JP2001357362A - 情報記憶媒体処理装置、自動改札機、自動販売機、自動現金預け払い機、情報記憶媒体、情報記憶媒体収納装置、および情報記憶媒体処理システム - Google Patents

情報記憶媒体処理装置、自動改札機、自動販売機、自動現金預け払い機、情報記憶媒体、情報記憶媒体収納装置、および情報記憶媒体処理システム

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JP2001357362A
JP2001357362A JP2000176648A JP2000176648A JP2001357362A JP 2001357362 A JP2001357362 A JP 2001357362A JP 2000176648 A JP2000176648 A JP 2000176648A JP 2000176648 A JP2000176648 A JP 2000176648A JP 2001357362 A JP2001357362 A JP 2001357362A
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Application number
JP2000176648A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Wakabayashi
尚之 若林
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用時に情報記憶媒体をカバン等から取り出さ
なくても利用できるようにすることで、利用者の利便性
を十分に向上させることができる情報記憶媒体処理装置
を提供することにある。 【解決手段】自動改札機10AはISO/IEC156
93でポーリングを行って通路内に進入した利用者を検
出する。収納装置1は自動改札機10Aのポーリングを
受信するとレスポンスを返す。自動改札機10Aが通路
に進入した利用者を検出すると、これ以降、集中制御装
置10Bと収納装置1との間でブルー・ツースを利用し
た無線通信が実行される。したがって、利用時に情報記
憶媒体をカバン等から取り出さなくても利用できるとと
もに、ブルー・ツースを利用したことで両装置間におけ
るデータの転送も短時間で行われ、処理効率を低下させ
ることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線通信を利用
して獲得した情報を処理する情報記憶媒体処理装置と、
この情報記憶媒体処理装置を適用した自動改札機、自動
販売機、および自動現金預け払い機と、上記情報記憶媒
体処理装置で処理される情報を記憶した情報記憶媒体お
よび情報記憶媒体を収納する情報記憶媒体収納装置と、
上記情報記憶媒体処理装置および情報記憶媒体収納装置
を有する情報記憶媒体処理システムと、に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道等の交通機関の利用に伴
う料金の支払いに定期券やプリペイドカード等の通行券
が利用されている。最近、自動改札機と無線で通信する
機能を設けた非接触媒体を通行券として利用することが
提案されている。非接触媒体には、乗車区間、有効期
間、残高等、様々な情報を記憶させることができるメモ
リが設けられている。この自動改札システムでは、利用
者の所持する非接触媒体がメモリに記憶している情報を
無線で自動改札機に送信し、該自動改札機が受信した情
報を用いて利用者の通行可否を判定し、この判定結果に
応じて通路の通行を制限する扉を開閉して利用者の駅構
内への入退場を制限していた。また、非接触媒体はメモ
リの内容が使用に応じて書き換えられる。
【0003】このように、非接触媒体がメモリに記憶し
ている情報を自動改札機(処理装置)に無線で送信する
ので、利用者は従来の磁気カードの通行券のように、改
札口を通過する際に財布やパスケースから取り出して自
動改札機に投入するという煩わしい作業を行わなくても
よい。このことから、利用者の手間が軽減され(利便性
が向上でき)、また改札口における人の流れもスムーズ
になって混雑が緩和されると考えられていた。
【0004】また、利用者の手間が軽減されることか
ら、今後は交通機関に限らず、金融(キャッシュカー
ド)、クレジット(クレジットカード)等、様々な分野
で非接触媒体が利用されるようになると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来非
接触媒体と自動改札機との無線通信には、処理効率の面
から要求される通信速度を得るため、ISO/IECで
規格化されているISO/IEC14443が利用され
ている。ISO/IEC14443では、106kbp
s以上の通信速度が得られ、処理効率の面から言えば十
分であるが、通信エリアが10cm未満であった。この
ため、利用者は通行券を収納している財布やパスケース
をカバン等から取り出して自動改札機に設けられている
アンテナにかざさなければならず、利用者の利便性が十
分に向上されているとは言えなかった。また、利用時に
非接触媒体を収納している財布やパスケースをカバン等
から取り出すので、財布やパスケースの盗難や紛失の危
険性が高いという問題もあった。
