JP2000311953A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2000311953A
JP2000311953A JP11120906A JP12090699A JP2000311953A JP 2000311953 A JP2000311953 A JP 2000311953A JP 11120906 A JP11120906 A JP 11120906A JP 12090699 A JP12090699 A JP 12090699A JP 2000311953 A JP2000311953 A JP 2000311953A
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electrode
drain
source
integrated circuit
semiconductor integrated
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JP11120906A
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Toshiaki Motoyui
敏彰 元結
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Hブリッジ回路のレイアウト面積を小さくす
る。 【解決手段】 半導体チップにHブリッジ回路を構成す
るPチャネル型およびNチャネル型の横型電界効果トラ
ンジスタQp,Qnをパターン配置するとき、トランジ
スタQpのセル部面積Sp=Xp・Ypとトランジスタ
Qnのセル部面積Sn=Xn・Ynとの比Sp/Snを
K、セル幅をWp,Wn、単位ゲート幅当りの抵抗をr
p,rnとして、トランジスタQpとトランジスタQn
のセル部面積和S=Sp+SnをKの関数で表わし、S
をKで偏微分してSが最小となるKを(rp・Wp/
(rn・Wn))の平方根で表わし、各セル部の面積S
p,Sn、横寸法Xp,Xnおよび縦寸法Yp,Ynを
決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はHブリッジ回路を有
する半導体集積回路装置に関し、特にHブリッジ回路を
構成するPチャネル型およびNチャネル型の横型電界効
果トランジスタのトータルオン抵抗が与えられたときの
トランジスタのレイアウト面積和を最小にした半導体集
積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワートランジスタで構成されるHブリ
ッジ回路は例えば、モータの駆動制御に広く使用されて
おり、近年では半導体集積回路装置に内臓されたものが
使用されている。このHブリッジ回路の一例は図5に示
すように、2組の直列接続したPチャネル型およびNチ
ャネル型MOSゲートの横型電界効果トランジスタQp
1,Qn1とQp2,Qn2とを並列接続して、電源端子VM
と接地端子Gnd間に接続し、各直列接続点をモータへの
出力端子T1,T2に接続している。このHブリッジ回
路の動作は、出力端子T1,T2に負荷が接続され、電
源端子VM と接地端子Gnd間に電圧が供給された状態
で、トランジスタQp1,Qn2がオン状態に制御されると
出力端子T1,T2間には方向の電流が流れ、トラン
ジスタQp2,Qn1がオン状態に制御されると出力端子T
1,T2間には方向の電流が流れる。この動作時のH
ブリッジ回路の抵抗は方向の電流が流れるときはトラ
ンジスタQp1のオン抵抗とトランジスタQn2のオン抵抗
の和のトータルオン抵抗となり、方向の電流が流れる
ときはトランジスタQp2のオン抵抗とトランジスタQn1
のオン抵抗の和のトータルオン抵抗となる。通常、トラ
ンジスタQp1のオン抵抗とトランジスタQp2のオン抵抗
が同一、およびトランジスタQn1のオン抵抗とトランジ
スタQn2のオン抵抗が同一に設計され、従ってトランジ
スタQp1,Qn2のトータルオン抵抗とトランジスタQp
2,Qn1のトータルオン抵抗も同一に設計される。以下
の説明を簡明にするため、トランジスタQp1,Qn2また
はトランジスタQp2,Qn1をトランジスタQp ,Qn と
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Hブリッジ
