JP3543763B2 - 既設ロッカーを利用した物販システムにおける、鍵管理システム及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、既設ロッカーの鍵を管理するシステム及び方法に関し、特に、インターネット販売等の物販システムで販売された商品を格納するために使用される既設ロッカーの鍵を管理するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のインターネットショップ等の流行により、自宅や外出先(会社や学校)などから商品を購入できるようになり、利便性が向上した。しかし、現実には、購入した商品の配達時には自宅待機状態となり、利用者が数時間拘束されることになるという不便がある。
【0003】
また、一人暮らしや共働きの場合は、必ずしも受け取れる時間に帰宅できない人も多い。
【0004】
一方、受け取り場所として、商品販売者の店舗等では、受け取り時間が当該店舗の営業時間等に制約されてしまう、また、コンビニエンスストアでは商品を常時受け取る事も可能だが、取扱商品に制限(大きさ,金額等の制限)があるうえ、必ずしも近くにコンビニエンスストアがあるとは限らない。
【0005】
このようなことから、利用者が、自分の移動経路で、自分の都合に合わせて商品を受け取れる場所を考えた場合、駅や公共施設などに設置されたロッカーの利用が考えられた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、商品の受け渡し手段にロッカー使う方法として、既設ロッカーを、鍵を使わない専用ロッカーに置き換える方法がある。しかしながら、この方法では、格納する商品サイズを意識してサイズの異なる専用ロッカーが必要になることと、設置するロッカー本体の価格が高価になってしまうという問題がある。
【0007】
そして、設置場所の関係で既設ロッカーを専用ロッカーに置き換えた場合、この専用ロッカーに既設ロッカーと同等の荷物の預け入れ機能が必要とされるが、その場合は、鍵を使わない運用が前提となり、鍵を使うことに慣れている既設ロッカー利用者の利便性が損なわれるという問題がある。
【0008】
このため、ロッカーを使用した商品受渡しでは、次の条件を満たすことが望ましい。
【0009】
a:既設の鍵付きロッカーが、現在の運用ルール(既設のロッカー約款)で使用できること。
【0010】
b:既設のロッカーを使用して、インターネット販売/カタログ販売/電話販売などの物販システム(物品販売システム)を前提とした商品を受け取れること(物流業者と商品の購入者等だけが、鍵の開閉を行い、その他の開閉要求者は開閉が行えない仕組み)。
【0011】
c:利用者の利便性を考えると、色々な場所にロッカーを設置する必要があり、設置コストを安価にする必要がある(したがって、既設のコインロッカーなどの置き換えは避ける)。
【0012】
d:ロッカー管理会社、商品販売会社からみて、運用管理を集中管理させる。
【0013】
本発明の目的は、カタログ販売やインターネット販売などで商品を配送する場合に、受け渡し手段として既設のコインロッカーなどを活用するシステム及び方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、既設ロッカーに鍵管理装置及び中央制御装置を組み合わせ、鍵管理装置を制御することにより、鍵を特定者に渡すようにした。
【0015】
具体的には、専用の鍵管理装置(個人識別機能を有する、鍵を保管する装置)を新規に設置・活用することで、既設のコインロッカーなどの鍵を鍵管理装置で保管するようにした。これにより、商品の受け渡し対象者は鍵管理装置から商品が格納されているコインロッカーの鍵を取り出し、その鍵で商品が格納されているコインロッカーを開錠することで、商品を受け取ることができるようになる。
【0016】
また、配送受け渡し手段が増える事で、購入者の利便性を高めることができる。特にロッカーを利用した受け渡し手段の場合、商品配送時間に自宅に居ない人が指定場所のコインロッカーで商品を受け取る事ができる。
【0017】
つまり、本発明では、インターネット販売/カタログ販売/電話販売などの物販システムで、商品受け渡し手段として駅や公共施設などに設置されている既設のロッカーを利用する場合に、中央制御装置と鍵管理装置を使い、既設ロッカーに商品を格納する物流業者、商品を受け取る購入者と、ロッカーを管理する管理業者の間で、既設ロッカーの鍵の引き渡しを安全かつ確実に行うようにしたものである。
【0018】
より具体的には、中央制御装置と鍵管理装置を合わせることで、商品受け渡し手段として既設のロッカーを使用する場合に必要となる次の機能を有するようにしたものである。
【0019】
a:既設ロッカーの鍵を格納する鍵管理装置の各区画を予約したり予約状況を確認する機能。
【0020】
b:予約を行う時に既設ロッカーの使用約款(使用期間)にあわせた管理を
行う為のカレンダー機能。
【0021】
c:鍵管理装置の各区画内に鍵が格納されているか否かチェックする機能。
【0022】
