JP2014121442A - 寝装用マット - Google Patents

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Abstract

【課題】仰臥した利用者に不快感を与えることなく、身体を左右方向にローリングさせることができる寝装用マットを提供することにある。
【解決手段】流体によって加圧されることで長手方向一端が他端に比べて高くなるよう膨張する袋状に形成されていて、外装体内に幅方向に沿って配置され、幅方向と交差する方向に並設された複数の第1の流体バッグ6と、第1の流体バッグと同様の袋状であって、外装体内に第1の流体バッグと重なり合う状態で、膨張時に高さが高くなる長手方向の一端を第1の流体バッグの長手方向の一端と逆向きにして外装体の幅方向と交差する方向に沿って並設された複数の第2の流体バッグ7と、第1の流体バッグに流体を供給・排出する第1の供給チューブ14と、第2の流体バッグに流体を供給・排出する第2の供給チューブ17と、第1の流体バッグと第2の流体バックに対する流体の供給・排出を制御する制御装置12を具備する。
【選択図】図3

Description

この発明は利用者の床ずれを防止したり、いびきを軽減して安眠を得るためなどに利用できる寝装用マットに関する。
たとえば、病人や老人などの利用者が長期間にわたって病床に臥さなければならない場合、利用者の身体の背面、とくに背部、腰部、或いは臀部などが長期間にわたって圧迫され続けると、その部分の血行が悪化して床ずれ(辱瘡)が生じるということがある。
また、利用者が就寝中にいびきをかいたり、呼吸に乱れが生じるということがあり、そのような場合には睡眠の質が低下して安眠できないということがある。
そこで、長期間にわたって病床に臥さなければならない利用者の床ずれを防止したり、利用者が就寝中にいびきをかいたり、呼吸が乱れたときの安眠を確保するなどのための寝装用マットが開発されている。
利用者の床ずれを防止したり、安眠を確保するための対策の1つとして、就寝中の利用者の身体を左右にローリングさせることで、身体の同じ部分が圧迫され続けるのを防止したり、気道を確保していびきの軽減や呼吸の乱れる防止するということが知られている。
就寝中の利用者の身体をローリングさせるためには、たとえばマットレスなどの寝具上に載置したり、マットレスと一体化するなどして用いられる、寝装用マットが知られている。
従来、利用者の身体をローリングさせることのできる寝装用マットとしては、流体によって加圧されたときにほぼ円錐台形を形成する複数の第1の袋状セルと、第2の袋状セルを、矩形状のセル取付け用シートの幅方向に沿わせてそれぞれの頂上が左右逆向きになるよう配置し、かつ上記セル取付け用シートの長手方向に対して上記第1の袋状セルと第2の袋状セルを交互に並設するようにした構成のものが知られている。
そして、上記第1の袋状セルと上記第2の袋状セルに対して流体を交互に供給・排出することで、上記第1、第2の袋状セルの頂上の部分によって利用者の身体の背面の左右の部分を交互に押し上げることで、上記寝装用マット上に仰臥した利用者の身体を幅方向にローリングさせるようにしている。
実開平2−30327号公報
上記構成によると、上記第1の袋状セルと上記第2の袋状セルは、上記セル取付け用シートの長手方向に対して位置をずらして交互に配置されている。そのため、上記第1の袋状セルを膨張させてその頂部によって利用者の身体の幅方向の一端部を押し上げて身体をたとえば右方向に傾斜させて支持したときと、上記第1の袋状セルを収縮させて上記第2の袋状セルを膨張させ、その頂部によって利用者の身体の幅方向の他端部を押し上げて身体を左方向に傾斜させて支持したときとで、利用者の身体を押し上げるために第1、第2の袋状セルによって押圧する位置が左右において上記セル取付け用シートの長手方向、つまり利用者の身長方向に対してずれることになる。
そのため、上記第1の袋状セルと上記第2の袋状セルの膨張・収縮を交互に繰り返すと、利用者の身体を幅方向にローリングさせることができるものの、身長方向に対する左右の押圧位置が身長方向に異なる。
それによって、利用者が上記第1の袋状セルと上記第2の袋状セルから受ける押圧作用の感覚が異なるから、利用者に違和感や不快感を与えたり、安眠が確保され難くなるということがある。
この発明は、利用者の身体の背面の幅方向一端部と他端部を交互に押圧して身体を幅方向にローリングさせるとき、利用者の身体が左右いずれの方向に傾斜させられるときにも、左右の押圧位置が身長方向に対して異なることがないようにすることで、利用者に違和感や不快感を与えることなく、床ずれの防止、いびきの軽減、或いは安眠の確保ができるようにした寝装用マットを提供することにある。
