JP2006061201A - いびき防止装置およびその製造方法 - Google Patents

いびき防止装置およびその製造方法 Download PDF

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Tatsuaki Yamamoto
達明 山本
Noriyuki Okada
則幸 岡田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】より簡単な構成で就寝者のいびきを良好に防止する。
【解決手段】1対の空気袋を含む体位変換手段13に対して、第1弾性体17および第2弾性体18を上方に配置し、補強板16が内蔵された芯材15を下方に配置することにより、一体的に重ね合わせられた本体部8を構成し、本体部8の外側をカバー(内側カバー9および外側カバー10)で覆う。
【効果】1対の空気袋の内部の空気圧を変化させることによりその形状を変化させて、本体部8の厚みを変化させれば、本体部8に受けられた就寝者の頭部を傾斜させることができ、これにより、就寝者に体位の変換(横臥状態への寝返り)を促して、いびきを良好に防止できる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、就寝者のいびきを防止するためのいびき防止装置およびその製造方法に関する。
いびき防止装置としては、就寝者の頭部を受けることができ、センサによっていびきを検知した場合に、就寝者の頭部を揺動させることにより、就寝者を一時覚醒させていびきを止めることができるような構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3063219号公報
しかしながら、上記従来技術では、就寝者の頭部を揺動させるための機構が複雑であるため、製造が困難であり、製造コストもかかる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、より簡単な構成で就寝者のいびきを良好に防止できるいびき防止装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
この発明の別の目的は、より製造しやすいいびき防止装置およびその製造方法を提供することである。
この発明のさらに別の目的は、就寝者をより快適に睡眠させることができるいびき防止装置およびその製造方法を提供することである。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、就寝者のいびきを防止するためのいびき防止装置(1)であって、就寝者の体の一部(H)を受ける本体部(8,38)と、この本体部の外側を覆うカバー(9,10)とを含み、上記本体部は、就寝者の体位を変換するために形状が変化される体位変換手段(13,43)と、上記体位変換手段の下方に配置された芯材(15,45)と、上記芯材の下方、または、上記芯材の内部に配置された補強部材(16,46)とを含むことを特徴とするいびき防止装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、体位変換手段と芯材と補強部材とを含む本体部の外側をカバーで覆うという簡単な構成でいびき防止装置を構成することができる。体位変換手段の形状を変化させて、本体部の厚みを変化させることにより、就寝者に体位の変換を促して、いびきを良好に防止できる。
また、体位変換手段の下方に補強部材が配置されているので、体位変換手段の形状が変化された場合に、当該いびき防止装置が設置される寝具側(下方)に体位変換手段が沈むのを防止できる。これにより、本体部の厚みの変化を好適に就寝者の体の一部に伝達することができるので、就寝者に体位の変換を効果的に促して、いびきをより良好に防止できる。
請求項2記載の発明は、上記本体部(8,38)は、上記体位変換手段(13,43)と上記芯材(15,45)との間に配置された可撓性シート(40)をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のいびき防止装置(1)である。
この構成によれば、体位変換手段を芯材に直接取り付けるのではなく、可撓性シートを介して間接的に取り付けることが可能になる。体位変換手段を芯材に直接取り付けた場合には、体位変換手段の形状の変化に伴って、体位変換手段と芯材の連結部に比較的大きな応力が生じ、芯材が破損するおそれがあるが、体位変換手段を可撓性シートを介して芯材に間接的に取り付ければ、体位変換手段の形状の変化に伴って芯材に生じる応力を低減できる。したがって、より強度の高いいびき防止装置を提供できる。
また、体位変換手段の形状が変化すると、体位変換手段の外面と可撓性シートとが摺接することとなる。したがって、体位変換手段の外面が芯材に摺接するような構成と比較して滑りがよいので、体位変換手段の形状の変化に伴って、本体部の厚みの変化をスムーズに追従させることができる。
請求項3記載の発明は、上記体位変換手段(13,43)と上記可撓性シート(40)、および、上記可撓性シートと上記芯材(15,45)は、それぞれ紐(48,49,50)で結び付けられることにより連結されていることを特徴とする請求項2記載のいびき防止装置(1)である。
この構成によれば、体位変換手段と可撓性シート、および、可撓性シートと芯材を、それぞれ、紐で結び付けるという簡単な構成で連結することができるので、より製造しやすい。
