JPH05228180A - 床ずれ防止用マットに使用されるエアセル - Google Patents
床ずれ防止用マットに使用されるエアセルInfo
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- JPH05228180A JPH05228180A JP4143720A JP14372092A JPH05228180A JP H05228180 A JPH05228180 A JP H05228180A JP 4143720 A JP4143720 A JP 4143720A JP 14372092 A JP14372092 A JP 14372092A JP H05228180 A JPH05228180 A JP H05228180A
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- 208000004210 Pressure Ulcer Diseases 0.000 title claims abstract description 5
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims abstract description 11
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
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Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】エアセルは平面円錐台形状としてあり、その端
部において、各エアセルには空気供給チューブに対して
接続自在な接続口を設けて、各エアセルを一端部の空気
室の幅が太く他端部になる程幅が細くなるように形成す
ることにより、マット表面の形状を刻々変化させ、その
傾斜に応じて、患者の体重を移動させて、寝返りを自動
的に行えるようにする。 【構成】エアセル12を平面円錐台形状とし、その端部
において各エアセル12には空気供給チューブに対して
接続自在な接続口を設ける。このエアセル12を、一端
部の空気室の幅が太く他端部になる程幅が細くなるよう
に形成する。従って、これらエアセル12を使用し、空
気を経時的にエアセル12に供給してマット表面の刻々
変化する傾斜に応じて、患者を寝返りさせることができ
る。
部において、各エアセルには空気供給チューブに対して
接続自在な接続口を設けて、各エアセルを一端部の空気
室の幅が太く他端部になる程幅が細くなるように形成す
ることにより、マット表面の形状を刻々変化させ、その
傾斜に応じて、患者の体重を移動させて、寝返りを自動
的に行えるようにする。 【構成】エアセル12を平面円錐台形状とし、その端部
において各エアセル12には空気供給チューブに対して
接続自在な接続口を設ける。このエアセル12を、一端
部の空気室の幅が太く他端部になる程幅が細くなるよう
に形成する。従って、これらエアセル12を使用し、空
気を経時的にエアセル12に供給してマット表面の刻々
変化する傾斜に応じて、患者を寝返りさせることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は床ずれ防止のマットに
使用されるエアセルに係るものであり、殊に平坦な基部
シートにその横断方向に多数隣接して複数個のエアセル
が着脱自在に設けてあり、各エアセルは細長い空気室を
形成しており、これら空気室群が少なくとも2系列に区
分してあって、各系毎に経時的に空気を供給する空気供
給装置に接続されている床ずれ防止用マットに使用され
るエアセルに関する。
使用されるエアセルに係るものであり、殊に平坦な基部
シートにその横断方向に多数隣接して複数個のエアセル
が着脱自在に設けてあり、各エアセルは細長い空気室を
形成しており、これら空気室群が少なくとも2系列に区
分してあって、各系毎に経時的に空気を供給する空気供
給装置に接続されている床ずれ防止用マットに使用され
るエアセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られているこの種のマットとして
は、英国ターレイ社製造のマットが商品名「リップルマ
ット」として良く知られている。
は、英国ターレイ社製造のマットが商品名「リップルマ
ット」として良く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の公知のマットに
おいては、そのエアセルの形状は両端が太く、その中央
部が細くなっている円錐台形に形成されているため、複
