JP2000311832A - 薄膜コンデンサおよび基板 - Google Patents

薄膜コンデンサおよび基板

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JP2000311832A JP11120386A JP12038699A JP2000311832A JP 2000311832 A JP2000311832 A JP 2000311832A JP 11120386 A JP11120386 A JP 11120386A JP 12038699 A JP12038699 A JP 12038699A JP 2000311832 A JP2000311832 A JP 2000311832A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実装が容易でかつ積層化が容易な低インダクタ
ンス構造を有し、回路等への実装時の安定性を向上した
薄膜コンデンサを提供する。 【解決手段】誘電体層1の下面に第1電極層2を、上面
に第2電極層3を形成してなる容量素子A、B、Cを所
定間隔を置いて複数並置するとともに、該複数の容量素
子A、B、Cの間に、第1電極層2同士を接続する複数
の第1端子電極層4を設け、第2電極層3同士を接続す
る複数の第2端子電極層5を設け、さらに、両端の容量
素子A、Cの第1電極層2に、それぞれ外方に突出する
複数の第3端子電極層7を設け、第2電極層3に、それ
ぞれ外方に突出する複数の第4端子電極層8を設け、第
1、第2、第3、第4端子電極層4、5、7、8に外部
端子9を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜コンデンサに関
し、例えば、高速動作する電気回路に配設され、高周波
ノイズのバイパス用、もしくは電源電圧の変動防止用に
供される、大容量、低インダクタンスの薄膜コンデンサ
および基板に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年においては、電子機器の小型化、高機
能化に伴い、電子機器内に設置される電子部品にも小型
化、薄型化、高周波対応などの要求が強くなってきてい
る。
【0003】特に大量の情報を高速に処理する必要のあ
るコンピュータの高速デジタル回路では、パーソナルコ
ンピュータレベルにおいても、CPUチップ内のクロッ
ク周波数は100MHzから数百MHz、チップ間バス
のクロック周波数も30MHzから100MHzと高速
化が顕著である。
【0004】また、LSIの集積度が高まりチップ内の
素子数の増大につれ、消費電力を抑えるために電源電圧
は低下の傾向にある。これらIC回路の高速化、高密度
化、低電圧化に伴い、コンデンサ等の受動部品も小型大
容量化と併せて、高周波もしくは高速パルスに対して優
れた特性を示すことが必須になってきている。
【0005】コンデンサを小型高容量にするためには一
対の電極に挟持された誘電体を薄くし、薄膜化すること
が最も有効である。薄膜化は上述した電圧の低下の傾向
にも適合している。
【0006】一方、IC回路の高速動作に伴う諸問題は
各素子の小型化よりも一層深刻な問題である。このう
ち、コンデンサの役割である高周波ノイズの除去機能に
おいて特に重要となるのは、論理回路の切り替えが同時
に発生したときに生ずる電源電圧の瞬間的な低下を、コ
ンデンサに蓄積されたエネルギーを瞬時に供給すること
により低減する機能である。このような機能を有するコ
ンデンサがいわゆるデカップリングコンデンサである。
【0007】デカップリングコンデンサに要求される性
能は、クロック周波数よりも速い負荷部の電流変動に応
じて、いかにすばやく電流を供給できるかにある。従っ
て、100MHzから1GHzにおける周波数領域に対
してコンデンサとして確実に機能しなければならない。
【0008】しかし、実際のコンデンサ素子は静電容量
成分の他に、抵抗成分、インダクタンス成分を持つ。容
量成分のインピーダンスは周波数増加とともに減少する
が、インダクタンス成分のインピーダンスは周波数の増
加とともに増大する。したがって、動作周波数が高くな
るにつれ、素子の持つインダクタンスが供給すべき過渡
電流を制限し、論理回路側の電源電圧の瞬時低下、また
は新たな電圧ノイズを発生させる。結果として、論理回
路上のエラーを引き起こす。
【0009】特に最近のLSIは総素子数の増大による