d:物流業者や購入者などの特定の人に対して鍵格納や鍵受取りを行う区画を知らせる機能。
【0023】
e:物流業者や購入者などの特定の人を認証し鍵格納や鍵受け取りの期間だけ鍵管理装置の決められた区画の開錠施錠を行う機能。
【0024】
f:離れた場所からの開錠操作を無効化する為、開閉要求者の現在位置を確認する機能。
【0025】
また、本発明に係るシステムは、中央制御装置と鍵管理装置とを備え、前記中央制御装置は、前記鍵管理装置を予約する予約情報を記憶する予約データベースと、前記鍵管理装置の開閉を要求する業者の識別情報を記憶する業者データベースとを有し、前記物販システムからの要求に応答して、指定された条件に基づいて前記予約データベースを検索し、所定の鍵管理装置の予約が可能か否か判断し、予約が可能な場合には、予約情報として、商品購入者の識別情報及び商品を識別する商品情報を前記予約データベースに登録する予約手段と、前記鍵管理装置の開閉を要求する開閉要求者から入力された識別情報に基づいて認証を行う認証手段と、前記開閉要求者から入力された商品情報に基づいて、前記予約データベースと照合を行い、予約された鍵管理装置の所定の鍵格納区画を識別させる区画通知指示を前記予約された鍵管理装置へ出力する区画通知指示手段と、前記開閉要求者から入力された開閉要求情報に応答して、前記予約された鍵管理装置の所定の鍵格納区画の開閉指示を前記予約された鍵管理装置へ出力する開閉制御手段とを有し、前記鍵管理装置は、既設ロッカーの鍵を格納する空間である鍵格納部を有する1以上の前記鍵格納区画を有し、前記区画通知指示を受信して、前記予約された鍵管理装置の所定の鍵格納区画を識別する表示を行う区画通知手段と、前記開閉指示を受信して、前記予約された鍵管理装置の所定の鍵格納区画の開錠又は施錠を行う鍵機構とを有するようにした。
【0026】
以上の構成により、鍵管理装置を介して、商品を格納した既設ロッカーの鍵を、当該既設ロッカーへ商品を配送した物流業者から、商品を受け取る商品購入者へ確実に渡すことができる。
【0027】
また、上記の場合において前記開閉制御手段は、前記開閉要求者から入力された、前記開閉要求者の現在位置を確認するための所在場所情報に基づいて、前記開閉要求者の現在位置を確認する所在確認手段を有するようにした。
【0028】
このようにすることにより、開閉要求者が鍵管理装置周辺にいない場合に、誤って鍵管理装置を開閉させてしまうことを防止することができる。
【0029】
さらに、これらの場合において、前記中央制御装置は、前記鍵格納区画に格納された前記既設ロッカーの鍵の格納期間を管理し、この格納期間が所定の基準期間を越えた場合には、未引取り商品通知を管理業者へ送信するようにした。
【0030】
このようにすることにより、既設ロッカーに配送された商品が、既設ロッカーの使用期限を越えたことを管理業者に知らせることができ、管理業者は、既設ロッカーから商品を取り出すことができ、既設ロッカーの鍵を該当ロッカーへ戻すことができる。
【0031】
上記の場合に、前記所定の基準期間は、前記既設ロッカーの利用限度期間に基づいて設定されるようにすることにより、既設ロッカーの運用に合わせた管理を行うことができる。
【0032】
また、これらの場合において、前記識別情報は、携帯電話の電話番号であり、前記入力される識別情報は、携帯電話の発信番号であるようにすると、携帯電話の番号は、携帯電話から通知されている為、暗証番号等をわざわざ指定せず、また入力ミスが発生しない、簡易で確実な方法で認証を行うことができる。
【0033】
さらに、上記システムの発明は、方法の発明としても成立する。なお、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されても良い。
【0034】
本明細書において既設のロッカーとは、利用時間を管理するタイマー機能,利用料金の投入に基づいて開錠又は施錠を可能とする料金管理機能,物理的な鍵によって開錠施錠が行われる機能を有するロッカーを意味し、例えば、駅等に設置されるコインロッカーが該当する。
【0035】
なお、既設のロッカーの設置場所としては、駅等に限定されるものではない。例えば、遊園地,空港,公共施設等何処であってもよい。また、同一の駅等の構内の複数箇所に設けられていてもよい。
【0036】
また、開閉要求者とは、鍵管理装置の鍵の開閉を許可されている者であって、具体的には、商品購入者,物流業者,管理業者等が該当する。
【0037】
また、識別情報とは、開閉要求者を特定する情報であり、携帯電話番号、セキュリティカード、又は本人を特定できる情報(暗号(暗証番号),指紋,声紋,アイリス,網膜等)が該当する。
【0038】
ここで、携帯電話番号を利用する場合には、携帯電話は着信側に電話番号を通知するため、この場合には、開閉要求者が保持している携帯電話で開閉要求者の識別が可能となる。
【0039】
また、セキュリティカードとは、クレジットカード、住民票や保険証、定期券など開閉要求者本人しか所持できない情報をカード化した媒体を意味し、磁気カード,ICカード等が該当する。
【0040】
