JP2023060967A - エアーベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】寝心地が良く、水濡れに強く、非使用時などには内部に封入された気を排気した状態として嵩を減らすことができるエアーベッドであって、就寝面を高くした場合であっても、同じ高さの直方体のエアーベッドに比べて気体の封入量を少なくすることができる上、安定性にも優れるエアーベッドを提供する。【解決手段】エアーベッド100は、設置面に対し上方に延在するとともに周方向に連続する枠体部10と、枠体部10の上端開口を覆う上面部20と、を有し、枠体部10は、内部に気体を封入可能な第一エアー体より構成されており、枠体部10の下端面から上面部20までの高さ寸法が30cm以上であり、かつ枠体部10の厚み寸法が4cm以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、エアーベッドに関し、詳しくは従来の直方体のエアーベッドに比して気体の封入量が減量されつつも安定性の優れたエアーベッドに関する。
従来、災害発生時に避難所で用いられる寝具としては、毛布や段ボールベッドが一般的であった。これら寝具の提供は、災害発生前から施設に備蓄されてある場合、および後発の支援物資として送り届けられる場合があった。
敷布団の替りに用いられる上記段ボールベッドは、嵩が張るため、梱包作業や運搬作業が容易ではなく、取扱い性が悪いという問題があった。また、段ボールベッドは水に濡れると強度が低下し、またカビが生えるなどの問題があった。さらに段ボールベッドは、人が横たわっても形状をしっかりと維持するために十分な強度で設計されているため、硬くて寝心地が悪いといった問題もあった。
上記段ボールベッドの問題を解消するために、段ボールベッドの代替として、内部に気体を封入することで膨らませることのできるエアーベッド避難所における寝具として用いることが期待されている。エアーベッドであれば使用時以外は、適宜に内部の気体を排出して嵩を減らすことができるため、梱包時、収納時、運搬時などにおいて取扱い性が良い。しかしながら、その反面、エアーベッドは、使用時にエアーポンプなどで内部に気体を供給する必要がある。特に従来、エアーマットは直方体形状のタイプが一般的であるところ、ベッドとして好適なサイズの直方体のエアーベッドは電動式ポンプ等が使用されるが、災害発生時においては電力が確保できない場合があり、手動で気体を充満させるためにはかなりの時間と労力を要するという問題があった。そのため、多数の人に寝具を提供する必要のある避難所では、エアーベッドを寝具に用いることは実質的に不向きであった。
これに対し、特許文献1には、人が横たわる面を構成する空気袋と、上記空気袋の下面側においてベッドの長さ方向に配列された複数の柱状体である空気台と、を備えるエアーベッド(以下、従来技術1ともいう)が提案されている。より具体的には、従来技術1は、平面視長方形の空気袋の短辺方向に延在する所定厚みの板状の空気台が、ベッドの長さ方向に並列して設けられており、これら空気台の下面には、各空気台を繋ぐベルトが設けられている。当該ベルトは、エアーベッドが撓むのを防止するための構成である旨、説明されている。つまり、空気袋の上面に人が横たわるなどして重力がかかったとき、上記ベルトにより空気台同士(特にはベッドの長さ方向両端部に配置された空気台同士)が引っ張り合うように互いの距離が維持され、これによって空気袋の中央部が下方に撓むことが防止されるものであると推察される。
かかる従来技術1は、非通気性の部材から構成されているため水濡れに強く、内部の空気を排出した状態では嵩が減り梱包や運搬が容易である。また従来技術1は、全体で1つの直方体からなるエアーベッドよりも気体が封入される内室の容積を減らすことが可能である。
実開昭58-131760号公報
しかしながら上述する従来技術1は、以下の問題があった。
従来技術1の構成は、上記ベルトの存在により空気袋の上面側から鉛直下方に荷重がかかった際には、空気袋の撓みが防止されてベッドとしての使用が可能であるものの、空気袋に対し荷重が鉛直下方以外の方向にかかった際には、複数の空気台の上端部付近(空気袋と空気台の接合部付近)または上下方向中間部が屈曲し、当該複数の空気台が傾斜してベッド全体が押し潰れてしまうという問題があった。つまり、使用者が横たわる際、または寝返りなどを打った際に、従来技術1のエアーベッドではしっかりと空気袋を支持することが困難であり安定性が不十分あった。
