JP2000298846A - 光ディスク駆動装置及び光ディスクのフォーカスジャンプ方法 - Google Patents

光ディスク駆動装置及び光ディスクのフォーカスジャンプ方法

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JP2000298846A JP11103303A JP10330399A JP2000298846A JP 2000298846 A JP2000298846 A JP 2000298846A JP 11103303 A JP11103303 A JP 11103303A JP 10330399 A JP10330399 A JP 10330399A JP 2000298846 A JP2000298846 A JP 2000298846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録面を有する光ディスクに光ピック
アップからのレーザ光を照射させ1つの記録面から他の
記録面にフォーカスジャンプさせる際に光ピックアップ
のフォーカスアクチュエータや複数の記録面間の距離に
ばらつきがあっても正確にフォーカスジャンプさせる。 【解決手段】 フォーカスエラー信号に基づいて、フォ
ーカスジャンプ用の加減速信号を発生させる際に加速信
号のスタート及びストップ並びに減速信号のスタート及
びストップをフォーカスエラー信号のレベルの閾値の検
出のみで行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク駆動装置
及び光ディスクのフォーカスジャンプ方法に係わり、特
に2以上の記録層を有する光ディスクに対し、確実に光
ディスクのフォーカスジャンプが出来る様にした光ディ
スク駆動装置及び光ディスクのフォーカスジャンプ方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ディスク駆動装置によって
記録・再生される光ディスクとしてはCD(Compa
ct Disc)やDVD(Digital Vers
atile Disc)が広く利用されている。図5は
DVDの一部側断面図を示している。このDVDは記録
面が1層のDVD−SLと、記録面が2層のDVD−D
Lとが提案されているが図5はDVD−DLの構成例を
示している。
【0003】図5のDVD−DL100はポリカーボネ
ート樹脂の様な透明なディスク基板101上に第1信号
面102が形成され、さらにその上に第2信号面104
が形成され、その上にダミー板107が貼着されてい
る。
【0004】即ち、第1信号面102及び第1信号面1
02に対応する半透明層103により第1層データ記録
面109が形成される。また第2信号面105及び第2
信号面104に対応する反射層105により第2層デー
タ記録面110が形成され、第2層のデータ記録面11
0の上は接着面106と成され、ダミー板107が接着
されてCD等と厚みを揃えている。
【0005】DVD−DL100の直径はCDと同一寸
法の12cmであり、厚みは第1及び第2層データ記録
面109,110は略0.6mm(CDでは1.2m
m)位置にある。従って、光ピックアップ1からのレー
ザ光を第1信号面に合焦させる場合、レーザ光は半透明
層103で透過し、一定割合を反射させる様にしてい
る。
【0006】これによって、レーザ光が第1信号面10
2に焦点を当てれば半透明層103からの反射光から第
1信号面102に記録された信号を読み取ることがで
き、またレーザ光を第2信号面104に焦点をあわせる
際は、そのレーザ光は半透明層103を透過して第2信
号面104に照射され、反射層105による反射光から
第2信号面104に記録された信号を読み取ることがで
きる。1層ディスクの場合は信号面及び反射層が第2信
号面104と反射層105と同様に形成されている。
【0007】又、CD及びDVDを共に再生出来る様な
コンパティビリティの有る光ディスク駆動装置も提案さ
れ、これら光ディスク駆動装置では光ピックアップ1と
して、機械的に2つのレンズを切換えるツインタイプ
と、ホログラム等を用いて、1つのレンズで2個所に合
焦させる1レンズ2焦点タイプが知られている。