さらに、鍵管理装置とは、既設のロッカーの鍵を格納する機能を有する装置であり、例えば小型のロッカーが該当する。
【0041】
また、ロッカー鍵を個別に保管する単数又は複数の区画を有し、各区画は、鍵及び既設ロッカーの案内図などの紙などを格納する空間を有し、指示に基づいて各区画を個別に開閉する機能を有し、既設のロッカーと比較して小型である等の特徴を有する。
【0042】
なお、中央制御装置のコントロールによる開閉を行う機能。携帯電話番号を個人識別情報として使用して開閉を行うことができる機能及び、それぞれの開閉記録を保持する機能を有するようにすると好適である。
【0043】
そして、物販システムとは、販売した商品を、配送を介して顧客へ受け渡す形態を採用する物品の販売システムを意味し、例えばインターネット販売,カタログ販売,電話販売等が該当する。
【0044】
【発明の実施の形態】
(実施の形態の概要)
以下、本発明の実施の形態の概要について、図面を参照して説明する。ここで、図1は、本発明の実施の形態の概要を説明する概略図である。
【0045】
本実施の形態では、例えば、インターネット販売/カタログ販売などの注文商品の受け渡し場所として、顧客の近くにある既設のロッカーと新設する鍵管理装置を利用する(既設ロッカーの設置場所としては、例えば認知度の高い駅周辺が該当する。)。
【0046】
図1に示されるように、購入者の希望日時を各商品販売会社に伝え、各商品販売会社は当該ロッカーに割り当てられた鍵管理装置の予約状況を確認し、予約可能な場合は、購入者の個人識別情報を入力して予約を行い、予約結果を購入者に返す。
【0047】
購入者から注文された商品は、各商品販売会社の社内処理によって決済・配送処理が行われる。受け渡し手段は既設ロッカーであり、送り先は指定されたロッカーの場所を指示する。
【0048】
物流業者は指示された既設のロッカーに商品を配送して格納する。そして、物流業者は商品を格納したロッカーの鍵及び商品を格納したロッカーの案内図を、ロッカー付近に設置している鍵管理装置に格納して配送を完了する(なお、鍵管理装置と既設ロッカーが隣接し、既設ロッカーの場所が容易にわかる場合には、案内図は不要である)。
【0049】
購入者は指定した日に予約した鍵管理装置において、購入者を特定する個人識別情報を提示することで開錠し、鍵管理装置から商品が格納された既設のロッカーの鍵と格納場所(格納された既設ロッカーの場所)を記載した案内図を入手する。そして、入手した鍵を使い、商品が格納されているロッカーを開錠し商品を受け取る。
【0050】
管理会社、もしくは商品販売会社の管理部門などでは鍵管理装置を集中管理し、鍵管理装置の盗難や破壊に対する対策を行い、ロッカーの状況(開錠や未開錠による引取期限切れ、またロッカーの異常など)や、商品を格納したロッカーの鍵が正常に引き渡されたか否か監視し、期限切れの鍵を鍵管理装置から取り出し、取り出した鍵によりロッカーから商品を取り出して遺失物として処理する。
【0051】
(実施の形態の構成)
以下、本発明の実施の形態に係る鍵管理システムの構成について図面を参照して説明する。ここで、図2は、本発明の実施の形態に係る鍵管理システムの全体構成を説明するブロック図であり、図3は、実施の形態に係る鍵管理システムの中央制御装置の構成を説明するブロック図であり、図4は、実施の形態に係る鍵管理システムの鍵管理装置の構成を説明するブロック図である。
【0052】
また、図2は、購入者3が販売会社4の販売システム30で商品を予約してから、物流業者6が予約商品を既設ロッカ−40に格納しその鍵を鍵管理装置20に格納する過程、購入者3が鍵管理装置20から既設ロッカー40の鍵を取り出して既設ロッカー40を開けて商品を受け取る過程、また購入者3が商品を取りに来なかった時に管理業者8が商品を取り出すまでのそれぞれの過程の中で、中央制御装置10と鍵管理装置20がどのような位置付けになるかを示している。
【0053】
図2に示されるように、本実施の形態に係る鍵管理システムは、携帯電話機1と、購入者3と、販売会社4と、販売会社が使用する販売システム30と、物流会社5と、物流業者6と、管理会社7と、管理業者8と、中央制御装置10と、鍵管理装置20と、既設ロッカー40とから構成され、販売システム30と中央制御装置10、及び中央制御装置10と鍵管理装置20は、通信可能に接続される。
【0054】
ここで、購入者3は、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末を使用して、インターネット等のネットワークを介して販売システム30へアクセスし、データ通信を行う機能を有する。
【0055】
また、物流会社5は、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末を有し、ネット等を介して販売システム30から商品の配送指示を受け取る機能を有する。
【0056】
さらに、管理業者8は、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末を有し、中央制御装置10から、未引取商品通知を受け取る機能を有する。
