JP3380831B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3380831B2
JP3380831B2 JP05115196A JP5115196A JP3380831B2 JP 3380831 B2 JP3380831 B2 JP 3380831B2 JP 05115196 A JP05115196 A JP 05115196A JP 5115196 A JP5115196 A JP 5115196A JP 3380831 B2 JP3380831 B2 JP 3380831B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40062Discrimination between different image types, e.g. two-tone, continuous tone

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写機
等のデジタル画像を記録するための装置において、入力
された画像データを記録紙上で再生し出力する前に、複
数の画像データ群の中から特徴のある画像データを抽出
して、事前に出力装置より出力さ、画像形成のための条
件設定を簡単にさせる機能を有する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】所望の画像を記録紙に再生(形成)する
画像形成装置としては、半導体レーザを画像データに応
じてON/OFF駆動制御し、記録媒体である感光体上
にレーザ光を照射し、画像データに応じた静電潜像を感
光体表面に形成した後、該静電潜像を可視像化するため
に、着色剤であるトナーを用いて現像し、該現像した像
を適宜搬送されてくる記録紙に転写し、該記録紙上に画
像を形成して装置外部に出力するようにしたものであ
る。
【0003】上記画像データを得るためには、複写原稿
をスキャナで読取る方法、またパーソナルコンピューク
等にて必要な図形や文字等を作成する方法等がある。こ
のパーソナルコンピュータからの画像データをハードコ
ピーとして出力するための装置がプリンタであり、上記
スキャナを一体的に備え、そのスキャナより取り込まれ
る画像データを、記録紙上に再生し出力するものが複写
機としてよく知られている。
【0004】そこで、従来の入力された画像データを、
記録紙上に再生しハードコピーとして出力するための画
像形成装置において、該画像形成装置で出力される状態
を事前に確認するために、試しコピーを行うようにして
いる。例えば、特開平6−95463号公報には、出力
する画像を試しコピーするために、出力する記録紙のサ
イズより小さいサイズの記録紙に画像形成を行い出力す
るようにしている。このようにすることで記録紙の浪費
を避けると同時に、出力された画像を見ながら、実際の
画像形成のための調整、例えばカラー画像の色の調整
や、画像濃度等の画像形成を行わせるための条件設定
(調整)等を行い、ユーザ好みの画像を出力させるよう
にしてる。
【0005】この場合、試しコピーを行った場合には、
設定されたコピー枚数の制御を禁止するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置においては、試しコピーを行う場合には、
通常では1枚目に対応する画像データに応じた画像を形
成しを出力するようにしている。
【0007】そのため、出力された記録紙上に形成され
た画像を目視し、画像濃度や色調整を行うための条件を
設定するための操作を行うことになる。特に原稿の画像
が特徴的、例えば濃度調整を行う時に、濃度が明確にな
る画像を含むものでない場合には、単に試しコピーを目
視しても形成画像全体での最適な調整ができなくなるば
かりか、その設定操作が非常に面倒で、熟練が必要とな
る。これは、複数の原稿のなかで、単に先頭の原稿の試
しコピーを行うためである。
【0008】従って、画像形成装置においては、ユーザ
サイドが希望する条件での試しコピーを行うことができ
ず、単に原稿を特定することなく記録紙上に出力するだ
けであるため、なおさら面倒な操作が強要される。これ
により、条件設定を行うための操作に時間がかかり、よ
ってハードコピーを得る時間も長くなるだけでなく、無
駄な試しコピーの枚数が多くなる。
【0009】また、画像形成を行う情報が1枚だけでな
く、複数枚存在する場合には、最初の1枚のみ試しコピ
ーが行われるため、各ハードコピーの濃度調整等のユー
ザにとって好ましくない状態で出力されることにもな
る。
【0010】本発明は、上述の問題点を解消するための
もので、試しコピーを見て、画像調整を簡単に操作でき
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による上述の目的
を達成するためにの画像形成装置は、画像データを入力
する画像入力手段と、該画像入力手段からの入力画像デ
ータ毎に逐次記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶さ
れた入力画像データ毎にその画像の特徴を抽出するため
の特徴抽出手段と、抽出された画像の特徴に基づいて出
力する画像を確定する出力画像確定手段と、該出力画像
定手段にて確定された画像を記録紙に形成する画像出力
手段と、を備えたことを特徴とする。特に上述の各構成
要素は、ユーザつまりオペレータが画像形成のための条
件設定、例えば濃度調整等を行うために、事前にその濃
度調整に適した特徴のある画像を抽出し、抽出した特徴
画像のなかから特に特徴のある画像を出力させるように
したものである。
【0012】この構成によれば、複数の画像データにお
いて特徴となる画像が特定され、これが例えば1枚の記
録紙上に形成され出力される。この出力された形成画像
を見て、オペレータは画像濃度等を好みに応じた条件に
設定することができる。このように形成された画像デー
タ全体の中から特に特徴となる画像を事前に出力させる
ようにすることで、その形成された画像を目視すること
で、オペレータが所望する画像を得るための操作が簡単
になる。
【0013】そこで、上記特徴抽出手段としては、画像
データ毎のヒストグラムデータを作成し、該ヒストグラ
ムデータから画像データ毎の特徴を抽出することができ
る。つまり、ヒストグラムデータにおいては画像の濃度
別における分布状態を確認できるため、画像の特徴を簡
単に抽出できる。
【0014】そして、出力画像確定手段は、特徴抽出手
段にて抽出された画像の特徴のなかから濃度差の大き
い、薄い像と濃い像を有する画像、あるいは濃度が広範
囲において分布する像を有する画像、もしくは模様の変
化のある像を有する画像をヒストグラムデータより確定
するようにすれば、濃度変化の大きい画像を簡単に特定
できる。そのため、濃度変化の多き画像を目視すること
で例えば濃度調整において、画像が濃いか薄いかを容易
に認識でき、そのために所望の画像を得るための条件設
定を簡単に行える。
【0015】また、本発明の目的を達成するための画像
形成装置は、原稿画像を読取り、画像データを取り込む
画像読取手段と、該画像読取手段にて読取られた画像デ
ータを原稿毎に記憶する記憶部と、画像の形成条件を設
定するための操作部と、該操作部にて設定された画像形
成条件に従って上記記憶部に記憶された画像データを順
次読出し記録紙上に画像を形成する画像形成手段と、を
備えた画像形成装置において、上記読取手段にて読取ら
れた画像データ毎に、画像の特徴を有する領域を特定