また、体位変換手段と可撓性シート、および、可撓性シートと芯材を、それぞれ、接着等と比較して自由度のある紐を用いて連結することができる。したがって、体位変換手段の形状の変化に伴って、本体部の厚みの変化をスムーズに追従させることができる。また、体位変換手段の形状の変化に伴って連結部(体位変換手段と可撓性シートとの連結部、および、可撓性シートと芯材との連結部)に生じる応力を低減できるので、より強度の高いいびき防止装置を提供できる。
請求項4記載の発明は、上記体位変換手段(13,43)と上記可撓性シート(40)、および、上記可撓性シートと上記補強部材(16,46)は、それぞれ紐で結び付けられることにより連結されており、上記芯材(15,45)は、上記可撓性シートと上記補強部材との間に挟持されていることを特徴とする請求項2記載のいびき防止装置(1)である。
この構成によれば、体位変換手段と可撓性シート、および、可撓性シートと補強部材を、それぞれ、紐で結び付けるという簡単な構成で連結し、可撓性シートと補強部材との間に芯材を挟持することができるので、より製造しやすい。
また、体位変換手段と可撓性シート、および、可撓性シートと補強部材を、それぞれ、接着等と比較して自由度のある紐を用いて連結することができる。したがって、体位変換手段の形状の変化に伴って、本体部の厚みの変化をスムーズに追従させることができる。また、体位変換手段の形状の変化に伴って連結部(体位変換手段と可撓性シートとの連結部、および、可撓性シートと補強部材との連結部)に生じる応力を低減できるので、より強度の高いいびき防止装置を提供できる。
特に、芯材が可撓性シートと補強部材との間に挟持されるので、比較的強度の低い芯材に可撓性シートを連結するような構成と比較して、芯材が破損するのを効果的に防止できる。
請求項5記載の発明は、上記芯材(45)よりも弾性のある部材であって、上記本体部(38)を内部に収容するリング状部材(47)をさらに含み、上記カバー(9,10)は、上記リング状部材の外側を覆うものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のいびき防止装置(1)である。
この構成によれば、本体部をリング状部材内に収容することにより、本体部がばらけるのを防止して、本体部の取り扱いを容易にすることができる。したがって、本体部を収容するリング状部材の外側をカバーで覆う際の作業が容易であり、より製造しやすい。
また、就寝者は、リング状部材を介して体の一部を体位変換手段で受けられることとなる。リング状部材が芯材よりも弾性のある部材で形成されているので、当該いびき防止装置により体の一部を受けられた就寝者が違和感を感じるのを防止でき、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
請求項6記載の発明は、上記リング状部材(47)よりも低反発性の部材であって、上記リング状部材の上方に配置された弾性体をさらに含み、上記カバー(9,10)は、上記リング状部材および上記弾性体の外側を覆うものであることを特徴とする請求項5記載のいびき防止装置(1)である。
この構成によれば、リング状部材よりも低反発性の弾性体により就寝者の体の一部を受けることができるので、就寝者にとって感触がよく、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
請求項7記載の発明は、上記本体部(8)は、上記体位変換手段(13)の上方に配置された第1弾性体(17)と、上記第1弾性体よりも低反発性の部材であって、上記第1弾性体の上方に配置された第2弾性体(18)とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のいびき防止装置(1)である。
この構成によれば、就寝者は、第1弾性体および第2弾性体を介して体の一部を体位変換手段で受けられることとなる。したがって、当該いびき防止装置により体の一部を受けられた就寝者が違和感を感じるのを防止でき、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
特に、第1弾性体の上方に配置された低反発性の第2弾性体により就寝者の体の一部を受けることができるので、就寝者にとって感触がよく、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
請求項8記載の発明は、上記補強部材(16,46)は、平面視で、上記体位変換手段(13,43)の内側に位置していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のいびき防止装置(1)である。
この構成によれば、就寝者の体の一部が、体位変換手段を介さずに、比較的硬い補強部材で受けられるのを防止できるので、就寝者が違和感を感じるのを防止でき、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
請求項9記載の発明は、上記カバーは、伸縮性のある内側カバー(9)と、この内側カバーの外側を覆う外側カバー(10)とを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のいびき防止装置(1)である。
この構成によれば、伸縮性のある内側カバーで本体部を覆うことができるので、本体部に備えられた体位変換手段の形状が変化して、本体部の厚みが変化した場合に、いびき防止装置全体の厚みの変化を良好に追従させることができる。
また、内側カバーの外側が外側カバーで覆われているので、外側カバーが汚れて洗濯したいときなどには、本体部等を内側カバーで覆われた状態で容易に外側カバーに対して着脱できる。
請求項10記載の発明は、上記体位変換手段(13,43)は、就寝者の体位を変換するために内部の空気圧が変化される複数の空気袋(11L,11R,41L,41R)を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のいびき防止装置(1)である。