【0057】
販売システム30は、購入者3へ商品情報を提示し、商品注文を受け付け、与信確認を行い、中央制御装置の予約データベース16に対して予約を行い、物流会社5に対して配送指示を行う機能を有する。
【0058】
図3に示されるように、鍵管理システムの中央制御装置10は、携帯電話機1から公衆電話回線網2を介して発信された呼を受ける回線制御部11と、回線制御部11で受けた呼の発信者の電話番号を確認する電話番号受信部12と、受けた呼に音声で応答したり発信音の音声(音声認識)や発信者が携帯電話機のどのボタンを押したかを判断する音声応答装置13と、中央制御装置10の各機能部を取りまとめる主制御部14と、販売システムと通信する販売システムI/F15と、複数の鍵管理装置20の予約情報,購入者の個人識別情報等を格納した予約データベース16と、複数の鍵管理装置20の開錠や施錠を行う物流業者及び管理業者が鍵を開ける為の個人識別情報等を格納している物流業者・管理業者データベース17と、複数の鍵管理装置と通信する鍵管理装置I/F18と、ロッカーの使用期間内に商品を受け取らなかった購入者の一覧を管理業者に通知する管理業者通知部19とから構成されている。
【0059】
図4に示されるように、鍵管理システムの鍵管理装置20は、中央制御装置10と通信する中央制御装置I/F21と、鍵管理装置20の各機能部を取りまとめる制御部22と、カードによる個人識別を行う場合、そのカードの情報を読み取るカード読取装置23と、鍵格納区画24と、鍵格納区画24毎に施錠や開錠を行う鍵機構25と、例えば発光手段又は音声出力手段等による光や音などで、購入者/物流業者/管理業者に鍵格納区画先24を知らせる区画通知機構26と、既設ロッカー鍵や既設ロッカー位置を購入者に知らせる案内図などを格納する空間である鍵格納部27と、鍵格納部27に実際に鍵が存在するかを確認する、物体検出手段である鍵センサー28と、各鍵格納区画24の開錠施錠や、鍵管理装置全体20の動作状況を記録する動作記録装置29とから構成されている。
【0060】
(実施の形態の動作の説明)
次に、購入者がインターネット上の販売会社から商品を購入し、商品受け渡し手段として既設のロッカーを利用する場合の流れと、中央制御装置・鍵管理装置の動作について図面を参照して説明する。
【0061】
(商品購入から配送までの流れ)
図5は、商品予約時の鍵管理装置の空き状況確認プロセスを示す流れ図であり、図2の購入者3が販売会社4の販売システム30で商品を選択後、商品受け渡し手段としてロッカー40を指定した場合、購入者3と販売システム30と中央制御装置10の間のプロセス(図2の矢印51、52)を示したものである。
【0062】
まず、商品販売会社4が商品テーブルに登録している商品を購入者3側に提示する。提示する商品は大きさや特性(なま物など)によってロッカーへの配送可否を表示する。
【0063】
具体的には、例えば、購入者3がパーソナルコンピュータ等の端末装置を使用して、販売システム30のサーバへアクセスし、サーバが提供する商品情報を表示する。
【0064】
購入者3は商品を選択し購入を行う時に、受け渡し手段をロッカーなどにすると同時に、購入商品名、受け渡し場所、受け渡し日、連絡先(電話番号、メールアドレス)、及び購入者を特定する個人識別情報を指定する(サーバへ送信する)。
【0065】
販売会社4(サーバ)は、購入者から指定された受け渡し場所の鍵管理装置を予約する。予約することで確実に鍵を格納できる場所を確保することになる。もし指定した場所の鍵管理措置に空きが無い場合は、指定された受け渡し場所を受け付けず、指定日・受け渡し場所、及び受け渡し方法の変更を案内する。
【0066】
販売会社4(サーバ)は、購入者からの注文をうけ、利用規程に基づいてクレジット会社や金融機関と決済を行い。そして物流業者5に配送指示を行う。
【0067】
すなわち、購入者が販売システムで予約確定後に、予約確定までのプロセスで販売システムに指定した決済情報(例:クレジットカード番号等)/購入者連絡情報(例:住所等)/商品情報(例:価格,商品識別No)/受け渡しロッカー場所/受け渡し日/個人識別情報(携帯電話番号/カード情報(IDなど))などの情報を元に、金融機関/クレジット会社に与信確認を行う。
【0068】
与信チェックに問題がない場合、中央制御装置10の予約データベース16に対して、指定された受け渡しロッカー場所/受け渡し日に鍵管理装置20の区画が空いているかを確認し、空いていれば、商品情報(商品識別No),個人識別情報,予約された鍵管理装置について鍵管理装置情報等を合わせて予約データベース16に書き込み(予約を行い)、中央制御装置10は、その結果を販売システムに通知する。
【0069】
ここで、鍵管理装置の予約管理は、中央制御装置10のカレンダー機能に基づいており、具体的には、既設ロッカーの使用約款上の使用期間に準じ、例えば、使用期間が3日の場合には3日おきに予約がなされるように管理される。
【0070】
販売システム30は、受け取った通知を元に、購入者に予約が正常に受け付けられたことの確認通知を送付する。また、この際に、鍵管理装置の設置場所を表示する場所情報を提示するようにしてもよい。