【0006】なお、通信エリアを数mまで広げれば、処
理効率の面から要求される通信速度が得られる規格もあ
るが、通信エリアを広げすぎると処理装置の近くを通っ
た人が所持している非接触媒体も通信エリア内に位置す
ることになる。したがって、自動改札機において誤った
処理が実行されてしまうという問題がある。
【0007】さらに、非接触媒体が上述したように交通
機関に限らず、金融、クレジット等、様々な分野で利用
されるようになっていくと、1人の利用者が複数枚の非
接触媒体を所持する可能性が高くなる。すでに、複数枚
の非接触媒体が一元管理できるカード管理装置が特開平
11−7555号で提案されている。しかし、利用時に
は該カード管理装置を上記処理装置に設けられているア
ンテナにかざさなければならず、上述したように利用者
の利便性が十分に向上されているとは言えなかった。
【0008】この発明の目的は、カバン等から情報記憶
媒体を取り出さなくても利用できるようにすることで、
利用者の利便性を十分に向上させることができる情報記
憶媒体処理装置、この情報処理装置を適用した自動改札
機、自動販売機および自動現金預け払い機とともに、情
報記憶媒体、情報記憶媒体収納装置および情報記憶媒体
処理システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の情報記憶媒体
処理装置、自動改札機、自動販売機、自動現金預け払い
機、情報記憶媒体、情報記憶媒体収納装置、および情報
記憶媒体処理システムは、上記課題を解決するために以
下の構成を備えている。
【0010】〔情報記憶媒体処理装置〕 (1)第1の無線通信手段、および上記第1の無線通信
手段に比べて通信速度が高速かつ通信エリアが大きい第
2の無線通信手段を備えるとともに、上記第1の無線通
信手段を利用したポーリングにより通信エリア内に位置
する情報記憶媒体を検出する情報記憶媒体検出手段と、
上記情報記憶媒体検出手段が情報記憶媒体を検出したと
き、上記第2の無線通信手段を利用して該情報記憶媒体
に記憶されている媒体情報を獲得する媒体情報獲得手段
と、上記媒体情報獲得手段が獲得した媒体情報を処理す
る媒体情報処理手段と、を備えている。
【0011】上記構成では、情報記憶媒体検出手段が第
1の無線通信手段を利用したポーリングにより通信エリ
ア内に位置する上記情報記憶媒体を検出すると、媒体情
報獲得手段が第1の無線通信手段よりも通信速度が高速
かつ通信エリアが大きい第2の無線通信手段を利用して
情報記憶媒体に記憶されている情報を獲得し、媒体情報
処理手段が獲得した情報を処理する。
【0012】ここで、通信エリア内に位置する情報記憶
媒体を検出するには、該通信エリア内に位置する非接触
媒体から識別番号(ID)を受信すればよい。したがっ
て、情報記憶媒体検出手段における通信エリア内に位置
する非接触媒体の検出では、両者間でIDの送受信を行
えばよいので、両者間で通信されるデータ量が僅か数1
0バイトに抑えられる。このように、通信されるデータ
量が僅かであれば、第1の無線通信手段の通信速度が比
較的低速であっても、全体の処理時間の増加も僅かであ
る。
【0013】ISO/IECで規格化されているISO
/IEC15693では、ISO/IEC14443に
比べて通信速度が低速(26kbps)であるが、70
cmの通信エリアが得られる。この通信規格であれば、
カバン等に収納されている非接触媒体と処理装置との間
でも十分に無線通信が行える。なお、非接触媒体を利用
する意思の無い人は装置本体の近くを通るときでも、少
なくとも1〜2m程離れた場所を通るので、通信エリア
が70cmであれば、非接触媒体を利用する意思の無い
人が所持している非接触媒体と処理装置との間で無線通
信(IDの送受信)が行われることもない。
【0014】情報記憶媒体検出手段は通信エリア内に位
置する上記情報記憶媒体を検出すると、通信速度が高速
である第2の無線通信手段を利用して該情報記憶媒体と
の通信を実行するので、実際の処理に用いられる大量の
データの送受信が短時間で行える。したがって、処理効
率を低下させることことがない。上記第2の無線通信手
段としては、50〜250kbpsの通信速度が得られ
る公知のブルー・ツースやPHSのトランシーバモード
を利用すればよい。
【0015】このように、非接触媒体との無線通信を通
信速度が異なる2つの無線通信手段を切り換えて使用す
る構成としたので、処理効率を低下させることなく利用
者の利便性が向上できる。
【0016】(2)第1の無線通信手段、および上記第
1の無線通信手段に比べて通信速度が高速かつ通信エリ
アが大きい第2の無線通信手段を備えるとともに、上記
第1の無線通信手段を利用したポーリングにより通信エ
リア内に位置する情報記憶媒体の識別情報を検出する情
報記憶媒体検出手段と、上記情報記憶媒体検出手段が情
報記憶媒体を検出したとき、上記第2の無線通信手段を
利用して上記識別情報に基づいて該情報記憶媒体に記憶
されている媒体情報を獲得する媒体情報獲得手段と、上
記媒体情報獲得手段が獲得した媒体情報を処理する媒体
情報処理手段と、を備えている。
【0017】上記構成では、上記(1)と同様の効果が
得られる。
【0018】(3)上記媒体情報処理手段における処理
