JPH11197196A - 褥瘡予防用マット装置 - Google Patents

褥瘡予防用マット装置

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JPH11197196A
JPH11197196A JP10016424A JP1642498A JPH11197196A JP H11197196 A JPH11197196 A JP H11197196A JP 10016424 A JP10016424 A JP 10016424A JP 1642498 A JP1642498 A JP 1642498A JP H11197196 A JPH11197196 A JP H11197196A
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JP
Japan
Prior art keywords
fluid
chambers
mat
fluid chambers
fluid chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP10016424A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoko Nakayama
中山知子
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Individual
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】身体を支える部分が確実に入れ替わることによ
って血行の不良部分を解消し、褥瘡を予防するマット装
置を提供すること。 【解決手段】伸縮可能な複数の流体室と、前記流体室に
流体を導入排出させる手段から成る褥瘡予防用マット装
置において、各流体室の上部に各流体室の形状に応じた
板状体を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は褥瘡(床ずれ)予防
用流体マット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】寝たきりの人や、手術後回復までに時間
がかかる病人や、筋力が衰え自分では寝返りを打てない
様々な病人たちにとって褥瘡は、寝苦しさは言うに及ば
ず、不眠症や感染の危険等、その苦しさは言語に絶する
ものがある。又、周囲の看護人にとっても病状によって
は、特に夜間1〜2時間毎に寝返り等の体位変換を手助
けすることが必要な場合もあり、その苦労は著しく大き
いものがある。床ずれ症状の原因の一つは、寝たきりの
状態でいると、図1に示す様にいつもベッドに接して身
体の荷重を受けている部分、例えばa,a,,,では血
行が悪くなることによる。健康人が睡眠中、無意識に寝
返りを打つのは、寝返りを打つ事により血行の悪くなっ
た部位の血行を良くしていることに関与していると解釈
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の寝具
は言うに及ばず、従来の多室構造のエアーマットであっ
ても、体重を支え、血行が悪くなっている部分が別の部
分に完全に入れ替わらないか、又は入れ替わっても不完
全にしか入れ替わらない為、長時間その部分の血行が改
善されず、遂には褥瘡になってしまうという問題があ
る。従来のエアーマットは図2に示す様に(1)の状態
から(2)の状態に各室(エアー室A、A、A、、、は
連通。及びB、B、B、、、は連通)の圧力が変化して
もシーツ2等を介して身体1に接している部分の内、特
にpの部分は相変わらず身体を支えており、その部分の
血行は改善されない。これは隣の部分rがエアーマット
であり材質が柔らかいため体重により引っ込んでしまい
相変わらずpの部分でも体重を支えてしまうからであ
る。エアーマットの場合、このような部分がかなり多く
発生し、結果として褥瘡が発生する危険性が高い。そこ
で本発明は身体を支える部分が確実に入れ替わることに
よって血行の不良部分を解消し、褥瘡を予防するマット
装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】伸縮可能な複数の流体室
と、前記流体室に流体を導入排出させる手段から成る褥
瘡予防用マット装置において、各流体室の上部に各流体
室の形状に応じた板状体を取り付ける。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の原理を図3の使用状態断
面図を用いて説明する。即ち、本発明は従来の流体マッ
トの各室の上部に各室の形状に応じた板状体4、5を貼
り付け、体重により流体マットの一部が引っ込まないよ
うにして、身体を支える部分を完全に交互に入れ換える
様にしたものである。詳述すると図3(3)において流
体室C、C、、、は流体圧が高い為ふくらみ、身体は比
較的うすい布団3と板状体4、4、、、を介して流体室
C、C、、、の部分で支えられている。つまり、身体は
流体室D、D、、、では支えられていない。次に流体室
C、C、、、の部分の流体圧が減少し、流体室D、
D、、、部分の流体圧が高くなると図3(4)に示す様
に流体室D、D、、、部分はふくらみ、C、C、、、部
分がしぼむ為、身体はD、D、、、部分で板状体5、
5、、、を介して支えられる。このとき、板状体5、
5、、、があるため身体によって流体室D,D、、、が
局部変形することがない。このため、身体は流体室C、
C、、、では支えられることがなく、身体を支える部分
が確実に入れ替わる。以下同様に繰り返すため、血行の
不良部分が常に解消され、褥瘡を予防する事ができる。
【0006】以下、本実施例ついて詳述する。流体とは
空気などの気体や水などの液体を含む概念で、流体室と
は流体を収納する容器をいう。本発明では流体室が伸縮
可能になっているので、流体室内の流体圧力が高まれば
流体室は膨張し、流体室内の流体圧力が低下すれば流体
室は収縮する。伸縮可能な流体室には、ゴムやビニール
などの軟質材で作られた空胞体の他に、樹脂や金属でじ
ゃばら状に作られた空胞体が含まれる。本発明では流体
室が複数設置される。複数の流体室によって交互に身体
を支えるためである。本実施例においては隣り合う流体
室の距離は5センチメートルであるが、1センチメート
ルであっても20センチメートルであっても好適に本発
明の課題を達成できる。
【0007】本実施例においては、流体として空気が使
用されている。一方、流体室に流体を導入排出させる手
段としては、ポンプ、弁、導通管と電気制御系が利用さ
れている。そして、ポンプは図3の流体室C、C、、、
の空気を排出して流体室D、D、、、に導入する動作と
流体室D、D、、、の空気を排出して流体室C、
C、、、に導入する動作を10分毎に繰り返す。この動
作サイクルは1秒毎の早いものであってもよいし、5時
間毎の遅いものであってもよい。また、マット使用者の
意向によって不定期に動作させてもよい。なお、流体室
に流体を導入排出させる手段には、ポンプ等の他に、フ
ァン、シリンダーや流体を加熱冷却する手段などが含ま
れる。図4に本発明の第1の実施例のマット部の断面構
造を示す。本実施例はこのように流体室外部の上部に板
状体を取り付けているが、図5に示す第2の実施例のよ
うに板状体を流体室内部の上部に取り付けてもよい。
【0008】本実施例の板状体は樹脂でできているが、
竹、木や金属などを使用してもよい。本発明は身体と流
体室の間に板状体を入れることにより、流体室が身体か
ら局部的な圧力を受けて変形するのを防止しているので
あるから、板状体は容易に変形しないものであれば足り
る。ところで、流体室とその上部に取り付けられる板状
体は、図4、図5のような形状に限定されることはな
い。図6(a)は本発明の第3の実施例のマット部の平
面図を示している。流体室はこのように局所的なふくら
みE、Fを持ったものでもよい。さらに連通方向はマッ
トと平行でなくてもよい。一方図6(b)は第3の実施
例の流体室に取り付けられる板状体の形状を示してい
る。この他、板状体は図6(c)のように流体室のふく
らみ毎に取り付けられる形状でもかまわない。またこれ
らの板状体の縁に面取りや曲面加工を施してもよい。と
ころで、図7は本発明の応用例を示したものである。こ
の応用例では本発明にかかる褥瘡予防用マット8を別の
流体室6と7の上に設置している。流体室6と7を交互
にふくらませると褥瘡予防用マット8は左右に傾き、寝
返り効果が得られる。以上、本発明を寝具用のマットと
して使用した例について説明した。しかし、本発明は寝
具用のマットに限定されるものではなく、車椅子や座椅
子用のマットとしても使用できるのはいうまでもない。
この場合、長時間車椅子や座椅子に座っている人の尻に
褥瘡ができるのを予防する事ができる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、各室毎に各室の形状に相応し
た板状体を貼っているため、身体によって流体室が局部
変形することがない。このため、身体を支える部分が確
実に入れ替わって血行の不良部分が常に解消され、褥瘡
を予防する事ができる。従って、寝たきりの人や、手術
後回復までに時間がかかる病人や、筋力が衰え自分では
寝返りを打てない様々な病人たちを褥瘡の苦しさから開
放することができる。さらに、周囲の看護人も夜間の寝
返り等の体位変換の手助け看護から開放されることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のベッドの使用状態図である。
【図2】従来のエアーマットの使用状態断面図である。
【図3】本発明の褥瘡予防用マットの使用状態断面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施例のマット部の断面概観図
である。
【図5】本発明の第2の実施例のマット部の断面概観図
である。
【図6】本発明の第3の実施例のマット部の平面図であ
る。
【図7】本発明のマットの応用例を示す図である。
【符号の説明】
1 身体 2 シーツ 3 布団 4 板状体 5 板状体 6 流体室 7 流体室 8 褥瘡予防用マット A エアー室 B エアー室 C 流体室 D 流体室 E 流体室の局所的ふくらみ F 流体室の局所的ふくらみ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮可能な複数の流体室と、前記流体室に
    流体を導入排出させる手段から成る褥瘡予防用マット装
    置において、各流体室の上部に各流体室の形状に応じた
    板状体を取り付けたことを特徴とする褥瘡予防用マット
    装置。
JP10016424A 1998-01-13 1998-01-13 褥瘡予防用マット装置 Pending JPH11197196A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10016424A JPH11197196A (ja) 1998-01-13 1998-01-13 褥瘡予防用マット装置

