JP2000298418A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000298418A
JP2000298418A JP11108476A JP10847699A JP2000298418A JP 2000298418 A JP2000298418 A JP 2000298418A JP 11108476 A JP11108476 A JP 11108476A JP 10847699 A JP10847699 A JP 10847699A JP 2000298418 A JP2000298418 A JP 2000298418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copy
copying
image forming
original
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11108476A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3526234B2 (ja
Inventor
Tsutomu Higaki
力 檜垣
Hiroshi Maeda
浩史 前田
Taku Nakagawa
卓 中川
Shinji Kato
慎司 加藤
Kenichi Gomi
賢一 五味
Koji Katamoto
浩司 片本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP10847699A priority Critical patent/JP3526234B2/ja
Publication of JP2000298418A publication Critical patent/JP2000298418A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3526234B2 publication Critical patent/JP3526234B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像形成装置においては、利用者がコ
ピーを実施している途中にコインベンダー等に投入した
残金が不足し、コピーが中断されたとき、利用者に所持
金の持ち合わせが無かったり、所持金が少ない場合、コ
ピーの継続ができなくなるといった問題が起こる。 【解決手段】 コピーの途中で、残金が所定金額より少
なくなると、コピー条件を変更して残金でより多くのコ
ピーを継続できるように、コピー条件の変更を促すメッ
セージ等を含む倹約コピー導入画面Jを操作パネルに表
示し、利用者に残金でよりコピーを継続できるコピー条
件への変更を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コインベ
ンダー等の集金装置が付設された、複写に対して課金す
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、店頭等に配置され、利用者がセル
フサービスでコピーできるように、コインベンダーを付
設した画像形成装置が実用されている。
【0003】このようなコピーに対して課金するタイプ
の画像形成装置として、例えば、特開昭60−1423
56号公報には、コピー中に残金が不足すると、追加料
金を要請し、料金の追加があればコピーの継続を可能と
して、利用者に便宜を図る構成が開示されている。
【0004】また、特開平4−338767号公報に
は、コピー料金を、画一的に設定するのではなく、用紙
サイズ、コピーモード、及びコピー枚数に応じて算出し
て、よりきめの細かい料金体系を可能にして、利用者に
とってよりリーズナブルな料金とする構成が記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の画像形成装置においては、利用者がコピーを実
施している途中にコインベンダー等に投入した残金が不
足し、コピーが中断されたとき、利用者に所持金の持ち
合わせが無かったり、所持金が少ない場合、コピーの継
続ができなくなるといった問題が起こる。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、コピーの途中で、残金が少なくなると、コピー条件
を変更して残金でより多くのコピーを継続できるように
利用者に便宜を図ることの可能な画像形成装置の提供を
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の画像形成装置は、上記の課題を解決するために、預か
り金の範囲内で、複写に対して複写条件に応じた複写料
金を課金していき、預かり金の不足で複写を禁止する画
像形成装置において、複写中の預かり金の残金を管理
し、該残金が所定金額以下になったことを検出する残金
管理手段と、上記残金管理手段にて残金が所定金額以下
になったことが検出されると、現在設定されている複写
条件よりもより複写の継続が可能な他の複写条件を報知
すると共に、報知した他の複写条件への変更を利用者に
促す代替複写導入手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0008】これによれば、複写中に、残金が所定金額
以下となったことを残金管理手段が検出すると、代替複
写導入手段が、利用者に対してより複写の継続が可能な
他の複写条件を報知すると共に、報知した他の複写条件
への変更を促すので、利用者は、所持金が少なく、預か
り金を追加することができない場合であっても、現在設
定されている複写条件からこの報知される複写条件へと
変更して代替複写を行うことで、残金を有効に利用し
て、緊急避難的に複写を継続できる。
【0009】したがって、利用者が複写の仕上がり形態
にさほどこだわらない場合など、代替複写を実施するこ
とで、残金でより多くの複写が行え、複写に対して課金
する画像形成装置における利便性の向上が図れる。
【0010】代替複写の報知の方法としては、例えば、
表示パネル等を備えた画像形成装置であれば表示パネル
を用いればよい。表示パネルにメッセージと共に表示す
ることで、利用者は戸惑うことなく、代替複写を実施で
きる。
【0011】代替複写導入手段が、利用者に対して報知
する、より複写の継続が可能な他の複写条件としては、
複数枚分の原稿画像を1枚の用紙に集約して複写するマ
ルチインワン複写があり、この場合、マルチインワン複
写が現在設定されている場合は、現在設定されている枚
数よりも多くの枚数の原稿画像を集約するようにする
(請求項2)。
【0012】マルチインワン複写は、複数枚分の原稿画
像を1枚の用紙に集約して複写するので、1枚の用紙に
1枚分の原稿画像を複写していた場合に比べて、集約し
た原稿枚数分の複写がほぼ1枚分の複写料金で済み、残
金を有効に利用して、残金でより多くの複写が行える。
マルチインワン複写が現在設定されている場合は、現在
設定されている枚数よりも多くの枚数の原稿画像を集約
することで、より多くの複写が行える。
【0013】また、代替複写導入手段が、利用者に対し
て報知する、より複写の継続が可能な他の複写条件とし
ては、複写倍率を現在設定されている倍率より小さくす
る複写がある(請求項3)。
【0014】フルカラーモードを設定しているときな
ど、画像を小さくすることで、1複写当たりの料金を効
果的に削減でき、残金を有効に利用して、残金でより多
くの複写が行える。
【0015】また、マルチインワン複写(請求項2)
や、複写倍率を現在設定されている倍率より小さくする
複写(請求項3)の場合、縮小率に予め下限値を設定し
ておき、過剰な縮小を回避するようにした構成が好まし
い(請求項4)。
【0016】これは、余りにも縮小されると、利用者が
欲していた大きさから変わりすぎて、不満足になる上、
絵や文字等が見づらくなるためで、適切な縮小倍率を予
め設定しておくことで、代替複写による利便性をさらに
向上できる。
【0017】また、縮小率に予め下限値を設定する場
合、縮小率の下限値は、文字原稿に比して絵原稿の方を
小さくしておく構成がより好ましい(請求項5)。
【0018】同一縮小率でも、文字原稿は絵原稿に比し
て見にくいので、このように縮小率の下限値を文字原稿
に比して絵原稿の方が小さくすることで、文字原稿が見
にくくなることを防止しつつ、絵原稿は認識可能な程度
に効率よく小さくして、残金を有効に利用して、残金で
より多くの複写が行える。
【0019】また、代替複写導入手段が、利用者に対し
て報知する、より複写の継続が可能な他の複写条件とし
ては、用紙の大きさを現在設定されているサイズより小
さくする複写がある(請求項6)。
【0020】上質紙やOHP、コート紙など、普通紙に
比べてコストの高い用紙を使用している場合、用紙サイ
ズを小さくすることで1複写当たりの料金を効果的に削
減でき、残金を有効に利用して、残金でより多くの複写
が行える。
【0021】さらに、代替複写導入手段が、利用者に対
して報知する、より複写の継続が可能な他の複写条件と
しては、現在設定されているカラーモードよりも、作像
原色のより少ないカラーモードでの複写がある(請求項
7)。
【0022】フルカラーコピーの複写料金単価はモノク
ロコピーの複写料金単価の4〜5倍であるので、用紙サ
イズを小さいサイズにする場合や1枚の用紙に複数枚の
原稿を集約して複写する場合に比して、残金を有効に利
用して、残金でより多くの複写が行える。
【0023】また、請求項1に記載の上記画像形成装置
においては、上記残金管理手段が、検出に用いる上記所
定金額を、現在の利用者の複写開始以降の複写条件によ
って決定する構成とすることがより好ましい(請求項
8)。
【0024】このような構成とすると、所定金額が固定
されている構成に比して、個々の利用者にあった適切な
タイミングで、代替複写への導入を促せるので、代替複
写により利便性のさらなる向上が図れる。
【0025】そして、検出に用いる上記所定金額を、現
在の利用者の複写開始以降の複写条件によって決定する
構成として、残金管理手段が、現在実行中の複写条件で
の原稿1枚に対する複写料金を算出して、所定の原稿枚
数を乗じた金額とする構成がある(請求項9)。
【0026】これによれば、1枚の原稿に対する複写が
完了し、次の原稿の複写に移行するタイミングで代替複
写への導入が促されるので、例えば1枚の原稿に対して
複数枚の複写を実施している際に、途中から代替複写に
切り換わるようなことがない。その結果、同一原稿に対
して利用者が当初所望した複写条件で作成した複写物と
代替複写で作成した複写物とが混在するようなことがな
い。
【0027】また、検出に用いる上記所定金額を、現在
の利用者の複写開始以降の複写条件によって決定する構
成として、残金管理手段が、現在の利用者が預け入れ金
を投入後に行った1枚の原稿に対する複写料金のうちの
最高額に所定の原稿枚数を乗じた金額とする構成がある
(請求項10)。
【0028】これによれば、同一原稿に対して利用者が
当初所望した複写条件で作成した複写物と代替複写で作
成した複写物とが混在する可能性をより小さくできて、
利用者に対するサービス性がより向上する。
【0029】また、検出に用いる上記所定金額を、現在
の利用者の複写開始以降の複写条件によって決定する構
成として、残金管理手段が、現在の利用者が預け入れ金
を投入後に行った1枚の原稿に対する複写条件のうちの
最も使用頻度の高い複写条件における料金に所定の原稿
枚数を乗じた金額とする構成がある(請求項11)。
【0030】これによれば、利用者が当初所望した複写
条件の複写物の生成を優先しつつ、同一原稿に対して利
用者が当初所望した複写条件で作成した複写物と代替複
写で作成した複写物とが混在する可能性を小さくでき
る。
【0031】さらに、請求項1に記載の上記画像形成装
置においては、上記代替複写導入手段が、上記した他の
複写条件の報知並びに変更を促す動作を、上記残金管理
手段にて残金が所定金額以下になったことが検出される
と共に、かつ、現在実施している同一原稿に対する複写
が完了した後に行う構成とすることもできる(請求項1
2)。
【0032】同一原稿に対して複数枚の複写を行ってい
る場合、その途中で代替複写を利用者に促すと、同一原
稿に対して利用者が所望した条件の複写物と代替複写に
よる複写物とが混在してしまう虞れがあるが、このよう
な構成とすることにより、このような不具合を確実に回
避できる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の一形態を、図