消費電力増大を抑えるために電源電圧は低下しており、
電源電圧の許容変動幅も小さくなっている。従って、高
速動作時の電圧変動幅を最小に抑えるため、デカップリ
ングコンデンサ素子自身の持つインダクタンスを減少さ
せることが非常に重要である。
【0010】インダクタンスを減少させる方法は3つあ
る。第1は電流経路の長さを最小にする方法、第2はあ
る電流経路が形成する磁場を近接する別の電流経路が形
成する磁場により相殺低減する方法、第3は電流経路を
n個に分配して実効的なインダクタンスを1/nにする
方法である。
【0011】第1の方法は、単位面積あたりの容量を増
加させて小型化を図る方法であり、コンデンサ素子を薄
膜化することにより達成できる。大容量で高周波特性の
良好なコンデンサを得る目的で、特開昭60−9471
6号公報には誘電体厚さを1μm以下に薄膜化したもの
が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所望の
場所に実装できるデカップリングコンデンサを考えた場
合、ハンドリング可能な寸法として0.5mm×0.5
mm程度以上が必要であり、第1の薄膜、小型化の方法
のみでインダクタンスを低減するには限界があった。
【0013】また、上記第1乃至第3の方法を組み合わ
せて用いる方法も考えられるが、未だ、小型化、薄型
化、大容量化、高周波対応等の特性の点で、充分な特性
を有する薄膜コンデンサを得ることができなかった。
【0014】そこで、本発明は、実装が容易でかつ積層
化が容易な低インダクタンス構造を有し、回路等への実
装時の安定性を向上した薄膜コンデンサを提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜コンデンサ
は、誘電体層の下面に第1電極層を、上面に第2電極層
を形成してなる容量素子を所定間隔を置いて複数並置す
るとともに、該複数の容量素子の間に、前記第1電極層
同士を接続する複数の第1端子電極層を設け、かつ前記
複数の容量素子の間に、前記第2電極層同士を接続する
複数の第2端子電極層を、前記第1端子電極層と異なる
位置に設け、さらに、両端の前記容量素子の第1電極層
に、それぞれ外方に突出する複数の第3端子電極層を設
け、両端の前記容量素子の第2電極層に、それぞれ外方
に突出する複数の第4端子電極層を、前記第3端子電極
層と異なる位置に設け、前記第1端子電極層、前記第2
端子電極層、前記第3端子電極層および前記第4端子電
極層に外部端子を設けてなるものである。
【0016】また、本発明の積層型の薄膜コンデンサ
は、複数の誘電体層と複数の電極層を交互に積層してな
り、前記電極層が下側から交互に第1電極層、第2電極
層とされた容量素子を所定間隔を置いて複数並置すると
ともに、該複数の容量素子の間に、同一平面上の前記第
1電極層同士を接続する複数の第1端子電極層を設け、
かつ前記複数の容量素子の間に、同一平面上の前記第2
電極層同士を接続する複数の第2端子電極層を、前記第
1端子電極層と異なる位置に設け、さらに、両端の前記
容量素子の第1電極層に、それぞれ外方に突出する複数
の第3端子電極層を設け、両端の前記容量素子の第2電
極層に、それぞれ外方に突出する複数の第4端子電極層
を、前記第3端子電極層と異なる位置に設け、最上層の
前記第1端子電極層、前記第2端子電極層、前記第3端
子電極層および前記第4端子電極層に外部端子を設けて
なるものである。
【0017】ここで、両端の容量素子の少なくとも一方
には、誘電体層と電極層からなり、外方に突出する容量
付加部が設けられていることが望ましい。
【0018】また、本発明の基板は、上記の薄膜コンデ
ンサを基体の表面に設けてなるものである。
【0019】
【作用】本発明の薄膜コンデンサでは、第1に、複数の
容量素子を所定の間隔で並置し、容量素子間に設けられ
た複数の第1端子電極層および第2端子電極層で、各容
量素子の第1電極層同士および第2電極層同士をそれぞ
れ接続し、さらに両端の容量素子の外側にも外方に突出
する第3、第4端子電極層を形成し、これらの第1、第
2、第3、第4端子電極層上に外部端子をそれぞれ形成
したので、電流経路を分割することができ、インダクタ
ンスを極めて小さくできる。
【0020】第2に、各容量素子間に第1電極層同士を
接続する複数の第1端子電極層と、第2電極層同士を接
続する複数の第2端子電極層が形成されており、さら
