JP5727357B2 - ベッド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主に慢性就床患者等の寝返りが困難な患者に床ずれの発生を防止するために患者を寝返りさせるためのベッド装置に関する。
ベッド上に寝たきりの老人や重症患者等の慢性就床患者の場合、患者は自分で体を動かすことが困難であるが、定期的に寝返りを打たないと床ずれが起こる場合がある。
例えば、呼吸理学療法において、日本呼吸療法医学会・多施設共同研究委員会では、患者の寝返りに関して、Kinetic treatment Table(KTT)による持続的体位変換は、左右40度、1日に120回で行う(「ADRS(急性呼窮迫症候群)に対するClinical Practice Guideline 第2版」:非特許文献1)ことと定められている。
床ずれ防止を目的として30°側臥位や、呼吸理学療法を目的とした40°左右連続ローテーションを行える機能が搭載されたマットレスにおいて、身体角度30〜40°を確保するために、従来、円柱状等の体積の大きな空気袋を搭載したマットレスがあるが、送風装置が大きな送風量が必要な、大型のものでなければならなかった。
送風装置で空気袋を膨張させるマットレスには、例えば、特開平8−52180号公報(:特許文献1)に開示されたエアマットがあり、このエアマットでは、主エアマット部の下に敷かれた体位変換エアマット部が、断面が長円形となる枕状の右エアセル部と左エアセル部とによって形成され、これらが主エアマット部の前後方向中心線に対し略対称の位置に配置されている。エアポンプから各エアセル部に空気を吸排気して患者に任意の角度の体位変換傾斜を与えるようにしている。
また、特開平11−76318号公報(:特許文献2)に開示されたマット装置では、円柱状を呈した空気袋(膨張袋)をその長さ方向がベッドの長さ方向に沿いかつ左右方向に複数配列してマット本体を構成し、それらの空気袋に切り替え弁を介してエアポンプを接続し、切り替え弁の制御によって患者の中心位置を中心として左右の空気袋の膨張状態を制御し、患者の寝返り動作を自動的に行わせるようにしている。
特開平8−52180号公報 特開平11−76318号公報
ADRS(急性呼窮迫症候群)に対するClinical Practice Guideline 第2版
本発明は、送風量の少ない小型の送風装置であっても、十分にベッド上(マットレス上)の人を左右にローテンションして寝返りを打たせることができるベッド装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、ベッド装置のボトム上にベースを設け、このベース上に、人が上面に載るマットレス本体を載置し、該ベース上部とマットレス本体の下部との間に、該マットレス本体の先後方向に長さ方向が沿った柱状かつ可撓性の流体袋を複数設けたベッド装置において、
前記柱状の流体袋は、前記長さ方向に垂直の断面がほぼ三角形形状に形成されて
前記流体袋は、前記三角形形状の断面の一頂点部が前記マットレス本体の下部に固定され、かつ、該断面の他頂点部が前記ベース上部に固定されたことを特徴とするベッド装置である。
また、本発明は、ベッド装置のボトム上にベースを設け、このベース上に、人が上面に載るマットレス本体を載置し、該ベース上部とマットレス本体の下部との間に、該マットレス本体の先後方向に長さ方向が沿った柱状かつ可撓性の流体袋を複数設けたベッド装置において、
前記柱状の流体袋は、膨張時に前記長さ方向に垂直の断面がほぼ三角形形状になるように形成されて、
前記流体袋は、前記三角形形状の断面の一頂点部が前記マットレス本体の下部に固定され、かつ、該断面の他頂点部が前記ベース上部に固定されたことを特徴とするベッド装置である。
本発明において、前記流体袋は、前記三角形形状の断面の一頂点部及び他頂点部を両端とする辺によって、マットレス本体をベース上部に対して支えることが好適である。
また、本発明において、前記流体袋は、前記三角形形状の断面の一頂点部及び他頂点部以外の頂点部が前記辺に対して外側方向に向いていることが好適である。
本発明において、前記マットレス本体と流体袋は、全体的にカバー部材で覆われており、前記流体袋の他頂点部が当該カバー部材の下側部を介してベース上部に固定されていることが好適である。
また、本発明において、前記流体袋に流体が流入・排出される口は、前記流体袋に単数又は複数設けられており、前記流体袋内には複数の隔壁があって、各隔壁には流体の流通孔が設けられたことが好適である。
本発明において、前記流体袋は、マットレス本体とベース上部とに固定部材によって着脱自在に取り付けられていることが好適である。
また、本発明において、前記流体袋は、マットレス本体の幅方向幅方向中心を境に左右に配設され、前記左・右の流体袋に選択的に流体が供給・排出されて膨張・収縮されることによって、前記マットレス本体の左・右が前記ベースに対して上昇又は下降するようにしたことが好適である。
本発明において、前記流体袋に流体を供給するポンプ装置と、流体の供給・排出を制御する制御弁とを設けており、前記左・右の流体袋に選択的に流体を供給・排出して膨張・収縮させることによって、前記マットレス本体の左・右を上昇又は下降させるように前記制御弁を制御することが好適である。
本発明のベッド装置によれば、柱状の流体袋(空気で膨張するセル等)を、長さ方向に垂直の断面がほぼ三角形形状に形成して、前記マットレス本体の幅方向中心を境に左・右に配設し、前記流体袋を、その三角形形状の断面の一頂点部が前記マットレス本体の下部に固定し、かつ、該断面の他頂点部がマットレス本体よりも下方のボトム側に固定して、前記左・右の流体袋に選択的に流体が供給・排出して膨張・収縮することによって、前記マットレス本体の左・右が上昇又は下降するようにしたので、マットレス上の人が左右に揺動して寝返りを打たせることができる。
また、本発明の流体袋と外径が同様の断面円形が柱状の従来のセルに比較して、少ない流体量で膨らませることができ、かつ、断面三角形形状の辺(例えば図6に示す、三角形の流体袋24の底辺24c)で支えることができるので支持力を強くすることができる。
また、本発明において、前記流体袋に流体が流入・排出される口を、前記流体袋に単数又は複数設けて、前記流体袋内には複数の隔壁を設けて、各隔壁に流体の流通孔を設けることができる。
また、本発明において、前記流体袋を、マットレス本体と下方の固定部に固定部材によって着脱自在に取り付け可能にすることによって、取り付けや交換を容易にできる等の優れた効果を奏し得る。
本実施形態におけるベッド装置の全体構成を説明するための図である。 本実施形態におけるベッド装置の全体構成を説明するための図である。 本実施形態におけるベッド装置の各セルを説明するための図である。 本実施形態におけるベッド装置に配設のローテーションセルを詳細に説明する図であって、(a)が前方からの視図、(b)が側面視図、(c)が別角度の側面視図、(d)が(b)のD−D線に沿う断面視図、(e)が後方からの視図、(f)が(b)のE部拡大図である。 同ローテンション用のセル詳細な説明図であって、(a)、(b)、(c)はそれぞれ図4の(c)のA−A線、B−B線、C−C線に沿う断面視図、(d)は面ファスナーを説明するための図である。 同ローテーションセルの取り付け状態を説明するための図である。 本実施形態におけるベッド装置の動作を説明する図である。 本実施形態におけるベッド装置の動作を従来のベッド装置と比較して説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[装置の概略]
まず、本発明を適用したベッド装置全体の構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態におけるベッド装置1の概略を説明するための図である。図2は、ベッド装置1を足側正面(図1の制御部40側)から表した図である。
図1に示すベッド装置1は、患者の足側が図1のF方向(制御部40側)、頭側が図1のH方向となるように利用される。したがって、患者の右側が図1のR方向、左側が図1のL方向となる。患者の頭側・足側がベッド装置の先方側・後方側に対応している。
ベッド装置1は、ボトム上に、患者が上面に載るマット本体(「マットレス本体」に相当)10が載置されている。ここで、マット本体10は、複数のセル14が幅方向に軸を向けて該マット本体10の長手方向に連続して配列されて構成されている。そして、トップカバーとボトムカバーにより構成されているカバー12により覆われることによりマット本体10が構成されている。
また、ベッド装置1は、ローリング部20を有して構成されている。ローリング部20は、可撓性のあるサイドセル22(22L、22R)と、可撓性の有る左、右の流体袋24(24L、24R)を有しており、左右に患者を適宜に搖動させる等して患者の体位を変換するために用いられる。