【0071】
図5の一連のプロセスの後で、販売会社4は指定された受け渡し日に受け渡しを行うロッカーに商品を届ける為に、物流会社5の物流業者6に商品を受け渡す(図2の矢印53)。また、商品情報,受け渡し場所情報,予約された鍵管理装置の情報等を渡す。
【0072】
物流業者6では、商品販売会社からの配送指示に従い商品を配送する。ここでの配送先は購入者3が指定した受け渡し場所にある既設ロッカーとなる。
【0073】
(商品及び鍵の格納までの流れ)
図6は、物流業者が鍵管理装置に既設ロッカー鍵を格納するプロセスを示す流れ図であり、図2の物流業者6が、購入者が指定した受け渡し場所に商品を配送後、既設ロッカー40に商品を格納し(図2の矢印61)、その鍵を鍵管理装置20に格納する(図2の矢印62,63,64)場合のプロセスを示したものである。
【0074】
初めに、物流業者6は、事前に登録している携帯電話1で中央制御装置10に電話をかける(図2の矢印62)。この時、中央制御装置10側の主制御部14では、電話番号受信部12から受け取った発信者の電話番号が物流業者・管理業者データベース17に登線されている電請番号であるかを確認し、一致していない場合は音声応答装置13で登録されている携帯電話番号でないことを物流業者6に通知し通話を切断、一致している場合は音声応答装置13で確認メッセージと商品識別No/所在場所の入力要求を通知する。
【0075】
ここで、所在場所とは、鍵管理装置の開閉を要求する主体の現在位置を確認するための情報を意味し、例えば、各鍵管理装置に識別番号,暗号等を表示させ、これを入力させることにより、主体が鍵管理装置の付近にいることを確認するようにしてもよい。
【0076】
また、使用された携帯電話の位置情報に基づいて主体の現在位置を確認するようにしてもよい。
【0077】
これにより、鍵管理装置の開閉を要求する主体が鍵管理装置の付近にいない場合に、誤って鍵管理装置を開錠又は施錠してしまうことを防止することができる。
【0078】
次に物流業者6は、要求された商品識別No/所在場所を携帯電話(音声入力又はキー入力等)で中央制御装置10に通知する。中央制御装置10は受け取った商品識別No/所在場所が予約データベース16の内容と一致している否か確認し、一致している場合は鍵管理装置20の区画通知機構(図2の26)を光らせたり音を出したりして、鍵を格納させる区画24を物流業者6に通知する。
【0079】
物流業者6が鍵を格納する区画24を確認後、携帯電話1から中央制御装置10にその鍵格納区画24の開錠指示を行う。中央制御装置10は鍵管理装置20の制御部(図2の22)を介して鍵機構(図2の25)に開錠指示を行いその区画24の鍵が開く。
【0080】
物流業者6は開いた鍵格納区画24の鍵格納部(図2の27)に商品を格納したロッカーの鍵を格納し、携帯電話1で格納報告を行う。鍵管理装置20の制御部(図2の22)は鍵格納部24に鍵が格納された事を通知する鍵センサー(図2の28)からの情報と中央制御装置10から受け取った鍵格納報告を合わせて鍵が格納されたことを判断し、鍵機構(図2の25)に施錠指示を行い、鍵格納の管理情報を動作記録装置(図2の29)と、予約データベース16に記録する。
【0081】
なお、鍵格納の管理情報を中央制御装置10へ送り、購入者3へ鍵が格納された通知を送るようにしてもよい。
【0082】
(購入者が商品を受け取るまでの流れ)
図7は、購入者が鍵管理装置から既設ロッカー鍵を取り出すプロセスを示す流れ図であり、図2の購入者3が、鍵管理装置20から既設ロッカー40の鍵を取り出す(図2の71、72)場合のプロセスを示したものである。
【0083】
初めに、購入者3は、商品予約時の個人識別情報で事前に登録した携帯電話1で中央制御装置10に電話をかける(図2の矢印71)。この時、中央制御装置側の主制御部14では、電話番号受信部12から受け取った発信者の電話番号が予約データベース16に登録されている電話番号であるかを確認し、一致していない場合は音声応答装置13で商品予約時に登録されている携帯電話番号でないことを購入者3に通知し通話を切断、一致している場合は音声応答装置13で確認メッセージと商品識別No/所在場所の入力要求を通知する。
【0084】
次に購入者3は、要求された商品識別No/所在場所を携帯電話1で中央制御装置10に通知する。中央制御装置10は受け取った商品識別No/所在場所が予約データベース16の内容と一致している場合は鍵管理装置20の区画通知機構(図2の26)を光らせたり音を出したりして、既設ロッカー鍵が格納されている区画24を購入者3に知らせる。
【0085】
購入者3が鍵が格納されている区画24を確認後、携帯電話1から中央制御装置10にその鍵格納区画24の開錠指示を行う。中央制御装置10は鍵管理装置20の鍵機構(図2の25)に開錠指示を行いその区画の鍵が開く。
【0086】
