JP2000300623A - エアマット - Google Patents

エアマット

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JP2000300623A
JP2000300623A JP11117519A JP11751999A JP2000300623A JP 2000300623 A JP2000300623 A JP 2000300623A JP 11117519 A JP11117519 A JP 11117519A JP 11751999 A JP11751999 A JP 11751999A JP 2000300623 A JP2000300623 A JP 2000300623A
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air
mat
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cells
cell
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JP11117519A
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Inventor
Mikihiko Morimoto
幹彦 森本
Masaki Mimura
真季 三村
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Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
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Abstract

(57)【要約】 【議題】 エアセルとチューブとを互いに固定しあうご
とく接続するエアマットを提供する。 【解決手段】 複数個の細長いエアセル2a,2bを左
右方向に配列するとともに、このエアセルの左右両側に
エアセルに給排気するチューブ5a,5bを配置し、チ
ューブには側片21が一体形成されており、この側片に
エアセルが着脱可能なボタン23を介して後続される。
エアマット1が複数の分割エアマット3a.3b,…
…,3gに分割され、分割エアマット内においてエアセ
ルが連結され、分割エアマットが収納体17の分割部分
17a,17b,……,17gに収納される場合におい
ては、収納体はチューブの側片にボタン24にて接続さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアマットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、寝たきり患者に発生しやすい床擦
れを防止するために、体を支える部位を経時的に変化さ
せ、体圧分散を動的に行うエアマットが提案されている
(例えば特開平3−195512号公報)。この公報に
は、エアセル(エア封入室と記載)を2系統に分けこれ
を交互に給排気する構造が開示されている。かかる構造
のエアマットは、体圧分散がバランスよく行われること
及びマッサージ効果も期待できることから、健常者にお
いても睡眠用エアマットとして使用されつつある。この
エアマットは、通常、ナイロン等の織布の片面又は両面
に熱可塑性樹脂シート例えばPVC(ポリ塩化ビニー
ル)をラミネートして空気流通を遮断した布を、2枚重
ね合わせ、エアセル境界を高周波溶着等により接合して
形成されることが多いo
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、エアマット
を、上記のように2枚の布を重ね合わせ、ジグザグ状に
接合して形成した場合には、膨張時における前後方向の
収縮が大きく、前方及び後方に位置するエアセルほど中
央部方向へ移動する力が作用し、就寝者に不快感を与え
ることがある。他方、エアセルを1個ずつ単独に構成し
た場合、エアセルの位置の規制が難しくなるという問題
が生じる。すなわち、エアセルが、就寝者の体重移動に
伴って、上下左右方向に移動して、体圧分散のバランス
がくずれること及びエアセル同士が移動の際、擦れ合っ
て不快な擦れ音を発生する等の問題がが発生するのであ
る。
【0004】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、エアセルの移動を防止するとともに、擦れ
音の発生を抑制したエアマットを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
るエアマットは、左右方向に配列された複数の細長い可
撓性エアセルを有するとともに、該エアセルの左右両側