に、両端の容量素子の外側にも外方に突出する第3、第
4端子電極層が形成されており、これらの端子電極層に
それぞれ外部端子を設けることにより容量を取り出すこ
とができるが、第1電極層同士を接続する第1端子電極
層と、第2電極層同士を接続する第2端子電極層を接近
させて形成することができ、また、第3端子電極層と第
4端子電極層も接近させて形成することができるので、
第1、第2端子電極層間並びに第3、第4端子電極層間
の距離が短くなり、実効的な電流経路が短くなるので、
インダクタンスを極めて小さくすることができる。
【0021】第3に、各第1、第2電極層同士を容量素
子間に形成されている第1、第2端子電極層を介して接
続することができるので、図8に示すような従来のコン
デンサの電極形状を変更するだけで同じような製法によ
って作製でき、積層化が容易となる。
【0022】第4に、外部との接点に用いる外部端子
を、誘電体層が直下に存在しない第1、第2端子電極層
上、第3、第4端子電極層上に形成することができるの
で、外部端子形成時または実装時の熱応力による容量素
子へのダメージ等を防止でき、また、その弊害を考慮す
る必要がないので、作製および実装が容易となる。
【0023】第5に、両端の容量素子の外側に、外方に
突出する第3、第4端子電極層をそれぞれ異なる位置に
設け、外部端子を形成したので、第3、第4端子電極層
は各電極層との電気的接続が確保される範囲で自由な配
置で設けることができ、即ち、全ての外部端子のバラン
スを考慮して配置することができ、回路等への実装時の
安定性を向上することができる。
【0024】また、両端の容量素子の少なくとも一方
に、誘電体層と電極層からなり、外方に突出する容量付
加部を設けることにより、例えば、外方に突出している
第3、第4端子電極層の間の余分なスペースを有効利用
して容量を増加することができる。特に、第3端子電極
層および第4端子電極層よりも外方に突出しない領域
に、薄膜コンデンサの大きさを小さく維持することがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の単板型タイプの薄膜コン
デンサは、図1および図2に示すように、誘電体層1の
下面に正極である第1電極層2、上面に負極である第2
電極層3を形成してなる容量素子A、B、Cが所定の間
隔で並置されている。尚、図2(a)の平面図では、誘
電体層1は破線で示した。
【0026】容量素子A、B、C間には4個の第1端子
電極層4、第2端子電極層5がそれぞれ形成され、各容
量素子A、B、Cの第1電極層2同士および第2電極層
3同士は、それぞれ2個の第1端子電極層4、第2端子
電極層5を介して接続されている。これらの第1端子電
極層4と第2端子電極層5は、図2(a)に示すよう
に、平面的に見て異なる位置に形成されている。容量素
子A、B、Cおよび端子電極層4、5は、基板6の上面
に形成されている。
【0027】また、両端の容量素子A、Cの第1電極層
2には、外方に突出する第3端子電極層7がそれぞれ2
個形成され、第2電極層3には、外方に突出する第4端
子電極層8が、第3端子電極層7と異なる位置にそれぞ
れ2個形成されている。
【0028】そして、図2(a)に示したように、4個
の第1端子電極層4、4個の第2端子電極層5、4個の
第3端子電極層7、4個の第4端子電極層8の上面に
は、外部に露出する外部端子9がそれぞれ形成されてい
る。尚、図2(a)には、便宜上、第2電極層3、第2
端子電極層5および第4端子電極層8に斜線を引き、第
1端子電極層4、第3端子電極層7上に形成される外部
端子9を●で、第2端子電極層5、第4端子電極層8上
に形成される外部端子9を○で記載した。図2(b)に
図2(a)のB−B線に沿った断面図を、図2(c)に
図2(a)のC−C線に沿った断面図を示した。
【0029】上述した端子電極層4、5により接続され
た各電極層2、3、誘電体層1の平面形状を図3に示し
た。第1電極層2、第1端子電極層4、第2端子電極層
5、第3端子電極層7、第4端子電極層8は、図3
(a)(c)に示すように同一平面に形成され、全体と
して網の目構造を形成している。電極層2、3および誘
電体層1を積層した時には、第1端子電極層4、第2端
子電極層5、第3端子電極層7、第4端子電極層8はそ
の表面が外部に露出する位置に形成されている。
【0030】さらに、誘電体層1は、図3(b)に示し
