JP2000313578A - 工事用エレベータ - Google Patents

工事用エレベータ

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JP2000313578A
JP2000313578A JP12421699A JP12421699A JP2000313578A JP 2000313578 A JP2000313578 A JP 2000313578A JP 12421699 A JP12421699 A JP 12421699A JP 12421699 A JP12421699 A JP 12421699A JP 2000313578 A JP2000313578 A JP 2000313578A
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敏郎 駒野
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篤 白土
Hiroshi Ogino
博司 荻野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、工事用エレベータにおいて、揚程の
延長組立ておよび施工が容易で、また搬器を他の転用で
きるダブルデッキエレベータ型搬器を備えるようにする
ことを課題とする。 【解決手段】 ラック12を備えたマスト11と、フレ
ーム、固定または上下移動可能に支持されたかごおよび
昇降に必要な装置を備えた上側の搬器31と、下側の搬
器41と、上側の搬器31と下側の搬器31の各フレー
ムを着脱可能に連結する手段と、上側の搬器31と下側
の搬器41の各かごを着脱可能に連結し一方のかごを上
下移動させて上下階の間隔に合せて両方のかごの間隔を
調節する上下移動装置と、制御装置とを具備し、上側の
搬器と下側の搬器は連結手段および上下移動装置による
連結を解除するとともに、フレームに搭載した駆動に必
要な装置を用いて夫々単独で使用が可能なものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダブルデッキ型の工
事用エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】建築構造物の内部に設置されるエレベー
タは一般的にロープ駆動式のものであり、昇降路頂部の
機械室に設けた駆動装置により巻き取りおよび繰り出し
されるロープに搬器(かごを含む)およびカウンタウエ
イトを連結して釣り下げて昇降路で昇降させるものであ
る。
【0003】最近、このロープ駆動式エレベータにおい
て人員を昇降させる効率を高めるために、上下に配置し
た2台のかごを昇降させることにより、かごを同時に二
つの階に到達させるダブルデッキ型エレベータが開発さ
れつつある。従来、ロープ駆動式ダブルデッキエレベー
タとして、図15および図16に示すものが開示されて
いる。
【0004】図15は従来のロープ駆動式ダブルデッキ
エレベータに用いる搬器を示す正面図、図16は同じく
側面図である。これは1個の搬器フレーム1の内部に2
台のかご2,3を上下に配置し、上側のかご2は搬器フ
レーム1に固定支持し、下側のかご3を搬器フレーム1
に上下移動可能に支持し、両方のかご2、3は上下移動
装置4で連結してこの装置4の駆動により下側のかご3
を上下移動させる。搬器フレーム1は図示しないロープ
に吊り下げて図示しないガイドレールに沿って昇降でき
るように設けたものである。そして、搬器フレーム1を
昇降させると、両方のかご2,3が一緒に昇降する。上
側または下側のかご2、3の一方が行き先階に達して搬
器フレームを停止すると、他方のかごが行き先階の上階
または下階に達する。上下移動装置4によりかご3を上
下移動して上下のかご2、3の間隔を行き先階と隣接す
る階との間の間隔の大きさに応じて調整する。
【0005】一方、建築構造物を建設する工事現場で用
いる工事用エレベータは、一般的にマストにラックを設
けるとともに、搬器にラックに噛合するピニオンおよび
このピニオンを回転駆動する回転駆動装置を搭載して、
搬器を自身で昇降駆動する自走式のエレベータが用いら
れている。近時、この自走式工事用エレベータにおいて
も工事を能率良く行なうためにダブルデッキ型のエレベ
ータを採用することが検討されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、自走式の工事
