JP3295625B2 - 体位変換用エアマット - Google Patents

体位変換用エアマット

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JP3295625B2 JP28113097A JP28113097A JP3295625B2 JP 3295625 B2 JP3295625 B2 JP 3295625B2 JP 28113097 A JP28113097 A JP 28113097A JP 28113097 A JP28113097 A JP 28113097A JP 3295625 B2 JP3295625 B2 JP 3295625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、慢性就床患者等にみられる床ず
れを防止するため、上記患者の体位変換を可能とするた
めの改良された構造を持つ体位変換用エアマットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、慢性就床患者、例えば寝たきり老
人、重症患者のように独りでは殆ど身体を動かすことが
できない患者にあっては、看護人が床ずれを予防し、或
いは常時仰向け状態を保つことにより誘発されやすい沈
下性肺炎等を予防するために、一定時間例えば2時間お
きに寝返りをうたせる作業を行っている。これらの作業
は看護人にとって多大な労力を要するものであり、また
患者にとっても不快感を与えられることが多いものであ
る。
【0003】このような問題に対処するために、寝返
り、横向き等体位変換を、エアマットを利用して行わん
とするエアマットが、既に提案されている(例えば、特
願平6−210771号)。
【0004】上記出願に係る発明は、複数の細長い可撓
性エアセルを、前後方向に対し垂直な方向に並列配置し
てなり、一の給排気パイプを介して空気が給排気される
主エアマット部と、該主エアマット部裏面に該主エアマ
ット部の前後方向中心線に対し略対象に所定間隔を隔て
て配置され、それぞれの他の2つの給排気パイプを介し
て空気が給排気される可撓性の右エアセルおよび左エア
セルよりなる体位変換エアマット部とを備えたエアマッ
トであり、主エアマット部は常時給気即ち膨張状態に維
持され、体位変換用エアマット部は、適当な時間間隔を
もって交互に給排気が繰り返される。
【0005】しかるに、上記構造のエアマットにあって
は、主エアマット部と体位変換エアマット部が、同一の
エアポンプにて駆動されるのであるが、主エアマット部
と体位変換エアマット部の駆動方法が異なるために、主
エアマット部が悪影響を受けるおそれがある。即ち主エ
アマット部を一定の給排気状態に維持した状態で、体位
変換エアマット部の右または左エアセルに給気する際、
主エアマットの上記右または左エアセルに流れ、主エア
マット部のエアが抜けてしまうという問題がある。
【0006】そこで、このような問題を解決するため
に、本出願人において、主エアマット部及び体位変換エ
アマット部が、互いに影響を受けずにそれぞれが確実に
機能するようにした構造のエアマットを発明し、既に出
願している(特願平7−37520号、特開平−206
159公報)。
【0007】上記特願平7−37520号に係る発明
は、複数の細長い可撓性エアセルを、前後方向に対し垂
直な方向に並列配置してなり、第1給排気パイプを介し
て空気が給気される主エアマット部と、該主エアマット
部裏面に配置され、それぞれ第2、第3給排気パイプを
介して空気が給排気される可撓性の右エアセル及び左エ
アセルよりなる体位変換エアマット部と、上記主エアマ
ット部及び体位変換エアマット部へ上記第1給排気パイ
プ及び第2、第3給排気パイプを介して給気するエアポ
ンプと、該エアポンプと上記体位変換エアマット部間に
介在せしめられ、上記体位変換エアマット部への給排気
を制御する制御部とを備えたエアマットであって、上記
エアマット部に開閉可能な排気口を設けるとともに、上
記主エアマット部の給気口又は上記第1給気パイプに上
記主エアマット部内の空気の排出を阻止する逆止弁を設
けた構成のものである。
【0008】このように、主エアマット部に逆止弁を設
ける構成とすることにより、主エアマット部と体位変換
エアマット部は、空気の流通が遮断された状態にあるか
ら、主エアマット部には常に適切な内圧となるように空
気が供給されている。従って、体位変換エアマット部が