1〜図39に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0034】まず、図2を用いて、本実施の形態のデジ
タル複写機の構成について説明する。図2は、デジタル
複写機の正面断面の概略図である。
【0035】本デジタル複写機は、図2に示すように、
複写機本体1に、利用者からのコインの投入を受け付け
るコインベンダー3が付設された複写機であって、複写
機本体1の下方には、給紙装置2も搭載されている。
【0036】上記複写機本体1は、その上面に、原稿台
111と後述する操作パネル5(図5参照)とが設けら
れ、内部に、画像読み取り部110及び画像形成部21
0が設けられている。
【0037】上記原稿台111の上面には、原稿台11
1に対して所定の位置関係をもって両面自動原稿送り装
置(RADF;Reversing Automati
cDocument Feeder)112が装着され
ている。このRADF112は、原稿台111に対して
開閉可能な状態で支持されている。
【0038】RADF112は、まず、原稿の一方の面
が原稿台111の所定位置において画像読み取り部11
0に対向するよう原稿を搬送し、この一方の面について
の画像読み取りが終了した後に、他方の面が原稿台11
1の所定位置において画像読み取り部110に対向する
よう原稿を反転して原稿台111に向かって搬送する。
そして、RADF112は、1枚の原稿について両面の
画像読み取りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原
稿についての両面搬送動作を実行する。このような原稿
の搬送および表裏反転の動作は、複写機全体の動作に関
連して制御される。
【0039】上記画像読み取り部110は、FADF1
12により原稿台111上に搬送されてきた原稿の画像
を読み取るものであると共に、原稿台111上に載置さ
れた原稿を読み取るものである。
【0040】画像読み取り部110は、原稿台111の
下面に沿って平行に往復移動する、第1及び第2の原稿
走査体113・114と、光学レンズ115と、光電変
換素子116とを有している。
【0041】上記第1の原稿走査体113は、原稿画像
表面を露光する露光ランプ113aと、原稿からの反射
光像を所定の方向に向かって偏向するミラー113bと
を有し、原稿台111の下面に対して一定の距離を保ち
ながら所定の走査速度で平行に往復移動するものであ
る。
【0042】第2の原稿走査体114は、第1の原稿走
査体113のミラー113bにより偏向された原稿から
の反射光像をさらに所定の方向に向かって偏向する2つ
のミラー114a・114bを有し、第1の原稿走査体
113と一定の速度関係を保って平行に往復移動するも
のである。
【0043】光学レンズ115は、第2の原稿走査体1
14のミラー114bにより偏向された原稿からの反射
光像を縮小し、縮小された光像を光電変換素子116上
の所定位置に結像させるものである。
【0044】光電変換素子116は、結像された光像を
順次光電変換して電気信号として出力するもので、白黒
画像あるいはカラー画像を読み取り、R(赤)、G
(緑)、B(青)の各色成分に色分解したラインデータ
を出力することのできる3ラインのカラーCCDからな
る。この光電変換素子116により電気信号に変換され
た原稿画像情報は、さらに、後述する画像データ処理部
41(図3参照)に転送されて所定の画像データ処理が
施される。
【0045】上記画像形成部210は、複写機本体1の
ほぼ中央部に位置し、その下方には、給紙カセット内に
積載収容されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離
して画像形成部210に向かって供給する給紙機構21
1が設けられている。1枚ずつ分離供給された用紙P
は、画像形成部210の手前に配置された一対のレジス
トローラ212によりタイミングが制御されて画像形成
部210に搬送される。さらに、片面に画像が形成され
た用紙Pは、画像形成部210の画像形成にタイミング
を合わせて画像形成部210に再供給搬送される。
【0046】画像形成部210の下部には、転写搬送ベ
ルト機構213が配置されている。転写搬送ベルト機構
213は、駆動ローラ214と従動ローラ215との間
に略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト21
6に、用紙Pを静電吸着させて搬送する構成である。
【0047】用紙搬送路における転写搬送ベルト機構2
13の下流側には、用紙P上に転写形成されたトナー像
を用紙P上に定着させるための定着装置217が配置さ
れている。この定着装置217の一対の定着ローラ間の
ニップを通過した用紙Pは、搬送方向切り換えゲート2
18を経て、排出ローラ219により複写機本体1の外
壁に取り付けられている排紙トレイ220上に排出され
る。
【0048】切り換えゲート218は、定着後の用紙P
の搬送経路を、複写機本体1外部へ用紙Pを排出する経
路と、画像形成部210に向かって用紙Pを再供給する
経路との間で選択的に切り換えるものである。切り換え
ゲート218により再び画像形成部210に向かって搬
送方向が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送
経路221を介して表裏反転された後、画像形成部21
0へと再度供給される。
【0049】また、画像形成部210における転写搬送
ベルト216の上方には、転写搬送ベルト216に近接
して、第1の画像形成ステーションPa、第2の画像形
成ステーションPb、第3の画像形成ステーションP
c、及び第4の画像形成ステーションPdが、用紙搬送
経路上流側から順に並設されている。
【0050】転写搬送ベルト216は、駆動ローラ21
4によって、図2において矢印Zで示す方向に摩擦駆動
され、前述したように給紙機構211を通じて給送され
る用紙Pを把持し、用紙Pを画像形成ステーションPa
〜Pdへと順次搬送する。
【0051】各画像形成ステーションPa〜Pdは、実
質的に同一の構成を有しており、各画像形成ステーショ
ンPa・Pb・Pc・Pdは、図2に示す矢印F方向に
回転駆動される感光体ドラム222a・222b・22
2c・222dをそれぞれ含んでいる。
【0052】各感光体ドラム222a〜222dの周辺
には、感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様
に帯電する帯電器223a・223b・223c・22
3dと、感光体ドラム222a〜222d上に形成され
た静電潜像をそれぞれ現像する現像装置224a・22
4b・224c・224dと、現像された感光体ドラム
222a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転
写用放電器225a・225b・225c・225d
と、感光体ドラム222a〜222d上に残留するトナ
ーを除去するクリーニング装置226a・226b・2
26c・226dとが、感光体ドラム222a〜222
dの回転方向に沿って順次配置されている。
【0053】また、各感光体ドラム222a〜222d
の上方には、レーザービームスキヤナユニット(以下、
LSU)227a・227b・227c・227dがそ
れぞれ設けられている。各LSU227a〜227d
も、実質的に同一の構成を有しており、画像データに応
じて変調されたドット光を発する半導体レーザ素子(図
示せず)、半導体レーザ素子からのレーザービームを主
走査方向に偏向させるためのポリゴンミラー240a・
240b・240c・240dと、ポリゴンミラー24
0a〜240dにより偏向されたレーザビームを感光体
ドラム222a〜222d表面に結像させるためのfθ
レンズ241a・241b・241c・241dやミラ
ー242a・242b・242c・242d・243a
・243b・243c・243dなどから構成されてい
る。
【0054】LSU227aには、カラー原稿画像の黒
の色成分像に対応する画素信号が、LSU227bには
カラー原稿画像のシアンの色成分像に対応する画素信号
が、LSU227cにはカラー原稿画像のマゼンタの色
成分像に対応する画素信号が、そして、LSU227d
にはカラー原稿画像のイエローの色成分像に対応する画
素信号がそれぞれ入力される。これにより色変換された
原稿画像情報に対応する静電潜像が各感光体ドラム22
2a〜222d上に形成される。
【0055】そして、現像装置227aには黒のトナー
が、現像装置227bにはシアンのトナーが、現像装置
227cにはマゼンタのトナーが、現像装置227dに
はイエローのトナーがそれぞれ収容されており、感光体
ドラム222a〜222d上の静電潜像は、これら各色
のトナーにより現像される。これにより、画像形成部2
10にて色変換された原稿画像情報が各色のトナー像と
して再現される。
【0056】また、第1の画像形成ステーションPaと
給紙機構211との間には、用紙吸着用(ブラシ)帯電
器228が設けられている。この吸着用帯電器228は
転写搬送ベルト216の表面を帯電させるものであり、
これにより、給紙機構211から供給された用紙Pは、
転写搬送ベルト216上に確実に吸着させた状態で第1
の画像形成ステーションPaから第4の画像形成ステー
ションPdの間をずれることなく搬送される。
【0057】一方、第4の画像形成ステーションPdと
定着装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部
には除電器229が設けられている。この除電器229
には搬送ベルト216に静電吸着されている用紙Pを転
写搬送ベルト216から分離するための交流電流が印加
されている。
【0058】上記用紙Pとしてカットシート状の紙が使
用される。この用紙Pは、給紙カセットから送り出され
て給紙機構211の給紙搬送経路のガイド内に供給され
ると、その用紙Pの先端部分がセンサー(図示せず)に
て検知され、このセンサから出力される検知信号に基づ
いて一対のレジストローラ212により一旦停止され
る。
【0059】そして、用紙Pは各画像形成ステーション
Pa〜Pdとタイミングをとって図2の矢印Z方向に回
転している転写搬送ベルト216上に送られる。このと
き転写搬送ベルト216には前述したように吸着用帯電
器228により所定の帯電が施されているので、用紙P
は、各画像形成ステーションPa〜Pdを通過する間、
安定して搬送供給される。
【0060】各画像形成ステーションPa〜Pdにおい
ては、各色のトナー像が、それぞれ形成され、転写搬送
ベルト216により静電吸着されて搬送される用紙Pの
支持面上で重ね合わされる。第4の画像形成ステーショ
ンPdによる画像の転写が完了すると、用紙Pは、その
先端部分から順次、除電機229により転写搬送ベルト
216上から剥離され、定着装置217へと導かれる。
そして、最後に、トナー画像が定着された用紙Pは、用
紙排出口(図示せず)から排紙トレイ220上へと排出
される。
【0061】なお、上記LSU227a〜227dの代
わりに、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイから
なる書き込み光学系(LEDヘッド)を用いる構成でも
よい。LEDヘッドはLSUに比べ、サイズも小さく、
また可動部分がなく無音であるため、複写機本体1のよ
うに、複数個の光書き込みユニットを必要とするタンデ
ム方式のデジタル複写機などに好適に用いることができ
る。
【0062】このような複写機本体1の下方に配設され
た上記給紙装置2は、内部に複数段の給紙カセットを備
えており、各給紙カセットに、利用者のニーズに対応し
て、、異なるサイズであって、かつ、普通紙、OPC、
上質紙といった他種類の用紙Pが収納されている。
【0063】この給紙装置2における各給紙カセットよ
り給送される用紙Pは、デジタル複写機1側に設けられ
た上述の給紙機構211の給紙搬送経路のガイド内に供
給され、画像形成部210へと搬送される。
【0064】一方、上記コインベンダー3は、コイン投
入口3aよりコインが投入されると、投入金額を計算し
てデジタル複写機1へと送信するものである。また、コ
イン戻しボタン(図示せず)が設けられておて、該ボタ
ンが操作されると、投入金額からコピー代金を差し引い
た残金を、返却口3bから返却するようになっている。
【0065】次に、図3を用いて、本デジタル複写機1
における画像処理部について説明する。図3は、複写機
本体1に搭載されている画像処理部のブロック構成図で
ある。
【0066】画像処理部は、画像データ入力部40、画
像データ処理部41、ハードディスク装置もしくはRA