用エレベータにおいてダブルデッキエレベータを採用す
る上で、前述したロープ駆動式エレベータに採用されて
いるダブルデッキエレベータを採用するとことが考えら
れる。しかし、この場合には次に述べるような問題があ
り、従って自走式の工事用エレベータにおいて適した構
成のダブルデッキエレベータの開発が要望されている。
【0007】前述した問題は以下に述べるものである。
まず、工事用エレベータは建築工事の進行に合せて揚程
を延長して行く組立作業が繰り返し発生する。しかし、
ロープ駆動式ダブルデッキエレベータでは、次に述べる
理由により揚程の延長組立ておよび施工が困難であっ
た。
【0008】第1に、ロープ駆動式ダブルデッキエレベ
ータはエレベータ全ての垂直力を昇降路頂部に設けた支
持梁で受ける構造であるために、揚程の延長毎に支持梁
を取付ける予定の建築物の梁および柱を補強する必要が
ある。
【0009】第2に、回転駆動装置関係および制御盤を
昇降路の頂部の機械室に設けるために、昇降路の頂部が
塞がった状態となり、マスト、ガイドレール、各階の扉
などの揚程の延長に必要な構造物を建築物の外部からク
レーンを使用して吊り込むことができない。また、大き
な機械室を一体で吊り上げて上階に移設しなければなら
ないため、必要以上に大きい吊り能力の揚重機を設置し
て使用しなければならない。
【0010】第3に、ロープ駆動式ダブルデッキエレベ
ータでは、搬器とカウンタエイトが駆動シーブを介して
ワイヤロープで連結され、双方の張力により駆動シーブ
と巻き上げワイヤロープとの摩擦力によりワイヤロープ
を巻き上げ下げして昇降する構造であるために、カウン
タウエイトを切り放すと搬器は単独で昇降できないため
に、揚程を延長して組立て作業を行なう都度、搬器をカ
ウンタウエイトと切り放した状態で単独で昇降させ、搬
器上を組立て時の作業ステージとして使用しなければな
らないが、搬器は単独では昇降できず安全且つ迅速に組
立て作業が行なえない。また、ワイヤロープの延長時に
搬器を別の揚重機で吊り上げて支持梁のすぐ下まで吊り
上げなければワイヤロープの延長ができず危険で困難な
作業を強いられる。
【0011】第4に、ロープ駆動式ダブルデッキエレベ
ータでは、巻上げワイヤロープおよび調速機のワイヤロ
ープなど、多くのワイヤロープを延長および張力調整す
ることになり、多大な組立て作業と労力が必要となる。
【0012】次に、工事用エレベータの場合工事終了に
伴い、次々に他の工事に搬器を転用して行くが、従来の
ロープ駆動式ダブルデッキエレベータに用いる搬器は常
に大きな一体型のものであるために、大きな積載量のま
まとなり、輸送量が少ない小さい工事では使用され難く
稼働率が大幅に低下し、また工事完了時に狭い昇降路内
で解体して搬出することが困難であり、このことも理由
となって搬器を単独でほかの工事用エレベータとして転
用して用いることが困難である。
【0013】このように従来のロープ駆動式ダブルデッ
キエレベータを工事用エレベータに採用すると、揚程の
延長が困難であり、また搬器を他の工事用エレベータに
転用することが困難であるという問題があった。従っ
て、従来から工事用エレベータにおいて揚程の延長組立
ておよび施工が容易で、また搬器を他の工事用エレベー
タに転用できるダブルデッキエレベータを開発すること
が要望されていた。
【0014】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、揚程の延長組立ておよび施工が容易で、また搬器を
他の工事用エレベータに転用できるダブルデッキエレベ
ータ型の工事用エレベータを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の工事用
エレベータは、直立して設置されたマストと、このマス
トの全高にわたって設けられたラックと、前記マストに
沿って昇降するフレーム、このフレームに固定または上
下移動可能に支持された人員、荷物が載るかごおよび前
記フレームに搭載されモータ減速機、自動落下防止装置
を含む昇降に必要な装置を備えた上側の搬器と、前記マ
ストに沿って昇降するフレーム、このフレームに上下移
動可能または固定して支持された人員、荷物が載るかご
および前記フレームに搭載されモータ減速機、自動落下
防止装置を含む昇降に必要な装置を備えた前記上側の搬
器の下側に配置された下側の搬器と、前記上側の搬器の
フレームと前記下側の搬器のフレームとを着脱可能に連