たように、第1電極層2または第2電極層3を被覆する
ような大きさの長方形状とされている。誘電体層1同士
は、図3(b)に示したように、所定の間隔で離間され
ていても良いし、また、図3(d)に示したように、誘
電体層1は各端子電極層4、5の全面を被覆しない範囲
で、誘電体層1と同一材料からなる接続部10で連結し
て形成してもよい。このような接続部10を形成するこ
とにより、異なる極性の第1、第2端子電極層4、5間
の絶縁性を向上できる。
【0031】尚、上記例では、3個の容量素子A、B、
Cを有する場合を説明したが、容量素子の数は2個以上
であればよい。容量素子数が増えるほど端子電極層の数
が増加し、その上に形成する外部端子を多くすることが
できるので、電流経路の分割数が増加し、インダクタン
スを小さくすることができる。
【0032】また、容量素子A、B、C間に複数の第
1、第2端子電極層4、5をそれぞれ2個形成した場合
を説明したが、容量素子A、B、C間の複数の端子電極
層4、5は2個以上形成しても良い。端子電極層の数が
増えるほど、その上に形成する外部端子を多くすること
ができるので、電流経路の分割数が増加し、インダクタ
ンスを小さくすることができる。この点については、第
3端子電極層7、第4端子電極層8についても同様であ
る。
【0033】さらに、上記例では、容量素子A、Cの外
側に形成される第3、第4端子電極層7、8を各4個ず
つ形成した場合について説明したが、図4、5に示した
ようにコンデンサの電気的特性、外形寸法および外部端
子のバランス等を考慮して、個数や配置を変化させても
よい。
【0034】ここで、図4に、両端の容量素子A、C
に、第3端子電極層7および第4端子電極層8とは異な
る領域の2ヵ所に、誘電体層と電極層からなる容量付加
部11を設けた例を示す。図5に、両端の容量素子A、
Cに、第3端子電極層7および第4端子電極層8とは異
なる領域であって、第3端子電極層7と第4端子電極層
8の間に、誘電体層と電極層からなる容量付加部11を
設けた例を示す。
【0035】このような薄膜コンデンサでは、回路等へ
の実装時の安定性を向上することができるとともに、外
方に突出している第3、第4端子電極層7、8の間の余
分なスペースを有効利用して容量を増加することができ
る。
【0036】本発明の薄膜コンデンサの外部端子9は、
図2に示した通り、端子電極層4、5、7、8上にそれ
ぞれ形成することができ、これにより容量が取り出され
るが、外部端子9に個数の制限はなく、端子電極層4、
5、7、8の全てに外部端子9を形成する必要はなく、
図6に示すように、必要に応じて必要な数だけ形成すれ
ば良い。つまり、端子電極層4、5、7、8の一部に形
成しても良い。しかしながら、充分な電流経路の分割効
果を得るためには、端子電極層4、5、7、8の全てに
外部端子9を形成することが望ましい。
【0037】誘電体層1および電極層2、3の厚みは、
0.1〜1μm、大きさは一辺が0.2〜3mmとされ
ている。各層の厚み、大きさ、形状は材質や用途により
適宜変更することができる。
【0038】本発明で用いられる基板6としては、アル
ミナ、サファイア、MgO単結晶、SrTiO3 単結
晶、SiO2 被覆シリコン、ガラス基板などが望まし
い。特に、薄膜との反応性が小さく、安価で強度が大き
く、かつ誘電体膜または電極膜の結晶性という点からア
ルミナ、サファイアが望ましい。
【0039】また、本発明の電極層2、3、端子電極層
4、5、7、8としては、金(Au)、白金(Pt)、
パラジウム(Pd)、銅(Cu)、銀(Ag)、チタン
(Ti)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)薄膜等が
あり、これらのうちでも誘電体との反応性が小さく、酸
化されにくい金(Au)や白金(Pt)、抵抗の低い銅
(Cu)薄膜が最適である。またこれらは単独で用いて
も良いし、複数を組み合わせて用いても良い。
【0040】さらに、誘電体層1は、高周波領域におい
て高誘電率を有するものであれば良いが、その膜厚は1
μm以下が望ましい。例えば、誘電体層1は、金属元素
としてPb、Mg、Nbを含むペロブスカイト型複合酸
化物結晶からなる誘電体薄膜であって、測定周波数30
0MHz(室温)での比誘電率が1000以上の誘電体
薄膜が望ましい。また、誘電体層1としては、例えば、
Ba、Tiを含むペロブスカイト型複合酸化物結晶、P