この発明は、袋状の外装体と、
流体によって加圧されることで長手方向一端が他端に比べて高さが高くなるよう膨張する袋状に形成されていて、上記外装体内に幅方向に沿って配置されるとともに、幅方向と交差する方向に沿って並設された複数の第1の流体バッグと、
流体によって加圧されることで長手方向一端が他端に比べて高さが高くなるよう膨張する袋状であって、上記外装体内に上記第1の流体バッグと重なり合う状態で、しかも膨張時に高さが高くなる長手方向の一端を上記第1の流体バッグの長手方向の一端と逆向きにして上記外装体の上記幅方向と交差する方向に沿って並設された複数の第2の流体バッグと、
上記第1の流体バッグに流体を供給・排出する第1の流体給排手段と、
上記第2の流体バッグに流体を供給・排出する第2の流体給排手段と、
上記第1の流体バッグと第2の流体バックに対する流体の供給・排出を制御する制御手段と
を具備したことを特徴とする寝装用マットにある。
上記第1の流体バッグと上記第2の流体バッグは、平面形状が上記外装体の幅方向に沿って長い台形状であることが好ましい。
上記第1の流体バッグと上記第2の流体バッグは、平面形状が上記外装体の幅方向に沿って長い長方形状であることが好ましい。
上記制御手段は、上記第1の流体バッグと第2の流体バックに対する流体の供給・排出を所定時間ごとに交互に制御することが好ましい。
上記外装体には、この外装体上に仰臥した利用者の体動を検出するセンサが設けられ、上記第1の流体バッグと第2の流体バックに対する流体の供給・排出は、上記センサによる体動の検出に基づいて制御手段によって制御されることが好ましい。
上記第1の流体バッグと第2の流体バックは、互いに連通して形成された下部空間部及び上部空間部の上下二重構造となっていることが好ましい。
上記第1の流体バッグと第2の流体バックは、上記外装体上に仰臥する利用者の上半身に対応する部分に設けられていることが好ましい。
この発明によれば、第1の流体バッグと第2の流体バックを、膨張時に高さが高くなる一端を逆向きにし、しかも重ね合わせて外装体内の幅方向に沿わせるとともに、上記幅方向と交差する方向に沿って並設するようにした。
そのため、第1の流体バッグと第2の流体バックを交互に膨張させて利用者の身体を幅方向にローリングさせるとき、左右の押し上げ位置が利用者の身長方向に対してずれることがないから、ローリング時に利用者に違和感や不快感を与えるのを防止することが可能となる。
この発明の一実施の形態を示す寝装用マットの一部断面した正面図。 図1に示す寝装用マットの一部断面した平面図。 第1の流体バッグと第2の流体バッグとに加圧気体を供給・排出する構成を上部シートの下面側から見た図。 (a)は二重構造の第1の流体バッグに加圧気体を供給して膨張させた状態の断面図、(b)は同じく第2の流体バッグに加圧気体を供給して膨張させた状態の断面図。 この発明の第2の実施の形態を示す第1の流体バッグと第2の流体バッグを上部シートの下面側から見た図。 この発明の第3の実施の形態を示す第1の流体バッグと第2の流体バッグを上部シートの下面側から見た図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図4はこの発明の第1の実施の形態を示し、図1と図2に示す寝装用マットMは平面形状が矩形状をなした外装体1を備えている。この外装体1は伸縮性を有する布地によって扁平な袋状に形成されていて、その一側を除く三側には図1に示すようにファスナ2が設けられている。それによって、上記外装体1は上記ファスナ2によって開閉可能な構成となっている。
上記外装体1の内部にはウレタンフォームなどによって形成されたクッションシート3が設けられ、このクッションシート3の上面にはフェルトやキャンバスなどの比較的厚手の布地からなるベースシート4が設けられている。
上記ベースシート4の上面の長手方向の約半分の部分には複数の第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7が後述するように設けられている。これら第1、第2の流体バッグ6,7の上面には、図2に示すように周辺部を除く部分に多数の透孔8aが穿設された樹脂製の上部シート8が設けられている。
図2に示すように、上記第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7は、ビニールなどの気密性を有する樹脂シートによって平面形状が上記ベースシート4の幅方向に沿って長い台形状に形成されていて、後述するように流体である空気を加圧して供給すると、先端側(一端側)から後端側(他端側)に向かって高さ寸法が次第に高くなるよう膨張する袋状に形成されている。
