JP3501277B2 - 横型電界効果トランジスタ - Google Patents
横型電界効果トランジスタInfo
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Description
ジスタに関する。
ストライプ状ゲートを有する横型電界効果トランジスタ
は半導体チップに交互にストライプ状にパターン配置さ
れたドレイン領域とソース領域間に外部から電圧を印加
するためにドレイン領域とソース領域にそれぞれ電気的
接触するストライプ状のドレイン電極とソース電極を半
導体チップの表面に配置し、さらにこれらのドレイン電
極とソース電極を延長して外部への引出し電極であるド
レインパッドとソースパッドとしている。
極とソース電極は通常アルミニウムを主材料とする低抵
抗の導電材で形成されているがトランジスタのトータル
オン抵抗が低オン抵抗化するにしたがってこのトータル
オン抵抗に占めるソース電極とドレイン電極の抵抗が無
視できなくなってきている。本発明は上記問題点に鑑み
てなされたものであり、レイアウト寸法を最適化するこ
とによりトータルオン抵抗に占めるソース電極およびド
レイン電極の抵抗の割合を小さくした横型電界効果トラ
ンジスタを提供することを目的とする。
効果トランジスタは、矩形のセル部上に二層金属からな
るソース電極およびドレイン電極を有し、下層としての
第一金属層からなる一層目ソース電極およびドレイン電
極はY方向に交互に配置したストライプ状パターンであ
り、上層としての第2金属層からなる二層目ソース電極
およびドレイン電極はセル部をX方向に2分して配置し
た矩形状パターンであり、一層目ソース電極およびドレ
イン電極は半導体基板に形成されたストライプ状パター
ンのソース領域およびドレイン領域に層間絶縁膜を開口
したソースコンタクトホールおよびドレインコンタクト
ホールを介して接触し、二層目ソース電極およびドレイ
ン電極は一層目ソース電極およびドレイン電極にそれぞ
れX方向の片半分の位置で層間絶縁膜を開口したソース
スルーホールおよびドレインスルーホールを介して接続
した横型電界効果トランジスタであって、前記トランジ
スタのセル部の縦寸法Yに対する横寸法Xの比をkと
し、ソースパッドとドレインパッド間のトータルオン抵
抗Ronに含まれるソースおよびドレイン電極の抵抗成
分をkの関数で表わし、Ronをkで偏微分してRon
が最小となるkを求め、前記横寸法Xおよび縦寸法Yを
決定している。本構成によれば、セル部面積に対してト
ータルオン抵抗Ronを最小にでき、トータルオン抵抗
に対してセル部面積を最小にできる。前記二層目ソース
電極およびドレイン電極のY方向一端がY方向に延長さ
れた位置にソースパッドおよびドレインパッドが形成さ
れた請求項1記載の横型電界効果トランジスタ。 (2)本発明の横型電界効果トランジスタは(1)項に
おいて、前記第一金属層が第一アルミニウム層であり、
前記第2金属層が第二アルミニウム層である。二層金属
がアルミニウムの場合、トータルオン抵抗に占めるソー
ス電極およびドレイン電極の抵抗成分が無視できないの
で、効果が大きい。 (3)本発明の横型電界効果トランジスタは(1)項に
おいて、前記二層目ソース電極およびドレイン電極のY
方向一端がY方向に延長された位置にソースパッドおよ
びドレインパッドが形成されている。 (4)本発明の横型電界効果トランジスタは(1)項に
おいて、前記セル部がY方向に二つに分離され、この分
離されたセル部間上の前記二層目ソース電極およびドレ
イン電極が延長された位置にソースパッドおよびドレイ
ンパッドが形成されている。 (5)本発明の横型電界効果トランジスタは(4)項に
おいて、前記セル部が中央で分離されている。 (6)本発明の横型電界効果トランジスタは(3)項に
おいて、前記横型電界効果トランジスタのセル幅をW
s、前記一層目ソース電極およびドレイン電極の幅をW
e、前記第一金属層のシート抵抗をρ1、および前記第
二金属層のシート抵抗をρ2として、前記kが、(8・
ρ2・We/(ρ1・Ws))の平方根で表わされる。 (7)本発明の横型電界効果トランジスタは(4)項に
おいて、前記横型電界効果トランジスタのセル幅をW
s、前記一層目ソース電極およびドレイン電極の幅をW
e、前記第一金属層のシート抵抗をρ1、および前記第
二金属層のシート抵抗をρ2として、前記kが、(2・
ρ2・We/(ρ1・Ws))の平方根で表わされる。
の半導体集積回路内に含まれるMOS型ゲートの横型電
界効果トランジスタを図1および図3を参照して説明す