ZT、PLZT、SrTiO3 、Ta2 5 等でも良
く、特に限定されるものではない。このような誘電体層
1は、PVD法、CVD法、ゾルゲル法等の公知の方法
により作製される。
【0041】外部端子9としては、形状的には、バンプ
状、箔状、板状、線状、ペースト状等があり、特に限定
されるものではなく、複数を組み合わせても良い。また
材質は、半田、Pb、Sn、Ag、Au、Cu、Pt、
Al、Ni、導電性樹脂等があり、特に限定されるもの
ではなく、複数を組み合わせても良い。
【0042】以上のように構成された薄膜コンデンサ
は、容量素子A、B、Cの電極層2、3を複数の第1、
第2端子電極層4、5によりそれぞれ接続し、さらに第
3端子電極層7と第4端子電極層8を設けているため、
電流経路を多岐に分割することができ、インダクタンス
を極めて小さくすることができる。
【0043】また、容量素子A、B、C間に形成される
第1、第2端子電極層4、5、並びに第3、第4端子電
極層7、8を接近させることができるので、端子電極層
4、5、7、8にそれぞれ形成される外部端子9間の距
離Lを短くすることができ、電流経路が短縮され、イン
ダクタンスを極めて小さくすることができる。
【0044】即ち、従来の図8に示したような薄膜コン
デンサは、基板20の上面に第1電極層21、誘電体層
22、第2電極層23を順次積層し、第1電極層21、
第2電極層23の端部に容量取出部24を形成して構成
されており、複数の薄膜コンデンサの容量取出部24を
接続することにより並列接続することが考えられるが、
この場合には電流経路を複数に分割することができるも
のの、容量取出部24間の距離が長くなるため、インダ
クタンス低減効果が小さいのである。
【0045】また、本発明の薄膜コンデンサでは、外部
との接点に用いる外部端子9が端子電極層4、5、7、
8上にそれぞれ形成されているため、正負の外部端子9
が上方に露出していることになり、例えば、導体が配線
された基板の前記導体部に外部端子9を接合することに
より実装でき、基板等への実装が容易となる。
【0046】さらに、外部端子9を形成するための端子
電極層7、8を容量素子A、Cの外側に自由に配置する
ことができるので、外部端子9の全体としてのバランス
が良くなり、例えば、回路等への実装の安定性を向上さ
せることができる。
【0047】即ち、図9に示したような薄膜コンデンサ
は、薄膜コンデンサの中心部に二列に並んで外部端子9
が形成されているため、外部電極9から容量素子が突出
した張り出し梁となっており、非常に不安定であり、例
えば、回路等への実装のリフロー時において、薄膜コン
デンサの端に力が作用した場合には傾いたり、実装後に
おいても振動等により、外部端子が機械的に壊れる危険
性があったが、本発明の薄膜コンデンサでは、薄膜コン
デンサの両端に外部端子が形成されることになり、両端
固定梁となり、より安定な状態とすることができる。さ
らに、外部端子数が増加するため接続安定性も向上す
る。
【0048】本発明の積層タイプの薄膜コンデンサを図
7により説明する。この図7によれば、積層型の薄膜コ
ンデンサは、図1に示した単板型タイプの薄膜コンデン
サに対して、さらに誘電体層と電極層を積層したもので
ある。
【0049】即ち、第1、第2電極層2、3と誘電体層
1を交互に積層してなる容量素子を所定の間隔で並置
し、容量素子の第1電極層2a、2b同士および第2電
極層3a、3b同士はそれぞれ2個の第1端子電極層4
a、4b、第2端子電極層5a、5bを介して接続され
ている。
【0050】両端の容量素子の第1電極層2a、2bに
は、外方に突出する第3端子電極層7a、7bがそれぞ
れ2個形成され、第2電極層3a、3bには、外方に突
出する第4端子電極層8a、8bが、第3端子電極層7
a、7bと異なる位置にそれぞれ2個形成されている。
【0051】そして、下側の第1電極層2a同士を接続
する第1端子電極層4aと、上側の第1電極層2b同士
を接続する第1端子電極層4bが積層され、また下側の
第2電極層3a同士を接続する第2端子電極層5aと、
上側の第2電極層3b同士を接続する第2端子電極層5
bとが積層され、さらに、第1電極層2aに形成された
第3端子電極層7aと、第1電極層2bに形成された第
3端子電極層7bが積層され、第2電極層3aに形成さ
れた第4端子電極層8aと、第2電極層3bに形成され