結果を上記第2の無線通信手段を利用して上記情報記憶
媒体へ送信する処理結果送信手段を備えている。
【0019】この構成では、処理結果を情報記憶媒体に
送信するようにしたので、情報記憶媒体の利用に伴う情
報を該情報記憶媒体に記憶させることができる。
【0020】〔自動改札機〕 (4)通路の通行を制限する通行制限手段を備えた自動
改札機において、上記(1)〜(3)のいずれかに記載
の情報記憶媒体処理装置を適用するとともに、上記媒体
情報処理手段は、上記媒体情報獲得手段により獲得した
情報を用いて、通路の通行可否を判定する手段であり、
上記通行制限手段は、上記通行可否の判定結果に応じて
通路の通行を制限する手段を含む。
【0021】この自動改札機は、上記(1)〜(3)の
いずれかの情報記憶媒体処理装置を適用したものであ
り、利用者の利便性が向上される。
【0022】〔自動販売機〕 (5)指定された物品を放出する物品放出手段を備えた
自動販売機において、上記(1)〜(3)のいずれかに
記載の情報記憶媒体処理装置を適用するとともに、上記
媒体情報処理手段は、上記媒体情報獲得手段により獲得
した情報を用いて、物品の販売可否を判定する手段であ
り、上記物品放出手段は、上記販売可否の判定結果に応
じて指定された物品の放出を制限する手段を含む。
【0023】この自動販売機も、上記(1)〜(3)の
いずれかの情報記憶媒体処理装置を適用したものであ
り、利用者の利便性が向上される。
【0024】〔現金自動預け払い機〕 (6)指定された口座に対して入出金処理を実行する入
出金手段を備えた現金自動預け払い機において、上記
(1)〜(3)のいずれかに記載の情報記憶媒体処理装
置を適用するとともに、上記媒体情報処理手段は、上記
媒体情報獲得手段により獲得した情報を用いて指定され
た口座に対する入出金処理の可否を判定する手段であ
り、上記入出金処理手段は、上記入出金処理の可否の判
定結果に応じて指定された口座に対する入出金処理を制
限する手段を含む。
【0025】この現金自動預け払い機も上記(1)〜
(3)のいずれかの情報記憶媒体処理装置を適用したも
のであり、利用者の利便性が向上される。
【0026】〔情報記憶媒体〕 (7)通信速度が比較的遅い第1の無線通信手段、およ
び上記第1の無線通信手段に比べて通信速度が高速であ
る第2の無線通信手段を備えるとともに、情報を記憶し
た記憶手段と、上記第1の無線通信手段で上位装置から
のポーリングを受信したとき、該第1の無線通信手段を
利用して上位装置に応答する応答手段と、上記応答手段
による応答後に上記第2の無線通信手段を利用して上記
記憶手段に記憶している情報を上位装置に送信する情報
送信手段と、を備えている。
【0027】この構成では、上記情報記憶媒体処理装置
からのポーリングに対して第1の無線通信手段でレスポ
ンスを行い、その後第2の無線通信手段を利用して記憶
している情報を送信する。したがって、上記(1)〜
(3)のいずれかの情報記憶媒体処理装置とともに利用
する情報記憶媒体として適したものである。
【0028】〔情報記憶媒体収納装置〕 (8)通信速度が比較的遅い第1の無線通信手段、およ
び上記第1の無線通信手段に比べて通信速度が高速であ
る第2の無線通信手段を備えるとともに、情報を記憶し
た情報記憶媒体を収納する収納手段と、上記収納手段に
収納されている上記情報記憶媒体に記憶されている情報
を読み出す情報読取手段と、上記第1の無線通信手段で
上位装置からのポーリングを受信したとき、該第1の無
線通信手段を利用して上位装置に応答する応答手段と、
上記応答手段による応答後に上記第2の無線通信手段を
利用して、上記情報読取手段で読み取った情報の送信を
実行する情報送信手段と、を備えている。
【0029】この構成では、従来の情報記憶媒体を収納
手段に収納することで、従来の情報記憶媒体が上記
(1)〜(3)のいずれかの情報記憶媒体処理装置に対
して利用できる。
【0030】(9)上記収納手段は、複数枚の情報記憶
媒体を収納する手段であり、上記情報読取手段は、上記
収納手段に収納されている情報記憶媒体毎に記憶されて
いる情報を読み出す手段である。
【0031】この構成では、複数枚の情報記憶媒体を所
持している利用者の利便性も向上される。
【0032】〔情報記憶媒体処理システム〕 (10)さらに、この発明の情報記憶媒体処理システム
は、上記(1)〜(3)のいずれかの情報記憶媒体処理
装置と、上記(7)に記載の情報記憶媒体、または上記
(8)または(9)に記載の情報記憶媒体収納装置と、
を有するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
情報記憶媒体収納装置の外観を示す図であり、図2はこ
の情報記憶媒体収納装置の構成を示すブロック図であ
る。情報記憶媒体収納装置1(以下、単に収納装置1と
言う。)は、本体の動作を制御する制御部2と、動作時
にワーキングエリアとして利用されるメモリ3と、本体
の動作状態等を表示する表示部4と、入力操作を行う入
力部5と、後述する自動改札機や集中制御装置との無線
通信を実行する第1の通信部6および第2の通信部7
と、本体に収納された非接触媒体20との無線通信を実
行する第3の通信部8とを備えている。また、収納装置
1には図1に示すように複数枚の非接触媒体20が収納