る。図1に示すように半導体集積回路としての半導体チ
ップ1に、半導体チップ1の表面からみて略矩形パター
ンの横型電界効果トランジスタ200が形成されてい
る。この横型電界効果トランジスタ200のソース電極
およびドレイン電極は二層に形成されている。第一アル
ミニウム層からなる下層として一層目ソース電極201
と一層目ドレイン電極202とがX方向のストライプ状
でY方向に交互に配置されている。この一層目ソース電
極201、一層目ドレイン電極202はストライプ状の
ソース領域203、ドレイン領域204とに層間絶縁膜
(図示せず)を開口した方形のソースコンタクトホール
205、ドレインコンタクトホール206を介して接触
している。第二アルミニウム層からなる上層として図の
左方に二層目ソース電極207と右方に二層目ドレイン
電極208とが配置されている。この二層目ソース電極
207、二層目ドレイン電極208は二層目ソース電極
207と一層目ソース電極201間、二層目ドレイン電
極208層と一層目ドレイン電極202間の層間絶縁膜
(図示せず)を開口した方形のソーススルーホール20
9、ドレインスルーホール210を介して一層目ソース
電極201、一層目ドレイン電極202に接続されてい
る。従って、一層目ソース電極201のうち二層目ドレ
イン電極208の直下(一層目ソース電極201の串刺
し部と称する)、一層目ドレイン電極202のうち二層
目ソース電極207の直下(一層目ドレイン電極202
の串刺し部と称する)は二層目ソース電極207、二層
目ドレイン電極208とは直接接続されずに二層目ソー
ス電極207の直下の一層目ソース電極201、二層目
ドレイン電極208の直下の一層目ドレイン電極202
を介して接続されている。二層目ソース電極207、二
層目ドレイン電極208の一端は一層目ソース電極20
1、一層目ドレイン電極202が配置されているセル部
より図の上方(チップの外周側)に延長され、その延長
部分上の大部分はパッシベーション膜が除去されて、ソ
ースパッド211、ドレインパッド212とされ、外部
への電極引出しが可能となっている。また、213は一
層目ソース電極201と一層目ドレイン電極202間に
ストライプ状に配置された多結晶シリコンからなるゲー
ト電極213でこのゲート電極213は延長されて図示
しない集積回路の所定位置に接続されている。尚、上記
のソースコンタクトホール205、ドレインコンタクト
ホール206およびソーススルーホール209、ドレイ
ンスルーホール210の形状は方形に限定されず円形で
も他の形状であってもよい。
トランジスタの断面を一層目電極より下側で図2を参照
して説明する。図において、ゲート電極213はp型半
導体基板220の表面上にゲート酸化膜221を介して
設けられており、ソース領域203とドレイン領域20
4とはこのゲート電極213の端を利用してセルフアラ
インにp型半導体基板220の表面層にn型で形成され
ている。一層目ソース電極201,一層目ドレイン電極
202はソース領域203,ドレイン領域204の上に
層間絶縁膜222に開口したソースコンタクトホール2
05、ドレインコンタクトホール206を介して接触し
て形成されている。
ソースパッド211とドレインパッド212間にソース
パッド211に対してドレインパッド212側が正とな
る電圧を印加した状態で、ゲート電極213に正の信号
を与えると、ゲート電極213直下のp型半導体基板2
20の表面層に反転層を生じ、ドレインパッド212か
ら二層目ドレイン電極208、一層目ドレイン電極20
2、ドレイン領域204、反転層、ソース領域203、
一層目ソース電極201、および二層目ソース電極20
7を順に経由してソースパッド211に電流が流れる。
ゲート電極213の信号を取り去れば、p型半導体基板
220の表面層の反転層が消滅し、ドレインパッド21
2とソースパッド211間が遮断される。
のレイアウト寸法の設計方法について説明する。 (1)各パラメータの定義 ・X:セル部の横方向長さ ・Y:セル部の縦方向長さ ・S:セル部面積 ・k:セル部の縦方向長さに対する横方向長さの比(X
/Y) ・m(奇数):ゲート本数 ・n:一層目ソース電極201の本数=一層目ドレイン
電極202の本数 ・Ws:隣接するソース電極201とドレイン電極20
2の幅方向の中心間の距離で表わすセル幅 ・We:一層目ソース電極201および一層目ドレイン
電極202の幅 ・Wg:ゲート幅 ・rc:単位ゲート幅当りのチャネル抵抗 ・ρ1:第一アルミニウム層のシート抵抗(Ω/□) ・ρ2:第二アルミニウム層のシート抵抗(Ω/□) ・Rc:横型電界効果トランジスのチャネル抵抗 ・Ra:二層目ソース電極207および二層目ドレイン