数本のエアセルからなるマットレスと使用者との接触面
積が広くなり、体圧の分散を行うこと或いはマットレス
の接触場所を変えることが出来るが、寝返り効果を期待
することは出来ない。そこでこの発明はこのエアセルの
形状を改良し、自動的に患者を寝返りさせ、床ずれ防止
効果を充分に発揮可能な床ずれ防止用マットに使用され
るエアセルを市場に提供することを目的とする。
おいては、そのエアセルの形状は両端が太く、その中央
部が細くなっている円錐台形に形成されているため、複
数本のエアセルからなるマットレスと使用者との接触面
積が広くなり、体圧の分散を行うこと或いはマットレス
の接触場所を変えることが出来るが、寝返り効果を期待
することは出来ない。そこでこの発明はこのエアセルの
形状を改良し、自動的に患者を寝返りさせ、床ずれ防止
効果を充分に発揮可能な床ずれ防止用マットに使用され
るエアセルを市場に提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めにこの発明の床ずれ防止用マットに使用されるエアセ
ルは、平坦な基部シートにその横断方向に多数隣接して
複数個のエアセルがその両端部において着脱自在に設け
てあり、各エアセルは細長い空気室を形成しており、こ
れら空気室群が少なくとも2系列に区分してあって、各
系毎に経時的に空気を供給する空気供給装置に接続され
る床ずれ防止用マットに使用されるエアセルにおいて、
前記エアセルは、平面円錐台形状としてあり、その端部
において、各エアセルには空気供給チューブに対して接
続自在な接続口を設けて、前記エアセルは一端部の空気
室の幅が太く他端部になる程幅が細く形成してあること
を特徴とする。前記各エアセルの細い方の端部の幅はそ
れぞれ一番くびれた部分よりも広幅に形成してあること
が好ましい。前記各空気室の太い方の端部の幅は最も細
い部分の幅の1.5乃至4倍とし、その寝返り効果を最
大に発揮する。前記エアセルは、内層にゴム乃至軟質P
VC層を、外層に布層を有する複合材料で成形されてい
ることが好ましい。前記エアセルは、ゴム製チューブに
布袋を被せてなる場合もある。
めにこの発明の床ずれ防止用マットに使用されるエアセ
ルは、平坦な基部シートにその横断方向に多数隣接して
複数個のエアセルがその両端部において着脱自在に設け
てあり、各エアセルは細長い空気室を形成しており、こ
れら空気室群が少なくとも2系列に区分してあって、各
系毎に経時的に空気を供給する空気供給装置に接続され
る床ずれ防止用マットに使用されるエアセルにおいて、
前記エアセルは、平面円錐台形状としてあり、その端部
において、各エアセルには空気供給チューブに対して接
続自在な接続口を設けて、前記エアセルは一端部の空気
室の幅が太く他端部になる程幅が細く形成してあること
を特徴とする。前記各エアセルの細い方の端部の幅はそ
れぞれ一番くびれた部分よりも広幅に形成してあること
が好ましい。前記各空気室の太い方の端部の幅は最も細
い部分の幅の1.5乃至4倍とし、その寝返り効果を最
大に発揮する。前記エアセルは、内層にゴム乃至軟質P
VC層を、外層に布層を有する複合材料で成形されてい
ることが好ましい。前記エアセルは、ゴム製チューブに
布袋を被せてなる場合もある。
【0005】
【作用】叙上の様に構成している請求項1に記載発明の
作用を使用法と共に次に説明する。平坦な基部シートに
その横断方向に所定本数のこの発明に係るエアセルを、
順次その向きを変えて相互順次隣接して雌雄のホックな
どの着脱手段により、取外し可能に取付け、各系列毎に
基部シートの異なる側縁であって前記基部シートの側縁
寄りに配管した空気供給チューブに適宜のコネクターを
介して又は、直接前記エアセル群の空気室における接続
口を接続する。次に前記両側に沿い配管した前記2本の
空気供給チューブを共通の空気供給源に連通する。この
ようにしてこの発明のエアセル組み立てたマットを利用
して、寝たきり老人などの患者たる使用者を寝返りさせ
たい場合に、例えば共通の空気供給源から一方の空気供
給チューブを通して前記各系のエアセル群にに交番的に
空気を供給すると、先ず片方の系のエアセルが膨らみ、
他の系のエアセルは扁平のままとなり、空気を供給した
片方の系における各エアセルの空気室はそれぞれ前記基
部シートの同一側の端部がそれぞれ幅広く形成してある
ため太くなり、マットの他側の端部は空気室の幅がそれ
ぞれ細くしてあるから細く膨らみ、マット全体として片
側が厚く、他側が薄く膨らむ。次いで、前回空気を供給
した片方の系における空気をエアセル群の空気室から排
気し、他の系におけるエアセル群の空気室に空気を前回
と同様に供給すると、前記マットにおける2系列のエア