できる収納部9が設けられている。さらに、入力部5に
おいて適当な入力操作を行うことで、収納部9に収納さ
れている非接触媒体20のメモリに記憶されている情報
を表示部4に表示させることもできる。
【0034】第1の通信部6はISO/IEC1569
3で規格化されている、通信エリア70cm、通信速度
(最大)26kbps、である近傍型の無線通信を行
う。また、第2の通信部7は通信エリア数m〜10m
で、通信速度が50〜250kbpsであるブルー・ツ
ースによる比較的高速の無線通信を行う。さらに、第3
の通信部はISO/IEC14443で規格化されてい
る、通信エリア10cm、通信速度(最大)106kb
ps、である近接型の無線通信を行う。なお、上記各部
には図示していない電池により動作電源が供給されてい
る。
【0035】図3は自動改札機および集中制御装置の構
成を示すブロック図である。集中制御装置10Bには、
複数台の自動改札機10Aが有線で接続されている。各
自動改札機10Aは、本体の動作を制御する制御部11
と、上記収納装置1との無線通信を実行する第1の通信
部12と、有線で接続された集中制御装置10Bとのデ
ータ通信を実行する上位インタフェース13と、通路の
通行を制限する扉を開閉する扉開閉部14と、を備えて
いる。この第1の通信部12は上記ISO/IEC15
693で規格化されている近傍型の無線通信を行う。
【0036】一方、集中制御装置10Bは、本体の動作
を制御する制御部16と、有線で接続されている複数の
自動改札機10Aとのデータ通信を実行する下位インタ
フェース17と、上記収納装置1との無線通信を実行す
る第2の通信部18と、を備えている。この第2の通信
部18は、上記ブルー・ツースによる無線通信を行う。
【0037】なお、上記自動改札機10Aおよび集中制
御装置10Bがこの発明で言う情報記憶媒体処理装置に
相当する。
【0038】図4は、非接触媒体の構成を示すブロック
図である。非接触媒体20は、本体の動作を制御する制
御部21と、ID、有効期間、有効区間等の情報を記憶
したメモリ22と、上記収納装置1との無線通信を実行
する第3の通信部23と、を備えている。この第3の通
信部23は、上記ISO/IEC14443で規格化さ
れている近接型の無線通信を行う。
【0039】以下、この実施形態の自動改札システムの
動作について説明する。図5はこの実施形態の自動改札
システムの概念図であり、図6および図7はこの自動改
札システムの通信フローを示す図である。上述したよう
に、集中制御装置10Bには複数台の自動改札機10A
が接続されている。各自動改札機10Aは、第1の通信
部12を利用し、ISO/IEC15693で規格化さ
れている近傍型の無線通信により、ポーリングを繰り返
し行っている(S1)。このポーリングには、自動改札
機10Aの識別コード(ID)が含まれている。ISO
/IEC15693で規格化されている近傍型の無線通
信は通信エリアが70cmであるので、収納装置1は通
路に進入した利用者のカバンやポケット等に収納されて
いても、自動改札機10Aからのポーリングを受信する
ことができる。このポーリングを受信した収納装置1
は、第1の通信部6を利用して自機のIDを含むレスポ
ンスを自動改札機10Aに返送する(S2)。
【0040】これにより、自動改札機10Aはレスポン
スを受信した収納装置1が通信エリア内に位置している
ことを検知する。これにより、自動改札機10Aは通路
に進入した利用者が所持している収納装置1を認識する
ことができる。なお、自動改札機10Aの通路に進入し
ない人は、自動改札機10Aから1〜2m離れた場所
(通信エリア外)を通るので、殆どの場合通路に進入し
ていない人が所持している収納装置1が自動改札機10
Aの通信エリア内に位置することはない。したがって、
通路に進入していない人が所持している収納装置1が自
動改札機10Aに対してレスポンスを返すことはない。
【0041】自動改札機10Aは、収納装置1からのレ
スポンスを受信すると、自機のIDとともに、通路に進
入した利用者が所持している収納装置1のIDを含む利
用者検知を上位インタフェース13を介して集中制御装
置10Bに通知する(S3)。集中制御装置10Bは自
動改札機10Aから利用者検知の通知があると、第2の
通信部18を利用して、該当する収納装置1(自動改札
機10AからIDが通知された収納装置1)に対して通
路への進入を告知する無線信号を送信する(進入告知を
行う。)(S4)。進入告知とは、自動改札機10A
(または、その集中制御装置10B)が第1の通信手段
によりIDのやりとり(ポーリングおよびレスポンス)
を行った収納装置1に対し、収納装置1のID、自動改
札機10AのID、時刻などを送信し、所定の自動改札
機10Aの通路に入ったことを告知することである。進
入告知を行う目的は、自動改札処理を行うために、収納
装置1に通信の開始、通信相手を知らせることである。
第2の通信部18は通信エリアが数m〜10mであるブ
ルー・ツースで無線通信を行う。集中制御装置10B
は、通信相手とする収納装置1(通路に進入した利用者
が所持する収納装置1)のIDを得ているので、通信エ
リア内に複数の収納装置1が位置していても、該当する
該収納装置1に対してのみ進入告知が行える。なお、ブ