M(ランダムアクセスメモリ)等から構成される画像メ
モリ43、画像データ出力部42、中央処理装置(CP
U)44、画像編集部45、および外部インターフェイ
ス部46から構成されている。
【0067】画像データ入力部40は、カラーCCD4
0a、シェーディング補正回路40b、ライン合わせ部
40c、センサ色補正部40d、MTF補正部40e、
及びγ補正部40fなどからなる。
【0068】カラーCCD40aは、白黒原稿あるいは
カラー原稿画像を読み取り、RGBの色成分に色分解し
たラインデータを出力することのできる3ラインのCC
Dであり、前述した図2の画像読み取り部110におけ
る光電変換素子116である。
【0069】シェーディング補正回路40bは、カラー
CCD40aにて読み取られたラインデータのライン画
像レベルを補正するもので、ライン合わせ部40cは、
カラーCCD40aにて読み取られた画像ラインデータ
のずれを補正するもので、ラインバッファなどから構成
される。
【0070】センサ色補正部40dは、カラーCCD4
0aから出力される各色のラインデータの色データを補
正するもので、MTF補正部40eは、各画素の信号の
変化にめりはりを持たせるように補正するものである。
γ補正部40fは、画像の明暗を補正して視感度補正を
行うものである。
【0071】画像データ処理部41は、モノクロデータ
生成部41a、入力処理部41b 、領域分離部41c、
黒生成部41d、色補正回路41e 、ズーム処理回路4
1f、空間フイルタ41g、及び中間調処理部41hな
どからなる。
【0072】モノクロデータ生成部41aは、原稿が白
黒原稿の場合、上記画像データ入力部40から入力され
るカラー画像信号であるRGB信号よりモノクロデータ
を生成するものである。
【0073】入力処理部41bは、原稿がカラー原稿の
場合、上記画像データ入力部40から入力されるカラー
画像信号であるRGB信号を、画像形成ステーションP
b・Pc・Pdに対応したYMC信号に変換するCMY
変換処理を実施する処理部である。また、併せて、クロ
ック変換処理、及びAEヒストグラム処理も実施する。
AEヒストグラム処理により、上記画像データ入力部4
0から入力されるカラー画像信号から、原稿が文字原稿
か絵原稿かを分離できる。
【0074】領域分離部41cは、モノクロデータ生成
部41a或いは入力処理部41bから入力された画像デ
ータが、文字部なのか網点写真なのか、或いは印画紙写
真なのかをそれぞれを分離するものである。
【0075】黒生成部41dは、入力処理部41aから
出力されるYMC信号に基づいて下色除去処理を行い黒
生成するもので、カラー画像形成時の黒の色データを生
成するものである。色補正回路41eは、各色変換テー
ブルに基づいて、YMCの各カラー画像信号の各色を調
整するものである。
【0076】ズーム処理回路41fは、設定されている
倍率に基づいて入力された画像情報を倍率変換するもの
である。中間調処理部41hは、多値誤差拡散や多値デ
ィザなどの階調性を表現するためのものである。
【0077】画像メモリ43は、中間調処理部41hに
よる中間調処理までが施された各色の画像データを一旦
貯えらるものであり、画像データ処理部41からシリア
ル出力される8ビット4色(32ビット)の画像データ
を順次受け取り、バッファに一時的に貯えながら32ビ
ットのデータから8ビット4色の画像データに変換して
色毎の画像データとして記憶管理する4基のハードディ
スク43a・43b・43c・43dを備えている。
【0078】また、画像メモリ43は、各画像形成ステ
ーションPa・Pb・Pc・Pdの位置が異なるため、
画像メモリ43の遅延バッファメモリ43e(半導体メモ
リ)に各色の画像データを一旦記憶させ、それぞれ時間
をずらすことにより、各LSU227a〜227bに画
像データを送るタイミングを合わせて色ずれを防ぐよう
になっている。さらに、画像メモリ43には、複数の画
像の合成を行うための画像合成メモリ(図示せず)も含
まれている。
【0079】画像データ出力部42は、レーザコントロ
ールユニット42aと、LSU42b・42c・42d
・42eからなる。レーザコントロールユニット42a
は、中間調処理部41hからの各色の画像データに基づ
いてパルス幅変調を行うもので、LSU42b・42c
・42d・42eは、レーザコントロールユニット42
aから出力される各色の画像信号に応じたパルス幅変調
信号に基づいてレーザ記録を行う。これら、LSU42
b〜42eは、前述した図2の画像形成部210におけ
るLSU227a〜22dである。
【0080】中央処理装置(CPU)44は、画像デー
タ入力部40、画像データ処理部41、画像メモリ4
3、画像データ出力部42、さらに後述する画像編集部
45、および外部インターフェイス部46を所定のシー
ケンスに基づいてコントロールするものである。
【0081】画像編集部45は、画像データ入力部4
0、画像データ処理部41、或いは後述する外部インタ
ーフェース46を経て一旦画像メモリ43に記憶された
画像データに対して所定の画像編集を施すためのもので
あり、画像データの編集作業は、画像メモリ43におけ
る画像合成用メモリを用いて行われる。
【0082】さらに、外部インターフェイス46は、デ
ジタル複写機1とは別に設けられた外部の画像入力処理
装置である、例えば、通信携帯端末やデジタルカメラ、
或いはデジタルビデオカメラ等からの画像データを受け
入れるための通信インターフェイス手段である。
【0083】なお、この外部インターフェース46から
入力される画像データも、一旦画像データ処理部41に
入力して色空間補正などを行うことで、デジタル複写機
1の画像形成部210で取り扱うことのできるデータレ
ベルに変換した後、画像メモリ43のハードディスク4
3a〜43dに記憶管理されることとなる。
【0084】次に、図4を用いて、本デジタル複写機に
おける装置全体の動作を制御する制御系について説明す
る。図4は、デジタル複写機の装置全体の各部を中央処
理装置44により動作管理している状態を示す説明図で
ある。
【0085】図4における、画像データ入力部40、画
像データ処理部41、画像メモリ43、画像データ出力
部42、及び中央処理装置(CPU:図中、中央処理ユ
ニット)44の詳細については、図3にて説明した通り
である。
【0086】中央処理装置44は、その他、RADF1
12、画像読み取り部110、画像形成部210(図2
参照)などデジタル複写機を構成する各駆動機構部をシ
ーケンス制御により管理すると共に、各部へ制御信号を
出力している。
【0087】さらに、中央処理装置44は、後述する操
作パネル5(図5参照)を含む、操作基板ユニット48
と、前述のコインベンダー(図2参照)とも、相互通信
可能な状態で接続されている。
【0088】操作パネル5を用いて操作者が複写モード
を設定すると、その内容を示す制御信号が、操作基板ユ
ニット48から中央処理装置44へと転送され、これに
より、中央処理装置44は、デジタル複写機全体を設定
されたモードに応じて動作するように制御する。
【0089】反対に中央処理装置44からは、デジタル
複写機の各種動作状態を示す制御信号が操作基板ユニッ
ト48へと転送されており、操作基板ユニット48側で
は、この制御信号によりデジタル複写機1が現在どのよ
うな状態にあるのか操作パネル5に設けられた後述する
カラーLCD6に表示して、利用者が認識できるように
なっている。
【0090】また、利用者がコインベンダー3にコイン
を投入すると、コインベンダー3は投入金額を算出し、
金額情報を中央処理装置44へと転送する。中央処理装
置44では、この金額情報を基に、コピー動作が実施可
能か否かを判断すると共に、1枚のコピーが終了する毎
に、残金を算出し、コピーの続行,停止、及び、後述す
る倹約コピー(代替複写)への移行をすべく、図1の倹
約コピー導入画面Jを表示するタイミングを判断する。
【0091】即ち、中央処理装置44とコインベンダー
3とで残金管理手段が構成され、また、中央処理装置4
4と、後述する操作パネル5のタッチパネル式液晶表示
装置6(図5参照)にて代替複写導入手段が構成されて
いる。また、中央処理装置44は、算出した残金の金額
情報をコインベンダー3にも転送するようになってい
る。
【0092】次に、図5を用いて、利用者がコピー条件
の変更や、各種の設定に使用する上記操作パネル5につ
いて説明する。図5は、複写機本体1の上面に設けら
た、操作パネル5の平面図である。
【0093】操作パネル5の中央部分には、カラー表示
のタッチパネル式液晶表示装置6(以後、カラーLCD
と呼称する)が配置されており、その右側にテンキー
8、スタートキー11、クリアキー9、及び全解除キー
10が配置されている。また、カラーLCD6の左側に
は、カラーLCD6の画面の明るさを調節するダイヤル
7が配置されている。
【0094】カラーLCD6の右側に配置されたキー群
のうち、テンキー8は、カラーLCD6の画面における
数値を入力するのに使用するキーであり、スタートキー
11は、コピー動作の開始を指示するためのキーであ
る。また、クリアキー9は、カラーLCD6に表示され
る設定値をクリアしたりコピー動作の中断を行うキーで
あり、全解除キー10は、コピー条件の設定をデフォル
ト値に戻すためのキーである。
【0095】上記カラーLCD6の画面には、種々の画
面が切り換えて表示される。これらの画面中では、種々
の条件を設定するタッチキーが配置されており、タッチ
キーを指で直接、押圧操作(以下、単に操作と記載す
る)することで、各種の条件設定が可能になる。操作の
ガイダンスや警告等もこのカラーLCD6に表示され
る。
【0096】続いて、図6〜図15を用いて、本デジタ
ル複写機において、コピー条件を変更する手順を説明す
る。図6〜図15は、上記操作パネル5のカラーLCD
6に表示される画面を表わしている。
【0097】待機時、カラーLCD6には、図6に示す
画面Aが表示されている。この画面Aには、料金の単価
表が表示され、これにより、利用者はコピー料金を概算
できる。
【0098】ここで示されているコピーの単価料金は、
カラーモード、つまり、白黒か、単色カラーか、或いは
フルカラーか、及び、コピー用紙(単に、用紙と称する
場合もある)のサイズと種類、つまり、A3やB4とい
った大サイズか、A4,B5の小サイズか、また、普通
紙か、OHPやコート紙等の特殊紙であるかで分けられ
ている。
【0099】料金の算出方法は、次式で示される。
【0100】
【数1】
【0101】そして、利用者がコインベンダー3にコイ
ンを投入すると、カラーLCD6の表示は、図6の画面
Aから、図7の画面Bに切り換わる。画面Bは、利用者
に、禁止されている事項等を認識させ、警告する警告画
面である。この警告画面Bにおいて、利用者がOKキー
を操作すると、図8に示す条件設定のための画面Cに表
示が切り換わる。
【0102】図8の画面Cは、条件設定画面である。こ
の条件設定画面Cは、警告画面Bの後、又は、他の画面
が表示されている状態で利用者が、操作パネル5(図5
参照)の全解除キー10を操作した後に表示される。こ
の画面Cには、以下のように種々の表示領域がある。
【0103】条件設定画面Cの上部は、メッセージエリ
アであり、このメッセージを用いて、コピー作業に戸惑
いが生じないように、利用者にメッセージを伝えること
ができる。また、メッセージエリアの横は、原稿1枚当
たりのコピー枚数の表示部である。
【0104】また、条件設定画面Cの中央部分には、原
稿サイズを表示する表示部と、コピー用紙のサイズとそ
の種類を表示する表示部がある。原稿サイズの表示部に
は、RADF112(図2参照)を使用する場合は、R
ADF112に原稿がセットされたときに検出されたセ
ット原稿のサイズが表示される。また、原稿台111に
原稿を直接載置するプラテンコピーの場合であれば、原
稿台111に原稿がセットされたときに、そのとき検出
されたセット原稿のサイズが表示される。何れのコピー
の場合も、原稿サイズが検出されるまではブランクにな
っている。
【0105】条件設定画面Cの中央部分であって、上記
の原稿サイズの表示部、及びコピー用紙のサイズとその
種類の表示部の下方には、それぞれに対応するイメージ
が簡単な絵画像で表示されるようになっており、キーの
設定に応じて、原稿サイズとコピー用紙のサイズとの概
略的な大小関係、及び、原稿の画像サイズとコピーの画
像サイズの概略的大小関係を表示することで、利用者が
条件の設定を誤っても、早期に気づけるように構成され
ている。
【0106】条件設定画面Cの下部は、コピー枚数以外
のコピー条件を設定するための条件設定エリアとなって