た第4端子電極層8bが積層されている。最上層の第1
端子電極層4bの上面、最上層の第2端子電極層5bの
上面は外部に露出しており、また、最上層の第3端子電
極層7bの上面と、最上層の第4端子電極層8bの上面
は外部に露出しており、この部分に外部端子が形成され
ることになる。容量素子および端子電極層4、5、7、
8は、基板6の上面に形成されている。
【0052】このような図7に示された構造の積層型の
薄膜コンデンサも、図1乃至図3に示された単板型の薄
膜コンデンサと全く同様、複数の外部端子による電流経
路の分割効果および第1、第2端子電極層4、5、第
3、第4端子電極層7、8の近接形成による電流経路の
短縮効果によって、インダクタンスを極めて小さくする
ことができ、最上層の第1、第2、第3、第4端子電極
層4b、5b、7b、8b上にバランスよく外部端子を
形成することができるので実装が容易であり、安定性も
高くなる。
【0053】さらに、第1、第2電極層2、3と誘電体
層1を交互に積層しているため、高容量となる。
【0054】また、第1、第2端子電極層4、5、第
3、第4端子電極層7、8の直下には誘電体層1が存在
しないため、外部端子形成時や実装時の熱応力による誘
電体層1へのダメージ等を防止できる。
【0055】また、本発明の薄膜コンデンサは、一般に
は、上記のように、基板表面に形成されて用いられる。
また、電極層2、3の形状を長方形状とした例について
説明したが、正方形状、円形状等どのような形状であっ
ても良い。
【0056】
【実施例】実施例1 電極層、端子電極層および誘電体層の形成は全て高周波
マグネトロンスパッタ法を用いた。スパッタ用ガスとし
てプロセスチャンバー内にArガスを導入し、真空排気
により圧力は6.7Paに維持した。
【0057】プロセスチャンバー内には基板ホルダーと
3個のターゲットホルダーが設置され、3種類のターゲ
ット材料からのスパッタが可能である。スパッタ時には
成膜する材料種のターゲット位置に基板ホルダーを移動
させ、基板−ターゲット間距離は60mmに固定した。
【0058】基板ホルダーとターゲット間には外部の高
周波電源により13.56MHzの高周波電圧を印可
し、ターゲット背面に設置された永久磁石により形成さ
れたマグネトロン磁界により、ターゲット近傍に高密度
のプラズマを生成させてターゲット表面のスパッタを行
った。
【0059】高周波電圧の印可は3個のターゲットに独
立に可能である。基板ホルダーはヒータによる加熱機構
を有しており、スパッタ成膜中の基板温度は一定となる
よう制御した。
【0060】また、基板ホルダーに設置された基板のタ
ーゲット側には厚さ0.10mmの金属マスクが3種類
設置でき、成膜パターンに応じて必要なマスクが基板成
膜面にセットできる構造とした。
【0061】先ず、厚さ0.25mmのアルミナ焼結体
基板上に、第1電極層のマスクパターンをセットし、A
uターゲットのスパッタにより第1電極層を形成し、続
いて第1電極層同士を接続する第1端子電極層、両端の
容量素子の第1電極層に形成される第3端子電極層のマ
スクパターンをセットして第1、第3端子電極層を形成
した。これにより図3(a)に示すような網の目構造の
電極層が得られた。続いてターゲットにPb(Mg1/3
Nb2/3 )O3 焼結体を用い、誘電体層のマスクパター
ンをセットし、基板温度535℃、高周波電力200W
の条件で、図3(b)に示すような誘電体層を形成し
た。
【0062】次に第2電極層のマスクパターンをセット
し、Auターゲットのスパッタにより第2電極層を形成
し、さらに第2電極層同士を接続する第2端子電極層、
両端の容量素子の第2電極層に形成される第4端子電極
層のマスクパターンをセットして第2、第4端子電極層
を形成した。これにより図3(c)に示すような網の目
構造の電極層が得られた。コンデンサとしての有効電極
の総面積は0.84mm2 とした。
【0063】作製した単板型薄膜コンデンサの端子電極
層上に半田バンプを形成して評価用ボードに実装した。
使用した半田バンプは直径0.07mmで、各端子電極
層上に合計16個形成し、図1および図2に示すような
薄膜コンデンサを作製した。
【0064】各半田バンプ間の距離Lは0.4mmとし
た。
【0065】評価は、1MHzから1.8GHzでのイ
ンピーダンス特性を、インピーダンスアナライザー(ヒ
ュウレットパッカード社製HP4291A)を用いて行