するために、各画像データ毎に画像領域を分離し、分離
された各画像領域毎にヒストグラムデータを作成する
像領域分離手段と、上記画像領域分離手段にて分離され
各画像領域毎のヒストグラムデータに基づき特徴を有
する画像領域を確定する出力画像確定手段と、上記記憶
部に記憶された全ての読取られた画像データを画像処理
し記録紙上に画像形成する前に、上記出力画像確定手段
にて確定された画像領域を上記記憶部より読出し、記録
紙上に試し画像を形成し出力する画像出力手段と、を備
えたこを特徴とする。
【0016】ここで、画像領域分離手段とは、画像デー
タ毎に例えば文字画像や階調性のある写真画像等を分離
するものであって、この分離された画像領域におけるヒ
ストグラムデータを作成することで特徴の抽出を行って
いる。そのため、文字画像の特徴の抽出又は写真画像と
の特徴の抽出とを区別して行えるため、それらの分離画
像の特徴をそれぞれにおいて確定できる。
【0017】そのため出力画像確定手段は、画像領域分
離手段にて特定された画像の特徴のなかから濃度差の大
きい、薄い像と濃い像を有する画像、あるいは濃度が広
範囲において分布する像を有する画像、もしくは模様の
変化のある像を有する画像をヒストグラムデータより確
定することが簡単に行える。
【0018】しかも、上記出力画像確定手段において、
画像領域分離手段にて特定された特徴画像のなかから、
少なくとも2種類の特徴の異なる画像領域を確定し、画
像出力手段にて1枚の記録紙上に画像形成できる形態で
出力するようにすれば、例えば文字画像と写真画像との
特徴部分を1枚の記録紙に出力され、形成された画像濃
度の比較を行って、その濃度状態をより正確に、かつ容
易に認識できる。そのため、画像濃度の設定条件の操作
をより簡単に、かつ正確に行えることにもなる。
【0019】ここで、試しコピーのための画像を確定す
るためには、文字や写真等の画像形成のためのモードが
選択されておりれば、その選択されたモードに応じて画
像を特定して確定するようにしてもよい。つまり、その
モードに応じた画像を特定することで、その画像モード
に適した条件設定を容易に行える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形
態を示す制御フローチャートであり、図2は本発明にか
かる画像形成装置であるデジタル複写機の内部構造を示
す概略断面図、図3はデジタル複写機の画像処理部分の
回路構成を示すブロック図である。
【0021】まず、図2において、画像形成装置につい
て説明する。図に示すデジタル複写機1には、スキャナ
部2、レーザプリンタ部3及び多段給紙ユニット4を備
え、必要に応じて、装置外に排出される記録紙の後処
理、例えば記録紙の分配整合等を行うソーク5が備えら
れている。
【0022】上記スキャナ部2は、透明ガラスからなる
原稿載置台21、両面対応自動原稿送り装置(RDH)
22、及びスキャナユニット23等を備えて構成されて
いる。スキャナユニット23は、原稿の画像をデジタル
画像として読取るためのものであって、読取るための原
稿を照明する露光アセンブリ24、原稿からの反射光を
必要領域へと反射する複数のミラー25及び結像系レン
ズ26からなる光学系27、及び光学系27にて上記原
稿からの反射光が結像され光電変換するため読取素子で
あるCCD28とから構成されている。
【0023】RDH22は、複数の原稿を一度に複数枚
セットできる原稿載置部(図示せず)を備え、該原稿載
置部に載置された原稿を1枚ずつ原稿の画像を読取るた
めの位置へと搬送する。この時、必要に応じて搬送され
る原稿の表裏面が、読取位置へと搬送され、これらを順
次読取るとができる。読取位置は、上記原稿載置台21
と同一水平面上に設けられ、その位置に透明ガラス板が
配置されている。
【0024】上記露光アセンブリ24、光学系27及び
CCD28は、同一の支持部材29上に支持されてお
り、該支持部材29は、原稿載置台21下面を平行に決
められた速度で走行駆動される。これにより、原稿載置
台21上に載置された原稿の画像がCCD28面に結像
され、画像が順次読取られる。また、支持部材29は、
RDH22の原稿読取位置へと移動し、その位置で静止
され、RDH22を介して搬送される原稿の画像を、上
記光学系27を介してCCD28上に結像するようにし
ており、このCCD28にて搬送される原稿の画像を順
次読取るようになっている。従って、原稿が原稿載置台
21に載置されるか、RDH22側に載置されるかによ
って、上記支持部材27は、原稿載置台21に沿って走
行制御されるか、RDH22側の原稿読取位置に移動さ
れて静止制御されるかが、選択される。
【0025】原稿の画像をCCD28で読みとった後の
読取画像データは、図3に示す画像処理装置において、
プリンタ部3にて記録紙上に画像を形成し出力される状
態に画像処理され、これが一旦記憶される。この画像処
理については後に詳細に説明する。
【0026】上記プリンタ部3は、上述した画像処理装
置にて処理された画像データを入力し、その画像データ
に応じて駆動制御されるレーザ書込みユニット31、該
レーザ書込みユニット31からのレーザ光が照射される
記録媒体として感光体32を有する画像形成プロセス部
33を主要素として備え、上記画像データを適宜搬送さ
れてくる記録紙にハードコピーとして記録するためのも
のである。特にレーザ書込みユニット31は、画像デー
タに応じたレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光
を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向され
たレーザ光が感光体32上で等角速度偏向されるように
補正するf−θレンズ等を備えて構成している。
【0027】また、画像形成プロセス部33は、周知の
電子写真方式によるもので、感光体32を均一に特定極
性に帯電させる帯電器、レーザ光の照射により形成され
た静電潜像を現像する現像器、現像された像を適宜搬送
されてくる記録紙に転写する転写器、転写後に感光体表
面に残留するトナーを除去するクリーニング器、及び感
光体32に残留する不要な電荷を除去し次の画像形成に
備える除電器等が、感光体32の周囲に対向して配置さ
れている。
【0028】さらに、プリンタ部3は、上記画像形成プ
ロセス部33の転写器と対向する転写位置へと記録紙を
送り込むための記録紙の搬送系34を備えている。この
搬送系34は、プリンタ部3の右側に突出状態で配置さ
れた手差し給紙台35を含み、該給紙台35上に載置さ
れた記録紙が給紙され、感光体32の回転と同期したタ
イミングで記録紙の搬送開始を制御してなるレジストロ
ーラ、転写後の記録紙上の未定着像を定着する定着部3
7、定着後の記録紙をプリンタ部3の外部に排出する経
路38と、再度画像形成プロセス部へと送り込むための
経路39とのいずれかの搬送経路へと切換る経路切換部
30を有している。
【0029】一方、プリンタ部3へと記録紙を送り込む
ための手差し給紙台35とは別に、自動的に選択された
サイズの記録紙を順次給紙するために設けられた多段給
紙ユニット4は、図において手前に引き出し可能に設け
られている第1の給紙部である第1給紙カセット41、
第2給紙の給紙部である第2給紙カセット42、第3給
紙部である第3給紙カセット43、及び選択により右端
に追加可能な第4の給紙部である給紙トレイ44を備え
ている。また、これらの各給紙部とは別に、プリンタ部