いる。この条件設定エリアは、一番下に配置された条件
キーエリアと、その上の条件キーによる設定内容の表示
エリアとからなり、さらに、条件設定エリアの上方に
は、条件キーを操作したときにオープンする条件選択エ
リアが配置されている。
【0107】条件キーエリアには、カラー選択キー(図
中、カラー選択)、コピー濃度選択キー(図中、コピー
の濃さ)、用紙の種類/サイズ選択キー、拡大/縮小選
択キーが配置されている。
【0108】カラー選択キーは、フルカラー、単色カラ
ー、或いは白黒の何れでコピーするかを選択するための
キーである。フルカラーを選択すると、デジタル複写機
は、原稿画像をフルカラーでコピーし、単色カラーを選
択すると、イエロー,マゼンタ,シアンのうちの一色で
コピーし、白黒を選択すると、黒色でコピーする。
【0109】コピー濃度選択キーは、自動濃度設定、手
動濃度設定、写真用濃度設定の何れかを選択するための
キーである。自動濃度設定を選択すると、原稿濃度に対
して適切なコピー濃度となるように自動的に濃度値が算
出されて、コピーの濃度が設定される。手動濃度設定を
選択すると、手動で設定した濃度でコピーの濃度が設定
される。写真用濃度設定を選択すると、写真画像に応じ
た濃度値がコピーの濃度として設定される。
【0110】用紙の種類/サイズ選択キーは、コピー用
紙の種類とサイズを選択するキーで、複写機本体1内
部、及びその下方に配置された給紙装置2内部にセット
された用紙に対応して表示される。ここでは、コピー用
紙の種類の選択に関しては、普通紙、OHP、コート紙
の3種類が選択ができるようになっている。また、コピ
ー用紙のサイズの選択に関しては、A3、B4、A4、
B5、A5の各定型サイズのうちの現在収容されている
用紙から何れか1つを手動で選択するキー群と、利用者
が設定した所望の変倍率に対応して自動的に用紙サイズ
を設定する自動用紙サイズ選択キーとが設けられてい
る。
【0111】拡大・縮小の選択キーは、原稿の画像サイ
ズに対するコピーの画像サイズの比を設定するためのキ
ーである。ここでは、固定変倍率、ズーム変倍率又は自
動変倍が設定できるようになっている。
【0112】固定変倍キーは、定型サイズの原稿に対し
て、定型サイズの用紙にコピーする際に容易に設定する
ために設けられたキーであり、200%(原稿A5→コ
ピーA3)、141%(原稿A5→コピーA4、原稿A
4→コピーA3、原稿B5→コピーB4)、122%
(原稿A5→コピーB5、原稿A4→コピーB4)、1
15%(原稿B5→コピーA4、原稿B4→コピーA
3)、100%、86%(原稿A4→コピーB5、原稿
A3→コピーB4)、81%(原稿B5→コピーA5、
原稿B4→コピーA4)、70%(原稿A4→コピーA
5、原稿A3→コピーA4、原稿B4→コピーB5)及
び50%(原稿A3→コピーA5)などがある。
【0113】ズーム変倍キーは、コピー倍率を1%きざ
みで設定するためのキーである。自動変倍キーは、検出
された原稿サイズに対して、利用者の所望するコピー倍
率が設定されたときに、自動的に変倍率を設定するため
のキーである。
【0114】そして、上述した条件の設定が完了した後
に、操作パネル5(図5参照)のスタートキー11を操
作すると、設定したコピー条件にしたがってコピーが実
施される。
【0115】上記条件設定画面は、最も使用頻度の高い
と考えられるものをデフォルト値として表示するように
している。図8の条件設定画面Cは、条件設定画面の設
定デフォルト画面でもある。ここでは、カラー選択、コ
ピー濃度選択、用紙の種類/サイズ選択、及び拡大/縮
小に関して、それぞれ、『白黒』、『自動』、『普通紙
/自動』、及び『100%』が、デフォルト値として表
示された事例を示している。
【0116】デフォルト値は、利用者のニーズによって
は、これと異なる場合も存在するので、管理者用の設定
画面でデフォルト値の変更が行えるようになっている。
なお、管理者用の設定画面への表示の切り換えは、例え
ば、『*♯34573』のように、予め設定されている
特定のキー操作により行われる。
【0117】利用者が、RADF112の原稿セットト
レイに原稿をセットするか、或いは原稿台111に原稿
をセットすると、図8の条件設定画面Cのように、原稿
サイズの表示部に、検出された原稿サイズが表示され
る。また、条件キーの設定と原稿サイズに基づいて、コ
ピー用紙のサイズと種類の表示部に、コピーのサイズ/
種類が表示される。
【0118】ここでは、条件キーの設定がデフォルト値
で、A4サイズの原稿がセットされた場合を示してお
り、デフォルトの設定値(用紙のサイズ選択が自動で、
拡大縮小が100%)に対応して、コピー用紙のサイズ
がA4と表示されている。
【0119】また、原稿の画像サイズとコピーの画像サ
イズの概略的大小関係を表示するイメージが、原稿サイ
ズの検出に応じて表示されて、原稿画像サイズとコピー
画像サイズの概略的大小関係が分かる。
【0120】原稿のセットよりも先に、自動以外の設定
値を選択すると、その選択内容に応じて、コピー用紙の
サイズと種類の表示部とが表示されて、原稿の画像サイ
ズとコピーの画像サイズの概略的大小関係を表示するイ
メージは、原稿サイズの検出後に始めて表示される。
【0121】そして、この条件設定画面Cにおいて、各
条件キーの上には、各条件キーに対応したデフォルト値
が、各条件キーに対応してここに表示されているが、条
件キーの所定キーを操作することで、カラー選択、コピ
ー濃度、コピー用紙の種類とサイズ、及びコピー時の拡
縮をデフォルト値から変更できる。
【0122】例えば、コピー用紙の種類とサイズを、A
4サイズの普通紙から、A3サイズのコート紙に変更す
るには、図8のデフォルトの条件設定画面Cにおいて、
条件キーの用紙の種類/サイズ選択キーを操作する。こ
れにより、図9の画面Dに表示が切り換わる。
【0123】画面Dにおいては、条件選択エリアがオー
プンし、記号『/』を間に挟んで、図において左側に選
択可能な用紙の種類が表示され、右側に選択可能な用紙
サイズが表示される。条件選択エリアにこのように下位
条件キーが表示されると、該当する条件キーの設定内容
の表示エリア部には『▼』マークが表示される。また、
条件キーエリア、及び条件選択エリアでは、現在選択さ
れてアクティブになっている条件キー及び下位条件キー
が太枠でアクティブ表示されている。
【0124】また、この画面Dにおいて、複写機本体1
内部の給紙カセット及び給紙装置2内部の給紙カセット
の何れもセットされていない用紙となる、用紙サイズと
用紙の種類の組み合わせは選択できないようになってい
る。例えば、図9の画面Dにおいて、コピー用紙のサイ
ズとしてA3を操作すると、図10の画面Eに表示が切
り換わる。この画面Eでは、A3サイズのOHPが搭載
されていないため、コピー用紙の種類の選択肢の中のO
HPは選択不能となる。組み合わせの可能なA4サイズ
を操作すると、OHPの選択不能状態は解除される。
【0125】続いて、コピー用紙の種類として、コート
紙のキーを操作し、この後、条件キーの用紙の種類/サ
イズ選択キーを操作すると、条件キーの下位条件が決定
され、条件選択エリアがクローズし、図11の画面Fに
表示が変わる。この画面Fの中央部分には、選択された
コピー用紙に対する原稿画像の大小関係と共に、原稿サ
イズと用紙サイズの大小関係がイメージで表示されてい
る。
【0126】一方、カラー選択を白黒からフルカラーに
変更するには、まず、条件設定画面Cのカラー選択キー
を操作する。これにより、図12に示す画面Gに表示が
切り換わる。この画面Gでは、条件選択エリアがオープ
ンし、カラー選択条件の下位条件である、白黒、単色カ
ラー、フルカラーが表示されている。
【0127】この図12の画面Gにおいて、条件選択エ
リアのフルカラーキーを操作すると、条件選択エリアに
おけるフルカラーがアクティブとなった図13に示す画
面Hに表示が変わる。そして、この図13の画面Hで、
カラー選択キーを操作すると、条件キーの下位条件が決
定されたとして、条件選択エリアがクローズし、図14
の画面Iに表示が変わる。
【0128】このようにして、各種条件が所望のものに
設定されると、利用者はスタートキーを押圧し、コピー
を実施する。
【0129】その後、十分な残金を残した状態でコピー
が終了すると、図15に示す画面Zに表示が切り換わり
処理を終了する。この画面Zは終了画面である。終了画
面Zでは、表示されたデジタル複写機における原稿載置
箇所とコピー排出箇所、及びコインベンダーの返却口が
点滅表示されており、利用者のおつりや原稿、コピーの
取り忘れを未然に防止する構成となっている。所定期間
この画面Zを表示した後、再び図6に示した待機画面A
に表示が切り換わり、次の利用者に備えて、待機状態と
なる。
【0130】一方、コピー続行中に、残金が所定の金額
以下となると、本デジタル複写機では、図1に示す画面
Jに表示が切り換わり、現在の残金でより多くのコピー
を実施可能な倹約コピー(代替複写)への移行を促すよ
うになっている。
【0131】次に、この倹約コピーを実施する手順を、
図1、図16及び図17用いて説明する。図1、図16
及び図17は、操作パネル5(図5参照)のカラーLC
D6に表示される倹約コピー時の画面を表わしている。
【0132】図1の画面Jは、利用者に、今の残金でよ
り多くのコピーを実施するための手順を案内する倹約コ
ピーの導入画面である。この倹約コピー導入画面Jに
は、残金が少なくなったこと、そのため倹約コピーへの
移行を促すこと、また、倹約コピーヘの移行を拒否して
現条件でのコピーを行うことも可能であるなどのメッセ
ージが表示される。また、現在のコピー条件で、残り何
枚の原稿をコピーできるかも表示される。さらに、倹約
コピーの各モードキーの中から、所望のキーを操作し、
その後OKキーを操作することで、指定モードの倹約コ
ピーを実施できることなどが表示される。
【0133】倹約コピー導入画面Jに表示された倹約コ
ピーの各モードキーは、上段左より、N IN 1(マルチ
インワン複写)モードキー20、画像・用紙縮小モード
キー21、画像縮小モードキー22であり、下段左よ
り、用紙の種類変更モードキー、ダウンカラーモードキ
ーである。
【0134】上記N IN 1モードキー20は、複数枚の
原稿を1枚の用紙中に集約してコピーすることで、コピ
一をより継続できるようにするモードを選択するキーで
ある。本実施の形態では、N IN 1モードとして、図1
6の画面Kに表示するように、原稿4枚分の画像を1枚
のコピー用紙に集約してコピーする4 IN 1コピーと、
原稿2枚分の画像を1枚のコピー用紙に集約してコピー
する2 IN 1コピーとが設定可能になっている。
【0135】画像・用紙縮小モードキー21は、現在の
コピー条件のうち画像と用紙サイズの両方を小さくして
コピーをより継続できるようにするモードを選択するキ
ーである。画像縮小モードキー22は、現在のコピー条
件のうち用紙サイズは現在の設定のままで、画像を縮小
してコピーをより継続できるようにするモードを選択す
るキーである。
【0136】用紙の種類変更モードキーは、現在のコピ
ー条件のうち用紙の種類を変更してコピーをより継続で
きるようにするキーである。ダウンカラーモードキー
は、現在のコピー条件よりもコピーの色を減色してコピ
ーをより継続できるようにするモードを選択するキーで
ある。現在のコピー条件がフルカラーであれば単色カラ
ー又は白黒が選択できる。現在のコピー条件が単色カラ
ーであれば白黒が選択できる。
【0137】このような倹約コピー導入画面Jで、各モ
ードキーを操作すると、各モードの詳細設定が表示され
る。例えば、図1の導入画面Jにおいて、N IN 1モー
ドキー20を操作すると、図16の画面Kに切り換わ
る。この画面Kにおいても、コピー可能な原稿枚数が表
示されるが、この枚数は、メッセージエリアの横に表示
されるコピー枚数と、選択された設定キーに応じて切り
換わる。
【0138】また、画面Kでは、N IN 1モードを設定
するための設定キーが、6種類表示されている。このう
ち、上段の3つのキーは、異なる原稿をN IN 1コピー
するキーであり、下段の3つのキーは、同一原稿をN I
N 1コピーするキーである。また、これら6つのキーの
うち、縦列で左,中央、右と分けると、左の列の2つの
キーは、原稿サイズの同じサイズのコピー用紙に4 IN
1コピーするキーであり、中央の列の2つのキーは、原
稿サイズの同じサイズのコピー用紙に2 IN 1コピーす
るキーであり、右の列の2つのキーは、原稿サイズの半
分のサイズのコピー用紙に2 IN 1コピーするキーであ
る。
【0139】なお、N IN 1モードにおいては、4 IN
1よりも多くの原稿を同一ページにコピーすることはも