電極208のソースパッド211およびドレインパッド
212への引出し抵抗 ・Rd:一層目ドレイン電極202の串刺し部の抵抗 ・Rs;一層目ソース電極201の串刺し部の抵抗 ・Ron:ソースパッド211とドレインパッド212
間の抵抗 尚、以下での近似計算が簡明となるように上記m、nに
おいて、一層目ソース電極201の本数と一層目ドレイ
ン電極202の本数を等しくn本とし、その結果、ゲー
ト本数=mを奇数としているが、実際に適用するときは
一層目ソース電極201の本数と一層目ドレイン電極2
02の本数のどちらかを1本少なくしてゲート本数を偶
数本としてもかまわない。 (2)k、XおよびYの関係は次のように表わされる。 X=k・Y ……………(1) (3)m、X、Y、WsおよびWgの関係は次のように
表わされる。 m=Y/Ws−1 ……………(2) m=Wg/X ……………(3) 式(2)を変形すると、 Y=(m+1)・Ws ……………(2)’ 式(3)に式(1)を代入して変形すると、 Y=Wg/(k・m) ……………(3)’ 式(3)’に式(2)’を代入すると、 (m+1)・Ws=Wg/(k・m) ……………(4) 式(4)を変形すると、 m2+m−Wg/(k・Ws)=0 ……………(4)’ 式(4)’でm>50とすると、 m2=Wg/(k・Ws) ……………(4)” 式(4)”より、 m=(Wg/(k・Ws))の平方根 ……………(5) (4)mとnの関係は次のように表わされる。 n=(m+1)/2 ……………(6) (5)n、YおよびWsの関係は次のように表わされ
る。式(6)に式(2)を代入すると、 n=Y/(2・Ws) ……………(7) (6)Rc、rcおよびWgの関係は次のように表わさ
れる。 Wg=rc/Rc ……………(8) (7)RdおよびRsは次のように近似計算される。 一層目ソース電極201と一層目ドレイン電極202が
同一パターンとして、 Rd=Rs =ρ1・(X/2)・(1/2)/We/n ……………(9) 式(9)に式(1)、(7)を代入すると、 Rd=Rs =ρ1・(k・Y/2)・(1/2)/We/(Y/(2・Ws)) =ρ1・k・Ws/(2・We) ……………(10) (8)Raは次のように近似計算される。 Ra=ρ2・(Y/2)/(X/2) ……………(11) 式(11)に式(1)を代入すると、 Ra=ρ2・(Y/2)/(k・Y/2) =ρ2/k……………(12) (9)Ronは図4に示す等価回路で近似でき、次のよ
うに計算される。 Ron=2・Ra +(2・Rc+Rs)・(2・Rc+Rd)/(4・Rc+Rs+Rd) =2・Ra+(2・Rc+Rs)/2 =2・Ra+Rc+Rs/2 ……………(13) ここで式(13)に式(10)、(12)を代入する
と、 Ron=2・ρ2/k+Rc+ρ1・k・Ws/(4・We)………(14) (10)Ronが最小となるkは式(14)をkにて偏
微分して次のように計算される。 Ronのkによる偏微分=−2ρ2/k2 +ρ1・Ws/(4・We)……(15) 式(15)よりRonのkによる偏微分=0となるkを
求めると、 k=(8・ρ2・We/(ρ1・Ws))の平方根 ……………(16) 以上のようにして、式(16)においてρ1、ρ2、W
eおよびWsを与えるとRonが最小となるkを決定す
ることができる。
されRon=Ron1が与えられたときのX、Yは次の
ように計算される。 Rcを求める。 式(14)を変形すると、 Rc=Ron−2・ρ2/k−ρ1・k・Ws/(4・We)……(14)’ Rc=Rc1として式(14)’にk=k1、Ron=
Ron1を代入すると、 Rc1=Ron1−2・ρ2
/k1−ρ1・k1・Ws/(4・We) …(1
7) Wgを求める。 Wg=Wg1として式(8)にで求めたRc=Rc1
を代入すると、 Wg1=rc/Rc1 ……………(18) mを求める。 m=m1として式(5)にk=k1とで求めたWg=
Wg1を代入すると、 m1=(Wg1/(k1・Ws))の平方根 ……………(19) X、Y、Sを求める。 Y=Y1として式(2)’にで求めたm=m1を代入
すると、 Y1=(m1+1)Ws ……………(20) X=X1として式(1)にk=k1、Y=Y1を代入す
ると、 X1=k1・Y1 ……………(21) S=S1として、 S1=X1・Y1 ……………(22) 以上のようにしてRon=Ron1のときの最小面積S