セル群は、前回とは左右反対の厚み形状に膨らむ。この
ような操作を繰り返し、交番的に2系列のエアセル群を
膨張収縮することで、このマット上の患者、使用者の姿
勢を変えて、寝返りさせる。また、両方の空気系に共に
空気を供給したときにはマットの全てにおけるエアセル
群の空気室は全て膨らみ、全体としてマットの両側が厚
く中央部が枕元から足元にわたりやや薄く膨らむ。前記
使用中に任意のエアセルが破損し空気洩れを起こした時
には、前記エアセル群への圧力空気の供給を停止し、こ
の破損したエアセルのみを基部シートから取外し、新品
のものと交換して、再使用する。前記請求項2に記載さ
れた発明においては、エアセルの細い方の端部の幅がそ
れぞれ一番くびれた部分よりも広幅に形成してあるた
め、一方の系の空気室群にのみ空気を供給したときに
も、各空気室の細い方の先端部も若干太く膨らむ。請求
項4に記載された前記エアセルは、内層にゴム乃至軟質
PVC層を、外層に布層を有する複合材料で成形されて
いることを特徴とする。請求項5に記載された発明では
前記エアセルがゴム製チューブに布袋を被せてなるた
め、前記空気に換えて水、温湯などの液体をこのエアセ
ルに水中ポンプを使用して供給、排出してこのエアセル
の膨張、収縮を行う。
作用を使用法と共に次に説明する。平坦な基部シートに
その横断方向に所定本数のこの発明に係るエアセルを、
順次その向きを変えて相互順次隣接して雌雄のホックな
どの着脱手段により、取外し可能に取付け、各系列毎に
基部シートの異なる側縁であって前記基部シートの側縁
寄りに配管した空気供給チューブに適宜のコネクターを
介して又は、直接前記エアセル群の空気室における接続
口を接続する。次に前記両側に沿い配管した前記2本の
空気供給チューブを共通の空気供給源に連通する。この
ようにしてこの発明のエアセル組み立てたマットを利用
して、寝たきり老人などの患者たる使用者を寝返りさせ
たい場合に、例えば共通の空気供給源から一方の空気供
給チューブを通して前記各系のエアセル群にに交番的に
空気を供給すると、先ず片方の系のエアセルが膨らみ、
他の系のエアセルは扁平のままとなり、空気を供給した
片方の系における各エアセルの空気室はそれぞれ前記基
部シートの同一側の端部がそれぞれ幅広く形成してある
ため太くなり、マットの他側の端部は空気室の幅がそれ
ぞれ細くしてあるから細く膨らみ、マット全体として片
側が厚く、他側が薄く膨らむ。次いで、前回空気を供給
した片方の系における空気をエアセル群の空気室から排
気し、他の系におけるエアセル群の空気室に空気を前回
と同様に供給すると、前記マットにおける2系列のエア
セル群は、前回とは左右反対の厚み形状に膨らむ。この
ような操作を繰り返し、交番的に2系列のエアセル群を
膨張収縮することで、このマット上の患者、使用者の姿
勢を変えて、寝返りさせる。また、両方の空気系に共に
空気を供給したときにはマットの全てにおけるエアセル
群の空気室は全て膨らみ、全体としてマットの両側が厚
く中央部が枕元から足元にわたりやや薄く膨らむ。前記
使用中に任意のエアセルが破損し空気洩れを起こした時
には、前記エアセル群への圧力空気の供給を停止し、こ
の破損したエアセルのみを基部シートから取外し、新品
のものと交換して、再使用する。前記請求項2に記載さ
れた発明においては、エアセルの細い方の端部の幅がそ
れぞれ一番くびれた部分よりも広幅に形成してあるた
め、一方の系の空気室群にのみ空気を供給したときに
も、各空気室の細い方の先端部も若干太く膨らむ。請求
項4に記載された前記エアセルは、内層にゴム乃至軟質
PVC層を、外層に布層を有する複合材料で成形されて
いることを特徴とする。請求項5に記載された発明では
前記エアセルがゴム製チューブに布袋を被せてなるた
め、前記空気に換えて水、温湯などの液体をこのエアセ
ルに水中ポンプを使用して供給、排出してこのエアセル
の膨張、収縮を行う。
【0006】
【実施例】次に、前記請求項に記載された発明の代表的
な実施例を説明する。 第1実施例(請求項1、請求項3及び請求項4に記載さ
れた発明の代表的な実施例) 図1において、Aは床ずれ防止用のマット全体を示し、
このマットAの平面の大きさは通常の敷き蒲団乃至マッ
トレスと同等の大きさであり、このマットAは平坦な基
部シート10と、この基部シート10にその横断方向に
隣接して着脱自在に設けてある複数個のエアセル12と
からなる。前記エアセル12は細長い空気室13を形成
している。前記エアセル12は、平面円錐台形状として
あり、その端部において、各エアセルには空気供給チュ
ーブに対して接続自在な接続口を設けて、前記エアセル
12は一端部の空気室の幅が太く、他端部になる程幅が