購入者3は開いた鍵格納区画24の鍵格納部(図2の27)から既設ロッカー鍵を取り出し、携帯電話1で取り出し報告を行う。鍵管理装置の制御部(図2の22)は鍵格納部27から鍵が取り出された事を通知する鍵センサー(図2の28)からの情報と中央制御装置10から受け取った鍵取り出し報告を合わせて鍵が取り出されたことを確認し、鍵機構(図2の25)に施錠指示を行い、鍵取り出しの管理情報を動作記録装置(図2の29)と、予約データベース16に記録する。
【0087】
ここで、鍵格納区画24の利用期間は、既設ロッカーの利用期間に合わせて3日間としているが(図9)、2日以内に鍵が取り出された場合、中央制御装置10は、予約データベース16の残り予約期間をキャンセルする。
【0088】
鍵管理装置20から鍵取り出しの管理情報を受信した中央制御装置10は、既設ロッカー鍵が取り出された事を、商品取り出し(商品受け渡し)と判断し、中央制御装置10は販売システム30に対して商品受け渡し通知を発行する(図2の73)。商品受け渡し通知を受け取った販売システム30は、金融機関/クレジット会社に対し決済処理を行う。
【0089】
購入者3は、鍵管理装置から取り出した鍵で既設ロッカー40を開き、商品を受け取る(図2の74、75)。
【0090】
(未引取商品管理の流れ)
図8は、未引取り商品の鍵を鍵管理装置から取り出すプロセスを示す流れ図であり、図2の管理業者8が中央管理装置10から未引取り商品通知9を受取り(図2の81)、その通知の商品識別No/所在場所などの情報を元に鍵管理装置20から既設ロッカー40の鍵を取り出す(図2の82、83)場合のプロセスを示したものである。
【0091】
管理業者通知部19は、予約データベース16(具体的には、鍵取り出しの管理情報の有無)に基づいて、所定の格納期限(例:3日)を過ぎた商品に付いての商品情報,鍵を格納している鍵管理装置情報等を含む未引取商品通知9を管理業者8へ送信する。
【0092】
ここで、未引取商品通知9の通知手段としては、電子メール,ファクシミリ等が該当するが、特に限定はされない。
【0093】
管理業者8は、事前に登録している携帯電話1で中央制御装置10に電話をかける(図2の矢印82)。この時、中央制御装置10側の主制御部14では、電話番号受信部12から受け取った発信者の電話番号が物流業者・管理業者データベース17に登録されている電話番号であるかを確認し、一致していない場合は音声応答装置13で登録されている携帯電話番号でないことを管理業者8に通知し通話を切断、一致している場合は音声応答装置13で確認メッセージと商品識別No/所在場所の入力要求を通知する。
【0094】
次に管理業者8は、要求された商品識別No/所在場所を携帯電話1で中央制御装置10に通知する。中央制御装置10は受け取った商品識別No/所在場所が予約データベース16の内容と一致している場合は鍵管理装置の区画通知機構(図2の26)を光らせたり音を出したりして、既設ロッカー鍵が格納されている区画24を管理業者8に知らせる。
【0095】
管理業者8が鍵が格納されている区画24を確認後、携帯電話1から中央制御装置10にその鍵格納区画24の開錠指示を行う。中央制御装置10は鍵管理装置20の鍵機構(図2の25)に開錠指示を行いその区画24の鍵が開く。
【0096】
管理業者8は開いた鍵格納区画24の鍵格納部(図2の27)から既設ロッカー鍵を取り出し、携帯電話1で取り出し報告を行う。鍵管理装置の制御部(図2の22)は鍵格納部27から鍵が取り出された事を通知する鍵センサー(図2の28)の情報と中央制御装置10から受け取った鍵取り出し報告を合わせて鍵が取り出されたことを確認し、鍵機構(図2の25)に施錠指示を行い、鍵取り出しの管理情報を動作記録装置(図2の29)と、予約データベース16に記録する。
【0097】
鍵管理装置20から既設ロッカー鍵が取り出された事で、鍵取り出しの管理情報を受信した中央制御装置10は、販売システム30に対して商品が遺失物扱いになったことを通知する(図2の84)。遺失物扱いになったことの通知を受け取った販売システム30は、商品の所在変更に関する情報と決済に関する情報を購入者3に電子メール等で通知し、金融機関/クレジット会社に対し決済処理を行う。
【0098】
管理業者8は、鍵管理装置20から取り出した鍵で既設ロッカーを開き、商品を取り出し(図2の85,86)、既設のロッカー使用約款にあわせて商品を遺失物として管理する。
【0099】
上記の実施の形態においては、携帯電話番号を利用して鍵管理装置の開閉を要求する個人の認証を行う構成としたが、セキュリティカードを用いる場合には、カード読取装置23によってセキュリティカードを読取ることにより、個人の認証と所在場所の確認を行い、開錠指示,取り出し報告等については、図示しない入力手段によって入力を行う構成とすることもできる。
【0100】
(鍵格納のタイミング)
図9は、鍵管理装置20に鍵を格納するタイミングを示した図である。鍵管理装置20の運用は、既設ロッカーの運用と合わせる為、遅延料やロッカー使用期間を過ぎた場合の商品の取扱いは、既設ロッカーの使用約款と同じ扱い(遅延料の支払いなど)となる。
【0101】