ところで体育館などの避難所は、大勢の人が長時間過ごす上、清掃などが行き届き難いため、埃が立ちやすく衛生面が十分でない。そのような問題に対応するためには、床面に対する就寝面(エアーベッドの上面)の高さを適度に高くすることが望ましい。また就寝面が適度な高さを有するエアーベッドであれば、高齢者が寝起きし易いとい点でも望ましい。
これに対し、直方体の従来のエアーベッドであれば、床面から就寝面までの高さを確保する設計は容易であるが、これではエアーベッドの内室の容積がさらに増え、気体をエアーベッド内部に封入するための作業の労力と時間がさらに大きくなってしまう。また従来技術1では、脚部(即ち空気台)の上下方向の長さを長くすることで就寝面の高さを高くすることは可能であるが、脚部の当該長さを長くするほど、エアーベッドの安定性が欠如し、使用時の傾斜や潰れが顕著になる。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、寝心地が良く、水濡れに強く、非使用時などには内部に封入した気体を排気した状態として嵩を減らすことができるエアーベッドであって、就寝面を高くした場合であっても、同じ高さの直方体のエアーベッドに比べて気体の封入量を少なくすることができる上、安定性にも優れるエアーベッドを提供する。
本発明のエアーベッドは、設置面に対し上方に延在するとともに周方向に連続する枠体部と、上記枠体部の上端開口を覆う上面部と、を有し、上記枠体部は、内部に気体を封入可能な第一エアー体より構成されており、上記枠体部の下端面から上記上面部までの高さ寸法が30cm以上であり、かつ上記枠体部の厚み寸法が4cm以上であることを特徴とする。
上述のとおり本発明のエアーベッドは、第一エアー体からなる枠体部を有し、当該枠体部の上面開口を覆う上面部が設けられており、当該上面部に使用者が横たわるよう構成されている。かかる本発明のエアーベッドは、上面部を枠体部で支持する構成となっており、枠体部の内側が空間であることから、同じ高さの直方体のエアーベッドに比べて気体を封入するための内室の容積が少ない。したがって、使用時の気体の封入作業の労力および時間が軽減される。その上、周方向に連続する枠体部によって上面部を支持するため安定性が良好であり、就寝面の高さを十分に高くした場合であっても使用中における傾斜などが発生し難い。
本発明の第一実施形態のエアーベッドの斜視図である。 (2A)は図1に示すエアーベッドのA-A線断面図であり、(2B)は図1に示すエアーベッドのB-B線断面図である。 図1に示すエアーベッドのC-C線断面図である。 本発明の第二実施形態のエアーベッドの斜視図である。 図4に示すエアーベッドのD-D線断面図である。 本発明の第三実施形態の変形例の縦断面図である。 (7A)は本発明の第三実施形態のエアーベッドの斜視図であり、(7B)は(7A)のE-E線断面図である。 比較例1のエアーベッドの斜視図である。
以下に図面を用いて本発明を説明する。すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、1つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること等を許容する。
なお、本発明の説明に用いるいくつかの用語に関し、以下のとおり定義する。本発明に関し、上下方向という場合には、エアーベッドを設置面に設置した状態における、天地方向を意味する。本発明に用いられる第一エアー体および第二エアー体をまとめて、エアー体と総称する場合がある。下記の説明において示す、エアーベッドまたはこれを構成する各部分の寸法(高さ寸法t1、厚み寸法t2、短手寸法t3、長手寸法t4、厚み寸法t5)はいずれも、エアー体に空気を封入して膨張させる前の設計上の寸法を指す。なお、エアー体に気体が封入されて膨張しベッドとして使用可能な状態であるエアーベッドは、当該エアー体の膨張により、設計上の寸法と数cm程度、変動する場合がある。
[第一実施形態]
以下に図1~図3を用いて本発明の第一実施形態であるエアーベッド100について、説明する。図1は、本発明の第一実施形態のエアーベッド100の斜視図である。図2Aは図1に示すエアーベッド100のA-A線断面図であり、図2Bは図1に示すエアーベッド100のB-B線断面図である。図3は、図1に示すエアーベッド100のC-C線断面図である。
図1に示すとおり、エアーベッド100は、設置面に対し上方に延在するとともに周方向に連続する枠体部10と、枠体部10の上端開口を覆う上面部20と、を備えている。
枠体部10は、内部に気体を封入可能な第一エアー体より構成されており、気体が封入されて膨張することで安定して自立することができる。本発明に関し、枠体部10の下端面から上面部20の上面までの距離である高さ寸法t1は30cm以上であり、かつ枠体部10の厚み寸法t2は4cm以上である。上述のとおり、エアーベッド100は、十分な厚み寸法t2を有し周方向に連続してなる枠体部10によって上面部20が支持されているため、上面部20の上に人が横たわっても、安定した起立状態を維持することができる。また本発明は、高さ寸法t1が十分に高く確保されているため、避難所などで使用した際に、エアーベッド100に横たわる使用者が床面上の埃などを吸い込むことを防止または抑制可能である上、高齢者にも乗り降りし易い高さのエアーベッドを提供することができる。
第一エアー体および後述する第二エアー体をなすエアー体は、内部に気体を封入可能な内室を有し、当該内室に気体が封入されることで膨張する。本発明に用いられるエアー体は概ね0.2mm~0.5mm程度の非通気性のシートから構成されるため、上記内室の容積は、エアー体の外寸から計算される体積とほぼ同じであるため、便宜上、これらは同じものとして説明する。
本実施形態のエアーベッド100は、その全体形状において下端面に開口14を有し、上面側は、上面部20で塞がれた下端開口の筒状体をなしている。設置面と枠体部10と上面部20とで囲まれた空間は、外部空間となっている。換言するとエアーベッド100は、開口14を下面側に配置した筒状体である。
エアーベッド100の高さ寸法t1と同じ高さであって、枠体部10の横断面における外縁で規定された面積と同じ底面積を有する直方体のエアーベッドと比較して、エアーベッド100は、気体の封入量が少なく、設置のための時間や労力を軽減することができる。なお、このようにエアーベッド100の高さ寸法t1と枠体部10の横断面における外縁で規定された面積とから算出される体積を、以下において「エアーベッド100の外寸から求められた仮想体積」または単に「仮想体積」という場合がある。
設置のための時間や労力をより軽減するという観点からは、エアーベッド100の外寸から求められた仮想体積に対する、エアーベッド100を構成する各エアー体の総体積が85%以下であることが好ましく、75%以下であることがより好ましく、65%以下であることが更に好ましく、50%以下であることが特に好ましい。
エアーベッド100のサイズは適宜決定することができるが、避難所において成人男性でも使用可能であるエアーベッドを提供するという観点からは、以下の範囲の寸法であることが好適である。即ち、上記高さ寸法t1は30cm以上であり、35cm以上であることが好ましく、40cm以上であることが更に好ましい。高さ寸法t1の上限は特に限定されないが、落下による怪我などを防止し、また上面部20に乗り降りしやすいという観点からは、60cm以下であることが好ましく、50cm以下であることがより好ましい。ベッドの高さが上記範囲であれば、エアーベッド100の使用者と設置面とを十分に離すことができるため、衛生面からも乗り降りのし易さという点からも好ましい。また枠体部10の横断面における短手寸法t3は、65cm以上100cm以下であることが好ましく、70cm以上95cm以下であることがより好ましく、75cm以上90cm以下であることが更に好ましい。また枠体部10の横断面における長手寸法t4は、180cm以上210cm以下であることが好ましく、185cm以上200cm以下であることがより好ましい。
なお、本実施形態における枠体部10は、図3に示すとおり、横断面における外縁が長方形であり、短手寸法t3は当該長方形の短辺の長さであり、また長手寸法t4は当該長方形の長辺の長さである。ただし、本発明は、横断面における外縁が長方形以外(たとえば楕円形など)である枠体部を備えるエアーベッドを包含する。枠体部10の横断面における外縁が楕円形などの非長方形である場合には、上述する短手寸法は短軸の長さ、長手寸法は長軸の長さと読み替えることができる。
エアーベッド100は、エアー体に気体を封入して膨張状態とすることで、ベッドとして機能する。ベッドとして使用可能な程度に気体を封入した状態において、エアーベッド100は、高さ(枠体部10の下端面から上面部20までの距離)が30cm以上であることが好ましく、35cm以上であることがより好ましく、35cm以上であることがさらに好ましく、40cm以上であることがより好ましい。ベッドの高さが上記範囲であれば、エアーベッド100の使用者と設置面とを十分に離すことができるため、衛生面からも乗り降りのし易さという点からも好ましい。
エアーベッド100は、非使用時にはエアー体から気体を排出させて嵩を減らしコンパクトにすることができるため、収納、運搬等の取り扱性が容易である。気体が排出されてコンパクトになったエアーベッド100の容積は、エアーベッド100の寸法やエアーベッド100を構成する部材(シート)の厚み等によって変わるが、上述する好ましい範囲の寸法であって、厚み0.2mm~0.5mm程度のシート状部材で構成されたエアーベッドの非使用時の容積は、たとえば40L以下にすることが可能である。
(上面部)
次に上面部20について説明する。本実施形態における上面部20は、内部に気体を封入可能な第二エアー体から構成されている。即ち、本実施形態のエアーベッド100は、枠体部10だけでなく、上面部20もエアー体で構成されている。そのため、エアーベッド100はクッション性が高く寝心地が良い上、エアーベッド100に使用者が横たわった際に、上面部20の下方への過度な沈み込みが良好に防止される。
第二エアー体は、樹脂シートなどのように可撓性があり非通気性の部材から構成されるとよい。加工性が良好であるという観点からは、溶断、溶接が可能な熱可塑性樹脂からなるシート部材が好ましく、より具体的には、熱可塑性ポリウレタン樹脂(TPU)シート、塩化ビニル系樹脂(PVC)シート、および熱可塑性ポリウレタン樹脂または塩化ビニル系樹脂が生地の少なくとも一方面側に積層されてなる積層シート(ターポリンを含む)が例示される。たとえば、生地の一方面側に樹脂が積層されてなる積層シートを用い、生地の面を露出面として第二エアー体を作製することによって、上面部20の肌触りを良くし、さらに良好な寝心地を提供することができる。
上面部20を構成する第二エアー体の形状は特に限定されないが、一般的には、枠体部10の上面視における外形と同一または相似の外形とすることによって一体感のあるエアーベッド100を提供することができる。また上面部20を構成する第二エアー体の厚み寸法t5は特に限定されないが、十分な安定性を示し良好な寝心地を提供するという観点からは、3cm以上であることが好ましく、4cm以上であることがより好ましく、5cm以上であることがさらに好ましい。本実施形態では、第一エアー体の厚みt2および第二エアー体の厚みt5は同じ寸法である。
上述する第二エアー体と、これに連続する枠体部10を構成する第一エアー体とは、互いの内室が、独立であってもよいし、通気可能に連通していてもよい。本実施形態では、枠体部10を構成する第一エアー体と上面部20を構成する第二エアー体は通気可能に連通している。そのため、エアー体の任意の箇所に給気孔12を1つだけ設け、この給気孔12から枠体部10および上面部20のいずれにも気体を封入することができる。もちろん本発明は、エアー体に気体を充填するための給気孔12を2以上設けることを禁止するものではない。エアー体の内部に封入された空気が抜けないように、給気孔12には封止栓12aが設けられている。
(枠体部)
次に枠体部10について説明する。
枠体部10は、内部に気体を封入可能であって、気体が封入され膨張した状態で上面部20を支持可能な第一エアー体により構成されている。枠体部10は、図3に示すとおり、上面視において周方向に連続している。そのため、枠体10は、上面部20に使用者が横たわった際に、従来技術1における脚部のように屈曲し難く、優れた安定性を示す。
枠体部10を構成する第一エアー体は、樹脂シートなどのように可撓性があり非通気性の部材から構成されており、水濡れに強い。かかる部材の詳細は、上述する上面部20を構成する第二エアー体と同様であるため、ここでは詳細な説明を割愛する。第一エアー体と第二エアー体とは、同一の部材で構成されてもよいし異なる部材によって構成されてもよいが、加工性を向上させるという観点からは、同一の部材で構成されることが好ましい。
本実施形態における枠体部10は、図3に示すとおり横断面において観察される外形形状が略長方形である。即ち、本実施形態における枠体部10は、横断面長方形の筒状体であって、上端開口が上面部20によって覆われているとともに下端開口は開口14を有している。第一エアー体の厚み寸法t2は、4cm以上であり、より良好な安定感を提供するという観点からは5cm以上であることが好ましく、7cm以上であることがより好ましく、9cm以上であることが更に好ましい。一方、枠体部10を構成する第一エアー体の厚みの上限は特に限定されないが、良好な安定性を示しつつも、上述する仮想体積に対する、エアーベッド100を構成する各エアー体の総体積を十分に減容させるという観点からは、20cm以下であることが好ましく、18cm以下であることがより好ましく、15cm以下であることが更に好ましい。
(釣り布)
ところで、本実施形態におけるエアー体は内部に釣り布30が設けられている。釣り布30とは、エアー体内部において互いに対向する内周面間に亘って設けられた所定幅のシート部材である。釣り布30は、一方の内周面とこれに対向する他方の内周面とに接合されており、エアー体の内部に気体が封入された際、釣り布30が設けられた箇所において対向する内周面間の距離が釣り布30の幅の寸法内に維持される。そのため、エアー体全体が膨らみ過ぎて必要以上に丸みを帯びることを防止することができる。釣り布30を設ける代わりに、エアー体内部において互いに対向する内周面同士を所定箇所において直接に接合してもよい。ただしこの場合、エアー体の表面の凹凸が顕著になり、寝心地が低下し、あるいは凹部分において屈曲し易くなる場合がある。
本実施形態において釣り布30は、エアー体の内室が釣り布30により完全に隔たれた複数の空間とならないように、釣り布30に1つ以上の貫通孔が設けられ、あるいは釣り布30の長尺方向の端部の少なくとも一方がエアー体の内面に対し離間するよう配置されるとよい。これによって当該端部とエアー体内面との間に通気可能な通気路32が形成されており、エアー体の内室全体における通気性が確保されている。
上述する釣り布30は、上述する第一エアー体および第二エアー体の少なくともいずれか一方の内部に設けられていることが好ましく、両方に設けられていることがより好ましい。本実施形態では、図1、図2A、図3に示すとおり、第一エアー体および第二エアー体のいずれの内部にも釣り布30が設けられている。
本実施形態では、枠体部10を構成する第一エアー体の内部に設けられた釣り布30は、枠体部10の厚み寸法t2と同程度の幅を有するシート部材であって、上下方向に延設されている。かかる釣り布30は複数設けられており、枠体部10の周方向に並列するよう設けられている。このように、第一エアー体の内部において上下方向に延設された釣り布30が周方向に複数設けられることによって、上方から荷重を受けた際に枠体部10が上下方向中間部において屈曲することが防止されるため好ましい。
また本実施形態では、上面部20を構成する第二エアー体の内部に設けられた釣り布30は、上面部20の厚み寸法t5と同程度の幅を有するシート部材であって、平面視長方形状である上面部20の短辺方向に沿って延設されている。かかる釣り布30は複数設けられており、上面部20の長辺方向に並列するよう設けられている。このように第二エアー体の内部において、短辺方向に延設された釣り布30が長辺方向に複数設けられることによって、上面部20に使用者が横たわった際に、マット形状を維持しつつ、良好に人を支える強度を発揮させることができる。
[第二実施形態]
以下に図4、図5を用いて本発明の第二実施形態であるエアーベッド120について説明し、図6を用いて第二実施形態の変形例であるエアーベッド140について説明する。図4は、本発明の第二実施形態のエアーベッド120の斜視図である。図5は、図4に示すエアーベッド120のD-D線断面図である。図6は、第二実施形態の変形例であるエアーベッド140の縦断面図である。
図4に示すとおり、エアーベッド120は、設置面に対し上方に延在するとともに周方向に連続する枠体部11と、枠体部11の上端開口を覆う上面部25と、を備えている。
枠体部11は、内部に気体を封入可能な第一エアー体より構成されており、気体が封入されて膨張することで安定して自立することができる。
本実施形態における枠体部11は、上端開口および下端開口がシート体である上面部25および下面部40により覆われていること以外は、第一実施形態における枠体部10と同様に構成されている。したがって、枠体部11については、適宜第一実施形態の枠体部10の説明を参照するものとし、詳細の説明を割愛する。
本実施形態における上面部25は、エアー体ではなく、シート体から構成されている点で、第一実施形態のエアーベッド100と相違している。
上面部25を構成するシート体は、エアーベッド100の使用者が横たわる面となるため、それに耐えられる程度の強度を有する部材であることが好ましい。当該シート体は、織布や網布などの生地から構成されてもよいし、樹脂シートから構成されてもよい。上記樹脂シートとしては、熱可塑性ポリウレタン樹脂シート、塩化ビニル系樹脂シート、および熱可塑性ポリウレタン樹脂または塩化ビニル系樹脂が生地の少なくとも一方面側に積層されてなる積層シート(ターポリンを含む)が例示される。上記積層シートで上面部25のシート体を構成する場合には、使用者に肌触りの良いベッドを提供するという観点から、生地が上面側となるよう用いるとよい。
また本実施形態のエアーベッド120は、図5に示すとおり枠体部11の下端開口を覆う下面部40が設けられている。下面部40は、シート体から構成されることが好ましい。下面部40に設けられるシート体は、エアーベッド120の設置面に対応するため、防水性を示す樹脂シートから構成されることが好ましく、当該樹脂シートとしては、たとえば熱可塑性ポリウレタン樹脂シート、塩化ビニル系樹脂シート、および熱可塑性ポリウレタン樹脂または塩化ビニル系樹脂が生地の少なくとも一方面側に積層されてなる積層シート(ターポリンを含む)が例示される。
上述するとおり本実施形態のエアーベッド120は、枠体部11の上端開口および下端開口がいずれもシート部材で覆われており、内部に本体中空部42を有する中空体をなしている。かかるエアーベッド120では、枠体部11、上面部25、および下面部40のいずれか一か所以上に、エアーベッド120の本体中空部42と外部とを通気可能に連通する通気孔27が設けられている。
エアーベッド120は、枠体部11に設けられた給気孔12から枠体部11を構成する第一エアー体に気体が封入され枠体部11が膨張して起立する際、通気孔27から本体中空部42に空気が流入するとともに枠体部11の膨張に追従して上面部25および下面部40それぞれが略張った状態となる。そして、枠体部11への気体の封入が終了すると、枠体部11と上面部25と下面部40で囲まれた本体中空部42を内部に有するエアーベッド120が完成される。つまりエアーベッド120は、枠体部11への封入作業だけで本体中空部42にも気体を流入させることができ、これによってエアーベッド120の外寸から求められた仮想体積と実質的に等しい容積であるエアーベッドを提供することができる。
給気孔12は、枠体部11に気体を封入する作業が終了した後、封入された気体が外部に漏れないよう封止栓12aにより封止される。一方、上面部25は、膨張した枠体部11により支持されるため、通気孔27は、必ずしも封止用の栓が設けられていなくてもよい。
もちろん、通気孔27にも封止栓が設けられていても良い。たとえば、エアーベッド120全体の膨張度合いを使用者の好みにより調整する等のために、枠体部11の膨張により完成されたエアーベッド120に対し、さらに人為的に通気孔27から本体中空部42に気体を封入し、その状態を保つために通気孔27を図示省略する封止栓で封止してもよい。なお、上面部25および下面部40を構成するシート体は、通気性または非通気性のいずれでもよいが、特に通気孔27を封止栓で封止する態様においては、上面部25および下面部40を構成するシート体はいずれも非通気性であることが好ましい。これによって、エアーベッド120を内部空間が密閉された中空体とすることができる。
枠体部11を構成する第一エアー体は、第一実施形態における枠体部10と同様に、内部に釣り布30が設けられることにより、枠体部11が水平方向に膨張し過ぎることが防止されるため好ましい。また本実施形態では上面部25がシート体から構成されているため、上下方向に延設された釣り布30により上下方向の撓みが防止されることがより好ましい。
枠体部11の厚み寸法t2は、4cm以上であり、より良好な安定感を提供するという観点からは5cm以上であることが好ましく、7cm以上であることがより好ましく、9cm以上であることが更に好ましい。一方、枠体部11を構成する第一エアー体の厚み寸法t2の上限は特に限定されない。たとえば、上面部25がシート体であるため枠体部11の厚み寸法t2を十分に確保しても、エアーベッド120の外寸から求められた仮想体積に対する、エアーベッド120に設けられたエアー体(第一エアー体)の体積の割合を十分に小さくすることができるという観点から、25cm以下であることが好ましく、20cm以下であることがより好ましく、18cm以下であることが更に好ましい。