結する連結手段と前記上側の搬器のかごと前記下側の搬
器のかごとを着脱可能に連結し上下移動動作により前記
下側搬器のかごまたは前記上側の搬器のかごを上下移動
させて両方のかごの間隔を調節する上下移動装置と、前
記上側の搬器のかごおよび前記下側の搬器のかごに設け
られ建築構造物の行き先階を指示操作する操作盤を含み
この操作盤の操作に応じて前記各搬器のモータ減速機を
駆動させて前記両方の搬器を昇降移動させるとともに、
前記行き先階の上階または下階との間隔の大きさに基づ
いて前記上下移動装置を駆動させる制御装置とを、具備
することを特徴とする。請求項2の発明は、請求項1に記
載の工事用エレベータにおいて、前記上側の搬器と前記
下側の搬器は前記連結手段および前記上下移動装置によ
る連結を解除するとともに、フレームに搭載した駆動に
必要な装置を用いて夫々単独で使用が可能なものである
こと特徴とする。請求項1および請求項2の発明の構成
によれば、揚程の延長組立ておよび施工が容易で、また
搬器を他の工事用エレベータに転用できるダブルデッキ
エレベータ型の工事用エレベータを得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1ないし図13を参照して説明する。図1ないし図10
は本発明の一実施の形態を示している。図1(a)工事
用エレベータを示す正面図、図1(b)は同側面、図2
は工事用エレベータに用いるダブルデッキ型搬器を示す
正面図、図3は同側面図、図4(a)は図3 のZ−
Z方向から見た図、図4(b)は図3のY−Y方向から
見た図、図5は図2のX―X方向から見た図、図6は搬
器の連結部を示す斜視図、図7および図8は搬器に設け
る上下移動装置を示す図、図9(a)はカウンタウエイ
トを示す正面図、図9(b)は同側面図、図10はカウ
ンタウエイトの連結部を示す斜視図である。
【0017】この実施の形態の工事用エレベータについ
て図1ないし図10を参照して説明する。なお、図1に
おいてAは地上の基礎、B1〜B4は建築構造物の各階
で、ここでは例えば4階の階層を工事する場合を対象に
している。
【0018】図1において11はマストで、これは地上
の基礎Aに設置されて立ち上げたもので、図では4階を
超える高さを有している。このマスト11における正面
部中央には図2および図5にも示すように全体の高さに
わたりラック12が取付けてある。図2ではラック12
の一部を拡大して示している。
【0019】21は搬器で、これは上下側に配置した2
台のシングルデッキ型をなす搬器31,41を連結して
ダブルデッキ型搬器として構成されている。上側に配置
された搬器31について図2、図3、図4(a)および
図5を参照して説明する。32は搬器フレームで、これ
はマスト11の正面部中央に配置されに面して配置さ
れ、その両側部に設けたローラ33がマスト11の両側
部に当接されて回転することにマスト11に沿って昇降
するようになっている。34は人員、資材を載せて運搬
するかごで、これは搬器フレーム32に固定して支持さ
れている。搬器フレーム32またはかご34にはモータ
減速機35、自動落下防止装置36などの昇降にとって
必要な装置が搭載されている。モータ減速機35はマス
ト11のラック12に噛合するピニオン37を装備して
いる。これによりモータ減速機35がピニオン37を回
転駆動すると、ピニオン37が昇降力を得て搬器31全
体を昇降させることができる。なお、かご34には行き
先ボタン38aを並べて備えた操作盤38が設けてあ
り、この行き先ボタン38aは行き先の階は奇数階また
は偶数階のいずれかである。また、この搬器31にはダ
ブルデッキ型搬器21の全体の動作を制御するコンピュ
ータを内蔵した制御盤39が設けてある。
【0020】下側に配置された搬器41について図2、
図3および図4(b)を参照して明する。42は搬器フ
レームで、これはマスト11の正面部中央に配置されに
面して配置され、その両側部に設けたローラ43がマス
ト11の両側部に当接されて回転することにマスト11
に沿って昇降するようになっている。44は人員、資材
を載せて運搬するかごで、これは両側部に設けられたロ
ーラ49を搬器フレーム41の両側部に回転接触させて
上下移動に支持されている。搬器フレーム42またはか
ご44にはモータ減速機45、自動落下防止装置46な
どの昇降にとって必要な装置が搭載されている。モータ
減速機45はマスト11のラック12に噛合するピニオ