った結果、容量成分は12.4nF、インダクタンス成
分13pHの値を得た。また上記測定後、薄膜コンデン
サの断面をSEM観察したところ、各誘電体層の厚さは
0.6μmであった。
【0066】実施例2 実施例1と全く同様にして誘電体層8層の積層薄膜コン
デンサを作製し、実施例1と同様の方法で評価したとこ
ろ、容量成分は100nF、インダクタンス成分13p
Hの値を得た。また上記測定後、積層型薄膜コンデンサ
の断面をSEM観察したところ、各誘電体層の厚さは
0.6μmであった。
【0067】実施例3 基板材、電極材、電極形成方法、形状、および寸法は実
施例1と全く同様にして、誘電体層のみをゾルゲル法に
より形成した。ゾルゲル法による膜の作製手順は以下の
とおりとした。
【0068】酢酸MgとNbエトキシドを1:2のモル
比で秤量し、2−メトキシエタノール中で還流操作(1
24℃で24時間)を行い、MgNb複合アルコキシド
溶液(Mg=4.95mmol、Nb=10.05mm
ol、2−メトキシエタノール150mmol)を合成
した。次に酢酸鉛(無水物)15mmolと150mm
olの2−メトキシエタノールを混合し、120℃での
蒸留操作により、Pb前駆体溶液を合成した。
【0069】MgNb前駆体溶液とPb前駆体溶液をモ
ル比Pb:(Mg+Nb)=1:1になるよう混合し、
室温で十分撹拌し、Pb(Mg1/3 Nb2/3 )O3 (P
MN)前駆体溶液を合成した。
【0070】この溶液の濃度を2−メトキシエタノール
で約3倍に希釈し、塗布溶液とした。次に電極層上に、
前記塗布溶液をスピンコーターで塗布し、乾燥させた
後、300℃で熱処理を1分間行い、ゲル膜を作製し
た。塗布溶液の塗布−熱処理の操作を繰り返した後、8
30℃で1分間(大気中)の焼成を行い、Pb(Mg
1/3Nb2/3 )O3 薄膜を得た。
【0071】得られた上記誘電体薄膜の上にレジストを
塗布しフォトリソグラフィー工程によって露光、現像
し、これをマスクとするウェットエッチングにより、実
施例1と同様のパターン形状に誘電体膜のパターニング
を行い、実施例1と同様の薄層コンデンサを作製した。
【0072】作製した薄膜コンデンサを実施例1同様、
評価ボードに実装し、1MHzから1.8GHzでのイ
ンピーダンス特性を、インピーダンスアナライザー(ヒ
ュウレットパッカード社製HP4291A)を用いて測
定した。その結果、容量成分は37nF、インダクタン
ス成分13pHの値を得た。また上記測定後、薄膜コン
デンサの断面をSEM観察したところ、各誘電体層の厚
さは0.6μmであった。
【0073】実施例4 実施例3と全く同様にして薄膜コンデンサを作製し、図
6に示すように端子電極層上に形成する半田バンプを合
計12個とし、実施例1と同様の方法で評価したとこ
ろ、容量成分は36nF、インダクタンス成分15pH
の値を得た。また上記測定後、薄膜コンデンサの断面を
SEM観察したところ、各誘電体層の厚さは0.6μm
であった。
【0074】実施例5 図4に示すように端子電極層の数を減らし、両端の容量
素子の形状を変更し、容量付加部を形成する以外は、実
施例3と全く同様にして薄膜コンデンサを作製した。コ
ンデンサとしての有効電極の総面積は1.2mm2 とし
た。端子電極層上には、図4に示すように半田バンプを
合計12個形成し、実施例1と同様の方法で評価したと
ころ、容量成分は52nF、インダクタンス成分15p
Hの値を得た。また上記測定後、薄膜コンデンサの断面
をSEM観察したところ、各誘電体層の厚さは0.6μ
mであった。
【0075】実施例6 図5に示すように端子電極層の数を減らし、両端の容量
素子の形状を変更し、容量付加部を形成する以外は、実
施例3と全く同様にして薄膜コンデンサを作製した。コ
ンデンサとしての有効電極の総面積は、1.2mm2
した。端子電極層上には、図5に示すように半田バンプ
を合計12個形成し、実施例1と同様の方法で評価した
ところ、容量成分は53nF、インダクタンス成分18
pHの値を得た。また上記測定後、薄膜コンデンサの断
面をSEM観察したところ、各誘電体層の厚さは0.6
μmであった。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の薄膜コン
デンサでは、電流経路を複数に分岐することができ、か
つ外部端子間の距離を短くする、つまり実効的な電流経
路を短くすることができるので、インダクタンスを極め
