1モル以上、かつ1
00モル以下、好ましくは10モル以下である。
【0029】本発明においては、一般に、上記活性剤に
活性調節剤を併用する。活性調節剤を併用することによ
って、反応速度や、反応液の混合から反応開始までの時
間、反応活性などを変化させることができる。
【0030】活性調節剤としては、メタセシス触媒を還
元する作用を持つ化合物などが用いられ、活性調節剤と
しては、アルコール類、ハロアルコール類、エステル
類、エーテル類、ニトリル類などが例示される。なお、
活性調整剤の添加量は、用いる化合物によって変わり、
一様ではない。
【0031】その他の任意成分 所望により、酸化防止剤、充填剤、顔料、着色剤、発泡
剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシクロペンタジエン
系熱重合樹脂およびその水添物など種々の添加剤を反応
原液に配合することができ、それにより得られるRIM
製品の特性を改質することができる。
【0032】特に機械的強度の高い成形体を得る目的
で、補強材を金型内に予め充填しておき、次いで重合反
応液を金型内に注入し、硬化させることもできる。補強
材の充填量は、特に制限はないが、通常、モノマー重量
の10重量%以上、好ましくは20〜60重量%であ
る。
【0033】補強材としては、例えば、ガラス繊維、ア
ラミド繊維、カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維、金属繊維、ポリプロピレン繊維、アルミコーティン
グガラス繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シリ
コンカーバイド繊維、アルミナ繊維などを挙げることが
できる。
【0034】酸化防止剤としては、フェノール系、リン
系、アミン系など各種のプラスチック・ゴム用酸化防止
剤がある。充填剤にはミルドガラス、カーボンブラッ
ク、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、雲
母、チタン酸カリウム、硫酸カルシウムなどの無機質充
填剤がある。
【0035】エラストマーとしては、天然ゴム、ポリブ
タジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重
合体(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体(SIS)、エチレン−プロピレ
ン−ジエンターポリマー(EPDM)、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)およびこれらの水素化物などが
ある。エラストマーの添加量は、反応原液の30°Cに
おける粘度が5cps以上、好ましくは50cps以
上、かつ1000cps以下、好ましくは500cps
以下となるように適宜選択される。添加剤は、通常、予
め反応液のいずれか一方または双方に混合しておく。
【0036】反応射出成形方法 反応射出成形の前準備として、ノルボルネン系モノマ
ー、メタセシス触媒及びアルミニウム系活性剤を主材と
する反応射出成形用材料を、ノルボルネン系モノマーと
メタセシス触媒とよりなるB液と、前記のノルボルネン
系モノマーとアルミニウム系活性剤とよりなるA液との
安定な2液に分けて、それぞれを別のタンクに入れてお
く。
【0037】A液またはB液から成る反応原液の温度は
20〜80°C、反応原液の粘性は、たとえば、30°
Cにおいて、5cps〜3000cps好ましくは10
0cps〜1000cps程度である。
【0038】反応射出成形においては、補強材を予め金
型内に設置しておき、その中に反応液を供給して重合さ
せることにより強化ポリマー(成形体)を製造すること
ができる。反応射出成形を開始するには、ミキサーを制
御し、タンクからのA液およびB液を混合し、その混合
液を反応原液として金型のキャビティ内に充填する。キ
ャビティ内に充填された反応原液は、キャビティの内部
に行き渡る。
【0039】重合時間は、適宜選択すればよいが、通
常、反応液の注入終了後、20秒〜20分程度である。
本発明では、反応射出成形時に、金型の温度は、好まし
くは、10〜150°C、より好ましくは、20〜12
0°C、さらに好ましくは、30〜100°Cに制御さ
れる。
【0040】本発明において用いられる金型の材質は、
特に限定されず、鉄、鋳鉄、ステンレス、アルミニウ
ム、ニッケル電鋳などの金属に限らず、合成樹脂、ある
いはその他の材質でも良い。反応射出成形は、比較的低
圧での成形が可能であり、必ずしも高剛性の金型を用い
る必要はない。
【0041】キャビティでの反応射出成形が終了し、成