にそれぞれ上記エアセルに給排気するチューブが配置さ
れて、該チューブと上記エアセルがエア接続手段を介し
て着脱可能に接続されてなるエアマットにおいて、上記
チューブは側片を有し、該側片に接続手段の一方が、ま
た上記エアセルの端部に接続手段の他方が形成されてな
り、該接続手段により、上記エアセルが上記チューブ側
片に着脱自在に接続されてなるものである。かかる構成
において、エアセルとチューブとは、エアを連通するエ
ア接続手段とエアセルとチューブとを機械的に接続する
接続手段とにより、接続される。
【0006】本発明(請求項2)に係るエアマットにあ
っては、上記エアマットは、連結された複数個の上記エ
アセルを単位とする分割エアマットよりなるとともに、
該分割エアマットは、分割エアマットごとに収納体に収
納されてなり、該収納体に接続手段の一方が、また上記
側片に接続手段の他方が形成されてなり、該接続手段に
より、上記収納体が上記側片に着脱自在に接続されてな
るものである。かかる構成において、各分割エアマット
内のエアセルは、収納体にてその上下移動及び水平方向
移動が規制される。また分割エアマットは収納体にて連
結されているため分割エアマット間の移動が規制され
る。収納体及びエアセルはチューブ側片に着脱可能に接
続される。
【0007】本発明(請求項3)に係るエアマットにあ
っては、上記給排気チューブ及び側片は、2枚の熱可塑
性樹脂シートを重ね合わせて、接合することにより一体
的に構成されてなる。かかる構成において、チューブは
押されると容易に偏平に変形するから、手で押し或いは
体の一部があたっても、硬質な違和感はない。
【0008】本発明(請求項4)に係るエアマットにあ
っては、上記エアセルは、交互に配置された第1及び第
2エアセルよりなり、上記チューブを介してエアポンプ
より、交互に給排気がなされるものである。かかる構成
において、第1及び第2エアセルは、交互に膨張、収縮
し、体圧分散が動的かつバランスよくなされる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、1は、エアマット
を示し、空気非透過性を有する可撓性シートにて細長い
袋状に形成された第1エアセル2a及び第2エアセル2
bよりなる。エアマット1は、複数例えば7個の分割エ
アマット3a,3b,……,3gにて構成されている。
各分割エアマット3a,3b,……,3gにおいて、第
1エアセル2aは、端部に形成された連通部4aにて互
いに連通しており、第1エアセル2aの端部(図中上
側)に連結された給排気チューブ5a及びパイプ6aを
介してエアポンプ7に接続されている。また第2エアセ
ル2bも同様に端部(図中下側)に形成された連通部4
bにて互いに連通しており、給排気チューブ5b及びパ
イプ6bを介してエアポンプ7に接続されている。
【0010】第1及び第2エアセル2a,2bは、エア
マット1の前後方向において交互に配置され、エアポン
プ7により任意の周期で交互に給排気動作がなされる。
なお、第1,第2エアセル2a,2b内は、排気状態に
おいても、排気状態の約1/2の空気圧に保たれてお
り、給気状態と排気状態の空気圧の差が極端に大きくな
らないよう調節される。また給気状態の空気圧もまた、
感触を硬くしたり或いは柔らかくする等患者の要望に応
じて任意に調節される。
【0011】第1及び第2エアセル2a,2bは、それ
ぞれセル右側(図1中下側)に位置する右エアセル部
8,9、左側(図4中上側)に位置する左エアセル部1
0,11及び左右エアセル部8,10,9,11の中間
であってエアマット1の中央に位置する傾斜屈曲部1
2,13よりなる。この傾斜屈曲部12,13により第
1及び第2エアセル2a,2bの右エアセル部8,9及
び左エアセル部10,11は、なだらかに連結され、か
つ前後方向にずれた位置に設定される。なお、図中、第
1エアセル2aの前端のエアセル部14及び第2エアセ
ル2bの後端のエアセル部15は、左右方向において1
/2の大きさをもつエアセルで、それぞれ反対側に位置
するエアセル部とともに、左右方向に一本のエアセルを
構成し、前後方向の段差をなくするために設けられたも
のである。
【0012】第1及び第2エアセル2a,2bの左右エ
アセル部8,9,10,11及び傾斜屈曲部12,13
のマット前後方向中心線0に一致する方向の幅Wは等し
く設定されている。それ故、傾斜屈曲部12,13の傾
斜方向に対し垂直な方向の幅Waは幅Wよりも小さく、
したがって幅Wa方向の断面は左右エアセル部8,9,
10,11の幅W方向の断面より小さい円形となる。図
2〜4に示すように傾斜屈曲部12,13の断面は左右
エアセル部8,9,10,11より小さく、したがって
その高さも低く、ここに凹部16が形成される。この高
