JPH11166616A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

Info

Publication number
JPH11166616A
JPH11166616A JP33592697A JP33592697A JPH11166616A JP H11166616 A JPH11166616 A JP H11166616A JP 33592697 A JP33592697 A JP 33592697A JP 33592697 A JP33592697 A JP 33592697A JP H11166616 A JPH11166616 A JP H11166616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
throttle
shift
gear
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33592697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3887917B2 (ja
Inventor
Ryuji Murakawa
隆二 村川
Tetsuji Ozaki
哲司 小崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP33592697A priority Critical patent/JP3887917B2/ja
Publication of JPH11166616A publication Critical patent/JPH11166616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3887917B2 publication Critical patent/JP3887917B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビジーシフトの問題を解消でき、また、積極
的に所定の変速段に変速したい場合、これに対する応答
性を向上させる。 【解決手段】 例えば第3速で登坂路を走行中、カーブ
の手前でアクセルペダル8から足を離すと、スロットル
開度は所定値を越える変化率で閉じ方向に変化し、所定
開度未満になるまで閉じられる。すると、CPU29は
スロットル操作状態が所定の戻し状態であると判断し、
第4速(所定の変速段)への変速を禁止する。また、市
街地をエコノミー運転するような場合、アクセルペダル
8から足を離し、その途中でアクセルペダル8に足を乗
せて戻りを途中で止めるような操作を行えば、スロット
ル開度は所定開度未満となるまでは閉じられないので、
スロットル操作状態が所定の戻し状態でないと判断し、
第4速への変速は禁止しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットル開度と
車速とから変速段を決定する構成の自動変速機の制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速機の制御装置では、一
般に、変速マップを予め用意しておき、走行時に、スロ
ットル開度と車速とから変速マップを検索し、変速段を
決定するようにしている。ところで、例えば登坂路を第
3速で走行中にカーブに差し掛かったような場合、カー
ブの手前でアクセルペダルから足を離して減速状態でカ
ーブに入り、そしてカーブの出口付近から再びアクセル
ペダルを踏み込んで加速させるという運転が一般に行わ
れる。
【0003】このような場合、上記の変速段の決定方式
では、アクセルペダルから足を離す操作により、スロッ
トル開度が小さくなって第3速から第4速へのシフトア
ップ線を通過するため、第4速へのシフトアップが発生
し、次に、アクセルを踏み込む操作により、スロットル
開度が大きくなって第4速から第3速へのシフトダウン
線を通過するため、第3速へのシフトダウンが発生す
る。
【0004】このように従来の変速段の決定方式では、
アクセルペダルの戻しおよび踏み込みに応答してシフト
アップおよびシフトダウンが行われるというビジーシフ
トが生じ易く、違和感を覚えることがあって運転性が良
好でない。
【0005】このビジーシフトの問題を解消するものと
して、特開平4−366062号公報に開示された技術
がある。これは、スロットル開度を急に小さくするよう
な操作(アクセルペダルから足を離す操作等)が行われ
た場合には、実際のスロットル開度ではなく、所定の代
替開度を用いて変速段を制御するものである。従って、
図13に示すように、代替開度を実際のスロットル開度
よりも大きく設定することにより、スロットル開度を急
に小さくするような操作が行われた場合のシフトアップ
を回避できるのである。なお、図13において、Suは
第3速から第4速へのシフトアップ線、Sdは第4速か
ら第3速へのシフトダウン線を示す。
【0006】そして、実際のスロットル開度に変えて代
替開度を用いて変速段を決定する期間を、実際のスロッ
トル開度が代替開度を越えるまでの期間とすることによ
り、スロットルが急閉されてから加速のために再度スロ
ットルが開かれたときに運転者の要求に見合った変速制
御が行われるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報の技術では、実際のスロットル開度に変えて代替開度
を用いて変速段を決定する期間を、実際のスロットル開
度が代替開度を越えるまでの期間としているため、アク
セルペダルから足を離すことによって積極的にシフトア
ップさせ、そしてシフトアップされた変速段で加速す
る、という運転を行いたい場合、そのシフトアップまで
に長い時間を要し、即応性に劣るという問題を生ずる。
【0008】この変速の即応性が問題となる運転形態の
一例として、市街地でのエコノミー(高燃費)運転が挙
げられる。例えば、停車していた車両を発進させると
き、アクセルペダルを踏み込んで加速し、これに伴って
変速段が第1速から第2速、第2速から第3速へと順に