そのため、商品格納及び、既設ロッカー鍵の格納タイミングは、日付をまたがる事等で遅延料が発生しない引取指定日前日深夜(指定日への日付変更後)、もしくは当日早朝とすると好適である。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来の予約可能な専用ロッカーを用意した方法による問題、すなわち、予約可能な専用ロッカーを購入する必要がある,商品のサイズ毎に専用ロッカーを用意する必要がある,専用ロッカーを設置する場所がない場合、既設ロッカーを撤去して置き換える必要があるという問題に対して、専用ロッカーに比べ小型で安価な鍵管理装置で実現可能である,鍵を格納するロッカーでは、複数のサイズのロッカーを用意する必要がない(既設ロッカーで、様々なサイズが存在し、そのロッカーを活用できる),鍵管理装置自体が小型である為、設置場所の影響を極小化できるとともに、既設ロッカーを活用できるという効果を有する。
【0103】
また、商品販売会社としては、既設のロッカーを活用した受け取り方法によって、受け取り手段が増加することにより、販売数量の増加を図ることができる。
【0104】
そして、既設ロッカー管理会社としては、本発明に既設のロッカーをそのまま流用できるので、既設ロッカー利用率の向上を図ると共に、遅延料金の徴収等既設のロッカーと同じ運用が可能となる。
【0105】
さらに、購入者としては、自宅の最寄り駅,勤務先の最寄り駅又は移動先の最寄り駅等受け取り場所の自由度の向上を図れ、また、指定日の自由な時間帯に受け取り可能であり,指定日を過ぎても一定期間内であれば、遅延料金の支払いによって受け取りが可能となり、商品を受け取れる時間帯を拡大することができる。
【0106】
また、配送業者としては、購入者が不在の場合は、複数回届ける必要があるが、配送が一回で可能となり、経費削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概要を説明する概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る鍵管理システムの全体構成を説明するブロック図である。
【図3】実施の形態に係る鍵管理システムの中央制御装置の構成を説明するブロック図である。
【図4】実施の形態に係る鍵管理システムの鍵管理装置の構成を説明するブロック図である。
【図5】商品予約時の鍵管理装置の空き状況確認プロセスを示す流れ図である。
【図6】物流業者が鍵管理装置に既設ロッカー鍵を格納するプロセスを示す流れ図である。
【図7】購入者が鍵管理装置から既設ロッカー鍵を取り出すプロセスを示す流れ図である。
【図8】未引取り商品の鍵を鍵管理装置から取り出すプロセスを示す流れ図である。
【図9】鍵管理装置20に鍵を格納するタイミングを示した図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 公衆電話回線網
3 購入者
4 販売会社
5 物流会社
6 物流業者
7 管理会社
8 管理業者
10 中央制御装置
11 回線制御部
12 電話番号受信部
13 音声応答装置
14 主制御部
15 販売システムI/F
16 予約データベース
17 物流業者・管理業者データベース
18 鍵管理装置I/F
19 管理業者通知部
20 鍵管理装置
21 中央制御装置I/F
22 制御部
23 カード読取装置
24 鍵格納区画
25 鍵機構
26 区画通知機構
27 鍵格納部
28 鍵センサー
29 動作記録装置
30 販売システム
40 既設ロッカー
Claims (10)
- 中央制御装置と鍵管理装置とを備え、物販システムで販売された商品を格納するために使用される既設ロッカーの鍵を管理する鍵管理システムであって、
前記中央制御装置は、前記鍵管理装置を予約する予約情報を記憶する予約データベースと、前記鍵管理装置の開閉を要求する業者の識別情報を記憶する業者データベースとを有し、前記物販システムからの要求に応答して、指定された条件に基づいて前記予約データベースを検索し、所定の鍵管理装置の予約が可能か否か判断し、予約が可能な場合には、予約情報として、商品購入者の識別情報及び商品を識別する商品情報を前記予約データベースに登録する予約手段と、前記鍵管理装置の開閉を要求する開閉要求者から入力された識別情報に基づいて認証を行う認証手段と、前記開閉要求者から入力された商品情報に基づいて、前記予約データベースと照合を行い、予約された鍵管理装置の所定の鍵格納区画を識別させる区画通知指示を前記予約された鍵管理装置へ出力する区画通知指示手段と、前記開閉要求者から入力された開閉要求情報に応答して、前記予約された鍵管理装置の所定の鍵格納区画の開閉指示を前記予約された鍵管理装置へ出力する開閉制御手段とを有し、
前記鍵管理装置は、既設ロッカーの鍵を格納する空間である鍵格納部を有する1以上の前記鍵格納区画を有し、前記区画通知指示を受信して、前記予約された鍵管理装置の所定の鍵格納区画を識別する表示を行う区画通知手段と、前記開閉指示を受信して、前記予約された鍵管理装置の所定の鍵格納区画の開錠又は施錠を行う鍵機構とを有する鍵管理システム。 - 前記開閉制御手段は、前記開閉要求者から入力された、前記開閉要求者の現在位置を確認するための所在場所情報に基づいて、前記開閉要求者の現在位置を確認する所在確認手段を有する請求項1に記載の鍵管理システム。