さの差をhにて示す。両者の高さの差は、なだらかに移
行的に変化している。
【0013】ここで上記幅Wは、完全排気状態で、5な
いし15cmの範囲で、また傾斜屈曲部12,13の水
平方向の幅は5ないし20cmの範囲で設定されるのが
望ましい。幅Wを5ないし15cmの範囲内とするの
は、押圧部位及び押圧解除部位を適当な間隔で分散させ
るためである。また傾斜屈曲部12,13の幅を5ない
し20cmの範囲内とするのは、使用者の背骨部分を余
裕をもって当接させるためであり、この範囲を超える
と、使用者の体を左右エアセル部8,9,10,11及
び傾斜屈曲部12,13の両方で支えられなくなるおそ
れがあるからである。
【0014】第1エアセル2aの右エアセル部8と第2
エアセル2bの左エアセル部11の位置関係(第2エア
セル2bの右エアセル部9と第1エアセル2aの左エア
セル部10の位置関係)は、第1エアセル2a又は第2
エアセル2bへの給気時、両者の長手方向(左右方向)
の中心線01が左右方向に一直線となるよう設定される
のが望ましい。図1はかかる状態を示し、このためには
右エアセル部8,9と左エアセル部10,11とは、完
全排気状態では、傾斜屈曲部12,13において屈曲せ
しめられた構造となる。かかる構造とすると、給気時エ
アマット1は、分割エアマット3a,3b,……3gご
とに中心線0方向に収縮し、両エアセル部8,11の中
心線01は一直線となるのである。このような構造にす
ると、第1及び第2エアセル2a,2bを交互に給排気
動作させたとき、これらが左右方向に互い違いに押圧及
び押圧解除し、左右のバランスが良好となるのである。
【0015】傾斜屈曲部12,13の傾斜角(左右方向
に対する角度)θは、10度ないし70度の範囲にあ
り、かつその水平方向の幅が前述のごとく5ないし20
cmの範囲に、さらに左右エアセル部8,9,10,1
1の前後方向の幅Wが5ないし15cmの範囲にある。
10度より小さくすると傾斜屈曲部が前後方向に急峻と
なりかつその幅も狭くなることから就寝者を支える力が
小さくなり、周囲との圧力バランスが悪くなり、他方7
0度より大きく設定すると、左右エアセル部8,9,1
0,11との圧力差が小さくなり、背骨部分を圧迫する
おそれが生じ、また左右エアセル部8、9,10,11
の前後方向のずれが小さくなり、従来例において説明し
たように圧力バランスが悪くなるのである。また傾斜屈
曲部12,13及び左右エアセル部8,9,10,11
の寸法を上記範囲内で設定することにより、給気時左右
エアセル部8,9,10,11が、左右方向に略直線状
となる位置関係とすることができ、かつ押圧部位をマッ
サージ作用を得るのに適した間隔をもって分散させるこ
とができるのである。
【0016】エアマット1は、ナイロン等の織布の片面
又は両面に熱可塑性樹脂シート例えばPVC(ポリ塩化
ビニール)をラミネートし、空気流通を遮断した布を2
枚重ね合わせ、エアセル境界線Pを高周波溶着等により
接合して形成される。なお、織布の片面のみPVCラミ
ネートした布を使用した場合には、ラミネート処理面が
接合面とされることはいうまでもない。
【0017】前後両端を除く分割エアマット3b,3
c,……,3fは、それぞれ第1エアセル2aの2本の
エアセルと第2エアセル2bの2本のエアセルが交互に
配列されてなり、各エアセルは、それぞれ連通部4a,
4bにて、通気状態で連結されている。なお端部の分割
エアマット3a,3gは、端面を直線状とするために、
1本のエアセル(分割エアマット3aでは、第2エアセ
ル2b、分割エアマット3gでは第1エアセル2a)
と、1.5本分のエアセル(分割エアマット3aでは、
第1エアセル2a、分割エアマット3gでは、第2エア
セル2b)にて構成されている。
【0018】主要部分の分割エアマット3b,3b,…
…,3fを、第1及び第2エアセル2a,2bをそれぞ
れ2本ずつ合計4本のユニットとしたのは、次のような
理由による。すなわち、第1及び第2エアセル2a,2
bは交互に給排気されるから、各分割エアマットを構成
する第1及び第2エアセル2a,2bの総数は偶数本で
なければならず、そうすると、上記例のような4本、そ
のほかに2本、6本、8本等が可能であるが、エアマッ
トとしての使い勝手、その全長及び分割エアマットを効
率よく交換して使用することの利点を考慮すると、4本
のユニットが最適である。
【0019】すなわちエアセル1本ずつ形成した場合、
就寝者の体重が加わったとき、エアセルは独立して動
き、特に中央部分におけるずれ、移動幅が大きく、就寝
者に不快感を感じさせるおそれがある。この現象はエア
セル2本をユニット化した場合にも起こることが確認さ
れている。エアセル4本をユニット化し、これを2枚の