細く形成してある(図2参照)。前記エアセル12は、
内層にゴム乃至軟質PVC層を、外層に布層を有する複
合材料で成形されている。前記多数のエアセル12は一
つ置きに系列を同一にして、全体として2系列12a、
12bに区分され形成してあり、各系列12a、12b
毎に基部シート10の異なる側縁10a、10bであっ
て、前記基部シート10の側縁10a、10bに沿い配
管した空気供給チューブ14にT形コネクター15を介
して接続してあり、前記2本のチューブ14は2位置作
動の電磁弁20とこれを交番的に作動させる指令を発す
る制御部よりなる空気供給排気制御装置Cを介して空気
供給源の一種である空気ポンプ23に接続してある(図
1参照)。前記各系列12a、12bのエアセル12は
各系12a、12b毎に相互に異なる前記基部シート1
0の一側縁10a(又は10b)の空気室13の幅が太
く他側縁10b(又は10a)になる程幅が細い形成し
てある。好適には、前記各エアセル12の太い方の端部
12cの幅は最も細い部分12dの幅の1.5乃至4倍
としてある。
な実施例を説明する。 第1実施例(請求項1、請求項3及び請求項4に記載さ
れた発明の代表的な実施例) 図1において、Aは床ずれ防止用のマット全体を示し、
このマットAの平面の大きさは通常の敷き蒲団乃至マッ
トレスと同等の大きさであり、このマットAは平坦な基
部シート10と、この基部シート10にその横断方向に
隣接して着脱自在に設けてある複数個のエアセル12と
からなる。前記エアセル12は細長い空気室13を形成
している。前記エアセル12は、平面円錐台形状として
あり、その端部において、各エアセルには空気供給チュ
ーブに対して接続自在な接続口を設けて、前記エアセル
12は一端部の空気室の幅が太く、他端部になる程幅が
細く形成してある(図2参照)。前記エアセル12は、
内層にゴム乃至軟質PVC層を、外層に布層を有する複
合材料で成形されている。前記多数のエアセル12は一
つ置きに系列を同一にして、全体として2系列12a、
12bに区分され形成してあり、各系列12a、12b
毎に基部シート10の異なる側縁10a、10bであっ
て、前記基部シート10の側縁10a、10bに沿い配
管した空気供給チューブ14にT形コネクター15を介
して接続してあり、前記2本のチューブ14は2位置作
動の電磁弁20とこれを交番的に作動させる指令を発す
る制御部よりなる空気供給排気制御装置Cを介して空気
供給源の一種である空気ポンプ23に接続してある(図
1参照)。前記各系列12a、12bのエアセル12は
各系12a、12b毎に相互に異なる前記基部シート1
0の一側縁10a(又は10b)の空気室13の幅が太
く他側縁10b(又は10a)になる程幅が細い形成し
てある。好適には、前記各エアセル12の太い方の端部
12cの幅は最も細い部分12dの幅の1.5乃至4倍
としてある。
【0007】実施例2(請求項2に記載された発明の代
表的な実施例) 実施例1と同一符号のところは同一の構成部分を示し同
一の作用効果を奏する。異なるところは、前記各エアセ
ル12の細い方の端部12dの幅はそれぞれ一番くびれ
た部分12eよりも広幅に形成してあることである(図
3及び図4参照)。その他、前記エアセル12の構造と
しては、ゴム製チューブ24に布袋25を被せてなるこ
ともある(図5参照)。これら各実施例の作用及び効果
は対応する請求項に記載された発明の作用、効果と同一
のため、ここでの説明を省略する。
表的な実施例) 実施例1と同一符号のところは同一の構成部分を示し同
一の作用効果を奏する。異なるところは、前記各エアセ
ル12の細い方の端部12dの幅はそれぞれ一番くびれ
た部分12eよりも広幅に形成してあることである(図
3及び図4参照)。その他、前記エアセル12の構造と
しては、ゴム製チューブ24に布袋25を被せてなるこ
ともある(図5参照)。これら各実施例の作用及び効果
は対応する請求項に記載された発明の作用、効果と同一
のため、ここでの説明を省略する。
【0008】
【発明の効果】前述のように構成し作用をなす請求項1
に記載された発明の床ずれ防止用マットに使用されるエ
アセルにおいては、各系毎に別個の空気供給ホースを接
続して、各系毎に時間を異にして空気を供給すれば各系
のエアセルによって基部シートの一側縁を他側縁よりも
厚くし、マット表面を全体として側方に傾斜させたり、
中央部を僅かにV溝状に窪ませる形状にすることが出来
るから、適当な空気供給排気制御装置を介して、このマ
ットの各系を空気供給源例えば空気ポンプ、圧力ボンベ
などに接続して、前述の様に空気を経時的に供給して患
者用のマットとして使用すれば、マット表面の刻々変化
する傾斜に応じて、患者の体重の移動が起こり現実に患
