JP2000300089A - トンネル型マルチフィルム栽培における杭打ち機 - Google Patents

トンネル型マルチフィルム栽培における杭打ち機

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JP2000300089A
JP2000300089A JP11107661A JP10766199A JP2000300089A JP 2000300089 A JP2000300089 A JP 2000300089A JP 11107661 A JP11107661 A JP 11107661A JP 10766199 A JP10766199 A JP 10766199A JP 2000300089 A JP2000300089 A JP 2000300089A
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clutch lever
transmission
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Tosao Satake
土佐雄 佐竹
Akio Yamashita
明男 山下
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SASAOKA KK
Sasaoka Corp
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SASAOKA KK
Sasaoka Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル型マルチフィルム栽培を行う際に、
作業者に肉体的及び精神的な負担を強いることなく容易
に杭を地中に打ち込むことができる杭打ち機を得ること
を目的とする。 【解決手段】 本体フレーム1上に設置されたエンジン
2の回転力を、変速機3及び減速機11を介してクラン
クシャフト18に伝達し、該クランクシャフト18の左
右両側に設置したクランク19を回転駆動させ、該クラ
ンク19の下端部に回転可能に連結された回転アーム2
0の下端部を水平方向に配備されたスライドシャフト2
1に連結し、該スライドシャフト21の両側に配備され
た幅調整金具33の上下方向に支持棒35を挿通し、該
支持棒35の下端部に杭打ち部38を固着したトンネル
型マルチフィルム栽培における杭打ち機を基本構成とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトンネル型マルチフ
ィルム栽培における杭打ち機に関し、特にはレタス等の
野菜類をトンネル型マルチフィルムを用いて栽培する際
に用いて有用な杭打ち機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチフィルム栽培とは土壌表面を穴明
きのプラスチックフィルムを用いて覆ってレタス等の野
菜類を栽培する処理手段を指しており、このマルチフィ
ルム栽培を行うことによって作物栽培における水分の蒸
発を抑制し、雑草の繁殖を抑え、しかも土壌の消毒作用
を高めて土の跳上りを防止することができる。特に作物
の植え付けから活着までに乾燥とか雑草の繁殖に起因し
て枯損してしまうことがあるため、このような枯損を防
止するために上記マルチフィルム栽培が行われている。
【0003】トンネル型マルチフィルム栽培とは、作物
の保温状態を維持する目的で該作物の上面を断面が略逆
U字型のプラスチックフィルムで被覆する方法である。
即ち、図13はレタス栽培におけるトンネル型マルチフ
ィルム栽培の一例を示す斜視図、図14は図13のA−
A線に沿う断面図であり、略台形状に構成した畝51の
上面に複数個の穴明きポリフィルム52を被覆し、その
穴部分にレタス菌を移植した後、畝51の上面をポール
打込み機で断面が略逆U字型の複数個のポール53を打
ち込む。更に保温状態を維持するため、ポール53の上
面にポリフィルム54を被覆し、このポリフィルム54
が風等によって剥がれないようにするため、畝51の両
側から深度数センチまで杭50,50を打ち込み、この
杭50,50のフック部50a,50aに係止した紐5
6の他端部をポリフィルム54の上面を斜めに覆うよう
にして掛け渡して他の杭のフック部50aに係止してい
る。尚、57は成長初期のレタス幼木である。
【0004】このようなトンネル型マルチフィルム栽培
を行うことによって前記した表土の流出防止作用、水分
の蒸発抑制作用、雑草抑制作用、土壌の消毒作用、土の
跳上り防止作用の外に、ポリフィルム54の存在に伴っ
て作物の保温状態が良好に維持されて成長促進をはかる
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したようにトンネ
ル型マルチフィルム栽培を行うに際して、ポール53の
上面に被覆したポリフィルム54が剥がれないようにす
るため、作業者は畝51の溝部に位置して、左手に杭5
0を持ち、右手にハンマーを持ってポール53のきわの
畝51の両側から深度数センチまで杭50を打ち込まな
ければならない。杭50の本数は作物の種類によって多
少異なるが、例えば1反の耕作地で約1000本〜20
00本という多数本の杭50を打ち込まなければなら
ず、作業者に多大な肉体的,精神的な負担を強いること
により、疲労度を高めてしまうという課題がある。
【0006】そこで本発明はこのような従来のトンネル
型マルチフィルム栽培を行う際の杭打ち作業が有してい
る課題を解消して、作業者に肉体的及び精神的な負担を
強いることなく容易に杭を地中に打ち込むことができる
杭打ち機を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、本体フレーム上に設置されたエンジンの回
転力を、変速機及び減速機を介してクランクシャフトに
伝達し、該クランクシャフトの左右両側に設置したクラ
ンクを回転駆動させるとともに、該クランクの下端部に
回転可能に連結された回転アームの下端部を水平方向に
配備されたスライドシャフトに連結し、該スライドシャ
フトの両側に配備された幅調整金具の上下方向に支持棒
を挿通し、該支持棒の下端部に杭打ち部を固着したトン
ネル型マルチフィルム栽培における杭打ち機を基本構成
としている。
【0008】具体的な構成として、本体フレーム上に設
置されたエンジンの回転力を、変速機及び減速機を介し
てクランクシャフトに伝達し、変速機の側面に設置され
たチェーンケースの下端部に前輪を配備するとともに本
体フレームの後方に後輪を配備し、クランクシャフトの
左右両側に設置したクランクを回転駆動させるととも
に、該クランクの下端部にベアリングを介して回転可能
に連結された回転アームの下端部を水平方向に配備され
たスライドシャフトに連結し、該スライドシャフトの両
側に配備された幅調整金具の上下方向に、ストッパと緩
衝用スプリング付きの支持棒を挿通し、該支持棒の下端
部に杭打ち部を固着してある。
【0009】また、エンジンの回転力を変速機に伝える
プーリとベルトの下部に設置したテンションプーリに連
結されたワイヤの他端部をハンドルに固定された主クラ
ッチレバーに締付固定して、主クラッチレバーの切替動
作によってエンジン回転の「入」「切」を行い、変速機
の回転出力を減速機に伝えるプーリとベルトの下部に設
置したテンションプーリに連結されたワイヤの他端部
を、後方ガイドパイプに設置された作業クラッチレバー
に締付固定して、作業クラッチレバーの切替動作によっ
てスライドシャフトの上端動作停止を行う。特にはガイ
ドブラケットが上昇した際に作業クラッチレバーと接触
して「切」の位置に下降し、ワイヤによりテンションプ
ーリの回転を停止させてスライドシャフトを上部に停止
させている。
【0010】杭打ち部は、凹フレームの上部側面に締付
固定されたガイド板と、フレームの下部に連結された杭
打ちプレートと、該杭打ちプレートの側面部に一体的に
取付けられたレバーと、凹フレームの下部に固定された
杭打ちアタリプレートと、最下部に固定された杭の位置
決めプレートで構成する。
【0011】かかるトンネル型マルチフィルム栽培にお
ける杭打ち機によれば、杭打ち機を畝間の溝部に配置し
て作業者が主クラッチレバーを「入」の方向に入れるこ
とにより、エンジンの回転駆動力はプーリからシャフト
を介して変速機に伝達され、変速レバーの動作により変
速機内部のクラッチが作動して、チェーンケースを経由
して前輪が回転駆動されて杭打ち機自体が走行する。そ
して主クラッチレバーを「切」の方向に切替えることに
よって走行が停止し、変速レバーを中立の位置にして前
輪をストップさせ、主クラッチレバーを「入」側に入
れ、本体フレームに固定された杭ストック部より杭を取
り出して杭打ち部へ移動する。
【0012】次に作業クラッチレバーを「入」側に切替
えることにより、エンジンの回転駆動力はプーリから減
速機を経由してクランクシャフトを回転させ、更にクラ
ンクシャフトの回転は両側に設けたクランクを回転させ
て回転アームに伝達され、杭打ち部を上下移動するべく
スライドシャフトの軸線をガイドブラケットとともに降
下して杭が打ち込まれる。杭は杭打ち部の凹フレームと
杭打ちプレートの側面間に差し込み、作業者が手を離す
ことによってガイド板にガイドされた杭の上部が杭打ち
プレートの上部に接触して停止する。
【0013】次に杭打ちプレートのレバーを操作するこ
とにより、杭打ちプレートは杭の断面部が通るように開
き、杭打ちアタリプレートと杭の上部側面とが接触して
動作を停止し、更に杭の上部は杭打ちアタリプレートの
下部において垂直方向の動作を停止するべく接触して位
置決めプレートによって位置決めされ、杭打ち部プレー
トは上部より杭の上部に接触して杭が地中に打ち込まれ
る。杭打ち後はクランクと回転アームの駆動が停止せ
ず、ガイドブラケットにより作業クラッチレバーが跳ね
上げられてテンションプーリがワイヤによって下降し、
杭打ち部は上部で必ず停止する。このように杭打ち機は
畝間を主クラッチレバーと変速レバーの動作によって移
動し、作業クラッチレバーの操作で杭を地中に打ち込み
ながら走行する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
るトンネル型マルチフィルム栽培における杭打ち機の実
施の形態を説明する。図1は本発明を適用した杭打ち機
の側面図、図2は同正面図、図3は平面図、図4は背面
図である。図中の1は本体フレームであり、この本体フ
レーム1の前方にエンジン2が設置されている。2aは
本体フレーム1の側面にあって該エンジン2により回転
駆動されるプーリ、2bは作動油タンクである。
【0015】3は変速機であり、該変速機3の側面に設
けたベベルギヤ4が他のベベルギヤ5に噛合して回転方
向が直角方向に変換され、このベベルギヤ5が固定され
たシャフト6の他端部にWプーリ7が取り付けられてい
る。該Wプーリ7の一方と前記プーリ2aがベルト8に
より連結されている。従ってエンジン2の回転駆動力に
よってプーリ2aが回転し、この回転駆動力がベルト8
を介してWプーリ7、シャフト6、ベベルギヤ5,4を
介して変速機3に伝達される。3aは変速レバーであ
る。
【0016】9は変速機3の側面に設置されたチェーン
ケースであり、該チェーンケース9内には図示しないス
プロケット,チェーン等が内蔵されて変速機3と連結駆
動される。このチェーンケース9の下端部前方に前輪1
0が配備されている。
【0017】11は減速機であり、前記Wプーリ7の片
方の回転力がベルト12を介して減速機11の側面に設
置したプーリ13から該減速機11に伝達される。図4
に示したように減速機11に連結されたカップリング1
4の上端部が減速機11の上部に設置したベベルギヤボ
ックス15内に導入されて、ベベルギヤ16,17によ
りベベルギヤボックス15の内部に設けたクランクシャ
フト18が移動方向に対して直角方向に回転する。
【0018】クランクシャフト18の左右両側にはクラ
ンク19,19が設置されており、クランクシャフト1
8を中心としてクランク19,19が回転駆動する。2
0,20はクランク19,19の下端部にベアリングを
介して回転可能に連結された回転アームであり、この回
転アーム20,20の下端部は、クランクシャフト18
と平行に水平方向に設置されたスライドシャフト21に
対して回動自在に連結されている。このスライドシャフ
ト21の中央部はガイドブラケット22が後方ガイドパ
イプ23の上部と本体フレーム1の後方下部と連結した
上下スライドシャフト24の軸線を上下に移動させる。
【0019】スライドシャフト21の両側には幅調整金
具33,33がボルト34,34によって移動調整可能
に固定されている。この幅調整金具33,33には上下
方向に支持棒35,35が挿通されており、該支持棒3
5,35の上側部にストッパ36,36がボルト37,
37を用いて固定されている。また、該支持棒35,3
5の下端部に杭打ち部38,38が配備されていて、こ
の杭打ち部38,38と幅調整金具33,33との中間
部にスプリング39,39が取り付けられている。この
スプリング39,39は後述する杭打ち作業時に、地下
に石等があった場合に弾性力で支持棒35,35が上方
に持ち上げられて本機へ直接影響が及ぼされないように
する緩衝機構を構成する。
【0020】前記プーリ2aとWプーリ7の回転は、ベ
ルト8の下部に設置したテンションプーリ25の上下移
動により回転の「入」「切」の動作切替が可能であり、
テンションプーリ25に連結されたワイヤ26の他端部
がハンドル27に固定された主クラッチレバー28に金
具29を介在して締付固定されている。
【0021】更にWプーリ7とプーリ13の回転は、ベ
ルト12の下部に設置したテンションプーリ30の上下
移動により回転の「入」「切」の動作切替が可能であ
り、テンションプーリ30に連結されたワイヤ31の他
端部が後方ガイドパイプ23の上部に位置するように設
置された作業クラッチレバー32に締付固定されてい
る。主クラッチレバー28の動作はエンジン回転の
「入」「切」であり、他方の作業クラッチレバー32の
動作はスライドシャフト21の上端動作停止である。ガ
イドブラケット22が上昇することによって作業クラッ
チレバー32と接触し、このレバーが「切」の位置に下
降してワイヤ31によりテンションプーリ30の回転が
停止してスライドシャフト21は毎回一定の動作で上部
に停止する。尚、後方ガイドパイプ23の下部には後輪
10aが配備されている。
【0022】図5は杭打ち部38の詳細を示す正面図、
図6は同側面図、図7は図5のA−A線に沿う断面図で
ある。この杭打ち部38は前記支持棒35とボルト37
によって位置が固定され、凹フレーム40の上部側面に
ガイド板41,42がボルト43等により締付固定され
ている。凹フレーム40の下部には杭打ちプレート44
が蝶番45によって連結されており、この杭打ちプレー
ト44の側面部には溶接等によりレバー46が一体的に
取り付けられている。
【0023】更に凹フレーム40の下部には杭打ちアタ
リプレート47がボルト等により固定されており、最下
部には杭の位置決めプレート48がボルト等により固定
されている。50は地中に打ち込むべき杭である。
【0024】かかる構成を有するマルチフィルム栽培に
おける杭打ち機の作用を以下に説明する。杭打ち機は畝
51間の溝部を図1に示すa方向に走行する。作業者は
先ず主クラッチレバー28を「入」の方向に入れること
によってエンジン2の回転駆動はプーリ2aからWプー
リ7を回転させてシャフト6へ伝達され、更にベベルギ
ヤ5,4を介して変速機3に伝達される。また、変速レ
バー3aの動作により、変速機3内部のクラッチが作動
して該変速機3の側面に設置したチェーンケース9を経
由して前輪10が回転駆動されて杭打ち機自体が走行す
る。
【0025】主クラッチレバー28を「切」の方向に切
替えることによって走行が停止し、次に変速レバー3a
を中立の位置に移動して前輪10をストップさせ、主ク
ラッチレバー28を「入」側に入れる。この主クラッチ
レバー28の動作前後に本体フレーム1に固定された杭
ストック部より杭50を手で取り出して杭打ち部38へ
移動し、以下に記す動作態様により杭50を地中へ打ち
込む。
【0026】作業クラッチレバー32を「入」側に切替
えることにより、Wプーリ7の回転駆動はプーリ13へ
伝達され、減速機11を経由してカップリング14を回
転させ、ベベルギヤ16,17及びクランクシャフト1
8を回転させる。更にクランクシャフト18の回転は両
側に設けたクランク19を回転させて回転アーム20へ
伝達され、その回転は杭打ち部38を上下移動するべ
く、スライドシャフト21の軸線をガイドブラケット2
2とともに降下して杭50が打ち込まれる。
【0027】図8〜図12の動作態様図に基づいて杭5
0の打ち込み動作を説明する。図8は第1段階として杭
50を杭打ち部38の凹フレーム40と杭打ちプレート
44の側面間に差し込み、作業者が手を離すことによっ
てガイド板41,42にガイドされた杭50の上部が杭
打ちプレート44の上部に接触して停止する。
【0028】次に図9に示したようにレバー46を操作
することによって杭打ちプレート44は蝶番45を支点
にして杭50の断面部が通るように開き、杭打ちアタリ
プレート47と杭50の上部側面とが接触して動作を停
止し、更に杭50の上部は杭打ちアタリプレート47の
下部において垂直方向の動作を停止するべく接触して、
位置決めプレート48によって位置決めされる。
【0029】図10は杭50を地中に打ち込んだ状態を
示している。杭打ちプレート44は上方より杭50の上
部に接触し、杭50は地中に打ち込まれる。この時に杭
打ちアタリプレート47は弾性によって外部に押され、
杭50が打ち込まれた後に復帰する。図11は杭50の
打ち込みが終了して杭打ち部38が上昇した状態を示し
ており、図12は畝51,51間に位置する杭打ち機に
より、杭50,50をポール53,53の打ち込みぎわ
に順次打ち込みながら走行する状態を示す正面図であ
る。
【0030】杭打ち後はクランク19と回転アーム20
の駆動が停止せず、ガイドブラケット22と作業クラッ
チレバー32とが接触して作業クラッチレバー32は跳
ね上げられてWプーリ7,プーリ13の間に設けたテン
ションプーリ30はワイヤ31によって下降し、ベルト
12はすべり駆動を停止する。即ち、杭打ち部は上部で
必ず停止するため、作業者は杭50を杭打ち部へ導く時
に腰を折り曲げない楽な姿勢で作業することができる。
【0031】こうして畝51間を杭打ち機が主クラッチ
レバー28と変速レバー3aの動作によって移動し、作
業クラッチレバー32の操作で杭50を地中に打ち込み
ながら畝51間を走行する。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるマルチフィルム栽培における杭打ち機によれば、杭
打ち機自体が主クラッチレバーと変速レバーの動作によ
って畝間を移動し、作業クラッチレバーの操作で杭を地
中に打ち込みながら走行するため、従来のように作業者
が畝の溝部に位置して左手に杭を持ち、右手にハンマー
を持って深度数センチまで多数本の杭を打ち込むという
作業は不要とし、きわめて容易に杭を地中に打ち込むこ
とができる。
【0033】特に杭打ち作業は従来のように腰を折り曲
げての作業ではないため、肉体的,精神的な負担をなく
し、杭打ち機が自走するため、溝のぬかるみがあっても
容易に走行可能であり、本体フレーム上のストック部か
ら取り出した杭を杭打ち部に入れて作業クラッチレバー
の操作を行うだけで簡単に杭を打ち込むことができるた
め、作業時間を短縮するとともに作業者の疲労感を軽減
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる杭打ち機の側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1の背面図。
【図5】杭打ち部の詳細を示す正面図。
【図6】図5の側面図。
【図7】図5のA−A線に沿う断面図。
【図8】本発明の杭打ち機の動作態様図。
【図9】本発明の他の杭打ち機の動作態様図。
【図10】本発明の他の杭打ち機の動作態様図。
【図11】本発明の他の杭打ち機の動作態様図。
【図12】本発明の他の杭打ち機の動作態様図。
【図13】従来のトンネル型マルチフィルム栽培の一例
を示す斜視図。