回路を半導体集積回路装置内に構成するとき、従来の方
法では、トランジスタQp ,Qn のトータルオン抵抗R
onが与えられると、経験や試行錯誤等により、先ずトラ
ンジスタQp のオン抵抗Rp(またはトランジスタQn
のオン抵抗Rn)を決定し,トランジスタQn のオン抵
抗RnはRonとRpの差(またはトランジスタQp のオ
ン抵抗RpはRonとRnの差)で決定していた。従っ
て、トランジスタQp のレイアウト面積とトランジスタ
Qn のレイアウト面積の和が必ずしも最小とはならなか
った。発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、
トランジスタQp ,Qn のトータルオン抵抗Ronが与え
られたとき、レイアウト寸法を最適化することによりト
ランジスタQP のレイアウト面積とトランジスタQn の
レイアウト面積の和を最小化した半導体集積回路装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の半導体集
積回路装置は、矩形のセル部を含むPチャネル型および
Nチャネル型の横型電界効果トランジスタからなるHブ
リッジ回路を有する半導体集積回路装置において、前記
Pチャネル型とNチャネル型のセル部面積比をKとし、
前記Pチャネル型とNチャネル型のセル部面積和SをK
の関数で表わし、SをKで偏微分してSが最小となるK
を求め、前記各セル部の面積を決定したことを特徴とす
る。 (2)本発明の半導体集積回路装置は(1)項におい
て、前記Pチャネル型とNチャネル型のトランジスタの
セル幅をWp,Wn、単位ゲート幅当りの抵抗をrp,
rnとして、前記Kが、 (rp・Wp/(rn・Wn))の平方根 で表わされることを特徴とする。 (3)本発明の半導体集積回路装置は(2)項におい
て、前記Pチャネル型とNチャネル型のトランジスタの
トータルオン抵抗をRonとして、前記Sが、 {rn・Wn(1+K)+rp・Wp(1+1/K)}
/Ron で表わされることを特徴とする。 (4)本発明の半導体集積回路装置は(3)項におい
て、前記Pチャネル型とNチャネル型のトランジスタの
ゲート本数をNp,Nnとして、前記トランジスタのY
方向寸法Yp,Ynが、 Yp=Np・Wp、Yn=Nn・Wn で表わされ、前記トランジスタのX方向寸法Xp,Xn
が、 Xn=S/(Yn(K+1))、Xp=K・Xn・Yn
/Yp で表わされることを特徴とする。 (5)本発明の半導体集積回路装置は(1)項におい
て、前記各トランジスタの電極は二層電極からなり、下
層電極としてのソース電極およびドレイン電極はY方向
に交互に配置したX方向のストライプ状パターンであ
り、上層電極としてのソース引出し電極およびドレイン
引出し電極は前記セル部をX方向に2分して配置した矩
形状パターンであることを特徴とする。 (6)本発明の半導体集積回路装置は(5)項におい
て、前記上層電極および下層電極がアルミニウム層であ
ることを特徴とする。 (7)本発明の半導体集積回路装置は(5)項におい
て、前記ソース電極およびドレイン電極は半導体基板に
形成されたストライプ状パターンのソース領域およびド
レイン領域に層間絶縁膜を開口したソースコンタクトホ
ールおよびドレインコンタクトホールを介して接触し、
前記ソース引出し電極およびドレイン引出し電極は前記
ソース電極およびドレイン電極にそれぞれX方向の片半
分の位置で層間絶縁膜を開口したソーススルーホールお
よびドレインスルーホールを介して接続したことを特徴
とする。 (8)本発明の半導体集積回路装置は(5)項におい
て、前記ソース引出し電極およびドレイン引出し電極の
Y方向一端がY方向に延長された位置にソースパッドお
よびドレインパッドが形成されたことを特徴とする。 (9)本発明の半導体集積回路装置は(5)項におい
て、前記Pチャネル型トランジスタが第1および第2ト
ランジスタからなり、前記Nチャネル型トランジスタが
第3および第4トランジスタからなり、前記第1および
第3トランジスタのドレイン引出し電極、前記第2およ
び第4トランジスタのドレイン引出し電極、前記第3お
よび第4トランジスタのソース引出し電極がそれぞれ一
体形成されたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のHブ
リッジ回路を有する半導体集積回路装置を図1乃至図4