- 前記中央制御装置は、前記鍵格納区画に格納された前記既設ロッカーの鍵の格納期間を管理し、この格納期間が所定の基準期間を越えた場合には、未引取り商品通知を管理業者へ送信する請求項1又は2に記載の鍵管理システム。
- 前記所定の基準期間は、前記既設ロッカーの利用限度期間に基づいて設定される請求項3に記載の鍵管理システム。
- 前記識別情報は、携帯電話の電話番号であり、前記入力される識別情報は、携帯電話の発信番号である請求項1〜4のいずれかに記載の鍵管理システム。
- 物販システムで販売された商品を格納するために使用される既設ロッカーの鍵を管理する鍵管理方法であって、
物販システムが、商品購入者に指定された条件に基づいて、中央制御装置に対して所定の鍵管理装置の予約要求を行うステップと、
前記中央制御装置が、前記所定の鍵管理装置の予約が可能か否か判断し、予約が可能な場合には、予約情報として、商品購入者の個人識別情報及び商品を識別する商品情報を予約データベースに登録するステップと、
前記物販システムが、物流会社に対して、前記予約された鍵管理装置に関する予約鍵管理装置情報及び前記商品情報を含む商品の配送指示を送信するステップと、
前記中央制御装置が、物流業者から入力された所定の業者識別情報に基づいて、業者が登録された業者データベースと照合を行い、業者の認証を行い、前記物流業者から入力された前記商品情報に基づいて、前記予約データベースと照合を行い、予約された鍵管理装置に対して、所定の鍵格納区画を識別する表示を行わせるステップと、
前記中央制御装置が、前記物流業者から入力された開閉要求情報に応答して、前記予約された鍵管理装置に対して、前記所定の鍵格納区画の開錠又は施錠を行わせるステップと、
前記中央制御装置が、前記商品購入者から入力された、前記個人識別情報及び前記商品情報に基づいて、前記予約データベースと照合を行い、個人の認証を行い、予約された鍵管理装置に対して、所定の鍵格納区画を識別する表示を行わせるステップと、
前記中央制御装置が、前記商品購入者から入力された開閉要求情報に応答して、前記予約された鍵管理装置に対して、前記所定の鍵格納区画の開錠又は施錠を行わせるステップとを含む鍵管理方法。 - 物販システムで販売された商品を格納するために使用される既設ロッカーの鍵を管理する鍵管理方法であって、
物販システムが、商品購入者に指定された条件に基づいて、中央制御装置に対して所定の鍵管理装置の予約要求を行うステップと、
前記中央制御装置が、前記所定の鍵管理装置の予約が可能か否か判断し、予約が可能な場合には、予約情報として、商品購入者の個人識別情報及び商品を識別する商品情報を予約データベースに登録するステップと、
前記物販システムが、物流会社に対して、前記予約された鍵管理装置に関する予約鍵管理装置情報及び前記商品情報を含む商品の配送指示を送信するステップと、
前記中央制御装置が、物流業者から入力された所定の業者識別情報に基づいて、業者が登録された業者データベースと照合を行い、業者の認証を行い、前記物流業者から入力された前記商品情報に基づいて、前記予約データベースと照合を行い、予約された鍵管理装置に対して、所定の鍵格納区画を識別する表示を行わせるステップと、
前記中央制御装置が、前記物流業者から入力された開閉要求情報に応答して、前記予約された鍵管理装置に対して、前記所定の鍵格納区画の開錠又は施錠を行わせるステップと、
前記中央制御装置が、前記鍵格納区画に格納された前記既設ロッカーの鍵の格納期間を管理し、この格納期間が所定の基準期間を越えた場合には、未引取り商品通知を管理業者へ送信するステップと、
前記中央制御装置が、前記管理業者から入力された所定の業者識別情報に基づいて、前記業者データベースと照合を行い、業者の認証を行い、前記管理業者から入力された前記商品情報に基づいて、前記予約データベースと照合を行い、予約された鍵管理装置に対して、所定の鍵格納区画を識別する表示を行わせるステップと、
前記中央制御装置が、前記管理業者から入力された開閉要求情報に応答して、前記予約された鍵管理装置に対して、前記所定の鍵格納区画の開錠又は施錠を行わせるステップとを含む鍵管理方法。 - 前記所定の基準期間は、前記既設ロッカーの利用限度期間に基づいて設定される請求項7に記載の鍵管理方法。
- 前記鍵管理装置に対して、前記所定の鍵格納区画の開錠又は施錠を行わせるステップに先だって、前記物流業者、前記商品購入者又は前記管理業者から入力された、前記物流業者、前記商品購入者又は前記管理業者の現在位置を確認するための所在場所情報に基づいて、前記物流業者、前記商品購入者又は前記管理業者の現在位置を確認するステップを、さらに含む請求項6〜8のいずれかに記載の鍵管理方法。
- 前記識別情報は、携帯電話の電話番号であり、前記入力される識別情報は、携帯電話の発信番号である請求項6〜9のいずれかに記載の鍵管理方法。
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