シフトアップする。そして、第3速である程度の車速に
なったとき、アクセルペダルから足を離して積極的に第
3速から第4速へのシフトアップ線を越える操作を行っ
て第4速にシフトアップさせ、以後、第4速で徐々に加
速する、というような運転を行えば、1リットル当たり
の走行距離が長くなり、エコノミー運転となるのであ
る。
【0009】しかしながら、上記公報の技術では、図1
3において、T1時点でアクセルペダルから足を離す
と、その時点から代替開度が採用されるため、それから
T時間後の、代替開度が第3速から第4速へのシフトア
ップ線を越えるT2時点までは、いくらスロットルペダ
ルを踏み込んでスロットル開度が代替開度を越えるよう
にしても(図13の破線A参照)、第4速にはシフトア
ップされず、T2時点以後にアクセルペダルを踏み込ん
で、実際のスロット開度が代替開度を越えるようにする
と、第3速から第4速への変速が行われるのである。従
って、アクセルペダルを戻してからT時間を経過しない
と、第4速にシフトアップさせることができず、シフト
アップまでに長い時間を要し、アクセルペダルを戻し、
それから直ぐにアクセルペダルを踏み込んで加速して行
きたいのにこれができず、即応性に劣るという問題を生
ずるのである。
【0010】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ビジーシフトの問題を解消でき、ま
た、積極的に所定の変速段に変速したい場合、これに対
する応答性を向上させることができる自動変速機の制御
装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、エンジンの出力軸に連結されたトルクコ
ンバータと、このトルクコンバータの出力側に連結さ
れ、複数の動力伝達経路を有する歯車変速機構と、スロ
ットル開度と車速とから変速段を決定して前記歯車変速
機構の前記動力伝達経路をその決定した変速段に切り換
える制御手段とを具備し、前記制御手段は、スロットル
操作状態が所定の戻し状態のとき、所定の変速段への変
速を禁止する、という構成を採用したものである(請求
項1)。
【0012】上記構成によれば、アクセルペダルを戻す
際、或る操作状態で行うと、スロットル操作状態が所定
の戻し状態と判断され、所定の変速段、例えば、第3速
から第4速へのシフトアップ線を越えたとしても、第4
速への変速が禁止される。そして、次に再度アクセルペ
ダルを踏み込むと、スロットル開度が大きくなるため、
その第4速への禁止状態が解除され、そのときのスロッ
トル開度と車速とから決定される運転者の要求に見合っ
た変速段制御が行われる。
【0013】アクセルペダルを戻す際、所定の操作状態
にならないような操作を行うことにより、所定の変速
段、例えば第4速への禁止は行われず、アクセルペダル
を戻すことによる第4速への積極的な変速を行わせるこ
とができる。
【0014】また、本発明は、スロットルが所定開度未
満となるまで所定値を越える変化率で閉じ方向に変化し
たとき、前記スロットル操作状態が前記所定の戻し状態
であると判断するように構成することができる(請求項
2)。このように構成した場合には、アクセルペダルか
ら足を離すと、スロットル開度は所定値を越える変化率
で閉じ方向に変化し、所定開度未満になるまで閉じられ
るから、制御手段はスロットル操作状態が所定の戻し状
態であると判断し、所定の変速段への変速を禁止する。
また、アクセルペダルから足を離しても、その途中でア
クセルペダルに足を乗せて戻りを途中で止めれば、スロ
ットル開度は所定開度未満となるまでは閉じられないの
で、所定の変速段への変速は禁止されない。
【0015】本発明では、スロットル操作状態が所定の
戻し状態のとき、制御手段が禁止する変速段は、現状の
変速段以外の変速段、または、現状の変速段より高変速
段側、或いは、最高変速段とすることができる(請求項
3ないし5)。
【0016】また、本発明では、走行路の勾配を検出す
る路面勾配検出手段を備え、制御手段は、前記路面勾配
検出手段により登坂路または降坂路を走行していること
が検出されたとき、前記スロットル操作状態が所定の戻
し状態のとき、所定の変速段への変速を禁止する制御を
実行する構成を採用することができる(請求項6)。
【0017】更に、本発明では、ブレーキ操作検出手段
を備え、制御手段は、前記スロットル操作状態が所定の
戻し状態にあることを検出した後、所定時間内に前記ブ
レーキ操作検出手段がブレーキ操作を検出したとき、前
記所定の変速段への変速を禁止する制御を実行する構成
を採用することができる(請求項7)。
【0018】このように構成した場合には、スロットル
操作状態から足を離す操作を行って、スロットル開度が
所定の開度未満になっても、その後、所定時間内にブレ
ーキ操作が行われた場合に限って、所定の変速段への変
速が禁止される。従って、ブレーキ操作を行わなけれ
ば、所定の変速段への変速が行われ、ブレーキ操作を行
えば、所定の変速段への変速が禁止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、車両に搭載さ
れているエンジン1は、自動変速機2とデファレンシャ
ルギヤ3を介して駆動車輪4に接続されている。上記エ
ンジン1の気筒内に空気を送り込むための吸気管5に
は、図示しないエアクリーナ、スロットルバルブ6、エ
ンジン1の気筒内に送り込まれる空気に燃料を供給する
ための燃料供給装置7等が設けられている。
【0020】スロットルバルブ6は、アクセルペダル8
にワイヤ9を介して連結され、アクセルペダル8の踏込
量に応じて開閉する。なお、スロットルバルブ6として
は、アクセルペダル8の踏込量を検出して空気流量を制
御する電子制御スロットルに代えても良い。
【0021】前記エンジン1は、エンジン制御手段とし
ての図示しないエンジン制御用コンピュータにより制御
される。このエンジン制御用コンピュータは、スロット
ルバルブ6の開度を検出するスロットル開度検出手段と
してのスロットル開度センサ10、吸気管5の吸入空気