布を接合して形成した場合、仮に1本のエアセル(ずれ
を生じやすいのは排気エアセル)に体重が集中して加わ
り、これを移動させようとする力が働いたとしても、こ
れに繋がった隣接エアセルは、給気状態にありその移動
を阻止しようとするから、エアセルに大きなずれ、移動
は生じない。なお、発明者は6本ユニットとした場合に
おいても、4本ユニットの場合と略同様の作用が得られ
ることを確認した。
【0020】17は、分割エアマット3a,3b.…
…,3gを収納する収納体で、図5に示すように、2枚
の長方形のナイロン織布、ポリエステル織布等の織布1
8,19を重ね合わせ、分割エアマット3a,3b,…
…,3gの給気状態の形状に合わせて縫い合わされるこ
とにより7分割され、連結された分割部分17a,17
b,……,17gを構成している。各分割部分17a,
17b,……,17gの両端(図1,5中上下端)には
開放部20が形成されており、この開放部20から分割
エアマット3a,3b,……,3gが出し入れされる。
上側の織布18は、下側の織布19より左右方向端部
(図1,5中上下方向端部)において僅か(左右各約5
cm)大きく設定されている。収納体17は、分割エア
マット3a,3b,……,3gのエアセル間のずれを防
止し、各分割エアマット3a,3b,……,3g同士の
位置を規制するとともに、分割エアマット3a,3b,
……,3g間に生じる擦れ音の発生を防止する作用をな
す。すなわち、収納体17が存在しない場合、分割エア
マット3a,3b,……,3gを構成するエアセルが、
上下、前後左右方向にずれる、また分割エアマット3
a,3b,……,3g間の位置がずれる、分割エアマッ
ト間3a,3b,……,3gのずれにより、両者間に不
快な擦れ音が生じる等の問題が発生する。収納体17の
存在により、分割エアマット3a,3b,……,3g及
びそのエアセルは整然と配置され、その移動も抑制さ
れ、擦れ音も発生しないのである。
【0021】5a,5bは、前述したごとく、分割エア
マット3a,3b,……,3gの両側、すなわち連通部
4a,4bの下方にそれぞれ配置された2本の給排気チ
ューブで、チューブ5aは第1エアセル2a群に、チュ
ーブ5bは第2エアセル2b群に接続され、これらに給
排気するものである。チューブ5a,5bは、分割エア
マット3a,3b,……,3gと同様、ナイロン等の織
布の片面又は両面にPVC(ポリ塩化ビニール)をラミ
ネートし、空気流通を遮断した細長い布を2枚重ね合わ
せ、所定間隔を隔てて高周波溶着等により接合して形成
される。21は、このチューブ5a,5bに一体形成さ
れた側片である。22は、チューブ5a,5bと第1エ
アセル2a、第2エアセル2bを接続するジョイントで
あり、PVC等の樹脂にて形成されている。このジョイ
ント22は、エア接続手段として機能し、これを介し
て、チューブ5a,5bから第1及び第2エアセル2
a,2bに給排気がなされる。
【0022】図5〜図8は、分割エアマット3a,3
b,……,3g、収納体17及びチューブ5bの接続状
態を示し、23aは分割エアマット3a,3b,……,
3gの表面側端部に取りつけられた2個のボタン雄部、
23bは、このボタン雄部23aに対応して、チューブ
側片21に取りつけられたボタン雌部、24aは、収納
体17の上側の織布18の端部に取りつけられたボタン
雄部、24bはこのボタン雄部24aに対応して、チュ
ーブ側片21の表面に取りつけられたボタン雌部であ
り、収納体17のボタン雄部24aは、分割部分17
a,17b,……,17gの境界に位置している。これ
らボタン雌雄部23a,23b,24a,24bにて接
続手段が構成される。
【0023】これらのボタン雌雄部23a,23b,2
4a,24bの結合により、分割エアマット3a,3
b,……,3g、チューブ5a,5b及び収納体16は
互いに連結される。これらは互いに連結されることによ
り、その位置が規制され、移動しにくくなる。すなわち
就寝者の体重移動があっても、チューブ5a,5bは移
動せず、収納体17もよれて皺を生じたりすることは殆
どない。またボタン雌雄部23a,23b,24a,2
4bは分割エアマット3a,3b,……,3g、収納体
17及びチューブ側片21の表面に取りつけられるか
ら、これらを結合したとき、図6〜8に示すようにボタ
ン雌雄部23a,23b,24a,24bが略縦方向に
位置するよう、ボタンを取りつけた布部分が曲がる。か
かる構造であれば、ボタンを外す方向の力は、縦方向に
位置するボタンに縦方向に加わるから、ボタンは外れに
くいのである。
【0024】ジョイント22は、図9,10に示すよう
に、ジョイント雄部25a及びジョイント雌部25bよ
りなり、これらジョイント雌雄部25a,25bには、
それぞれ相対向する位置に4個の突起26,27が形成