者は寝返りができたり、または恰も寝返りをしたのと同
様の効果が得られる。従って手術後の患者、寝たきり老
人、重度身体障害者用のマットとして活用できる。請求
項2に記載された発明においては、前記使用中に任意の
エアセルが破損し空気洩れを起こした時でも、前記エア
セル群への圧力空気の供給を停止し、この破損したエア
セルのみを基部シートから取外し、新品のものと交換し
て、再使用出来る。前記各エアセルの細い方の端部の幅
はそれぞれ一番くびれた部分よりも広幅に形成してある
場合のものにおいては、一方の系のエアセル群のみに空
気を供給したときにも、各エアセルの空気室の細い方の
先端部も若干太く膨らむから、一方の系の空気室群のみ
に空気を供給した場合においても、各空気室の細い方の
先端部の前記太く膨らんだ部分群によって一種のストッ
パーが形成されるため、患者が寝返りを打ち過ぎて、前
記マットから転げ出るおそれが無く安全である。請求項
3に記載された発明においては、前記各エアセルの広い
方の端部の幅は最も細い部分の幅の1.5乃至4倍とし
てあるものにおいては、一方の系のみに空気を供給して
マット表面を傾斜させた場合においても、その傾斜角度
が急傾斜にならず寝心地が低下せず、また安全である。
請求項4に記載された発明においては、前記エアセル
が、内層にゴム乃至軟質PVC層を、外層に布層を有す
る複合材料で成形されている場合には、エア圧に充分に
耐えることの出来るエアセルを成形できる。請求項5に
記載された発明においては、前記エアセルが、ゴム製チ
ューブに布袋を被せてなる場合には、エアセルの耐圧性
を高めることが出来、前記空気に換えて水、温湯などの
液体をこのエアセルに水中ポンプを使用して供給、排出
しても、このエアセルが膨張、収縮時に破損する憂いは
少なくなる。
に記載された発明の床ずれ防止用マットに使用されるエ
アセルにおいては、各系毎に別個の空気供給ホースを接
続して、各系毎に時間を異にして空気を供給すれば各系
のエアセルによって基部シートの一側縁を他側縁よりも
厚くし、マット表面を全体として側方に傾斜させたり、
中央部を僅かにV溝状に窪ませる形状にすることが出来
るから、適当な空気供給排気制御装置を介して、このマ
ットの各系を空気供給源例えば空気ポンプ、圧力ボンベ
などに接続して、前述の様に空気を経時的に供給して患
者用のマットとして使用すれば、マット表面の刻々変化
する傾斜に応じて、患者の体重の移動が起こり現実に患
者は寝返りができたり、または恰も寝返りをしたのと同
様の効果が得られる。従って手術後の患者、寝たきり老
人、重度身体障害者用のマットとして活用できる。請求
項2に記載された発明においては、前記使用中に任意の
エアセルが破損し空気洩れを起こした時でも、前記エア
セル群への圧力空気の供給を停止し、この破損したエア
セルのみを基部シートから取外し、新品のものと交換し
て、再使用出来る。前記各エアセルの細い方の端部の幅
はそれぞれ一番くびれた部分よりも広幅に形成してある
場合のものにおいては、一方の系のエアセル群のみに空
気を供給したときにも、各エアセルの空気室の細い方の
先端部も若干太く膨らむから、一方の系の空気室群のみ
に空気を供給した場合においても、各空気室の細い方の
先端部の前記太く膨らんだ部分群によって一種のストッ
パーが形成されるため、患者が寝返りを打ち過ぎて、前
記マットから転げ出るおそれが無く安全である。請求項
3に記載された発明においては、前記各エアセルの広い
方の端部の幅は最も細い部分の幅の1.5乃至4倍とし
てあるものにおいては、一方の系のみに空気を供給して
マット表面を傾斜させた場合においても、その傾斜角度
が急傾斜にならず寝心地が低下せず、また安全である。
請求項4に記載された発明においては、前記エアセル
が、内層にゴム乃至軟質PVC層を、外層に布層を有す
る複合材料で成形されている場合には、エア圧に充分に
耐えることの出来るエアセルを成形できる。請求項5に
記載された発明においては、前記エアセルが、ゴム製チ
ューブに布袋を被せてなる場合には、エアセルの耐圧性
を高めることが出来、前記空気に換えて水、温湯などの
液体をこのエアセルに水中ポンプを使用して供給、排出
しても、このエアセルが膨張、収縮時に破損する憂いは
少なくなる。
【図1】実施例1のエアセルを組込んだ床ずれ防止用マ
ットの平面図である。
ットの平面図である。
【図2】図1におけるエアセルを示す側面図である。
【図3】実施例2のエアセルの平面図である。
【図4】図3のエアセルの側面図である。
【図5】その他のエアセルの縦断面図である。
12 エアセル 13 空気室
Claims (5)
- 【請求項1】平坦な基部シートにその横断方向に多数隣