上記第1の流体バッグ6は後端を上記ベースシート4の幅方向一端に位置させ、先端を幅方向他端に位置させて配置されている。
上記第2の流体バッグ7は上記第1の流体バッグ6と逆向き、つまり後端を上記ベースシート4の幅方向他端に位置させ、先端を幅方向他端に位置させ、しかも上記第1の流体バッグ6の上面に重合されて配置されている。
そして、上記ベースシート4の上面には、重ねられた複数組の第1、第2の流体バッグ6,7が長手方向の約半分である、寝装用マットM上に仰臥した利用者の上半身に対応する部分に、長手方向に対して隣り合う第1、第2の流体バッグ6,7間に隙間が生じるこのない密な状態で並設されている。つまり、第1、第2の流体バッグ6,7は重合された状態で上記ベースシート4の幅方向に沿って配置されるとともに、図3に示すように長手方向に対して4列で並設されている。
長手方向に対して4列で並設された第1、第2の流体バッグ6,7のうち、上記外装体の長手方向の1一端の1列から3列までの第1、第2の流体バッグ6,7は、図4(a),(b)に示すように内部が仕切りシート5aによって下部空間部6a,7aと上部空間部6b,7bに隔別された上下二重構造となっていて、上記仕切りシート5aには上記下部空間部6a,7aと上部空間部6b,7bを連通する連通孔5が形成されている。
なお、図示はしないが、4列目の第1、第2の流体バッグ6,7は1つの空間部だけを有する構造となっていて、後述するように膨張させたとき、1〜3列目の第1、第2の流体バッグ6,7に比べて高さ寸法が低くなるよう構成されている。
つまり、一列〜3列までの第1、第2の流体バッグ6,7は寝装用マットM上に仰臥した利用者の上半身の背部に対応する。そのため、利用者の上半身を後述するように左右にローリングさせるとき、左右に対して比較的高く押し上げることができるよう上下二重構造とすることが好ましいが、4列目は利用者の腰部に対応位置するため、ローリング時に背部に比べて高く押し上げることが要求されないから、1つの空間部を有する構造となっている。
なお、4列目の二重構造にしても差し支えなく、また1〜3列目を4列目と同様、1つの空間部だけとしてもよい。
図4(a),(b)に示すように、上記外装体1の上下二重構造となった第1、第2の流体バッグ6,7の端部を覆う部分は、山形状に膨張した第1、第2の流体バッグ6,7の先端側に入り込むよう凹状に縫製されている。それによって、第1、第2の流体バッグ6,7が膨張するとき、外装体1が第1、第2の流体バッグ6,7の膨張の抵抗になるのが防止でき、しかも収縮したとき上記外装体1が弛んで寝装用マットMの外観が損なわれるのが防止できる。
上記ベースシート4上に配置された第1、第2の流体バッグ6,7は上記上部シート8によって覆われていて、これら第1、第2の流体バッグ6,7の後端は図3に示すように上記上部シート8の幅方向一端部と他端部にそれぞれリング9によって連結されている。
それによって、上記上部シート8に対して上記第1、第2の流体バッグ6,7とずれ動くのが規制されている。
図3に示すように、上記上部シート8の一側部には外装体1上に仰臥した利用者のいびきや呼吸の状態を検出する、たとえばマイクロフォンなどのセンサ11が内蔵されている。このセンサ11が検出した信号は制御手段としての制御装置12に出力される。この制御装置12は上記センサ11が検出したいびきや呼吸の状態を分析し、その分析に基づいて上記第1、第2の流体バッグ6,7への空気の供給・排出を後述するよう制御するようになっている。
上記第1の流体バッグ6の後端部の下部空間部6aの下面には、上記ベースシート4を貫通した第1の供給チューブ14から分岐された複数の第1の分岐チューブ14aがそれぞれ接続されている。上記第1の供給チューブ14は電磁式の第1の給排切換え弁15を介して加圧気体の供給源としての供給ポンプ16に接続されている。
上記第2の流体バッグ7の後端部の下部空間部7aの下面には、上記ベースシート4を貫通した第2の供給チューブ17から分岐された複数の第2の分岐チューブ17aがそれぞれ接続されている。上記第2の供給チューブ17は電磁式の第2の給排切換え弁18を介して上記供給ポンプ16に接続されている。
なお、上記第1チューブ14は上記第1の流体バッグ6の先端部の下部空間部6a或いは上部空間部6bに接続するようにしてもよく、また 上記第2チューブ17は上記第2の流体バッグ7の先端部の下部空間部7a或いは上部空間部7bに接続するようにしてもよい。
