JP2000300363A - 収納ボックス - Google Patents

収納ボックス

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JP2000300363A
JP2000300363A JP11114961A JP11496199A JP2000300363A JP 2000300363 A JP2000300363 A JP 2000300363A JP 11114961 A JP11114961 A JP 11114961A JP 11496199 A JP11496199 A JP 11496199A JP 2000300363 A JP2000300363 A JP 2000300363A
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JP
Japan
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box
box body
wall surface
rail
storage box
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JP11114961A
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English (en)
Inventor
Keiichi Yahagi
恵一 矢萩
Kuniyuki Sekine
邦行 関根
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Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設置空間内における実質的な使用スペースを確
保したままの状態で設置が可能であり、しかも上下方向
に移動させて高さ位置を調整できるから、所望の高さで
安全かつ容易に収納作業を行うことができる収納ボック
スを提供する。 【解決手段】物を収納可能なボックス本体11と、該ボ
ックス本体11を壁面に沿って上下方向へ移動可能に支
持し、かつ所望の高さ位置に保持できる支持機構20と
を具備する。支持機構20はレール部30と駆動部21
とから成る。操作部44により、駆動部21の電動モー
タ24を駆動させるとピニオン23が減速回転し、それ
に伴いラック22に噛合しながら上下方向へ移動し、ボ
ックス本体11を任意の高さ位置に調整することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略垂直な壁面に対
して上下方向へ移動可能に設置された収納ボックスに関
する。この種の収納ボックスは、一般にはトイレ個室等
の狭い空間に装備されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレ個室に装備される収納ボッ
クスとしては、例えば、図12に示すようなものが知ら
れている。すなわち、トイレ個室の壁面下部に沿って床
面上に載置される収納ボックス1と、壁面上部に設置さ
れる収納ボックス2である。図中では、両方の収納ボッ
クス1,2が同時に設置されているが、通常はどちらか
一方が、使用者の使い勝手に合わせて選択され装備され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の技術では、前者の収納ボックス1の場
合、トイレ個室の実質的な使用スペース(床面積)を削
ってしまい、トイレ個室がなおさら狭い空間となり、使
用者にとって使い勝手が良くないという問題点があっ
た。
【0004】また、後者の収納ボックス2の場合では、
トイレ個室が狭い空間となるのは前記収納ボックス1と
同様であるが、実質的な使用スペース(床面積)を削る
ものではない。ところが、収納ボックス2は高い位置に
あるため、物を出し入れする時には、子供や高齢者には
踏み台が必要となり、使い勝手が良くなかった。
【0005】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、設置空間内における
実質的な使用スペース(床面積)を確保したままの状態
で設置が可能であり、しかも上下方向に移動させて高さ
位置を調整できるから、子供や高齢者でも、所望の高さ
で容易に収納作業を行うことができる収納ボックスを提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 [1]略垂直な壁面(W)に対して上下方向へ移動可能
に設置された収納ボックス(10)において、物を収納
可能なボックス本体(11)と、該ボックス本体(1
1)を前記壁面(W)に沿って上下方向へ移動可能に支
持し、かつ所望の高さ位置に保持できる支持機構(2
0,120,220,320,420,520)とを具
備して成ることを特徴とする収納ボックス(10)。
【0007】[2]前記支持機構(20)はレール部
(30)と駆動部(21)とを有して成り、前記レール
部(30)は、前記ボックス本体(11)側に設けられ
たボックスレール(31)と、前記壁面(W)側に設け
られ、前記ボックスレール(31)が上下方向へ移動可
能に係合し、前記ボックス本体(11)を壁面(W)に
沿った状態に維持する壁面レール(32)とから成り、
前記駆動部(21)は、前記ボックス本体(11)また
は壁面(W)のうち一方に上下方向へ延びた状態に固設
されたラック(22)と、該ラック(22)に噛合した
状態で回転可能に他方に軸支され、電動モータ(24)
により回転駆動されるピニオン(23)とから成ること
を特徴とする[1]記載の収納ボックス(10)。
【0008】[3]前記支持機構(120)は、前記ボ
ックス本体(11)または壁面(W)のうち一方に上下
方向へ延びた状態に設けられ、電動モータ(24)によ
り回転駆動されるスクリュー(122)と、該スクリュ
ー(122)に相対的に回転可能に螺合した状態で他方
に固設されたナット(126)とから成ることを特徴と
する[1]記載の収納ボックス(10)。
【0009】[4]前記支持機構(220)は、前記壁
面(W)側に回転可能に軸支され、電動モータ(24)
により回転駆動されるプーリー(222)と、該プーリ
ー(222)に巻き掛けられたワイヤ(223)とから
成り、該ワイヤ(223)の下端に前記ボックス本体
(11)を吊り下げたことを特徴とする[1]記載の収
納ボックス(10)。
【0010】[5]前記電動モータ(24)を正逆両方
向に駆動する操作部(44)を、前記壁面(W)におけ
る所定の高さ位置に取り付けたことを特徴とする
[2],[3]または[4]記載の収納ボックス(1
0)。
【0011】[6]前記ボックス本体(11)に、その
底面側にある物体を検知する検知手段(50,250)
を設け、該検知手段(50,250)が物体を検知して
いる間は、前記電動モータ(24)を駆動不能に制御す
ることを特徴とする[2],[3],[4]または
[5]記載の収納ボックス(10)。
【0012】[7]前記支持機構(420,520)
は、前記壁面(W)側に巻き付けられた状態に設けら
れ、その先端側に前記ボックス本体(11)を連結する
巻ばね(421,522)から成り、該巻ばね(42
1,521)は、前記ボックス本体(11)を上下方向
へ押し引きすると共に伸縮し、該ボックス本体(11)
を任意の高さ位置に一定の張力で保持することを特徴と
する[1]記載の収納ボックス(10)。
【0013】[8]前記ボックス本体(11)側にボッ
クスレール(31,231,431)を設け、該ボック
スレール(31,231,431)が上下方向へ移動可
能に係合し、前記ボックス本体(11)を壁面(W)に
沿った状態に維持する壁面レール(32,232,43
2)を、前記壁面(W)側に設けたことを特徴とする
[2],[3],[4],[5],[6]または[7]
記載の収納ボックス(10)。
【0014】[9]前記壁面(W)はトイレ個室(R)
の壁面(W)であり、前記ボックス本体(11)はトイ
レ個室(R)内に設置されることを特徴とする[1],
[2],[3],[4],[5],[6],[7]また
は[8]記載の収納ボックス(10)。
【0015】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。本発明に係る収納ボックス(10)によれば、物
を収納可能なボックス本体(11)を、支持機構(2
0,120,220,320,420,520)によっ
て壁面(W)に沿わせた状態で上下方向へ移動させるこ
とができ、所望の高さ位置に調整して保持することがで
きる。
【0016】このようにボックス本体(11)は壁面
(W)に沿った状態に設置されるため、トイレ個室
(R)等の狭い空間に装備しても、かかる空間内におけ
る実質的な使用スペース(床面積)を侵食することはな
く、狭い空間をなるべく広く有効利用することができ
る。
【0017】しかもボックス本体(11)は、支持機構
(20,120,220,320,420,520)に
よって所望の高さ位置へ動かすことができるため、例え
ば子供や高齢者がボックス本体(11)に物を出し入れ
する時は、手が無理なく届く低い位置まで移動させるこ
とができて使い勝手が良く、また使用しない時は、なる
べく邪魔にならないように高い位置まで移動させておけ
ばよい。
【0018】前記支持機構(20,120,220,3
20,420,520)としては様々な機構が考えられ
るが、具体的には例えば、前記[2]に記載の如くラッ
ク(22)&ピニオン(23)を用いてもよい。この場
合、ラック(22)とピニオン(23)の噛合関係によ
り、確実にボックス本体(11)を上下方向へ移動させ
ることができるが、ラック(22)とピニオン(23)
自体には互いに離れないように支持し合う拘束力はな
い。
【0019】従って、別途レール部(30)として、ボ
ックス本体(11)側にボックスレール(31)を設
け、該ボックスレール(31)が上下方向へ移動可能に
係合し、ボックス本体(11)を壁面(W)に沿った状
態に維持する壁面レール(32)を壁面(W)側に設け
る必要がある。それにより、前記ラック(22)とピニ
オン(23)の噛合関係を確実に維持できると共に、ボ
ックス本体(11)のガタつきを抑えることができる。
【0020】また、別の支持機構(120)として、前
記[3]に記載の如くスクリュー(122)とこれに相
対的に回転可能に螺合するナット(126)とから構成
してもよい。この場合、スクリュー(122)とナット
(126)の螺合関係により、これら自体にも互いに支
持し合う拘束力が生じて、ボックス本体(11)を支持
できると共に、ボックス本体(11)を確実に上下方向
へ移動させることもできる。
【0021】この場合も、ボックス本体(11)側にボ
ックスレール(31)を設け、壁面(W)側に壁面レー
ル(32)を設ければ、ボックス本体(11)が左右方
向へガタついたり、壁面(W)側から離隔するのを抑え
ることができ、スクリュー(122)とナット(12
6)に過度の負荷がかかるのを防ぐことができる。
【0022】さらに、別の支持機構(220,320)
として、前記[4]に記載の如くプーリー(222)に
巻き掛けられたワイヤ(223)で、ボックス本体(1
1)を吊り下げるように構成してもよい。この場合、簡
易な構成で容易にボックス本体(11)を上下方向へ動
かすことができる。
【0023】ただし、これだけではボックス本体(1
1)が揺れやすいため、前記同様にボックス本体(1
1)側にボックスレール(231)を設け、壁面(W)
に壁面レール(232)を設ければ、ボックス本体(1
1)が左右方向へガタついたり、壁面(W)側から離隔
するのを確実に防ぐことができる。
【0024】前述した支持機構(20,120,22
0)を成すピニオン(23)、スクリュー(122)、
それにプーリー(222)はそれぞれ電動モータ(2
4)によって回転駆動される。ここで電動モータ(2
4)を正逆両方向に駆動する操作部(44)を、前記壁
面(W)における所定の高さ位置に取り付ければ、より
いっそうと容易に操作することができる。
【0025】また、前記ボックス本体(11)に、その
底面側にある物体を検知する検知手段(50,250)
を設け、該検知手段(50,250)が物体を検知して
いる間は、前記電動モータ(24)を駆動不能に制御す
れば、ボックス本体(11)が不用意に他の物体に衝突
するおそれはなくなり、使い勝手を向上させることがで
きる。
【0026】前述した支持機構(20,120,22
0)は電動で駆動されるものであるが、手動で駆動でき
るように構成してもよい。この場合、操作性で多少面倒
になるが、構成を簡易化することができ、製造コストの
低減が可能となる。
【0027】手動の場合の支持機構(420,520)
としては、具体的には例えば前記壁面(W)側に巻ばね
(421,522)を設けて、その先端側にボックス本
体(11)を連結するようにする。ここでの巻ばね(4
21,521)は、ボックス本体(11)を上下方向へ
手で押し引きすると共に伸縮し、該ボックス本体(1
1)を任意の高さ位置に一定の張力で保持することがで
きるものである。なお、本発明に係る収納ボックス(1
0)はトイレ個室(R)に装備すればよく、トイレット
ペーパー等の備品を収納しておくことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種実施の形態を説明する。図1,2は本発明の第
1実施の形態を示している。本実施の形態に係る収納ボ
ックス10は、略垂直な壁面Wに対して上下方向へ移動
可能に設置されるものである。以下、図2に示すよう
に、トイレ個室Rの内部において、その壁面Wに設置す
る場合を例に説明する。
【0029】図1に示すように、収納ボックス10は、
物を収納可能なボックス本体11と、該ボックス本体1
1を壁面Wに沿って上下方向へ移動可能に支持し、かつ
所望の高さ位置に保持できる支持機構20とを具備して
成る。また、支持機構20は、駆動部21とレール部3
0とを有している。
【0030】ボックス本体11は、立方体形の通常の小
型棚であり、正面側が一対の扉12,12で開閉できる
ように構成されている。また、ボックス本体11の背面
側の両側端縁には、両側面に連なるようにして後方へ少
し延び出る一対の取付片13,13が設けられている。
なお、ボックス本体11の内部には、必要に応じて棚板
を設けるようにしてもよい。
【0031】支持機構20のレール部30は、ボックス
レール31と、壁面レール32とから成る。ボックスレ
ール31は、前記ボックス本体11にある一対の取付片
13,13の内側面に、それぞれ上下方向へ延びるよう
に固設されている。ここでボックスレール31は、所定
の厚みを有し細巾状に延びるスライダ状に形成されてい
る。
【0032】一方、壁面レール32は、壁面Wに固設さ
れたベース部材15の前方へ延びる両側壁16,16の
外側面に、それぞれ上下方向へ延びるように固設されて
いる。壁面レール32は、前記ボックスレール31が長
手方向に移動可能に内嵌する略コ字形断面に形成されて
いる。
【0033】一対のボックスレール31,31と、壁面
レール32,32とのそれぞれの係合関係によって、ボ
ックス本体11は、壁面W側にあるベース部材15に対
して上下方向へ移動可能であり、かつ壁面Wに沿った状
態に維持される。なお、各壁面レール32の最下端に
は、各ボックスレール31の下端を受け止めるストッパ
32aが設けられている。
【0034】支持機構20の駆動部21は、前記壁面W
側に固設されたラック22と、該ラック22に噛合する
状態で回転可能にボックス本体11側に軸支されたピニ
オン23とから成る。ラック22は、ベース部材15の
略中央に上下方向へ延びた状態に固設されている。
【0035】また、ボックス本体11の天井面には電動
モータ24が固設されており、モータ出力軸側には減速
機25が一体に設けられている。この減速機25の出力
軸25aに、前記ピニオン23は一体に軸支されてい
る。ここでピニオン23は、前記ラック22の上下に並
ぶ歯部にちょうど噛合している。
【0036】電動モータ24に給電するためのケーブル
41(制御用信号線も含む)は、ケーブルドラム45に
巻き掛けられている。ケーブルドラム45は、内蔵され
たばねによって巻き付け方向に付勢されており、該ケー
ブルドラム45からケーブル41を、ボックス本体11
の移動量に応じて必要な長さだけを引き出したり、巻き
取ることができるように構成されている。なお、ボック
ス本体11の天井面にある電動モータ24、ケーブルド
ラム45、ケーブルドラム46等には、箱型のケース2
1a(図2参照)が被せられている。
【0037】前記ケーブル41と、後述する検知手段5
0に給電するケーブル42(制御用信号線も含む)は、
途中までは集合ケーブル43として一体に束ねられてお
り、該集合ケーブル43はベース部材15の側方より下
方へ延ばされている。この集合ケーブル43の下端が延
びた壁面Wにおける所定の高さ位置には、操作部44が
取り付けられている。操作部44は、前記電動モータ2
4を正逆両方向に駆動するスイッチ等を備えており、そ
の設置個所裏側には図示省略した電気配線が延設されて
いる。
【0038】また、前記ボックス本体11の底面には、
その下方(底面側)にある物体を検知する検知手段50
が設けられている。検知手段50は、例えば光センサ、
超音波センサ等の各種センサにより構成すればよい。こ
こで検知手段50が何らかの物体を検知している間は、
図示省略した制御手段によって、前記電動モータ24が
駆動不能になるように制御される。
【0039】検知手段50に給電するためのケーブル4
2も、前記ケーブル41と同様にケーブルドラム46に
巻き掛けられている。ケーブルドラム46も、内蔵され
たばねによって巻き付け方向に付勢されており、該ケー
ブルドラム46からケーブル42を、ボックス本体11
の移動量に応じて必要な長さだけを引き出したり、巻き
取ることができるように構成されている。
【0040】また、ベース部材15にある一方の側壁1
6の内側面には、上下にそれぞれ上限リミットスイッチ
51と、下限リミットスイッチ52とが設けられてい
る。上限リミットスイッチ51は、ボックス本体11の
移動の上限を規制するためのものであり、下限リミット
スイッチ52は、ボックス本体11の移動の下限を規制
するためのものである。
【0041】次に第1実施の形態の作用を説明する。図
1に示すように、本実施の形態に係る収納ボックス10
によれば、物を収納可能なボックス本体11を、支持機
構20によって壁面に沿わせた状態で上下方向へ移動さ
せることが可能で、所望の高さ位置に調整して保持する
ことができる。図1と図2とではベース部材15の上下
方向の長さ、すなわちボックス本体11の上下方向への
移動量が異なっているが、必要に応じて予め適宜設定す
ればよい。
【0042】図2に示すように、収納ボックス10は、
トイレ個室Rの壁面Wに沿った状態に設置される。その
ため、狭い空間内における実質的な使用スペース(床面
積)を侵食することはなく、狭い空間をなるべく広く有
効利用することができる。ボックス本体11には、各扉
12を開閉することでトイレットペーパー等の備品を収
納しておくことができる。
【0043】ボックス本体11は、支持機構20によっ
て所望の高さ位置へ動かすことができる。そのため、例
えば子供や高齢者がボックス本体11に物を出し入れす
る時は、手が無理なく届く低い位置まで移動させること
ができ使い勝手が良い。また使用しない時は、ボックス
本体11をなるべく邪魔にならないように高い位置まで
移動させておけばよい。
【0044】前記支持機構20の駆動部21を成すラッ
ク22と、ピニオン23との噛合関係により、確実にボ
ックス本体11を上下方向へ移動させることができる。
ただラック22とピニオン23自体には、互いに離れな
いように支持し合う拘束力はない。
【0045】従って、本実施の形態では別途レール部3
0として、ボックス本体11側にボックスレール31を
設け、該ボックスレール31が上下方向へ移動可能に係
合し、ボックス本体11を壁面Wに沿った状態に維持す
る壁面レール32を壁面W側に設けている。
【0046】このようなボックスレール31と壁面レー
ル32との係合関係によって、ボックス本体11は、壁
面W側にあるベース部材15に対して上下方向へ移動可
能であり、かつ壁面Wに沿った状態に維持される。それ
により、駆動部21のラック22とピニオン23の噛合
関係を確実に保つことができると共に、ボックス本体1
1のガタつきを抑えることもできる。
【0047】実際にボックス本体11の位置を上方へ調
整する場合には、操作部44により電動モータ24を正
方向へ回転駆動させる。すると操作部44の回転力は、
減速機25によって減速されてピニオン23へ伝達され
る。このピニオン23の回転に伴って、該ピニオン23
は前記ラック22に噛合しつつ、その上方へと徐々に移
動する。操作部44によって、ボックス本体11の上方
移動は適宜停止させることができる。
【0048】一方、ボックス本体11の位置を下方へ調
整する場合には、操作部44により電動モータ24を今
度は逆方向へ回転駆動させる。するとピニオン23の逆
回転に伴って、該ピニオン23は前記ラック22に噛合
しつつ、その下方へと徐々に移動する。操作部44によ
って、ボックス本体11の下方移動は適宜停止させるこ
とができる。
【0049】図2に示すように、前記操作部21は、前
記壁面Wにおいて子供や高齢者でも容易に手が届く高さ
位置に取り付けられているので、電動操作と相俟って容
易に操作することができる。
【0050】また、前記ボックス本体11には、その底
面側にある物体を検知する検知手段50が設けられてお
り、該検知手段50が物体を検知している間は、前記電
動モータ24は駆動不能に制御される。それにより、ボ
ックス本体11が不用意に他の物体に衝突するおそれは
なくなり、使い勝手を向上させることができる。
【0051】図3は本発明の第2実施の形態を示してい
る。本実施の形態は、その支持機構120の駆動部12
1が、前記第1実施の形態の支持機構20の駆動部21
とは異なっている。なお、第1実施の形態と同種の部位
には、同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0052】支持機構120の駆動部121は、前記壁
面W側に設けられたスクリュー122と、該スクリュー
122に相対的に回転可能に螺合した状態でボックス本
体11側に固設されたナット126とから成る。スクリ
ュー122は、ベース部材15の略中央に上下方向へ延
びた状態で、上下の軸受け124,125を介して軸支
されている。スクリュー122の上端側には傘歯車12
3が一体に固結されている。
【0053】前記傘歯車123に回転力を伝達可能に噛
合する傘歯車128は、減速機25の出力軸25aに一
体に固結されている。また、減速機25が一体に設けら
れている電動モータ24は、ベース部材15の正面壁の
上部における所定箇所に配設されている。スクリュー1
22に螺合するナット126は、これと一体に設けられ
た支持ブラケット127を介して、ボックス本体11の
背面側上部に固設されている。
【0054】また、本実施の形態ではボックス本体11
が上下移動しても、電動モータ24はベース部材15側
の定位置にあるため、電動モータ24に給電するための
ケーブル41を引き出したり巻き取る必要はない。一
方、検知手段50へ給電するケーブル42は、ケーブル
ドラム46に巻き掛けられている。
【0055】以上のような本実施の形態では、スクリュ
ー122とナット126の螺合関係において、これら自
体にも互いに支持し合う拘束力が生じて、ボックス本体
11を強固に支持できると共に、ボックス本体11を確
実に上下方向へ移動させることができる。
【0056】しかも、前記第1実施の形態と同様なレー
ル部30を設けたことにより、ボックス本体11が左右
方向へガタついたり、ベース部材15側から離隔するの
をより確実に抑えることができる。従って、スクリュー
122とナット126に過度の負荷がかかることを防ぐ
ことができる。
【0057】図3において、操作部44により電動モー
タ24を駆動させると、減速機25により減速された回
転力が傘歯車128から傘歯車123へと伝達され、ス
クリュー122が回転駆動される。ナット126はボッ
クス本体11側に固設されており、スクリュー122が
回転すると、その長手方向に沿ってナット126は相対
的に上方あるいは下方へ移動する。従って、ボックス本
体11を任意の高さ位置に調整して保持することができ
る。
【0058】図4〜図6は本発明の第3実施の形態を示
している。本実施の形態は、主に支持機構220が、前
記第1,2実施の形態の支持機構20とは異なってい
る。なお、第1,2実施の形態と同種の部位には、同一
符号を付して重複した説明を省略する。
【0059】前記支持機構220は、駆動部221とレ
ール部230とから成る。本実施の形態では、駆動部2
21だけでもボックス本体11を上下方向へ移動可能に
支持できるが、ボックス本体11が傾いたりガタつくの
を防ぐためにレール部230も併せて設けられている。
【0060】駆動部221は、壁面W側に固設された電
動モータ24の出力軸に固結されたプーリー222と、
該プーリー222に巻き掛けられたワイヤ223とから
成り、該ワイヤ223の下端に、前記ボックス本体11
の天井面略中央が吊り下げられている。もちろん電動モ
ータ24とプーリー222との間に減速機を設けてもよ
い。
【0061】レール部230は、電動モータ24の両側
方より下方へ鉛直に延びるように一対配設されている。
図6に示すようにレール部230は、前記ボックス本体
11の背面側両側端縁に沿って固設されたボックスレー
ル231と、該ボックスレール231に対応して、壁面
W側に上下方向へ延びるよう固設された壁面レール23
2とから成る。
【0062】壁面レール232は正面側が開口した溝状
断面に形成され、その全長に亘って延びる縦溝232a
に沿った両側に一対のフランジ232b,232bが設
けられている。一方、ボックスレール231は、背面側
に開口した略コ字形断面に形成され、前記壁面レール2
32の両フランジ232b,232bを抱き込むように
摺動可能に外嵌している。
【0063】前記ボックスレール231と壁面レール2
32との係合関係によって、ボックス本体11は、壁面
W側に沿って上下方向へ移動可能な状態に維持される。
なお、各壁面レール232の最下端には、各ボックスレ
ール231の下端を受け止めるストッパ233が設けら
れている。
【0064】ボックス本体11の底面部両側には、互い
に対向し合う発光部251と受光部252とから成る検
知手段250が設けられている。また、電動モータ24
の上方に位置する壁面W側には、コントローラ224
(前述の制御手段)が配設されている。
【0065】検知手段250の発光部251や受光部2
52にそれぞれ給電する各ケーブル42は、各ケーブル
ドラム46に巻き掛けられている。各ケーブルドラム4
6は、電動モータ24の両側方に位置するよう壁面Wに
配設されている。ケーブルドラム46は、内蔵されたば
ねによって巻き付け方向に付勢されており、該ケーブル