3にて一方の面に画像を形成してなる記録紙の他の面に
も画像を形成するために中間トレイ46が設けられてい
る。
【0030】さらに、多段給紙ユニット4には、上記第
1、第2、第3給紙カセット41、42、43及び第4
給紙部の給紙トレイ44から選択的に給紙される記録紙
を、プリンタ部3の搬送系34へと送り込むための合流
搬送路46、中間トレイ45に収納された画像形成済み
の記録紙を上記搬送系34へと送り込む搬送路47、お
よびプリンタ部3から送られてくる画像形成済みの記録
紙を中間トレイ45へと収納させるために案内するため
の両面搬送路48が設けられている。
【0031】上記合流搬送路46、送り込み搬送路4
7、両面搬送路48は、プリンタ部3に設けられている
搬送系34との間で受け渡しが可能なように、両搬送路
間を連通するように形成されている。なお、両面搬送路
48においては、説明を省いたが、記録紙の両面に画像
を形成させる場合には、そのまま中間トレイ45へと案
内して収納させる一方、同一面に再度画像を形成する場
合には、中間トレイ45を経由させずに、そのまま搬送
路47ヘと記録紙を案内する。そのため、中間トレイ4
5へと案内された記録紙は、その送り方向が中間トレイ
45の位置で反転され、搬送路47ヘと送り込まれるこ
とで画像形成面が反転した状態でレジストローラ36ヘ
と搬送される。また、両面搬送路48から搬送路47へ
と直接送り込まれた場合には、その画像形成面が再度画
像形成プロセス部33における転写部と対向するように
して搬送される。
【0032】さらに、ソータ5は、プリンタ部3より排
出されてくる記録紙を受け、多段のビン51ヘと記録紙
を分配して排出するものであって、同一ビンでのべージ
数を揃えるノートモード、又は同一原稿に対する複数部
の記録紙を同一ビンに揃えて収納させるスタックモード
に選択的に切り替えられて利用される。
【0033】以上のようにデジタル複写機1が構成され
ており、複写を行いたい原稿を、原稿載置台21又はR
DH22の載置部に載置すれば、それに応じた画像読取
りを行うために、スキャナ部2が動作を開始し、その原
稿の画像がCCD28を介して読取られる。この読取ら
れた画像は、図3に示した画像処理装置を経由して画像
処理された後、記録画像データとしてプリンタ部3に送
られ、レーザ書込みユニット31を経由して感光体32
上にレーザ光として照射される。
【0034】上記レーザ光の照射により、感光体32表
面には上記記録画像データに応した静電潜像が形成さ
れ、現像器を介してトナーにて可視像化され、多段給紙
ユニット4又は手差し給紙部35にて送られてくる記録
紙の一方の面に転写器の作用による静電的に転写され
る。転写さらたトナー像が転写された記録紙は、画像形
成プロセス部33より分離、特に感光体32表面より分
離され、搬送系34に沿って定着部37へと送られるこ
とで、その記録紙上の未定着のトナー像が、例えば加熱
定着された後、プリンタ部3の外部へと排出されてハー
ドコピーとして出力される。
【0035】あるいは、同一面への画像形成、又は反対
面への画像形成を行うために、切換部材30の位置に応
じて選択的に切り換えられて排出又は中間トレイ45側
等へと搬送され、再度画像形成プコセス部33へと送り
込まれ、画像形成後にハードコピーとしてプリンタ部3
より出力される。
【0036】次に、図2にて説明したデジタル複写機1
に含まれる画像処理装置の構成及びその機能については
図3のブロック図を参照して説明する。
【0037】このデジタル複写機に含まれる画像処理装
置は、図2におけるCCD28からの読取情報を入力す
る画像データ入力部70、入力部の画像データを画像処
理する画像処理部71、画像処理されたデータをプリン
タ部8ヘと出力するための記録画像データ出力部72、
入力された読取画像データ及び出力するための記録画像
データを適宜記憶するRAM等含む記憶部73、及び上
述した画像データの入出力部70、72、画像処理部7
1及び記憶部73を制御する中央処理演算装置(CP
U)74とを備えている。
【0038】上記画像データ入力部70は、図2に示し
たCCD28上に結像された画像の光電変換されたアナ
ログ信号を入力し、該アナログ量を2値データとしたデ
ジタル量に変換するためのもので、誤差拡散等の処理を
行い、上記記憶部73に記憶させるように構成されてい
る。
【0039】すなわち、画像データ入力部70を構成す
るCCD部70aでは、読取画像データの各画素濃度に
応じたアナログ電位信号がデジタル量にA/D変換され
た後、周知のMTF補正、白黒補正又はガンマ補正が行
われ、256階調(8ビット)のデジタル信号として次
のヒストグラム処理部70bへと送られる。そして、こ
のヒストグラム処理部70bでは、CCD部70aから
出力されたデジタル信号が256階調の画素濃度別に加
算された濃度情報(ヒストグラムデータ)が得られると
共に、必要に応じて得られたヒストグラムデータはCP
U74へと送られ、又は画像データとして誤差拡散処理
部7OCヘと送られる。そして、この誤差拡散処理部7
0Cでは、擬似中間調処理の一種である誤差拡散法、即
ち、2値化の誤差を隣接する画素の2値化判定に反映さ
せる方法により、CCD部70aから出力された8ビッ
ト/画素のデジタル言号が1ビット(2値)に変換さ
れ、原稿における局所領域濃度を忠実に再現するための
再分配演算が行われる。
【0040】上記、ヒストグラム処理部70bは、本発
明における画像の特徴を抽出するために用いられ特徴抽
出手段であって、このヒストグラム処理部70bにて作
成されたヒストグラムデータは上述したCPU74に送
られ、必要に応じて記憶部73に記憶され、CPU74
にて特徴画像を試しコピーとして出力する画像の確定を
行う基になる。この説明は後に詳細に説明する。
【0041】また、画像処理部71は、画像データ入力
部70を経由し、記憶部73に一時的に記憶された読取
(入力)画像データを、ユーザが希望する記録画像デー
タに最終的に変換する処理部であり、記憶部73に最終
的に変換された出力画像データとして記憶されるまでこ
の処理部にて処理するように構成されている。この画像
処理部71は、多値化処理部71a及び71b、合成処
理部71c、濃度変換処理部71d、倍率処理部71
e、画像プロセス部71f、誤差拡散処理部71g、及
び圧縮処理部71hを含んでいる。この画像処理部71
に含まれている上述した各種処理部は必要に応じて機能
するものてあって、機能しない場合もある。
【0042】即ち、多値化処理部71a及び71bは、
画像データ入力部70の誤差拡散処理部70cにて2値
化されたデータを再度256階調に変換する。この多値
化処理部71a及び71bにて変換されたデータは、そ
れれを1つの画像データに合成するために次段の合成処
理部71cに送られる。そこで、合成処理部71cで
は、画素毎の論理演算、即ち論理和、論理積又は排他的
論理和の演算が選択的に行われる。この演算の対象とな
るデータは、記憶部73に記憶されている入力画像デー
タ及びパターンジェネレータ(PG)からのビットデー
タである。
【0043】上記濃度変換処理部71dでは、256階
調のデジタル信号に対して、所定の階調変換テーブルに
基づいて、入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設
定される。例えばオペレータにて任意に画像濃度を所望
の条件に設定されることで、設定された濃度に応じた上
記変換テーブルによる画像濃度処理が行われることにな
る。