量を検出する吸気量センサ11、エンジン1の出力軸で
あるクランク軸12の回転数を検出するエンジン回転数
検出手段としてのエンジン回転センサ13、自動変速機
2の出力軸14の回転数を検出する変速機出力回転数検
出手段としての変速機出力回転センサ15からの各種信
号が入力される。なお、この変速機出力軸回転センサ1
5からの各種信号に基づいて車速が検知されるので、同
センサは車速センサとして機能するものである。そし
て、エンジン制御用コンピュータは、それらの入力信号
を基に燃料噴射量を決定して燃料噴射装置7を駆動する
と共に、点火信号を出力して図示しない点火装置を作動
させ、以てエンジン1の回転に合わせて燃料の供給と燃
焼が行われるようにエンジン1を制御する。
【0022】さて、前記自動変速機2は、トルクコンバ
ータ16と歯車変速機構(以下、単に変速機構という)
17から構成されている。トルクコンバータ16は、周
知のように、エンジン1のクランク軸12に連結された
入力側のポンプ羽根車18、出力側のタービン羽根車1
9、それら両羽根車18および19間のステータ羽根車
20とを備えている。そして、トルクコンバータ16の
出力軸であるタービン羽根車20の軸(以下、タービン
軸)21は、変速機構17の入力軸に連結されている。
【0023】また、トルクコンバータ16は、ロックア
ップクラッチ22を備えている。このロックアップクラ
ッチ22は、油路制御要素としてのコントロールバルブ
23からアクチュエータ24に作動油が供給されると、
タービン軸21を入力側であるポンプ羽根車18側に摩
擦係合してエンジン1のクランク軸12とタービン軸2
1とを直結した状態にする。このとき、ロックアップク
ラッチ22のポンプ羽根車18側に対する摩擦係合強度
は、アクチュエータ24に供給する作動油の圧力を変え
ることにより調節することができるようになっている。
【0024】変速機構17は、複数の動力伝達経路とし
て例えば前進4段・後進1段の複数の歯車列を備えてい
る。そして、トルクコンバータ16から入力軸に与えら
れた回転は、選択された変速段に応じて増減速されて出
力軸14に伝えられ、更に、この出力軸14からデファ
レンシャルギヤ3を経て駆動車輪4に達して自動車を走
行させる。
【0025】この変速機構17には、図示はしないが、
動力伝達経路(変速段)を決定する摩擦クラッチや摩擦
ブレーキ等の各種の摩擦係合要素が設けられている。こ
れら摩擦係合要素は、周知のように、作動油の供給によ
って駆動されるアクチュエータにより締結・解放するも
ので、各摩擦係合要素のアクチュエータへの作動油の供
給は、油圧制御要素としてのコントロールバルブ25,
26によって行われる。このとき、コントロールバルブ
25,26の開度を変えることにより、アクチュエータ
への作動油の供給量を調節して摩擦係合要素の締結・解
放の速度を調節できるようになっている。また、作動油
の圧力を変えるために、上記コントロールバルブ25,
26とは別のコントロールバルブ27が設けられてお
り、これにより、走行負荷等に応じてアクチュエータに
供給する作動油の圧力を変えて摩擦係合要素の締結強さ
を調節することができるようにしている。
【0026】ここで、上記の各摩擦係合要素のアクチュ
エータに供給される作動油は、変速機構17のオイルパ
ンに溜められている潤滑油をフィルタにより漉したもの
を使用しており、そのフィルタ通過後の作動油は図示し
ないポンプによってコントロールバルブ23,25〜2
7に供給される。
【0027】このような自動変速機2のコントロールバ
ルブ23,25〜27は、制御手段としての変速制御用
コンピュータ28により制御される。この変速制御用コ
ンピュータ28は、CPU29、CPU29が実行する
ための動作プログラムおよび後述する変速マップ等の各
種のマップ、データが記憶されたROM30、演算時等
に各種データを一時的に記憶するためのRAM31、入
力回路32および出力回路33等から構成されている。
【0028】この変速制御用コンピュータ28の入力回
路32には、前記スロットル開度センサ10、エンジン
回転センサ13、変速機出力回転センサ15の他に、ト
ルクコンバータ16の出力軸であるタービン軸21の回
転数を検出するトルクコンバータ出力回転数検出手段と
してのタービン回転センサ34、変速機構17のオイル
パン内の油温を検出する油温センサ35およびブレーキ
ペダル36が踏まれてブレーキが作動したことを検出す
るブレーキ作動検出手段としてのブレーキセンサ37か
らの信号が入力される。そして、CPU29は、それら
各種の入力信号および動作プログラムに基づいて演算処
理を実行し、出力回路33を介してコントロールバルブ
23,25〜27を制御して変速段の切換えを行うよう
に構成されている。
【0029】次に図2〜図8のフローチャートを用いて
本制御装置の動作を説明する。車両のイグニッションキ
ーを操作し、エンジン1を始動すると、変速制御用コン
ピュータ28のCPU29は動作を開始し、まず、図2
に示すメーンルーチンのステップS1で変数を初期化す
る。そして、以後、S2〜S7のステップを所定時間毎
に繰り返し実行する。なお、変数とは、ロックアップク
ラッチ22のアクチュエータ24に供給する油圧を定め
る変数、変速機構17の変速段を定めるため等の変数で
あり、このステップS1での変数の初期化により、ロッ
クアップクラッチ22は解放、変速機構17の変速段は
第1速が選択される。
【0030】CPU29は、変数初期化の後、次のステ
ップS2で各種のセンサ10,13,15,34,3
5,37からの検出信号を入力してこれをRAM31に
記憶し、そしてステップS3に移行し、目標変速段決定
動作を実行する。この目標変速段決定ルーチンは図3に
サブルーチンとして示されており、CPU29は、この
目標変速段決定ルーチンに入ると、まず、ステップSA
1にて、変速機出力回転センサ15の検出信号から演算
して求められる車速と、スロットル開度センサ10の検
出信号から求められるスロットル開度とを用いて、現在
の運転状態が図9の変速マップ中、どの変速段領域に入