ン47を装備している。これによりモータ減速機45が
ピニオン47を回転駆動すると、ピニオン47が昇降力
を得て搬器41全体を昇降させることができる。なお、
かご44には行き先ボタン48aを並べて備えた操作盤
48が設けてあり、この行き先ボタン48aは行き先の
階は奇数階または偶数階のいずれかである。例えば上側
の搬器31では奇数階を指示する場合には、下側の搬器
41では偶数階を指示する。
【0021】上側の搬器31の搬器フレーム32と上側
の搬器41の搬器フレーム42とは図6にも示すように
連結手段により折れ曲り可能で且つ着脱可能に連結され
ている。この実施の形態で用いられるのは連結手段の一
例であり、上側の搬器31の搬器フレーム32における
左右両側部の下端と、これらに対向する上側の搬器41
の搬器フレーム42における左右両側部の上端とに夫々
一対の連結板51をわたし、これら一対の連結板51の
両端をピン52、53で各搬器フレーム32,42に枢
支している。これら各ピン52,53は各搬器フレーム
32,42に対して挿脱可能に挿入されている。これに
より上側の搬器31の搬器フレーム32と上側の搬器4
1の搬器フレーム42とは着脱可能に連結され、各ピン
52,53を外すことにより各搬器フレーム32.42
の連結を解除できる。
【0022】また、上側の搬器31に固定して支持され
たかご34と、下側の搬器41に上下移動変位可能に設
けられたかご44とは上下移動装置の一形態である2組
の電動シリンダ装置61により連結されている。この電
動シリンダ装置61は、図7および図8に示すようにシ
リンダ62、このシリンダ62の内部に直線移動可能に
設けられ先端がシリンダ先端から突出するピストンロッ
ド63、シリンダ62の内部に挿通して配置され軸受6
9に回転自在に支持された送りねじ64、シリンダ62
の内部に送りねじ64に螺合し且つピストンロッド63
に固定して直線移動可能に設けられたスライダ65、シ
リンダ62に装着された電動機66および電動機66の
回転を送りねじ64に伝達する歯車機構67を備えてい
る。
【0023】そして、この電動シリンダ装置61は上側
の搬器31のかご34と下側の搬器41のかご44との
間に垂直に配置され、電動機66を備えたシリンダ62
の基端部をかご34の底面部に設けた取付け具68にピ
ン68aを介して回動可能且つ着脱可能に枢着連結さ
れ、シリンダ62の先端から突出したピストンロッド6
3の先端部をかご44の頂面部に設けた取付け具69に
ピン69aを介して回動可能且つ着脱可能に連結されて
いる。なお、シリンダ62の基端部と取付け具68、ピ
ストンロッド63の先端部と取付け具69とは着脱可能
に連結される。このため、ピン68a、69aを外すこ
とにより各かご34,44の連結を解除できる。
【0024】そして、電動機66の回転駆動により歯車
機構67を介して送りねじ64を回転すると、スライダ
65が直線運動に変換してピストンロッド63をシリン
ダ62に沿って図8に示すように外部に向けて前進、あ
るいは図7に示すように内部向けて後退移動させる。こ
れによりピストンロッド63に連結された下側の搬器4
1のかご44が搬器フレーム42に沿って上下移動し
て、上側の搬器31のかご34と下側の搬器41のかご
44との間の間隔を調整する。なお、各搬器31、41
はケーブル76により建築物に設けた図示しない電源か
ら電力を供給される。
【0025】さらに、上側の搬器31の搬器フレーム3
2はワイヤロープ71の一端に連結されている。このワ
イヤロープ71はマスト11の頂部に設けたシーブ13
に支持され、他端にはカウンタウエイト72、73が連
結されている。図9および図10に示すように上側の搬
器31に対応する上側のウエイト72と下側の搬器41
に対応する下側のウエイト73はピン74で連結されて
おり、マスト11の両側部に回転接触するローラ75を
備えて円滑に昇降できる。従って、搬器21はカウンタ
ウエイト72,73と重量バランスを取って昇降する。
【0026】従って、この工事用エレベータは、搬器2
1における搬器31のかご34に設けた操作盤36、ま
たは搬器41のかご44に設けた操作盤46を操作して
行き先階を指示すると、制御盤39のコンピュータに予
め入力した各階層B1〜B4の間の高さに従って電動シ
リンダ装置61が駆動して、側搬器31のかご34と下
側の搬器41のかご44との間の間隔の大きさを行き先
階を基準にして調節する。そして、各搬器31、32の
