JP2000311193A - 利用状況管理システム及びセキュリティ管理システム - Google Patents

利用状況管理システム及びセキュリティ管理システム

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JP2000311193A
JP2000311193A JP11987799A JP11987799A JP2000311193A JP 2000311193 A JP2000311193 A JP 2000311193A JP 11987799 A JP11987799 A JP 11987799A JP 11987799 A JP11987799 A JP 11987799A JP 2000311193 A JP2000311193 A JP 2000311193A
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JP11987799A
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Yoshiya Mizuta
喜也 水田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報管理の記録にデータキャリアを利用し、
従来の磁気カードと一体化することで、現存資産を有効
に活用可能とする。 【解決手段】 利用客用カードキー1と、客室のドア部
に設置されるデータキャリア読み取り/書き込み装置5
とを備え、入室時、磁気リーダ部43が磁気カード部1
bに記憶されている部屋番号を読み取って、利用する部
屋番号と一致するか否かを確認し、一致する場合には、
次にリーダ/ライタ部42がデータキャリア部1aに記
憶されている管理情報の中の入退室管理番号を読み取っ
て、予め設定されたイニシャル番号と一致するか否かを
確認し、一致する場合にはキーロックを解除する一方、
一致しない場合には、その後に利用客が数字キー入力部
47から入力する固有の番号と入退室管理番号とが一致
するか否かを確認し、一致する場合にはキーロックを解
除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテルなどで使用
する客室ドアのドアキーに取り付けられたデータキャリ
アまたは磁気カード等と一体化されたデータキャリア
を、施設等の利用状況管理やセキュリティ管理に使用す
る利用状況管理システム及びセキュリティ管理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にホテルなどでは、ホテル内の各施
設や設備を利用したときの料金徴収や、ホテル内の店舗
で商品を購入したときの料金徴収をどのように管理する
かが重要な課題となっている。
【0003】この料金徴収管理は、従来、施設や設備を
利用するたびに又は商品を購入するたびにその都度その
場で清算して徴収するか、施設等の利用時及び商品等の
購入時に伝票に手書きで料金を記入してフロントに回
し、チェックアウト時にフロントで一括清算して徴収す
るといった方法が採用されている。
【0004】このような従来の徴収方法では、施設や設
備ごと、及び店舗ごとに現金を扱う管理者を置かなけれ
ばならず、また伝票に手書きで料金等を書き込むため、
書き込みミスが発生する可能性があるといった問題があ
った。
【0005】そこで、このような問題を解決すべく、客
室キーとして、書き込み可能なICを使用したカード等
のICキーを使用することにより、合理的な料金管理が
行えるようにしたホテルの管理システムが提案されてい
る(特開平5−342232号公報参照)。
【0006】この管理システムは、ホテルに付属の施設
又は設備ごとにキーリーダ/ライタを設置し、このキー
リーダ/ライタへのICキーの挿入により、ICキー内
の記憶情報を読み取って施設又は設備の利用制限を行
い、利用した場合には、ICキーに施設又は設備の利用
状況又は利用頻度を記憶させる構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ICキ
ーによる管理システムでは、客室キーを従来より普及し
ている磁気カードキーからICキーに変更する必要があ
るため、システムを導入する期間中、ICキーシステム
を停止する必要がある。ICキーに記憶されている管理
情報を、ICキーリーダ/ライタで読み取るには、IC
キーをICキーリーダ/ライタに挿入する必要があるた
め、運用に際して利用客への負担が増加する。ICキー
に使用されている書き込み可能なICは、電気的に書き
込み、読み取り及び保存を行うため、ICキーのリーダ
/ライタの暴走等が発生した場合は、読み取りができな
かったり、記憶されているデータが書き換わったりし