を参照して説明する。図1に示すように半導体集積回路
装置としての半導体チップ1にPチャネル型およびNチ
ャネル型MOSゲートの横型電界効果トランジスタQp
1,Qn1,Qn2,Qp2からなるHブリッジ回路2を具備
している。Hブリッジ回路2はトランジスタQp1,Qn
1,Qn2,Qp2を構成する略矩形パターンのセル部3,
4,5,6と、トランジスタQp1,Qp2のソースを電源
端子VMに接続するために形成されソースパッド7を含
む略矩形パターンのソース引出し電極8と、トランジス
タQp1,Qn1のドレインを出力端子T1に接続するため
に形成されドレインパッド9を含む略矩形パターンのド
レイン引出し電極10と、トランジスタQn2,Qp2のド
レインを出力端子T2に接続するために形成されドレイ
ンパッド11を含む略矩形パターンのドレイン引出し電
極12と、トランジスタQn1,Qn2のソースを接地端子
Gndに接続するために形成されソースパッド13を含む
略矩形パターンのソース引出し電極14とを有してい
る。ソースパッド7,13、ドレインパッド9,11は
ソース引出し電極8,14、ドレイン引出し電極10,
12の一端がセル部3,4,5,6より図面上の上方
(チップの外周側)に延長され、その延長部分上に形成
されて外部への電極引出しが可能となっている。
【0006】セル部3,6とセル部4,5は導電型およ
びセルサイズが異なるがパターン形状は略同一であり、
以下、トランジスタQn2を構成するセル部5を図2およ
び図3を参照して説明する。図2に示すように半導体チ
ップ1に、半導体チップ1の表面からみて略矩形パター
ンのセル部5が形成されている。このセル部5には二層
構造のアルミニウム層からなる電極が形成されている。
上層電極としては図1で説明したソースパッド13を含
むソース引出し電極14とドレインパッド11を含むド
レイン引出し電極12とがセル部5上の左方半分と右方
半分とに分かれて配置されている。下層電極としてはソ
ース電極101とドレイン電極102とがX方向(図面
上で横方向)のストライプ状でY方向(図面上で縦方
向)に交互に配置されている。このソース電極101、
ドレイン電極102はストライプ状のソース領域10
3、ドレイン領域104とに層間絶縁膜(図示せず)を
開口した方形のソースコンタクトホール105、ドレイ
ンコンタクトホール106を介して接触している。ソー
ス引出し電極14、ドレイン引出し電極12はソース引
出し電極14とソース電極101間、ドレイン引出し電
極12とドレイン電極102間の層間絶縁膜(図示せ
ず)を開口した方形のソーススルーホール107、ドレ
インスルーホール108を介してソース電極101、ド
レイン電極102に接続されている。従って、ソース電
極101のうちドレイン引出し電極12の直下(ソース
電極101の串刺し部と称する)、ドレイン電極102
のうちソース引出し電極14の直下(ドレイン電極10
2の串刺し部と称する)はソース引出し電極14、ドレ
イン引出し電極12とは直接接続されずにソース引出し
電極14の直下のソース電極101、ドレイン引出し電
極12の直下のドレイン電極102を介して接続されて
いる。また、109はソース電極101とドレイン電極
102間にストライプ状に配置された多結晶シリコンか
らなるゲート電極で、このゲート電極109は延長され
て図示しない集積回路の所定位置に接続されている。
尚、上記のソースコンタクトホール105、ドレインコ
ンタクトホール106およびソーススルーホール10
7、ドレインスルーホール108の形状は方形に限定さ
れず円形でも他の形状であってもよい。
【0007】次に図2のA−A線に沿ったセル部5の断
面を下層電極より下側で図3を参照して説明する。図に
おいて、ゲート電極109はp型半導体基板110の表
面上にゲート酸化膜111を介して設けられており、ソ
ース領域103とドレイン領域104とはこのゲート電
極109の端を利用してセルフアラインにp型半導体基
板110の表面層にn型で形成されている。ソース電極
101,ドレイン電極102はソース領域103,ドレ
イン領域104の上に層間絶縁膜112に開口したソー
スコンタクトホール105、ドレインコンタクトホール
106を介して電気的接触して形成されている。尚、セ
ル部4の場合は図3とはミラー対称のパターン図とな
り、図4とはミラー対称の断面図となる。また、セル部