【0044】この濃度変換処理部71dと同様に、変倍
処理部71eでは、オペレータが任意に設定してなる倍
率条件に応じて処理されるもので、入力される既知の画
像データにより補完処理や削除等を行うなどして、変倍
後の対象画素に対する画素データ(濃度値)が求めら
れ、先に副走査方向が変倍され、その後に主走査方向が
変倍処理される。
【0045】画像プロセス部71fでは、入力された画
像データに対して様々な画像処理が行われ、また特徴抽
出等のデータ列に対する情報収集が行われる。
【0046】また、誤差拡散処理部71gでは、画像デ
ーク入カ部70の誤差拡散処理部70cと同様の処理が
行われる。つまり、画像処理を行った後の誤差拡散を行
うことになる。
【0047】さらに、圧縮処理部71hでは、処理デー
タをそのまま記憶部73に記憶させた場合には、記憶部
73の記憶容量が増大する。これを防止するために、ラ
ンレングスといった周知の符号化により2値データが圧
縮される。この処理画像データの圧縮に関しては、最終
的な出力画像情報が完成した時点で、最後の処理ループ
において圧縮が機能する。
【0048】最後に、画像データ出力部72は、復元部
72a、多値化処理部72b、誤差拡散処理部72c、
及びレーザ出力部72dを含んで構成されている。この
画像データ出力部72は、先に説明したように圧縮状態
で記憶されている記憶部73の記憶画像データを復元
し、元の256階調に再度変換し、2値データにより滑
らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行い、
レーザ出力部72dへデータを転送するように構成され
ている。
【0049】即ち、復元部72aでは、画像処理部71
の圧縮処理部71hにて印縮された画像データが、元の
圧縮される前のデータに復元される。また、多値化処理
部72bでは、画像処理部71の多値化処理部71a及
び71bと同様の処理が行われ、また誤差拡散処理部7
2cでは、画像データ入力部70の誤差拡散処理部70
cと同様な処理が行われる。
【0050】そして、レーザ出力部72bでは、図に示
していないシーケンスコントコーラからの制御信号に基
づいて、デジタル画素データとして、半導体レーザのオ
ン又はオフ信号に変換される。つまり、図2に示すレー
ザ書込みユニット31の半導体レーザを駆動する信号と
してプリンタ部3へと画像情報として転送さられことに
なる。
【0051】また、本発明における画像形成のための条
件設定を行うための操作パネルについては、図4にその
一例を示す。この操作パネルにおいては、プリンタ部3
における画像形成のためのプロセスコントロール部(図
示せず)に接続されており、該プロセスコントロール部
は、図3に示すCPU74と接続されている。つまり、
操作パネル101にて画像形成を行うために設定される
条件においては、特に濃度や倍率等の設定操作される条
件がCPU74側へと送られる。これにより、画像処理
部71にて濃度処理や倍率処理が行われることになる。
【0052】図4において、操作パネルを簡単に説明す
れば、操作内容やその他の内容を等を逐次表示する表示
部102、倍率を設定する倍率設定キー103及び10
4、複写機の操作状態等を必要に応じて案内(ガイド)
する操作ガイドキー105、複写設定枚数を表示する設
定枚数表示部106、複写完了枚数を表示する複写完了
表示部107、複写枚数等を設定するためのテンキー1
08、設定した複写枚数をクリアするクリアキー10
9、及び複写動作を開始させるための複写スタートキー
(スタートスイッチ)110を備えている。さらに操作
パネル101上には、ソータ51での処理、例えばスタ
ック又は分配排出等を支持するソータ機能設定部11
1、両面又は片面複写モード、その他の複写モード、例
えば写真原稿の複写を行う写真モードや、文字原稿の複
写を行う文字モードの選択ための複写モード設定部11
2、そして本発明にかかる試しコピー等を行わせるため
の機能や画像のセンタリングやトリミング等の機能を設
定するための機能設定部113等が設けられている。そ
して、本発明にかかる画像濃度を調整するための濃度設
定キー114が設けられている。
【0053】この操作パネル101上のキーを適宜操作
することで、オペレータが望む複写を行える。そこで、
機能設定部113を操作することで、図3に示すCPU
74に、その設定機能が送られる。また、複写モードの
設定においても、特に写真や文字等のモード設定におい
て、そのモード状態が送られる。この場合、CPU74
側で、写真モード又は文字モードに応じ、さらに濃度条
件や倍率条件に等に応答して、画像処理部71での画像
処理を実行させることになる。さらに、機能設定部11
3における試しコピー機能が設定されれば、CPU74
は読取られた原稿の画像の特徴抽出、抽出した特徴画像
の中から条件設定のための強調される画像の確定等を実
行し、確定した画像データを画像データ出力部72を介
して試しコピーとして出力させる。
【0054】(第1の実施形態)以下に、図1を参照
に、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
つまり、デジタル複写機1において、複写原稿の画像を
読取り、この読取画像データをユーザが設定する画像形
成条件に応じた画像処理を行い画像形成を行う前の段階
として、上記画像設定条件をオペレータが簡単に行える
ための画像を特定し出力するものである。即ち、オペレ
ータは図4に示した操作パネル101上の各種キーを操
作し、例えば濃度設定を最適に行うために試しコピーを
出力させる機能を機能設定部113にて設定する。
【0055】該機能設定部113にて上記試しコピー機
能が設定されておれば、デジタル複写機1側では試しコ
ピーのための画像を確定するために、まず複写原稿の画
像を読取り、この読取った画像データに基づいてハード
コピーとして出力する前に、オペレータに対して今設定
された条件での試しコピーを出力するように動作を介し
する。
【0056】まず、スキャナ部2にて複写原稿の画像を
順次読取り(ステップS1)、これを図3に示すような
画像処理を行った状態で記憶部73に記憶させておく。
この記憶は、1枚の原稿毎に画像データとして記憶部7
3に順次記憶されていく。そして、この読取画像のデー
タに基づいて、図3に示すように画像データ入力部70
におけるヒストグラム処理部70bにて原稿1枚毎のヒ
ストグラムデータを作成(ステップS2)し、これをC
PU74を経由して記憶部73に記憶(ステップS3)
させておく。これは、画像データと共に記憶される。
【0057】以下同様にして、読み取るための原稿が複
数ある場合には、上述した動作を繰り返し行い、最終原
稿の画像の読取を完了(ステップS4)すると、先に読
取画像のデータと共に記憶されたヒストグラムデータに
基づいて、特徴画像の確定を行う(ステップS5)。つ
まり、複数の原稿のなかから画像の特徴をステップS2
にて抽出するために読取画像データに基づいて上述した
ヒストグラムデータを各原稿毎に作成し、記憶させてい
る。そして、特徴の抽出については、例えば文字原稿に
おいては、黒領域(文字部分)と白領域(背景部分)が
ほとんどであり、ヒストグラムデータとしては、黒と白
の各領域の画素が大半を占め、このようなデータにおい
ては文字原稿であるとして抽出できる。
【0058】上記ヒストグラムとは、原稿の画像の濃度
分布を示すものであって、原稿全体での画像濃度別の画
素数をカウントすることでヒストグラムデータが作成で