形体が固化した段階で、型開きすれば、ノルボルネン系
モノマーの反応射出成形体が得られる。
【0042】このようにして得られた成形体は、きわめ
て破壊し難く、衝撃性に優れ、しかも成形性にも富んで
いるので、ユニットバス、システムトイレ、洗面台やト
イレを備えたシステムバスなど、各種システムの防水パ
ンあるいは浴室ユニットなどとして好適に用いられる。
【0043】塗料 このようにして成形された成形体の表面に塗装を行うた
めに用いられる塗料としては、ノルボルネン系モノマー
の反応射出成形体との接着強度に優れ、且つ塗膜強度も
強いことから、ウレタン系の合成樹脂塗料が用いられ
る。
【0044】ウレタン系の合成樹脂塗料としては、特に
限定されず、たとえば、油変性ポリウレタン塗料、湿気
硬化性ポリウレタン塗料、ブロック型ポリウレタン塗
料、ポリオール硬化性ポリウレタン塗料、ウレタン樹脂
系紫外線硬化塗料などが挙げられる。これらの中でも、
水酸基を持つアクリルポリオール化合物とポリイソシア
ネート化合物からなる2液性のアクリル変性ポリウレタ
ン塗料(通称、アクリルウレタン)がより好ましい。こ
うしたアクリルウレタン塗料としては、特に限定されな
いが、たとえば、製品名で、ハイウレタン(日本油脂社
製)、ソフレックス(関西ペイント社製)、ポリナール
(大橋化学工業社製)、ポリデュール(ミクニペイント
社製)、ストロン(カシュー社製)、ウレオール(川上
塗料社製)などを挙げることができる。アクリルウレタ
ン系の合成樹脂塗料は、ノルボルネン系樹脂からなる成
形体の表面と強固に密着して、硬く、耐汚染性、耐水
性、耐薬品性、光沢性の優れた塗膜を形成することがで
きる。
【0045】本実施形態においては、こうしたアクリル
ウレタン系の合成樹脂塗料中に、粒径が5〜100μm
の微粒子を、揮発成分を除く塗料の全量に対して1〜2
0重量%含有してある。本実施形態では、微粒子として
は、アクリル樹脂製の微粒子、いわゆるアクリルビーズ
が特に好ましく用いられる。塗料中に、アクリルビーズ
を分散させる方法は、特に限定されず、回転式撹拌法な
どの公知の手段が用いられる。
【0046】塗装 本実施形態では、上記の塗料を用いて成形体の表面に、
塗装を行うが、塗装の方法は、特に限定されず、スプレ
ー塗装、刷毛塗り塗装、ローラ塗装などを例示すること
ができる。塗装は、一度塗りでも、重ね塗りでもよく、
目的とする塗膜の厚みにより適宜選択される。塗装によ
る塗膜の厚みは、乾燥後の状態において、5〜500μ
mである。この塗膜の厚みは、塗膜に含まれる微粒子の
粒径とも関連して決定されることが好ましく、塗膜の厚
みをtとし、微粒子の径をdとした場合に、本実施形態
では、t≧dの場合に、樹脂成形体の表面の耐摩耗性あ
るいは耐衝撃性などの機械的強度の向上の効果が良好に
発揮され、t<dの場合には、塗膜の表面から微粒子の
一部が突出することから、滑り止めの効果もある。
【0047】本実施形態では、塗料中に、特定範囲の粒
径を持つ微粒子を所定の重量%で含有させ、この塗料を
用いて、所定の範囲の厚みで塗装することにより、樹脂
成形体の表面の耐摩耗性および耐衝撃性を向上させるこ
とができる。このような新たな知見は、本発明者等によ
り初めて見出されたものである。
【0048】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0049】たとえば、樹脂成形体としては、ノルボル
ネン系モノマーの反応射出成形体以外の熱硬化性樹脂、
あるいはその他の樹脂であっても良い。また、本発明に
係る塗料は、ウレタン系の合成樹脂塗料以外であっても
良い。
【0050】
【実施例】以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づ
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
【0051】実施例1 まず、樹脂成形体を、ノルボルネン系モノマーの反応射
出成形により成形した。反応原液の調整は以下のように
行った。すなわち、ジシクロペンタジエン(DCP)8
5重量%と、トリシクロペンタジエン15重量%とから
なる混合モノマーを用い、このモノマー総量100重量
部に対し、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体(クレイトン1170、シェル社製)を5重量部
とフェノール系の酸化防止剤であるイルガノックス10
10(チバガイギー社製)を2重量部とを溶解させ、こ
れを2つの容器に入れ、一方には混合モノマーに対しジ
エチルアルミニウムクロリド(DEAC)を40ミリモ
ル濃度、n−プロパノールを44ミリモル濃度、四塩化
ケイ素を20ミリモル濃度となるように添加した(A