ルー・ツースの通信速度は高速である(50〜250k
bpS)。
【0042】収納装置1は、第2の通信部7において集
中制御装置10Bから自機宛の進入告知を受信すると、
第3の通信部8を利用して収納部9に収納されている非
接触媒体20に対してポーリングを行う(S5)。収納
部9に収納されている非接触媒体20はこのポーリング
に対してレスポンスを返す(S6)。収納装置1と非接
触媒体20との無線通信は、ISO/IEC14443
で規格化されている通信エリアが10cmである近接型
の無線通信で行われる。したがって、収納装置1は収納
部9に収納されていない非接触媒体20と通信すること
はない。また、収納装置1は収納部9に複数枚の非接触
媒体20が収納されている場合を考慮し、周知のアンチ
コリジョン処理(衝突防止処理)を行って収納部9に収
納されている各非接触媒体20から識別番号を含むレス
ポンスを受信する。
【0043】収納装置1は、第2の通信部7を利用し
て、S6で収納部9に収納されている非接触媒体20か
ら受信した識別番号を含むレスポンスを、集中制御装置
10Bへ転送する(S7)。集中制御装置10Bは、収
納装置1から転送されてきた非接触媒体20の識別コー
ドから、取引に利用する非接触媒体20を特定する。通
常、非接触媒体20の識別コードには発行会社を示すコ
ード等が含まれているので、識別コードから取引に利用
できる非接触媒体20であるかどうかを判定することが
できる。
【0044】集中制御装置10Bは、取引に利用する非
接触媒体20を特定すると、ここで特定した非接触媒体
20を収納装置1に通知するとともに、相互認証コマン
ドを送信する(S8)。この相互認証コマンドには、乱
数Aが含まれている。収納装置1は第2の通信部7でこ
の相互認証コマンドを受信すると、第3の通信部8を利
用してこの相互認証コマンドを取引に利用する非接触媒
体20に転送する(S9)。非接触媒体20は、相互認
証コマンドを受信すると、乱数Aを予め定められている
方式で暗号化し、この暗号化した乱数Aおよび別の乱数
Bを収納装置1に送信する(S10)。収納装置1は、
非接触媒体20から暗号化された乱数Aおよび乱数Bを
受信すると、この暗号化された乱数Aおよび乱数Bを第
2の通信部7を利用して集中制御装置10Bに転送する
(S11)。
【0045】集中制御装置10Bは、暗号化された乱数
Aを解読し、これがS8で送信した乱数Aと一致すれ
ば、先に特定した非接触媒体20が取引に利用できるも
のであると判定する(なお、解読した乱数AがS8で送
信した乱数Aと一致していなければ、先に特定した非接
触媒体20が取引に利用できないものであると判定し、
取引を中止するエラー処理を行う。)。そして、集中制
御装置10Bは乱数Bを予め定められている方式で暗号
化し、暗号化した乱数Bを収納装置1に送信する(S1
2)。収納装置1はこの暗号化された乱数Bを非接触媒
体20に転送する(S13)。非接触媒体20は、暗号
化された乱数Bを解読し、これがS10で送信した乱数
Bと一致すれば、集中制御装置10Bとの取引が可能で
あると判定する。なお、暗号化された乱数Bを解読し、
これがS10で送信した乱数Bと一致していなければ、
取引を中止するエラー処理を行う。非接触媒体20は集
中制御装置10Bとの取引が可能であると判定すると、
その旨のレスポンスを収納装置1に送信する(S1
4)。収納装置14は、このレスポンスを集中制御装置
10Bに転送する(S15)。
【0046】上記S8〜S15の処理は、集中制御装置
10Bおよび非接触媒体20が互いに取引相手として適
正であるかどうかを認証する周知の相互認証処理であ
る。
【0047】次に、集中制御装置10Bは第2の通信部
18を利用して収納装置1に対して非接触媒体20のメ
モリ22のリードコマンドを送信する(S16)。収納
装置1は集中制御装置10Bからのリードコマンドを受
信すると、第3の通信部8を利用してこのリードコマン
ドを非接触媒体20に転送する(S17)。非接触媒体
20は、リードコマンドを受信すると、メモリ22に記
憶されているデータを読み出し、これを収納装置1に送
信する(S18)。例えば非接触媒体20が定期券の機
能を持つ場合、メモリ22に記憶されているデータは、
有効期間、有効区間等のデータである。
【0048】収納装置1は、第2の通信部7を利用して
非接触媒体20から送信されてきたデータ(リードデー
タ)を集中制御装置10Bに転送する(S19)。集中
制御装置10Bは、このリードデータ(例えば、有効期
間、有効区間等)を用いて利用者の通行可否を判定する
とともに、第2の通信手段18を利用して収納装置1へ
ライトコマンド(ライトデータを含む)を送信する(S
20)。このライトデータは、s19で受信したリード
データに対して、利用にともなう変更を行ったデータで
ある。収納装置1は集中制御装置10Bからライトコマ
ンドを受信すると、これを非接触媒体20に転送する
(S21)。非接触媒体20はこのライトコマンドに応
じてメモリ22の内容を書換え(メモリ22の内容を上
記ライトデータに書き換え、)、該書換えが完了すると
その旨を示すレスポンスを収納装置1に送信する(S2
2)。収納装置1はこのレスポンスを集中制御装置10
Bに転送する(S23)。
