JP2000309236A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

車両の走行制御装置

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JP2000309236A
JP2000309236A JP11118402A JP11840299A JP2000309236A JP 2000309236 A JP2000309236 A JP 2000309236A JP 11118402 A JP11118402 A JP 11118402A JP 11840299 A JP11840299 A JP 11840299A JP 2000309236 A JP2000309236 A JP 2000309236A
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vehicle
speed
cvt
clutch
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JP11118402A
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Yasushi Ito
泰志 伊藤
Isao Takagi
功 高木
Tetsuo Hamashima
徹郎 浜嶋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CVT搭載車で減速状態にある時に、アクセ
ルOFF操作後、間隔をおいてからの極端なエンジンブ
レーキ力の増加を防止し搭乗者に減速時の違和感を感じ
させない車両の走行制御装置を提供する。 【解決手段】 ECU30は、アクセルペダル36のO
FF操作後、車速の減少に応じてエンジン10の回転数
の減少率が増大するようにエンジン10の目標回転数を
速度に基づくマップにより取得する。その結果、車速の
低下と共にエンジン10の回転数が低下するため、エン
ジンブレーキ力の増加に影響を与えるエンジンフリクシ
ョンを低下させることが可能になり、アクセルペダル3
6のOFF操作後、間隔をおいてからのエンジンブレー
キ力増加を低減可能になり、減速加速度の増加を低減す
ることができる。その結果、運転者(車両搭乗者)に違
和感を与えることを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行制御装
置、特に、動力源及び無段変速機を搭載する車両におい
て、アクセルペダルのOFF操作後、間隔をおいてから
発生するエンジンブレーキ現象による急激な減速加速に
よる違和感を解消する車両の走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から変速機の変速比を連続的に制御
することのできる無段変速機(以下、CVT−Continuo
usly Variable Transmission−という)を搭載する車両
がある。このCVTは、スムーズな変速動作が行えるた
め、アクセルがOFFされ運転者の加速意志が無い状態
においては、動力源であるエンジン側と駆動輪側とをク
ラッチ等で接続した状態でもCVTの変速比を順次最減
速変速比(Lo)側に変化させることにより車両のスム
ーズな走行を継続することが可能になる。この時、エン
ジン側は駆動輪側に対して従動状態になるので、車速を
徐々に低下させる、いわゆるエンジンブレーキ力が作用
する状態になる。
【0003】また、CVTのスムーズな変速動作は、エ
ンジンの特性を十分に活かし、排気ガスや燃費の改善を
行うこともできる。例えば、特公平7−12807号公
報等には、車両の減速走行時に、エンジンの回転速度が
予め定められたフューエルカット下限回転速度を下回る
まで、そのエンジンに供給すべき燃料を遮断するフュー
エルカット装置を備えるものが開示されている。このよ
うな車両においては、エンジンの出力を必要としない減
速走行時に燃料が消費されないため車両の走行燃費を改
善することができる。この走行燃費の改善効果はフュー
エルカット範囲が増大される程大きくなるため、前記フ
ューエルカット下限回転数を可及的に低く設定すること
が望まれる。これを実現するために例えば、エンジンに
供給される燃料が遮断されている間は、エンジンと駆動
輪との間で動力の機械的な接続及び切断動作を行うロッ
クアップクラッチを接続(係合)状態として車両の走行
力をロックアップクラッチを介してエンジンに伝達する
ことによりエンジンを回転させる。この時、CVTを搭
載した車両であれば、車速が減少し続けた場合でも変速
比を容易にLo側に変化させることが可能なので、エン
ジンの回転数をある程度の期間フューエルカット下限回
転数に維持することが可能になり、フューエルカット可
能な実質的な期間を増大させて燃費向上を図ることがで
きる。なお、エンジンの回転数がフューエルカット下限
回転数以下になった場合には、前記ロックアップクラッ
チを切断し、駆動輪に対してエンジンをフリーの状態