モータ減速機35、45が駆動して搬器31、41すな
わちダブルデッキ型搬器21を昇降する。これにより一
度に2台の搬器に人員、資材を載せて運搬して2つの階
層にその間の高さを調整して到させることができる。
【0027】さらに、この工事用エレベータは、前述し
たように搬器21における各搬器フレーム32,42の
連結を解除し、各かご34,44の連結を解除して電動
シリンダ装置61を外すことにより上側の搬器31と下
側の搬器41を分離して夫々単独のシングルデッキ型搬
器として工事用エレベータに使用できる。すなわち、上
側の搬器31には図11に示すように単独で使用するた
め操作盤81と制御盤82を装備し、下側の搬器41に
は図12に示すように単独で使用するため操作盤83と
制御盤84を装備する。また、カウンタウエイト72,
73も分離する。そして、図11に示すように分離した
上側の搬器31とウエイト72をマスト11に装備して
使用し、図12に示すように分離した下側の搬器41と
ウエイト73をマスト11に装備して使用する。これに
より各搬器21,31を連結してダブルデッキ型搬器2
1として使用するだけでなく、互いに独立して駆動でき
る搬器31,41として個別にマストと組合せることに
よりシングルデッキ型エレベータを構成して用いること
ができる。すななち、ダブルデッキ型搬器21は、自走
式であること、互いに独立して使用できる構成の自走式
搬器31,41を組合せていることおよびこれら搬器3
1,41を着脱可能に連結していることにより実現でき
る構成である。
【0028】図11(a)は工事用エレベータを示す正
面図および図11(b)は同側面図、図12(a)は工
事用エレベータを示す正面図および図12(b)は同側
面図である。
【0029】このような工事用エレベータは次に述べる
特徴を有している。第一に、ラック・ピニオン駆動方式
により自走させる2台の搬器31、41を上下側に配置
して着脱可能に連結してマスト11に設けた構造のダブ
ルデッキ型搬器21を用いたエレベータを工事用エレベ
ータとして使用するために、図14および図15に示す
従来のロープ駆動式のダブルデッキ型エレベータを用い
る場合に比較して次に述べる利点がある。
【0030】第1の利点は、建築工事の進捗に合せて揚
程を長くして行く組立て作業を行なう時に、ラック・ピ
ニオン駆動方式のダブルデッキ型搬器21を用いたエレ
ベータであると、次に述べる理由により揚程の延長組立
て作業および施工が非常に容易となることである。
【0031】すなわち、エレベータ全ての垂直力をマス
ト11を介して地上の基礎Aで受ける構造であるために
梁が不要であり、建築物の梁および柱を補強する必要が
ない。各搬器31,41に夫々駆動用モータ減速機3
5,45および操作盤38,48および制御盤39が配
備されているために、昇降路の頂部は障害物は一切なく
なり、マスト11、建築物の各階B1〜B4の扉の揚程
の延長に必要な部材を建築物の外部からクレーンを使用
して容易に吊り込むことができる。これと同じ理由で機
械室がマスト11の頂部に機械室が不要となり、エレベ
ータの揚程延長に必要な構造物を吊り上げるために特別
に大きな揚重機を必要としない(建築工事の規模の大き
さに見合った吊り能力の揚重機を設置し使用することが
できる。)。また、搬器21(搬器31,41)に搭載
した駆動用モータ減速機35、45を駆動することによ
り、搬器21(搬器31,41)が単独で昇降できる構
造であるために、揚程を延長して組み立てて行く組立て
作業の都度、カウンタウエイト72、73を切り離した
状態で搬器21(搬器31,41)を単独で昇降させ、
搬器21(搬器31,41)上を組み立て時の作業ステ
ージとして使用でき安全且つ迅速に組立て作業を行なう
ことができる。ワイヤロープ71の延長時に搬器を昇降
路の頂部まで単独で昇降させ、ワイヤロープ71の延長
をできるので危険で困難な作業を回避できる。
【0032】第2の利点は、ワイヤロープ71はカウン
タウエイト72,73を支持するもののみとなるので、
ワイヤロープ11の延長作業および張力を調整する作業
が容易となり、昇降路の組立作業の時間および労力が大
幅に減少できる。
【0033】第2に、搬器21(搬器31,41)を前
述したシングルデッキ型搬器31、41を着脱可能に連
結したダブルデッキ型という構成としたことにより、ラ
ック・ピニオン駆動方式を採用した自走式の工事用エレ
ベータをダブルデッキ式エレベータとして用いることが