上記第1の給排切換え弁15と上記第2の給排切換え弁18は上記制御装置12からの駆動信号によって交互に開閉駆動されるようになっている。上記第1の給排切換え弁15が開状態に駆動され、上記第2の給排切換え弁18が駆動されずに閉の状態にあるときに、上記供給ポンプ16の加圧空気が上記第1の供給チューブ14から複数の第1の流体バッグ6に供給され、これら第1の流体バッグ6が図4(a)に示すように後端から先端に向かって次第に高さが高くなるよう膨張する。
上記第2の給排切換え弁18が開状態に駆動され、上記第1の給排切換え弁15が駆動されずに閉の状態にあるときに、上記供給ポンプ16の加圧空気が上記第2の供給チューブ17から複数の第2の流体バッグ7に供給され、これら第2の流体バッグ7が図4(b)に示すように後端から先端に向かって次第に高さが高くなるよう膨張する。
そして、上記第1の給排切換え弁15と第2の給排切換え弁18が交互に開閉駆動されることで、寝装用マットM上に仰臥した利用者は上半身が左右に交互にローリングされることになる。
上記第1の流体バッグ6或いは第2の流体バッグ7に加圧空気を供給するとき、上記制御装置12によって各流体バッグ6,7への加圧空気の供給量を、たとえば供給時間などによって制御できるようになっている。
それによって、各流体バッグ6,7の膨張度合を変えることができるから、それによって左右に交互にローリングされるときの利用者の上半身の傾き角度を設定できる。つまり、利用者の体格や状態などの種々の条件に応じて利用者の上半身の傾き角度を変えることができる。
上記制御装置12は上記センサ11からの検出信号によって上記第1、第2の給排切換え弁15,18を交互に切換える安眠モードと、上記センサ11の検出信号に係わりなく、上記第1、第2の給排切換え弁15,18を所定時間ごとに交互に切換える床ずれ防止モードとのいずれかに設定を選択できるようになっている。
上記安眠モードに設定した場合、上記センサ11からの検出信号によって寝装用マットM上に仰臥した利用者のいびきや呼吸の状態によって利用者が安眠状態あるか否かを判定し、安眠状態にないと判定したときに上記第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7に交互に加圧空気を供給して利用者の身体をローリングさせ、気道を確保することでいびきの低減や呼吸を整えさせて安眠状態を回復させるようになっている。
上記床ずれ防止モードに設定した場合、利用者のいびきや呼吸の状態に係わりなく、上記第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7に加圧気体が所定時間ごとに交互に供給される。つまり、上記第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7の一方に加圧気体が供給されるときには、他方から排出される。それによって、利用者の身体の幅方向一端側と他端側が交互に押し上げられて上半身がローリングさせられるから、背部、腰部或いは臀部の同じ箇所が圧迫され続けて床ずれが発生するのを防止することができる。
上記構成の寝装用マットMによれば、利用者の上半身を幅方向の一端側に傾ける第1の流体バッグ6と、利用者の上半身を幅方向の他端側に傾ける第2の流体バッグ7を、上下に重ねて配置するようにしている。
そのため、利用者の上半身を幅方向の一端側に傾けるために第1の流体バッグ6を膨張させたときに第1の流体バッグ6によって押圧される身体の背面の位置と、利用者の上半身を幅方向の他端側に傾けるために第2の流体バッグ7を膨張させたときに第2の流体バッグ7によって押圧される身体の背面の位置とは、幅方向においては左右に異なるものの、身長方向であり、寝装用マットMの長手方向に対しては同じ位置となる。
つまり、利用者は上半身が左右交互にローリングされるとき、それぞれ複数組の第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7によって身長方向の同じ位置が押圧されるから、ローリング時に身体の左右の身長方向の異なる位置が押圧される違和感や不快感を利用者に与えるのを防止することができる。
しかも、第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7を重合させたので、重合された複数の第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7をそれぞれ寝装用マットMの長手方向に対して隙間のない状態で配置することができる。
つまり、第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7を寝装用マットMの長手方向に対して交互に配置すると、第1の流体バッグ6の隣には第2の流体バッグ7が位置することになるから、複数の第1の流体バッグ6は所定間隔で配置され、同様に複数の第2の流体バッグ7も所定間隔で配置されることになる。
そのため、利用者の身体を左右にローリングさせるとき、利用者の上半身の幅方向一端側或いは他端側を、第1の流体バッグ6或いは第2の流体バッグ7によって身長方向にほぼ隙間なく押し上げるということができるから、そのことによって利用者の上半身を安定した状態で押し上げることができるということがある。つまり、安定した状態で、利用者に不快感を与えることなく、上半身をローリングさせることができる。
また、上記寝装用マットMの内部には、利用者の上半身に対応する部分にだけ重合された第1、第2の流体バッグ6,7を設けるようにした。そのため、上記寝装用マットMを背上げ式のベッド装置の床板、或いはマットレス上に載置して使用することができる。
つまり、床板を起上させる背上げ時に、床板の起上によって上記寝装用マットMの第1、第2の流体バッグ6,7が設けられた部分が屈曲されることがないから、背上げ式のベッド装置に用いた場合であっても、利用者の上半身を安定した状態でローリングさせることが可能である。
図5と図6はこの発明の第2、第3の実施の形態を示す。すなわち、上記第1の実施の形態では、第1の流体バッグ6と第2の流体バッグ7の平面形状を台形状としたが、第1、第2の流体バッグ6A,7Aの平面形状は図5に示す第2の実施の形態のように先端が頂上となる三角形状、或いは図6に示す第3の実施の形態のように第1、第2の流体バッグ6B,7Bの平面形状は寝装用マットMの幅方向に沿って長い長方形状であってもよい。なお、図5と図6において、図3と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。
また、外装体1内にクッションシート3を設けるようにしたが、クッションシート3はなくても差し支えない。
また、重合された第1、第2の流体バッグ6,7を利用者の上半身に対応するよう外装体1内の長手方向の上半分にだけ設けるようにしたが、上記外装体1内の全長にわたって設けるようにしてもよい。
1…外装体、6…第1の流体バッグ、7…第2の流体バッグ、11…センサ、12…制御装置(制御手段)、14…第1の供給チューブ、15…第1の給排気切換え弁、16…供給ポンプ、17…第2の供給ポンプ、18…第2の給排気切換え弁。

Claims (7)

  1. 袋状の外装体と、
    流体によって加圧されることで長手方向一端が他端に比べて高さが高くなるよう膨張する袋状に形成されていて、上記外装体内に幅方向に沿って配置されるとともに、幅方向と交差する方向に沿って並設された複数の第1の流体バッグと、
    流体によって加圧されることで長手方向一端が他端に比べて高さが高くなるよう膨張する袋状であって、上記外装体内に上記第1の流体バッグと重なり合う状態で、しかも膨張時に高さが高くなる長手方向の一端を上記第1の流体バッグの長手方向の一端と逆向きにして上記外装体の上記幅方向と交差する方向に沿って並設された複数の第2の流体バッグと、
    上記第1の流体バッグに流体を供給・排出する第1の流体給排手段と、
    上記第2の流体バッグに流体を供給・排出する第2の流体給排手段と、
    上記第1の流体バッグと第2の流体バックに対する流体の供給・排出を制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とする寝装用マット。
  2. 上記第1の流体バッグと上記第2の流体バッグは、平面形状が上記外装体の幅方向に沿って長い台形状又は細長い三角形状であることを特徴とする請求項1記載の寝装用マット。
  3. 上記第1の流体バッグと上記第2の流体バッグは、平面形状が上記外装体の幅方向に沿って長い長方形状であることを特徴とする請求項1記載の寝装用マット。
  4. 上記制御手段は、上記第1の流体バッグと第2の流体バックに対する流体の供給・排出を所定時間ごとに交互に制御することを特徴とする請求項1記載の寝装用マット。
  5. 上記外装体には、この外装体上に仰臥した利用者の体動を検出するセンサが設けられ、上記第1の流体バッグと第2の流体バックに対する流体の供給・排出は、上記センサによる体動の検出に基づいて制御手段によって制御されることを特徴とする請求項1記載の寝装用マット。
  6. 上記第1の流体バッグと第2の流体バックは、互いに連通して形成された下部空間部及び上部空間部の上下二重構造となっていることを特徴とする請求項1記載の寝装用マット。
  7. 上記第1の流体バッグと第2の流体バックは、上記外装体上に仰臥する利用者の上半身に対応する部分に設けられていることを特徴とする請求項1記載の寝装用マット。
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