1となるX、Yを設計することができる。
集積回路内に含まれるMOS型ゲートの横型電界効果ト
ランジスタ300を、図3を参照して説明する。図1と
はソースパッドおよびドレインパッドの位置が異なり、
同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。図
において、一層目ソース電極201、一層目ドレイン電
極202が配置されるセル部は上下半分に分離され、二
層目ソース電極307、二層目ドレイン電極308はそ
の中央の分離領域上に延長され、その延長部分上の大部
分はパッシベーション膜が除去されて、ソースパッド3
11、ドレインパッド312とされ、外部への電極引出
しが可能となっている。この横型電界効果トランジスタ
300の動作は、第1の実施の形態の設計方法による横
型電界効果トランジスタ200と同様にソースパッド3
11とドレインパッド312間で通電および電流遮断が
行われる。
300のレイアウト寸法の設計方法について説明する。
第1の実施の形態の項番号と対応させて異なる点のみ説
明する。 (1)各パラメータの定義 ・m(偶数):ゲート本数 ・Ra:二層目ソース電極307および二層目ドレイン
電極308のソースパッド311およびドレインパッド
312への引出し抵抗 ・Ron:ソースパッド311とドレインパッド312
間の抵抗 (3)m、X、Y、WsおよびWgの関係は次のように
表わされる。 m=Y/Ws−2 ……………(32) m=Wg/X ……………(3) 式(32)を変形すると、 Y=(m+2)・Ws ……………(32)’ 式(3)に式(1)を代入して変形すると、 Y=Wg/(k・m) ……………(3)’ 式(3)’に式(32)’を代入すると、 (m+2)・Ws=Wg/(k・m) ……………(34) 式(34)を変形すると、 m2+2m−Wg/(k・Ws)=0 ……………(34)’ 式(34)’でm>50とすると、 m2=Wg/(k・Ws) ……………(34)”=(4)” (4)mとnの関係は次のように表わされる。 n=(m+2)/2 ……………(36) (5)n、YおよびWsの関係は次のように表わされ
る。式(36)に式(32)を代入すると、 n=Y/(2・Ws) ……………(37)=(7) (8)Raは次のように近似計算される。 Ra=ρ2・(Y/2)・(1/2)/((X/2)・2)…………(41) 式(41)に式(1)を代入すると、 Ra=ρ2・(Y/4)/(k・Y) =ρ2/(4・k)……………(42) (9)Ronは図4に示す等価回路で近似でき、次のよ
うに計算される。式(13)に式(10)、(42)を
代入すると、 Ron=ρ2/(2・k)+Rc+ρ1・k・Ws/(4・We)…(44) (10)Ronが最小となるkは式(44)をkにて偏
微分して次のように計算される。 Ronのkによる偏微分=−ρ2/(2・k2)+ρ1
・Ws/(4・We)……(45) 式(45)よりRonのkによる偏微分=0となるkを
求めると、 k=(2・ρ2・We/(ρ1・Ws))の平方根 ……………(46) 以上のようにして、式(46)においてρ1、ρ2、W
eおよびWsを与えるとRonが最小となるkを決定す
ることができる。
されRon=Ron2が与えられたときのX、Yは次の
ように計算される。Ron=Ron2のときのRcを
求める。式(44)を変形すると、 Rc=Ron−ρ2/(2・k) −ρ1・k・Ws/(4・We)…(44)’ Ron=Ron2のときのRcをRc2として式(4
4)’にk=k2、Ron=Ron2を代入すると、 Rc2=Ron2−ρ2/(2・k2) −ρ1・k2・Ws/(4・We)…(47) Wgを求める。Wg=Wg2として式(8)にで求
めたRc=Rc2を代入すると、 Wg2=rc/Rc2 ……………(48) mを求める。m=m2として式(5)にk=k2と
で求めたWg=Wg2を代入すると、 m2=(Wg2/(k2・Ws))の平方根 ……………(49) X、Y、Sを求める。Y=Y2として式(32)’に
で求めたm=m2を代入すると、 Y2=(m2+2)Ws ……………(50) X=X2として式(1)にk=k2、Y=Y2を代入す
ると、 X2=k2・Y2 ……………(51) S=S2として、 S2=X2・Y2 ……………(52) 以上のようにしてRon=Ron2のときの最小面積S
2となるX、Yを設計することができる。尚、第2の実
施の形態による場合は、ソースパッドおよびドレインパ
ッドの位置が第1の実施の形態による場合よりも半導体