【0008】図5はホログラム11を用いた光学素子で
透過して直進するレーザ光と回折して偏光する光に分離
して、第1及び第2信号面102及び104に夫々、対
物レンズを介して合焦させる様にしたものである。
【0009】図5の構成で、再生中に光ピックアップ1
からのレーザ光を第1層(第2層)データ記録面109
(110)に焦点を合わせた状態から、第2層(又は第
1層)データ記録面110(109)にレーザ光の焦点
を移動させることをフォーカスジャンプと称している。
この様なフォーカスジャンプを行う場合にはフォーカス
サーボループに加速信号及び減速信号から成るジャンプ
パルスを印加して、光ピックアップ1を新たな記録面に
ジャンプさせる様にした後に、新しい記録面上でフォー
カスエラー信号(以下FE信号と記す)が小さくなる様
にフォーカスサーボが掛けられる様に成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスク駆動装
置等で光ピックアップ1がDVD−DL100の第1信
号面102から第2信号面104へフォーカスジャンプ
した時のFE信号と加減速信号とのタイミングチャート
及びフローチャートを図6(A)及び図6(B)並びに
図7に示す。図6(A)に於いて、後述するサーボプロ
セッサは時刻t1で加速信号の出力を開始し(図7の第
1ステップS1 )、時刻t2 になったかを監視し、時刻
2 を過ぎれば(図7の第2ステップS2 )FE信号の
レベルの監視を開始する。これは、加速信号を出力して
から一定時間が経過するのを待つことで、FE信号のレ
ベル検出時の誤りを防ぐためである。その後、FE信号
のレベルが閾値v2 以上になった時(図7の第3ステッ
プS3 )に加速信号を停止する(図7の第4ステップS
4 )。
【0011】次に、FE信号のレベルが閾値v3 以上に
なった時(図7の第5ステップS5)に減速信号の出力
を開始すると共にFE信号のレベルの監視を停止(図7
の第6ステップS6 )する。
【0012】更に、時刻がt5 に達したかをみてFE信
号の監視をスタートさせる(図7の第7ステップS7
FE信号が閾値レベルv5 以下になった時(図7の第8
ステップS8 )に減速信号をストップ(図7の第9ステ
ップS9 )させてフォーカスサーボループを閉じ(図7
の第10ステップS10)てフォーカスジャンプを終了す
る様に成されていた。
【0013】上述の様に時刻t4 と時刻t5 との間でF
E信号のレベルを検出しない期間を設けると、光ピック
アップ1のフォーカスアクチュエータの感度や、ディス
ク100の第1及び第2のデータ記録面109と110
間の距離のばらつき等によって、図6(B)の様に時刻
4 から時刻t5 までの時間TD2が図6(A)の時刻t
4 から時刻t5 までの時間TD1より長く(TD1<TD2
なることが起こり得る。
【0014】この様な時に、図6(B)に示す様に時刻
5 になってもFE信号の閾値レベルはv5 以下である
ため後述するサーボプロセッサは減速信号を停止(図7
の第9ステップS9 )してしまう。
【0015】その結果、対物レンズに十分な減速信号が
印加されず、停止することができないため、光ビームの
焦点位置は目標とする記録面を通り越してしまい、合焦
することができず、フォーカスジャンプを失敗してしま
うという課題があった。
【0016】本発明は叙上の様に、複数の記録面を有す
るディスクの記録面間の距離や光ピックアップのアクチ
ュエータ等の感度のばらつきがあっても、正確にフォー
カスジャンプ可能とするために、加減速信号の切換えの
タイミングのために時刻計測を行なわず、FE信号の検
出に加えて、さらにFE信号のレベルがそれぞれ所定の
閾値を越えたことを検知することによって、的確な加減
速信号を出力するように成したものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク駆動装
置は、光ディスクの複数の記録面に情報を記録または再
生する光ディスク駆動装置において、光ディスクに情報
を記録または再生するためのレーザ光を照射する光ピッ
クアップ手段と、光ピックアップ手段により照射された
レーザ光のフォーカス状態をFE信号に基づいて制御す