きる。この例としては、先に説明したように文字原稿等
において濃度の濃い領域と薄い、特に白色部(用紙その
ものの色、例えば白)である。そのため、濃度分布であ
るヒストグラムデータとしては、図1におけるF1にて
示す通りである。また、写真原稿等による階調原稿によ
れば、その画像濃度状態としては、広範囲に分布し、例
えばF2に示すようなヒストグラムデータが得られる。
このF2に示す階調原稿においては、広範囲に濃度がほ
ぼ均一に分布した状態を示すものとなる。
【0059】そこで、上述したように、原稿の画像の特
徴をヒストグラムデータとして抽出し、この抽出した特
徴において試しコピーとして出力する画像をステップS
5にて確定する。この確定する状態について説明すれ
ば、画像特徴と文字原稿や写真原稿等をより明確に表さ
れているヒストグラムデータを選択し、その原稿の画像
に確定する。例えば文字原稿のように黒と白とが明確な
状態である場合や、写真等による中間調により表現され
ている階調のある画像等を選択し、例えば1〜2枚程度
選択する。
【0060】ステップS5にて、画像に特徴がある原稿
が確定されれば、その原稿の読取画像データが、例えば
画像処理部72にて予め設定された条件に従って画像処
理され、出力画像データとして画像データ出力部72を
介して出力され、その画像がプロセス部33の動作によ
り試しコピーとして出力(ステップS6)される。この
場合、プロセス部33では、予めオペレータにて設定さ
れた条件に従った画像形成が行われる。例えば、濃度設
定された状態での画像処理が行われ、また設定された倍
率等に従った実際のハードコピーと変わりない試しコピ
ーが出力されることになる。
【0061】上記出力された試しコピーを目視し、オペ
レータは形成された画像濃度を参考にして、所望の濃度
を得られた場合には、設定れた条件が最適条件であると
して、ステップS1にて読取った原稿の画像をハードコ
ピーとして出力させるためいに、試しコピー機能を解除
し、コピースタートスイッチ110を操作し、1枚目の
原稿より画像形成動作を実施(ステップS8)させる。
この実施は、操作パネル101上のコピースタートスイ
ッチ110を操作することで行われる。
【0062】もし、最適条件でなければ、その出力され
た試しコピーの画像濃度を参考に、濃い場合には薄くす
るように操作パネル101上の濃度設定キー114を操
作して濃度条件の設定を変更する等をステップS9に行
う。これにより、ステップS6に戻り、変更された設定
条件にて確定された画像のデータが画像処理部71を介
して処理され、再度試しコピーを出力させる。この出力
された試しコピーにて最適状態であることを、オペレー
タが確認すれば、試しコピー機能を解除し、上述したよ
うにステップS8にて画像形成動作を開始させる。
【0063】なお、ステップS9において設定条件を変
更すれば、ステップS6による試しコピーを行うことな
く、再度ステップS1より上述した処理を繰り返すよう
にしてもよい。しかし、このうにすれば先の処理が無駄
になるため、ステップS6に戻り、変更した設定条件に
基づき試しコピーを出力するようにすればよい。この試
しコピーの再開は、試しコピー機能が設定されている状
態で、スタートスイッチ110を操作することで実行さ
せることができる。つまり、該機能が設定されておれ
ば、スタートスイッチ110は、読取画像全てをハード
コピーとして出力させる動作を行わないようにできる。
【0064】以上のようにして、正規の画像形成動作を
開始する前に、複数の原稿の中から特徴的な画像を確定
(抽出)し、その原稿の画像を設定された条件に従って
試しコピーとして出力する。そのため、複数の原稿の中
で特徴のある原稿によるハードコピーが出力されること
で、その形成画像を目視して条件設定が容易に行える。
例えば濃度状態を目視し、その濃度がオペレータが望む
ものであるか否かが容易に判別でき、望むものでなけれ
ば、条件設定の変更操作、例えば濃く又は薄く設定する
操作が容易に、かつ確実に行える。
【0065】次に、本発明におけるヒストグラムデータ
を基に、特徴のある画像を確定するステップS5の制御
について詳細に説明する。ヒストグラムデータとは、読
取った原稿の画像データにおいて、各階調(濃度)毎に
画素数をカウントして作成されたもので、例えば、文字
原稿であれば、白(背景領域)と黒(文字領域)とに区
別され、白と黒の画素数で区別される。
【0066】そこで、ヒストグラムデータが濃度差の大
きい像と、薄い像の両方をもった画像を有する原稿を確
定し、その原稿の画像を試しコピーとして出力させるこ
とで、オペレータの濃度調整を容易に行わせることがで
きる。例えばヒストグラムデータとしては、図2のF3
に示すように、濃度差が広範囲に渡って存在し、かつ濃
い像と、薄い像とが混在するような画像を有する原稿を
確定する。このF3に示すヒストグラムデータによれ
ば、黒と白との間の濃度差が非常に大きな像が存在し、
しかも中間調の像である濃い像と薄い像とが広範囲に渡
って存在した特徴のある画像といえる。従って、ヒスト
グラムデータとしてF3のような特徴のある画像が存在
するのを確認すれば、ステップS5にてそのヒストグラ
ムデータの画像に対応する原稿を確定する。
【0067】また、F3に示すようなヒストグラムデー
タが存在しない場合には、文字原稿等において特徴のあ
るヒストグラムデータを検索する。例えば、特徴を抽出
したヒストグラムデータに基づき、F4のように黒と白
が明確に表されており、その中で薄い像が存在するよう
なものをステップS5にて確定する。このヒストグラム
データにおいては、白と黒の濃度差が非常に明確であ
り、しかも文字部分においては濃い像であり、かつ薄い
像も存在している。このような画像を有する原稿を確定
し、試しコピーとして出力することで、オペレータによ
る濃度調整等を容易に行うことが可能になる。つまり、
濃度差が明確になっており、薄い像との比較において、
濃度差に応じてオペレータが望む濃度を得るための濃度
調整等が容易になる。特に文字モード等が設定されてお
れば、文字原稿を示すヒストグラムデータを特定すると
同時に、濃度調整を容易にするためにも、多数の文字原
稿の中からF4に示すようなヒストグラムデータ、つま
り薄い像が存在する画像を確定するようにすればよい。
【0068】一方、階調性を再現させるために写真モー
ドが選択された場合には、ヒストグラムデータの中か
ら、階調性に優れたものを確定する。この場合、先に説
明したように濃度差の大きい像が存在し、かつ広範囲に
おいて濃度変化がある像が存在する画像を確定する。確
定するヒストグラムデータとしてはF5に示すように、
濃い像(黒に近い部分の像)と薄い像(白に近い部分の
像)とが共に混在し、その間の中間調を示す像の濃度が
全体に均等に混在する像を有する画像であることは理解
できる。このような画像を有する原稿をステップS5で
確定し、その試しコピーを出力させることで、オペレー
タによる濃度差の認識をより確実に、かつ正確に行い、
濃度調整を容易にすることができる。中間調の像が全体
に均等に混在するとは、ヒストグラムデータにおいて白
から黒の広範囲の領域において全体に均一に存在するこ
とであって、ヒストグラムデータとしてはF5のような
特徴として抽出されることになる。
【0069】ここで、中間調であってもある特定の領域
に集まる場合には、その濃度差が不明となり、濃度調整
等が困難になるが、F3に示すように全域に分布する場
合での濃度差が極めて容易に認識できる。
【0070】また、特徴のある画像としては、文字原稿
や写真等に限らずに、模様の変化が明確になたものもあ
る。例えば、背景が白の用紙に、黒文字、青、赤などで
表現されるカレンダー等の原稿である。このような原稿
においては、ヒストグラムデータが領域毎に明確に表現
され、その特徴が明確となる。図2のF6にその一例を
示している。このヒストグラムデータによれば、白と黒
領域以外に、特定の領域部分が強調された状態で分布し
ている。このような原稿の画像を確定することで、その
出力画像を目視することで、オペレータは濃度設定を容
易に行えることにもなる。例えば、試しコピーにおい
て、中間部分の画像の濃度が薄いか濃いかにより、その
濃度設定を容易に行える。つまり、中間部分の画像をも
黒に近い濃度で再現したい時に、濃度調整を濃いように
設定すればよい。
【0071】以上説明したように、読取った複数の原稿
の中から、画像に特徴のある原稿を確定し、その原稿の
画像を試しコピーとして出力させるためには、原稿毎に
特徴が抽出されたヒストグラムデータを参考にして容易
に行える。また、この場合、特徴画像としては、文字原
稿による白と黒とが存在するものだけでなく、濃度差が
明確になる画像を含む、例えばF4のようなヒストグラ
ムデータを得た画像を確定する。また、模様の変化が明
確になったF6に示すような画像を確定することが良好
である。
【0072】ここで、文字原稿であれば、背景部(例え
ば白)と文字部(例えば黒)の分布するF1に示すよう
なヒストグラムデータが得られることになり、このよう
な画像を確定し、試しコピーとして出力すると中間調を
再現させたいような場合には、濃度調整を行うための参
考にはならない。また、中間調の画像のみが存在する場
合においては、特に全体の領域においてヒストグラムデ
ータが分布するような画像を特定するとよい。つまり、
中間調であっても特定領域のみ分布する場合には、出力
された画像濃度を他のものと区別することが困難であ
り、濃度の区別が容易に行える画像を有する原稿を確定
することが重要となる。このようなことから、ヒストグ
ラムデータにおいてF3〜F6に示す特徴のある画像を
確定し、試しコピーとして出力するようにする。
【0073】また、1枚の原稿で、上述のような特徴が
存在するものが十分でなければ、2枚の原稿を確定し、
それらを試しコピーとして出力するようにすればよい。
例えば、文字原稿と写真等の原稿が混在する場合には、
文字原稿と、中間調がなるべく広範囲に混在する画像を
有する原稿とを抽出し、これらの原稿の画像をそれぞれ
に試しコピーとして出力させる。これにより文字の濃い
領域と、写真等の中間調との濃度差を明確に認識できる
ため、濃度調整を容易に行える。中間調の画像を有する
原稿を確定する場合には、なるべく濃度差が明確なるよ
うに濃い像と、薄い像を有する原稿を選択するとよい。
例えばF4のうなヒストグラムデータによる画像を確定
するとよい。
【0074】(第2の実施形態)上述した第1の実施形
態によれば、原稿全域での画像の特徴をヒストグラムデ
ータとして抽出するようにしている。そのため、1枚の
原稿の中で文字や写真等の像が混在する画像の場合に
は、文字原稿に特徴があるのか、写真原稿に特徴あるの
かの確定が困難になることが考えられる。
【0075】そこで、この実施形態においては、1枚の
原稿において特に画像領域を分離することで、文字領域
か写真等の階調性のある像かを分離し、該分離した状態
における特徴として抽出するためにヒストグラムデータ
を作成し、このヒストグラムデータを参照し、試しコピ
ーを行うための画像を確定する。このようにすれば、画
像形成前の試しコピーの出力状態を参考に濃度調整を行
うことが簡単になる。つまり、画像分離を行うことな
く、1枚毎に原稿の画像の特徴をヒストグラムデータと
して抽出すると、文字又は写真の像に特徴があっても全
体でのヒストグラムデータに第1の実施形態において説
明したように特徴のある画像を確定することができなく
なる。
【0076】ここで、画像領域分離とは、図5に示すよ
うに、F11及びF12に示すように、文字領域と階調
性のある画像領域とを分離することであって、特に原稿
の中で文字領域と写真領域が混在するような場合には、
その領域を分離する。例えば読取画像データにおいて濃
い画像(例えば黒)と薄い画像(例えば白)との変化が
急激な場合には、文字原稿であることを認識でき、図6
のF11に示すように原稿の読取画像エリアにおいて急
激な濃度変化が存在すれば、文字原稿であると判定でき
る。また、写真等において、図5のF12に示すよう
に、濃度変化が急激でなく、なだらかに変化する場合で
あって、階調性のある画像であることが判定できる。
【0077】上述のことを踏まえて、図5に示す制御フ
ローチャートを参照に、本発明による第2の実施形態に
ついて説明する。この図5に示す制御フローチャート
は、図1における制御フローチャートと、ステップS1
2の部分が異なるだけで、その他のステップについては
全て同一であり、その説明は省略する。つまり、図1の
ステップS1及びS3〜S9は、図5のステップS11
及びS13〜S19と同一処理が実行される。
【0078】そこで、原稿の画像の試しコピーを行うモ
ードが設定、又は試しコピーを行う操作が行われれば、
原稿の画像読取動作が開始(ステップS11)され、読
取画像データと、該画像データに基づいて画像領域分離
を行い、分離された画像領域毎のヒストグラムデータが
作成され、これらが合わせて記憶部73に記憶(ステッ
プ12→S13)される。
【0079】上記ステップS12における画像領域分離
は、先に説明したように1枚の原稿の中に文字像と写真
像が混在しているような場合、その画像領域を分離す
る。文字か写真かの判定は、先に説明したように例えば
1ラインの読取画像データ中に濃度が急激に変化するよ
うであれば(F11)、文字として判定でき、画像濃度
の変化がなめられかであれば(F12)、写真であると
判定できる。このようにして、文字又は写真等の画像領
域分離が行われ、1枚原稿の中で分離される画像領域が
存在すれば、その分離された読取画像データにおけるヒ
ストグラムデータが作成されることになる。
【0080】つまり、原稿1枚毎にヒストグラムデータ
を作成すると、文字と写真が混在する場合、その特徴画
像を抽出することができない事態が生じる。これは、文
字領域における画像に特徴があっても、それが写真によ
る画像データにより打ち消され、全体のヒストグラムデ
ータとした時に、上記特徴部分の抽出がぼかされるか、
なくなるため、確定画像の対象から除外される。このよ
うなことを避けるためにも、文字領域と写真領域とを分
離し、分離した画像領域毎のヒストグラムデータを作成
する。但し、原稿の画像が文字又は写真等の分離できる
ものでなければ、個々の原稿について画像領域分離を行
うことなく、それぞれのヒストグラムデータが作成され
ることになる。
【0081】この画像領域の分離及び分離された各画像
領域毎のヒストグラムデータが作成されると、上述した
ように各原稿毎の読取画像データと共に、画像領域分離
及びヒストグラムデータが記憶され、これが複写原稿全
てにおいて実行されれば、ステップS14→S15へと
進み、試しコピーの出力画像が確定される。この確定に
おいては、第1の実施形態において説明したように、画
像領域分離されたヒストグラムデータの中から、濃度差
の大きな画像を選択(F13)する。また、文字原稿に
おいては、その領域における濃度差の大きなものを選択
(F12)する。あるいは、階調のある領域の画像を選
択(F13)する。この選択、つまり特徴画像の抽出
は、オペレータによる画像濃度の調整を簡単にするため
に、なるべく濃度差の区別が容易な画像を選択すること
であり、選択された画像の試しコピーが出力されること
でオペレータは、画像濃度の状況を容易に認識でき、所
望の画像濃度を容易に設定することができる。
【0082】一方、選択する画像の中で、一つの画像領
域において特徴が十分に表現できない場合には、複数、
例えばここでは文字及び階調性に優れた画像等を選択
し、その画像を部分的に抽出して1枚の記録紙に試しコ
ピーとして出力されるように画像の合成が行われる。つ
まり、F13とF14における特徴画像を確定し、その
画像を合成する。この時、画像領域分離されている場合
においては、それぞれの領域を異なる部分に合成する。
また、両方が1枚原稿の画像であれば、原稿の画像をそ
れぞれ2分し、1枚の記録紙に出力できるように合成す
ればよい。
【0083】上記画像の合成は、CPU74にて確定し
た画像の読取画像データを画像処理部71を介して合成
処理させ、画像処理した画像データを記憶部73に記憶
させておき、これを画像データ出力部72を介して出力
させる。この画像処理においては、当然設定された濃度
に応じた画像処理が行われる。
【0084】このようにして出力されることで、濃度差
の把握が2種の画像を目視し、オペレータにおいて容易
に行えるため、そのための操作パネル101上の画像濃
度調整を行う設定キー114による調整操作が容易に行
える。
【0085】ここで、図5において、特徴抽出された画
像の中から試しコピーの出力画像を確定する場合、ステ
ップS15にて1種類だけでなく、常に2種の異なった
画像を確定するようにしてもよい。そのため、図5の制
御フローチャートのステップS15においは、例えば文
字と写真像の異なる特徴画像に基づいて確定し、それを
同一記録紙に出力させることで、形成される画像濃度の
把握がより確実かつ容易に行える。そのため、出力画像
を確定するステップS15においては、1種類だけでな
く、少なくとも文字と写真の画像を確定するようにして
いる。
【0086】従って、常に2種の異なる特徴が1枚の記
録紙上に形成されることで、画像濃度の認識がより簡単
になる。つまり、文字による出力画像であれば、濃い領
域の濃度の認識は行えるものの、その中間の濃度領域に
ついての認識を行えず、これを階調性のある画像から容
易に認識できる。特に1枚の記録紙に出力することで、
その認識が容易に行える。
【0087】なお、1枚の原稿にて、2種の異なる特徴
画像が抽出されなければ、2枚の原稿の特徴画像を合成
して出力させることは勿論である。
【0088】(第3の実施形態)以上の実施形態によれ
ば、読取った画像データの中から、特徴のある画像をヒ
ストグラムデータとして抽出している。この場合、オペ
レータにおいて選択したモードに応じた特徴画像を抽出
するようにすれば、そのモードに応じて調整をより正確
かつ容易に行える。
【0089】図6のその制御フローチャートを示すもの
あって、図5とはステップS25の処理が異なるだけで
ある。その他のステップの処理は同一である。特にステ
ップS21〜S24及びステップS26〜S29につい
ては、図5のステップS11〜S14及びステップS1
6〜S19と同一であり、その説明は省く。
【0090】原稿画像の読取りが全て完了すれば、ステ
ップS25にて特徴の画像を確定し、確定した画像を記
録紙上に試しコピーとして出力(ステップS26)す
る。この特徴画像の確定においては、設定されるモード
に応じて特定する。
【0091】例えば、複写機1においては、オペレータ
が文字原稿や写真原稿に応じて画像形成を行うために適
正モード選択を行う。複写原稿において、文字原稿であ
れば、当然文字モードが選択され、階調のある写真画像
が含まれるのであれば、写真モードが選択される。特に
文字であれば、階調の問題がないため、文字領域が高濃
度で形成されればよく、所定量のトナーが付着するよう
に画像処理装置において画像処理される。つまり、読取
画像データとしては、濃度が濃い状態で読み取られ、そ
の読取画像データにおいて文字領域部分に固まってお
り、その周辺で僅かに点在する画像部分を消去するなど
した画像処理が行われる。また、写真モードにおいて
は、中間調をより良く再現するためにも中間調領域にお
いて急激な濃度変化が生じないように、かつ画像の区切
り領域においは、その境が明確になるような画像処理が
行われるなどする。
【0092】このうなモード選択に応じて、ステップS
25において、文字モードが選択されていると、画像領
域分離による文字領域を抽出すると同時に、この文字領
域の各ヒストグラムデータに基づいて、先に説明したよ
うに濃度差が大きく、また薄い領域の画像が存在する画
像を抽出する。例えばF21に示すように、文字画像に
よる濃度差の大きい、かつ薄い画像が存在する画像を確
定する。
【0093】また、写真モード(階調モード)が選択さ
れておれば、画像領域分離によりF22に示すように濃
度差が広範囲に渡って均等であるヒストグラムデータに
よる画像を確定する。
【0094】このステップS25にて確定したいずれか
の画像を記録紙に試しコピーとして出力(ステップS2
6)する。この出力された画像を目視し、オペレータが
所望の画像濃度を得るように濃度調整を行うことにな
る。このように、選択されたモードに応じた画像を抽出
することで、そのモードによる画像濃度の状況を的確に
試しコピーできるため、その出力画像そのものによる濃
度調整等のための設定操作を行えるため、選択モードに
おける画像の再現性をより忠実に行うことができ、その
操作が簡単になる。
【0095】以上第1乃至第3の実施形態において説明
したように、画像濃度の調整について例示した。この画
像濃度の調整に限ることなく、カラー画像の再現を行う
場合において、特徴画像を抽出することで、該抽出した
中から試しコピーのための画像を特定し、出力された試
しコピーを目視し、色調整を簡単に行える。例えば、カ
ラー原稿の画像を読取った時に、分解色毎のヒストグラ
ムデータや、色によるヒストグラムデータ等を作成して
特徴画像の抽出を行い、その原稿による分解色が最もよ
りよく強調されているような画像を確定し、これをハー
ドコピーとして出力する。このハードコピーを参照し
て、強調された色の濃度や色相等により、イエローやマ
ゼンタあるいはシアン等の濃度設定操作を簡単にするこ
とができる。
【0096】また、上述したように濃度差の大きい、濃
い像や薄い像が混在する画像を有する原稿を確定し、こ
れを試しコピーとして出力するようにしてもよい。また
濃度差が広範囲に分布され、かつその濃度差が大きい画
像の原稿を確定し、試しコピーとして出力するようにす
れば、色調整はもとより濃度調整をも簡単に行える。ま
た、上述したような両者を同時に試しコピーとして出力
するようにすればよい。
【0097】一方、本発明の実施形態においては、複写
機を例に説明したが、プリンタにおいても同様に実施で
きることは勿論である。つまり、パーソナルコンピュー
タやワードプロセッサ等にて作成された画像情報を画像
データとして取り込み、これをハードコピーとして出力
させるときの条件設定を行う場合において同様に実施で
きる。そのため、図2に示す複写機1においては、画像
入力手段が、スキャナ2であり、プリンタにおいてはパ
ーソナルコンピュータ等にて作成手段である。この画像
情報を画像データとしいて入力することで図3による画
像処理を行う時に、その画像データの特徴をヒストグラ
ムデータとして抽出等して行うことで、画像を確定で
き、試しコピーを事前に出力させることができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、記録紙に形成された画像を目視しながら、
オペレータが望む画像の条件設定の操作を簡単に行わせ
ることができる。この場合、特に画像形成を行うなかか
ら、特徴のある画像を抽出し確定するために、その形成
画像を目視しての調整を行えるため、オペレータが所望
する画像を容易に得ることができる。
【0099】特に特徴のある画像としては、濃度差の大
きい、しかも濃度判定が容易な画像、または広範囲に濃
度の変化がある画像等を選び出し、これを事前に出力す
るようにしているため、熟練者に限ることなく所望する
画像濃度等の調整をより簡単に行える。
【0100】さらに、画像のなかから画像領域分離を行
い、この分離した画像の中から特徴のある画像を抽出す
るため、例えば濃度状態の認識がより容易に、かつ正確
になり、画像形成条件の設定操作が簡単になる。しか
も、画像領域分離した時に、異なる特徴を有する画像を
2種選択し出力することで、さらに画像比較を行うこと
ができるため、形成される画像形成条件の設定を簡単に
行えるだけでなく、所望の画像を簡単な操作により短時
間に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成の条件設定を簡単に行う
ための原稿の画像を読取り、これに基づいて各原稿の特
徴を抽出した後、試しコピーのための画像を特定して出
力させる第1の実施形態を説明する制御フローチャート
である。
【図2】本発明の画像形成装置の一例であるデジタル複
写機の内部構造を示す概略断面図である。
【図3】図2におけるデジタル複写機による読取画像デ
ータヲハードコピーとして出力させるための画像処理
を、設定された条件に従って行うための制御回路構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明による画像形成のための条件設定を行う
操作パネルの一形態を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における制御動作を説
明するための制御フローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態における制御動作を説
明するための制御フローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 2 スキャナ部 3 プリンタ部 4 多段給紙ユニット 70 画像データ入力部 70b ヒストグラムデータ処理部(特徴抽出手段) 71 画像処理部 71d 濃度変換処理部 71e 変倍処理部 72 画像データ出力部 73 記憶部 74 CPU(特徴画像確定手段) 101 操作パネル(画像形成条件の設定部) 114 画像濃度調整用の設定キー

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する画像入力手段と、
    該画像入力手段にて入力された入力画像データを画像毎
    に記憶する記憶部と、画像の形成条件を設定するための
    操作部と、該操作部にて設定された画像形成条件に従っ
    て上記記憶部に記憶された入力画像データを出力できる
    出力画像データとして画像処理する手段を含み記録紙上
    に画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装
    置において、 上記画像入力手段にて入力された入力画像データ毎にヒ
    ストグラムデータを作成し、該ヒストグラムデータから
    画像の特徴を抽出する特徴抽出手段と、上記各入力画像データの中から 上記特徴抽出手段にて抽
    出された特徴的な画像を有する入力画像データの出力を
    確定する出力画像確定手段と、 上記記憶部に記憶された全ての入力画像データを画像処
    理し記録紙上に画像形成する前に、上記出力画像確定手
    段にて確定された上記入力画像データを上記記憶部より
    読出し、記録紙上に試し画像を形成し出力する画像出力
    手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記出力画像確定手段は、特徴抽出手段
    にて抽出された画像の特徴のなかから濃度差の大きい、
    薄い像と濃い像を有する画像、あるいは濃度が広範囲に
    おいて分布する象を有する画像、もしくは模様の変化の
    ある像を有する画像をヒストグラムデータより確定する
    ことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像を読取り、画像データを取り込
    む画像読取手段と、該画像読取手段にて読取られた画像
    データを原稿毎に記憶する記憶部と、画像の形成条件を
    設定するための操作部と、該操作部にて設定された画像
    形成条件に従って上記記憶部に記憶された画像データを
    順次読出し記録紙上に画像を形成する画像形成手段と、
    を備えた画像形成装置において、 上記読取手段にて読取られた画像データ毎に、画像の
    特徴を有する領域を特定するために、各画像データ毎に
    画像領域を分離し、分離された各画像領域毎にヒストグ
    ラムデータを作成する画像領域分離手段と、 上記画像領域分離手段にて分離された各画像領域毎のヒ
    ストグラムデータに基 づき特徴を有する画像領域を確定
    する出力画像確定手段と、 上記記憶部に記憶された全ての読取られた画像データを
    画像処理し記録紙上に画像形成する前に、上記出力画像
    確定手段にて確定された画像領域を上記記憶部より読出
    し、記録紙上に試し画像を形成し出力する画像出力手段
    と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記画像領域分離手段は、画像データ毎
    に文字画像または階調整のある写真画像に分離された領
    域におけるヒストグラムデータを作成する手段を含むこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記出力画像確定手段は、画像領域分離
    手段にて分離された画像領域のなかから濃度差の大き
    い、薄い像と濃い像を有する画像、あるいは濃度が広範
    囲において分布する象を有する画像、もしくは模様の変
    化のある像を有する画像をヒストグラムデータより確定
    することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記出力画像確定手段は、画像領域分離
    手段にて分離された画像領域のなかから、少なくとも2
    種類の特徴の異なる画像領域を確定し、画像出力手段は
    1枚の記録紙上に画像形成できる形態で出力することを
    特徴とする請求項3または5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記出力画像確定手段は、予め選択され
    る文字又は写真等の画像形成モードに応じた画像を確定
    することを特徴とする請求項1または3記載の画像形成
    装置。
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