(トルクコンバータの流体のみによる接続状態)にする
と共に、エンジンに対する燃料の噴射を再開しエンジン
を自律駆動させてアイドリング回転を維持する。また、
アクセルペダルが踏み込まれた際には、エンジンの出力
を増加すると共に再びロックアップクラッチを接続して
エンジンの出力を駆動輪に伝達するようにする。このよ
うな制御を行うことにより走行燃費を容易に向上させる
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、アク
セルペダルがOFFされると車両が減速状態(動力源側
が駆動輪側に対して従動する、いわゆるエンジンブレー
キ状態)になる。アクセルをOFFした時には、運転者
はエンジンブレーキが作用することを意識しているの
で、減速加速感に関する違和感を感じることは無い。と
ころが、車両のエンジンブレーキ力(減速力)は、CV
Tの変速比とエンジンのフリクションの積によって決定
する。つまり、CVTの場合、車両の減速に応じて変速
比が増大するため、エンジンブレーキ力が車両の減速が
進むにつれて増大する。特に、前述したようなフューエ
ルカット制御を行う場合、車両の低速域でエンジンの回
転数を一定に維持しようとして、変速比が急速にLo側
にシフトする。この時、エンジン回転数が一定、すなわ
ちエンジンフリクションも一定になるので、エンジンブ
レーキ力が急激に増大する。この低速域におけるエンジ
ンブレーキ力の増大は、運転者の減速操作(アクセルO
FF操作)から時間が経過する程大きくなるため、運転
者は何ら操作を行っていないのに不自然なタイミングで
減速加速度を認識し、不快感を得てしまうという問題が
ある。
【0005】前述したように、CVTは、駆動輪の回転
中でなければ減速比変化を行うことができないので、フ
ューエルカット制御の有無に関わらず、車両の停止まで
に、減速比を最大減速(Lo)側にシフトし車両の再発
進に備える必要があるため、車両の減速過程において、
CVTの変速比がLo側にシフトすることによるエンジ
ンブレーキ力の増大が発生し上述と同様な問題が発生す
る。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、CVT搭載車でアクセルペダルOFFによる減速
状態にある時に、運転者の意識しない部分で発生する減
速加速度を低減し違和感を与えない車両の走行制御装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、第1の発明は、動力源と、前記動力源と駆
動輪との間に配置されて変速比を連続的に変更可能な無
段変速機と、を含み、前記動力源側と駆動輪側がクラッ
チを介して接続された状態でアクセルがOFFされるこ
とにより前記動力源側が駆動輪側に対して従動状態にな
り車両を減速させる車両の走行制御装置において、前記
アクセルがOFFされ車両の減速が開始された場合、前
記動力源の目標回転数の減少率を車速の減少に伴い増大
させることを特徴とする。
【0008】ここで、動力源の目標回転数の減少率は、
アクセルON時とは異なる予め準備された車速に対応す
るマップ等を用いることによって得ることができる。こ
の構成によれば、車速の減少に応じて動力源の回転数が
低下するため、エンジンブレーキ力の増加に影響を与え
るエンジンフリクションを低下させることが可能にな
る。そのため、アクセルOFF操作後、間隔をおいてエ
ンジンブレーキ力が増加することを低減することが可能
になり、減速加速度の増加を防止できる。その結果、運
転者(車両搭乗者)に違和感を与えることを防止するこ
とができる。
【0009】また、上記目的を達成するために、第2の
発明は、動力源と、前記動力源と駆動輪との間に配置さ
れて変速比を連続的に変更可能な無段変速機と、を含
み、前記動力源側と駆動輪側がクラッチを介して接続さ
れた状態でアクセルがOFFされることにより前記動力
源側が駆動輪側に対して従動状態になり車両を減速させ
る車両の走行制御装置において、前記アクセルOFF
後、車速の減少に伴って無段変速機の変速比を増大させ
る場合、前記クラッチのスリップ率を車速の減少に伴い
増大させることを特徴とする。
【0010】ここで、クラッチのスリップ率は、動力源
側の回転数と無段変速機側の回転数の差分が所定値にな
るようにクラッチを制御する油圧コントローラ等をフィ
ードバック制御することにより変化させることができ
る。前記所定値(差分)は、車種等によって適宜選択可
能であるが、例えば、5〜10%程度が好ましく、車速
が低いほどスリップ率が大きくなるように設定する。こ
のスリップ率は、予め準備された車速に対応するマップ
等を用いることによって得ることができる。この構成に
よれば、車速の減少に応じて動力源の回転数がクラッチ
のスリップにより低下するため、エンジンブレーキ力の
増加に影響を与えるエンジンフリクションを低下させる
ことが可能になる。そのため、アクセルOFF操作後、
間隔をおいてエンジンブレーキ力が増加することを低減