るフォーカス制御手段と、FE信号のレベルを検出する
レベル検出手段と、FE信号に対応して複数の記録面の
1つから他の記録面にフォーカスジャンプさせるための
加減速信号発生手段とを具備し、加減速信号発生手段か
ら出力される加速及び減速信号をレベル検出手段のFE
信号の閾値レベルに対応して切換え制御して成るもので
ある。
【0018】本発明の光ディスクのフォーカスジャンプ
方法は光ピックアップからのレーザ光の焦点位置を複数
の記録面の1つから他の記録面に移動させる光ディスク
のフォーカスジャンプ方法に於いて、光ピックアップの
フォーカスサーボ系のFE信号のレベルを検出するステ
ップと、レベル検出信号に基づいてフォーカスジャンプ
を行なうための加減速信号を出力するステップとを有
し、加減速信号の出力タイミングは加速信号の出力開始
後にFE信号のレベルが所定の第1の閾値を越えた時に
加速信号を停止させるステップと、FE信号のレベルが
所定の第2の閾値になったとき減速信号の出力を開始す
るステップと、FE信号のレベルが所定の第3の閾値を
越えたことを検出し、それに続いて、FE信号のレベル
が所定の第4の閾値以下になった時に減速信号の出力を
停止させる様に成したものである。
【0019】本発明の光ディスク駆動装置及び光ディス
クのフォーカスジャンプ方法によれば、時刻計測を行な
わずFE信号のレベル値のみを検出して、加減速信号を
発生させたのでフォーカスアクチュエータの感度や、光
ディスクの記録層間距離のばらつきがあっても、安定し
たフォーカスジャンプを行うことができる。また、それ
ぞれの検出レベルは任意に設定することができるので、
光ピックアップの特性や、光ディスクの特性などの合わ
せて適切な値に設定すれば、安定したフォーカスジャン
プを実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスク駆動装
置及び光ディスクのフォーカスジャンプ方法の一形態例
を図1乃至図4によって詳記する。
【0021】図1は光ディスク駆動装置の要部のブロッ
ク図であり、光ディスクは図5で説明したDVD−DL
100あるいはCDとDVDとを貼り合わせたハイブリ
ッドディスクの様なデータ記録面が複数あるディスクで
ある(以下これらディスクを総称してディスクDと記
す)。
【0022】ディスクDは、ターンテーブル7上に載置
され、再生動作時においてスピンドルモータ6によって
一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CAV)で
回転駆動される。そしてピックアップ1によってディス
クDにピット形態で記録されているデータの読み出しが
行なわれる。
【0023】光ピックアップ1は種類の異なるディスク
Dを記録、再生可能であり、ディスクDがターンテーブ
ル上に載置された場合は再生動作が行なわれ、光ピック
アップ1のレーザダイオード4からレンズ2を通して出
射したレーザ光は信号面102または104に照射さ
れ、半透明層103、反射層105で反射された反射光
はディテクタ5によって検出され電気信号に変換され
て、RFアンプ21に供給される。
【0024】RFアンプ21は、電流電圧変換回路、増
幅回路、マトリクス演算回路等を備え、ディテクタ5か
らの信号に基づいて必要な信号を生成する。例えば再生
データであるRF信号、サーボ制御のためのFE信号、
トラッキングエラー信号TE、いわゆる和信号であるプ
ルイン信号PIなどを生成する。
【0025】ディテクタ5は、いわゆる検出部A,B,
C,Dから成る4分割ディテクタが設けられており、こ
の場合FE信号は検出部A,B,C,Dの出力につい
て、対角線状の検出部(A+C)−(B+D)の演算に
より生成される。またプルイン信号PI=(A+B+C
+D)となる。トラッキングエラー信号TEとしては、
いわゆる3ビーム方式を考えれば、4分割ディテクタと
は別にサイドスポット用のディテクタE,Fを用意し、
E−Fの演算で生成してもよいし、4分割ディテクタか
らのプッシュプル信号などとして生成することもでき
る。
【0026】RFアンプ21で生成される各種信号は2
値化回路25、サーボプロセッサ31内のフォーカスエ
ラー信号処理回路27に供給される。即ち、RFアンプ
21からの再生RF信号は2値化回路25へ、FE信
号、トラッキングエラー信号TE、プルイン信号PIは
サーボプロセッサ31内のフォーカスエラー信号処理回
路27に供給される。
【0027】RFアンプ21で得られた再生RF信号は
2値化回路25で2値化されることでいわゆるEFM信
号8−14変調信号;もしくはEFM+信号(8−16
変調信号;DVDの場合)ハイブリッドディスクでは上
記信号の組合せとされ、デコーダ26に供給される。デ
コーダ26ではEFM復調、CIRCデコード等を行な
い又、必要に応じてMPEGデコード等を行なってディ
スクDから読み取られた情報の再生を行なう。
【0028】サーボプロセッサ31は、RFアンプ21
からのFE信号、トラッキングエラー信号TEや、デコ
ーダ26もしくはシステムコントローラ30からのスピ
ンドルエラー信号SPE等から、フォーカスアクチュエ
ータ駆動信号及びトランジスタアクチュエータ駆動信
号、スレッドモータ駆動信号と、フォーカスジャンプと
トラックジャンプ等のための加減速信号を生成し、ディ
スクDの再生時にはRFアンプ21からのFE信号、ト
ラッキングエラー信号TEに応じて生成されたフォーカ
ス駆動信号、トラッキング駆動信号は二軸ドライバ18
に供給され、二軸ドライバ18は光ピックアップ1にお
ける二軸機構3を駆動することになる。これによって光
ピックアップ1、RFアンプ21、サーボプロセッサ3
1、二軸ドライバ18によるトラッキングサーボループ
及びフォーカスサーボループが形成される。
【0029】またサーボプロセッサ31はスピンドルモ
ータドライバ19に対して、スピンドルエラー信号SP
Eに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ19はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
(SPM)6に印加し、SPM6のCLV回転を実行さ
せる。またサーボプロセッサ31はシステムコントロー
ラ30からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応
じてスピンドル駆動信号を発生させ、スピンドルモータ
ドライバ19によるSPM6の起動または停止などの動
作も実行させる。
【0030】サーボプロセッサ31は、例えばトラッキ
ングエラー信号TEなどから得られるスレッドエラー信
号や、システムコントローラ30からのアクセス実行制
御などに基づいてスレッド駆動信号を生成し、スレッド
ドライバ17に供給してスレッドドライバ17がスレッ
ド駆動信号に応じてスレッドモータ8を駆動すること
で、ピックアップ1の適正なスライド移動が行なわれ
る。
【0031】光ピックアップ1におけるレーザダイオー
ド4はレーザドライバ20によってレーザ発光駆動され
る。サーボプロセッサ31はシステムコントローラ30
からの指示に基づいて再生時などにピックアップ1のレ
ーザ発光を実行すべきレーザ駆動信号を発生させ、レー
ザドライバ20に供給して、再生されるディスクに応じ
てレーザダイオード4の発光動作を行なうことになる。
【0032】またサーボプロセッサ31にはディスクD
の傾き状態に応じてスキュー補正を行なうスキューセン
サ10からの検出情報も供給されている。サーボプロセ
ッサ31はスキューセンサ10からの検出情報に応じて
スキュードライブ信号をスキュードライバ16に供給
し、スキューモータ9を駆動させてスキューサーボ動作
を実現する。さらに、フォーカスジャンプはサーボプロ
セッサ31内のフォーカスエラー信号処理回路27でF
E信号のレベルを検出して所定のタイミングでフォーカ
ス駆動アクチュエータを駆動することでフォーカスジャ
ンプを実現する。
【0033】以上のようなサーボ及びデコードなどの各
種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシス
テムコントローラ30により制御される。例えば再生開
始、終了、トラックアクセス、早送り再生、早戻し再生
等の動作は、システムコントローラ30がサーボプロセ
ッサ31やピックアップ1の動作を制御することで実現
される。
【0034】図2にサーボプロセッサ31内のフォーカ
スエラー信号処理回路27のブロック図を示す。RFア
ンプ21から入力されたFE信号は補償用フィルタ27
aとスイッチ27dの固定接点aと可動接片cを介して
フォーカスアクチュエータ駆動信号FADとして2軸ド
ライバ17に出力される。
【0035】FE信号はフォーカスエラー信号レベル検
出回路(FEレベル検出回路)27bにも供給され、F
E信号のレベルを検出する。このFEレベル検出回路2
7bの出力は加減速信号発生回路27cに供給される。
【0036】加減速信号発生回路27cはフォーカスジ
ャンプのための加速信号及び減速信号を生成し、スイッ
チ27dの固定接点bと可動接片cを介して2軸ドライ
バ17にフォーカスアクチュエータ信号FADとして出
力される。
【0037】ディスクDの第1又は第2のデータ記録面
109,110の信号を再生するときはスイッチ27d
の可動接片cを固定接点a側に切換え、補償用フィルタ
27aの出力をフィルタアクチュエータ駆動信号FAD
として出力し、フォーカスジャンプの時にはスイッチ2
7dの可動接片cを固定接点b側に切換えて加減速信号
発生回路27cの出力をフォーカスアクチュエータ駆動
信号として出力する。このとき、FE信号のレベルをF
Eレベル検出回路27bが検出することで加減速信号発
生回路27cから所定のタイミングで加減速信号(ジャ
ンプパルス:JP)を生成する。
【0038】上述の構成の光ディスク駆動装置及び光デ
ィスクのフォーカスジャンプ方法の動作を、図3のFE
信号の加減速信号のタイムチャートと、図4のフローチ
ャートで説明する。
【0039】図5で示したディスクで第1層データ記録
面109を再生中にシステムコントローラ30からサー
ボプロセッサ31に対して、第2層データ記録面110
へのフォーカスジャンプの指示が与えられたとするとサ
ーボプロセッサ31はフォーカス信号処理回路27内の
スイッチ27dの可動接片cを固定接点b側に切換え、
加速信号を出力する。この加速信号が2軸ドライバ18
を介してフォーカスアクチュエータ3に印加されると、
対物レンズ2はディスクDの第2層データ記録面110
に向かって加速される。その結果、光ピックアップ1の
レーザダイオード4から出射されたレーザ光の焦点位置
は第2層データ記録面110に向かって加速される様に
なる(図4の第1ステップST1 )。
【0040】サーボプロセッサ31のフォーカスエラー
信号処理回路27内のFEレベル検出回路27bは第1
ステップST1 の様に加速信号のスタート以降(時刻t
1 )に常時FE信号を監視している。
【0041】次に第2ステップST2 の様にFE信号の
レベルが時刻t2 で閾値v1 以下になったことを検出す
る。
【0042】第3ステップST3 で時刻t3 でFE信号
のレベルが閾値v2 以上となったことを検出すると、第
4ステップST4 の様に加速信号の出力をストップす
る。
【0043】その後、対物レンズ2は等速でディスクD
の第2層データ記録面110で移動し、レーザダイオー
ド4からのレーザ光の焦点位置は第2層データ記録面1
10に近づく。
【0044】次に、第5ステップST5 の様にFE信号
のレベルが時刻t4 で閾値v3 以上になったことを検出
すると、加減速信号発生回路27cは第6ステップST
6 の様に減速信号の出力を出力し始める。
【0045】この減速信号がフォーカスアクチュエータ
3に印加されると、対物レンズ2は減速して時刻t5
第7ステップST7 の様にFE信号の閾値がv4 以上に
なったことを検出する。
【0046】その後、第8ステップST8 の様に時刻t
6 でFE信号のレベルが閾値v5 以下になったことを検
出すると、対物レンズ2がフォーカスサーボ引き込みに
充分な速度に減速されたと判断して、減速信号の出力を
第9ステップST9 の様に停止し、フォーカスエラー信
号処理回路27内のスイッチ27dの可動接片cを固定
接点a側に切換えて、第10ステップST10の様にフォ
ーカスサーボループを閉じることでフォーカスジャンプ
が終了することになる。
【0047】本発明の光ディスク駆動装置及び光ディス
クのフォーカスジャンプ方法によれば加減速信号出力中
にFE信号のレベルが所定の閾値を越えたことを検出す