るかを判定して目標変速段を決定する。
【0031】ちなみに、車速は、変速機出力回転センサ
15から得られる変速機構17の出力回転数にデファレ
ンシャルギヤ3の変速比と駆動車輪4の直径と円周率を
乗算して求めることができる。なお、図9の変速マップ
において、第n速から第(n+1)速への変速(シフト
アップ)と第m速から第(m−1)速への変速(シフト
ダウン)において、シフトアップは実線、シフトダウン
は破線で示されており、両者の判定線がずれているのは
変速点付近でのビジーシフトを避けるためである。
【0032】次に、CPU29は、ステップSA2のア
ップシフトフラグ変更ルーチンを実行する。同ルーチン
は、図4に示されており、まず、ステップSB1で目標
変速段の方が現状変速段を上回っているか否かを判断す
る。目標変速段が現状変速段を上回っていれば、ステッ
プSB1では「YES」となり、次のステップSB2で
アップシフトフラグをオンしてリターンとなる。逆に、
両者が同一の変速段、或いは目標変速段の方が低けれ
ば、ステップSB1で「NO」となり、次のステップS
B3でアップシフトフラグをオフしてリターンとなる。
【0033】アップシフトフラグ変更ルーチンを実行し
終えると、CPU29は、ステップSA3のスロットル
変化フラグ変更ルーチンに入る。同ルーチンの内容は図
5に示されており、まず、CPU29は、ステップSC
1でスロットル開度の変化率が−α、すなわち開度が小
となる方向に所定値αを越えた変化率で変化しているか
否かを判断する。同ステップSC1で「YES」なら
ば、次にステップSC2に移行し、ここでスロットル変
化フラグを「2」にセットしてリターンとなる。
【0034】スロットル開度が小となる方向にαを越え
た変化率で変化していない場合には、上記ステップSC
1で「NO」となり、次のステップSC3でスロットル
開度の変化率が「0」を越えているか、すなわちスロッ
トル開度が開き方向に変化しているか否かを判断する。
スロットル開度が開き方向に変化していれば、ステップ
SC3では「YES」となり、ステップSC4に移行し
てスロットル変化フラグを「1」にセットし、リターン
となる。
【0035】更に、スロットル開度が開き方向に変化し
ていない(スロット開度一定)場合には、ステップSC
3で「NO」となり、次のステップSC5でスロット変
化フラグを「0」にセットし、リターンとなる。
【0036】スロットル変化フラグ変更ルーチンを終了
すると、次にCPU29は、ステップSA4のスロット
ルオフフラグ変更ルーチンを実行する。同ルーチンは図
6に示されており、CPU29は、まずステップSD1
でスロットル開度がβ未満であるか否かを判断する。こ
こで、スロットル開度βは、開度0よりやや大き目の開
度に設定されている。
【0037】スロットル開度がβ未満のとき、CPU2
9は、ステップSD1で「YES」と判断し、次のステ
ップSD2でスロットルオフフラグをオンし、リターン
となる。また、スロットル開度がβ以上のとき、ステッ
プSD1で「NO」と判断して次のステップSD3でス
ロットルオフフラグをオフし、リターンとなる。
【0038】次にCPU29は、ステップSA5の制御
モード変更ルーチンを実行する。この制御モードの判定
は、図10に示す制御モードマップに各種フラグの状態
を適用して行われる。この制御モードマップにおいて、
アップシフト禁止フラグは、前回の図3の目標変速段決
定サブルーチンの実行時にステップSA6のアップシフ
ト禁止フラグ変更ルーチンで設定されたフラグ状態が用
いられる。そして、前回のアップシフト禁止フラグ変更
ルーチンで設定された同フラグのオンオフ状態は、今回
の目標変速段決定サブルーチンにおけるステップSA6
の実行時に変更される。
【0039】この制御モード判定において、例えば、ア
ップシフトフラグがオン、アップシフト禁止フラグがオ
フ、スロットル変化フラグが「2」、スロットルオフフ
ラグがオンであれば、制御モードは、「1」となる。ま
た、アップシフトフラグがオン、アップシフト禁止フラ
グがオン、スロットル変化フラグが「1」、スロットル
オフフラグがオフであれば、制御モードは、「2」とな
る。
【0040】制御モードの判定を終了すると、CPU2
9は、ステップSA6のアップシフト禁止フラグ変更ル
ーチンを実行する。このアップシフト禁止フラグ変更ル
ーチンは、図7に示されており、同ルーチンに入ると、
CPU29は、まず、ステップSE1においてステップ
SA5で判定した制御モードが「1」であるか否かを判
断する。制御モードが「1」であった場合には、ステッ
プSE1で「YES」となり、次のステップSE2でア
ップシフト禁止フラグをオンしてリターンとなる。
【0041】制御モードが「1」以外であれば、ステッ
プSE1で「NO」となって次のステップSE2で更に
制御モードが「0」、「3」および「4」のいずれかで
あるか否かを判断する。制御モードが「0」、「3」お
よび「4」のいずれかであれば、ステップSE3で「Y
ES」となり、ステップSE4でアップシフト禁止フラ
グをオフし、「0」、「3」および「4」以外であれ
ば、ステップSE3で「NO」となってアップシフト禁
止フラグを現状のままにしてリターンとなる。
【0042】アップシフト禁止フラグ変更ルーチンを終
了すると、CPU29は、ステップSA7の最終目標変
速段決定ルーチンを実行する。この最終目標変速段決定
ルーチンは、図8に示されており、同ルーチンの実行に
入ると、CPU29は、まず、ステップSF1におい
て、ステップSA5で判定した制御モードが「1」また
は「2」か否かを判断する。制御モードが「1」または
「2」あった場合、ステップSF1で「YES」と判断
し、次のステップSF2で最終目標変速段を現状変速段
に決定し、リターンとなる。また、制御モードが「1」
および「2」以外であった場合、ステップSF1で「N
O」と判断し、次のステップSF3で最終目標変速段を
ステップSA1で決定した目標変速段に決定し、リター
ンとなる。
【0043】以上のようにして、最終目標変速段が決定