具体的には、図2に示すように、人が上面に載るマット本体10の上部にサイドセル22が、右側にあるサイドセル22Rと、左側にあるサイドセル22Lとから構成されている。また、該マット本体10の下部に該マット本体10の先後方向に長さ方向が沿った柱状(断面略三角形)かつ可撓性の流体袋24をマット本体10の幅方向中心を挟んで左・右に設け、該流体袋24(24L、24R)への空気(流体の例)の供給・排出により膨張・収縮するようになっている。
ベッド装置は、前記流体袋に空気を供給するポンプ部50と流体の供給・排出を切替弁によって制御する制御部40とを備え、前記左・右の流体袋24に選択的に空気を供給・排出して膨張・収縮させることによって、前記マット本体10の左、右を上昇又は下降させるように前記制御部40を制御する構成になっている。
そして、図1に示すように、各セル(セル14、サイドセル22、流体袋24)には、切替弁を備えた制御部40から送風チューブ42が接続されている。また、制御部40の切替弁には、ポンプ部50から送風チューブ44が接続されている。更に、制御部40と、ポンプ部50とは、制御ケーブル52で接続されており、各種制御信号がやり取りされる。また、ポンプ部50は、外部から制御ケーブル54が接続されており、ポンプ部50を駆動させるための電源ケーブル56が接続されている。
マット本体10の各セル14は複数の組となった系統に別れて連通路として共通の送風チューブ42に接続されている。送風チューブ42は、送風チューブ接続コネクタを介して切替弁に接続されており、切替弁は送風チューブを介してポンプ部50と接続されている。そして、ポンプ部50及び切替弁の動作(空気圧送・大気解放等の切り替え)により各セルの給排気が行われる。
この各セル14の給排気動作と同様にサイドセル22及び流体袋24も送風チューブ42が接続され、送風チューブ42を介して切替弁に接続されている。そして、切替弁は送風チューブ44を介してポンプ部50に接続されており、給排気が行われる。
なお、連通路である送風チューブ42、ポンプ部50から一本出力されて各セルに分岐して入力される構成であっても良いし、ポンプ部50から複数本出力されることとしても良い。すなわち、各セルを連通させる動作を行う場合に、各セルの圧力値が同一となるような構成であれば良い。
[各セル構成の説明]
続いて、各セル(セル14、サイドセル22及び流体袋24)の構成について、図3を用いて説明する。
図2、図3に示すように、サイドセル22は、マット本体10上の左、右にサイドセル(22L、22R)が設けられたものである。各サイドセル22L、22Rには、それらを膨張・収縮させるために吸排気する系統(S1、S2)がそれぞれ接続されている。左のサイドセル22Lには系統S1が接続され、右のサイドセル22Rには系統S2が接続されていて、各系統S1、S2それぞれが切替弁を介してポンプ50に接続されている。
そして、流体袋24は、マット本体10の下方でボトム側のベース30上に左、右の流体袋(24L、24R)が設けられている。各流体袋24L、24Rには、それらを膨張・収縮させるために吸排気する系統(T(L)、T(R))がそれぞれ接続されている。左の流体袋24Lには系統T(L)が接続され、右の流体袋24Rには系統T(R)が接続されていており、各系統T(L)、T(R)それぞれが切替弁を介してポンプ部50に接続されている。
また、マット本体10の各セルは、系統A〜系統Gに別れてポンプ部50に接続されている。例えば、セル14Aは、系統Aとして送風チューブ42Aに接続されている。送風チューブ42Aにより、系統Aに属するセル14Aは、一律に給排気がされることとなる。
また、各セル系統には、制御部40内の切替弁が接続されている。切替弁は、例えばシリンダー内で弁体のプランジャがソレノイドの駆動力で進退動して流路を切り替えるような構成をなし、ポンプ部50側に接続される切替弁と、セル系統のエアを大気に開放するための切替弁とを有している。なお、切替弁とセル系統の間には、圧力センサが接続されて、該接続されているセル(系統)の内圧を検出することができる。
[流体袋24の構成]
図4〜図6に示すように、流体袋24は、柱状であって、柱状の長さ方向に垂直の断面がほぼ三角形形状に形成された略三角柱形状を呈している。
具体的には、流体袋24はその長さ方向の先方側(H方向側)と後方側(F方向側)の面部が三角形状の樹脂材で形成され、側面部26が樹脂材を布材で覆った構造に形成され、各面のパーツの端部同士が溶着されて組み立てられている。なお、流体袋24は、気密性のある単層又は多層の樹脂材を組み合わせものや、それら樹脂材と布材とを組み合わせもの等、種々に構成することができる。実施形態では、樹脂材としてポリウレタン、布材としてナイロンを用いているが、その他の樹脂材、布材を種々に用いることができる。
また、流体袋24は、横断面の該略三角形の底辺(符号「24c」で示す)の長さが先方側(頭側)の部分で長く略正三角形を呈し、また、後方側(足側)の部分で短く略二等辺三角形を呈している(図4(a)参照)。この底辺24cの両端(上側端を符号「24a」、下側を符号「24b」で示す)に、流体袋24の長さ方向で先方側の部分、中央部、後方側の部分の3か所に帯状の取り付け部材(「固定部材」相当)に28を設けている。
つまり、流体袋24に、3対の取り付け部材28(28h、28c、28f)を設けることによって、その流体袋24をマット本体10とボトム側のベース30に着脱可能に固定するものである。該流体袋24の中央部と後方側の部分の取り付け部材28(28cと28f)は、面ファスナーであり、マット本体10とベース30とに設けられた受け用の面ファスナー(図示省略)に着脱可能に固定するものになっている。
また、先方側の部分の取り付け部材28hは、ホック28aにより、マット本体10とベース30に着脱可能に取り付けるものになっている。中央部の取り付け部材28cの長さは、面ファスナーの固定力を確実にするために、先方側と後方側の取り付け部材28h、28fの長さより長く形成されている(図6に取り付け状態を示す)。
前記流体袋24は、その三角形形状の断面の一頂点部24aが前記マット本体10の下部に取り付け部材28(28h、28c、28f)によって固定され、かつ、該断面の他頂点部24bがマット本体10よりも下方のベース30側に取り付け部材28(28h、28c、28f)によって固定されている。前記左・右の流体袋24に選択的に流体が供給・排出されて膨張・収縮されることによって、前記マット本体10の左・右が上昇又は下降するようにしている。
前記流体袋24に空気が流入・排出される口(送風チューブ42が嵌まるニップル32)は、図4に示すように、前記流体袋24の先端側頭側部(H側部)に3つが長さ方向に配列して設けられている。このニップル32は、流体袋24の側部26において舌状にはみ出した溶着部26aによって溶着されて取り付けが補強されている(図4(f)参照)。なお、ニップル32にはウレタンチューブ等の樹脂材製チューブを用いることができる。
また、前記流体袋24内には複数の隔壁(図4(b)に符号34で示す)があって、前記流体袋24の側面部26に溶着によって固定される。隔壁34の前記側面部26への溶着は、図4(d)に示すように、前記側面部26のニップル32を挟む両側面が溶着範囲34aになっており、逆に、ニップル32に隣接する部分とニップル32から離れた側面は溶着されていない。このように、各隔壁34には一部が側面図26に溶着しない箇所があり、その箇所が空気の流通孔34bになっていて、隔壁34で仕切られた各部屋の空気の流通を可能にしている。この流体袋24に空気を流入、排出させることによって膨張、収縮させて、マット本体10上の患者等を寝返りさせることができる。
実施形態では、マットレスにおいて、前記マット本体10と流体袋24は、全体的にカバー部材で覆われており、前記流体袋24の他頂点部24bが当該カバー部材の下側部を介してベース30に固定されている。
上記実施形態のベッド装置によれば、柱状の流体袋24を、長さ方向に垂直の断面がほぼ三角形形状に形成して、前記マット本体10の幅方向中心を境に左・右に配設し、前記流体袋24を、その三角形形状の断面の一頂点部24a(身体側支持点)が前記マット本体10の下部に固定し、かつ、他頂点部24bがマット本体10よりも下方のベース30側に固定して、前記左・右の流体袋24に選択的に流体が供給・排出して膨張・収縮することによって、図7に示すように、前記マット本体10の左・右が上昇又は下降するようにしたので、マット本体10上の人が左右に揺動して寝返りを打たせることができる。実施形態では40°の角度でマット本体10、ひいてはその上の人を傾けることができる。
また、図8の(a)に示すように、流体袋24と外径が同様で円形横断面の柱状に形成された従来のセルSを設けた場合と、図8の(b)に示す、実施形態の流体袋24を設けた場合を比較する。
図8の(a)に示す従来のセルでは円柱状であるため、三角形形状断面の流体袋24に比較して空気量を充実させるに多くの送風量が必要になる。また、断面円形であり周囲が曲線のため弾性変形しやすい。これに対して、図8の(b)に示す流体袋24は比較的少ない空気量で膨らませることができ、しかも、断面三角形形状の辺で支えることができるので剛性及び弾性力が強く、強固に支持できるものである。
また、前記流体袋24を、マット本体10と下方の固定部に面ファスナーやホックの取り付け部材28によって着脱自在に取り付け可能にすることによって、取り付けや交換を容易にできる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されず、種々の変形実施ができる。例えば、流体袋に流入、排出させる流体を空気の他、液体を用いるものとすることができる。
また、前記実施形態では、マット本体がセル14の配列されたものであったが、本発明のマットレス本体はこれに限定されず、他の例えば、ウレタンを設けたマットレス本体とすることができる。
本発明のベッド装置は、病院用の他、介護施設や一般家庭で利用することができる。
10 マット本体
12 カバー
14 セル
20 ローリング部
22(22L、22R) サイドセル
24(24L、24R) 流体袋
24c 底辺
24a 一頂点部
24b 他頂点部
26 外被
28 取り付け部材(固定部材)
30 ベース
32 ニップル
40 制御部
50 ポンプ部

Claims (9)

  1. ベッド装置のボトム上にベースを設け、このベース上に、人が上面に載るマットレス本体を載置し、該ベース上部とマットレス本体の下部との間に、該マットレス本体の先後方向に長さ方向が沿った柱状かつ可撓性の流体袋を複数設けたベッド装置において、
    前記柱状の流体袋は、前記長さ方向に垂直の断面がほぼ三角形形状に形成されて
    前記流体袋は、前記三角形形状の断面の一頂点部が前記マットレス本体の下部に固定され、かつ、該断面の他頂点部が前記ベース上部に固定されたことを特徴とするベッド装置。
  2. ベッド装置のボトム上にベースを設け、このベース上に、人が上面に載るマットレス本体を載置し、該ベース上部とマットレス本体の下部との間に、該マットレス本体の先後方向に長さ方向が沿った柱状かつ可撓性の流体袋を複数設けたベッド装置において、
    前記柱状の流体袋は、膨張時に前記長さ方向に垂直の断面がほぼ三角形形状になるように形成されて、
    前記流体袋は、前記三角形形状の断面の一頂点部が前記マットレス本体の下部に固定され、かつ、該断面の他頂点部が前記ベース上部に固定されたことを特徴とするベッド装置。
  3. 前記流体袋は、前記三角形形状の断面の一頂点部及び他頂点部を両端とする辺によって、マットレス本体をベース上部に対して支えることを特徴とする請求項1又は2に記載のベッド装置。
  4. 前記流体袋は、前記三角形形状の断面の一頂点部及び他頂点部以外の頂点部が前記辺に対して外側方向に向いていることを特徴とする請求項3に記載のベッド装置。
  5. 前記マットレス本体と流体袋は、全体的にカバー部材で覆われており、前記流体袋の他頂点部が当該カバー部材の下側部を介してベース上部に固定されていることを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載のベッド装置。
  6. 前記流体袋に流体が流入・排出される口は、前記流体袋に単数又は複数設けられており、前記流体袋内には複数の隔壁があって、各隔壁には流体の流通孔が設けられていることを特徴とする請求項1から5のうちの1項に記載のベッド装置。
  7. 前記流体袋は、マットレス本体とベース上部とに固定部材によって着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1からのうちの1項に記載のベッド装置。
  8. 前記流体袋は、マットレス本体の幅方向幅方向中心を境に左右に配設され、
    前記左・右の流体袋に選択的に流体が供給・排出されて膨張・収縮されることによって、前記マットレス本体の左・右が前記ベースに対して上昇又は下降するようにしたことを特徴とする請求項1から7のうちの1項に記載のベッド装置。
  9. 前記流体袋に流体を供給するポンプ装置と、流体の供給・排出を制御する制御弁とを設けており、前記左・右の流体袋に選択的に流体を供給・排出して膨張・収縮させることによって、前記マットレス本体の左・右を上昇又は下降させるように前記制御弁を制御することを特徴とする請求項に記載のベッド装置。
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