されている。28は、ジョイント雄部25aの基部に嵌
装されたゴム製の0リングである。ジョイント雄部25
aは、チューブ5a,5bに、またジョイント雌部25
bは、第1,第2エアセル2a,2bに高周波溶着等に
より、密封状態を維持して接着されている。ジョイント
22の中央には、約14mmの通気孔が形成されてい
る。
【0025】その操作につき説明すると、ジョイント雌
部25bをジョイント雄部25aに押し込み、約45度
回転させてジョイント雌部25bの突起27をジョイン
ト雄部25aの突起26の下にもぐりこませると、両者
は強固に結合される。このときジョイント雌部25b
は、図10に示すように、ジョイント雄部25aに設け
た0リング28に弾性接触し、両者のシールはより完全
なものとなる。
【0026】かかる構成にすると、分割エアマット3
a,3b,……,3gは、それぞれチューブ5a,5b
から取り外すことができるから、エアマットの一部が破
損したり或いは汚れたりした場合、その部分の分割エア
マット3a,3b,……,3gのみを交換すればよい。
したがって、交換用の分割エアマットを用意しておけ
ば、その交換は簡単にまた迅速に行うことができ、エア
マット全体を取り替えなければならないという面倒なこ
とはなく、その使い勝手が改善される。
【0027】図11は、エアマット1の使用状態におけ
る表面側を、図12は、裏面側を示し、エアマット1の
表面は、7分割されかつその分割部分17a,17b,
……,17gが連結された収納体17にて覆われ、両側
にチューブ側片21が配置されている。分割部分17
a,17b,……,17g内には、分割エアマット3
a,3b,……,3gが収納されている。側片21及び
収納体17は、ボタン24にて、分割エアマット3a,
3b,……,3gと側片21とは、エアセル端部におい
てボタン23にて、端部が丸くなるよう着脱可能に接続
されている。エアマット1の裏面の両側にチューブ5
a,5bが配置され、チューブ5a,5bの外側にこれ
と一体形成された側片21が位置しており、収納体17
及び分割エアマット3a,3b,……,3gとボタン2
3,24にて接続され、それ故側片21は表面側へ丸く
湾曲している。
【0028】
【実施例】上記構成のエアマット1の寸法の一例をあげ
ると、エアマット1の大きさは、給気状態において、幅
85cm,長さ184cm,厚さ10cmである。第
1、鶏2エアセル2a,2bの直径(W)は7cm,傾
斜屈曲部の直径(Wa)は6cm、チューブ5a,5b
の直径は3cmであり、この合計がエアマット1の厚さ
となる。チューブ5a,5bは、空気を抜いた偏平状態
でその幅5cm、チューブ側片21の幅3cmである。
【0029】給気時の第1、第2エアセル2a,2b内
の空気圧は,200〜800mmAqの範囲で使用さ
れ、排気時の空気圧は給気時の空気圧の約1/2であ
る。給気時、第1、第2エアセル2a,2bの左右エア
セル部8,9,10,11及び傾斜屈曲部12,13の
断面は、図2及び図3に示すような円形となり、傾斜屈
曲部12,13は高さの差h分だけ低くなり、凹部16
が形成される。上記例の場合、凹部16の深さは、上下
各5mmである。
【0030】上記構造のエアマットにおいて、その上に
就寝者が仰臥し、第1及び第2エアセル2a,2bを交
互に給排気した場合、右エアセル部8が排気状態にある
ときは、その左側に位置する左エアセル部11が給気状
態にある。すなわち排気状態にある部位はその右側の給
気エアセル部で支えられることとなり、就寝者の体の上
下移動が少なくなり、さらにマット中央部分の凹部16
により、背中の形状にそって広い面積で支えることか
ら、安定感が増すことが確認された。また、左右エアセ
ル部8,9,10,11に比べて、傾斜屈曲部12,1
3の幅が小さいことから、この部分の張力が小さいの
で、押し圧力は小さく、就寝者の背骨部分の圧力は小さ
くなり、その結果、かかる構造からも背中との接触面積
が増すことが確認された。
【0031】
【発明の効果】本発明(請求項1)によれば、エアセル
は、エア接続手段にてチューブに接続されて給排気がな
されるとともに、チューブの側片に接続手段にて接続さ
れているから、両者は互いに固定しあうこととなり、別
途基布等を用いることなく、位置決めすることができ
る。
【0032】本発明(請求項2)によれば、分割エアマ
ットを収納した収納体及び分割エアマットは、接続手段
にてチューブ側片に接続されるから、分割エアマット、
収納体及びチューブの三者は互いに固定しあうことな
り、それぞれの位置決めが確実になされる。また、分割
エアマットを構成する複数のエアセルは互いに連結され
るとともに、収納体の分割部分で覆われているから、エ
アセルが上下方向或いは水平方向に自由に移動すること