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JP10016424A JPH11197196A (ja) 1998-01-13 1998-01-13 褥瘡予防用マット装置

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JPH11197196A true JPH11197196A (ja) 1999-07-27

Family

ID=11915866

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JP10016424A Pending JPH11197196A (ja) 1998-01-13 1998-01-13 褥瘡予防用マット装置

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JP (1) JPH11197196A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010093096A1 (ko) * 2009-02-10 2010-08-19 주식회사 콤슨테크놀러지 신체 접촉면을 갖는 욕창예방용 매트리스
JP2015526197A (ja) * 2012-08-21 2015-09-10 ハントレイ テクノロジー リミテッドHuntleigh Technology Limited 患者搬送装置
KR102145130B1 (ko) * 2019-09-20 2020-08-14 주식회사 월드케어 욕창 방지 패드

Cited By (5)

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WO2010093096A1 (ko) * 2009-02-10 2010-08-19 주식회사 콤슨테크놀러지 신체 접촉면을 갖는 욕창예방용 매트리스
KR101099062B1 (ko) * 2009-02-10 2011-12-26 주식회사 콤슨테크놀러지 평활한 신체 접촉면을 갖는 욕창예방용 매트리스
JP2015526197A (ja) * 2012-08-21 2015-09-10 ハントレイ テクノロジー リミテッドHuntleigh Technology Limited 患者搬送装置
JP2018198944A (ja) * 2012-08-21 2018-12-20 ハントレイ テクノロジー リミテッドHuntleigh Technology Limited 患者搬送装置
KR102145130B1 (ko) * 2019-09-20 2020-08-14 주식회사 월드케어 욕창 방지 패드

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