て小さくすることができる。さらに、外部との接点に用
いる外部端子を、誘電体層が下方に形成されていない端
子電極層上に形成したので、外部端子形成時に発生する
熱応力による容量素子へのダメージを考慮する必要がな
く、また実装も容易となる。また、外部端子を形成する
端子電極層を両端の容量素子の外側に自由な配置で形成
することができるので、外部端子全体としてのバランス
が良くなり実装における安定性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単板型の薄膜コンデンサを示す分解斜
視図である。
【図2】(a)は図1の平面図、(b)は(a)のB−
B線に沿った断面図、(c)はC−C線に沿った断面図
である。
【図3】図1の電極層を端子電極層により接続した網の
目構造の電極層、および誘電体層を示す平面図である。
【図4】両端の容量素子に容量付加部を形成した薄膜コ
ンデンサの平面図である。
【図5】両端の容量素子に容量付加部を形成した他の例
の薄膜コンデンサの平面図である。
【図6】一部に外部端子を形成しない第3、第4端子電
極層を有する薄膜コンデンサの平面図である。
【図7】本発明の積層型の薄膜コンデンサを示す分解斜
視図である。
【図8】従来の薄膜コンデンサを示す分解斜視図であ
る。
【図9】両端の容量素子の外側に第3、第4端子電極層
を形成していない薄膜コンデンサの平面図である。
【符号の説明】
1・・・誘電体層 2、2a、2b・・・第1電極層 3、3a、3b・・・第2電極層 4、4a、4b・・・第1端子電極層 5、5a、5b・・・第2端子電極層 6・・・基板 7、7a、7b・・・第3端子電極層 8、8a、8b・・・第4端子電極層 9・・・外部端子 11・・・容量付加部 A、B、C・・・容量素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体層の下面に第1電極層を、上面に第
    2電極層を形成してなる容量素子を所定間隔を置いて複
    数並置するとともに、該複数の容量素子の間に、前記第
    1電極層同士を接続する複数の第1端子電極層を設け、
    かつ前記複数の容量素子の間に、前記第2電極層同士を
    接続する複数の第2端子電極層を、前記第1端子電極層
    と異なる位置に設け、さらに、両端の前記容量素子の第
    1電極層に、それぞれ外方に突出する複数の第3端子電
    極層を設け、両端の前記容量素子の第2電極層に、それ
    ぞれ外方に突出する複数の第4端子電極層を、前記第3
    端子電極層と異なる位置に設け、前記第1端子電極層、
    前記第2端子電極層、前記第3端子電極層および前記第
    4端子電極層に外部端子を設けてなることを特徴とする
    薄膜コンデンサ。
  2. 【請求項2】複数の誘電体層と複数の電極層を交互に積
    層してなり、前記電極層が下側から交互に第1電極層、
    第2電極層とされた容量素子を所定間隔を置いて複数並
    置するとともに、該複数の容量素子の間に、同一平面上
    の前記第1電極層同士を接続する複数の第1端子電極層
    を設け、かつ前記複数の容量素子の間に、同一平面上の
    前記第2電極層同士を接続する複数の第2端子電極層
    を、前記第1端子電極層と異なる位置に設け、さらに、
    両端の前記容量素子の第1電極層に、それぞれ外方に突
    出する複数の第3端子電極層を設け、両端の前記容量素
    子の第2電極層に、それぞれ外方に突出する複数の第4
    端子電極層を、前記第3端子電極層と異なる位置に設
    け、最上層の前記第1端子電極層、前記第2端子電極
    層、前記第3端子電極層および前記第4端子電極層に外
    部端子を設けてなることを特徴とする薄膜コンデンサ。
  3. 【請求項3】両端の容量素子の少なくとも一方には、誘
    電体層と電極層からなり、外方に突出する容量付加部が
    設けられていることを特徴とする請求項1または2記載
    の薄膜コンデンサ。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のうちいずれかに記載の薄
    膜コンデンサを基体の表面に設けてなることを特徴とす
    る基板。
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