できる。そして、ラック・ピニオン駆動方式を採用した
自走式の工事用ダブルデッキ型エレベータは工事用シン
グルデッキ型エレベータに比較して次に述べる効果を有
する。すなわち、エレベータシャフトとしての仮設開口
(本置エレベータの仮設使用部を含む)の平面積が、積
載量が同じシングルデッキ型エレベータを使用する場合
に比べて約半分で済むために、全体の仮設開口面積が減
少して工事の工期が短縮できる。また、エレベータシャ
フトとしての仮設開口、または複数の仮設開口が提供で
きない比較的小さな工事現場においても、小さい開口部
に積載量の大きいエレベータを設置できる、搬器21
(搬器31,41)を昇降させて人員、積み荷の積み降
しを行なうために各階に停止する回数が約半分となるた
めに揚重作業に要する時間が短縮してスピードアップ図
ることができる。
【0034】第3に、上下側に配置した2台のシングル
デッキ型搬器31、41に夫々設けたかご34,44を
上下移動装置により上下方向の間隔を調節できるように
しているので、工事中の建築構造物における階高(フロ
ア間の高さ)の大きさに応じて上下移動装置の駆動量を
調整して制御して2台のかご34,44の上下方向に間
隔を調整できる。
【0035】第4に、ダブルデッキ型搬器21は上下側
に配置した2台のシングルデッキ型搬器31,41を連
結手段および上下移動装置(電動シリンダ装置61)に
より着脱可能に連結しているので、エレベータを工事に
適用している最中に、必要に応じてダブルデッキ型搬器
21を互いに分離して2台の独立したシングル型搬器3
1、41として使用でき、また2台の分離したシングル
型搬器31,41を互いに連結してダブルデッキ型搬器
21として使用することができる。また、ダブルデッキ
型搬器21を備えたエレベータとして使用しない場合に
は夫々独立して単独で小さい(半分の)積載量のシング
ルデッキ型搬器31.41を備えた工事用エレベータと
して使用できるため稼働率が大幅に上昇して経済効果が
高い。ダブルデッキ型搬器21を互いに分離して2台の
独立したシングル型搬器31,41として使用する場合
に、カウンタウエイト72,73を分離しても搬器を単
独で昇降できるために、工事の進捗に伴う揚程延長作業
が搬器上を作業ステージに使用して安全且つ迅速に行な
うことができる。
【0036】第5に、2台のシングルデッキ型搬器3
1、41を2台連結してダブルデッキ型搬器21を構成
する構成であるから、建設工事終了の後に解体、運搬を
狭いスペースで容易に行なうことができる。
【0037】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
ず、種々変形して実施することができる。上側の搬器の
かごと下側の搬器のかごとを連結して両者の間隔を調節
する上下移動装置は、前述した電動シリンダ装置に限定
されず、他の形式のものも用いることができる。
【0038】例えば、図13(a)は搬器21の側面図
で、図2と同じ部分は同じ符合を示している。この形態
では上下移動装置としてパンタググラフ装置101で上
側の搬器31のかご34と下側の搬器41のかご44を
連結している。パンタグラフグ装置101は油圧装置1
03により駆動される油圧シリンダ102により上下移
動動作される。パンタグラフ装置101の両端部を上側
の搬器31かご34と下側の搬器41のかご44に枢着
且つ着脱可能に連結して、上下移動動作によりかご3
4,44の間隔を調節する。図13(b)は搬器21の
側面図であり、図13(a)と同じ部分は同じ符号を付
して示している。この形態では上側の搬器31のかご3
4と下側の搬器41のかご44を油圧シリンダ104で
連結したもので、そのシリンダ10はかご34に、油圧
シリンダ104に設けたロッド105はかご44に夫々
枢着且つ着脱可能に連結されている。
【0039】図14(a)は搬器21の側面図であり、
図13(a)と同じ部分は同じ符号を付して示してい
る。この形態では下側の搬器41のフレーム42に上下
方向に沿うラック106を設け、かご44にラック10
6と噛合するピニオン107を回転駆動する電動機10
8を設け、ラック106の回転によりかご44が上下移
動する。図14(b)は搬器21の側面図であり、図1
3(a)と同じ部分は同じ符号を付して示している。こ
の形態では、下側の搬器41のかご44に巻上げ機10
9を設け、この巻上げ機109により巻取り、繰出しさ