以上に説明する本実施形態のエアーベッド120は、第一エアー体からなる枠体部11とシート体からなる上面部25および下面部40を備える態様を説明したが、本実施形態の変形例として、図6に示すエアーベッド140のように下面部40を有しない態様を本発明は包含する。
エアーベッド140は、下面部40を有さず、下端に開口14が形成されている。枠体部11を膨張させるとともにシート体からなる上面部25がこれに追従して張った状態となる。下端に開口14を有するため、内部に空気を流入させるための通気孔27は特段必要がない。エアーベッド140は非常にシンプルな構成であり、使用時における気体の封入作業の労力およい時間を低減させることができる上、気体を排出した非使用時の状態において全体容量を抑えることができるため、収納に適し、また運搬し易い。
[第三実施形態]
以下に図7を用いて本発明の第三実施形態であるエアーベッド160について、説明する。図7Aは本発明の第三実施形態のエアーベッド160の斜視図であり、図7Bは図7AのE-E線断面図である。
エアーベッド160は、上面部25の表面に沿って設けられたエアー支柱50が設けられている。それ以外の構成は、第二実施形態のエアーベッド120と同様に構成されている。したがってエアーベッド160に関し、エアー支柱50以外の構成については、適宜第二実施形態の説明が参照される。
エアー支柱50は所定方向に延設された細状の中空部であって、給気孔52から気体を封入可能である。給気孔52には図示省略する封止栓が設けられている。エアー支柱50が設けられることによって、シート体からなる上面部25の支持力が向上し、使用者がエアーベッド160に横たわった際、上面部25の沈み込みを適度に抑制することができる。
本実施形態では、エアー支柱50は、上面部25の短手方向に延設された短手方向エアー支柱50aが上面部25の長手方向において複数配列されている。このように短手方向エアー支柱50aが設けられることで、上面部25の沈み込みの抑制効果がより十分に発揮される。
また本実施形態では、複数の短手方向エアー支柱50aを互いに通気可能に連通させるための連通用エアー支柱50bが設けられている。連通用エアー支柱50bでエアー支柱50全体が連通しているため、1か所の給気孔52から気体を封入することでエアー支柱50全体を膨張させることができる。
本実施形態では、連通用エアー支柱50bは、上面部25の長手方向に延設された細状の中空部であり、たとえば図7Aに示すとおり、短手方向エアー支柱50aの一方の端部を繋ぐよう形成されている。本実施形態では短手方向エアー支柱50aの両端それぞれに連通用エアー支柱50bが設けられている。但し、連通用エアー支柱50bの形成位置はこれに限定されず、短手方向エアー支柱50aを互いに連通可能な限りにいずれの位置に設けられてもよい。
以下に本発明の実施例および比較例を示す。
(実施例1)
図6に示す第二実施形態の変形例(エアーベッド140)と同様の構成である実施例1を作製した。具体的には、第一エアー体からなる枠体部および枠体部の上端開口を覆うシート体からなる上面部を備え、下面部は設けず、下端開口のエアーベッドを作製した。上記枠体部を構成する部材としては、厚さ0.25mm、生地の片面にTPUを張り合わせた引布から構成されるシート状部材を用いた。また第一シート体を構成する部材としては、上記枠体部を構成する部材と同様のシート状部材を用いた。枠体部の内部には、図1と同様に対向する側面間を亘り上下方向に延設された10cm×30cmの釣り布を長辺方向において19箇所、短辺方向において9箇所設けた。エアーベッドの外形寸法、第一エアー体の厚み、内部の気体が排出された不使用時のサイズ、第一エアー体の設計上の総体積、エアーベッドの外形寸法から計算される見掛け体積については、表1に示す。
(実施例2)
図1~図3に示す第一実施形態(エアーベッド100)と同様の構成である実施例2を作製した。具体的には、実施例1における上面部のシート体に替えて、長さ190cm、幅80cm、厚み10cmの第二エアー体を用い、ベッドの高さ寸法と第二エアー体の厚みを勘案して、第一エアー体からなる枠体部の高さを変更したこと以外は、実施例1と同様に実施例2を作成した。第二エアー体は、枠体部である第一エアー体の上面を覆って載置され、互いに一体的に接合するよう配置された。
(実施例3~5)
エアーベッドの外形寸法における高さと、第一エアー体および第二エアー体の厚みを表1に示す数値に変更し、また、ベッドの高さ寸法と第二エアー体の厚みを勘案して、第一エアー体からなる枠体部の高さを変更したこと以外は、実施例2と同様にエアーベッドを作製しこれを実施例3~5とした。
(実施例6)
枠体部の下端開口を覆うシート体からなる下面部を設けるとともに、上面部に通気孔を設けたこと以外は、実施例1と同様にエアーベッドを作製しこれを実施例6とした。実施例6の構成は図5および図6が参照される。なお、下面部を構成するシート体は、第一シート体を構成するシート状部材と同じものを用いた。
(実施例7、8)
第一エアー体の厚みを表1に示す内容に変更したこと以外は、実施例6と同様にエアーベッドを作製し実施例7、8とした。
(比較例1)
図8に示すエアーベッドを作製しこれを比較例1とした。具体的には、長さ190cm、幅80cm、厚み10cmの上面部220と、上面部220の下面に接続された3本の脚部210を備えるエアーベッド200を作製した。脚部210は、長さ80cm、幅10cm、厚み20cmの棒状体であるエアー体を3本用い、2本を上面部の下面において、短辺に沿って取り付けるとともにそれらの中間部に1本の脚部を取り付けた。
また、3本の脚部の下面側において、紐部230を張った状態で取り付けた。
(評価)
各実施例、比較例に関し、エアーベッドの外形寸法から算出される見掛け体積に対し、エアーベッドに用いられたエアー体の総体積の低減率(%)を下記式(1)から算出し、表1に示した。
[数1]
体積低減率(%)=(見掛け体積-総体積)÷見掛け体積×100・・・・・(1)
各実施例、比較例に関し、寝心地を以下のとおり評価し、その結果を表1に示した。評価には成人男性10人が参加し、最も多かった評価結果を採用した。
◎:安定感があり、寝心地も良好であった。
〇:安定感があるが、枠体部の上端部が肩や腕に当接する感触があった。
×:安定感が悪く、上面部に横たわった際、または寝返りを行った際にエアーベッド全体が傾斜して起立状態が維持されなかった。
Figure 2023060967000002
上述する本発明は、下記の技術的思想を包含する。
(1)設置面に対し上方に延在するとともに周方向に連続する枠体部と、
前記枠体部の上端開口を覆う上面部と、を有し、
前記枠体部は、内部に気体を封入可能な第一エアー体より構成されており、
前記枠体部の下端面から前記上面部までの高さ寸法が20cm以上であり、かつ前記枠体部の厚み寸法が4cm以上であることを特徴とするエアーベッド。
(2)前記上面部が、内部に気体を封入可能な第二エアー体から構成されている上記(1)に記載のエアーベッド。
(3)前記上面部が、シート体から構成されている上記(1)に記載のエアーベッド。
(4)前記枠体部の下端開口を覆う下面部を有し、
前記下面部が、シート体から構成されており、
前記枠体部、前記上面部、および前記下面部のいずれか一か所以上に、前記エアーベッドの本体中空部と外部とを通気可能に連通する通気孔が設けられている上記(3)に記載のエアーベッド。
10、11・・・枠体部
12、52・・・給気孔
12a・・・封止栓
14・・・開口
20、25・・・上面部
27・・・通気孔
30・・・釣り布
30a・・・枠体部釣り布
30b・・・上面部釣り布
32・・・通気路
40・・・下面部
42・・・本体中空部
50・・・エアー支柱
50a・・・短手方向エアー支柱
50b・・・連通用エアー支柱
100、120、140、160・・・エアーベッド
230・・・紐部
t1・・・高さ寸法
t2、t5・・・厚み寸法
t3・・・短手寸法
t4・・・長手寸法

Claims (4)

  1. 設置面に対し上方に延在するとともに周方向に連続する枠体部と、
    前記枠体部の上端開口を覆う上面部と、を有し、
    前記枠体部は、内部に気体を封入可能な第一エアー体より構成されており、
    前記枠体部の下端面から前記上面部までの高さ寸法が30cm以上であり、かつ前記枠体部の厚み寸法が4cm以上であることを特徴とするエアーベッド。
  2. 前記上面部が、内部に気体を封入可能な第二エアー体から構成されている請求項1に記載のエアーベッド。
  3. 前記上面部が、シート体から構成されている請求項1に記載のエアーベッド。
  4. 前記枠体部の下端開口を覆う下面部を有し、
    前記下面部が、シート体から構成されており、
    前記枠体部、前記上面部、および前記下面部のいずれか一か所以上に、前記エアーベッドの本体中空部と外部とを通気可能に連通する通気孔が設けられている請求項3に記載のエアーベッド。
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