この構成によれば、空気袋の内部の空気圧を変化させるという簡単な構成で、体位変換手段の形状を変化させることができる。
請求項11記載の発明のように、上記本体部(8,38)は、就寝者の頭部(H)を受けるものであってもよい。
請求項12記載の発明は、就寝者のいびきを防止するためのいびき防止装置(1)の製造方法であって、就寝者の体位を変換するために形状が変化される体位変換手段(43)と、上記体位変換手段の下方に配置される芯材(45)と、上記芯材の下方、または、上記芯材の内部に配置される補強部材(46)とを含む本体部(38)を、上記芯材よりも弾性のあるリング状部材(47)の内部に収容する工程と、上記リング状部材の外側をカバー(9,10)で覆う工程とを含むことを特徴とするいびき防止装置の製造方法である。
この構成によれば、本体部をリング状部材内に収容することにより、本体部がばらけるのを防止して、本体部の取り扱いを容易にすることができる。したがって、本体部を収容するリング状部材の外側をカバーで覆う際の作業が容易であり、より製造しやすい。
請求項13記載の発明は、上記体位変換手段(43)と上記芯材(45)との間に可撓性シート(40)を配置し、上記体位変換手段と上記可撓性シート、および、上記可撓性シートと上記芯材を、それぞれ紐(48,49,50)で結び付けて連結する工程をさらに含むことを特徴とする請求項12記載のいびき防止装置(1)の製造方法である。
この構成によれば、体位変換手段と可撓性シート、および、可撓性シートと芯材を、それぞれ、紐で結び付けるという簡単な構成で連結することができるので、より製造しやすい。
請求項14記載の発明は、上記体位変換手段(43)と上記芯材(45)との間に可撓性シート(40)を配置し、上記体位変換手段と上記可撓性シート、および、上記可撓性シートと上記補強部材(46)を、それぞれ紐で結び付けて連結することにより、上記芯材を上記可撓性シートと上記補強部材との間に挟持する工程をさらに含むことを特徴とする請求項12記載のいびき防止装置(1)の製造方法である。
この構成によれば、体位変換手段と可撓性シート、および、可撓性シートと補強部材を、それぞれ、紐で結び付けるという簡単な構成で連結し、可撓性シートと補強部材との間に芯材を挟持することができるので、より製造しやすい。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るいびき防止装置1の設置態様を示す概略斜視図である。
このいびき防止装置1は、就寝者の頭部を受けることができ、いびきを検知した場合に、就寝者の頭部を傾斜させて就寝者の体位を変換させることにより(たとえば、寝返りさせることにより)、いびきを防止することができるいびき防止枕である。いびき防止装置1には、マットレス、布団、ベッドなどの寝具2上に設置され、就寝者の頭部を受けるための枕部3と、寝具2の側方に設置され、枕部3の動作を制御するための制御装置4と、これらの枕部3および制御装置4を接続する配線や配管等からなる接続部5とが備えられている。図示しないが、制御装置4内には、当該いびき防止装置1の動作を制御するための制御部と、この制御部の制御対象としてのポンプとが備えられている。
なお、この実施形態では、寝具2上に就寝者が仰臥した状態で、その就寝者から見て左側(図1における左奥側)を左方、就寝者から見て右側(図1における右手前側)を右方とし、就寝者の頭部側(図1における左手前側)を後方、就寝者の足側(図1における右奥側)を前方として説明する。
図2は、枕部3を前方側斜め上方から見た斜視図である。
図2を参照して、枕部3は、就寝者の頭部を受けるための枕形状の本体6と、本体6の前端下部から前方に張り出した薄手のマット部7とを含む。マット部7は、その後端部が、面ファスナなどの連結部(図示せず)を介して本体6の下面に取り付けられている。
図3は、本体6を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左方から見た断面図である。
図2および図3を参照して、本体6には、本体部8と、本体部8の外側を覆う内側カバー9と、内側カバー9の外側を覆う外側カバー10とが含まれる。本体部8には、左右対称に配置され、内部の空気圧を変化させることにより就寝者の頭部を傾斜させるための1対の空気袋(左空気袋11Lおよび右空気袋11R)と、これらの空気袋11L,11Rを連結する連結部12とを含む体位変換手段13が備えられている。左空気袋11Lおよび右空気袋11Rは、平面視略正方形の袋状部材であって、各後端部には、制御装置4内のポンプに連通する配管14の端部が接続されている。制御部は、ポンプの駆動を制御して、配管14を介して空気袋11L,11R内に給気または排気を行うことにより、空気袋11L,11Rの内部の空気圧を変化させることができる。各配管14は、たとえば、シリコンチューブなどの弾力性のある部材で形成されている。
体位変換手段13の下方には、たとえば、チップウレタンにより形成された芯材15が配置されている。体位変換手段13は、平面視で、芯材15の内側に位置している。芯材15内には、たとえば、プラスチックにより形成され、左右方向に延びる補強板16が内蔵されている。補強板16は、水平に延びる主板部16Aと、主板部16Aの前後両端縁から下方に延びる1対の側板部16Bとを備え、略コ字状の断面形状を有している。
体位変換手段13の上方には、たとえば高反発性ウレタンにより形成された第1弾性体17が配置されており、この第1弾性体17の上方には、たとえば低反発性ウレタンにより形成された(第1弾性体17よりも低反発性の)第2弾性体18が配置されている。第2弾性体18は、第1弾性体17の上方に配置された下部材18Aと、下部材18Aの上方に配置された上部材18Bとを含む。第1弾性体17および下部材18Aは、平面視で、芯材15と同程度の面積を有している。上部材18Bは、その前端部が、下部材18A、第1弾性体17および芯材15の各前端面に沿って本体部8の下端まで延びており、後端部が、下部材18A、第1弾性体17および芯材15の各後端面に沿って本体部8の下端まで延びている。このように、本体部8は、その上面、前面および後面が、上部材18B(第2弾性体18)により区画されている。
内側カバー9は、いわゆるニット編みにて織り込まれた布材のように、伸縮性のある部材で形成されており、この内側カバー9内に本体部8を収容することにより、本体部8が整形されるようになっている。一方、外側カバー10は、内側カバー9よりも大きめに形成され、その一部に、いわゆるタック縫いなどの寸法的なゆとりを持たせるための縫製処理が施されている。外側カバー10の下面後端部には、左右方向に延びるファスナ19が取り付けられていて、このファスナ19を開くことにより、外側カバー10の内部に対して、内側カバー9で覆われた本体部8を出し入れすることができるようになっている。このように、内側カバー9の外側が外側カバー10で覆われたような構成によれば、外側カバー10が汚れて洗濯したいときなどには、本体部8を内側カバー9で覆われた状態で容易に外側カバー10に対して着脱できる。
この実施形態では、体位変換手段13、芯材15、補強板16、第1弾性体17および第2弾性体18を含む本体部8の外側をカバー(内側カバー9および外側カバー10)で覆うという簡単な構成でいびき防止装置1を構成することができる。1対の空気袋11L,11Rの内部の空気圧を変化させることによりその形状を変化させて、本体部8の厚みを変化させれば、本体部8に受けられた就寝者の頭部を傾斜させることができ、これにより、就寝者に体位の変換(横臥状態への寝返り)を促して、いびきを良好に防止できる。
図4は、1対の空気袋11L,11Rの内部の空気圧を変化させたときの本体部8の形状の変化の態様を説明するための概略断面図であって、第2弾性体18を省略して示している。図4(a)は、この実施形態に係る本体部8の形状の変化の態様を示しており、図4(b)は、この実施形態に係る本体部8において補強板16を省略した場合の形状の変化の態様を示している。
図4(b)に示すように、補強板16を省略した場合には、空気袋(たとえば、左空気袋11L)の内部の空気圧が増加されてその形状が変化された場合に、寝具2側(下方)にその空気袋11Lが沈んでしまう。これに対して、図4(a)に示すように、補強板16が備えられた構成によれば、空気袋(たとえば、左空気袋11L)の内部の空気圧が増加されてその形状が変化された場合に、寝具2側(下方)にその空気袋11Lが沈むのを防止できる。これにより、本体部8の厚みの変化を好適に就寝者の頭部Hに伝達することができるので、就寝者の頭部Hを良好に傾斜させることができ、就寝者に体位の変換を効果的に促して、いびきをより良好に防止できる。
また、この実施形態では、就寝者は、第1弾性体17および第2弾性体18を介して頭部Hを1対の空気袋11L,11Rで受けられることとなる。したがって、当該いびき防止装置1により頭部Hを受けられた就寝者が違和感を感じるのを防止でき、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
特に、第1弾性体17の上方に配置された低反発性の第2弾性体18により就寝者の頭部Hを受けることができるので、就寝者にとって感触がよく、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
また、本体部8が伸縮性のある内側カバー9で覆われているので、本体部8に備えられた1対の空気袋11L,11Rの形状が変化して、本体部8の厚みが変化した場合に、いびき防止装置1全体(枕部3全体)の厚みの変化を良好に追従させることができる。外側カバー10は、上述のように、いわゆるタック縫いなどの寸法的なゆとりを持たせるための縫製処理が施された構成に限らず、内側カバー9と同様に、いわゆるニット編みにて織り込まれた布材のように、伸縮性のある部材で形成されていてもよい。
この実施形態では、補強板16は、平面視で、体位変換手段13の内側に位置している。このような構成によれば、就寝者の頭部Hが、1対の空気袋11L,11Rを介さずに、比較的硬い補強板16で受けられるのを防止できるので、就寝者が違和感を感じるのを防止でき、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
図5は、上記実施形態の変形例に係る補強板20の配置位置を示す側面図である。
図5に示すように、この変形例に係る補強板20は、平板状に形成されており、芯材15の下方に配置されている。このような構成であっても、図4を用いて説明したのと同様の効果、すなわち、1対の空気袋11L,11Rの内部の空気圧が増加されてその形状が変化された場合に、寝具2側(下方)にその空気袋11L,11Rが沈むのを防止できるという効果を奏することができる。これにより、本体部8の厚みの変化を好適に就寝者の頭部Hに伝達することができるので、就寝者の頭部Hを良好に傾斜させることができ、就寝者に体位の変換を効果的に促して、いびきをより良好に防止できる。