て、安定した運用管理を行うことができなくなる可能性
がある。また、書き換わる可能性のあるデータを使用し
たセキュリティ管理では、完全なセキュリティ管理シス
テムを構築することができない、といった種々の問題が
あった。
【0008】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたものであって、その目的は、情報管理の記憶に
データキャリアを利用し、従来の磁気カードと一体化す
ることで、現存資産を有効に活用した利用状況管理シス
テム及びセキュリティ管理システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の利用状況管理システムは、データ
キャリア部と磁気部とを有し、データキャリア部に管理
情報が記憶され、磁気部に必要に応じて部屋番号が記憶
された利用客用カードキーと、種々の施設や設備ごとに
設置され、前記利用客用カードキーのデータキャリア部
から情報を読み取るとともに、データキャリア部に情報
を書き込むデータキャリア読み取り/書き込み手段とを
備え、任意の施設又は設備を利用する際、利用する施設
又は設備に設置された前記データキャリア読み取り/書
き込み手段により、前記利用客用カードキーのデータキ
ャリア部に利用する施設又は設備の番号と利用開始時刻
とを新たに書き込み、利用終了時に前記データキャリア
部にその施設又は設備の利用開始時刻が書き込まれてい
ることを確認して、そのデータキャリア部に利用施設又
は設備の番号と利用料金とを新たに書き込むことを特徴
とする。
【0010】すなわち、管理情報にデータキャリアを採
用したことにより、データキャリアは非接触通信が可能
であるため、リーダ/ライタ用アンテナに接触させるこ
となく管理情報が読み取れるので、運用に際して利用客
への負担を軽減することができる。また、データキャリ
アは電波によって電源の供給及びデータの読み取り、書
き込みを行うことができ、またデータの読み取りや書き
込みには専用のコマンドが必要になることから、データ
キャリアに記憶されているデータが不用意に書き換わる
ことがなく、安定したシステムを構築することができ
る。
【0011】また、請求項2に記載のセキュリティ管理
システムは、データキャリア部と磁気部とを有し、デー
タキャリア部に管理情報が記憶され、磁気部に部屋番号
が記憶された利用客用カードキーと、客室のドア部に設
置され、前記利用客用カードキーのデータキャリア部か
ら管理情報を読み取るとともに、データキャリア部に管
理情報を書き込むデータキャリア読み取り/書き込み手
段と、客室のドア部に設置され、前記利用客用カードキ
ーの磁気部から部屋番号を読み取る磁気読み取り手段
と、客室のドア部に設置され、数字の入力が可能な数字
入力手段とを備え、入室時、前記磁気読み取り手段によ
り前記利用客用カードキーの磁気部に記憶されている部
屋番号を読み取って、利用する部屋番号と一致するか否
かを確認し、一致する場合には、次に前記データキャリ
ア読み取り/書き込み手段により前記利用客用カードキ
ーのデータキャリア部に記憶されている管理情報の中の
入退室管理番号を読み取って、予め設定されたイニシャ
ル番号と一致するか否かを確認し、一致する場合にはキ
ーロックを解除する一方、一致しない場合には、その後
に利用客が前記数字入力手段から入力する固有の番号と
前記入退室管理番号とが一致するか否かを確認し、一致
する場合にはキーロックを解除することを特徴とする。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のセキュリティ管理システムにおいて、退室時、
ドア部に設置されたデータキャリア読み取り/書き込み
手段により前記利用客用カードキーのデータキャリア部
から管理情報を読み取り、前記数字入力手段から入力さ
れた固有の番号を、読み取った管理情報の中の入退室管
理番号として書き換えるとともに、内部の記憶部に入退
室管理番号として記憶し、かつ、その書き換え後の管理
情報を利用客用カードキーのデータキャリア部に送信し
て、データキャリア部に上書きで書き込むことを特徴と
する。
【0013】すなわち、データキャリアのデータの読み
取り、書き込み方法と、従来の磁気カードのデータの読
み取り方法とが全く異なるため、互いに干渉することが
ないので、データキャリアによるシステムと従来の磁気
カードによるシステムとを共存させることができる。そ
のため、例えば客室のドアキーは従来の磁気カードによ
るシステムとデータキャリアキーによるシステムとを併
用し、施設及び設備の利用には、データキャリアキーに
よるシステムを運用でき、現存資産を有効に利用するこ
とができる。また、本システムを導入するに際しては、