3の場合は図3、図4とはセルサイズが異なりドレイン
領域およびソース領域がnウエル内にp型で形成されて
いる以外は同一図となり、セル部6の場合はセル部3の
場合の図とはミラー対称の図となる。
【0008】セル部5の動作は、ソースパッド13とド
レインパッド11間にソースパッド13に対してドレイ
ンパッド11側が正となる電圧を印加した状態で、ゲー
ト電極109に正の信号を与えると、ゲート電極109
直下のp型半導体基板110の表面層に反転層を生じ、
ドレインパッド11からドレイン引出し電極12、ドレ
イン電極102、ドレイン領域104、反転層、ソース
領域103、ソース電極101、およびソース引出し電
極14を順に経由してソースパッド13に電流が流れ
る。ゲート電極109の信号を取り去れば、p型半導体
基板110の表面層の反転層が消滅し、ドレインパッド
11とソースパッド13間が遮断される。
【0009】上記構成の半導体集積回路装置のHブリッ
ジ回路2は動作時のPチャネル型トランジスタとNチャ
ネル型トランジスタとのトータルオン抵抗のねらい目に
対して、Pチャネル型トランジスタのセル部とNチャネ
ル型トランジスタのセル部との面積和が最小となるよう
に、以下に説明するレイアウト方法によりレイアウトさ
れている。
【0010】以下、レイアウト方法について説明する。
尚、セルサイズがトランジスタQp1とQp2とで同一、ト
ランジスタQn1とQn2とで同一に設計され、トランジス
タQp1,Qn2のトータルオン抵抗とトランジスタQp2,
Qn1のトータルオン抵抗は同一になるので、以下の説明
を簡明にするため、トランジスタQp1,Qp2、トランジ
スタQn1,Qn2をそれぞれトランジスタQp 、トランジ
スタQn とし、トランジスタQp ,Qn のトータルオン
抵抗Ronが与えられたとき、トランジスタQPのレイア
ウト面積とトランジスタQn のレイアウト面積の和を最
小化する設計方法について、そのセル部の簡略化したパ
ターン図を図4に示して説明する。 (1)各パラメータの定義(尚、添字p,nはPチャネ
ル型,Nチャネル型トランジスタにおけるパラメータを
表わすために付加している) ・Xp,Xn:セル部のX方向長さ(図面上で横方向) ・A:セル部のX方向長さXnに対するXpの比(Xp
/Xn) ・Yp,Yn:セル部のY方向長さ(図面上で縦方向) ・B:セル部のY方向長さYnに対するYpの比(Yp
/Yn) ・Sp,Sn:セル部レイアウト面積 ・S:セル部レイアウト面積SpとSnとの和(Sp+
Sn) ・Np,Nn:ゲート本数 ・Wp,Wn:ソース領域とドレイン領域のストライプ
幅方向の中心間の距離で表わすセル幅 ・rp,rn:単位ゲート幅当りの抵抗 ・Rp,Rn:各トランジスタのオン抵抗 ・Ron:トータルオン抵抗(Rp+Rn)
【0011】(2)Ronは次のように表わされる。 Rp=rp/(Xp・Np),Rn=rn/(Xn・Nn), Np=Yp/Wp,Nn=Yn/Wn,Xp=A・Xn,Yp=B・Ynより Ron=rp/(Xp・Np)+rn/(Xn・Nn) =rp・Wp/(Xp・Yp)+rn・Wn/(Xn・Yn) =rp・Wp/(A・B・Xn・Yn) +rn・Wn/(Xn・Yn) ……………(1) (3)Sは次のように表わされる。 Sp=Xp・Yp,Sn=Xn・Yn,Xp=A・Xn,Yp=B・Ynより 、 S=Xp・Yp+Xn・Yn=A・B・Xn・Yn+Xn・Yn =Xn・Yn(A・B+1) ……………(2) 式(1)より、 Xn・Yn={rp・Wp/(A・B)+rn・Wn}/Ron …(3) 式(3)を式(2)に代入し、K=A・Bとおいて、 S={rn・Wn・A・B+rp・Wp/(A・B) +rn・Wn+rp・Wp}/Ron =(rn・Wn・K+rp・Wp/K +rn・Wn+rp・Wp)/Ron ……………(4)
【0012】(4)Sが最小となるKは次のように表わ
される。式(4)をKにて偏微分して、 SのKによる偏微分=rn・Wn―rp・Wp/K2 ……(5) 式(5)よりSのKによる偏微分=0となるKを求める
と、 K=(rp・Wp/(rn・Wn))の平方根 ……………(6) (5)Ron=Ron1、rp=rp1、rn=rn
1、Wp=Wp1、Wn=Wn1が与えられたときのレ
イアウト最小面積S=S1は次のように計算される。式
(6)にrp=rp1、rn=rn1、Wp=Wp1、
