JP2860539B2 - 床ずれ防止用マットに使用されるエアセル - Google Patents

床ずれ防止用マットに使用されるエアセル

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JP2860539B2 JP8281621A JP28162196A JP2860539B2 JP 2860539 B2 JP2860539 B2 JP 2860539B2 JP 8281621 A JP8281621 A JP 8281621A JP 28162196 A JP28162196 A JP 28162196A JP 2860539 B2 JP2860539 B2 JP 2860539B2
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健 柏田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は床ずれ防止のマッ
トに使用されるエアセルに係るものであり、殊に平坦な
基部シートにその横断方向に多数隣接して複数個のエア
セルが着脱自在に設けてあり、各エアセルは細長い空気
室を形成しており、これら空気室群が少なくとも2系列
に区分してあって、各系毎に経時的に空気を供給する空
気供給装置に接続されている床ずれ防止用マットに使用
されるエアセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られているこの種のマットとして
は、英国ターレイ社製造のマットが商品名「リップルマ
ット」として良く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の公知のマットに
おいては、そのエアセルの形状は両端が太く、その中央
部が細くなっている円錐台形に形成されているため、複
数本のエアセルからなるマットレスと使用者との接触面
積が広くなり、体圧の分散を行うこと或いはマットレス
の接触場所を変えることが出来るが、寝返り効果を期待
することは出来ない。そこでこの発明はこのエアセルの
形状を改良し、自動的に患者に恐怖感を与えることなく
寝返りさせ、床ずれ防止効果を充分に発揮可能な床ずれ
防止用マットに使用されるエアセルを市場に提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに特定発明は、平坦な基部シートにその横断方向に多
数隣接して複数個のエアセルがその両端部において着脱
自在に設けてあり、各エアセルは細長い空気室を形成し
ており、これら空気室群が少なくとも2系列に区分して
あって、各系毎に経時的に空気を供給する空気供給装置
に接続される床ずれ防止用マットに使用されるエアセル
において、前記エアセルは基部シートに取り付けた状態
において、この基部シートを横断する方向に延びる2つ
の側縁は、基部シートの側縁に沿い延びる両端縁に対し
て傾斜し、2つの側縁の幅寸法は一端縁が広く、他端縁
に向かうにつれて狭くしてあり、空気を抜いた状態では
平面台形の扁平状態となり、空気を入れた状態では、基
部シートに取り付けた底面に対して、エアセルの上面が
起立し、Ω状に膨張し、両端縁で截頭された截頭円錐の
立体形状を呈し、その頂面は大径の一端縁から小径の他
端縁にかけてテーパ状にゆるく傾斜した丸味のある面と
なり、その端縁において、各エアセルには空気供給チュ
ーブに対して接続自在な接続口を設けてあることを特徴
とするとしてある。
【0005】前記課題を解決するため、前記エアセル
は、内層にゴム乃至軟質PVC層を、外層に布層を有す
る複合材料で成形されていることが好ましい。
【0006】叙上の様に構成している請求項1に記載さ
れた発明の作用をその使用法と共に次に説明する。平坦
な基部シートにその横断方向に所定本数のこの発明に係
るエアセルを、順次その向きを変えて相互順次隣接して
雌雄のホックなどの着脱手段により、取外し可能に取付
け、各系列毎に基部シートの異なる側縁であって前記基
部シートの側縁寄りに配管した空気供給チューブに適宜
のコネクターを介して又は、直接前記エアセル群の空気
室における接続口を接続する。次に前記2本の空気供給
チューブを共通の空気供給源に連通する。
【0007】このようにしてこの発明のエアセルを組み
立てたマットを利用して、寝たきり老人などの患者たる
使用者を寝返りさせたい場合に、例えば共通の空気供給
源から一方の空気供給チューブを通して前記各系のエア
セル群にに交番的に空気を供給すると、先ず片方の系の
エアセルが膨らみ、他の系のエアセルは扁平のままとな
り、空気を供給した片方の系における各エアセルの空気
室はそれぞれ前記基部シートの同一側の端縁がそれぞれ
幅広く形成してあるため太くなり、マットの他側の端縁
は空気室の幅がそれぞれ細くしてあるから細く膨らみ、
マットの基部シートにしわを発生することなく、エアセ
ルの頂面は、大径の一端縁から小径の他端縁にかけてテ
ーパ状にゆるく傾斜した丸味のある面となる。次いで、
前回空気を供給した片方の系における空気をエアセル群
の空気室から排気し、他の系におけるエアセル群の空気
室に空気を前回と同様に供給すると、前記マットにおけ
る2系列のエアセル群は、前回とは左右反対の厚み形状
に膨らむ。
【0008】このような操作を繰り返し、例えば交番的
に2系列のエアセル群を膨張収縮することで、このマッ
ト上の患者に恐怖感を与えることなく姿勢を変えて、寝
返りさせる。また、両方の空気系に共に空気を供給した
ときにはマットの全てにおけるエアセル群の空気室は全
て膨らみ、基部シートにしわを生ずることなく全体とし
てマットの両側が厚く中央部が枕元から足元にわたりや
や薄く膨らむ。即ち、患者の頭部から足元にかけてエア
マット中央部を僅かにV溝状に窪ませる。前記使用中に
任意のエアセルが破損し空気洩れを起こした時には、前
記エアセル群への圧力空気の供給を停止し、この破損し
たエアセルのみを基部シートから取外し、新品のものと
交換して、再使用する。請求項2記載の発明における前
記エアセルは、内層にゴム乃至軟質PVC層を、外層に
布層を有する複合材料で成形されているため、前記作用
に加えて、エア圧による破損が低減とする。
【0009】
【発明の実施の形態】この形態は請求項1、2記載の発
明の代表的な実施の形態である。図1において、Aは床
ずれ防止用のマット全体を示し、このマットAの平面の
大きさは通常の敷き蒲団乃至マットレスと同等の大きさ
であり、このマットAは平坦な基部シート10と、この
基部シート10にその横断方向に隣接して着脱自在に設
けてある複数個のエアセル12とからなる。前記エアセ
ル12はその内部に細長い空気室13を形成している。
前記エアセル12は、基部シートに取り付けた状態にお
いて、この基部シート10を横断する方向に延びる2つ
の側縁は、基部シート1の側縁に沿い延びる両端縁12
c、12dに対して傾斜し、2つの側縁の幅寸法は一端
縁12cが広く他端縁12dに向かうにつれて狭くして
あり、空気を抜いた状態では平面台形の扁平状態とな
り、空気を入れた状態では、基部シート10に取り付け
た底面に対して、エアセル12の上面が起立し、Ω状に
膨張し、両端縁12c、12dで截頭された截頭円錐の
立体形状を呈し、その頂面は大径の一端縁12cから小
径の他端縁12dにかけてテーパ状にゆるく傾斜した丸
味のある面となり、その端部縁12c、12dにおい
て、各エアセル12には空気供給チューブ14に対して
接続自在な接続口を設けてある(図2参照)。
【0010】前記エアセル12は、内層にゴム乃至軟質
PVC層を、外層に布層を有する複合材料で成形されて
いる。前記多数のエアセル12は一つ置きに系列を同一
にして、全体として2系列12a、12bに区分され形
成してあり、各系列12a、12b毎に基部シート10
の異なる側縁10a、10bであって、前記基部シート
10の側縁10a、10bに沿い配管した空気供給チュ
ーブ14にT形コネクター15を介して前記接続口で接
続してあり、前記2本のチューブ14は2位置作動の電
磁弁20とこれを交番的に作動させる指令を発する制御
部よりなる空気供給排気制御装置Cを介して空気供給源
の一種である空気ポンプ23に接続してある(図1参
照)。この基部シート10への取付状態において、前記
各系列12a、12bのエアセル12は各系12a、1
2b毎に相互に異なる前記基部シート10の一側縁10
a(又は10b)側に空気室13の幅が広い端縁12c
が位置し、他側縁10b(又は10a)側に幅が狭い端
縁12dが位置する姿勢で取り付けられる。この実施例
の作用は、対応する請求項記載の発明の作用と同じであ
り、重複を避けるため、ここでの説明を省略する。
【0011】
【発明の効果】前述のように構成し作用をなす請求項1
に記載された発明の床ずれ防止用マットに使用されるエ
アセルにおいては、各系毎に別個の空気供給ホースを接
続して、各系毎に時間を異にして空気を供給すれば各系
のエアセルの一端縁を他側縁よりも広幅で厚くし、基部
シートにしわを発生することなく、同系のエアセルの膨
張した頂面は、大径の一端縁から小径の他端縁にかけて
テーパ状にゆるく傾斜した支持面となり、全てのエアセ
ルに空気を供給し膨張した場合には、エアセルで形成さ
れる頂面により、患者の頭部から足元にかけて中央部を
僅かにV溝状に窪ませる形状にすることが出来、安定し
た状態で患者を支持できる。また、適当な空気供給排気
制御装置を介して、このマットにおける各系のエアセル
を空気供給源例えば空気ポンプ、圧力ボンベなどに接続
して、前述の様に空気を経時的に供給して患者用のマッ
トとして使用することで、マット表面の刻々変化する傾
斜に応じて、患者の体重の移動が起こり現実に患者は寝
返りができたり、または恰も寝返りをしたのと同様の効
果が得られる。従って手術後の患者、寝たきり老人、重
度身体障害者用のマットとして活用できる。
【0012】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、前記エアセルが、内層にゴ
ム乃至軟質PVC層を、外層に布層を有する複合材料で
成形されているため、エア圧に充分に耐えることの出来
るエアセルを成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のエアセルを組込んだ床ずれ防止用マ
ットの平面図である。
【図2】図1におけるエアセルを示す側面図である。
【符号の説明】
12 エアセル 13 空気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−176408(JP,A) 実開 昭60−23027(JP,U) 実公 昭52−55914(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61G 7/05 A47C 27/08 - 27/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平坦な基部シートにその横断方向に多数隣
    接して複数個のエアセルがその両端部において着脱自在
    に設けてあり、各エアセルは細長い空気室を形成してお
    り、これら空気室群が少なくとも2系列に区分してあっ
    て、各系毎に経時的に空気を供給する空気供給装置に接
    続される床ずれ防止用マットに使用されるエアセルにお
    いて、 前記エアセルは基部シートに取り付けた状態において、
    この基部シートを横断する方向に延びる2つの側縁は、
    基部シートの側縁に沿い延びる両端縁に対して傾斜し、
    2つの側縁の幅寸法は一端縁が広く、他端縁に向かうに
    つれて狭くしてあり、空気を抜いた状態では平面台形の
    扁平状態となり、空気を入れた状態では、基部シートに
    取り付けた底面に対して、エアセルの上面が起立し、Ω
    状に膨張し、両端縁で截頭された截頭円錐の立体形状を
    呈し、その頂面は大径の一端縁から小径の他端縁にかけ
    てテーパ状にゆるく傾斜した丸味のある面となり、その
    端縁において、各エアセルには空気供給チューブに対し
    て接続自在な接続口を設けてあることを特徴とする床ず
    れ防止用マットに使用されるエアセル。
  2. 【請求項2】前記エアセルは、内層にゴム乃至軟質PV
    C層を、外層に布層を有する複合材料で成形されている
    ことを特徴とする請求項1記載の床ずれ防止用マットに
    使用されるエアセル。
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