ちろん可能であるが、余りにも原稿画像が小さくなり過
ぎると、利用者の元の要求から離れ過ぎてしまうこと
や、また、縮小率が大きくなってコピーが見づらくなる
ことなどを考慮して、本デジタル複写機では、4 IN 1
までとしている。
【0140】ここで、例えば異なる原稿を2 IN 1コピ
ーするキー25が選択されると、残りのコピー可能な原
稿枚数は『2X』となる。また、異なる原稿を4 IN 1
コピーするキー27が選択されると、残りのコピー可能
な原稿枚数は『4X』となる。
【0141】また、本実施の形態においては、図14の
画面Iに示すコピー条件にてコピーを実行中に倹約コピ
ーに移行する場合を例示しているため、倹約コピー導入
画面Jに表示された倹約コピーの各モードキーとして、
N IN 1モードキー20、画像・用紙縮小モードキー2
1、画像縮小モードキー22、用紙の種類変更モードキ
ー、ダウンカラーモードキーを挙げたが、この画面Jで
表示される各種モードキーは、料金体系上、現在のコピ
ー条件でコピーできる原稿枚数よりもコピー可能な原稿
枚数が多くなるようなモードキーが選択可能に表示され
るのであって、上記のキーに限定されるものではない。
【0142】したがって、例えば、本デジタル複写機で
は、N IN 1モードキーを通常の条件設定画面(図8の
画面C等)で選択可能にしていないため、倹約コピーに
入る前に、既にN IN 1コピーが指定されていることは
なかったが、通常の条件設定画面でN IN 1モードを選
択するようにした場合であれば、現在のコピー条件が、
既に4 IN 1モードであれば、倹約コピー導入画面J
で、N IN 1モードキー20を選択することはできな
い。
【0143】また、現在のコピー条件が2 IN 1モード
であれば、倹約コピー導入画面JでN IN 1モードキー
20は選択できるが、次の画面Kにおいて4 IN 1モー
ドのみが選択でき、2 IN 1モードを選択することはで
きない。
【0144】さらに別のモードで例を上げると、現在の
コピー条件が単色カラーであれば、倹約コピー導入画面
Jにおいて、ダウンカラーキーは選択できるが、次の画
面においてフルカラーと単色カラーは選択できず、白黒
のみが選択できる。また、現在のコピー条件が白黒であ
れば、倹約コピー導入画面Jにおいてダウンカラーキー
は選択できない。
【0145】前述の図16の画面Kにて、異なる原稿を
同サイズ用紙へ2 IN 1コピーするキー25を操作し、
OKキーを操作すると、図17の画面Lに切り換わる。
この画面Lは、カラーモードが『フルカラー』、選択さ
れているコピー用紙が『A4の普通紙』、拡縮が『10
0%』のコピー条件設定時に、2 IN 1コピーを選択し
た場合の表示である。
【0146】この画面Lには、倹約コピーであることを
示す倹約キー26が表示されると共に、図16の画面K
にて選択した内容がイメージで表示される。また、この
画面Lでは、図14の画面Iにおけるコピー条件を変更
する各条件キーは、コピー濃度の選択キーを除いて操作
不能となり、図16の画面Kにて選択した条件が、条件
キーに対応して設定内容の表示エリアに表示される。
【0147】この画面において、操作パネル5(図5参
照)のクリアキー9を操作すると、図1の倹約コピー導
入画面Jに戻り、さらにクリアキー9を操作すると、倹
約コピー導入画面Jのもう一つ前の条件画面、つまり、
ここでは図14の画面Iに戻ることとなる。
【0148】続いて、図18〜図29のフローチャート
を用いて、図4の中央処理装置44によるピー動作の制
御手順を説明する。
【0149】図18のS1では、待機時、カラーLCD
6には図6の待機画面Aを表示する。そして、待機画面
Aを表示しながら、異常がないかどうか判断する(S
2)。ここで、異常有りと判断すると、所定の異常処理
を実施し(S3)、その後、S1に戻る。
【0150】異常がない場合は、コインベンダー3への
コイン投入を待つ(S4)。ここで、コイン投入の有無
は、コインベンダー3より送られてくる金額情報を基に
判断する。コイン投入有りと判断すると、S5に進ん
で、図7の警告画面Bを表示し、また、オートリセット
タイマTaをセットする(S6)。
【0151】オートリセットタイマーTaがタイムアッ
プする前にOKキーがタッチされると、S9に進む(S
7・S8)。なお、先にタイムアップすると、S15に
進み、残金、原稿、コピーの除去メッセージをカラーL
CD6に表示して、S1に戻る。
【0152】S9、S10では、デフォルトの条件設定
画面である図8の画面Cを表示する。また、この画面C
を表示しながら、図19のS11に進み、コインベンダ
ー3におけるコイン戻しボタンの操作の有無、原稿セッ
トの有無、FADFの許容サイズ内かを判断しておく
(S11〜S13)。そして、S11でYES、S12
及びS13でNOと判断すると、S17に進んで、両面
トレイ内の用紙を確認し、用紙が有る場合は排出した後
(S16)、前述した図18のS15に進む。
【0153】一方、S11にて、コイン戻しボタンが操
作されていないと判断すると、図20のS21に進み、
オートリセットタイマーTa・Tbをセットする。ここ
で、タイマTbの方が先にタイムアップする。
【0154】S22では、操作パネル5のテンキー8が
操作されたかどうかを判断し、操作有りの場合は、S2
3で操作された数値をコピー枚数とする所定の置数処理
を実施した後、S26に進む。一方、テンキー8の操作
が無しの場合は、クリアキー9が操作されたかどうかを
判断し(S24)、有りであれば、S22で先に設定さ
れたコピー枚数をクリアするように、コピー枚数表示エ
リアに1を置数する処理を実施した後、S26に進む。
【0155】S26では、タイマTbがタイムアップし
たかどうかを判断し、タイムアップ前であればS22に
戻り、アップしている場合は、S29にて、もう一方の
タイマTaのタイムアップを確認するまで、オートリセ
ット予告表示画面、及びオートリセットまでの時間を表
示する(S27・S28)。そして、タイマTaがタイ
ムアップすると、オートリセットして(S30)、前述
の図18のS15に進む。
【0156】一方、図20のS24にてクリアキー9の
操作無しと判断すると、条件キー操作の有無を判断し
(S31)、ここで有りと判断すると、図21のS33
に進み、条件選択エリアをオープンした、条件選択画面
を表示する。
【0157】条件選択画面を表示すると、オートリセッ
トタイマTaを設定し(S34)、S39にてタイマT
aのタイムアップを確認するまで、S35〜S38の処
理を繰り返す。つまり、条件キー操作かどかを判断し
(S35)、そうであれば、図18のS10に戻る。一
方、そうでない場合は、条件選択エリアの操作であるか
を判断し(S36)、そうであれば、選択されたキーを
アクティブ表示し(S37)、再度、条件キー操作かど
かを判断し(S38)、そうであればS10に戻る。ま
た、S39にてタイマーTaがタイムアップしても、S
10に戻る。
【0158】一方、図20のS31にて条件キーの操作
無しと判断すると、スタートキー11の操作の有無を判
断し(S32)、ここでも無しと判断すると、S26に
進む。一方、有りの場合は、図22のS40に進んで、
コピー条件を読み込み、コピー条件に基づいてコピー動
作を制御する(S41)。
【0159】この後、クリアキー9の操作の有無を確認
しておき(S42)、クリアキー9が操作されると、コ
ピーを中断し(S43)、図20のS21に戻る。一
方、クリアキー9の操作の有無と共に、用紙切れ(S4
4)、残金所定金額以下を確認しておき(S45)、用
紙切れも残金不足も確認されない場合は、S46でセッ
ト枚数とりコピー枚数とを比較し、コピー枚数がセット
枚数に達するまで、S41に戻り、コピーを続ける。
【0160】一方、S44で用紙切れと判断すると、図
23のS50に進む。S50では、利用者に用紙補給を
促す用紙補給指示画面を表示し、用紙補給完了を確認す
ると(S51)、図20のS21に戻る。用紙が補給さ
れるまでは、用紙補給指示画面がカラーLCD6に表示
される。
【0161】また、用紙切れでなくとも、残金が所定金
額以下になったことがS45で確認されると、図24の
フローに入る。
【0162】図24のフローに入ると、まず、コピーを
中断し(S60)、続けて、図1の倹約コピー導入画面
Jを表示する(S61)。倹約コピー導入画面Jを表示
すると、倹約コピー導入画面Jの戻るキーの操作の有無
を判断し、戻るキーが操作されると(S62)、倹約コ
ピー導入を拒否されたとして、S60でコピーを中断す
る前の画面を表示すると共に、コピーの中断を解除して
コピーを継続し(S63)、図22のS41に戻る。
【0163】一方、戻るキーの操作がない場合は、OK
キーの操作の有無を確認にいき、倹約コピー導入画面J
のOKキーが操作されたと判断すると(S64)、図1
6の選択された倹約モードの画面Kを表示する(S6
5)。そして、さらにこの画面Kで、OKキーが操作さ
れると、図17に示す画面Lのような選択決定された画
面を表示し(S68)、図22のS40に戻る。S66
にてOKキーの操作を確認できない場合は、S67で戻
るキーの操作を確認し、画面Kで戻るキーが操作される
と、再びS61に戻り、倹約コピー導入画面Jを表示す
る。
【0164】ところで、上記の説明においては、図22
のS45の倹約コピー導入画面Jへ移行する際の判定に
おいて、コピー条件の如何に関わらず、残金が予め定め
られている所定の金額以下となれば、倹約コピー導入画
面Jの表示へ移行するようにしたが、コピー条件に応じ
て、残金の所定金額値を変更するように構成することも
できる。残金の所定金額値を変更する構成とすること
で、より適切なタイミングで倹約コピー導入画面Jへと
移行できる。
【0165】例えば、前述の図22における、S44の
用紙切れの判断と、S45の残金所定値以下かの判断の
間に、図25のフローチャートのように、倹約モードヘ
の移行金額Yaを算出するステップ(S47)を入れ
る。そして、次のステップ(S45)で、残金がステッ
プ47で算出された金額Ya以下になったら、図24の
フローに移行するようにする。
【0166】倹約モードヘの移行金額Yaの算出にあた
っては、図26に示すように、現在実行中のコピー条件
での原稿1枚に対するコピー料金Ybを算出して(S7
0)、所定の原稿枚数kを乗じた金額とする(S7
1)。
【0167】このような倹約モードヘの移行金額Yaの
算出では、1枚の原稿に対するコピーが全て終了した時
点で、図24のフローに移行して、倹約コピー導入画面
Jが表示される。したがって、1枚の原稿に対して複数
枚のコピーをしている場合、同一原稿に対して利用者が
当初所望したコピー条件で作成したコピーと、倹約コピ
ーで作成したコピーとが混在するといったことが起こら
ない。
【0168】また、図27に示すように、現在使用して
いる利用者が料金の投入後に実施したコピーの中で、1
枚の原稿に対するコピー料金の最高額Ycを求め(S7
2)、このYcに所定の原稿枚数kを乗じた金額をYa
として算出して(S73)、判定しても良い。
【0169】このような倹約モードヘの移行金額Yaの
算出では、1枚の原稿に対するコピーが全て終了した時
点であることに加えて、利用者の今回の使用状況を全体
的にみて、今回の使用状況により応じたタイミングで倹
約コピーへの導入を促せるので、同一原稿に対して利用
者が当初所望したコピー条件で作成したコピーと倹約コ
ピーで作成したコピーとが混在する可能性をより小さく
できて、利用者に対するサービス性がより向上する。
【0170】また、図28のように、現在使用している
利用者が料金の投入後に、1枚の原稿に対するコピー条
件のうち最も使用頻度の高いコピー条件における料金Y
dを求め(S74)、このYdに所定の原稿枚数kを乗
じた金額を算出して(S75)、判定しても良い。
【0171】このような倹約モードヘの移行金額Yaの
算出では、利用者が当初に所望したコピー条件でのコピ
ーの生成を優先しつつ、同一原稿に対して利用者が当初
所望したコピー条件で作成したコピーと倹約コピーで作
成したコピーとが混在する可能性を小さくできる。
【0172】また、同一原稿に対して利用者が当初所望
したコピー条件で作成したコピーと倹約コピーで作成し
たコピーとの混在をまったく無くする場合であれば、図
29のように、同一原稿に対する複写が完了していなけ
れば、図24のフローに移行せずに(S46)、同一原
稿に対するコピーが完了してから、倹約モードヘの移行
金額Yaを算出し(S48)、その後、残金が所定値Y
a以下になったかどうかを判定し(S49)、残金が所
定値Ya以下であれば、図24のフローに移行するよう