ることでフォーカスアクチュエータのばらつきや複数の
記録層間の間隔のばらつきがあってもレーザ光の焦点位
置を目標の記録面に合焦させて正確なフォーカスジャン
プを行うことが出来る。
【0048】
【発明の効果】本発明の光ディスク駆動装置及び光ディ
スクのフォーカスジャンプ方法によれば複数の記録層を
有する光ディスクの1つの記録層から他の記録層に焦点
位置を移動させる場合、形態例で説明した様に閾値
1 、閾値v4 の検出を新たに設けることにより、時刻
計測を行なわずに、FE信号の閾値レベルのみを監視し
ているのでフォーカスアクチュエータの感度や、光ディ
スクの記録層間距離のばらつきがあっても、安定したフ
ォーカスジャンプを行うことができる。また、それぞれ
の検出レベルは任意に設定することができるので、光学
ピックアップの特性や、光ディスクの特性などの合わせ
て適切な値に設定すれば、安定したフォーカスジャンプ
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク駆動装置の1形態例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明のフォーカスエラー信号処理回路の1形
態例を示すブロック図である。
【図3】本発明のフォーカスエラー信号と加減速信号の
タイムチャートである。
【図4】本発明のフォーカスジャンプ時のフローチャー
トである。
【図5】従来のDVD−DLの合焦方法説明図である。
【図6】従来のフォーカスエラー信号と加減速信号のタ
イミングチャートである。
【図7】従来のフォーカスジャンプ時のフローチャート
である。
【符号の説明】
1‥‥光ピックアップ、2‥‥対物レンズ、3‥‥2軸
アクチュエータ、D‥‥光ディスク、27‥‥フォーカ
スエラー信号処理回路、27b‥‥フォーカスエラー信
号レベル検出回路、27c‥‥加減速信号発生回路、3
0‥‥システムコントローラ、31‥‥サーボプロセッ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの複数の記録面に情報を記録
    または再生する光ディスク駆動装置において、 上記光ディスクに情報を記録または再生するためのレー
    ザ光を照射する光ピックアップ手段と、 上記光ピックアップ手段により照射されるレーザ光のフ
    ォーカス状態をフォーカスエラー信号に基づいて制御す
    るフォーカス制御手段と、 上記フォーカスエラー信号のレベルを検出するレベル検
    出手段と、 上記フォーカスエラー信号に対応して上記複数の記録面
    の1つから他の記録面にフォーカスジャンプさせるため
    の加減速信号を発生させる加減速信号発生手段とを具備
    し、 上記加減速信号発生手段から出力される加速及び減速信
    号を上記レベル検出手段のフォーカスエラー信号の閾値
    レベルに対応して切換え制御して成ることを特徴とする
    光ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 光ピックアップからのレーザ光の焦点位
    置を複数の記録面の1つから他の記録面に移動させる光
    ディスクのフォーカスジャンプ方法に於いて、 上記光ピックアップのフォーカスサーボ系のフォーカス
    エラー信号のレベルを検出するステップと、 上記レベル検出信号に基づいてフォーカスジャンプを行
    なうための加減速信号を出力するステップとを有し、 上記加減速信号の出力タイミングは加速信号の出力開始
    後にフォーカスエラー信号のレベルが所定の第1の閾値
    を越えた時に加速信号を停止させるステップと、 上記フォーカスエラー信号のレベルが所定の第2の閾値
    になったとき減速信号の出力を開始するステップと、 上記フォーカスエラー信号のレベルが所定の第3の閾値
    を越えたことを検出し、それに続いて、該フォーカスエ
    ラー信号のレベルが所定の第4の閾値以下になった時に
    減速信号の出力を停止させる様に成したことを特徴とす
    る光ディスクのフォーカスジャンプ方法。
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