れるワイヤロープ110を上側の搬器31のかご34に
設けた滑車111に巻き掛けるとともに、ワイヤロープ
110の先端をかご44に設けた止め具112で固定し
ている。巻上げ機109でワイヤロープ110を巻取る
とかご44が上昇し、繰出すと下降する前述した実施の
形態では、上側の搬器31のかご34を固定支持し、下
側の搬器41のかご44を上下移動可能に支持して両方
のかごの間隔を調節しているが、これに限定されず、上
側の搬器31のかご34を上下移動自在に支持し、下側
の搬器41のかご44を固定支持して両方のかごの間隔
を調節するようにしても良い。この構成でも両方のかご
34,44の間に前記と同様に上下移動機構装置を設け
る。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明の工事用エレベータによ
れば、ラック・ピニオン駆動方式により自走する2台の
シングルデッキ型搬器を上下側に配置して着脱可能に連
結してマストに設けた構造のダブルデッキ型搬器を用い
たエレベータを工事用エレベータとして使用するため
に、建築工事の進捗に合せて揚程を延長する場合に、そ
の延長組立て作業および施工が非常に容易となる。ま
た、ワイヤロープはカウンタウエイトを支持するものの
みとなるので、ワイヤロープの延長作業および張力調整
作業が容易となり、昇降路の組立作業の時間および労力
を大幅に減少することができる。
【0041】また、ラック・ピニオン駆動方式を採用し
た自走式の工事用エレベータをダブルデッキ式エレベー
タとして用いることができ、ラック・ピニオン駆動方式
を採用した自走式の工事用ダブルデッキ式エレベータ
は、エレベータシャフトとしての仮設開口平面積が、積
載量が同じシングルデッキ型エレベータを使用する場合
に比べて約半分で済むために、全体の仮設開口面積が減
少して工事の工期を短縮できる。また、エレベータシャ
フとしての仮設開口、または複数の仮設開口が提供でき
ない比較的小さな工事現場においても、小さい開口部に
積載量の大きいエレベータを設置できる、搬器を昇降さ
せて人員、積み荷の積み降しを行なうために各階に停止
する回数が約半分となるために揚重作業に要する時間が
短縮してスピードアップを図ることができる。
【0042】さらに、上下側に配置した2台の搬器に夫
々設けたかごを上下移動装置により上下方向の間隔を調
節可能に連結しているので、工事中の建築構造物におけ
る階高の大きさに応じて上下移動装置の駆動量を調整し
て制御して2台のかごの上下方向に間隔を調整すること
ができる。
【0043】請求項2の発明によれば、上下側に配置し
た2台の搬器に夫々設けたかごを上下移動装置により上
下方向の間隔を調節可能に連結しているので、工事中の
建築構造物における階高(フロア間の高さ)の大きさに
応じて上下移動装置の駆動量を調整して制御して2台の
かごの上下方向に間隔を調整できる。また、上下側に配
置した2台の搬器を連結部材および上下移動装置により
着脱可能に連結しているので、エレベータを工事に適用
している最中に、必要に応じてダブルデッキ型搬器を互
いに分離して2台の独立したシングル型搬器として使用
でき、2台の分離したシングル型搬器を互いに連結して
ダブルデッキ型搬器として使用することができる。さら
に、ダブルデッキ型搬器を備えたエレベータとして使用
しない場合夫々独立して単独で小さい積載量のシングル
デッキ型搬器を備えた工事用エレベータとして使用でき
るため、稼働率が大幅に上昇して経済効果が高い。ダブ
ルデッキ型搬器を互いに分離して2台の独立したシング
ル型搬器として使用する場合に、カウンタウエイトを分
離しても搬器を単独で昇降できるために、工事の進捗に
伴う揚程延長作業が搬器上を作業ステージに使用して安
全且つ迅速に行なうことができる。このようにシングル
デッキ型搬器を2台連結してダブルデッキ型搬器を構成
する構成であるから、建設工事終了の後に解体、運搬を
狭いスペースで容易に行なうことができる。つまり、各
搬器を連結してダブルデッキ型搬器として使用するだけ
でなく、互いに独立して駆動できる搬器として個別にマ
ストと組合せることによりシングルデッキ型エレベータ
を構成して用いることができる。すなわち、ダブルデッ
キ型搬器は、自走式であること、互いに独立して使用で
きる構成のシングルデッキ型自走式搬器を組合せている
ことおよびこれら搬器を着脱可能に連結していることに
より実現できる構成である。
【0044】従って、本発明は揚程の延長組立ておよび
施工が容易で、また搬器を他の工事用エレベータに転用
できるダブルデッキエレベータ型の工事用エレベータを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における工事用エレベー
タを示す図。
【図2】同実施の形態の工事用エレベータに用いる搬器
を示す正面図。
【図3】同実施の形態の工事用エレベータに用いる搬器
を示す側面図。
【図4】同実施の形態の工事用エレベータに用いる搬器
を示す図。
【図5】同実施の形態の工事用エレベータに用いる搬器
を示す図。
【図6】同実施の形態の工事用エレベータに用いる搬器
の連結部を示す図。
【図7】同実施の形態の工事用エレベータに用いる搬器
に設ける上下移動装置を示す図。
【図8】同実施の形態の工事用エレベータに用いる搬器
に設ける上下移動装置を示す図。
【図9】同実施の形態の工事用エレベータに用いるカウ
ンタウエイトを示す図。
【図10】同実施の形態の工事用エレベータに用いるカ
ウンタウエイトを示す図。
【図11】同実施の形態の工事用エレベータに用いる搬
器を分離して用いる形態を示す図。
【図12】同実施の形態の工事用エレベータに用いる搬
器を分離して用いる形態を示す図。
【図13】上下移動装置の他の例を示す図。
【図14】上下移動装置の他の例を示す図。
【図15】ロープ駆動式ダブルデッキ型エレベータに用
いる搬器を示す正面図。
【図16】ロープ駆動式ダブルデッキ型エレベータに用
いる搬器を示す側面図。
【符号の説明】
11…マスト、 12…ラック、 21…搬器、 31…搬器、 32…搬器フレーム、 34…かご、 35…モータ減速機、 37…ピニオン、 38…操作盤 39…制御盤、 61…電動シリンダ装置(上下移動装置)、 71…ワイヤロープ、 72…カウンタウエイト、 73…カウンタウエイト。
フロントページの続き (72)発明者 駒野 敏郎 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 白土 篤 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 荻野 博司 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 3F301 AA13 BA08 BB16 CA06 DD02 3F306 AA01 CA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立して設置されたマストと、 このマストの全高にわたって設けられたラックと、 前記マストに沿って昇降するフレーム、このフレームに
    固定または上下移動可能に支持された人員、荷物が載る
    かごおよび前記フレームに搭載されモータ減速機、自動
    落下防止装置を含む昇降に必要な装置を備えた上側の搬
    器と、 前記マストに沿って昇降するフレーム、このフレームに
    上下移動可能または固定して支持された人員、荷物が載
    るかごおよび前記フレームに搭載されモータ減速機、自
    動落下防止装置を含む昇降に必要な装置を備えた前記上
    側の搬器の下側に配置された下側の搬器と、 前記上側の搬器のフレームと前記下側の搬器のフレーム
    とを着脱可能に連結する連結する連結手段と、 前記上側の搬器のかごと前記下側の搬器のかごとを着脱
    可能に連結し前記下側搬器のかごまたは前記上側の搬器
    のかごを上下移動させて両方のかごの間隔を調節する上
    下移動装置と、 前記上側の搬器のかごおよび前記下側の搬器のかごに設
    けられ建築構造物の行き先階を指示操作する操作盤を含
    みこの操作盤の操作に応じて前記各搬器のモータ減速機
    を駆動させて前記両方の搬器を昇降移動させるととも
    に、前記行き先階の上階または下階との間隔の大きさに
    基づいて前記上下移動装置を駆動させる制御装置とを、
    具備することを特徴とする工事用エレベータ。
  2. 【請求項2】 前記上側の搬器と前記下側の搬器は前記
    連結手段および前記上下移動装置による連結を解除する
    とともに、フレームに搭載した駆動に必要な装置を用い
    て夫々単独で使用が可能なものであること特徴とする請
    求項1に記載の工事用エレベータ。
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