従来の磁気カードによるシステムを運用しながら、デー
タキャリアキーによるシステムを導入できるので、従来
の運用を停止することなく本発明のシステムを導入する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0015】図1は、利用状況管理機能及びセキュリテ
ィ管理機能を有する本発明の管理システムの全体構成を
イメージ的に示した図である。
【0016】本発明の管理システムは、大別すると、フ
ロントに設置されるデータキャリアキー(以下、利用客
用カードキーという)1を発券するための端末装置(パ
ソコン)2及び発券機3と、各施設及び設備ごとに設置
されるデータキャリア読み取り/書き込み装置4と、客
室のドア部に設置されるデータキャリア読み取り/書き
込み装置5及び磁気カード読み取り装置6とからなる。
【0017】利用客用カードキー1は、本実施の形態で
は、図2に示すように、データキャリア部(データキャ
リアキー)1aと、従来の磁気カード部1bとを一体化
させた構成となっており、データキャリア部1aは、デ
ータキャリア読み取り/書き込み装置4,5との間で無
線によるデータの送受信を行うアンテナ部11と、アン
テナ部11を介して送受信を制御する制御部12と、管
理情報を記憶するメモリ部13とからなる。また、磁気
カード部1bは、部屋番号を記憶する磁気メモリ部14
からなる。
【0018】この利用客用カードキー1は、利用客が到
着したときにフロントにて発券されるが、その発券時の
メモリ部13には、管理情報として、個別識別情報、利
用開始日、利用終了予定日、部屋番号、客室利用時の入
退室管理番号などが予め書き込まれる。ただし、部屋番
号は宿泊客に発券される利用客用カードキー1にだけ書
き込まれ、施設及び設備のみを利用する客に発券される
利用客用カードキー1には書き込まれない。
【0019】各施設及び設備を利用した場合、あるいは
商品を購入した場合は、データキャリア部1aのメモリ
部13に次のデータが追加で書き込まれる。すなわち、
施設及び設備を利用した場合には、施設及び設備利用情
報(すなわち、施設及び設備番号と利用料金)が追加書
き込みされ、商品を購入した場合には、その商品購入情
報(すなわち、その商品番号と商品料金)が追加書き込
みされる。また、料金の精算は、データキャリア部1a
のメモリ部13に書き込まれている施設及び設備利用情
報と商品購入情報とに書き込まれている料金を加算して
精算する。
【0020】各施設及び設備に設置されるデータキャリ
ア読み取り/書き込み装置4は、図2に示すように、利
用客用カードキー1のデータキャリア部1aとの間で間
で無線によるデータの送受信を行うリーダ/ライタ用ア
ンテナ部41及びリーダ/ライタ部42と、リーダ/ラ
イタ部42を制御するリーダ/ライタコントローラ44
と、リーダ/ライタコントローラ44を含む装置全体を
制御するCPU45と、読み取ったデータを記憶するメ
モリ部(S−RAM等)46とで構成されている。すな
わち、各施設及び設備を利用するときには、利用客用カ
ードキー1の磁気メモリ部1bは使用しない構成となっ
ている。
【0021】また、客室のドア部に設置されるデータキ
ャリア読み取り/書き込み装置5は、図3に示すよう
に、利用客用カードキー1のデータキャリア部1aとの
間で間で無線によるデータの送受信を行うリーダ/ライ
タ用アンテナ部41及びリーダ/ライタ部42と、利用
客用カードキー1の磁気メモリ部1bに書き込まれてい
るデータを読み取る磁気リーダ部43(図1では、磁気
カード読み取り装置6として示している)と、リーダ/
ライタ部42及び磁気リーダ部43を制御するリーダ/
ライタコントローラ44と、数字のみの入力が可能な数
字キー入力部47と、数字キー入力部47を制御するキ
ーコントローラ48と、リーダ/ライタコントローラ4
4及キーコントローラ48を含む装置全体を制御するC
PU45と、読み取ったデータを記憶するメモリ部(S
−RAM等)46とで構成されている。すなわち、客室
を利用するときには、データキャリア部1aと磁気カー
ド部1bとを併用する構成となっている。
【0022】次に、上記構成の管理システムにおいて、
施設及び設備を利用したときの処理動作について、図2
に示す管理システム構成図、図4に示す利用開始時のフ
ローチャート、及び図5に示す利用終了時のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0023】施設及び設備利用時は、利用客用カードキ
ー1のデータキャリア部1aが使用される。このデータ
キャリア部1aには、フロントにて支給されるときに、
上記した如く、個別識別情報、利用開始日、利用終了予
定日、部屋番号、客室利用時の入退室管理番号等の管理
情報が、発券機3内の図示しないデータキャリアリーダ
/ライタにより書き込まれる。
【0024】この利用客用カードキー1を持参した利用
客が、利用しようとする施設又は設備に設置されたデー
タキャリア読み取り/書き込み装置4のリーダ/ライタ
用アンテナ部41の正面の特定位置に利用客用カードキ
ー1を置くと、データキャリア読み取り/書き込み装置
4が、データキャリア部1aのメモリ部13に書き込ま
れている管理情報のデータを読み取る(ステップS
1)。そして、正常に読み取られたか否かを判断し(ス
テップS2)、次に管理情報が正しく書き込まれている
か否かを判断した後(ステップS3)、データキャリア
部1aへ書き込むための施設又は設備利用情報(すなわ
ち、施設又は設備番号と利用開始時刻)のデータを準備
して(ステップS4)、これをリーダ/ライタ部42か
らリーダ/ライタ用アンテナ部41を介して、データキ
ャリア部1aに送信する(ステップS5,S6)。な
お、ステップS3での判断において、管理情報が正しく
書き込まれていなかった場合には、ステップS8へと動
作を進め、エラー発生通知を行う。
【0025】利用客用カードキー1のデータキャリア部
1aは、この施設又は設備利用情報のデータをアンテナ
部11で受信し、制御部12を経由してメモリ部13に
追加書き込みする(ステップS7)。
【0026】この後、施設又は設備を利用した利用客が
その施設又は設備の利用を終了すると、利用時と同様
に、その施設又は設備に設置されているデータキャリア
読み取り/書き込み装置4のリーダ/ライタ用アンテナ
部41の正面の特定位置に、利用客用カードキー1を置
く。これにより、データキャリア読み取り/書き込み装
置4が、データキャリア部1aのメモリ部13に書き込
まれている管理情報のデータを読み取る(ステップS1
1)。そして、正常に読み取られたか否かを判断し(ス
テップS12)、次に管理情報が正しく書き込まれてい
るか否かを判断する(ステップS13)。すなわち、そ
の施設又は設備の利用開始時刻が所定の箇所に書き込ま
れているか否かを確認する。そして、利用開始時刻が所
定の箇所に書き込まれている場合には、利用料金を計算
し(ステップS14)、データキャリア部1aへ書き込
むための施設又は設備利用情報(すなわち、施設又は設
備番号と利用料金)のデータを準備して(ステップS1
5)、これをリーダ/ライタ部42からリーダ/ライタ
用アンテナ部41を介して、データキャリア部1aに送
信する(ステップS16,S17)。なお、ステップS
13での判断において、管理情報が正しく書き込まれて
いなかった場合には、ステップS19へと動作を進め、
エラー発生通知を行う。
【0027】利用客用カードキー1のデータキャリア部
1aは、この施設又は設備利用情報(すなわち、施設又
は設備番号と利用料金)のデータをアンテナ部11で受
信し、制御部12を経由してメモリ部13に追加書き込
みする(ステップS18)。
【0028】このように、施設又は設備を利用するとき
には、利用客用カードキー1のデータキャリア部1aを
使用することにより、非接触でデータの読み取りと書き
込みとが行えるので、利用客への負担を軽減することが
できる。
【0029】なお、データキャリア読み取り/書き込み
装置4のメモリ部46に、利用客用カードキー1のデー
タキャリア部1aに書き込まれたデータ(すなわち、個
別識別情報、利用開始日、利用終了予定日、部屋番号、
客室利用時の入退室管理番号、施設又は設備番号、利用
開始時刻、利用料金等)を蓄積することにより、利用客
用カードキー1を紛失した場合でも、各施設及び設備で
の利用状況を確認して料金計算を行うことができる。
【0030】また、上記実施の形態では、データキャリ
ア読み取り/書き込み装置4は単独で動作する構成とし
て説明しているが、このデータキャリア読み取り/書き
込み装置4を図1に示すようにパソコンに接続して、蓄
積したデータをパソコン等へ転送する機能を持たせるこ
とにより、さらには、そのパソコンが集中管理している
コンピュータに接続して、蓄積データを図示しないコン
ピュータに転送する機能を持たせることにより、各施設
及び設備での利用状況を集中管理することが可能とな
る。そのため、利用客用カードキー1に書き込まれてい
るデータと、集中管理しているデータとを照合等するこ
とで、より確実な管理システム(利用状況管理システ
ム)を構築することができる。
【0031】また、上記実施の形態では、施設又は設備
を利用したときの処理動作についてのみ説明している
が、商品を購入したときの処理動作(特に、図4に示す
ステップS4に対応する処理動作)は次のようになる。
すなわち、各店舗の売り場に、利用客が購入した商品の
商品番号と料金とを入力する装置(例えば、商品にその
商品番号と料金とが書き込まれたバーコードが添付され
ている場合には、バーコードリーダ等)を、データキャ
リア読み取り/書き込み装置4とともに設置し、商品購
入時に、バーコードリーダによってその商品の商品番号
と料金とを読み取り、この読み取った情報を、データキ
ャリア読み取り/書き込み装置4により予め読み取って
いる管理情報に含めて(追加書き込みして)、利用客用
カードキー1のデータキャリア部1aに送信する。これ
により、利用客用カードキー1のメモリ部13に、購入
した商品の商品番号と商品料金とが追加書き込みされる
ことになる。
【0032】次に、上記構成の管理システムにおいて、
客室を利用したときの処理動作について、図3に示す管
理システム構成図、図6に示す入室時のフローチャー
ト、及び図7に示す退室時のフローチャートを参照して
説明する。
【0033】客室利用時は、利用客用カードキー1のデ
ータキャリア部1aと磁気カード部1bとが使用され
る。データキャリア部1aには、フロントにて支給され
るときに、上記した如く、個別識別情報、利用開始日、
利用終了予定日、部屋番号、客室利用時の入退室管理番
号等の管理情報が、発券機3内の図示しないデータキャ
リアリーダ/ライタにより書き込まれ、磁気カード部1
bには、部屋番号が、発券機3内の図示しない磁気ライ
タにより書き込まれる。ここで、入退室管理番号には、
イニシャル番号として予め決められた番号が書き込まれ
るが、利用客が希望する場合には、利用客の希望する固
有の番号が書き込まれる。
【0034】この利用客用カードキー1を持参した利用
客が、利用しようとする客室のドアの前まで行き、ドア
のキー差し込み部(図示省略)に持参した利用客用カー
ドキー1を差し込むと、まず磁気リーダ部43が磁気メ
モリ部14に書き込まれている部屋番号のデータを読み
取り(ステップS21)、正常に読み取られたか否かを
判断した後(ステップS22)、次にリーダ/ライタ部
42がデータキャリア部1aのメモリ部13に書き込ま
れている管理情報(個別識別情報、利用開始日、利用終
了予定日、部屋番号、客室利用時の入退室管理番号等)
のデータを読み取り(ステップS23)、正常に読み取
られたか否かを判断する(ステップS24)。読み取っ
たデータは、メモリ部46に記憶される。
【0035】この後、データキャリア読み取り/書き込
み装置5は、磁気リーダ部43が磁気メモリ部14から
読み取った部屋番号データと、予めメモリ部46の所定
の領域に登録されているその客室の部屋番号データとを
比較して、両部屋番号データが一致するか否かを確認す
る(ステップS25)。このとき、磁気メモリ部14に
書き込まれている部屋番号データと、データキャリア部
1aのメモリ部13に書き込まれている部屋番号データ
とは同じであるが、磁気メモリ部14の部屋番号データ
は書き換え不可能であり、不変であるので、このときの
部屋番号データは磁気メモリ部14に書き込まれたデー
タを利用する。
【0036】部屋番号データが一致すると(ステップS
25でYesと判断されると)、データキャリア読み取
り/書き込み装置5は、次に、読み取った管理情報に含
まれている入退室管理番号が、イニシャル番号と一致す
るか否かを確認する(ステップS26)。この場合、利
用客用カードキー1の発券時に利用客が固有の番号の設
定を希望しなかった場合には、データキャリア読み取り
/書き込み装置5のメモリ部46の所定の領域に予め設
定されているイニシャル番号と一致するので、一致すれ
ば客室利用時の入退室管理番号が一致したと扱われる。
そのため、この場合には、その客室ドアのキーロックを
解除する(ステップS27)。
【0037】一方、ステップS26において、入退室管
理番号が、イニシャル番号と一致しないと判断された場
合には、利用客固有の入退室管理番号として扱われるこ
とになる。つまり、利用客が数字キー入力部47から固
有の番号を入力すると(ステップS28)、この入力さ
れた固有の番号と、メモリ部46に書き込まれている管
理情報の中の入退室管理番号とを比較し、両番号が一致
するか否かを判断する(ステップS29)。その結果、
両番号が一致する場合には、ステップS27へと動作を
進めて、その客室ドアのキーロックを解除する。一方、
ステップS29において両番号が一致しないと判断され
た場合には、キーロックを解除することなく、エラー発
生通知を行う(ステップS30)。なお、ステップS2
5において部屋番号が一致しなかった場合にも、同様に
エラー発生通知を行う(ステップS30)。
【0038】次に、利用客が利用客用カードキー1を持
って部屋から退室すると、ドア部に設置されたデータキ
ャリア読み取り/書き込み装置5が、データキャリア部
1aのメモリ部13に書き込まれている管理情報のデー
タを読み取り(ステップS41)、正常に読み取られた
か否かを判断する(ステップS42)。このとき、客室
利用時の入退室管理番号を別の番号に書き換えるため、
利用客が数字キー入力部47を操作して別の固有の番号
を入力すると(ステップS43)、その固有の番号は、
メモリ部46に書き込まれている管理情報の中の入退室
管理番号に上書きする形で書き込まれる(ステップS4
4)。この後、データキャリア読み取り/書き込み装置
5は、データキャリア部1aへ書き込む管理情報(個別
の番号を新たな入退室管理番号として書き換えた後の管
理情報)のデータを準備して(ステップS45)、これ
をリーダ/ライタ部42からリーダ/ライタ用アンテナ
部41を介して、データキャリア部1aに送信する(ス
テップS46,S47)。このとき、書き換えた新たな
入退室管理番号は、メモリ部46の所定の領域に記憶し
て保存される。
【0039】利用客用カードキー1のデータキャリア部
1aは、この新たな管理情報のデータをアンテナ部11
で受信し、制御部12を経由してメモリ部13に上書き
する形で書き込む(ステップS48)。
【0040】このように、利用客用カードキー1のデー
タキャリア部1aに書き込まれた入退室管理番号を退室
時に書き換え、入室時に数字キー入力部47から入力さ
れた番号との比較を行うことにより、利用客用カードキ
ー1を紛失した場合でも、他人に不正に入室されるとい
った不具合を確実に防止することができる。
【0041】また、データキャリア読み取り/書き込み
装置5単体でデータの比較確認ができるため、集中管理
コンピュータと接続して固有データを集中管理する必要
がないので、設備導入時のコストを低減することがで
き、導入期間の短縮も図ることができる。
【0042】また、各施設及び設備に設置されるデータ
キャリア読み取り/書き込み装置4も、客室のドア部に
設置されるデータキャリア読み取り/書き込み装置5と
同様の構成とし、数字キー入力部47より入力された番
号と客室利用時の入退室管理番号とが一致した場合にだ
け、施設及び設備利用情報や商品購入情報を利用客用カ
ードキー1のデータキャリア部1aに書き込むようにす
ることにより、利用客用カードキー1を紛失した場合で
も、利用客用カードキー1を施設や設備で不正に使用さ
れることを防止することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の管理システムによれば、管理情
報にデータキャリアを採用したことにより、データキャ
リアは非接触通信が可能であるため、リーダ/ライタ用
アンテナ部に接触させることなく管理情報が読み取れる
ので、運用に際して利用客への負担を軽減することがで
きる。また、データキャリアは電波によって電源の供給
及びデータの読み取り、書き込みを行うことができ、ま
たデータの読み取りや書き込みには専用のコマンドが必
要になることから、データキャリアに記憶されているデ
ータが不用意に書き換わることがなく、安定したシステ
ムを構築することができる。また、データキャリアによ
るシステムと従来の磁気カードによるシステムとを共存
させることができるので、例えば客室のドアキーは従来
の磁気カードによるシステムとデータキャリアキーによ
るシステムとを併用し、施設及び設備の利用には、デー
タキャリアキーによるシステムを運用でき、現存資産を
有効に利用することができる。さらに、利用客用カード
キーのデータキャリア部に書き込まれた入退室管理番号
を退室時に書き換え、入室時に数字キー入力部から入力
された番号との比較を行うことにより、利用客用カード
キーを紛失した場合でも、他人に不正に入室されるとい
った不具合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】利用状況管理機能及びセキュリティ管理機能を
有する本発明の管理システムの全体構成をイメージ的に
示した図である。
【図2】本発明の管理システムを利用状況管理システム
として用いる場合のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の管理システムをセキュリティ管理シス
テムとして用いる場合のシステム構成を示すブロック図
である。
【図4】各施設及び設備で利用客用カードキーを利用す
るときの利用開始時の動作フローチャートである。
【図5】各施設及び設備で利用客用カードキーを利用す
るときの利用終了時の動作フローチャートである。
【図6】客室への入室時の動作フローチャートである。
【図7】客室からの退室時の動作フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 利用客用カードキー 1a データキャリア部 1b 磁気カード部 4,5 データキャリア読み取り/書き込み装置 6 磁気カード読み取り装置 11 アンテナ部 12 制御部 13 メモリ部 14 磁気メモリ部 41 リーダ/ライタ用アンテナ部 42 リーダ/ライタ部 43 磁気リーダ部 44 リーダ/ライタコントローラ 45 CPU 46 メモリ部 47 数字キー入力部 48 キーコントローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA06 BB10 EE03 FF06 FF44 3E038 AA01 AA12 BA01 BA20 BB03 BB04 CA06 CA07 CB03 CB10 FA02 FA03 GA02 5B035 AA13 BB02 BB09 BC00 CA23 5B049 AA05 BB52 CC13 CC16 CC31 CC36 DD01 DD04 FF08 GG03 GG04 GG07 5B058 CA31 KA08 KA17 KA31 YA01 YA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データキャリア部と磁気部とを有し、デ
    ータキャリア部に管理情報が記憶され、磁気部に必要に
    応じて部屋番号が記憶された利用客用カードキーと、 種々の施設や設備ごとに設置され、前記利用客用カード
    キーのデータキャリア部から情報を読み取るとともに、
    データキャリア部に情報を書き込むデータキャリア読み
    取り/書き込み手段とを備え、 任意の施設又は設備を利用する際、利用する施設又は設
    備に設置された前記データキャリア読み取り/書き込み
    手段により、前記利用客用カードキーのデータキャリア
    部に利用する施設又は設備の番号と利用開始時刻とを新
    たに書き込み、利用終了時に前記データキャリア部にそ
    の施設又は設備の利用開始時刻が書き込まれていること
    を確認して、そのデータキャリア部に利用施設又は設備
    の番号と利用料金とを新たに書き込むことを特徴とする
    利用状況管理システム。
  2. 【請求項2】 データキャリア部と磁気部とを有し、デ
    ータキャリア部に管理情報が記憶され、磁気部に部屋番
    号が記憶された利用客用カードキーと、 客室のドア部に設置され、前記利用客用カードキーのデ
    ータキャリア部から管理情報を読み取るとともに、デー
    タキャリア部に管理情報を書き込むデータキャリア読み
    取り/書き込み手段と、 客室のドア部に設置され、前記利用客用カードキーの磁
    気部から部屋番号を読み取る磁気読み取り手段と、 客室のドア部に設置され、数字の入力が可能な数字入力
    手段とを備え、 入室時、前記磁気読み取り手段により前記利用客用カー
    ドキーの磁気部に記憶されている部屋番号を読み取っ
    て、利用する部屋番号と一致するか否かを確認し、一致
    する場合には、次に前記データキャリア読み取り/書き
    込み手段により前記利用客用カードキーのデータキャリ
    ア部に記憶されている管理情報の中の入退室管理番号を
    読み取って、予め設定されたイニシャル番号と一致する
    か否かを確認し、一致する場合にはキーロックを解除す
    る一方、一致しない場合には、その後に利用客が前記数
    字入力手段から入力する固有の番号と前記入退室管理番
    号とが一致するか否かを確認し、一致する場合にはキー
    ロックを解除することを特徴とするセキュリティ管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 退室時、ドア部に設置されたデータキャ
    リア読み取り/書き込み手段により前記利用客用カード
    キーのデータキャリア部から管理情報を読み取り、前記
    数字入力手段から入力された固有の番号を、読み取った
    管理情報の中の入退室管理番号として書き換えるととも
    に、内部の記憶部に入退室管理番号として記憶し、か
    つ、その書き換え後の管理情報を利用客用カードキーの
    データキャリア部に送信して、データキャリア部に上書
    きで書き込むことを特徴とする請求項2に記載のセキュ
    リティ管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003036341A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Ntt Docomo Inc 顧客情報出力方法、顧客情報システム、顧客情報出力装置、プログラムおよび記録媒体

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