液)。他方には、混合モノマーに対しトリ(トリデシ
ル)アンモニウムモリブデートを10ミリモル濃度とな
るように添加した(B液)。
【0052】このようにして調整された両反応原液を衝
突混合装置を用いて1:1の比率で混合し、キャビティ
型80℃、コア型50℃に加熱した金型内へ、その注入
口から注入した。塊状重合反応時間は約20秒であっ
た。
【0053】この成形体のガラス転移温度(Tg)を測
定したところ、150°Cであり、熱変形温度(HD
T)は120°C(JIS−K6911、荷重18.5
kgf/cm)、比重は1.01g/cm、曲
げ強度は7kg/mm、曲げ弾性率は170kg/
mm(JIS−K7203)、デュポン耐衝撃性試
験強度は40kg・cm(JIS−K5400)であ
り、剛性と可撓性を備え、しかも軽量で耐熱性、耐衝撃
性に優れていることが確認された。
【0054】このようにして得られた樹脂成形体の表面
に塗装を行った。塗料の調整を行うために、ミクニペイ
ント社製の製品名ポリデュールのアクリルウレタン系の
合成樹脂塗料をまず準備した。この塗料中の各成分の重
量%は、主剤が62重量%、硬化剤が15.5重量%、
シンナーが22.5重量%であった。
【0055】この塗料中に、懸濁重合により製造した平
均粒径d=40μmのアクリルビーズを、固形分に対し
て、5重量%の割合で分散させた。分散は、回転式攪拌
器を用いた混合により行った。
【0056】このようにして調整した塗料を用いて、樹
脂成形体の表面を、エアスプレー塗りにより塗装した。
塗装処理後、80゜Cで60分乾燥させ、その塗膜の厚
みtを測定したところ、平均40μmであった。微粒子
の径dと厚みtとの関係は、d/t=1であった。
【0057】この塗膜が形成された樹脂成形体の表面
に、花王社製の製品名バスマジックリンの洗剤を付け
て、亀の子たわしにより、その塗膜表面を12000回
擦っても、塗膜が剥がれることはなかった。また、塗膜
が付された面について、再度、デュポン衝撃試験を行っ
たところ、その強度は100kg・cmであり、塗膜を
形成しない場合に比較して、強度の向上が確認された。
【0058】比較例1 塗料中に微粒子を何ら含有させなかった以外は、前記実
施例1と同様にして塗装を行い、塗膜が形成された樹脂
成形体の表面を、亀の子たわしにより、5000回擦っ
たところ、塗膜が剥がれてしまった。また、塗膜が付さ
れた面について、デュポン衝撃試験を行ったところ、そ
の強度は40kg・cmであり、塗膜を形成しない場合
と、略同程度であった。
【0059】実施例2 塗料中に含まれる微粒子の平均粒径を10μmとし、d
/t=0.25とした以外は、前記実施例1と同様にし
て塗装を行い、塗膜が形成された樹脂成形体の表面を、
亀の子たわしにより、12000回擦っても、塗膜が剥
がれることはなかった。また、塗膜が付された面につい
て、デュポン衝撃試験を行ったところ、その強度は13
0kg・cmであり、塗膜を形成しない場合や塗料中に
ビーズを含有させない場合に比較して、強度の向上が確
認された。
【0060】実施例3 塗料中に含まれる微粒子の平均粒径を90μmとし、d
/t=2.25とした以外は、前記実施例1と同様にし
て塗装を行い、塗膜が形成された樹脂成形体の表面を、
亀の子たわしにより、12000回擦っても、塗膜が剥
がれることはなかった。また、塗膜が付された面につい
て、デュポン衝撃試験を行ったところ、その強度は10
0kg・cmであり、塗膜を形成しない場合や塗料中に
ビーズを含有させない場合に比較して、強度の向上が確
認された。
【0061】比較例2 塗料中に含まれる微粒子の平均粒径を4μmとし、d/
t=0.1とした以外は、前記実施例1と同様にして塗
装を行い、塗膜が形成された樹脂成形体の表面を、亀の
子たわしにより、5000回擦ったところ、塗膜が剥が
れてしまった。また、塗膜が付された面について、デュ
ポン衝撃試験を行ったところ、その強度は40kg・c
mであり、塗膜を形成しない場合や塗料中にビーズを含
有させない場合と、略同程度であった。
【0062】比較例3 塗料中に含まれる微粒子の平均粒径を150μmとし、
d/t=3.75とした以外は、前記実施例1と同様に
して塗装を行ったところ、塗装面の凹凸が増大し、実用
上商品価値が著しく低下した。
【0063】実施例4 塗料中に含まれる微粒子の重量%を2重量%とした以外
は、前記実施例1と同様にして塗装を行い、塗膜が形成
された樹脂成形体の表面を、亀の子たわしにより、12
000回擦っても、塗膜が剥がれることはなかった。ま
た、塗膜が付された面について、デュポン衝撃試験を行
ったところ、その強度は90kg・cmであり、塗膜を
形成しない場合や塗料中にビーズを含有させない場合に
比較して、強度の向上が確認された。