にしてもよい。
【0173】図30〜図37に、倹約コピーによるコピ
ー例を示す。なお、この例示においては、上記した本デ
ジタル複写機には搭載されていないさらに詳細で、細や
かな料金体系による倹約コピーのモードのものを含めて
説明する。
【0174】図30は、N IN 1コピーを行った際の原
稿を示している。図31〜図35は、N IN 1モードで
倹約コピーを行った際のコピーの仕上がりを図示してい
る。
【0175】図31(a)(b)は、それぞれ、絵原稿及
び文字原稿のN IN 1モードでのコピーを示しており、
図32(a)(b)は、同一の文字原稿に対するコピー枚
数が異なる場合のN IN 1モードでのコピーを示してい
る。また、図33(a)(b)は、頁順のある文字原稿の
同一原稿に対して複数枚のコピーを行うN IN 1モード
でのコピーを示し、図34(a)(b)は、頁順のある文
字原稿の同一原稿に対して1枚のコピーを行うN IN 1
モードでのコピーを示し、図35(a)(b)は、絵原稿
と文字原稿を同一用紙内に混在させたときのN IN 1モ
ードでのコピーを示している。
【0176】また、図36(a)(b)は、画像縮小モー
ドキーでのコピーを、図37(a)(b)は、画像・用紙
縮小モードキーでのコピーを示している。
【0177】以下に、個々のコピーに関して詳しく説明
する。図31に示すように、2 IN 1コピーの場合は、
現在コピー中の原稿サイズのコピー用紙に、絵原稿又は
文字原稿を70%の縮小を行って、同一用紙に原稿2枚
分をコピーする。原稿の順は、画像天地の左手に若い頁
の原稿に対応する画像がコピーされ、画像天地の右手側
にその次の頁の原稿に対応する画像がコピーされる。絵
原稿と文字原稿が同一用紙上にコピーされる場合でも同
様にコピーされる。
【0178】図32(a)(b)に示すように、倹約コピ
ーに移行する前のコピー条件が同一の文字原稿に対して
複数枚のコピーをしていた場合に、N IN 1コピーを選
択したとすると、N IN 1モードのNと同数の場合は、
図32(a)のように丁度同一の用紙内に収まるので、
料金上の問題点はない。
【0179】しかしながら、同一原稿に対するコピー枚
数がNと同数でない場合、例えば、図32(b)のよう
に、同一原稿に対するコピー枚数が3枚で、4 IN 1コ
ピーを選択した場合であれば、1枚分はコピーしていな
いので、このコピーしていない料金は加算しないように
すれば、より細かで、リーズナブルな料金体系となる。
【0180】これは、次ページ原稿がある場合にも当て
はまる。また、次ページの原稿がある場合には、図32
(b)のように空欄を設ける必要はなく、図33(a)
(b)のように次ページの原稿をこの空いたところに入
れればよい。このようにすることで、多数ページの原稿
をコピーする場合では、用紙の使用枚数が少なくでき
て、コピーする用紙が上質紙やOHP等高額な場合に、
料金を下げることができる。
【0181】図34(a)(b)は、同一の原稿に対して
1枚のコピーをする際に4 IN 1コピーを選択した場合
の例である。この場合、原稿は6ページなので、2枚目
の用紙にできる空欄の料金を、前述の図32(b)と同
じように加算しなければ、よりリーズナブルな料金体系
となる。
【0182】図33から図34においては、絵原稿も文
字原稿も同様に扱ったが、同一縮小率の場合、文字原稿
は絵原稿よりも見づらく、どちらの原稿も縮小率がある
程度以下になると見にくくなると共に利用者の当初の設
定と大きく異なるのでコピーの能力はあっても適切な縮
小率までを許容した方が良い。
【0183】例えば、N IN 1コピーの場合、文字原稿
に対しては、4 IN 1(縮小率50%)までとし、絵原
稿に対しては、8 IN 1(縮小率35%)までとする
か、或いは、文字原稿は2 IN 1(縮小率70%)まで
とし、絵原稿は4 IN 1(縮小率50%)までとしても
良い。
【0184】絵原稿と文字原稿とが混在する場合は、絵
原稿と文字原稿とを別々の用紙にNIN 1コピーさせる
ことで、後の整理を行い易くできる。絵原稿と文字原稿
との区別は、スキャンした1枚分の原稿データに関し
て、濃度(AE)ヒストグラムを作成して絵原稿である
か文字原稿であるか判定させることで可能である。また
は、絵原稿か文字原稿かを利用者に指定させて、絵原稿
であるか文字原稿であるかを分けてコピーしても良い。
【0185】また、N IN 1モードでコピーする場合で
あって、かつ、文字原稿と絵原稿とが混在し、かつ、指
定されている文字原稿と絵原稿の縮小率が異なる場合
は、文字原稿と絵原稿とを異なる用紙にコピーすること
が望ましい。これは、文字原稿と絵原稿の両方でサイズ
が異なるので、頁順にそのまま同一用紙にコピーすると
配置が難しく、料金が高くなるためである。異なる用紙
にコピーすることで、より配置を簡単にして多くのコピ
ーを可能にして料金を低減すると共に、絵と文字とを分
けるので、後の整理が簡単になる。
【0186】また、絵原稿と文字原稿を同一用紙にN I
N 1コピーする場合には、文字原稿と絵原稿の縮小倍率
を同一にすることで、文字原稿と絵原稿とで画像サイズ
が一緒になるので、ページ順に配置しやすい。
【0187】図35のように、絵原稿と文字原稿とが同
一の用紙中に配置される場合は、絵原稿と文字原稿とで
縮小率を異ならせることで、より効率よくコピーを継続
でるる。図35(a)は、文字原稿は2 IN 1(縮小率
70%)までとし、絵原稿は4 IN 1(縮小率50%)
までとした場合である。図35(b)は、文字原稿に対
しては、4 IN 1(縮小率50%)までとし、絵原稿に
対しては、8 IN 1(縮小率35%)までとした場合で
ある。
【0188】図36は、原稿(図36(a))を、画像
のみを縮小した、図1の倹約コピー導入画面Jにおける
画像縮小モードキー21でのコピーを示している。この
場合、画像のみを縮小して、用紙は利用者が使用してい
たコピー条件の用紙サイズと同一としている。このよう
にすれば、倹約コピーに移行するまでの用紙サイズと同
一にできるので、ファイル等を行う場合に便利である。
【0189】また、この場合の縮小率も、N IN 1コピ
ーの場合と同様に、所定の下限縮小率を設けたり、文字
原稿と絵原稿とで、絵原稿の方が文字原稿より小さく縮
小されるように下限縮小率を設定してもよい。
【0190】図37は、原稿(図37(a))を、画像
と用紙サイズを縮小した、図1の倹約コピー導入画面J
における画像・用紙縮小モードキー22でのコピーを示
している。このようにすれば、用紙の種類が、上質紙、
OHPまたはコート紙のように普通紙に比して高い用紙
を多数使用してコピーする場合に、料金が安くできて、
より多くの枚数がコピーできる。
【0191】また、この場合も上記の場合と同様に、所
定の下限縮小率を設けたり、文字原稿と絵原稿とで、絵
原稿の方が文字原稿より小さく縮小されるように下限縮
小率を設定してもよい。
【0192】また、上述した本実施の形態のデジタル複
写機は、現在設定されているコピー条件でもコピーを継
続できるが、残金が所定金額を下回ると、残金でより多
くのコピーを継続できるように、倹約コピーを促す倹約
コピー導入画面Jを表示する構成であったが、現在設定
されているコピー条件でコピーを実施できなくなって始
めて、残金で実施可能な代替複写のコピー条件を提案す
る構成とすることもできる。また、その提案方法も、上
記のデジタル複写機のように、カラーLCD6にメッセ
ージと共に表示するのではなく、キーの点灯制御で、代
替複写を選択させる構成とすることもできる。
【0193】このような構成を採用したデジタル複写機
について簡単に説明しておく。このデジタル複写機で
は、図38の示すように、操作パネル5’に、スタート
キーとして、白黒スタートキー11aとカラースタート
キー11bとが設けられており、白黒モードかフルカラ
ーモードかのカラーモード選択は、これらスタートキー
11a・11bの何れかを利用者が操作することで、コ
ピー動作のスタート指示と同時に行わせるようになって
いる。そのため、このデジタル複写機における条件設定
画面は、図39の画面C’のように、カラー選択キーが
設けられていない。
【0194】上記の白黒スタートキー11aとカラース
タートキー11bとは、図39の条件設定画面C’で設
定されるコピー条件と、コピー開始前の残金とに応じ
て、点灯または消灯するように構成されている。
【0195】具体的には、コピー開始前、つまり、白黒
スタートキー11aか、カラースタートキー11bかの
何れかを操作する前の残金が、現在設定されているコピ
ー条件で、フルカラーコピー及び白黒コピーの両方が可
能な場合には、白黒スタートキー11aとカラースター
トキー11bとの両方が点灯し、どちらのカラー条件に
対してもコピー可能であることを利用者に報知する。
【0196】これに対し、コピー開始前に既に残金が、
現在のコピー条件ではフルカラーコピーはできないが、
白黒コピーは可能といった金額の場合は、カラースター
トキー11bを消灯させ、白黒スタートキー11aのみ
を点灯する。
【0197】コピー動作を開始すると、これら白黒スタ
ートキー11aとカラースタートキー11bの両方を消
灯して、現在、選択できない状態であることを知らせ
る。
【0198】フルカラーコピーを継続していく過程で、
残金が減り、現在のコピー条件ではフルカラーコピーの
継続はできないが、白黒コピーでは継続できるといった
金額に残金がなった場合、一旦、コピーを停止し、カラ
ースタートキー11bを消灯させ、白黒スタートキー1
1aのみを点灯させることで、フルカラーでは継続でき
ないが、白黒コピーの継続は可能であることを報知す
る。
【0199】この状態で、利用者が白黒スタートキー1
1aを操作すると、代替複写である白黒コピーが開始さ
れ、残金でコピーを継続できる。
【0200】なお、本実施の形態では、コピーに対して
課金するための集金装置として、コインベンダー3を付
設し、コピー代金をコインで支払う事例で説明したが、
コインベンダー3に代えて、コピー用のプリペイドカー
ド等他の支払い手段であっても良い。
【0201】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の画像形成装置
は、以上のように、預かり金の範囲内で、複写に対して
複写条件に応じた複写料金を課金していき、預かり金の
不足で複写を禁止する画像形成装置において、複写中の
預かり金の残金を管理し、該残金が所定金額以下になっ
たことを検出する残金管理手段と、上記残金管理手段に
て残金が所定金額以下になったことが検出されると、現
在設定されている複写条件よりもより複写の継続が可能
な他の複写条件を報知すると共に、報知した他の複写条
件への変更を利用者に促す代替複写導入手段とを備えて
いる構成である。
【0202】これにより、複写中に、残金が所定金額以
下となったことを残金管理手段が検出すると、代替複写
導入手段が、利用者に対してより複写の継続が可能な他
の複写条件を報知すると共に、報知した他の複写条件へ
の変更を促すので、利用者は、所持金が少なく、預かり
金を追加することができない場合であっても、現在設定
されている複写条件からこの報知される複写条件へと変
更して代替複写を行うことで、残金を有効に利用して、
緊急避難的に複写を継続できる。
【0203】その結果、利用者が複写の仕上がり形態に
さほどこだわらない場合など、代替複写を実施すること
で、残金でより多くの複写が行え、複写に対して課金す
る画像形成装置における利便性の向上が図れるという効
果を奏する。
【0204】本発明の請求項2に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項1に記載の構成において、上
記代替複写導入手段が報知する他の複写条件が、複数枚
分の原稿画像を1枚の用紙に集約して複写するマルチイ
ンワン複写であり、かつ、マルチインワン複写が現在設
定されている場合は、現在設定されている枚数よりも多
くの枚数の原稿画像を集約する構成である。
【0205】複数枚分の原稿画像を1枚の用紙に集約し
て複写するので、1枚の用紙に1枚分の原稿画像を複写
していた場合に比べて、集約した原稿枚数分の複写が1
枚分の複写料金で済み、残金を有効に利用して、残金で
より多くの複写が行える。
【0206】本発明の請求項3に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項1に記載の構成において、上
記代替複写導入手段が報知する他の複写条件が、複写倍
率を現在設定されている倍率より小さくする複写である
構成である。
【0207】フルカラーモードを設定しているときな
ど、画像を小さくすることで、1複写当たりの料金を効