チップ外周から内側に配置される。従って、組立性も考
慮してソースパッドおよびドレインパッドの位置を第1
と第2の実施の形態による場合の間に設計することも可
能である。また、上記実施の形態例ではnチャネル型の
横型電界効果トランジスタで説明したが、pチャネル型
にも適用できる。
的な数値例を説明する。図1に示す電界効果トランジス
タについて、従来と比較して説明する。 (A)従来と本発明共通の設計値を次のように与える。 Ws=2.32μm We=1.6μm rc=3478Ω・μm ρ1=0.066Ω/□ ρ2=0.033Ω/□ (B)従来の場合 (1)1例として次の設計値をもつ。 Wg=54000μm m=199本 (2)X、Y、S、kを求める。 式(3)よりX=X0として X0=Wg/m=54000/199=271.4μm 式(2)’よりY=Y0、S=S0として、 Y0=(m+1)・Ws=(199+1)×2.32=
464.0μm S0=X0・Y0=271.4×464.0=1259
30μm2 式(1)よりk=k0として、 k0=X0/Y0=271.4/464.0=0.58
5 (3)Rc、Rd、Rs、Raを求める。 式(8)より Rc=rc/Wg=3478/54000=0.064
4Ω 式(10)より、 Rd=Rs=ρ1・k0・Ws/(2・We) =0.066×0.585×2.32/(2×1.6)=0.0280Ω 式(12)より、 Ra=ρ2/k0=0.033/0.585=0.05
64Ω (4)Ronを求める。 式(13)より、 Ron=2・Ra+Rc+Rs/2 =2×0.0564+0.0644+0.0280/2=0.191Ω (C)本発明の場合 (1)Ron1として従来の場合と同一のRonを与え
る。 Ron1=0.191Ω (2)Ronが最小となるk1を決定する。 式(16)より、 k1=(8・ρ2・We/(ρ1・Ws))の平方根 =(8×0.033×1.6/(0.066×2.32))の平方根 =1.66 (3)X、Yを設計する。 Rc1を求める。 式(17)より、 Rc1=Ron1−2・ρ2/k1−ρ1・k1・Ws/(4・We) =0.191−2×0.033/1.66 −0.066×1.66×2.32/(4×1.6) =0.191−0.040−0.040=0.111Ω Wg1を求める。式(18)より、 WG1=rc/Rc1=3478/0.111=310
00μm m1(奇数)を求める。 式(19)より、 m1=(Wg1/(k1・Ws))の平方根 =(31000/(1.66×2.32))の平方根=89本 X1、Y1、S1を求める。式(20)より、 Y1=(m1+1)Ws=(89+1)×2.32=2
08.8μm 式(21)より、 X1=k1・Y1=1.66×208.8=346.6
μm 式(22)より、 S1=X1・Y1=208.8×346.6=7237
0μm2 以上より、S1/S0=72370/125930×1
00=57%となり、セル部サイズを約43%縮小する
ことができる。
の具体的な数値例を説明する。 (1)設計値を次のように第1実施例と同一に与える。 Ws=2.32μm We=1.6μm rc=3478Ω・μm ρ1=0.066Ω/□ ρ2=0.033Ω/□ Ron2=Ron1=0.191Ω (2)Ronが最小となるk2を決定する。 式(46)より、 k2=(2・ρ2・We/(ρ1・Ws))の平方根 =(2×0.033×1.6/(0.066×2.32))の平方根 =0.83 (3)X、Yを設計する。 Rc2を求める。 式(47)より、 Rc2=Ron2−ρ2/(2・k2)−ρ1・k2・Ws/(4・We) =0.191−0.033/(2×0.83) −0.066×0.83×2.32/(4×1.6) =0.191−0.020−0.020=0.151Ω Wg2を求める。 式(38)より、 Wg2=rc/Rc2=3478/0.151=230
33μm m2(偶数)を求める。 式(49)より、 m2=(Wg2/(k2・Ws))の平方根 =(23033/(0.83×2.32))の平方根=110本 X2、Y2、S2を求める。式(50)より、 Y2=(m2+2)Ws=(110+2)×2.32=
259.8μm 式(51)より、 X2=k2・Y2=0.83×259.8=215.6
μm 式(52)より、 S2=X2・Y2=259.8×215.6=5601
3μm2 以上より、S2/S0=56013/125930×1
00=44%となり、セル部サイズを約56%縮小する
ことができる。
最適化することにより横型電界効果トランジスタのトー
タルオン抵抗に占めるソース電極およびドレイン電極の
抵抗の割合を小さくし、セル部面積が同一の場合にはト
ータルオン抵抗を小さくでき、または、トータルオン抵
抗が同一の場合にはセル部面積を縮小することができ
る。
果トランジスタの要部平面図。
果トランジスタの要部平面図。
スタのA−A断面図。
スタのソースパッドとドレインパッド間の抵抗の等価回
路図。
Claims (7)
- 【請求項1】矩形のセル部上に二層金属からなるソース
電極およびドレイン電極を有し、下層としての第一金属
層からなる一層目ソース電極およびドレイン電極はY方
向に交互に配置したストライプ状パターンであり、上層
としての第2金属層からなる二層目ソース電極およびド
レイン電極はセル部をX方向に2分して配置した矩形状
パターンであり、一層目ソース電極およびドレイン電極
は半導体基板に形成されたストライプ状パターンのソー
ス領域およびドレイン領域に層間絶縁膜を開口したソー
スコンタクトホールおよびドレインコンタクトホールを
介して接触し、二層目ソース電極およびドレイン電極は
一層目ソース電極およびドレイン電極にそれぞれX方向
の片半分の位置で層間絶縁膜を開口したソーススルーホ
ールおよびドレインスルーホールを介して接続した横型
電界効果トランジスタであって、 前記トランジスタのセル部の縦寸法Yに対する横寸法X
の比をkとし、ソースパッドとドレインパッド間のトー
タルオン抵抗Ronに含まれるソースおよびドレイン電
極の抵抗成分をkの関数で表わし、Ronをkで偏微分
してRonが最小となるkを求め、前記横寸法Xおよび
縦寸法Yを決定した横型電界効果トランジスタ。 - 【請求項2】前記第一金属層が第一アルミニウム層であ
り、前記第2金属層が第二アルミニウム層である請求項
1記載の横型電界効果トランジスタ。 - 【請求項3】前記二層目ソース電極およびドレイン電極
のY方向一端がY方向に延長された位置にソースパッド
およびドレインパッドが形成された請求項1記載の横型
電界効果トランジスタ。 - 【請求項4】前記セル部がY方向に二つに分離され、こ
の分離されたセル部間上の前記二層目ソース電極および
ドレイン電極が延長された位置にソースパッドおよびド
レインパッドが形成された請求項1記載の横型電界効果
トランジスタ。 - 【請求項5】前記セル部が中央で分離された請求項4記
載の横型電界効果トランジスタ。 - 【請求項6】前記横型電界効果トランジスタのセル幅を
Ws、前記一層目ソース電極およびドレイン電極の幅を
We、前記第一金属層のシート抵抗をρ1、および前記
第二金属層のシート抵抗をρ2として、前記kが、(8
・ρ2・We/(ρ1・Ws))の平方根で表わされる
請求項3記載の横型電界効果トランジスタ。 - 【請求項7】前記横型電界効果トランジスタのセル幅を
Ws、前記一層目ソース電極およびドレイン電極の幅を
We、前記第一金属層のシート抵抗をρ1、および前記
第二金属層のシート抵抗をρ2として、前記kが、(2
・ρ2・We/(ρ1・Ws))の平方根で表わされる
請求項4記載の横型電界効果トランジスタ。
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---|---|---|---|
JP01942399A JP3501277B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 横型電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01942399A JP3501277B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 横型電界効果トランジスタ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000223582A JP2000223582A (ja) | 2000-08-11 |
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Family Applications (1)
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- 1999-01-28 JP JP01942399A patent/JP3501277B2/ja not_active Expired - Fee Related
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