接して複数個のエアセルがその両端部において着脱自在
に設けてあり、各エアセルは細長い空気室を形成してお
り、これら空気室群が少なくとも2系列に区分してあっ
て、各系毎に経時的に空気を供給する空気供給装置に接
続される床ずれ防止用マットに使用されるエアセルにお
いて、 前記エアセルは平面円錐台形状としてあり、その端部に
おいて、各エアセルには空気供給チューブに対して接続
自在な接続口を設けて、前記エアセルは一端部の空気室
の幅が太く他端部になる程幅が細く形成してあることを
特徴とする床ずれ防止用マットに使用されるエアセル。 - 【請求項2】前記各エアセルの細い方の端部の幅はそれ
ぞれ一番くびれた部分よりも広幅に形成してあることを
特徴とする請求項1記載の床ずれ防止用マットに使用さ
れるエアセル。 - 【請求項3】前記各エアセルの太い方の端部の幅は最も
細い部分の幅の1.5乃至4倍としてあることを特徴と
する請求項1または請求項2記載の床ずれ防止用マット
に使用されるエアセル。 - 【請求項4】前記エアセルは、内層にゴム乃至軟質PV
C層を、外層に布層を有する複合材料で成形されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の床ずれ
防止用マットに使用されるエアセル。 - 【請求項5】前記エアセルは、ゴム製チューブに布袋を
被せてなることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の床ずれ防止用マットに使用されるエアセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4143720A JPH05228180A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 床ずれ防止用マットに使用されるエアセル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4143720A JPH05228180A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 床ずれ防止用マットに使用されるエアセル |
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Related Child Applications (1)
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JPH05228180A true JPH05228180A (ja) | 1993-09-07 |
JPH0585183B2 JPH0585183B2 (ja) | 1993-12-06 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014516737A (ja) * | 2011-06-16 | 2014-07-17 | ピカード ヘルスケア テクノロジー(ドングァン)カンパニー リミテッド | 医療用エアマットレス、医療用エアマットレスを膨張/収縮させる方法および医療用エアマットレスの支持面を傾斜させる方法 |
US10143609B2 (en) | 2011-06-14 | 2018-12-04 | Picard Healthcare Technology (Dongguan) Co. Ltd. | Medical air mattress |
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Family Cites Families (1)
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JPS6023027B2 (ja) * | 1977-08-05 | 1985-06-05 | 旭化成株式会社 | 曲げ加工性の優れたハステロイクラツド鋼板並びにその製造法 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP4143720A patent/JPH05228180A/ja active Granted
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Also Published As
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JPH0585183B2 (ja) | 1993-12-06 |
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