果的に削減でき、残金を有効に利用して、残金でより多
くの複写が行える。
【0208】本発明の請求項4に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項2又は3に記載の構成におい
て、縮小率に予め下限値が設定されており、過剰な縮小
を回避するようになっている構成である。
【0209】余りにも縮小されると、利用者が欲してい
た大きさから変わりすぎて、不満足になる上、また、絵
や文字等が見づらくなるので、適切な縮小倍率を予め設
定しておくことで、代替複写による利便性をさらに向上
できる。
【0210】本発明の請求項5に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項4に記載の構成において、上
記縮小率の下限値は、文字原稿に比して絵原稿の方が小
さい構成である。
【0211】同一縮小率でも、文字原稿は絵原稿に比し
て見にくいので、このように縮小率の下限値を、文字原
稿に比して絵原稿の方が小さくすることで、文字原稿が
見にくくなることを防止しつつ、絵原稿は認識可能な程
度に小さくして、残金を有効に利用して、残金でより多
くの複写が行える。
【0212】本発明の請求項6に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項1に記載の構成において、上
記代替複写導入手段が報知する他の複写条件が、用紙の
大きさを現在設定されているサイズより小さくする複写
である構成である。
【0213】用紙サイズが小さくなるので、上質紙やO
HP、コート紙などの普通紙に比べてコストの高い用紙
を使用している場合、1複写当たりの料金を効果的に削
減でき、残金を有効に利用して、残金でより多くの複写
が行える。
【0214】本発明の請求項7に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項1に記載の構成において、上
記代替複写導入手段が報知する他の複写条件が、現在設
定されているカラーモードよりも、作像原色のより少な
いカラーモードでの複写である構成である。
【0215】フルカラーコピーの単価はモノクロコピー
の単価の4〜5倍であるので、用紙サイズを小さいサイ
ズにする場合や1枚の用紙に複数枚の原稿を集約して複
写する場合に比して、残金を有効に利用して、残金でよ
り多くの複写が行える。
【0216】本発明の請求項8に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項1に記載の構成において、上
記残金管理手段は、検出に用いる上記所定金額を、現在
の利用者の複写開始以降の複写条件によって決定する構
成である。
【0217】所定金額が固定されている構成に比して、
個々の利用者にあった適切なタイミングで、代替複写へ
の導入を促せるので、請求項1に記載の効果に加えて、
利便性のさらなる向上が図れるという効果を奏する。
【0218】本発明の請求項9に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項8に記載の構成において、上
記残金管理手段は、検出に用いる上記所定金額を、現在
実行中の複写条件での原稿1枚に対する複写料金を算出
して、所定の原稿枚数を乗じた金額とする構成である。
【0219】1枚の原稿に対する複写が完了し、次の原
稿の複写に移行するタイミングで代替複写への導入が促
されるので、例えば1枚の原稿に対して複数枚の複写を
実施している際に途中から代替複写に切り換わるような
ことがなく、同一原稿に対して利用者が当初所望した複
写条件で作成した複写物と代替複写で作成した複写物と
が混在するようなことがない。
【0220】本発明の請求項10に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項8に記載の構成において、上
記残金管理手段は、検出に用いる上記所定金額を、現在
の利用者が預け入れ金を投入後に行った1枚の原稿に対
する複写料金のうちの最高額に所定の原稿枚数を乗じた
金額とする構成である。
【0221】同一原稿に対して利用者が当初所望した複
写条件で作成した複写物と代替複写で作成した複写物と
が混在する可能性をより小さくできて、利用者に対する
サービス性がより向上する。
【0222】本発明の請求項11に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項8に記載の構成において、上
記残金管理手段は、検出に用いる上記所定金額を、現在
の利用者が預け入れ金を投入後に行った1枚の原稿に対
する複写条件のうちの最も使用頻度の高い複写条件にお
ける料金に所定の原稿枚数を乗じた金額とする構成であ
る。
【0223】利用者が当初に所望した複写条件の複写物
の生成を優先しつつ、同一原稿に対して利用者が当初所
望した複写条件で作成した複写物と代替複写で作成した
複写物とが混在する可能性を小さくできる。
【0224】本発明の請求項12に記載の画像形成装置
は、以上のように、請求項1に記載の構成において、上
記代替複写導入手段は、上記した他の複写条件の報知並
びに変更を促す動作を、上記残金管理手段にて残金が所
定金額以下になったことが検出されると共に、かつ、現
在実施している同一原稿に対する複写が完了した後に行
う構成である。
【0225】同一原稿に対して複数枚のコピーを行って
いる場合、その途中で代替複写を利用者に促すと、同一
原稿に対して利用者が所望した条件のコピーと代替複写
とが混在してしまう虞れがあるが、これにより、このよ
うな不具合を確実に回避できる。その結果、請求項1に
記載の効果に加えて、利便性のさらなる向上が図れると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の一形態のデジタル複写機に
おいて、残金が所定金額以下となるとカラーLCDに表
示される倹約コピー導入画面を示す説明図である。
【図2】上記デジタル複写機の構造を示す正面断面図で
ある。
【図3】上記デジタル複写機における画像処理部の構成
を示すブロック図である。
【図4】上記デジタル複写機における制御系の構成を示
すブロック図である。
【図5】上記デジタル複写機に備えられた操作パネルの
構成を示す平面図である。
【図6】上記デジタル複写機のカラーLCDに待機時に
表示される待機時画面を示す説明図である。
【図7】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示され
る警告画面を示す説明図である。
【図8】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示され
る条件設定画面であって、かつそのデフォルト画面を示
す説明図である。
【図9】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示され
る用紙の種類とサイズの選択画面を示す説明図である。
【図10】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示さ
れる用紙の種類とサイズの選択画面を示す説明図であ
る。
【図11】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示さ
れる用紙の種類とサイズの条件を変更した後の条件設定
画面を示す説明図である。
【図12】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示さ
れるカラーモード選択画面を示す説明図である。
【図13】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示さ
れるカラーモード選択画面を示す説明図である。
【図14】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示さ
れるカラーモード条件を変更した後の条件設定画面を示
す説明図である。
【図15】上記デジタル複写機のカラーLCDにコピー
終了時に表示される終了画面を示す説明図である。
【図16】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示さ
れる、倹約コピーとしてN IN 1モードを選択した場合
の画面を示す説明図である。
【図17】上記デジタル複写機のカラーLCDに表示さ
れる、倹約コピー設定後の画面を示す説明図である。
【図18】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主に待機時からデフォルトの条
件設定画面を表示するまでの制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図19】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主にコイン返却が指示され場合
の制御手順を示すフローチャートである。
【図20】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主にスタートキーが操作される
までの制御手順を示すフローチャートである。
【図21】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主にコピー条件変更時の制御手
順を示すフローチャートである。
【図22】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主にコピー動作を開始後の制御
手順を示すフローチャートである。
【図23】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主に用紙切れを検出したときの
制御手順を示すフローチャートである。
【図24】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主に残金が所定金額以下となっ
たことを検出し、倹約コピー設定時の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図25】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主にコピー動作を開始後の別の
制御手順を示すフローチャートである。
【図26】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主に倹約コピー導入画面への移
行金額を算出する制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図27】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主に倹約コピー導入画面への移
行金額を算出する別の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図28】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主に倹約コピー導入画面への移
行金額を算出する更に別の制御手順を示すフローチャー
トである。
【図29】上記デジタル複写機における制御手順を示す
フローチャートであり、主にコピー動作を開始後のさら
に別の制御手順を示すフローチャートである。
【図30】N IN 1コピーを行う原稿の説明図である。
【図31】(a)は絵原稿の2 IN 1モードでのコピー
の説明図であり、(b)は文字原稿の2 IN 1モードで
のコピーの説明図である。
【図32】(a)(b)は、同一の文字原稿に対するコピ
ー枚数が異なる場合のN IN 1モードでのコピーの説明
図である。
【図33】(a)(b)は、原稿が頁順のある文字原稿で
あって、かつ同一原稿に対して複数枚のコピーを行うN
IN 1モードでのコピーの説明図である。
【図34】(a)(b)は、原稿が頁順のある文字原稿で
あって、かつ同一原稿に対して1枚のコピーを行うN I
N 1モードでのコピーの説明図である。
【図35】(a)(b)は、絵原稿と文字原稿を同一用紙
内に混在させたときのN IN 1モードでのコピーの説明
図である。
【図36】(a)は原稿、(b)は該原稿の画像縮小モ
ードキーでのコピーの説明図である。
【図37】(a)は原稿、(b)は該原稿の画像・用紙
縮小モードキーでのコピーの説明図である。
【図38】本発明に係る他の実施の形態のデジタル複写
機に備えられた操作パネルの構成を示す平面図である。
【図39】本発明に係る他の実施の形態のデジタル複写
機のカラーLCDに表示される条件設定画面であって、