されると、CPU29は、図2のメーンルーチンに戻
り、変速段を上記決定済みの最終目標変速段に切り換え
るための油路、換言すれば、コントロールバルブ25,
26のオンオフ状態を決定する(ステップS4)。次
に、CPU29は、コントロールバルブ25,26を通
じて切換油路に流す作動油圧を決定し(ステップS
5)、更にコントロールバルブ23を通じてロックアッ
プクラッチ22のアクチュエータ24に供給する作動油
圧を制御するためのロックアップ制御量を決定し(ステ
ップS6)、次いでステップS4で決定した通りにコン
トロールバルブ25,26をオンオフし、切換油路に供
給する作動油の圧力をステップS5で決定した圧力とな
るようにコントロールバルブ27を制御すると共に、コ
ントロールバルブ23の開度を制御し、ロックアップク
ラッチ22のアクチュエータ24にステップS6で決定
された制御量に応じた圧力の作動油が供給されるように
する(ステップS7)。
【0044】これにより、変速機構17が最終目標変速
段に切り換えられると共に、ロックアップクラッチ22
が制御される。この後、CPU29は、図2のメーンル
ーチンのステップS2に戻り、以後、以上のようなステ
ップS2〜ステップS7の動作を所定の短時間毎に繰り
返し実行する。
【0045】以上のような変速段の決定方式において、
今、第3速で登坂路を走行中で、カーブに差し掛かった
ような場合、そのカーブの手前でスロットルバルブ6を
所定の戻し状態となるように操作、すなわち、例えばア
クセルペダル8から足を離し、スロットル開度を急にβ
未満となるまで戻す操作を行ったとする。そして、図1
1に示すように、スロットルバルブ6の戻し操作の途中
のt1時点で変速マップの第3速から第4速へのシフト
アップ線Suを越えたとする。
【0046】すると、現状変速段は第3速、目標変速段
は第4速となってアップシフトフラグはオンとなり(ス
テップSB1で「YES」、ステップSB2)、スロッ
トル変化フラグは「2」(ステップSC1で「YE
S」、ステップSC2)、スロットルオフフラグはオフ
(ステップSD1で「NO」、ステップSD3)とな
り、また、アップシフト禁止フラグは現状「オフ」であ
るので、ステップSA5の制御モード変更ルーチンで
は、図10の制御モードマップに上記のフラグの状態を
適用することにより、制御モードは「2」と判定され、
次のステップSA6のアップシフト禁止フラグ変更ルー
チンでアップシフト禁止フラグを「オフ」のままとする
(ステップSE1で「NO」、ステップSE3で「N
O」)。そして、ステップSA7で、最終目標変速段
は、現状変速段である第3速のままとされる(ステップ
SF1で「YES」、ステップSF2)。この状態は、
スロットル開度がβ未満となるt2時点まで継続され
る。
【0047】さて、t2時点でスロットル開度がβ未満
となると、スロットルオフフラグが「オン」に変更され
る(ステップSD1で「YES」、ステップSD2)。
従って、このt2時点では、アップシフトフラグはオ
ン、アップシフト禁止フラグは「オン」、スロットル変
化フラグは「2」、スロットルオフフラグはオンである
ので、ステップSA5の制御モード変更ルーチンにおい
て、制御モードは「1」と判定され、そして、次のステ
ップSA6のアップシフト禁止フラグ変更ルーチンでア
ップシフト禁止フラグを「オン」する(ステップSE1
で「YES」、ステップSE2)。そして、ステップS
A7で、最終目標変速段は、現状変速段である第3速の
ままとされる(ステップSF1で「YES」、ステップ
SF2)。
【0048】この後、スロットル開度をβ未満の一定開
度に保つと(例えばアクセルペダル8から足を離したま
まにすると)、スロットル変化フラグは「0」(ステッ
プSC1で「NO」、ステップSC3で「NO」、ステ
ップSc5)となるので、アップシフトフラグはオン、
アップシフト禁止フラグは「オン」、スロットル変化フ
ラグは「0」、スロットルオフフラグはオンであるの
で、ステップSA5の制御モード変更ルーチンにおい
て、制御モードは「2」と判定され、従って、変速段
は、現状変速段である第3速のまま保持される。
【0049】カーブから脱出するために、アクセルペダ
ル8を踏み込む。この踏み込みにより、図11のt3時
点でスロットル開度がβ以上になったとする。すると、
スロットル変化フラグが「1」に変更され(ステップS
C1で「NO」、ステップSC3で「YES」、ステッ
プSC4)、且つスロットルオフフラグがオフに変更さ
れる(ステップSD1で「NO」、ステップSD3)。
このため、ステップSA5の制御モード変更ルーチンに
おいて、制御モードは「2」と判定され、上述同様に、
変速段は、現状変速段である第3速のまま保持される。
【0050】そして、図11のt4時点で第3速から第
4速へのシフトアップ線を第3速側に通過するので(現
状変速段と目標変速段とは同じになる)、アップシフト
フラグはオフに変更され(ステップSB1で「NO」、
ステップSB3)、従って、他のフラグの状態のいかん
にかかわらず、制御モードは「3」とされ、変速段は、
現状変速段である第3速のまま保持される。
【0051】このように、スロットル操作状態が所定の
戻し状態のとき、すなわちスロットル開度がβ未満とな
るまで急速に減少する操作を行った場合には、その操作
を開始した際の変速段よりも高変速段への変速が禁止さ
れるので、登坂路を走行中にアクセルペダル8から足を
離したような場合のビジーシフトを防止できるものであ
る。
【0052】一方、今、市街地を走行中、停車していた
車両を発進させるべく、アクセルペダルを踏み込んで加
速し、これに伴って変速段が第1速から第2速、第2速
から第3速へと順にシフトアップしたとする。そして、
第3速である程度の車速になったとき(図12にtaで
示す時点)、スロットル開度が第3速から第4速へのシ
フトアップ線は越えるがβ未満とはならない程度までア
クセルペダル8を戻したとする。
【0053】すると、スロットル開度が第3速から第4
速へのシフトアップ線Suを越えたところで(図12の