はなく、また分割エアマット間の移動も生じない。それ
故、就寝者の体重が移動しても、エアセルがずれること
はなく、また擦れ音も生じないから、設計通りのバラン
スのよい体圧分散効果が得られるとともに、寝返り時等
不快な擦れ音に悩まされることもない。
【0033】本発明(請求項3)によれば、給排気テュ
ーブ及びチューブ側片は、2枚の熱可塑性樹脂シ−トを
重ね合わせて、接合されるから、圧力を受けたとき簡単
につぶれ、偏平となる。それ故、手等体の一部がこれを
押したとしてもその存在感は殆どなく、従来のパイプの
ような硬い違和感を感じることはない。
【0034】本発明(請求項4)によれば、第1及び第
2エアセルに交互に給排気することにより、就寝者の支
持部位を経時的に変化させるから、血行障害を防止する
とともに、バランスのよい体圧分散が得られ、かつマッ
サージ効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエアマットを示す平
面図である。
【図2】エアセルの傾斜屈曲部の断面図である。
【図3】左右エアセルの断面図である。
【図4】1本のエアセルの中心線にそった断面図であ
る。
【図5】エアマットの一部分解平面図である。
【図6】図5のA方向から見た側面図である。
【図7】図5のB−B線断面図である。
【図8】図5のC−C線断面図である。
【図9】ジョイントを示す斜視図である。
【図10】ジョイントを接続した状態を示す断面図であ
る。
【図11】エアマットの使用状態における表面側を示す
斜視図である。
【図12】エアマットの使用状態における裏面側を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 エアマット 2a,2b 第1及び第2エアセル 3a,3b,……,3g 分割エアマット 4a,4b 連通部 5a,5b チューブ 6a,6b パイプ 7 エアポンブ 8,9 右エアセル 10,11 左エアセル 12,13 傾斜屈曲部 16 凹部 17 収納体 17a,17b,……,17g 分割部分 18,19 織布 20 開放部 21 側片 22 ジョイント 23,24 ボタン 23a,24a ボタン雄部 23b,24b ボタン雌部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に配列された複数の細長い可撓
    性エアセルを有するとともに、該エアセルの左右両側に
    それぞれ上記エアセルに給排気するチューブが配置され
    て、該チューブと上記エアセルがエア接続手段を介して
    着脱可能に接続されてなるエアマットにおいて、上記チ
    ューブは側片を有し、該側片に接続手段の一方が、また
    上記エアセルの端部に接続手段の他方が形成されてな
    り、該接続手段により、上記エアセルが上記チューブ側
    片に着脱自在に接続されてなることを特徴とするエアマ
    ット。
  2. 【請求項2】 上記エアマットは、連結された複数個の
    上記エアセルを単位とする分割エアマットよりなるとと
    もに、該分割エアマットは、分割エアマットごとに収納
    体に収納されてなり、該収納体に接続手段の一方が、ま
    た上記側片に接続手段の他方が形成されてなり、該接続
    手段により、上記収納体が上記側片に着脱自在に接続さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載のエアマッ
    ト。
  3. 【請求項3】 上記給排気チューブ及び側片は、2枚の
    熱可塑性樹脂シートを重ね合わせて、接合することによ
    り一体的に構成されることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のエアマット。
  4. 【請求項4】 上記エアセルは、交互に配置された第1
    及び第2エアセルよりなり、上記チューブを介してエア
    ポンプより、交互に給排気がなされることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載のエアマット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004229966A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Yokogawa Electric Corp 褥瘡予防用エアマット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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