【0064】実施例5 塗料中に含まれる微粒子の重量%を18重量%とした以
外は、前記実施例1と同様にして塗装を行い、塗膜が形
成された樹脂成形体の表面を、亀の子たわしにより、1
2000回擦っても、塗膜が剥がれることはなかった。
また、塗膜が付された面について、デュポン衝撃試験を
行ったところ、その強度は100kg・cmであり、塗
膜を形成しない場合や塗料中にビーズを含有させない場
合に比較して、強度の向上が確認された。
【0065】比較例4 塗料中に含まれる微粒子の重量%を0.5重量%とした
以外は、前記実施例1と同様にして塗装を行い、塗膜が
形成された樹脂成形体の表面を、亀の子たわしにより、
5000回擦ったところ、塗膜が剥がれてしまった。ま
た、塗膜が付された面について、デュポン衝撃試験を行
ったところ、その強度は40kg・cmであり、塗膜を
形成しない場合や塗料中にビーズを含有させない場合
と、略同程度であった。
【0066】比較例5 塗料中に含まれる微粒子の重量%を30重量%としたと
ころ、塗料粘度が上昇し、エアスプレーによる塗装が困
難であった。
【0067】実施例6 塗装後の塗膜の厚みを15μmとし、d/t=2.7と
した以外は、前記実施例1と同様にして塗装を行い、塗
膜が形成された樹脂成形体の表面を、亀の子たわしによ
り、12000回擦っても、塗膜が剥がれることはなか
った。また、塗膜が付された面について、デュポン衝撃
試験を行ったところ、その強度は100kg・cmであ
り、塗膜を形成しない場合や塗料中にビーズを含有させ
ない場合に比較して、強度の向上が確認された。
【0068】実施例7 塗装後の塗膜の厚みを200μmとし、d/t=0.2
とした以外は、前記実施例1と同様にして塗装を行い、
塗膜が形成された樹脂成形体の表面を、亀の子たわしに
より、12000回擦っても、塗膜が剥がれることはな
かった。また、塗膜が付された面について、デュポン衝
撃試験を行ったところ、その強度は90kg・cmであ
り、塗膜を形成しない場合や塗料中にビーズを含有させ
ない場合に比較して、強度の向上が確認された。
【0069】比較例6 塗装後の塗膜の厚みを4μmとし、d/t=10とした
以外は、前記実施例1と同様にして塗装を行い、塗膜が
形成された樹脂成形体の表面を、亀の子たわしにより、
5000回擦ったところ、塗膜が剥がれてしまった。ま
た、塗膜が付された面について、デュポン衝撃試験を行
ったところ、その強度は45kg・cmであり、塗膜を
形成しない場合と、略同程度であった。
【0070】比較例7 塗装後の塗膜の厚みを600μmとし、d/t=0.0
67とした以外は、前記実施例1と同様にして塗装を行
ったところ、塗装面に塗料のたれ、ゆず肌が生じ、実用
上商品価値が著しく低下した。
【0071】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
樹脂成形体用塗料および該塗料を用いた塗膜を有する樹
脂成形体によれば、樹脂成形体の表面の耐摩耗性および
耐衝撃性などの機械的強度を向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 勝雄 神奈川県川崎市川崎区夜光一丁目2番1号 日本ゼオン株式会社総合開発センター内 Fターム(参考) 4F006 AA15 AA31 AB24 AB37 BA02 EA05 4J038 CB022 CC032 CD022 CG142 DA042 DB002 EA011 HA026 HA446 HA486 KA20 MA02 MA14 NA11 PC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形体の表面を塗装するために用い
    られる樹脂成形体用塗料であって、 粒径が5〜100μmの微粒子を、固形分に対して1〜
    20重量%含有してある樹脂成形体用塗料。
  2. 【請求項2】 粒径が5〜100μmの微粒子を、固形
    分に対して1〜20重量%含有してある、厚さ5〜50
    0μmの塗膜を有する樹脂成形体。
  3. 【請求項3】 樹脂成形体の表面を塗装する方法であっ
    て、 塗料として、粒径が5〜100μmの微粒子を、固形分
    に対して1〜20重量%含有してある塗料を用い、 塗膜の厚みが、5〜500μmとなるように、樹脂成形
    体の表面を塗装することを特徴とする塗装方法。
JP13223499A 1999-05-13 1999-05-13 樹脂成形体用塗料、該塗料を用いた塗膜を有する樹脂成形体および塗装方法 Pending JP2000319556A (ja)

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