tb時点)、現状変速段が第3速、目標変速段が第4速
となるから、アップシフトフラグは「オン」、アップシ
フト禁止フラグは「オフ」、スロットル変化フラグは
「2」、スロットルオフフラグは「オフ」であり、制御
モードは「2」となる。そして、アップシフト禁止フラ
グは「オフ」のままにされ(ステップSE1で「N
O」、ステップSE3で「NO」)、最終目標変速段は
現状変速段である第3速に保持される(ステップSF1
で「YES」)。
【0054】この後、図12のtcで示す時点でスロッ
トル開度が一定に保たれ、或いはスロットル開度が開か
れると、スロットル変化フラグは「0」または「1」と
なる(ステップSC1で「NO」、ステップSC3で
「YES」、ステップSC4或いはステップSC1で
「NO」、ステップSC3で「NO」、ステップSC
4)。このため、アップシフトフラグはオンのまま、ア
ップシフト禁止フラグはオフのまま、スロットル変化フ
ラグは「0」または「1」、スロットルオフフラグはオ
フであるから、制御モードは「0」となる。
【0055】従って、アップシフトフラグはオンのまま
で、最終目標変速段は目標変速段である第4速に決定さ
れ(ステップSF1で「NO」、ステップSF3)、変
速段は第3速から第4速へと変速される。
【0056】このように、スロットル操作状態が所定の
戻し状態でないとき、すなわちスロットル開度を急速に
減少する操作を行っても、その開度がβ未満とならない
ような状態であれば、現状変速段から高変速段への変速
が行われるようになり、例えば市街地でエコノミー運転
をおこなうような場合、高変速段側への変速をアクセル
ペダル8から足を離す操作(スロットル開度減少操作)
に対して応答性良く変速させることができる。
【0057】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは
変更が可能である。本発明では、スロットル操作状態が
所定の戻し状態のとき、禁止する変速段は、現状変速段
以外の変速段であれば良い。従って、例えば現状が第2
速である場合、第1速への変速を禁止しても良いし、第
1速および第3速への変速を禁止しても良い。
【0058】また、スロットル操作状態が所定の戻し状
態のとき、禁止する変速段は、現状変速段よりも高変速
段側としても良い。例えば、現状第3速のとき、禁止す
る変速段は、第3速および第4速の双方、第3速のみ、
或いは第4速のみとしても良く、更には、現状変速段が
第1〜3速のいずれかにあるとき、最高変速段である第
4速への変速を禁止する構成としても良い。
【0059】本発明では、スロットル操作状態が所定の
戻し状態であることに加え、ブレーキ装置が制動中であ
るとき(ブレーキペダル36が踏まれたとき)、所定の
変速段への変速を禁止するように構成しても良い。登坂
路を走行中にスロットル開度を減少させる操作は、通常
は減速のためで、ブレーキ操作を伴う。それ以外の場合
は、変速段を変える意思を基にした操作であることが大
多数である。本構成では、このような要求に個別に対応
できる。
【0060】また、本発明では、走行路の勾配を推定す
る勾配推定手段を設け、この勾配推定手段により登坂路
或いは降坂路を走行していることが検出されたとき、ス
ロットル操作状態が所定の戻し状態のとき、所定の変速
段への変速を禁止する制御を実行するように構成するこ
とができる。この場合の勾配推定手段としては、トルク
コンバータ16の入力回転数と出力回転数とから変速比
を演算し、この変速比を用いてトルクコンバータ16の
トルク容量係数とトルク比を求め、それらトルクコンバ
ータ16の入力回転数とトルク容量係数とトルク比とか
ら変速機17側への伝達トルクを求め、続いて変速機1
7の現状変速段の変速比とデファレンシャルギヤ3の変
速比、駆動車輪4の径とから駆動力を求め、車速から走
行抵抗を求めると共に、車両重量と加速度とから加速抵
抗を求め、そして、上記駆動力から走行抵抗と加速抵抗
を差し引いて走行負荷を求め、この走行負荷から走行路
の勾配を推定することが考えられる。
【0061】また、別の勾配推定手段として、エンジン
1の吸気管5の圧力(負圧)またはエンジン1の吸気量
と、エンジン1の回転数またはスロットル開度を用いて
マップから検出し或いはたエンジン回転センサ13から
求めたエンジン回転数とを用いてエンジン1の出力トル
クを求め、そして、このエンジン出力トルクからオルタ
ネータやコンプレッサの負荷トルクを際ひいてトルクコ
ンバータ16の入力トルクを求め、そして、トルクコン
バータ16の特性マップを用いてトルクコンバータ16
の出力トルク(変速機17への伝達トルク)を求め、続
いて上記したと同様に、変速機17の現状変速段の変速
比とデファレンシャルギヤ3の変速比、駆動車輪4の径
とから駆動力を求め、車速から走行抵抗を求めると共
に、車両重量と加速度とから加速抵抗を求め、そして、
上記駆動力から走行抵抗と加速抵抗を差し引いて走行負
荷を求め、この走行負荷から走行路の勾配を推定するよ
うに構成しても良い。
【0062】車速センサとしては、変速機出力軸回転セ
ンサ15に限られず、駆動車輪4の車軸の回転数を検出
するセンサ等であっても良い。スロットル操作状態が所
定の戻し状態のとき、変速を禁止される変速段は、第4
速以外であっても良く、必要に応じて定めれば良いもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両用自動変速機の制
御装置の全体構成図
【図2】制御手段の制御内容を示すメインフローチャー
【図3】図2のフローチャートで用いる目標変速段決定
ルーチンを示すフローチャート
【図4】図3のフローチャートで用いるアップシフトフ
ラグ変更ルーチンを示すフローチャート
【図5】図3のフローチャートで用いるスロットル変化
フラグ変更ルーチンを示すフローチャート
【図6】図3のフローチャートで用いるスロットルフラ
グ変更ルーチンを示すフローチャート
【図7】図3のフローチャートで用いるアップシフト禁
止フラグ変更ルーチンを示すフローチャート