かつそのデフォルト画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機(画像形成装置) 3 コインベンダー(残金管理手段) 5 操作パネル(倹約複写導入手段) 5’操作パネル(倹約複写導入手段) 6 タッチパネル式液晶表示装置(倹約複写導入手段) 44 中央処理装置(残金管理手段,倹約複写導入手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 卓 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 加藤 慎司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 五味 賢一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 片本 浩司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 EH10 EJ06 FA01 FA30 FB12 FB14 FD01 GA30 GB16 GB19 2H030 AD06 AD16

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】預かり金の範囲内で、複写に対して複写条
    件に応じた複写料金を課金していき、預かり金の不足で
    複写を禁止する画像形成装置において、 複写中の預かり金の残金を管理し、該残金が所定金額以
    下になったことを検出する残金管理手段と、 上記残金管理手段にて残金が所定金額以下になったこと
    が検出されると、現在設定されている複写条件よりもよ
    り複写の継続が可能な他の複写条件を報知すると共に、
    報知した他の複写条件への変更を利用者に促す代替複写
    導入手段とを備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】上記代替複写導入手段が報知する他の複写
    条件が、複数枚分の原稿画像を1枚の用紙に集約して複
    写するマルチインワン複写であり、かつ、マルチインワ
    ン複写が現在設定されている場合は、現在設定されてい
    る枚数よりも多くの枚数の原稿画像を集約することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記代替複写導入手段が報知する他の複写
    条件が、複写倍率を現在設定されている倍率より小さく
    する複写であることを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】縮小率に予め下限値が設定されており、過
    剰な縮小を回避するようになっていることを特徴とする
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記縮小率の下限値は、文字原稿に比して
    絵原稿の方が小さいことを特徴とする請求項4に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記代替複写導入手段が報知する他の複写
    条件が、用紙の大きさを現在設定されているサイズより
    小さくする複写であることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記代替複写導入手段が報知する他の複写
    条件が、現在設定されているカラーモードよりも、作像
    原色のより少ないカラーモードでの複写であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記残金管理手段は、検出に用いる上記所
    定金額を、現在の利用者の複写開始以降の複写条件によ
    って決定するようになっていることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記残金管理手段は、検出に用いる上記所
    定金額を、現在実行中の複写条件での原稿1枚に対する
    複写料金を算出して、所定の原稿枚数を乗じた金額とす
    ることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】上記残金管理手段は、検出に用いる上記
    所定金額を、現在の利用者が預け入れ金を投入後に行っ
    た1枚の原稿に対する複写料金のうちの最高額に所定の
    原稿枚数を乗じた金額とすることを特徴とする請求項8
    に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】上記残金管理手段は、検出に用いる上記
    所定金額を、現在の利用者が預け入れ金を投入後に行っ
    た1枚の原稿に対する複写条件のうちの最も使用頻度の
    高い複写条件における料金に所定の原稿枚数を乗じた金
    額とすることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】上記代替複写導入手段は、上記した他の
    複写条件の報知並びに変更を促す動作を、上記残金管理
    手段にて残金が所定金額以下になったことが検出される
    と共に、かつ、現在実施している同一原稿に対する複写
    が完了した後に行うことを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
JP10847699A 1999-04-15 1999-04-15 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3526234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10847699A JP3526234B2 (ja) 1999-04-15 1999-04-15 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10847699A JP3526234B2 (ja) 1999-04-15 1999-04-15 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000298418A true JP2000298418A (ja) 2000-10-24
JP3526234B2 JP3526234B2 (ja) 2004-05-10

Family

ID=14485731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10847699A Expired - Fee Related JP3526234B2 (ja) 1999-04-15 1999-04-15 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3526234B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044909A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Kyocera Mita Corp 画像形成装置,画像形成システムおよび画像形成方法
US7839519B2 (en) 2003-07-31 2010-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Imaging device
US7978348B2 (en) 2003-07-28 2011-07-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Imaging device
JP2012037987A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Sharp Corp 印刷装置
JP2012081620A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体
JP2015121927A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム
JP2015220728A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 株式会社リコー 処理機能提案装置、画像処理装置、処理機能提案方法及び画像処理方法
JP2018120294A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、入力パターン確認方法、およびコンピュータプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7978348B2 (en) 2003-07-28 2011-07-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Imaging device
US7839519B2 (en) 2003-07-31 2010-11-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Imaging device
JP2007044909A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Kyocera Mita Corp 画像形成装置,画像形成システムおよび画像形成方法
JP2012037987A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Sharp Corp 印刷装置
JP2012081620A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体
JP2015121927A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム
JP2015220728A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 株式会社リコー 処理機能提案装置、画像処理装置、処理機能提案方法及び画像処理方法
JP2018120294A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、入力パターン確認方法、およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3526234B2 (ja) 2004-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3380831B2 (ja) 画像形成装置
JP3571217B2 (ja) 画像処理装置
JP4510056B2 (ja) 画像形成装置及びコンピュータプログラム
JP3526234B2 (ja) 画像形成装置
JP2008064893A (ja) 画像形成装置
JP2000305430A (ja) 画像処理装置
JP2000310922A (ja) 画像形成装置
JP2002225389A (ja) 画像形成装置の表示装置
JP3734675B2 (ja) 画像形成装置およびその画像処理方法
JP4141130B2 (ja) 画像形成装置
JP4353107B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2005055483A (ja) 画像形成装置
JP3592067B2 (ja) 画像形成装置
JP3357549B2 (ja) 画像形成装置
JP3386981B2 (ja) 画像形成装置
JP2966222B2 (ja) デジタルカラー画像形成装置
JP3595899B2 (ja) 画像処理装置
JP2006039467A (ja) 複写機、画像形成装置
JP3738346B2 (ja) 画像形成装置および画像出力特性設定方法
JP3363356B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3472457B2 (ja) 画像形成装置
JP4011672B2 (ja) 画像処理装置
JPH11190920A (ja) 画像形成装置
JPH11291559A (ja) 画像形成装置
JP2004145121A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040212

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees