JP2010029073A - 畝溝植付用苗移植機 - Google Patents

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Shiro Katsuno
勝野  志郎
Masami Muranami
村並  昌実
Hideaki Kurose
英明 黒瀬
Hirotaka Doi
土井  宏貴
Nobuhiro Yamane
暢宏 山根
Kota Azuma
幸太 東
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Abstract

【課題】本発明では、直進性が良好で前輪の操向操作具等が必要のない畝溝植付用苗移植機を提供することが課題である。
【解決手段】畝上面を走行する左右一対の前輪3と畝溝内を走行する後側のクローラ2で走行装置1aを構成し、クローラ2の後側に苗植付装置5を配置し機体の後部に操縦ハンドル6を設けた畝溝植付用苗移植機の構成とする。また、左右一対の前輪3を機体に対して昇降及び固定自在にする。また、クローラ2の左右幅内にその外周より突出する作溝体23を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、苗を畑の畝溝に植え付ける畝溝植付用苗移植機に関する。
ねぎなどの苗を畑圃場に植付ける場合は、根部を長く成長させるために土中に深く植え付ける必要がある。そのために植付け部分の土を掘って畝溝を形成させて、その畝溝に苗を植え付けて成長に伴って土を苗に寄せるという作業がなされている。そして、従来は、左右一対の前輪と後輪が溝を跨いで走行することで、苗供給部から供給される移植用の苗を苗植付部により畝溝に植え付けするという植え付け作業が行われていた。
しかし、この植え付け方法では、左右一対の前輪と後輪が溝を跨いで走行しているため、機体の直進性が悪くなって均等な植付深さにならないことがある。すなわち苗の植え付け姿勢が安定せず、植付精度が悪くなる。また、機体を操縦する作業者が直進性を保つ必要があるが、熟練者と熟練者でない者の間で植え付け状態に差が生じ、また、作業者が常に直進性に注意しなければならず、作業者の負担も大きかった。
そこで、例えば特開2008−99581号公報には、畝溝内を通過する前輪と、前輪の前進方向に対して左右外側で畝上面を通過する左右一対の後輪と、畝溝に千鳥状に複数条植えするために左右に互いに前後にずらして配置した複数の苗植え付け部を有し、前記前輪と後輪の間で昇降自在な苗植付け体と、前記前輪の向きを左右に操向する操作を行うための操向操作具を有する前輪操向装置とを設けた複数条植え用苗移植機が提案され、前記操向操作具を操作して直進させるようにしている。
特開2008−99581号公報
前記の複数条植え用苗移植機は、前輪が畝溝内を走行するために直進走行性がよいが、苗植付け作業中は操向操作具で前輪の向きを調整しながら直進するようにしなければならない。しかし、この苗移植機は植え付け作業中には苗植え付け部への苗の供給を作業者が行う必要が有り、この苗供給を行いながら操向操作具を操作することは煩雑な作業となって、作業者の疲労が大きい。
そこで、本発明では、直進性が良好で前輪の操向操作具等が必要のない畝溝植付用苗移植機を提供することが課題である。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、畝上面を走行する左右一対の前輪3と畝溝内を走行する後側のクローラ2で走行装置1aを構成し、クローラ2の後側に苗植付装置5を配置し機体の後部に操縦ハンドル6を設けた畝溝植付用苗移植機の構成とする。
この構成で、畝上面を走行する左右一対の前輪3と畝溝内を走行する後側のクローラ2で構成した走行装置1aで機体が支持され、機体の直進性がクローラ2によって確保され、進行方向を変更するには操縦ハンドル6を押し下げながら機体を左右に振ることで操向出来る。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の畝溝植付用苗移植機で、左右一対の前輪3を機体に対して昇降及び固定自在にする。
この構成で、畝溝の深さが異なっていても前輪3を機体に対して昇降調整して機体が水平になるようにして苗植付装置5の植付深さを適切にすることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の畝溝植付用苗移植機で、クローラ2の左右幅内にその外周より突出する作溝体23を設けた。
この構成で、走行装置1aでの走行に伴って作溝体23で苗の植え付け溝が形成されて苗植付装置5の植付が適切に行えると共に、作溝体23が機体の直進性を向上させる。
請求項1に記載の発明では、走行装置のクローラ2によって直進性が良好になり、操縦ハンドル6を押し下げながら操向出来て、前輪3の操向操作具等が必要なくなり、作業者は操縦操作が容易に行なえる。
また、請求項2に記載の構成で、畝溝の深さが違っていても機体の姿勢を水平に保持して苗植付装置5の植付か良好である。
また、請求項3に記載の構成で、クローラ2と作溝体23で機体の直進性がより良好になると共に、苗植付装置5が作溝体23の形成する溝へ苗を植え付けることで植付抵抗が軽減し適切な苗の植付け作業が行える。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例に説明する。尚、以下の説明で、機体の前又は後というときは、操縦ハンドル6を配置した側を後とし、その反対側、即ちエンジン9を配置した側を前とする。そして、機体の右又は左というときは、機体後部において機体前部側に向って立つ作業者から見て右手側を右とし、左手側を左とする。
図1には、本実施形態のねぎなどの移植用の畝溝植付用苗移植機の第一実施例全体側面図を示し、図2には、全体平面図を示す。また、図3には前方から見た前輪3とクローラ2の配置構成を示す。
この苗移植機1は、後側のクローラ2と左右一対の前輪3,3を有する走行部1aによって圃場面に機体を進行させながら、苗供給装置4、苗植付装置5等からなる植付部1bでねぎの苗nを圃場に植付ける構成となっている。前輪3は、畝上面を走行し、機体中央のクローラ2は畝Uの畝溝を走行する配置としている。
作業者は、機体後方に設けた操縦ハンドル6を押し下げながら機体を左右に振って操向操作すると共に、植付作業時には機体側方を歩きながら苗供給装置4へ苗nを補給する。
以下、各部の構成について説明する。
まず、走行部1aについて説明すると、走行部ミッションケース7の前側にエンジン9が配置されており、エンジン9の左側面部には該エンジン9の動力で駆動する油圧ポンプ10が設けられている。また、エンジン9の上側には燃料タンク11等が設けられ、その上側をボンネット12が覆っている。走行部ミッションケース7の背面部に側面視長方形の左右に長い連結フレーム13が一体に設けられており、この連結フレーム13の背面右端部に走行部1aと操縦ハンドル6をつなぐメインフレーム14の前端部が固着連結されている。メインフレーム14は、植付部1bの平面視右側を通って後方に延び、途中で斜め上向きに湾曲し、そのまま植付部1bの後方位置まで延びている。そして、その後端部に操縦ハンドル6が固着して取り付けられている。
走行部ミッションケース7の左右側面から突出する回動筒部15、15に走行伝動ケース16、16が一体に取り付けられ、その走行伝動ケース16、16の先端部に走行駆動用のクローラ2が軸支されている。
また、エンジン9の下側の走行部ミッションケース7の左右両側には斜め前上方に向けて前輪支持フレーム50,50を設け、この左右の前輪支持フレーム50,50を上端で連結する支持杆51の両端に前輪支持軸52を上下にスライドして固定位置変更可能にしている。この前輪支持軸52の下端に前輪3を枢支しているので、軸固定位置を変更することで前輪3の機体に対する上下位置を変更出来る。なお、前輪支持フレーム50,50は、走行部ミッションケース7の下側に向けて突出するように取り付けを変更することが可能で、機体に対する前輪3の位置を上下に大きく変更できる。
走行部1aの走行部ミッションケース7の上に配置した油圧バルブユニットには、その後方に向けて昇降シリンダ21が設けられ、該シリンダ21のピストンロッド21aの先端部に天秤杆22が上下方向の軸まわりに回動自在に取り付けられている。ピストンロッドは、油圧バルブユニットとメインフレーム14に取り付けた取付部材(図示せず)に支持されたガイド軸35に沿って摺動するようになっている。天秤杆22の左右両端部と回動筒部15、15に固着したスイングアーム25、25が連結ロッド26、26を介してそれぞれ連結している。
昇降シリンダ21は、前記油圧ポンプ10から供給される作動油を油圧バルブユニット内の制御バルブ(図示せず)で制御して作動させられる。昇降シリンダ21を伸縮作動させると、天秤杆22が前後し、スイングアーム25が昇降シリンダ21と連結されているので、天秤杆22の前後動作に連動して上下動して、これと一体のクローラ2が同方向に同量だけ、機体に対し上下動し、機体が昇降する。
エンジン9の後部のミッションケース7内にはエンジン9の出力軸が入り込んでおり、エンジン9の出力軸からミッションケース7内の伝動機構にエンジン動力が伝達される構成となっている。ミッションケース7の左右両側部の回動支点16bを中心にして走行伝動ケース16、16を回動自在に取り付け、この走行伝動ケース16、16の回動支点16bにミッションケース7から左右両外側方に延出させた回動筒部15、15の先端が入り込んで走行伝動ケース16、16内の伝動機構に走行用の動力を伝達している。そして、走行用の動力は走行伝動ケース16、16内の伝動機構を介して機体後方側に伸びてその後端で中央側に設ける車軸18に伝動し、クローラ2が駆動回転する。
クローラ2は、図4に示すように、板状の作溝体23を挟み込んでクローラ2と一体で回転するように固定している。作溝体23の外周はクローラ2の外周よりも大径でその外周部に作溝爪24を形成し、クローラ2の回転に伴って作溝爪24が畝溝に植え付け用溝を形成する。この作溝爪24は径の異なるものに交換することで植え付け用溝の深さを変更できる。
図5は、クローラ2の駆動構成の別実施例で、クローラ2を左右のクローラ2a,2aに分割し、それぞれ左右の走行伝動ケース16から同一方向に同一回転で駆動するようにしている。そして、左右のクローラ2a,2aに挟まれた位置に作溝体23を走行部ミッションケース7から設ける伝動ケース27で駆動するようにしている。左右のクローラ2a,2aはそれぞれ自動で上下に調整可能にして機体の傾きを水平に維持するようにしても良い。また、作溝体23の回転は左右のクローラ2a,2aとは逆にしても良い。
次に植付部1bの構成を説明する。
連結フレーム13に走行部ミッションケース7から伝動される植付部ミッションケース30が固着され、この植付部ミッションケース30に後述する苗植付装置5の作動機構が連結されている。苗植付装置5の苗植付具60は、走行部1aよりも後側に位置している。また、連結フレーム13から後方へ伸ばした支持枠31に基部を固着した上部フレーム34に苗載台55が取り付けられ、苗供給装置4は苗載台55の後方に支持枠31で支持して配置され、また苗供給装置4と苗載台55は苗植付具60の上方に位置するように配置されている。
次に苗供給装置4と苗植付装置5の説明をする。
苗植付装置5は、先端が下方に向かうくちばし状の前後苗植付け体からなる苗植付具60と、該苗植付具60の下端部が圃場面より上方となる位置と圃場面より下方となる位置とに苗植付具60を上下動させるリンク機構84と、くちばし状の苗植付具60の下端部が閉じて上方から苗を受け入れて内側に苗を収容可能とする閉状態と苗植付具60の下端部が前後に開いて内側に収容した苗を下方に放出可能とする開状態とに苗植付具60を開閉する開閉機構(図示せず)を備えている。
なお、植付部ミッションケース30内に内装した伝動機構には、リンク機構84及び苗植付具60をその昇降動最上位の位置で、又はその近傍位置で設定時間停止させる間欠駆動機構と、リンク機構84及び苗植付具60の昇降動を停止させるクラッチ機構とを備えている。間欠駆動機構によって停止する時間は、該間欠駆動機構が備える変速機構によって調節され、この調節によって苗植付具60による苗植付株間が変更調節されるようになっている。
そして、リンク機構84は、苗植付具60の前側に設けた左右方向の軸19の左右中間部に回動自在に連結する昇降アーム85を備える。詳細は省略するが、昇降アーム85が揺動しながら昇降動し、その結果、苗植付具60の下端部が側面視で上下に長い略三日月形状の軌跡X(図1参照)で昇降動する。
苗供給装置4はスプロケット80、80の一方の回転軸81と植付部ミッションケース30を自在継ぎ手82及び伝動軸83を介して連結することでエンジン9からの動力を伝動して左右のスプロケット80、80を回転駆動させて苗供給カップ8を周回移動させる移動機構61(図1参照)を備えている。またスプロケット80、80は図示しないラチェットアームなどの回動規制部材により、植付部ミッションケース30内の駆動機構から前記伝動軸83を介して間欠的に駆動制御され、順次苗供給カップ8をスプロケット80、80により回動する。
このように、苗植付装置5に苗を供給する苗供給装置4は、苗を上方から受け入れて内側に苗を収容する複数の苗供給カップ8と、該苗供給カップ8を苗植付具60の上方を通過するように周回移動させる移動機構61と、苗植付具60の上方位置で苗供給カップ8の底部を開放して内側に収容した苗を落下させて苗植付具60に苗を供給する開閉機構などを備えている。
苗植付装置5の移動機構61の作動と同期して各苗供給カップ8の取付間隔分ずつ間欠的に回転し、各苗供給カップ8の底部の開閉自在なシャッタ(図示せず)が特定位置で開放することで苗植付装置5(先端が尖ったカップ状の苗植付具60)へ供給された苗を溝に植え付けることができる。なお、カップ状の苗植付具60が図1の一点鎖線で示す軌跡Xで動き、その上死点近傍で苗供給カップ8から苗を受け取りながら、その下死点近傍で開き、中の苗nが溝に植え付けられる。
苗植付具60の軌跡Xの後側に、鎮圧輪28をメインフレーム14に吊り下げるブラケット29で支持し、溝に植えた苗nの周りの土を踏み付けるようにしている。
苗植付装置5の前側には育苗トレイ(図示せず)を載せられる苗載台55が設けられている。苗載台55は、上部フレーム34から前方に突設した図示しない取付棒を介して取り付けられ、育苗トレイを水平に支持するように設けられている。
人手により、苗載台55に載置されている育苗トレイのポット苗を各苗供給カップ8に補給する。移動機構61により苗の入った苗供給カップ8が苗供給位置まで回転移動すると、シャッタ(図示せず)が開き苗が苗植付装置5の苗植付具60の中に落下する。
操縦ハンドル6は両端が後方に延びる平面視略コ字形をしており、その両端部にグリップ6a、6aが取り付けられている。旋回時や路上走行時には、作業者がグリップ6a、6aを握って操縦する。操縦ハンドル6は機体の左右中心から右側にずらせて設けられているので、畝の右側の溝を歩行しながらハンドル操作や苗補給作業を行いやすく、また、機体の左側を歩行しながら苗補給作業を行う時に邪魔にならない。
グリップ6a、6aの下側にはサイドクラッチレバー90、90が設けられている。また、操縦ハンドル6の基部には操作パネル91が設けられ、該操作パネル91に、苗供給装置4及び苗植付装置5へ伝動する植付クラッチの入・切操作と機体の昇降操作をする植付昇降レバー92、メインクラッチの入・切操作をするメインクラッチレバー93等が設けられている。なお、前側が従動する前輪3で後側のクローラ2が上下する本実施例の苗移植機では、ハンドル6を押し下げて前輪3を圃場から浮かせてクローラ2を支点として機体を旋回させる。
図6(a)には、前記苗移植機1の苗植付具60が圃場面に達した場合の要部側面図を示し、図6(b)には図6(a)のA−A線断面矢視図を示す。
図6(a)は、苗移植機1の千鳥植え(苗2株を千鳥で同時に植える)の苗植付具60を示すものであり、2株の苗を仕切る仕切り板77が左右中央に固定され、この仕切り板77の左右に設けた開閉体(植付け体)60aが回動して圃場に苗を植え付ける構成である。千鳥植えの苗植付具60は、仕切り板77の左右の開閉体60aの前後位置をずらせており、畝溝に千鳥状に複数条植えするため左右交互に複数の苗植え付け部60bを有する。
次に、前記で説明した第一実施例の走行部1aの構成を変えた図7と図8の第二実施例と図9と図10の第三実施例について説明する。
なお、第一実施例と同一部材については同じ符号を付し、その説明は省略する。以下で第一実施例と異なる構成について説明する。
図7と図8の第二実施例は、走行部1aのクローラ2を前後に長い左右のトラックフレーム36、36に軸支した駆動輪38、38と従動輪39、39にそれぞれ巻きかけたクローラベルト2b、2bで構成している。左右のトラックフレーム36は、走行部ミッションケース7から下方へ伸ばした走行伝動ケース16とメインフレーム14に取り付けたブラケット29に連結するトラックブラケット32で支持している。左右のクローラベルト2b、2bの間で苗植付具60が軌跡Xを描くようにし、この軌跡Xの前側でトラックブラケット32に作溝爪33を設けている。また、左右のクローラベルト2b、2bの従動輪39側の外側には転輪37を設けている。
図9と図10第三実施例は、走行部1aのクローラ2を前側の一本のローラベルト2cと後側の左右一対のクローラベルト2d、2dで構成している。ローラベルト2cは前後に長いトラックフレーム40に軸支した駆動輪43と従動輪44に巻きかけ、左右のローラベルト2dは短いトラックフレーム42に軸支した駆動輪45と従動輪46に巻きかけている。前後のトラックフレーム40、42は、伝動ケース41で連結され、従動輪44の回転が駆動輪45に伝動される。そして、トラックフレーム40の駆動輪43が走行部ミッションケース7から伸ばす走行伝動ケース16で支持され、トラックフレーム42の従動輪46がメインフレーム14に取り付けた支持フレーム47で支持されている。苗植付具60は、左右のクローラベルト2d、2dの間で植付軌跡Xを描くように配置される。
後側の左右クローラベルト2d、2dは駆動されることで鎮圧効果があるが変速可能にすれば鎮圧力を変更できる。また、左右クローラベルト2d、2dの回転を変えられるようにして操向機能を持たせても良い。さらに、左右クローラベルト2d、2dの間隔を変更可能にしても良い。
図11は、苗植付具60にスクレーパ機能を持たせた実施例で、開閉体60aの内側へ侵入する内スクレーパ部63と開閉体60aの外側に当接する外スクレーパ部65を形成したスクレーパアーム62を設けている。このスクレーパアーム62はメインフレーム14に取り付けたブラケット68に軸66と圧縮ばね67で開閉体60aへ弾発して押し付けている。内スクレーパ部63には先端を45度カットにした平面視で半月状のゴム板64を取り付け、苗を植付けた後の上昇過程中の開閉体60a内部に侵入して内壁と接当し内部の泥土を掻き落とす。
図12は、苗植付具60を左右に開閉体70a、70aを設けて二条植えを可能にした実施例で、左右開閉体70a、70aの開き角度を調整する調整ネジ71を設けている。
本発明の第一実施例の畝溝植付用苗移植機の全体側面図である。 第一実施例の畝溝植付用苗移植機の全体平面図である。 第一実施例畝溝植付用苗移植機の前方から見た前輪とその支持機構を示した図である。 第一実施例の一部拡大平面図である。 第一実施例の部分別実施例の一部拡大平面図である。 図(a)は、第一実施例の苗植付具が圃場面に達した場合の要部側面図であり、図(b)は図(a)のA−A線断面矢視図である。 第二実施例の畝溝植付用苗移植機の全体側面図である。 第二実施例の畝溝植付用苗移植機の全体平面図である。 第三実施例の畝溝植付用苗移植機の全体側面図である。 第三実施例の畝溝植付用苗移植機の全体平面図である。 苗植付具の別実施例を示す側面図である。 さらに、苗植付具の別実施例を示す側面図である。
符号の説明
1a 走行装置
2 クローラ
3 前輪
5 苗植付装置
6 操縦ハンドル
23 作溝体

Claims (3)

  1. 畝上面を走行する左右一対の前輪(3)と畝溝内を走行する後側のクローラ(2)で走行装置(1a)を構成し、クローラ(2)の後側に苗植付装置(5)を配置し機体の後部に操縦ハンドル(6)を設けた畝溝植付用苗移植機。
  2. 左右一対の前輪(3)を機体に対して昇降及び固定自在にした請求項1に記載の畝溝植付用苗移植機。
  3. クローラ(2)の左右幅内にその外周より突出する作溝体(23)を設けた請求項1または請求項2に記載の畝溝植付用苗移植機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012239445A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Iseki & Co Ltd 移植機
CN102870535A (zh) * 2012-10-16 2013-01-16 河南科技大学 一种手扶式可补水鸭嘴移栽机
CN103348808A (zh) * 2013-07-16 2013-10-16 南京农业大学 一种曲柄摇杆菜苗移栽机构

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