動作してもその影響を受けて主エアマット部の内圧が変
化するおそれはなく、常に快適な状態で体位変換を行え
るようになるという患者にとって、好適なエアマットと
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした体
位変換可能なエアマットにおいて、そのエアマットのエ
アセルは、患者の体圧を分散させるために通常複数個の
エアマットに分割されることが多い。これは、床擦れ発
生を抑制し、かつ寝心地を改善するためである。
【0010】それと同様の観点から、体位変換用エアマ
ットにおいても、エアセルは分割される構成のものが望
ましいが、従来は、一般的に、上記公報の体位変換用エ
アマット7に見られるように、体位変換用エアマットは
中心線に対し、例えばメインセルが波形状の分離帯を境
目とし、左右対象に構成されたものが一般的であった。
【0011】そこで、この体位変換用エアマットにおけ
る左右対象のメインセルを、さらに、前後方向中央線に
対し垂直な方向に分割することとする。
【0012】ところが、単にこうした左右対象のメイン
セルが複数のエアセルに分割しただけの構成のものであ
ると、一方のエアセル例えば左側エアセルを膨張させた
場合、それが分割されているために、左側のみが折れ曲
がる如く縮み、変形してしまうという問題がある。
【0013】従って、左側エアセルが膨張により縮んだ
場合、右側エアセルも同様に縮むことが機能上及び外観
上望ましい。
【0014】本発明は、上記問題に鑑みなされたもの
で、この縮みを均一に発生させることを可能とし、これ
により安定した体位変換機能を発揮するとともに、外観
を悪くするような偏った変形を生じさせることのない改
良された、より有効な体位変換用マットを提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、可撓性シートにて構成され前後方向に通
る中心線で左右に2分割される左側エアセル及び右側エ
アセルを有している。そして、上記左側エアセルは、仕
切線にて外側より順次左側ストッパーセル、左側メイン
セル及び左側サブセルに仕切られると共に、上記右側エ
アセルは、仕切線にて外側より順次右側ストッパーセ
ル、右側メインセル及び右側サブセルに仕切られてい
る。また、上記左側メインセル、左側サブセル及び右側
ストッパーセルは互いに連通して第一給排気パイプに連
結されると共に、上記右側メインセル、右側サブセル、
及び左側ストッパーセルは互いに連通して第二給排気パ
イプに連結されている。上記左右のメインセルは、上記
左右のサブセル及び左右のストッパーセルより大きく形
成されて、上記中心線に対し垂直な方向に互いの連通状
態を維持するようにして配設された複数の区分線により
複数のブロックに区分されている。一方、上記左右サブ
セル及び左右ストッパーセルには、上記区分線の近傍に
おいてエア通路屈曲部が形成されている。このような構
造により、本発明の体位変換用エアマットは、左右メイ
ンセルが膨脹し、それが区分線で縮むとき、反対側のス
トッパーセルもエア通路屈曲部で同様に縮み、左右両側
を均等な縮み状態にすることができる。従って、従来の
ように左側エアセルだけが、あるいは右側エアセルだけ
が極度に変形するようなことはなくなり、全体としてバ
ランスのとれた膨脹となる体位変換用エアマットとな
り、安定した体位変換を行える。よって、患者が不安を
感じたり、不快になる不安定な体位にさせられることが
無くなり、患者にとって好適であると共に、安定した体
位変換を確実に実現できることから介護の容易性をも期
待されるものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を図面に
基づいて説明する。
【0017】図1は、本発明の体位変換用エアマットの
全体図であり、図2は左側のエアセルが膨張したときの
様相を示す図である。各図において、1は体位変換用エ
アマットにして、該体位変換用エアマット1は、前後方
向の中心線Nに対し、ほぼ左右対象に2分割された可撓
性の左側エアセル2と右側エアセル3とを有している。
そして、該体位変換用エアマット1は、図3に示すよう
に、その上に通常のエアマット20や布団類が敷かれ、
下にマットレス21が敷かれて使われるのものである。
【0018】ここで、前記体位変換用エアマット1の左
側エアセル2は、外側より仕切線18,19により仕切
られて、左側ストッパーセル4、左側メインセル5およ
び左側サブセル6に順次配列形成される。同様に、体位
変換用エアマット1の右側エアセル3は、外側より仕切
線18,19により仕切られて、右側ストッパーセル
7、右側メインセル8および右側サブセル9に順次配列
形成されたものとなっている。ここで、左右ストッパー
セル4、7は、体位変換用エアマット1の外周に、左右
メインセル2、3と、連続する仕切線19、19により
仕切られて独立状態を維持するようにして細長く形成さ
れている。この左右のストッパーセル4、7は体位変換
を行う際、患者の体のずれを防止するもので、体位変換
用エアマット1の外周のうち、少なくとも左右側縁部に
形成される必要がある。また、左右のサブセル6,9
は、左右メインセル2,3と、断続する仕切線14によ
り仕切られて連通状態を維持するようにして形成されて
いる。
【0019】上記左側エアセル2の左側メインセル5と
左側サブセル6とそれに右側エアセル3の右側ストッパ
ーセル7は連通して、左側メインセル5に形成された第
一給排気パイプ10に連結された構成となっている。同
じように、右側エアセル3の右側メインセル8と右側サ
ブセル9とそれに左側エアセル2の左側ストッパーセル
4は連通して、右側メインセル8に形成された第二給排
気パイプ11に連結されている。
【0020】ここで、左右メインセル5、8は、上記前
後方向の中心線Nに対し、垂直な方向に配置される複数
の区分線12にて、連通状態を維持して区分されてい
る。また、こうして区分された左右メインセル5、8の
1つ1つは、左右サブセル6、9および左右のストッパ
ーセル4、7の1つ1つより大きく形成されたものとな
っている。なお、左右メインセル5、8と左右サブセル
6、9との間は、上述したように、中心線Nに平行かつ
区分線12の端部で断続するように配置された仕切線1
4により、互いに連通状態が維持されている。
【0021】こうして、左側エアセル2および右側エア
セル3を、前後方向に複数に分割された例えば実施例の
ように5個のメインエアセル5、8およびサブセル6、
9より形成されるものとすることで、患者の体圧を分散
し、床擦れの発生を抑制し、寝心地を良いものに改善で
きる。
【0022】ところで、前記左右メインセル5、8を複
数に区分するその区分線12の近傍において、左右サブ
セル6、9及び左右ストッパーセル4、7にそれぞれ食
い込むようにエア通路屈曲部15、16が形成されてい
る。
【0023】このように、区分線12の両脇にエア通路
屈曲部15、16を設けることにより、左右メインセル
2、3が第1給排気パイプ10あるいは第2給排気パイ
プ11によりエアが給気され膨らむとき、左右メインセ
ル5、8が区分線12で折れ曲がる如く縮むが、左右サ
ブセル6、9及び左右ストッパセル4、7も膨らむ際
に、この区分線12と位置を同じくする夫々のエア通路
屈曲部15、16において折れ曲がり、かつ縮む。よっ
て、左右メインセル5、8の縮み方と、左右サブセル
6、9及び左右ストッパーセル4、7の縮み方が同じに
なり、片側だけが極度に曲がるという変形が防止され、
均等に膨らませることができる。
【0024】すなわち、左右メインセル5、8が区分線
12だけで分割されているだけのものであった場合は、
例えば左側メインセル5にエアが供給されて膨らむと
き、左側メインセル5は分割されているため、区分線1
2で折れ曲がる如く縮むが、左側メインセル5に連通す
る左側サブセル6および右側ストッパーセル7は分割さ
れてないので、左側メインセル5に追従するように曲が
れない。
【0025】従って、右側エアセル3に比較し、左側エ
アセル2のみが曲がる如く縮み、全体として変形したエ
アマットとなってしまい、患者を快適に寝かせる機能が
低下したり、外観が悪くなる。
【0026】しかしながら、本発明による体位変換用マ
ット1では、区分線12の近傍にエア通路屈曲部15、
16を設けてあるので、この部分で左右サブセル6、9
および左右ストッパーセル4、7が曲がり、区分線12
で曲がる左右メインセル5、8と同じ縮み方ができ、例
えば、左側エアセル2が左側メインセル5の膨張で縮む
とき、これと反対側に位置する右側エアセル2の右側ス
トッパセル7もエア通路屈曲部15で同じ割合で縮み、
曲がる。このように左右エアセル2、3において、縮み
具合が均等するので、左右バランスがとれた膨張とな
り、従来のような片側のみが変形するようなことはなく
なる。
【0027】同様に、右側エアセル3の右側メインセル
8に第2給排気パイプ11でエアが給気され、右側メイ
ンセル8が膨張するとき、これと反対側に位置する左側
エアセル2の左側ストッパーセル4がエア通路屈曲部1
5で同じ縮み方で曲がるため、右側エアセル3と左側エ
アセル2は左右バランスがとれた膨張となり、アンバラ
ンスな変形は生じない。
【0028】また、上記構造の体位変換用エアマット1
は、ナイロン等の織布の片面または両面にポリ塩化ビニ
ールをラミネートし、空気流通を遮断した基布を2枚重
ね合わせ、外周を高周波溶接等により接合することによ
り形成することができる。
【0029】そして、この体位変換用エアマット1の大
きさは、一例として、排気状態で、左右方向の長さ
(A)が95cm、前後方向の長さ(B)が1m85c
mであるとともに、左右メインセル2、3の左右方向の
長さ(C)を25cm、区分線12の間隔(D)を32
cm、そして左右ストッパーセルの幅(E)を12cm
とすることができる。
【0030】なお、左側メインセル5に連結した上記第
1給排気パイプ10および右側メインセル8に連結した
上記第2給排気パイプ11は、ともに切り換えバルブ
(図示せず)を含む制御部(図示せず)に連結されてい
る。そして、この切り換えバルブは、図示しないエアポ
ンプから送られる空気を、左側メインセル5または右側
メインセル8へ供給する。一方のメインセルが給気状態
にあるときは、他方のメインセルは排気状態にある。さ
らにこの給排気周期を、患者の病状に応じて前記制御部
により一定周期或いは異なる周期に設定することができ
るようになっている。切り換えバルブには、左右エアセ
ル2、3の空気を排出する排出口が設けられている。そ
して、制御部によって、体位変換動作時に左側メインセ
ル5および右側メインセル8に給排気が交互に行われる
ものとなっている。なお、制御部とエアポンプとは図示
しないエアパイプで結ばれ、空気を制御部に送るように
している。
【0031】本発明の体位変換用エアマットは上記構成
となっており、図3はこの体位変換用エアマット1の上
に通常のエアマット20が敷かれて、その下にマットレ
スが21が敷かれて使われる使用状態を示し、上のエア
マット20に上述したエアポンプにより空気が供給さ
れ、常時膨張状態にされる。一方、体位変換用エアマッ
ト1の左右エアセル2、3には、制御部を介して、交互
に給排気が行われる。図3に示す例は、左側メインセル
5に空気が供給された状態を示す。左側メインセル5の
膨張により、患者の身体は右側へ傾く。傾いた身体は右
側ストッパーセル7によりその横ずれが防止される。こ
の身体の傾斜角は数度から約50度まで可能である。
【0032】この場合に、左側メインセル5がその複数
の分割された各セルがその区分線12で折れ曲がるよう
に縮み、同じように右側ストッパーセル7がエア通路屈
曲部15で折れ曲がるように縮むので、エアマット部の
左右側において曲がりの程度をほぼ均等にすることがで
き、従来の左右エアセル2、3が単に分割されていたも
ののように、体位変換動作を行った時、左側エアセル2
か右側エアセル3のどちらか一方が極度に縮むような変
形を起こし、患者の体位変換が安定しないという状態は
発生せず、寝心地のよい快適性の良いエアマットとする
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の体位変換用エア
マットは、中心線に対し、左右対象に構成される左右エ
アセルの各メインセルを前後方向に分割し複数のエアセ
ルで構成することで、患者の体圧を分散させ、床擦れを
防ぎ、かつ寝心地の良いように改善することができる。
【0034】そして、左右メインセルと左右サブセルに
は、その外周に形成される左右ストッパーセルを互いに
反対側に位置するストッパーセルと連通状態とさせ、か
つ区分線の両脇の、左右サブセルと左右ストッパーセル
にエア通路屈曲部を設けて、空気を入れて膨らませたと
き、左右サブセルおよび左右ストッパーセルも、左右メ
インセルと同様に複数に分割されるようにしたので、左
右メインセルが膨張し、それが区分線で縮むとき、反対
側のストッパーセルもエア通路屈曲部で同様に縮むの
で、左右両側を均等な縮み状態にすることができる。よ
って、従来のように左側エアセルだけが、あるいは右側
エアセルだけが極度に変形するようなことはなくなり、
全体としてバランスのとれた膨張となる体位変換用エア
マットとなり、安定した体位変換を行える。よって、患
者が不安を感じたり、不快になる不安定な体位にさせら
れることが無くなり、患者にとって好適であると共に、
安定した体位変換を確実に実現できることから介護の容
易性をも期待されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体位変換用エアマットの平面図であ
る。
【図2】膨張した左側エアセルの縮み割合に応じて、右
側エアセルのストッパーセルがエア屈曲通路部で縮み、
バランスのとれた体位変換を行える様相を示す本発明の
体位変換用エアマットの外観斜視図である。
【図3】使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
2 左側エアセル 3 右側エアセル 4 左側ストッパーセル 5 左側メインセル 6 左側サブセル 7 右側ストッパーセル 8 右側メインセル 9 右側サブセル 10 第一給排気パイプ 11 第二給排気パイプ 12 区分線 14 仕切線 15、16 エア通路屈曲部 18,19 仕切線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−269173(JP,A) 特開 平8−206159(JP,A) 実開 平6−80425(JP,U) 特公 平3−34734(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 7/057 A47C 27/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シートにて構成され前後方向に通
    る中心線で左右に2分割される左側エアセル及び右側エ
    アセルを有し、 上記左側エアセルは、仕切線にて外側より順次左側スト
    ッパーセル、左側メインセル及び左側サブセルに仕切ら
    れると共に、上記右側エアセルは、仕切線にて外側より
    順次右側ストッパーセル、右側メインセル及び右側サブ
    セルに仕切られる一方、 上記左側メインセル、左側サブセル及び右側ストッパー
    セルは互いに連通して第一給排気パイプに連結されると
    共に、上記右側メインセル、右側サブセル、及び左側ス
    トッパーセルは互いに連通して第二給排気パイプに連結
    されてなる体位変換用エアマットであって、 上記左右のメインセルは、上記左右のサブセル及び左右
    のストッパーセルより大きく形成されて、上記中心線に
    対し垂直な方向に互いの連通状態を維持するようにして
    配設された複数の区分線により複数のブロックに区分さ
    れる一方、 上記左右サブセル及び左右ストッパーセルには、上記区
    分線の近傍においてエア通路屈曲部が形成されているこ
    とを特徴とする体位変換用エアマット。
  2. 【請求項2】 上記左右のストッパーセルとメインセル
    との間は連続する仕切線により仕切られる一方、上記左
    右のメインセルとサブセルとの間は上記区分線の端部で
    断続する仕切線にて仕切られていることを特徴とする請
    求項1記載の体位変換用エアマット。
  3. 【請求項3】 上記エア通路屈曲部は、上記区分線の両
    脇に位置すると共に、それぞれ上記左右サブセル及び左
    右ストッパーセルに食い込むごとく形成されていること
    を特徴する請求項1または2に記載の体位変換用エアマ
    ット。
  4. 【請求項4】 上記左右のメインセルの給気膨脹による
    前後方向の折れ曲がり縮みが、上記左右サブセル及び左
    右ストッパーセルの給気膨脹による前後方向の折れ曲が
    り縮みに、略等しく設定されていることを特徴とする請
    求項1,2または3のいずれかに記載の体位変換用エア
    マット。
  5. 【請求項5】 他のマット類の下に敷かれて使用される
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4のいずれか
    に記載の体位変換用エアマット。
JP28113097A 1997-09-30 1997-09-30 体位変換用エアマット Expired - Lifetime JP3295625B2 (ja)

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