【0049】さらに、認証処理として、集中制御装置1
0Bは、収納装置1に対して非接触媒体20のメモリ2
2のリードコマンドを送信する(S24)。収納装置1
は集中制御装置10Bからのリードコマンドを受信する
と、第3の通信部8を利用してこのリードコマンドを非
接触媒体20に転送する(S25)。非接触媒体20
は、リードコマンドを受信すると、メモリ22に記憶さ
れているデータを読み出し、これを収納装置1に送信す
る(S26)。収納装置1は、このリードを集中制御装
置10Bに転送する(S27)。集中制御装置10B
は、S20で送信したライトデータと、S27で受信し
たリードデータが一致しているかどうかを判定し、一致
していれば自動改札機10Aに利用者の通行可を有線で
通知する。なお、一致していなければエラー処理を実行
する。
【0050】自動改札機10Aは、集中制御装置10B
から通行可が通知されると扉を開して利用者の通行を許
可する。なお、利用者の通行否が通知されたときには、
扉を閉して利用者の通行を禁止する。
【0051】このように、この実施形態の自動改札シス
テムでは、通路に進入した利用者がカバンやポケット等
に収納している非接触媒体20(上記実施形態では収納
装置1)と集中制御装置10Bとの間での無線通信を、
ISO/ISC15693により行う構成としたので、
70cmの通信エリアが得られる。このため、利用者が
カバンやポケット等から非接触媒体20を取り出さなく
て、通路内に非接触媒体20を所持している利用者が進
入したことを検出することができる。
【0052】また、ISO/ISC15693の通信速
度は低速であるが、通路内への利用者の進入検出にのみ
利用しているだけである。この進入検出では僅か数10
バイトのデータが送受信されるだけであるので、処理時
間についても殆ど増加しない。そして、通路内に非接触
媒体20を所持している利用者の進入を検出すると、こ
れ以降非接触媒体20(上記実施形態では収納装置1)
と集中制御装置10Bとの間の無線通信を第2の通信部
7、18を利用したブルー・ツースで行うようにしたの
で(ブルー・ツースは周知のように50〜250kbp
Sの通信速度が得られる。)、通路の通行可否の判定等
に必要なデータ(取引データ)の送受信については、比
較的高速であるので、処理時間の増加も殆どなく、処理
効率を低下させることがない。
【0053】また、利用時にカバンやポケット等から非
接触媒体20をいちいち取り出さなくてもよいので、利
用者の利便性が向上されるとともに、紛失や盗難に対す
る問題も解消できる。
【0054】なお、上記実施形態では集中制御装置10
Bに複数の自動改札機10Aが接続されているとした
が、各自動改札機10Aに上記集中制御装置10Bの機
能(第2の通信部18等)を設ければ、集中制御装置1
0Bを不要にすることもできる。
【0055】また、上記実施形態では集中制御装置10
Bと非接触媒体20との無線通信が収納装置1を介して
行われる構成であったが、非接触媒体20の構成を図8
に示すように、第3の通信部33を第1の通信部34お
よび第2の通信部35に置き換えることで、上記実施形
態における収納装置1を不要した自動改札システムが構
成できる。
【0056】また、集中制御装置10Bにおける上記S
19で獲得したリードデータに基づく通行可否の判定処
理において、定期券の乗り越し処理のように1枚の非接
触媒体20で利用者の通行が許可できないとき、S8に
戻って他の非接触媒体との間で処理を実行するようにプ
ログラミングしてもよい。
【0057】さらに、自動改札機10Aに人を検出する
光学式の人間検出センサ(例えば赤外線センサ)を設
け、人が近づいたときに上記S1にかかるポーリングを
実行するように構成してもよい。
【0058】次にこの発明の実施形態である自動販売機
について説明する。図9は、自動販売機の構成を示すブ
ロック図である。この実施形態の自動販売機30は、本
体の動作を制御する制御部31と、ISO/ISC15
693による通信を実行する第1の通信部32と、ブル
ー・ツースによる無線通信を実行する第2の通信部33
と、物品の販売処理を実行する物品販売部34と、を備
えている。
【0059】この実施形態の自動販売機30との取引処
理に使用される非接触媒体20は上記実施形態の図4に
示したものと同じであり、また該非接触媒体20を収納
する収納装置1も図1および図2に示したものと同じで
ある。
【0060】図10および図11はこの自動販売機シス
テムの通信フローを示す図である。なお、図10および
図11では図6および図7に示した処理と同じ処理につ
いては同じ符号を付している。この実施形態の自動販売
機30および非接触媒体20は、上記S1 〜S19の処
理を行って互いに取引相手として適正であるかどうかを
認証する。
【0061】自動販売機30はS19で非接触媒体20
のメモリ22に記憶されているリードデータを獲得する
と、商品指定を受け付け、受け付けた物品の販売可否を
判定する処理を実行する。その後、上述したS20〜S
27の処理を実行し、販売可と判定しているときには物
品販売部34において先に指定された物品を放出する。
なお、販売否と判定しているときにはエラー処理を行
う。
【0062】このように、この実施形態の自動販売機シ