【図14】図13のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…本体フレーム 2…エンジン 3…変速機 3a…変速レバー 4,5,16,17…ベベルギヤ 6…シャフト 7…Wプーリ 8,12…ベルト 9…チェーンケース 10…前輪 10a…後輪 11…減速機 14…カップリング 18…クランクシャフト 19…クランク 20…回転アーム 21…スライドシャフト 22…ガイドブラケット 23…後方ガイドパイプ 24…上下スライドシャフト 25,30…テンションプーリ 26,31…ワイヤ 27…ハンドル 28…主クラッチレバー 32…作業クラッチレバー 33…幅調整金具 35…支持棒 38…杭打ち部 39…スプリング 40…凹フレーム 44…杭打ちプレート 46…レバー 47…杭打ちアタリプレート 50…杭 整理番号 P2941

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレーム上に設置されたエンジンの
    回転力を、変速機及び減速機を介してクランクシャフト
    に伝達し、該クランクシャフトの左右両側に設置したク
    ランクを回転駆動させるとともに、該クランクの下端部
    に回転可能に連結された回転アームの下端部を水平方向
    に配備されたスライドシャフトに連結し、該スライドシ
    ャフトの両側に配備された幅調整金具の上下方向に支持
    棒を挿通し、該支持棒の下端部に杭打ち部を固着したこ
    とを特徴とするトンネル型マルチフィルム栽培における
    杭打ち機。
  2. 【請求項2】 本体フレーム上に設置されたエンジンの
    回転力を、変速機及び減速機を介してクランクシャフト
    に伝達し、変速機の側面に設置されたチェーンケースの
    下端部に前輪を配備するとともに本体フレームの後方に
    後輪を配備し、クランクシャフトの左右両側に設置した
    クランクを回転駆動させるとともに、該クランクの下端
    部にベアリングを介して回転可能に連結された回転アー
    ムの下端部を水平方向に配備されたスライドシャフトに
    連結し、該スライドシャフトの両側に配備された幅調整
    金具の上下方向に、ストッパと緩衝用スプリング付きの
    支持棒を挿通し、該支持棒の下端部に杭打ち部を固着し
    たことを特徴とするトンネル型マルチフィルム栽培にお
    ける杭打ち機。
  3. 【請求項3】 エンジンの回転力を変速機に伝えるプー
    リとベルトの下部に設置したテンションプーリに連結さ
    れたワイヤの他端部をハンドルに固定された主クラッチ
    レバーに締付固定して、主クラッチレバーの切替動作に
    よってエンジン回転の「入」「切」を行うことを特徴と
    する請求項1又は2に記載のトンネル型マルチフィルム
    栽培における杭打ち機。
  4. 【請求項4】 変速機の回転出力を減速機に伝えるプー
    リとベルトの下部に設置したテンションプーリに連結さ
    れたワイヤの他端部を、後方ガイドパイプに設置された
    作業クラッチレバーに締付固定して、作業クラッチレバ
    ーの切替動作によってスライドシャフトの上端動作停止
    を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のトンネ
    ル型マルチフィルム栽培における杭打ち機。
  5. 【請求項5】 ガイドブラケットが上昇した際に作業ク
    ラッチレバーと接触して「切」の位置に下降し、ワイヤ
    によりテンションプーリの回転を停止させてスライドシ
    ャフトを上部に停止するようにしたことを特徴とする請
    求項1,2又は4に記載のトンネル型マルチフィルム栽
    培における杭打ち機。
  6. 【請求項6】 杭打ち部は、凹フレームの上部側面に締
    付固定されたガイド板と、フレームの下部に連結された
    杭打ちプレートと、該杭打ちプレートの側面部に一体的
    に取付けられたレバーと、凹フレームの下部に固定され
    た杭打ちアタリプレートと、最下部に固定された杭の位
    置決めプレートで構成したことを特徴とする請求項1又
    は2に記載のトンネル型マルチフィルム栽培における杭
    打ち機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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