この変形例においても、上記実施形態と同様に、補強板20は、平面視で、体位変換手段13の内側に位置していることが好ましい。このような構成によれば、就寝者の頭部Hが、1対の空気袋11L,11Rを介さずに、比較的硬い補強板20で受けられるのを防止できるので、就寝者が違和感を感じるのを防止でき、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
図6は、マット部7を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左方から見た断面図である。
図2および図6を参照して、マット部7には、本体部21と、本体部21の外側を覆うカバー22とが含まれる。本体部21には、就寝者の音声(いびき)を検知して電気信号に変換するためのいびき検知用マイク(たとえば、コンデンサマイク)23と、就寝者の呼吸状態を検知するための呼吸検知用センサ24と、いびき検知用マイク23および呼吸検知用センサ24を下方から受ける受け部25と、本体部21の形状を規定するための芯材26,27と、いびき検知用マイク23および呼吸検知用センサ24の上方を覆う被覆部28とが備えられている。
いびき検知用マイク23は、マット部7の左右方向中央の後端部に配置されている。呼吸検知用センサ24は、マット部7の前部に左右方向に延びるように配置されている。受け部25は、板状の部材であって、ウレタンなどの弾性を有する材料で形成されていてもよいし、弾性を(ほとんど)有しない樹脂材料などで形成されていてもよい。芯材26,27および被覆部28は、それぞれ、たとえばウレタンなどの弾性を有する材料で形成された板状の部材である。芯材26には、いびき検知用マイク23および呼吸検知用センサ24を配置すべき位置にそれぞれ貫通孔26A,26Bが形成されており、いびき検知用マイク23および呼吸検知用センサ24は、それぞれ対応する貫通孔26A,26B内に配置されて、各下面が受け部25で受けられるとともに、各上面が被覆部28で覆われている。
いびき検知用マイク23から出力される電気信号(音声信号)は、配線29を介して制御装置4へと送られ、音声信号を増幅させるためのアンプ回路、増幅された音声信号に対して検波を行う検波回路、および、検波後の音声信号から低周波数成分を抽出するローパスフィルタを含むいびき検知用回路(図示せず)を介して制御部に入力される。一方、呼吸検知用センサ24から出力される電気信号は、配線30を介して制御装置4へと送られ、LC回路を含む呼吸検知用回路(図示せず)を介して制御部に入力される。
図7は、呼吸検知用センサ24の構成を示す断面図であって、左右方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を前方から見た図を示している。
図7を参照して、呼吸検知用センサ24は、当該呼吸検知用センサ24の外表面を形成する断面略コ字状の外側電極シート31と、外側電極シート31内の空間に挿入された内側電極シート32とを含む。外側電極シート31および内側電極シート32は、それぞれ、導電性および可撓性を有する部材(たとえば、導電性繊維が織り込まれた布材)により形成されている。外側電極シート31は、呼吸検知用センサ24の上面、右面および下面をそれぞれ形成する上面部31A、右面部31Bおよび下面部31Cとが一体的に構成された形状を有している。外側電極シート31内に挿入された内側電極シート32は、外側電極シート31の上面部31Aおよび下面部31Cに対してそれぞれ一定間隔を空けて配置されるとともに、その右端が右面部31Bに接触しないように配置されている。外側電極シート31の上面部31Aと内側電極シート32との間、および、外側電極シート31の下面部31Cと内側電極シート32との間には、それぞれ、発泡ウレタンなどの絶縁体により形成される誘電層33が配置されている。このような構成により、呼吸検知用センサ24は、上下方向に対面する複数の電極(外側電極シート31の上面部31A、下面部31Cおよび内側電極シート32)と、各電極間に配置された誘電層33とを備えたコンデンサ構造を有している。
この実施形態では、配線30は2本備えられている。一方の配線30は、その一端が外側電極シート31の上面部31Aの左端にかしめられることにより接続され、他端がアースされている。もう一方の配線30は、その一端が内側電極シート32の左端にかしめられることにより接続され、他端が制御部に接続されている。この呼吸検知用センサ24により就寝者の呼吸状態を検知する際には、制御部から配線30を介して内側電極シート32に正電位の電圧が印加されることにより、呼吸検知用センサ24に所定量の電荷が蓄積された状態となる。
呼吸検知用センサ24は、就寝者の体の大きさにあわせて上述した連結部(たとえば、面ファスナ)の接着位置を調整することにより、就寝者の肺に対向する位置に配置される。すなわち、呼吸検知用センサ24は、その左側部分が就寝者の左側の肺に対向し、右側部分が就寝者の右側の肺に対向するように配置されることとなる。したがって、就寝者が呼吸をした場合には、就寝者の肺が膨らむことにより呼吸検知用センサ24にかかる荷重が増加し、各電極シート31,32間の間隔(外側電極シート31の上面部31Aと内側電極シート32の間隔、および、外側電極シート31の下面部31Cと内側電極シート32の間隔)が狭まるとともに、誘電層33が圧縮変形されることとなる。これにより、コンデンサ構造を有する呼吸検知用センサ24の静電容量C(C=ε・S/d;εは誘電率、Sは電極の面積、dは電極の間隔)が増加することとなるので、静電容量Cの変化を検知することにより、就寝者の呼吸状態を良好に検知することができる。
いびき検知用マイク23および呼吸検知用センサ24からそれぞれ出力される電気信号に基づいて、就寝者の睡眠状態(いびき状態や無呼吸状態など)を検知し、その検知結果に応じて異なる態様で1対の空気袋11L,11Rの内部の空気圧を変化させれば、睡眠状態に応じて適切な態様で就寝者を覚醒させ、就寝者のいびきをより効果的に防止することができる。
図8は、他の実施形態に係る本体部38の構成を示す断面図であって、本体部38の左寄りを前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左方から見た図を示している。また、図9は、この本体部38の分解斜視図である。
図8および図9を参照して、この実施形態では、本体部38には、左右対称に配置され、内部の空気圧を変化させることにより就寝者の頭部を傾斜させるための1対の空気袋(左空気袋41Lおよび右空気袋41R)と、これらの空気袋41L,41Rを連結する連結部42とを含む体位変換手段43が備えられている。左空気袋41Lおよび右空気袋41Rは、平面視略正方形の袋状部材であって、各後端部には、制御装置4内のポンプに連通する配管44の端部が接続されている。制御部は、ポンプの駆動を制御して、配管44を介して空気袋41L,41R内に給気または排気を行うことにより、空気袋41L,41Rの内部の空気圧を変化させることができる。各配管44は、たとえば、シリコンチューブなどの弾力性のある部材で形成されている。
体位変換手段43の下方には、たとえば、ポリプロピレンなどの樹脂で形成された可撓性を有する薄手のシート40が配置されている。このシート40の下方には、たとえば、チップウレタンにより形成された芯材45が配置されている。シート40および芯材45は、平面視で、同程度の面積を有している。また、体位変換手段43は、平面視で、シート40および芯材45の内側に位置している。芯材45内には、たとえば、プラスチックにより形成され、左右方向に延びる補強板46が内蔵されている。補強板46は、水平に延びる主板部46Aと、主板部46Aの前後両端縁から下方に延びる1対の側板部46Bとを備え、略コ字状の断面形状を有している。
本体部38は、前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面形状がリング状(無端状)であるリング状部材47の内部に収容されている。リング状部材47は、たとえば、高反発性ウレタンにより形成され、芯材45よりも弾性を有している。
この本体部38を備えたいびき防止装置を製造する際には、まず、体位変換手段43の連結部42に形成された複数(たとえば、3つ)の小孔、および、シート40の中央部に形成された複数(たとえば、3つ)の小孔に、1本の紐48を順次貫通させて、体位変換手段43とシート40とを1本の紐48で結び付けて連結する。その後、シート40の右周縁部に形成された複数(たとえば、5つ)の小孔、および、芯材45の右周縁部に形成された複数(たとえば、5つ)の小孔に、1本の紐49を順次貫通させるとともに、シート40の左周縁部に形成された複数(たとえば、5つ)の小孔、および、芯材45の左周縁部に形成された複数(たとえば、5つ)の小孔に、1本の紐50を順次貫通させて、シート40と芯材45とを2本の紐49,50で結び付けて連結する。
このようにして、体位変換手段43、シート40および芯材45が一体的に重ね合わせられた本体部38を、リング状部材47の内部に収容し、このリング状部材47の上方に、たとえば、低反発性ウレタンにより形成されたリング状部材47よりも低反発性の弾性体(図示せず)を重ね合わせた後、これらのリング状部材47および弾性体の外側をカバー(図示せず)で覆うことにより、枕部3の本体6を形成することができる。上記カバーは、上述の実施形態と同様の構成からなる内側カバー9および外側カバー10を含むものであってもよい。
この実施形態では、体位変換手段43、シート40、芯材45、補強板46を含む本体部38の外側をカバーで覆うという簡単な構成でいびき防止装置1を構成することができる。1対の空気袋41L,41Rの内部の空気圧を変化させることによりその形状を変化させて、本体部38の厚みを変化させれば、本体部38に受けられた就寝者の頭部を傾斜させることができ、これにより、就寝者に体位の変換(横臥状態への寝返り)を促して、いびきを良好に防止できる。
また、芯材45内に補強板46が内蔵されているので、1対の空気袋41L,41Rの内部の空気圧が増加されてその形状が変化された場合に、寝具2側(下方)にその空気袋41L,41Rが沈むのを防止できる。これにより、本体部38の厚みの変化を好適に就寝者の頭部に伝達することができるので、就寝者の頭部を良好に傾斜させることができ、就寝者に体位の変換を効果的に促して、いびきをより良好に防止できる。
さらに、この実施形態では、就寝者は、リング状部材47を介して頭部を1対の空気袋41L,41Rで受けられることとなる。リング状部材47が芯材45よりも弾性のある部材で形成されているので、当該いびき防止装置1により頭部を受けられた就寝者が違和感を感じるのを防止でき、就寝者をより快適に睡眠させることができる。特に、リング状部材47よりも低反発性の弾性体により就寝者の頭部を受けることができるので、就寝者にとって感触がよく、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
この実施形態では、補強板46は、平面視で、体位変換手段43の内側に位置している。このような構成によれば、就寝者の頭部が、1対の空気袋41L,41Rを介さずに、比較的硬い補強板46で受けられるのを防止できるので、就寝者が違和感を感じるのを防止でき、就寝者をより快適に睡眠させることができる。
ただし、補強板46は、図5において説明したのと同様に、平板状に形成され、芯材45の下方に配置されていてもよい。
この実施形態では、体位変換手段43が芯材45に直接取り付けられるのではなく、シート40を介して間接的に取り付けられている。体位変換手段43を芯材45に直接取り付けた場合には、1対の空気袋41L,41Rの形状の変化に伴って、体位変換手段43と芯材45の連結部に比較的大きな応力が生じ、芯材45が破損するおそれがあるが、体位変換手段43をシート40を介して芯材45に間接的に取り付けることにより、1対の空気袋41L,41Rの形状の変化に伴って芯材45に生じる応力を低減できる。したがって、より強度の高いいびき防止装置1を提供できる。
また、1対の空気袋41L,41Rの形状が変化すると、1対の空気袋41L,41Rの外面とシート40とが摺接することとなる。したがって、1対の空気袋41L,41Rの外面が芯材45に摺接するような構成と比較して滑りがよいので、1対の空気袋41L,41Rの形状の変化に伴って、本体部38の厚みの変化をスムーズに追従させることができる。
さらに、この実施形態では、体位変換手段43とシート40、および、シート40と芯材45を、それぞれ、紐48,49,50で結び付けるという簡単な構成で連結することができるので、より製造しやすい。
さらにまた、体位変換手段43とシート40、および、シート40と芯材45を、それぞれ、接着等と比較して自由度のある紐48,49,50を用いて連結することができる。したがって、1対の空気袋41L,41Rの形状の変化に伴って、本体部38の厚みの変化をスムーズに追従させることができる。また、1対の空気袋41L,41Rの形状の変化に伴って連結部(体位変換手段43とシート40との連結部、および、シート40と芯材45との連結部)に生じる応力を低減できるので、より強度の高いいびき防止装置1を提供できる。
また、この実施形態では、本体部38をリング状部材47内に収容することにより、本体部38がばらけるのを防止して、本体部38の取り扱いを容易にすることができる。したがって、本体部38を収容するリング状部材47の外側をカバーで覆う際の作業が容易であり、より製造しやすい。
体位変換手段43とシート40とは、1本の紐48で結び付けられて連結されるような構成に限らず、2本以上の紐で結び付けられて連結されるような構成であってもよい。また、シート40と芯材45とは、2本の紐49,50で結び付けられて連結されるような構成に限らず、1本の紐で結び付けられて連結されるような構成であってもよいし、3本以上の紐で結び付けられて連結されるような構成であってもよい。
上記実施形態では、体位変換手段43とシート40、および、シート40と芯材45を、それぞれ、紐48,49,50で結び付けることにより連結するような構成について説明したが、このような構成に限らず、たとえば、体位変換手段43とシート40、および、シート40と補強板46を、それぞれ紐で結び付けることにより連結するような構成であってもよい。
このような構成によれば、体位変換手段43とシート40、および、シート40と補強板46を、それぞれ、紐で結び付けるという簡単な構成で連結し、シート40と補強板46との間に芯材45を挟持することができるので、より製造しやすい。
また、体位変換手段43とシート40、および、シート40と補強板46を、それぞれ、接着等と比較して自由度のある紐を用いて連結することができる。したがって、1対の空気袋41L,41Rの形状の変化に伴って、本体部38の厚みの変化をスムーズに追従させることができる。また、1対の空気袋41L,41Rの形状の変化に伴って連結部(体位変換手段43とシート40との連結部、および、シート40と補強板46との連結部)に生じる応力を低減できるので、より強度の高いいびき防止装置1を提供できる。
特に、芯材45がシート40と補強板46との間に挟持されるので、比較的強度の低い芯材45にシート40を連結するような構成と比較して、芯材45が破損するのを効果的に防止できる。
第1の実施形態に係る本体部8において、体位変換手段13と芯材15との間にシート40を配置してもよい。この場合、図9において説明したような態様で、体位変換手段13とシート40、および、シート40と芯材15を、それぞれ、紐で結び付けることにより連結するような構成であってもよいし、体位変換手段13とシート40、および、シート40と補強板16を、それぞれ紐で結び付けることにより連結するような構成であってもよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、いびき防止装置1には、就寝者の頭部の位置を検知するための位置検知手段が設けられていてもよい。この場合、位置検知手段により検知される就寝者の頭部の位置に応じて、その位置(左側または右側)に対応する空気袋の内部の空気圧を変化させれば、就寝者の頭部をより好適に傾斜させることができ、いびきをさらに良好に防止できる。
体位変換手段13,43は、左右1対(計2つ)の空気袋を含むような構成に限らず、3つ以上の空気袋を含むような構成であってもよい。
体位変換手段13,43は、空気袋を含むような構成に限らず、たとえば、内部に液体を供給または排出することにより形状を変化させることができる液体バッグや、熱により形状が変化する形状記憶合金などを含むような構成であってもよい。
いびき防止装置1は、就寝者の頭部を受けるような構成に限らず、就寝者の体の他の部分を受けるような構成であってもよい。
この発明の一実施形態に係るいびき防止装置の設置態様を示す概略斜視図である。 枕部を前方側斜め上方から見た斜視図である。 本体を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左方から見た断面図である。 1対の空気袋の内部の空気圧を変化させたときの本体部の形状の変化の態様を説明するための概略断面図であって、第2弾性体を省略して示している。 上記実施形態の変形例に係る補強板の配置位置を示す側面図である。 マット部を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左方から見た断面図である。 呼吸検知用センサの構成を示す断面図であって、左右方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を前方から見た図を示している。 他の実施形態に係る本体部の構成を示す断面図であって、本体部の左寄りを前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を左方から見た図を示している。 この本体部の分解斜視図である。
符号の説明
1 いびき防止装置
8 本体部
9 内側カバー
10 外側カバー
11L 左空気袋
11R 右空気袋
13 体位変換手段
15 芯材
16 補強板
17 第1弾性体
18 第2弾性体
20 補強板
38 本体部
40 シート
41L 左空気袋
41R 右空気袋
43 体位変換手段
45 芯材
46 補強板
47 リング状部材
48,49,50 紐
H (就寝者の)頭部

Claims (14)

  1. 就寝者のいびきを防止するためのいびき防止装置であって、
    就寝者の体の一部を受ける本体部と、この本体部の外側を覆うカバーとを含み、
    上記本体部は、
    就寝者の体位を変換するために形状が変化される体位変換手段と、
    上記体位変換手段の下方に配置された芯材と、
    上記芯材の下方、または、上記芯材の内部に配置された補強部材とを含むことを特徴とするいびき防止装置。
  2. 上記本体部は、
    上記体位変換手段と上記芯材との間に配置された可撓性シートをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のいびき防止装置。
  3. 上記体位変換手段と上記可撓性シート、および、上記可撓性シートと上記芯材は、それぞれ紐で結び付けられることにより連結されていることを特徴とする請求項2記載のいびき防止装置。
  4. 上記体位変換手段と上記可撓性シート、および、上記可撓性シートと上記補強部材は、それぞれ紐で結び付けられることにより連結されており、
    上記芯材は、上記可撓性シートと上記補強部材との間に挟持されていることを特徴とする請求項2記載のいびき防止装置。
  5. 上記芯材よりも弾性のある部材であって、上記本体部を内部に収容するリング状部材をさらに含み、
    上記カバーは、上記リング状部材の外側を覆うものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のいびき防止装置。
  6. 上記リング状部材よりも低反発性の部材であって、上記リング状部材の上方に配置された弾性体をさらに含み、
    上記カバーは、上記リング状部材および上記弾性体の外側を覆うものであることを特徴とする請求項5記載のいびき防止装置。
  7. 上記本体部は、
    上記体位変換手段の上方に配置された第1弾性体と、
    上記第1弾性体よりも低反発性の部材であって、上記第1弾性体の上方に配置された第2弾性体とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のいびき防止装置。
  8. 上記補強部材は、平面視で、上記体位変換手段の内側に位置していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のいびき防止装置。
  9. 上記カバーは、伸縮性のある内側カバーと、この内側カバーの外側を覆う外側カバーとを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のいびき防止装置。
  10. 上記体位変換手段は、就寝者の体位を変換するために内部の空気圧が変化される複数の空気袋を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のいびき防止装置。
  11. 上記本体部は、就寝者の頭部を受けるものであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のいびき防止装置。
  12. 就寝者のいびきを防止するためのいびき防止装置の製造方法であって、
    就寝者の体位を変換するために形状が変化される体位変換手段と、上記体位変換手段の下方に配置される芯材と、上記芯材の下方、または、上記芯材の内部に配置される補強部材とを含む本体部を、上記芯材よりも弾性のあるリング状部材の内部に収容する工程と、
    上記リング状部材の外側をカバーで覆う工程とを含むことを特徴とするいびき防止装置の製造方法。
  13. 上記体位変換手段と上記芯材との間に可撓性シートを配置し、上記体位変換手段と上記可撓性シート、および、上記可撓性シートと上記芯材を、それぞれ紐で結び付けて連結する工程をさらに含むことを特徴とする請求項12記載のいびき防止装置の製造方法。
  14. 上記体位変換手段と上記芯材との間に可撓性シートを配置し、上記体位変換手段と上記可撓性シート、および、上記可撓性シートと上記補強部材を、それぞれ紐で結び付けて連結することにより、上記芯材を上記可撓性シートと上記補強部材との間に挟持する工程をさらに含むことを特徴とする請求項12記載のいびき防止装置の製造方法。
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