ステムでは、非接触媒体20を利用した物品の販売が行
え、また利用時にカバンやポケット等から非接触媒体2
0をいちいち取り出さなくてもよいので、利用者の利便
性が向上されるとともに、紛失や盗難に対する問題も解
消できる。
【0063】さらに、この発明の別の実施形態である現
金自動預け払い機について説明する。図12は、現金自
動預け払い機の構成を示すブロック図である。この実施
形態の現金自動預け払い機40は、本体の動作を制御す
る制御部41と、ISO/ISC15693による通信
を実行する第1の通信部42と、ブルー・ツースによる
無線通信を実行する第2の通信部43と、入出金処理を
行う取引処理部44と、を備えている。
【0064】この実施形態の現金自動預け払い機40と
の取引処理に使用される非接触媒体20は上記実施形態
の図4に示したものと同じであり、また該非接触媒体2
0を収納する収納装置1も図1および図2に示したもの
と同じである。また、非接触媒体20のメモリ22には
口座番号がIDとして記憶されている。
【0065】図13および図14はこの自動現金預け払
いシステムの通信フローを示す図である。なお、図13
および図14では図6および図7に示した処理と同じ処
理については同じ符号を付している。この実施形態の自
動現金預け払い機40および非接触媒体20は、上記S
1 〜S19の処理を行って互いに取引相手として適正で
あるかどうかを認証する。
【0066】自動現金預け払い機40はS19で非接触
媒体20のメモリ22に記憶されているリードデータを
獲得すると、取引種別(入金取引、出金取引等)や取引
金額等、取引内容の入力を受け付け、受け付けた取引内
容の取引が可能であるかどうかを判定する処理を実行す
る。その後、上述したS20〜S27の処理を実行し、
取引可と判定しているときには取引処理部44において
先に受け付けた取引内容の取引を実行する。なお、取引
否と判定しているときにはエラー処理を行う。
【0067】このように、この実施形態の現金自動預け
払いシステムでは、非接触媒体20を利用した入出金処
理等の取引処理が行え、また利用時にカバンやポケット
等から非接触媒体20をいちいち取り出さなくてもよい
ので、利用者の利便性が向上されるとともに、紛失や盗
難に対する問題も解消できる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、カバ
ンやポケット等に収納している非接触媒体を取り出すこ
となく取引処理が行えるので、利用者の利便性が向上さ
れるとともに、非接触媒体の紛失や盗難に対する危険性
も抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である情報記憶媒体収納装
置を示す図である。
【図2】この発明の実施形態である情報記憶媒体収納装
置の構成を示す図である。
【図3】この発明の実施形態である自動改札機の構成を
示すブロック図である。
【図4】非接触媒体の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施形態である自動改札システムの
概念を示す図である。
【図6】この発明の実施形態である自動改札システムに
おける通信フローを示す図である。
【図7】この発明の実施形態である自動改札システムに
おける通信フローを示す図である。
【図8】この発明の別の実施形態である非接触媒体の構
成を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施形態である自動販売機の構成を
示すブロック図である。
【図10】この発明の実施形態である自動販売機におけ
る通信フローを示す図である。
【図11】この発明の実施形態である自動販売機におけ
る通信フローを示す図である。
【図12】この発明の実施形態である自動現金預け払い
機の構成を示すブロック図である。
【図13】この発明の実施形態である自動現金預け払い
機における通信フローを示す図である。
【図14】この発明の実施形態である自動現金預け払い
機における通信フローを示す図である。
【符号の説明】
1−情報記憶媒体収納装置(収納装置) 2−制御部 6−第1の通信部 7−第2の通信部 8−第3の通信部 10A−自動改札機 10B−集中制御装置 12−第1の通信部 18−第2の通信部 20−非接触媒体 23−第3の通信部 24、32、42−第1の通信部 25、33、43−第2の通信部 30−自動販売機 40−現金自動預け払い機
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07B 15/00 501 G06K 19/00 H G07F 7/02 Q Y

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の無線通信手段、および上記第1の
    無線通信手段に比べて通信速度が高速かつ通信エリアが
    大きい第2の無線通信手段を備えるとともに、 上記第1の無線通信手段を利用したポーリングにより通
    信エリア内に位置する情報記憶媒体を検出する情報記憶
    媒体検出手段と、 上記情報記憶媒体検出手段が情報記憶媒体を検出したと
    き、上記第2の無線通信手段を利用して該情報記憶媒体