することが可能になり、減速加速度の増加を防止でき
る。その結果、運転者(車両搭乗者)に違和感を与える
ことを防止することができる。
【0011】また、上記目的を達成するために、第3の
発明は、第2の発明において、前記スリップ率は、無段
変速機の変速比が所定減速比に到達したら減少させるこ
とを特徴とする。
【0012】ここで、所定減速比とは、最大減速比を含
む最大減速比近傍の範囲である。この構成によれば、ク
ラッチのスリップによる動力源の極端な回転数の減少が
防止され、アクセルOFF後、間隔をおいてエンジンブ
レーキ力が増加することを低減しつつ動力源の停止を回
避することができる。また、動力源がエンジンであり、
車両の減速走行時にエンジンに供給する燃料の遮断を行
い燃料の節約を行うフューエルカット装置を有する場
合、スリップ率を減少させ、エンジン回転数を所定値に
維持するようにすれば、フューエルカット制御領域を拡
大することが可能になり、エンジンブレーキ力の急激な
増加を防止しつつ燃料の節約を行うことが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。
【0014】本実施形態においては、動力源としてエン
ジンを用いた車両で、特に低速領域でエンジンブレーキ
力による減速加速度感が顕著に現れるフューエルカット
装置を備えた車両を例に取って説明する。
【0015】図1には、本発明の実施形態に係る車両の
構成概念図が示されている。この実施形態で対象とする
車両は、特にエンジン10と駆動輪(不図示)との間に
無段変速機(CVT)12が配置されたものである。図
1において、エンジン10のクランク軸10aは、前後
進切換機構14及びロックアップクラッチ(クラッチ)
16を有するトルクコンバータ18を介して、ベルト式
のCVT12の入力軸12aと連結されている。また、
CVT12の出力軸12bは、図示しない差動歯車装置
等を介して車両の駆動輪と連結されている。そして、前
記ロックアップクラッチ16が機械的に接続(係合)状
態になることによって、エンジン10の回転力を駆動輪
に伝達したり、駆動輪の回転力をエンジン10に伝達す
ることができる。また、ロックアップクラッチ16が切
断(係合解除)状態になることで、エンジン10側と駆
動輪(CVT12)側とが独立(トルクコンバータ18
により流体接続はされている)になり、エンジン10は
駆動輪側の必要以上の負荷を受けることなく自律駆動可
能になり、例えばアイドリング回転を維持することが可
能になる。
【0016】図1に示すCVT12は、可動回転体20
aと固定回転体20bで構成される一対の可変プーリ2
0の溝幅を油圧によって変化させて、これらの可変プー
リ20に対するベルト22の巻き掛け半径を、その張力
が一定に維持されるように変化させることにより変速比
を変えるものであり、溝幅の変化速度が変速速度とな
る。従って、各可変プーリ20における可動シーブを駆
動するアクチュエータ24に給排する油圧制御により、
変速速度を任意に制御することができる。この他、CV
Tとしてはトロイダル面を備えた一対のディスクの間に
パワーローラを挟み込み、そのパワーローラを傾動させ
てディスクとの接触点の半径を変化させて変速を行うト
ロイダル式のものを用いることもできる。
【0017】また、前記トルクコンバータ18は、基本
的には、車両が停止している状態であってもエンジン1
0を断続的に動作させるようにするためのものである。
なお、前後進切換機構14は、エンジン10の回転方向
が一方向に限定されており、かつCVT12が反転動作
機構を備えていないために設けられたものであり、遊星
歯車機構を主体とした機構やリバースギア及び同期連結
機構を備えた機構等を採用することができる。
【0018】入力軸12a及び出力軸12bの回転速度
を検出するために、それぞれ回転速度センサ26及び2
8が設けられている。これら回転速度センサ26,28
は、マイクロコンピュータを主体として構成された電子
制御装置(以下ECUという)30に接続されており、
当該ECU30は、回転速度センサ26,28の検出信
号に基づいてCVT12の変速比を算出する。
【0019】また、エンジン10の吸気配管には、吸入
空気量を検知する空気量センサ32が設けられ、クラン
ク軸10a近傍にはエンジン回転速度を検知するための
回転センサ34が設けられている。ECU30は、空気
量センサ32の検出した吸入空気量や回転センサ34の
検出したエンジン回転速度に応じて燃料噴射量、点火時
期を最適に制御する。
【0020】他方、アクセルペダル36近傍には、アク
セル開度を検出するアクセルセンサ38が設けられてお
り、検出結果をECU30に提供している。ECU30
は、このアクセルセンサ38の検出したアクセル開度、
回転速度センサ28の検出した車速及び回転センサ34
の検出したエンジン回転速度により、例えば燃費が最良
となるように、スロットルアクチュエータ40を通じて
吸入空気量を制御する。
【0021】また、運転席の近傍に設けられたシフトレ
バー42には、その操作位置を検出するためのシフトセ
ンサ44が設けられており、ECU30は、このシフト
センサ44の検出したドライブレンジ等の情報や車速、
アクセル開度等の情報により、ロックアップクラッチ1
6の動作やCVT12の変速比を制御する。
【0022】さらに、ブレーキペダル46の近傍にはブ
レーキペダルの操作量や操作速度を検出するブレーキペ
ダルセンサ48が設けられている。このブレーキペダル
センサ48は、ブレーキペダルブラケット部に配置さ
れ、ブレーキペダルの踏み込み量に比例した電圧をEC
U30に提供する。
【0023】前記ECU30には、さらにフューエルカ
ット装置(コンピュータ)50が接続されている。この
フューエルカット装置50は、車両の減速走行時にロッ
クアップクラッチ16を用いて、駆動輪の駆動により回
転しているCVT12とエンジン10とを機械的に接続
しつつ所定の車両走行状態まで前記エンジン10に供給
する燃料の遮断を行うものである。ここで、前記車両走
行状態とは、例えば、予め設定されたフューエルカット
下限値(例えば、エンジンの回転数で決める場合500
rpm、車速で決める場合、15km/h等)である。
このように、フューエルカット装置50はエンジン10
の出力を必要としない減速走行時に燃料を消費しないよ
うにすることにより、車両の走行燃費の改善を行うもの
である。なお、前記ECU30は、できるだけフューエ
ルカット可能期間を長くするため、エンジン回転数を所
定値以上に維持するようにCVT12の減速比を連続的
に大きくする(Lo側にシフトする)制御を行ってい
る。また、フューエルカット装置50は、エンジン10
の状態がフューエルカット下限値以下になった場合に
は、前記ロックアップクラッチ16を切断(解放)し、
駆動輪に対してエンジン10をフリーの状態(トルクコ
ンバータ18の流体のみで接続された状態)にすると共
に、エンジン10に対する燃料の噴射を再開しエンジン
10を自律駆動させてアイドリング回転を維持するよう
にしている。そして、アクセルペダル36が踏み込まれ
た際には、ECU30はエンジン10の出力を増加する
と共に再びロックアップクラッチ16を接続してエンジ
ン10の出力をCVT12を介して駆動輪側に伝達して
車両の加速を行う。
【0024】更に前記ECU30には補機である空気調
和装置(以下、エアコンという)52が接続され、その
駆動制御を行っている。エアコン52のコンプレッサ等
はエンジン10によって駆動させている。なお、図1に
おいては、ECU30、フューエルカット装置50を別
々の構成として示しているが、単一のECUで構成して
もよい。
【0025】ところで、車両の減速力はエンジン10の
フリクションが大きい程増加する。この時、CVT12
の減速比がLo側にシフトする場合、エンジンの回転数
が所定値に維持されるのでエンジン10の車両走行に基
づくフリクションは不変となりフリクションのみによる
減速力も一定になる。しかし、減速力は、CVT12の
減速比が増加(Lo側にシフト)する程大きくなる。す
なわち、車両全体としての減速力は、減速が進み減速比
が増加する程急激に減速変化量が増加することになる。
この急激な減速変化量の増加は運転者を含む車両搭乗者
にとっては大きな違和感になる。
【0026】実施形態1.本実施形態1の特徴的事項
は、アクセル操作OFFにより、エンジン10側が車輪
側に対して従動状態になりエンジンブレーキ作用が発生
する低車速状態の時に車速の減速に伴いエンジンの目標
回転数の減少率を増加させ、エンジンの回転数を低下さ
せて、エンジンフリクションを低下させてエンジンブレ
ーキ力の増加を抑制しているところである。
【0027】図2には、本実施形態1のエンジン10の
目標回転数制御によるエンジンブレーキ力増大を回避す
る制御を行うためのフローチャートが示され、図3
(a)、図3(b)には、車速に基づくエンジン目標回
転数の推移を示すマップと、エンジンブレーキ力の推移
を説明するグラフが示されている。図1において、EC
U30は、車両の走行中、所定時間(Δt)毎(例え
ば、16ms)にアクセルペダル36がOFFされてい
るか否かをアクセルセンサ38等からの信号に基づき判
断する(S100)。そして、アクセルペダル36がO
FFでない場合、つまり、運転者は車両を加速、または
現状の速度維持を行おうとしてアクセルペダルをONし
ている場合、ECU30は出力軸12bに配置された回
転速度センサ28等により得られる車両の現在車速と、
アクセルセンサ38から得られるアクセル開度に基づい
てエンジン10の目標回転数を取得(補間)し(S10
1)、必要な燃料の噴射量やスロットルアクチュエータ
40の開度を算出し、例えば燃費が最良になるような吸
入空気量の制御を行う。この時のエンジン目標回転数
は、例えば、縦軸にエンジン回転数、横軸に各アクセル
開度毎の速度を示すマップ(不図示)等を用いることに
よって容易に決めることができる。
【0028】一方、ECU30は、(S100)でアク
セルペダル36がOFFされている。つまり、運転者は
加速や現状速度の維持を希望するのではなく、エンジン
10を駆動輪側によって従動させる惰行走行を行うこと
を希望していると判断した場合、図3(a)に示すよう
なマップにより車速のみによりエンジン10の目標回転
数を取得(補間)する(S102)。この場合、ロック
アップクラッチ16は係合状態でありエンジン10が駆
動輪側に直結されたCVT12によって従動状態にある
ため、エンジンブレーキ力が作用する状態になる。本実
施形態1では、アクセルOFF後、ロックアップクラッ
チ16の切断が必要なエンジン10の状態(回転数であ
れば例えば500rpm、車速であれば例えば15km
/h)まで、車速が低下するほどエンジン10の目標回
転数の減少率が大きくなるように制御する。つまり、エ
ンジン10の目標回転数をアクセル36のOFF操作か
ら時間が経つほどエンジン10の回転数が減少するよう
に、上に凸の略双曲線に沿って変化させ、一定回転数を
維持する期間が無いようにする。図3(a)には、例と
して4パターンのマップを示している。
【0029】例えば、アクセルペダル36のOFFが比
較的低車速である車速50km/h以下で行われた場
合、図3(a)に示すように、ECU30は曲線a2ま
たは曲線a3または曲線a4のように、アクセルOFFと
共に、エンジン10の目標回転数を増加する。目標回転
数をアクセルペダル36のOFF時に上昇させることに
よって、後述するように、車速の低下が進んだ時にエン
ジンブレーキ力の増加を抑制する場合でもアクセルペダ
ル36のOFF操作時で運転者が認識している状態でエ
ンジンブレーキ力の絶対値を増加し十分なエンジンブレ
ーキ力を確保することができる。そしてこの時、CVT
12はLo側にシフトし、図3(b)に、曲線b2、曲
線b3、曲線b4に示すようにエンジンブレーキ力が作用
し始める。この時に作用するエンジンブレーキ力は、運
転者が車両の加速または現在の車速維持の中止を意図し
てアクセルペダル36のOFF操作を行ったことにより
発生する減速であるため車両に減速加速力が作用した場
合でも運転者は違和感を感じることは無い。前述したよ
うに、エンジン10の目標回転数は、車速の減少と共に
その減少率が増大するようにマップ(図3(a))が設
定されている。従って、アクセルペダル36のOFF操
作から時間が経つにつれてエンジン10の目標回転数が
減少すると共に、CVT12の減速比も最増速変速比
(Hi)側にシフトする。エンジンブレーキ力はCVT
12の変速比とエンジン10のフリクション(エンジン
回転数の増加に伴って増加)の積であるため、図3
(a)の曲線a1,a2,a3のようなマップに従って目
標回転数を選択することにより、図3(b)の曲線b1
のように、アクセルペダル36のOFF操作から時間が
経過してからエンジンブレーキ力が急激に増加する現象
を回避することができる。つまり、運転者は、エンジン
ブレーキ力の変化(減速加速度)をほとんど認識するこ
となく違和感無く車両の減速を行うことが可能になる。
【0030】また、図3(a)で曲線a5で示すよう
に、アクセルペダル36のOFF操作と共に、エンジン
10の目標回転数を増加すること無く、車速の減少と共
に目標回転数を減少させても上述と同じ効果を得ること
ができる。これは、特に、アクセルペダル36のOFF
操作が高車速(例えば、100km/h)時に行われた
場合に適用できるマップであり、高車速時にアクセルペ
ダル36のOFF操作が行われてもCVT12は、最増
速変速比(Hi)を維持したまま減速する。この時、エ
ンジンブレーキ力の変化は、車速のみで決まるので、減
速加速度が変化することなく減速が行われる。そして、
エンジン10の回転数の減少によってCVT12が最減
速変速比(Lo)側にシフトを開始する速度(例えば、
50km/h)になったらエンジン10の目標回転数を
車速の減少と共にその減少率が増大するように変化させ
る。図3(a)に示すように、フューエルカット制御を
行う場合でもエンジン10の目標回転数が維持される期
間が無いため、アクセルペダル36のOFF操作から時
間が経過した後、運転者が何ら運転に関する操作をしな
い時にエンジンブレーキ力が急激に増加することがな
く、違和感を感じることがない。
【0031】図3(a)のマップに従って、エンジン1
0が所定状態(例えば、目標回転数であれば500rp
m、車速であれば15km/h)になったらエンジン1
0側とCVT12側とを機械的に接続していたロックア
ップクラッチ16を切断し、エンジン10を無負荷状態
にする。この時点で、基本的にエンジンブレーキ力は消
失し(実際のエンジンブレーキ力の消失は遅れる)、エ
ンジン10はアイドリング回転数に維持される。
【0032】なお、図3(a)の曲線a2〜a5は一例で
あり、車速の減少に伴って、エンジン10の目標回転数
の減少率が増大するような曲線を任意に選択することが
可能であり、例えば、車種毎や走行モード(パワーモー
ドや山岳モード等)走行状態等に応じて任意に選択可能
である。
【0033】ところで、CVT12は車輪が回転してい
る間でなければ変速比を変更することができないため、
CVT12を搭載する車両は、停止前に変速比が最大減
速比(Lo)に成っている必要がある。本実施形態1の
ように車両の減速時にエンジン10の目標回転数を高め
に設定することにより、オイルポンプの回転数を高くす
ることが可能であり、また、減速時に急ブレーキが操作
された時でもCVT12の制御油圧が十分高く維持する
ことができる。さらに、CVT12のベルト22が減速
中に早めにLo側にシフトすることにより、車両の停止
前に短時間かつ低力でCVT12のベルト22を最大変
速比に戻すことが可能になる。その結果、車両が最発進
時にベルト22の戻り不良による発進力不足に成ること
を回避することもできる。
【0034】実施形態2.図4には、車両の減速に伴う
エンジンブレーキ力の急激な増大を回避する本発明の実
施形態2の制御を説明するフローチャートが示され、図
5(a)には、車速とエンジン10及びCVT12の回
転数との関係が示され、図5(b)には、エンジンブレ
ーキ力の変化が示されている。
【0035】本実施形態2の特徴的事項は、エンジン1
0側とCVT12側とを接続するロックアップクラッチ
16を所定量スリップさせることにより、実際のエンジ
ンブレーキ力を緩和しているところである。
【0036】実施形態1と同様に、図1において、EC
U30は、車両の走行中、所定時間(Δt)毎にアクセ
ルペダル36がOFFされているか否かをアクセルセン
サ38等からの信号に基づき判断する(S200)。そ
して、アクセルペダル36がOFFでない場合、つま
り、運転者は車両を加速、または現状速度維持を行おう
としてアクセルペダルをONしている場合、ECU30
は出力軸12bに配置された回転速度センサ28等によ
り得られる車両の現在車速と、アクセルセンサ38から
得られるアクセル開度に基づいてエンジン10の目標回
転数を取得(補間)する(S201)。そして、ECU
30は、車速>ロックアップOFF車速(例えば、15
km/h)か否かの判断を行い(S202)、もし、車
速>ロックアップOFF車速の場合、ロックアップクラ
ッチ16の接続を継続するロックアップONモード(完
全係合)を実行し(S203)、エンジン10の駆動力
をロックアップクラッチ16を介して機械的にCVT1
2に伝達し、エンジン10の駆動状態に応じた車両の走
行制御を行う。この時、ECU30は必要な燃料の噴射
量やスロットルアクチュエータ40の開度を算出し、例
えば燃費が最良になるような吸入空気量の制御を行う。
また、エンジン10の目標回転数は、例えば、縦軸にエ
ンジン回転数、横軸に各アクセル開度毎の速度を示すマ
ップ(不図示)等を用いることによって容易に決めるこ
とができる。
【0037】一方、(S202)で、車速>ロックアッ
プOFF車速でない場合、ロックアップクラッチ16を
切断してエンジン10側とCVT12側との接続を断ち
エンジン10をフリー状態にするロックアップOFFモ
ードを実行し(S204)、エンジン10をアイドリン
グ状態にする。
【0038】一方、ECU30は、(S200)でアク
セルペダル36がOFFされている。つまり、運転者は
加速や現状速度の維持を希望するのではなく、エンジン
10を駆動輪(CVT12)側によって従動させる惰行
走行を行うことを希望していると判断した場合、図5
(a)にラインC1で示すようなマップにより車速のみ
によりCVT12のインプット側(入力軸12a側)の
目標回転数を取得(補間)する(S205)。この場
合、ロックアップクラッチ16は係合状態でありエンジ
ン10が駆動輪側に直結されたCVT12によって従動
状態になる。図5(a)に示すように、ロックアップク
ラッチ16が係合した状態では、エンジン10の回転数
はCVT12の回転数と同じであるため、例えば、アク
セルペダル36のOFFが比較的低車速である車速50
km/h以下で行われた場合、ECU30は、図3
(a)で示した場合と同様に、アクセルOFFと共に、
エンジン10の目標回転数を増加する。この時、CVT
12はLo側にシフトし、図5(b)に、曲線d1に示
すようにエンジンブレーキ力が作用し始める。この時の
作用するエンジンブレーキ力は、運転者が車両の加速ま
たは現在の車速維持の中止を意図してアクセルペダル3
6のOFF操作を行ったことにより発生する減速である
ため車両に減速加速力が作用した場合でも運転者は違和
感を感じることは無い。
【0039】ECU30は、続いて、現在車速が車速>
ロックアップOFF車速(例えば、15km/h)か否
かの判断を行い(S206)、もし、車速>ロックアッ
プOFF車速の場合、ロックアップクラッチ16をスリ
ップさせてCVT12よりエンジン10の回転数を低下
させる(エンジン10がCVT12によって従動される
力を抑制する)ために、目標ロックアップスリップ率を
目標スリップ率マップ(不図示)から取得(補間)する
(S207)。前記目標スリップ率マップは、車速の減
少に伴ってスリップ率が増加するものである。ロックア
ップクラッチ16のスリップ率を変化させる手段として
は、例えば、エンジン10側の回転数とCVT12側の
回転数の差分が所定値になるようにロックアップクラッ
チ16を付勢制御する油圧コントローラをフィードバッ
ク制御することにより行うことができる。前記スリップ
率(差分)は、車種等によって適宜選択可能であるが、
最大で例えば、5〜10%程度が好ましい。
【0040】ロックアップクラッチ16をスリップさせ
ることにより図5(a)に示すように、CVT12のイ
ンプット側回転数よりエンジン10側の回転数が低下す
るため、前述した実施形態1と同様に、ロックアップク
ラッチ16のスリップ中にエンジンブレーキ力の変化率
が急変することが無く、アクセルペダル36のOFF後
時間が経過してからエンジンブレーキ力が急激に増加す
ることがなくなり、不自然な減速加速力が発生しないの
で、運転者に違和感を与えることが無くなる。その後、
ECU30は、(S207)で取得した目標スリップ率
に成ったか否かの判断を行い(S208)、目標スリッ
プ率に到達するまでロックアップスリップモードを継続
する(S209)。また、目標スリップ率に到達した場
合には、(S203)に移行して、必要以上にエンジン
10の回転数が低下して、例えばエンジンストップに至
ることを防止するためロックアップONモード(完全係
合;スリップ=0)を実行する。
【0041】一方、(S206)で、車速>ロックアッ
プOFF車速でない場合、ロックアップクラッチ16を
切断してエンジン10側とCVT12側との接続を断ち
エンジン10をフリー状態にするロックアップOFFモ
ードを実行し(S204)、エンジン10をアイドリン
グ状態にする。
【0042】なお、高車速(例えば、100km/h)
でアクセルペダル36のOFF操作が行われた場合、実
施形態1と同様に所定速度まで最増速変速比に沿ってC
VT12のインプット側回転数(=エンジン10の回転
数)を低下させた後、ロックアップクラッチ16をスリ
ップさせて、上述と同様な制御を行う。
【0043】このように、エンジン10の目標回転数の
詳細な制御を行うことなく、ロックアップクラッチ16
のスリップ率を制御するのみで容易にエンジンブレーキ
力の急増に基づく運転者の違和感を回避することができ
る。
【0044】なお、本実施形態2のように減速時にロッ
クアップクラッチ16をスリップ制御した場合、その制
御中に、アクセルペダル36のON操作による再加速要
求が行われた場合、最初の段階でロックアップクラッチ
16がスリップするため加速ショックを軽減することも
可能になる。
【0045】なお、比較のため上述のスリップ制御等を
行わない通常のフューエルカット制御を行った場合のエ
ンジン10の目標回転数の推移を図5(a)にラインc
2で示し、その時のエンジンブレーキ力の推移を図5
(b)に曲線d2で示す。
【0046】実施形態3.図6には、実施形態2と同様
なロックアップクラッチ16のスリップ制御を行う場合
の変形例が示されている。
【0047】実施形態2の場合、ロックアップクラッチ
16をスリップさせることによりCVT12のインプッ
ト側回転数よりエンジン10の回転数を低下させること
により、エンジンブレーキ力の急激な変化を回避してい
るが、この場合、エンジン10の回転数の低下が早いた
め、エンジン10の回転数が下がり過ぎてストップして
しまう危険が伴う。また、フューエルカット制御を行っ
ている場合、エンジン10の回転数低下が早いとフュー
エルカット領域が狭くなり燃費の向上が阻害されてしま
う。そこで、CVT12が所定の減速比、例えば最減速
変速比に到達した場合に、ロックアップクラッチ16の
スリップ率を減少させて、エンジン10の回転数の低下
を防止する。この場合、エンジン10の回転数はアイド
リング回転数に近い値であるため、エンジン10の回転
数を一定に維持してもフリクションの増加は僅かであ
り、それに伴うエンジンブレーキ力の増加も極僅かであ
るので、運転者等に減速に関する違和感を感じさせな
い。また、ロックアップクラッチ16のOFFタイミン
グを実質的に遅らせることになるので、CVT12によ
りエンジン10の回転を維持することができる。その結
果、フューエルカット制御を継続することが可能になり
燃費の向上を行うことができる。なお、スリップ率を減
少させるタイミングを最減速変速比に到達した場合とし
て説明したが、このタイミングは車種や車両の走行状態
によって任意に選択設定可能であり、最減速変速比近傍
でもよい。
【0048】このように、アクセルペダル36のOFF
操作後、ロックアップクラッチ16のスリップ率を車速
の減少と共に増加し、さらに、CVT12が所定の減速
比、例えば最減速変速比に到達した場合に、ロックアッ
プクラッチ16のスリップ率を減少させることにより、
エンジンブレーキ力の急激な変化の回避とエンジン10
の停止防止、及びフューエルカット制御範囲の拡大を両
立させることができる。
【0049】なお、前述した各実施形態においては、フ
