JP2005066164A - エアマット - Google Patents
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Abstract
【課題】エアマットの左右方向の幅を変更することができ、かつずれ落ち防止作用を有するエアマットの提供。
【解決手段】
患者が就寝する主エアマット11と、該主エアマットの左右両側に配置され、かつこれと着脱可能な状態で連結されたサイドエアマット5,6よりなるエアマットにおいて、上記サイドエアマットは、上記主エアマットの長手方向と同一方向の細長い複数のエアセルよりなり、かつ該複数のエアセルは、上記主エアマットの端部下方に位置する第1サイドエアマット11と上記主エアマットの側方に位置する第2サイドエアマット12とからなり、上記第1サイドエアマットは上記主エアマットに連通する1個のエアセル13aにて構成され、上記第2サイドエアマットは、上記第1サイドエアマットに連通するとともに互いに連通状態とされてなる複数個のエアセル13b〜13dが上下方向に積層配置されてなるものである。
【選択図】 図5
【解決手段】
患者が就寝する主エアマット11と、該主エアマットの左右両側に配置され、かつこれと着脱可能な状態で連結されたサイドエアマット5,6よりなるエアマットにおいて、上記サイドエアマットは、上記主エアマットの長手方向と同一方向の細長い複数のエアセルよりなり、かつ該複数のエアセルは、上記主エアマットの端部下方に位置する第1サイドエアマット11と上記主エアマットの側方に位置する第2サイドエアマット12とからなり、上記第1サイドエアマットは上記主エアマットに連通する1個のエアセル13aにて構成され、上記第2サイドエアマットは、上記第1サイドエアマットに連通するとともに互いに連通状態とされてなる複数個のエアセル13b〜13dが上下方向に積層配置されてなるものである。
【選択図】 図5
Description
本発明は、エアマットに関する。
従来、寝たきり患者に発生しやすい褥瘡を防止するために、体を支える部位を経時的に変化させ、体圧分散を自動的に行うエアマットが提案されている(特許文献1)。この公報には、エアセルを2系統に分けこれを交互に給排気する構造が開示されている。かかる構造のエアマットは、体圧分散がバランスよく行われること及びマッサージ効果も期待できることから、健常者においても睡眠用エアマットとして使用されつつある。このエアマットは、通常、ナイロン等の織布の片面または両面に熱可塑性樹脂シート例えばPVC(ポリ塩化ビニール)をラミネートして空気流通を遮断した布を、2枚重ね合わせ、エアセル境界を高周波溶着等により接合して形成されることが多い。
また、背起こし可能なベッドにおいて、食事の際等、患者の体を起こして座位の姿勢をとらせたとき、患者の姿勢を安定なものにするためにエアマットの両側に膨出部を設けた構造も知られている(特許文献2)。
また患者の左右半分ずつを交互に持ち上げて傾斜させ体位変換を自動的に行うエアマットにおいて、傾いた体がベッドからずり落ちないようエアマットの両側に、エアマットより背の高いサイドセルを配置する構造も知られている(特許文献3)。
特開2000-300623号公報
実公平4-50024号公報
特開2002-126013号公報
一般に、ベッドは、その左右方向(ベッドに仰臥した患者から見て左右方向。以下同じ)の幅が、83cmのものと91cmのものとの2種類が殆どであり、通常前述したエアマットは、小さい幅のベッドに合わせて、その幅を約80〜83cmに設計されることが多い。幅91cmのベッドに合わせて、エアマットの幅を約91cmに設定すると、幅83cmのベッドではエアマットの左右端部がベッドからはみ出てしまい、患者がベッドから落ちる原因となるなど、安全上好ましくないからである。
しかしながら、幅83cmまでのエアマットを、幅広のベッドに敷いた場合、ベッドの両側に数cm幅のベッド表面が露出することとなり、エアマットの端部からベッドの端部にかけて傾斜面が形成されることとなり、患者の体がずり落ちる危険性が増す。また、ベッドから降り、あるいはベッドに上がる際、一旦ベッドに腰をかける動作がなされるが、このときベッド端部に傾斜面があると、その動作が不安定なものとなる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、幅の狭いベッドに合わせて設計したエアマットの両側にサイドエアマットを着脱可能に取りつけることができる構造とすることにより、上記2種類の大きさのベッドに合わせた適正な大きさのエアマットとすることができ、同時にエアマットの端部からのずり落ちを防止し、さらにベッド端部に腰をかけたとき、サイドエアマットにて端部をやや持ち上げる構造として腰掛け姿勢を安定なものにするエアマットを提供するものである。
本発明(請求項1)は、患者が就寝する主エアマットと、該主エアマットの左右両側に配置され、かつこれと着脱可能な状態で連結されたサイドエアマットよりなるエアマットにおいて、上記サイドエアマットは、上記主エアマットの長手方向と同一方向の細長い複数のエアセルよりなり、かつ該複数のエアセルは、上記主エアマットの端部下方に位置する第1サイドエアマットと上記主エアマットの側方に位置する第2サイドエアマットとからなり、上記第1サイドエアマットは上記主エアマットに連通する1個のエアセルにて構成され、上記第2サイドエアマットは、上記第1サイドエアマットに連通するとともに互いに連通状態とされてなる複数個のエアセルが上下方向に積層配置されてなるものである。
かかる構成において、上記主エアマットの端部下面と上記第1サイドエアマットの上面とが、連通状態で接続され、上記第1サイドエアマットと上記第2サイドエアマットの最下段のエアセルとは、連通状態とされ、さらに上記第2サイドエアマットの積層配置された複数のエアセルもまた連通状態で接続される。これにより、主エアマットとサイドエアマットとは常に同一のエア圧とされる。
本発明(請求項2)は、上記第1サイドエアマットが1個の第1エアセルにて構成され、上記第2サイドエアマットが、第2ないし第4エアセルの3個のエアセルにて構成され、該第1ないし第4エアセルは2枚の可撓性シートを溶着して形成されてなるものである。
かかる構成において、第1ないし第4エアセルは、2枚の平面状シートを重ね合わせた状態で線状に溶着され、溶着ラインにて各エアセルに区分される。
本発明(請求項3)は、上記第1ないし第4エアセルのそれぞれの間に第1ないし第3離間部が設けられ、上記第1離間部に、上記主エアマット及び上記サイドエアマットの下面に敷かれるアンダーカバーの端部が該離間部表面側に引き出されるスリットが形成されてなり、該アンダーカバーの端部にボタンが設けられ、上記スリットを介して該ボタンが上記主エアマットの端部に設けられたボタンに結合せしめられるものである。
かかる構成において、主エアマット端部のボタンとアンダーカバー端部のボタンとを留めることにより、主エアマット下面にアンダーカバーが敷設されるごとく両者結合される。
本発明(請求項4)において、上記第2ないし第4エアセルは、上記第2、第3離間部が折り曲げられて、第4エアセルが第2、第3エアセル間に位置し、上下方向に3段に積層された構成とされ、かつ上記第2、第4エアセルがその接触部位においてエアジョイントにて連通、接続され、上記第3、第4エアセルがその接触部位においてエアジョイントにて連通、接続されてなるものである。
かかる構成において、第1〜第4エアセルは連通し、かつ第1エアセルは、主エアマットに連通しているから、これらのエアセルは主エアマットと同一のエア圧に設定されることとなる。
本発明(請求項5)において、上記第1離間部に、ボタンを有する第1舌片が設けられ、上記第3離間部に、ボタンを有する第2舌片が設けられ、上記第1、第2舌片の上記ボタンが結合せしめられて、上記第2、第3及び第4エアセルの3段積層構造が固定される。かかる構成において、上記第1及び第2舌片をボタン留めすることにより、第4エアセルの内側(主エアマット側)を第1エアセル側に引っ張る力が働き、第2〜第4エアセルの上下方向の姿勢が維持される。
請求項1に係る発明によれば、主エアマットの左右両側にサイドエアマットが連通状態で着脱自在に装着され、そのサイドエアマットの端には、主エアマットと連結されている第1サイドエアマットと連通し且つ互いに連通した複数のエアセルが上下に積層した構成の第2サイドエアマットなる膨出部があるので、この主エアマットと同じエア圧の膨出部で患者がベッドの端からずり落ちないように確実に防止することができ、同時にエアマットの左右の幅を広くすることができる。またサイドエアマットは、主エアマットとはその端部下面でその第1サイドエアマットを構成するエアセルと連結させる構造であるから、サイドエアマットを主エアマットへ脱着する作業も頗る容易に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、2枚の可撓性シートを重ね合わせた状態で線状に溶着することで、複数の区分された第1ないし第4エアセルよりなるサイドマットを製作することができる。そしてその区分されたエアセルのうちの第1エアセルを第1サイドエアマットとして主エアマットとの着脱部分として利用し、また残りの第2ないし第4のエアセルを3個上下に積層した第2サイドエアマットを構成し、これにてエアマットの幅の増大及び患者を滑り止めさせる機能を発揮することができる。
請求項3に係る発明によれば、サイドエアマットはその複数のエアセル間に第1ないし第3の離間部を有する。そして主エアマット下面に敷設したアンダーカバーの端部を第1離間部に形成したスリットから離間部表側に引き出した後、該アンダーカバーの端部に設けたボタンを、主エアマット側のボタンと結合することで、アンダーカバーで第1サイドエアマットを主エアマットとの間に包んだ状態で主エアマット、サイドエアマット及びアンダーカバーを確実に結合することができる。
請求項4に係る発明によれば、サイドエアマットにおける第2〜第4エアセルにおいて、第4エアセルを第2、第3エアセルの間に位置するように折り曲げて上下方向に積層した構成の第2サイドエアマットを作ることができる。このとき、第2〜第4エアセルは相互の上下接触部位に設けたエアジョイントで連結、接続されるので全てのエアセルが連通し、かつ第1エアセルが主エアマットに連通しているから、どのエアセルも同一のエア圧に設定されようになる。これにて第2エアサイドマットにより患者を不快感を与えないで滑り落ちないように安定した状態で支えることができる。
請求項5に係る発明によれば、サイドエアマットの第2〜第4エアセルを折り曲げ上下に積層した構成の第2サイドエアマットとなるとき、その第1離間部にボタンが有り、第3離間部にボタンが有るので、これらのボタンを結合することで、第2〜第4エアセルが上下方向に3段積層した姿勢に固定することができ、患者の体重がかかっても積層構造が崩れず、滑り止め効果は充分に発揮される。
図1、図2及び図3において、1は、患者が就寝する主エアマットを示し、空気非透過性を有する可撓性シートにて細長い袋状に形成されたエアセル2a及びエアセル2bよりなる。
主エアマット1は、複数例えば7個の分割エアマット3a,3b,…….3gにて構成され、これらが長手方向(就寝者の体の方向。以下同じ)に配列されている。各分割マット3a,3b,…….3gにおいて、エアセル2aおよびエアセル2bは中間部に傾斜屈曲部を有する形状に形成されていると共に、それぞれ端部に形成された連通部4a(図中上側),4b(図中下側)にて互いに連通している。
5,6は、上記主エアマット1の左右両側に配置されこれと着脱自在に連結されるサイドエアマットで、患者が主エアマットの端部からずり落ちないように防止するとともに、エアマットの左右方向の幅を増大する機能を有する。またサイドエアマット5は、上記エアセル2aの端部(図中上側)にジョイント22を介して連結され連通している。7aはサイドエアマット5の一端部側に接続されたパイプで、エアポンプ8に接続されている。
他方のサイドエアマット6も、エアセル2bの端部(図中下側)にジョイント23を介して連結されて連通し、そしてパイプ7bによりエアポンプ8と接続されている。ポンプ8が駆動すると、各サイドエアマット5,6は給排気チューブとして機能し、ジョイント22、23を介して主エアマット1のエアセル5aおよびエアセル5bに給排気を行う。
ここで上記主エアマット1のエアセル2a,2bは、主エアマット1の長手方向において交互に配置され、上記エアポンプ8により任意の周期で交互に給排気動作がなされる。なお、2エアセル2a,2b内は、排気状態においても、給気状態の約1/2の空気圧に保たれており、給気状態と排気状態の空気圧の差が極端に大きくならないよう調節される。また給気状態の空気圧もまた、感触を硬くしたり或いは柔らかくする等患者の要望に応じて任意に調節される。
また主エアマット1は、ナイロン等の織布の片面又は両面に熱可塑性樹脂シート例えばPVC(ポリ塩化ビニール)、ポリウレタン等のシートをラミネートし、空気流通を遮断した布を2枚重ね合わせ、エアセル境界線Pを高周波溶着等により接合して形成される。なお、織布の片面のみPVCラミネートした布を使用した場合には、ラミネート処理面が接合面とされることはいうまでもない。
次に上記サイドエアマット5,6の構成および主エアマット1に対する着脱自在な構造について、図4および図5を加えて説明する。
サイドエアマット5,6は、主エアマット1の長手方向と同一方向の細長い複数のエアセルより形成されている。そのサイドエアマット5,6は、共に同一の構造なので、一方のサイドエアマット5について説明すると、サイドエアマット5は、上記主エアマット1の端部下方に位置する第1サイドエアマット11と上記主エアマット1の側方に位置する複数個のエアセルよりなる第2サイドエアマット12とからなる。
そして第1サイドエアマット11は、1個のエアセル13a(第1エアセル)より構成され、この第1エアセル13aは、上記主エアマット1とエアジョイント22によって連通している。
すなわちエアジョイント22は図6に示すように、ジョイント雄部26aをジョイント雌部26bと結合する構造物で、ここではジョイント雄部26aが第1エアセル13aの表面側に取り付けられ、ジョイント雌部26bが図3に示すように主エアマット1の端部に設けられている。これにより、主エアマット1には、エア接続手段なるこのエアジョイント22を介してポンプ8からパイプ7aを通じてエアセル2aに給排気がなされる。44は、第1エアセル13a内に収納された通気性を有するフェルトシートで、第1エアセル13aの通気性を確保する作用をなす。第1エアセル13aは押圧力により、潰されて密着すると空気の流通を阻止するおそれがある。このような場合、主エアマット1へ給排気が円滑になされないことがおこるが、フェルトシート44はこのような現象を防止するのである。
一方第2サイドエアマット12は複数個のエアセル、すなわち第2エアセル13b,第3エアセル13c,第4エアセル13dという3個のエアセルよりなる。そして上記第2サイドエアマット12は、その第2エアセル13bが上記第1サイドエアマットである第1エアセル13aとは、図3に示す如くその長手方向の端部に設けた連通部14にて連通すると共に、かつ互いにエアジョイント27、28で連通状態で上下方向に積層配置された複数個のエアセル13b,13c,13dにて構成されている。なおこの連通部14は、長手方向の一端部側に形成されたものであっても、両方の長手方向端部に形成されたものであってもよい。
エアジョイント27,28は、上記ジョイント22と同じ雌雄型結合構造のもので、この場合、第3エアセル13cにエアジョイント28のジョイント雄部28aが設けられ、第4エアセル13dにジョイント雌部28bが設けられて、第3エアセル13cと第4エアセル13dとが結合連通している。
また第2エアセルと第4エアセルとを連結するエアジョイント27は、図3に示すように、上記エアジョイント28と位置を平行にずらした箇所に設けられ、第4エアセル13dにジョイント雌部27bが設けられ、第2エアセル13bにジョイント雄部27aが設けられて、第2エアセル13bと第4エアセル13dとが結合している。
また上記サイドエアマット5は、図5のように主エアマット1に組み付く前は、図4に示すような平たく展開した状態にあり、その第1ないし第4エアセルは、2枚の可撓性シートを溶着して形成されている。
第1ないし第4エアセル13a〜13dはそれぞれのエアセル間に存在する、第1ないし第3離間部31、32、33にて区分されている。34は、主エアマット1及びサイドエアマット5の下面に敷かれるアンダーカバーである。
ここで、第1離間部31には、上記アンダーカバー34の端部を第1離間部31の表面側へ引き出し可能とさせるスリット35が形成されている。そして該アンダーカバー34の端部には、ボタン36が設けられている。一方、図3に示すように、上記主エアマット1側の端部には、上記アンダーカバー34の端部に設けた上記ボタン36と結合するボタン37が設けられている。上記ボタン36,37は一方がボタン雄部、他方がボタン雌部の構造のものである。
この双方のボタン36,37にて、アンダーカバー34が主エアマット1の下面に敷設される如く、両者は結合される。サイドエアマット5の第1サイドエアマット11部分はその下側をアンダーカバー34にくるまれるようにして、主エアマット1の下面に装着されるようになる。なお、ボタン36,37同士を外した後、エアジョイント22を外せば、サイドエアマット5を主エアマット1から取り外すこともできる。
一方、第2離間部32は第2エアセル13bと第3エアセル13cの間を完全に非連通状態で区分させており、第3離間部33は第3エアセル13cと第4エアセル13dの間を完全に非連通状態で区分させている。また第2離間部32が第3離間部33より幅広く形成されている。
サイドエアマット5が主エアマット1に取り付けられるときは、図3に示すように、その第2離間部32と第3離間部33が順次折り曲げられて、第4エアセル13dが第2エアセル13bと第3エアセル12cの間に位置させられて、上下方向に3段に積層された構成とされる。隣合って上下に重なった第3エアセル13cと第4エアセル13dとは、その上下の接触部にて、前述のエアジョイント28で連通、接続される。同様に隣り合って上下に重なる第2エアセル13bと第4エアセル13dとが、その上下の接触部にて、エアジョイント27にて連通、接続される。
こうして上下に積層した構成の第2エアセル13b、第3エアセル13cおよび第4セル13dは、互いにジョイント27,28で全てが連通状態に接続される。
さらに上下に3段積層した第2エアセル13b、第4エアセル13d、第3エアセル13cをこの積層状態に固定するためのボタンが設けられている。そのボタンの1つは、図3及び図5に示したように、第1離間部31に設けた第1舌片40に設けたボタン38であり、相手側のボタンは、これに対応して第3離間部33に設けた第2舌片42に設けたボタン41である。この第1舌片40、第2舌片42の上記ボタン38,41が結合して、図5に示すような、上下3段階構成の第2サイドエアマット12が形成される。
よって第1及び第2舌片40,42をボタン留めすることにより、第4エアセル13dの内側(主エアマット側)を第1エアセル13a側に引っ張る力が働き、第2〜第4エアセル13b〜13dの上下方向の姿勢が維持される。
ジョイント22の詳細な構造は、図6,7に示すように、ジョイント雄部26a及びジョイント雌部26bよりなり、これらジョイント雌雄部26a,26bには、それぞれ相対向する位置に4個の突起29,30が形成されている。43は、ジョイント雄部25aの基部に嵌装されたゴム製の0リングである。ジョイント雄部26aは、第サイドエアマット11に、またジョイント雌部26bは、エアセル2a,2bに高周波溶着等により、密封状態を維持して接着されている。ジョイント22の中央には、約14mmの通気孔が形成されている。
その操作につき説明すると、ジョイント雌部26bをジョイント雄部26aに押し込み、約45度回転させてジョイント雌部26bの突起29をジョイント雄部26aの突起30の下にもぐりこませると、両者は強固に結合される。このときジョイント雌部26bは、図10に示すように、ジョイント雄部26aに設けた0リング43に弾性接触し、両者のシールはより完全なものとなる。なお、他のジョイント23,27,28も同様な構造である。
図8は、展開した状態のサイドエアマット5,6の全体外観図を示し、そのサイドマットの第2および第4エアセルを折り曲げ、第4エアセル13dを第2エアセル13bと第3エアセル13cの間に位置させた積層構造にした各サイドエアマット5,6の全体外観図が、図9と図10である。図9と図10に示すサイドエアマット5,6を主エアマット1の左右両側に装着したエアマットの全体の外観図が図11で、これにパイプ7a,7bを通じてエアが給排気される。サイドエアマット5,6のストッパーとしての機能を向上させるために、第2サイドエアマット12の高さを、主エアマット1の高さより僅か高く設定することが望ましい。排気時においてもサイドエアマット5,6には、給気時の約50%のエアが充填されているから、腰かけたときにも抵抗感があり、またストッパーの作用も維持される。
上記構造のエアマットにおいて、ベッド幅に対し幅狭なエアマットであっても、その左右両側にサイドエアマットを装着することにより、ベッド面と一様に存在するエアマット部が形成されるものとなる。これにより、ベッドより幅狭なエアマットの場合のときのように、エアマットの両端にベッド面が露出して患者がベッドの端からズリ落ちたりする心配や、またベッドの端にエアマットとの段差が傾斜して存在することで、患者がベッドに上り降りする際の腰掛動作が不安定となるような不具合は無くなり、むしろサイドエアマットでベッドの両脇に端がやや持ち上がる構造となるので、腰掛け姿勢がより安定するようになる。
またエアマットがその両側にサイドエアマットを着脱できる構造であれば、ベッド幅が違っても、その2種類の大きさのベッドに合わせた適正な大きさのエアマットとすることができ、経済的である。
1 主エアマット
5,6 サイドエアマット
8 ポンプ
11 第1サイドエアマット
12 第2サイドエアマット
13a〜13d 第1エアセルないし第4エアセル
22,23,27,28 エアジョイント
31,32,33 第1〜第3離間部
34 アンダーカバー
35 スリット
36,37 ボタン
38 ボタン
40 第1舌片
41 ボタン
42 第2舌片
44 フェルトシート
5,6 サイドエアマット
8 ポンプ
11 第1サイドエアマット
12 第2サイドエアマット
13a〜13d 第1エアセルないし第4エアセル
22,23,27,28 エアジョイント
31,32,33 第1〜第3離間部
34 アンダーカバー
35 スリット
36,37 ボタン
38 ボタン
40 第1舌片
41 ボタン
42 第2舌片
44 フェルトシート
Claims (5)
- 患者が就寝する主エアマットと、該主エアマットの左右両側に配置され、かつこれと着脱可能な状態で連結されたサイドエアマットよりなるエアマットにおいて、
上記サイドエアマットは、上記主エアマットの長手方向と同一方向の細長い複数のエアセルよりなり、かつ該複数のエアセルは、上記主エアマットの端部下方に位置する第1サイドエアマットと上記主エアマットの側方に位置する第2サイドエアマットとからなり、上記第1サイドエアマットは上記主エアマットに連通する1個のエアセルにて構成され、上記第2サイドエアマットは、上記第1サイドエアマットに連通するとともに互いに連通状態とされてなる複数個のエアセルが上下方向に積層配置されてなることを特徴とするエアマット - 上記第1サイドエアマットは1個の第1エアセルにて構成され、上記第2サイドエアマットは、第2ないし第4エアセルの3個のエアセルにて構成され、該第1ないし第4エアセルは2枚の可撓性シートを溶着して形成されてなることを特徴とする請求項1記載のエアマット
- 上記第1ないし第4エアセルのそれぞれの間に第1ないし第3離間部が設けられ、上記第1離間部に、上記主エアマット及び上記サイドエアマットの下面に敷かれるアンダーカバーの端部が該離間部表面側に引き出されるスリットが形成されてなり、該アンダーカバーの端部にボタンが設けられ、上記スリットを介して該ボタンが上記主エアマットの端部に設けられたボタンに結合せしめられることを特徴とする請求項2記載のエアマット
- 上記第2ないし第4エアセルは、上記第2、第3離間部が折り曲げられて、第4エアセルが第2、第3エアセル間に位置し、上下方向に3段に積層された構成とされ、かつ上記第2、第4エアセルがその接触部位においてエアジョイントにて連通、接続され、上記第3、第4エアセルがその接触部位においてエアジョイントにて連通、接続されてなることを特徴とする請求項3記載のエアマット
- 上記第1離間部に、ボタンを有する第1舌片が設けられ、上記第3離間部に、ボタンを有する第2舌片が設けられ、上記第1、第2舌片の上記ボタンが結合せしめられて、上記第2、第3及び第4エアセルの3段積層構造が固定されることを特徴とする請求項3または4記載のエアマット
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Cited By (2)
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WO2019230998A1 (ko) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 유도썬스(주) | 맞춤식 욕창방지용 매트리스 |
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WO2019230998A1 (ko) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 유도썬스(주) | 맞춤식 욕창방지용 매트리스 |
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