    に記憶されている媒体情報を獲得する媒体情報獲得手段
    と、 上記媒体情報獲得手段が獲得した媒体情報を処理する媒
    体情報処理手段と、を備えた情報記憶媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 第1の無線通信手段、および上記第1の
    無線通信手段に比べて通信速度が高速かつ通信エリアが
    大きい第2の無線通信手段を備えるとともに、 上記第1の無線通信手段を利用したポーリングにより通
    信エリア内に位置する情報記憶媒体の識別情報を検出す
    る情報記憶媒体検出手段と、 上記情報記憶媒体検出手段が情報記憶媒体を検出したと
    き、上記第2の無線通信手段を利用して上記識別情報に
    基づいて該情報記憶媒体に記憶されている媒体情報を獲
    得する媒体情報獲得手段と、 上記媒体情報獲得手段が獲得した媒体情報を処理する媒
    体情報処理手段と、を備えた情報記憶媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 上記媒体情報処理手段における処理結果
    を上記第2の無線通信手段を利用して上記情報記憶媒体
    へ送信する処理結果送信手段を備えた請求項1または2
    に記載の情報記憶媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 通路の通行を制限する通行制限手段を備
    えた自動改札機において、 上記請求項1〜3のいずれかに記載の情報記憶媒体処理
    装置を適用するとともに、 上記媒体情報処理手段は、上記媒体情報獲得手段により
    獲得した情報を用いて、通路の通行可否を判定する手段
    であり、 上記通行制限手段は、上記通行可否の判定結果に応じて
    通路の通行を制限する手段を含む自動改札機。
  5. 【請求項5】 指定された物品を放出する物品放出手段
    を備えた自動販売機において、 上記請求項1〜3のいずれかに記載の情報記憶媒体処理
    装置を適用するとともに、 上記媒体情報処理手段は、上記媒体情報獲得手段により
    獲得した情報を用いて、物品の販売可否を判定する手段
    であり、 上記物品放出手段は、上記販売可否の判定結果に応じて
    指定された物品の放出を制限する手段を含む自動販売
    機。
  6. 【請求項6】 指定された口座に対して入出金処理を実
    行する入出金手段を備えた現金自動預け払い機におい
    て、 上記請求項1〜3のいずれかに記載の情報記憶媒体処理
    装置を適用するとともに、 上記媒体情報処理手段は、上記媒体情報獲得手段により
    獲得した情報を用いて指定された口座に対する入出金処
    理の可否を判定する手段であり、 上記入出金処理手段は、上記入出金処理の可否の判定結
    果に応じて指定された口座に対する入出金処理を制限す
    る手段を含む現金自動預け払い機。
  7. 【請求項7】 第1の無線通信手段、および上記第1の
    無線通信手段に比べて通信速度が高速かつ通信エリアが
    大きい第2の無線通信手段を備えるとともに、 情報を記憶した記憶手段と、 上記第1の無線通信手段で上位装置からのポーリングを
    受信したとき、該第1の無線通信手段を利用して上位装
    置に応答する応答手段と、 上記応答手段による応答後に上記第2の無線通信手段を
    利用して上記記憶手段に記憶している情報を上位装置に
    送信する情報送信手段と、を備えた情報記憶媒体。
  8. 【請求項8】 第1の無線通信手段、および上記第1の
    無線通信手段に比べて通信速度が高速かつ通信エリアが
    大きい第2の無線通信手段を備えるとともに、 情報を記憶した情報記憶媒体を収納する収納手段と、 上記収納手段に収納されている上記情報記憶媒体に記憶
    されている情報を読み出す情報読取手段と、 上記第1の無線通信手段で上位装置からのポーリングを
    受信したとき、該第1の無線通信手段を利用して上位装
    置に応答する応答手段と、 上記応答手段による応答後に上記第2の無線通信手段を
    利用して、上記情報読取手段で読み取った情報の送信を
    実行する情報送信手段と、を備えた情報記憶媒体収納装
    置。
  9. 【請求項9】 上記収納手段は、複数枚の情報記憶媒体
    を収納する手段であり、 上記情報読取手段は、上記収納手段に収納されている情
    報記憶媒体毎に記憶されている情報を読み出す手段であ
    る請求項8に記載の情報記憶媒体収納装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜3のいずれかに記載の情報
    記憶媒体処理装置と、 請求項7に記載の情報記憶媒体と、を有する情報記憶媒
    体処理システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜3のいずれかに記載の情報
    記憶媒体処理装置と、 請求項8または9に記載の情報記憶媒体収納装置と、を
    有する情報記憶媒体処理システム。
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