ューエルカット装置50を備えた車両を例にとってエン
ジンブレーキ力を制御する例を説明したが、フューエル
カット装置50を搭載しない車両でもCVT12の変速
動作によりエンジンブレーキ力の増大が存在するため、
フューエルカット装置50を搭載しない車両に対して各
実施形態と同様な制御を行うことにより同様の効果を得
ることができる。また、動力源として、エンジンを搭載
した車両を例にとって説明したが、駆動源として、エン
ジンとモータとを組み合わせた車両でも同様の制御が可
能であり、同様の効果を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、車速の減少に応じて動
力源の回転数を低下させるため、エンジンブレーキ力の
増加に影響を与えるエンジンフリクションを低下させる
ことが可能になるので、アクセルOFF操作後、間隔を
おいてからエンジンブレーキ力が増加することを低減す
ることが可能になり、減速加速度の増加を防止できる。
その結果、運転者(車両搭乗者)に違和感を与えること
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る制御装置を備える車
両の概略構成を示す構成概念図である。
【図2】 本発明の実施形態1に係るエンジンの目標回
転数制御を説明するフローチャートである。
【図3】 本発明の実施形態1に係るエンジンの目標回
転数とエンジンブレーキ力の変化を説明する説明図であ
る。
【図4】 本発明の実施形態2に係るロックアップクラ
ッチのスリップ率制御を説明するフローチャートであ
る。
【図5】 本発明の実施形態2に係るエンジン回転数及
びCVTのインプット側回転数及びエンジンブレーキ力
の変化を説明する説明図である。
【図6】 本発明の実施形態3に係るエンジン回転数及
びCVTのインプット側回転数の変化を説明する説明図
である。
【符号の説明】
10 エンジン、12 無段変速機(CVT)、16
ロックアップクラッチ、30 ECU、36 アクセル
ペダル、50 フューエルカット装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 341 F02D 29/02 341 F16D 48/02 F16H 9/00 A F16H 9/00 61/02 61/02 F16D 25/14 640W // F16H 59:44 63:06 (72)発明者 浜嶋 徹郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D041 AA34 AB01 AC01 AC06 AC15 AC20 AD02 AD05 AD10 AD21 AD31 AD51 AE03 AE04 AE08 AE20 AE31 AE36 3G093 AA06 BA14 CA06 CB07 DA01 DA06 DA09 DA14 DB05 DB11 EA03 EA05 EA09 EB02 EB03 FA11 FA12 FB01 FB02 3J052 AA01 BB14 CA21 CB12 FB31 GC13 GC46 HA11 LA01 3J057 AA03 BB03 GA66 GB05 GB13 GB14 GB36 GE07 HH01 JJ01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源と、前記動力源と駆動輪との間に
    配置されて変速比を連続的に変更可能な無段変速機と、
    を含み、前記動力源側と駆動輪側がクラッチを介して接
    続された状態でアクセルがOFFされることにより前記
    動力源側が駆動輪側に対して従動状態になり車両を減速
    させる車両の走行制御装置において、前記アクセルがO
    FFされ車両の減速が開始された場合、前記動力源の目
    標回転数の減少率を車速の減少に伴い増大させることを
    特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 【請求項2】 動力源と、前記動力源と駆動輪との間に
    配置されて変速比を連続的に変更可能な無段変速機と、
    を含み、前記動力源側と駆動輪側がクラッチを介して接
    続された状態でアクセルがOFFされることにより前記
    動力源側が駆動輪側に対して従動状態になり車両を減速
    させる車両の走行制御装置において、前記アクセルOF
    F後、車速の減少に伴って無段変速機の変速比を増大さ
    せる場合、前記クラッチのスリップ率を車速の減少に伴
    い増大させることを特徴とする車両の走行制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の制御装置において、 前記スリップ率は、無段変速機の変速比が所定減速比に
    到達したら減少させることを特徴とする車両の走行制御
    装置。
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