【図8】図3のフローチャートで用いる最終目標変速段
決定ルーチンを示すフローチャート
【図9】図3のフローチャートで用いる変速マップ
【図10】図3のフローチャートで用いる制御モードマ
ップ
【図11】作用を説明するためのスロットル開度変化図
その1
【図12】作用を説明するためのスロットル開度変化図
その2
【図13】従来の問題点を説明するためのスロットル開
度変化図
【符号の説明】
図中、1はエンジン、2は自動変速機、3はデファレン
シャルギヤ、4は駆動車輪、6はスロットルバルブ、8
はアクセルペダル、10はスロットル開度センサ、12
はクランク軸、13はエンジン回転センサ、14は出力
軸、15は変速機構出力回転センサ、16はトルクコン
バータ、17は歯車変速機構、18はポンプ羽根車、1
9はタービン羽根車、21はタービン軸(トルクコンバ
ータの出力軸)、23,25〜27はコントロールバル
ブ、28は変速制御用コンピュータ(制御手段)、34
はタービン回転センサである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力軸に連結されたトルクコ
    ンバータと、 このトルクコンバータの出力側に連結され、複数の動力
    伝達経路を有する歯車変速機構と、 スロットル開度と車速とから変速段を決定して前記歯車
    変速機構の前記動力伝達経路をその決定した変速段に切
    り換える制御手段とを具備し、 前記制御手段は、スロットル操作状態が所定の戻し状態
    のとき、所定の変速段への変速を禁止することを特徴と
    する自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記スロットルが所定
    開度未満となるまで所定値を越える変化率で閉じ方向に
    変化したとき、前記スロットル操作状態が前記所定の戻
    し状態であると判断することを特徴とする請求項1記載
    の自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スロットル操作状態が前記所定の戻
    し状態のとき、前記制御手段が禁止する変速段は、現状
    の変速段以外の変速段であることを特徴とする請求項1
    または2記載の自動変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記スロットル操作状態が前記所定の戻
    し状態のとき、前記制御手段が禁止する変速段は、現状
    の変速段より高変速段側であることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記スロットル操作状態が前記所定の戻
    し状態のとき、前記制御手段が禁止する変速段は、最高
    変速段であることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の自動変速機の制御装置。
  6. 【請求項6】 走行路の勾配を検出する路面勾配検出手
    段を備え、 制御手段は、前記路面勾配検出手段により登坂路または
    降坂路を走行していることが検出されたとき、前記スロ
    ットル操作状態が前記所定の戻し状態のとき、所定の変
    速段への変速を禁止する制御を実行することを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の自動変速機の制
    御装置。
  7. 【請求項7】 ブレーキ操作検出手段を備え、 制御手段は、前記スロットル操作状態が前記所定の戻し
    状態にあることを検出した後、所定時間内に前記ブレー
    キ操作検出手段がブレーキ操作を検出したとき、前記所
    定の変速段への変速を禁止する制御を実行することを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の自動変速
    機の制御装置。
JP33592697A 1997-12-05 1997-12-05 自動変速機の制御装置 Expired - Fee Related JP3887917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33592697A JP3887917B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 自動変速機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33592697A JP3887917B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 自動変速機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11166616A true JPH11166616A (ja) 1999-06-22
JP3887917B2 JP3887917B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=18293903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33592697A Expired - Fee Related JP3887917B2 (ja) 1997-12-05 1997-12-05 自動変速機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3887917B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275087A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Suzuki Motor Corp 自動変速機の変速制御装置
JP2006336716A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Isuzu Motors Ltd 自動変速制御装置