ドラム46からケーブル42を、ボックス本体11の移
動量に応じて必要な長さだけを引き出したり、巻き取る
ことができるように構成されている。
【0066】ここでケーブルドラム46から引き出され
たケーブル42は、図6に示すように、前記壁面レール
232の溝内部を挿通するように設定されている。ケー
ブル42の下端側は、剛性を有する図示したカギ形の固
定ケーブル42aとして形成されている。
【0067】この固定ケーブル42aは、壁面レール2
32の縦溝232a内に沿って上下へ移動可能であり、
かつボックスレール231の連通孔231aを貫通して
ボックス本体11側に配線され、検知手段250の発光
部251または受光部252に連結されている。
【0068】以上のような本実施の形態では、プーリー
222に巻き掛けられたワイヤ223にボックス本体1
1を吊り下げるという簡易な構成で、電動モータ24の
駆動によって、容易にボックス本体11を上下方向へ動
かし位置調整することができる。
【0069】また、前記レール部230を設けたことに
より、ボックス本体11が左右方向へガタついたり、壁
面W側から離隔するのをより確実に抑えることができ
る。また、検知手段250の発光部251や受光部25
2へそれぞれ延ばす各ケーブル42は、何れもレール部
230の壁面レール232内部に収納されるため、美観
を損なうことがなく、引っかかるおそれもない。なお、
前記電動モータ24、プーリー222、各ケーブルドラ
ム46、それにコントローラ224は、これらを隠蔽す
るケース体240で覆われている。
【0070】図7,8は本発明の第4実施の形態を示し
ている。本実施の形態は、前記第3実施の形態と同様
に、支持機構320の駆動部321が、プーリー222
と、該プーリー222に巻き掛けられたワイヤ223と
から成るが、これらが1つだけではなく、ボックス本体
11を両側から吊り下げられるように一対設けられてい
る。
【0071】すなわち、駆動部321は、壁面W側に固
設された電動モータ24より両側に延びた出力軸24a
にそれぞれプーリー222を固結し、各プーリー222
に巻き掛けられたワイヤ223の下端を、それぞれ前記
ボックス本体11の天井面両側に止着して成る。
【0072】それにより、本実施の形態では、一対のプ
ーリー222,222から垂下されたワイヤ223によ
って、ボックス本体11の両側が吊り下げられるため、
レール部230がなくともボックス本体11をほぼ水平
な状態に維持することができる。そして、電動モータ2
4の正逆両方向への駆動により、容易にボックス本体1
1を上下方向へ動かし位置調整することができる。
【0073】また、レール部230は設けられておら
ず、その代わりにボックス本体11の背面側の四隅に
は、壁面Wに対して転動可能に対接するローラ330,
330…が設けられている。これらの各ローラ330に
よって、ボックス本体11の上下移動の際に、該ボック
ス本体11と壁面Wとの接触による余計な摩擦抵抗を低
減することができる。
【0074】検知手段250の発光部251や受光部2
52に延ばす各ケーブル42は1本にまとめられてお
り、かかるケーブル42は電動モータ24の出力軸24
aの途中に一体に固結されたケーブルドラム340に巻
き掛けられている。
【0075】ここでケーブルドラム340は、前記各プ
ーリー222と同径に形成されており、電動モータ24
の駆動に伴って、ケーブル42は前記各ワイヤ223と
ほぼ同量だけ引き出されたり、巻き取られたりするよう
に設定されている。なお、各種実施の形態と同種の部位
には、同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0076】図9,10は本発明の第5実施の形態を示
している。本実施の形態は、前記各種実施の形態とは異
なり、支持機構420を電動ではなく、手動で駆動でき
るように構成したものである。
【0077】支持機構420は、壁面W側に巻き付けら
れた状態に設けられた一対の巻ばね421,421から
成る。壁面W側には箱型のケース体240が取り付けら
れており、該ケース体240の内部に、支持軸425が
左右方向に延びる状態に架設されている。この支持軸4
25の両側に、それぞれ前記巻ばね421が巻き付けら
れている。
【0078】各巻ばね421の外周側の先端部422
は、そのまま下方へ延ばされて前記ボックス本体11の
背面側上部に止着されている。この各巻ばね421によ
って、ボックス本体11は吊り下げられた状態に保持さ
れている。巻ばね421は、ボックス本体11を手で上
下方向へ押し引きすると、支持軸425に対して巻き取
られたり引き出されるようにして伸縮し、ボックス本体
11を任意の高さ位置に一定の張力で保持することがで
きるものである。
【0079】また、ケース体240の両側方より下方へ
鉛直に延びるように、一対のレール部430,430が
配設されている。図10に示すようにレール部430
は、前記ボックス本体11の背面側両側端縁に沿って固
設されたボックスレール431と、該ボックスレール4
31に対応して壁面W側に上下方向へ延びるように固設
された壁面レール432とから成る。
【0080】壁面レール432の上端には、ボックス本
体11の天井面に当接してボックス本体11の移動上限
を規制する上限ストッパ433が突設されている。ま
た、壁面レール432の下端には、ボックス本体11の
天井面に当接してボックス本体11の移動下限を定める
下限ストッパ434が突設されている。
【0081】前記ボックスレール431と壁面レール4
32との係合関係によって、ボックス本体11は、壁面
W側に沿って上下方向へ移動可能な状態に維持される。
また、ボックス本体11の正面側下方には、ボックス本
体11を持ち上げたり引き下げたりする際に掴む一対の
取手18,18が設けられている。なお、各種実施の形
態と同種の部位には、同一符号を付して重複した説明を
省略する。
【0082】以上のような本実施の形態によれば、支持
機構420を電動ではなく手動で駆動できるように構成
したことにより、操作性で多少面倒にはなるが、構成を
簡易化することができ、製造コストの大幅な低減が可能
となる。
【0083】図11は本発明の第6実施の形態を示して
いる。本実施の形態は、前記第5実施の形態と同様に、
支持機構520を電動ではなく、手動で駆動できるよう
に構成したものである。
【0084】壁面W側には、左右一対に並ぶ取付ブラケ
ット510,510が固設されており、各取付ブラケッ
ト510には第1ドラム521が軸支されている。この
第1ドラム521に、巻ばね522の一端側が巻き付け
られた状態に設けられている。
【0085】また、各取付ブラケット510には、前記
第1ドラム521の上方傍らに位置するように、第2ド
ラム523が軸支されている。この第2ドラム523の
基端側に、前記巻ばね522の他端側が巻き付けられた
状態に設けられている。
【0086】第2ドラム523の先端側には、ワイヤ5
24が巻き掛けられており、該ワイヤ524の下端は、
それぞれ前記ボックス本体11の天井面両側にフック1
9を介して止着されている。以上のようにして、前記支
持機構520は構成されている。
【0087】前記巻ばね522は、前記ボックス本体1
1を手で上下方向へ押し引きすると共に、第1ドラム5
21に対して巻き取られたり引き出されるようにして伸
縮する。これに伴い、巻ばね522の他端側が巻き掛け
られた第2ドラム523も同期して回転し、ボックス本
体11を吊り下げてあるワイヤ524を引き出したり巻
き取ることができる。
【0088】前記一対の取付ブラケット510,510
等は、これらを隠蔽するケース体240で覆われてい
る。また、ケース体240の両側方より下方へ鉛直に延
びるように、一対のレール部430,430が配設され
ている。なお、各種実施の形態と同種の部位には同一符
号を付して重複した説明を省略する。
【0089】以上のような本実施の形態によれば、支持
機構520を成す巻ばね522は、ボックス本体11を
上下方向へ手で押し引きすると共に伸縮し、該ボックス
本体11を、第2ドラム523に巻き掛けられたワイヤ
524を介して任意の高さ位置に一定の張力で保持する
ことができる。
【0090】このように一対の巻ばね522,522に
は、直接ボックス本体11の荷重がかかることはなく、
かかる荷重は第2ドラム523にも分散されるため、よ
り確実にボックス本体11を所望の高さ位置に保持する
ことができる。
【0091】なお、本発明に係る収納ボックスは、前述
した各種実施の形態に限定されるものではない。例え
ば、前記第1実施の形態では、壁面W側にラック22を
設けボックス本体11側にピニオン23を設けたが、逆
の態様として、壁面W側にピニオン23を設けボックス
本体11側にラック22を設けてもよい。
【0092】また、前記第2実施の形態では、壁面W側
にスクリュー122を設けボックス本体11側にナット
126を設けたが、逆の態様として、壁面W側にナット
126を設けボックス本体11側にスクリュー122を
設けてもよい。
【0093】
【発明の効果】本発明に係る収納ボックスによれば、物
を収納可能なボックス本体と、該ボックス本体を壁面に
沿って上下方向へ移動可能に支持し、かつ所望の高さ位
置に保持できる支持機構とを具備して成るから、トイレ
個室のような狭い空間内でも実質的な使用スペース(床
面積)を確保したままの状態で設置が可能となり、省ス
ペース化の要請に応じることができる。しかも、ボック
ス本体を上下方向に移動させて高さ位置を調整できるか
ら、子供や高齢者でも、所望の高さで容易に収納作業を
行うことができ、安全面に優れると共に使い勝手を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る収納ボックスを
示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る収納ボックスを
トイレ個室に設置した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2実施の形態に係る収納ボックスを
示す斜視図である。
【図4】本発明の第3実施の形態に係る収納ボックスを
示す正面図である。
【図5】本発明の第3実施の形態に係る収納ボックスを
示す側面図である。
【図6】本発明の第3実施の形態に係る収納ボックスを
構成するレール部を拡大して示す断面図である。
【図7】本発明の第4実施の形態に係る収納ボックスを
示す正面図である。
【図8】本発明の第4実施の形態に係る収納ボックスを
示す側面図である。
【図9】本発明の第5実施の形態に係る収納ボックスを
示す斜視図である。
【図10】本発明の第5実施の形態に係る収納ボックス
を構成するレール部を拡大して示す断面図である。
【図11】本発明の第6実施の形態に係る収納ボックス
を示す斜視図である。
【図12】従来の収納ボックスを示す斜視図である。
【符号の説明】
R…トイレ個室 W…壁面 10…収納ボックス 11…ボックス本体 12…扉 13…取付片 15…ベース部材 16…側壁 20…支持機構 21…駆動部 22…ラック 23…ピニオン 24…電動モータ 25…減速機 30…レール部 31…ボックスレール 32…壁面レール 41…ケーブル 42…ケーブル 43…集合ケーブル 44…操作部 45…ケーブルドラム 46…ケーブルドラム 50…検知手段 51…上限リミットスイッチ 52…下限リミットスイッチ 120…支持機構 121…駆動部 122…スクリュー 123…傘歯車 126…ナット 127…支持ブラケット 128…傘歯車 220…支持機構 221…駆動部 222…プーリー 223…ワイヤ 224…コントローラ 230…レール部 231…ボックスレール 232…壁面レール 233…ストッパ 240…ケース体 250…検知手段 251…発光部 252…受光部 320…支持機構 321…駆動部 330…ローラ 340…ケーブルドラム 420…支持機構 421…巻ばね 425…支持軸 430…レール部 431…ボックスレール 432…壁面レール 510…取付ブラケット 520…支持機構 521…第1ドラム 522…巻ばね 523…第2ドラム 524…ワイヤ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略垂直な壁面に対して上下方向へ移動可能
    に設置された収納ボックスにおいて、 物を収納可能なボックス本体と、該ボックス本体を前記
    壁面に沿って上下方向へ移動可能に支持し、かつ所望の
    高さ位置に保持できる支持機構とを具備して成ることを
    特徴とする収納ボックス。
  2. 【請求項2】前記支持機構はレール部と駆動部とを有し
    て成り、 前記レール部は、前記ボックス本体側に設けられたボッ
    クスレールと、前記壁面側に設けられ、前記ボックスレ
    ールが上下方向へ移動可能に係合し、前記ボックス本体
    を壁面に沿った状態に維持する壁面レールとから成り、 前記駆動部は、前記ボックス本体または壁面のうち一方
    に上下方向へ延びた状態に固設されたラックと、該ラッ
    クに噛合した状態で回転可能に他方に軸支され、電動モ
    ータにより回転駆動されるピニオンとから成ることを特
    徴とする請求項1記載の収納ボックス。
  3. 【請求項3】前記支持機構は、前記ボックス本体または
    壁面のうち一方に上下方向へ延びた状態に設けられ、電
    動モータにより回転駆動されるスクリューと、該スクリ
    ューに相対的に回転可能に螺合した状態で他方に固設さ
    れたナットとから成ることを特徴とする請求項1記載の
    収納ボックス。
  4. 【請求項4】前記支持機構は、前記壁面側に回転可能に
    軸支され、電動モータにより回転駆動されるプーリー
    と、該プーリーに巻き掛けられたワイヤとから成り、該
    ワイヤの下端に前記ボックス本体を吊り下げたことを特
    徴とする請求項1記載の収納ボックス。
  5. 【請求項5】前記電動モータを正逆両方向に駆動する操
    作部を、前記壁面における所定の高さ位置に取り付けた
    ことを特徴とする請求項2,3または4記載の収納ボッ
    クス。
  6. 【請求項6】前記ボックス本体に、その底面側にある物
    体を検知する検知手段を設け、該検知手段が物体を検知
    している間は、前記電動モータを駆動不能に制御するこ
    とを特徴とする請求項2,3,4または5記載の収納ボ
    ックス。
  7. 【請求項7】前記支持機構は、前記壁面側に巻き付けら
    れた状態に設けられ、その先端側に前記ボックス本体を
    連結する巻ばねから成り、該巻ばねは、前記ボックス本
    体を上下方向へ押し引きすると共に伸縮し、該ボックス
    本体を任意の高さ位置に一定の張力で保持することを特
    徴とする請求項1記載の収納ボックス。
  8. 【請求項8】前記ボックス本体側にボックスレールを設
    け、該ボックスレールが上下方向へ移動可能に係合し、
    前記ボックス本体を壁面に沿った状態に維持する壁面レ
    ールを、前記壁面側に設けたことを特徴とする請求項
    2,3,4,5,6または7記載の収納ボックス。
  9. 【請求項9】前記壁面はトイレ個室の壁面であり、前記
    ボックス本体はトイレ個室内に設置されることを特徴と
    する請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の
    収納ボックス。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011528241A (ja) * 2008-07-18 2011-11-17 ユリウス ブルム ゲー エム ベー ハー 家具駆動機構
KR101837913B1 (ko) * 2017-09-29 2018-03-12 오승석 에어데스크
CN108814400A (zh) * 2018-06-11 2018-11-16 东兴市实验学校 电控如厕辅助装置
KR102572692B1 (ko) * 2022-12-09 2023-08-29 장상국 주방 가구용 상하 이동식 선반

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