Wn=Wn1を代入するとK=K1が決定され、式
(4)にrp=rp1、rn=rn1、Wp=Wp1、
Wn=Wn1、Ron=Ron1、K=K1を代入する
とS=S1が決定される。
【0013】(6)S=S1のときのXp=Xp1、X
n=Xn1、Yp=Yp1、Yn=Yn1を求める。 Yp=Yp1、Yn=Yn1を求める。Yp=Np・
Wp、Yn=Nn・Wnにおいて、Np=Np1、Nn
=Nn1はHブリッジ回路の出力電流値によりソース電
極およびドレイン電極のマイグレーションや溶断電流を
考慮して決定され、またWp=Wp1、Wn=Wn1よ
り、Yp=Yp1,Yn=Yn1も決定される。 A=A1、B=B1を求める。B=Yp/Ynより、
Yp=Yp1、Yn=Yn1のときのB=B1が決定さ
れ、K=A・Bより、B=B1、K=K1のときのA=
A1が決定される。 Xp=Xp1、Xn=Xn1を求める。式(2)よ
り、S=S1、Yn=Yn1、A・B=K1のときのX
n=Xn1が決定され、A=Xp/Xnより、A=A
1、Xn=Xn1のときのXp=Xp1が決定される。
以上のようにしてRon=Ron1が与えられたとき最
小面積S1となるレイアウトを設計することができる。
【0014】
【実施例】実施例として、第1の実施の形態の具体的な
数値例を説明する。 (1)設計値を次のように与える。 Ron=Ron1=1.247Ω rp=rp1=30Ω・mm rn=rn1=15Ω・mm Wp=Wp1=0.00352mm Wn=Wn1=0.00412mm Np=Np1=186本 Nn=Nn1=160本 (2)K1を求める。式(6)より K=K1=(rp・Wp/(rn・Wn))の平方根 =((30×0.00352)/(15×0.00412))の平方根 =1.307 (3)S1を求める。式(4)より、 S=S1=(rn・Wn・K+rp・Wp/K +rn・Wn+rp・Wp)/Ron ={rn・Wn(1+K)+rp・Wp(1+1/K)}/Ron =(15×0.00412×2.307 +30×0.00352×1.765)/1.247 =(0.1426+0.1864)/1.247=0.2638mm2 (4)Xp1、Xn1、Yp1、Yn1を求める。 Yp1、Yn1を求める。 Yp1=Np1・Wp1=186×0.00352=
0.6547mm Yn1=Nn1・Wn1=160×0.00412=
0.6592mm A1、B1を求める。 B1=Yp1/Yn1=0.6547/0.6592=
0.9932 A1=K1/B1=1.307/0.9932=1.3
16 Xp1、Xn1を求める。式(2)より、 Xn1=S1/(Yn1(K1+1)) =0.2638/(0.6592×2.307)=0.1735mm Xp1=A1・Xn1=1.316×0.1735=0.2283mm Sp1、Sn1を求める。 Sp1=Xp1・Yp1=0.2283×0.6547
=0.1495mm2 Sn1=Xn1・Yn1=0.1735×0.6592
=0.1144mm2 以上より、ねらい目のトータルオン抵抗が与えられたと
きのHブリッジ回路のレイアウト面積を最小にした半導
体集積回路装置を設計することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ねらい目のトータルオ
ン抵抗が与えられたときのHブリッジ回路のPチャネル
型およびNチャネル型MOSゲートの横型電界効果トラ
ンジスタのセル部の面積比を最適化することによりPチ
ャネル型とNチャネル型のセル部面積の和を最小面積に
でき、Hブリッジ回路のレイアウト面積を最小とするこ
とができ、チップ面積を最小にした半導体集積回路装置
を容易に設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による半導体集積
回路装置の要部平面図。
【図2】 図1に示す半導体集積回路装置に含まれる横
型電界効果トランジスタの要部平面図。
【図3】図2に示す横型電界効果トランジスタのA−A
断面図。
【図4】図1に示す半導体集積回路装置に含まれるPチ
ャネル型およびNチャネル型の横型電界効果トランジス
タのセル部の概略パターン図。
【図5】Pチャネル型およびNチャネル型電界効果トラ
ンジスタからなるHブリッジ回路を示す回路図。
【符号の説明】
1 半導体チップ 2 Hブリッジ回路 3、4,5,6 セル部 8、14 ソース引出し電極 7、13 ソースパッド 10、12 ドレイン引出し電極 9、11 ドレインパッド 101 ソース電極 102 ドレイン電極 103 ソース領域 104 ドレイン領域 105 ソースコンタクトホール 106 ドレインコンタクトホール 107 ソーススルーホール 108 ドレインスルーホール 109 ゲート電極 110 p型半導体基板 111 ゲート酸化膜 122 層間絶縁膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形のセル部を含むPチャネル型およびN
    チャネル型の横型電界効果トランジスタからなるHブリ
    ッジ回路を有する半導体集積回路装置において、 前記Pチャネル型とNチャネル型のセル部面積比をKと
    し、前記Pチャネル型とNチャネル型のセル部面積和S
    をKの関数で表わし、SをKで偏微分してSが最小とな
    るKを求め、前記各セル部の面積を決定したことを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】前記Pチャネル型とNチャネル型のトラン
    ジスタのセル幅をWp,Wn、単位ゲート幅当りの抵抗
    をrp,rnとして、前記Kが、 (rp・Wp/(rn・Wn))の平方根 で表わされることを特徴とする請求項1記載の半導体集
    積回路装置。
  3. 【請求項3】前記Pチャネル型とNチャネル型のトラン
    ジスタのトータルオン抵抗をRonとして、前記Sが、 {rn・Wn(1+K)+rp・Wp(1+1/K)}
    /Ron で表わされることを特徴とする請求項2記載の半導体集
    積回路装置。
  4. 【請求項4】前記Pチャネル型とNチャネル型のトラン
    ジスタのゲート本数をNp,Nnとして、前記トランジ
    スタのY方向寸法Yp,Ynが、 Yp=Np・Wp、Yn=Nn・Wn で表わされ、前記トランジスタのX方向寸法Xp,Xn
    が、 Xn=S/(Yn(K+1))、Xp=K・Xn・Yn
    /Yp で表わされることを特徴とする請求項3記載の半導体集
    積回路装置。
  5. 【請求項5】前記各トランジスタの電極は二層電極から
    なり、下層電極としてのソース電極およびドレイン電極
    はY方向に交互に配置したX方向のストライプ状パター
    ンであり、上層電極としてのソース引出し電極およびド
    レイン引出し電極は前記セル部をX方向に2分して配置
    した矩形状パターンである請求項1記載の半導体集積回
    路装置。
  6. 【請求項6】前記上層電極および下層電極がアルミニウ
    ム層であることを特徴とする請求項5記載の半導体集積
    回路装置。
  7. 【請求項7】前記ソース電極およびドレイン電極は半導
    体基板に形成されたストライプ状パターンのソース領域
    およびドレイン領域に層間絶縁膜を開口したソースコン
    タクトホールおよびドレインコンタクトホールを介して
    接触し、前記ソース引出し電極およびドレイン引出し電
    極は前記ソース電極およびドレイン電極にそれぞれX方
    向の片半分の位置で層間絶縁膜を開口したソーススルー
    ホールおよびドレインスルーホールを介して接続したこ
    とを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】前記ソース引出し電極およびドレイン引出
    し電極のY方向一端がY方向に延長された位置にソース
    パッドおよびドレインパッドが形成されたことを特徴と
    する請求項5記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】前記Pチャネル型トランジスタが第1およ
    び第2トランジスタからなり、前記Nチャネル型トラン
    ジスタが第3および第4トランジスタからなり、前記第
    1および第3トランジスタのドレイン引出し電極、前記
    第2および第4トランジスタのドレイン引出し電極、前
    記第3および第4トランジスタのソース引出し電極がそ
    れぞれ一体形成されたことを特徴とする請求項5記載の
    半導体集積回路装置。
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