JP2007085490A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Honda Motor Co Ltd 自動変速制御装置
JP2009180247A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の制御装置
JP2009216167A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用無段変速機の変速制御装置
JP2010533275A (ja) * 2007-07-12 2010-10-21 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド 車両の変速装置のシフト制御のシステム及び方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275087A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Suzuki Motor Corp 自動変速機の変速制御装置
JP2006336716A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Isuzu Motors Ltd 自動変速制御装置
JP2007085490A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Honda Motor Co Ltd 自動変速制御装置
JP4726058B2 (ja) * 2005-09-22 2011-07-20 本田技研工業株式会社 自動変速制御装置
JP2010533275A (ja) * 2007-07-12 2010-10-21 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド 車両の変速装置のシフト制御のシステム及び方法
JP2013253702A (ja) * 2007-07-12 2013-12-19 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America Inc 車両の変速装置のシフト制御のシステム及び方法
JP2009180247A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の制御装置
US8277361B2 (en) 2008-01-29 2012-10-02 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Control apparatus for transmission
JP2009216167A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用無段変速機の変速制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3887917B2 (ja) 2007-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001317622A (ja) 自動変速機の1速停車時の中立スリップ変速制御方法
JPH0872589A (ja) パワートレイン制御装置及び制御方法
JPH09292016A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP3747959B2 (ja) 車両の降坂路走行制御装置
JPH10252885A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH06201027A (ja) 自動車の自動変速装置及び自動変速方法
JP5140147B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
JP3887917B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3887916B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2910581B2 (ja) 車両用定速走行制御装置
JP2000309236A (ja) 車両の走行制御装置
JP3395548B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3201152B2 (ja) 登降坂路における車両用自動変速機の制御装置
JPH06307528A (ja) 自動変速機の係合制御装置
JPH05157173A (ja) 車両用自動変速機のクリープ制御装置
JP2009144783A (ja) 車両の車速制限装置
JP3550956B2 (ja) 車両用駆動力制御装置
JP3129089B2 (ja) 降坂路における車両用自動変速機の制御装置
JP3102278B2 (ja) 降坂路における車両用自動変速機の制御装置
JP3116740B2 (ja) 登降坂路における車両用自動変速機の制御装置
JP4129714B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
KR100290356B1 (ko) 자동변속기차량의브레이킹시변속제어방법
JPH07259975A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP3185550B2 (ja) 降坂路における車両用自動変速機の制御装置
JPH09242859A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20061107

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20061120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees